JPH08504483A - 完全向流蒸解式連続蒸解かん - Google Patents

完全向流蒸解式連続蒸解かん

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JPH08504483A
JPH08504483A JP6510035A JP51003593A JPH08504483A JP H08504483 A JPH08504483 A JP H08504483A JP 6510035 A JP6510035 A JP 6510035A JP 51003593 A JP51003593 A JP 51003593A JP H08504483 A JPH08504483 A JP H08504483A
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JP6510035A
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English (en)
Inventor
ジェー. アール. プラフ
シー. ビー. ストロンベルグ
リチャード オー. ラークソ
ブルーノ エス. マルコッシア
Original Assignee
カミヤー インコーポレーテッド
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    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C3/00Pulping cellulose-containing materials
    • D21C3/22Other features of pulping processes
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Abstract

(57)【要約】 従来的連続蒸解かんを改変して、蒸解かんの全長さに沿って向流的蒸解を行わせるものである。上部の中間点抽出帯スクリーンをフラッシュタンクに結ぶ代わりに、そのスクリーンを閉じ、抽出は蒸解かんの頂部で行うようにする。この際インライン型の液抜き出し装置で液をある程度抜き出しフラッシュタンクへこれを供給する。抜き出されなかった液は、圧力スクリーンを経て浸透槽へ、次いで蒸解かんへと再循環される。抽出帯部分の頂部の直ぐ下には循環冷却帯か設けられる。液抜き出し装置から排出される液の所には、幾つかのバルブおよび上部の中問点抽出帯スクリーンからの導管が設けられ、底部循環帯に白液を添加する操作など、従来的な運転モードに蒸解かんを戻すように操作することも可能なようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】 完全向流蒸解式連続蒸解かん 発明の背景および概要 過去10年において、セルロースパルプの製造に用いられる連続蒸解技術に二 つの大きな進歩があった。これらは特に硫酸塩法に使用されるが、亜硫酸塩法や その他の方法にも用いられる。第一には、カミヤ社開発のMCCTM蒸解かんの到 来とともに訪れた進歩であるが、循環ループの中央部に白液を導入することによ って、顕著に向流となった蒸解帯が蒸解かんの中央部に確立された。その後、同 白液を導入することにより、更に向流蒸解とするために提供された。これは、1 990年9月17日に出願された同時係属出願の特許出願第07/583,04 3号明細書に記載されている通りである。これらの蒸解かんは、製造されるパル プの品質を向上させるので、商業的に成功であった。しかしながら、これら二つ のの商業的蒸解かんでも第一蒸解帯は依然として並流で行われる蒸解帯である。 本発明に従って見出されたことによると、連続蒸解かんにおける全部の蒸解が 向流で行われることになれば、蒸解の温度を下げることができ、またはより均一 かつ良好な温度制御を行うことができるということである。温度を下げることが できたり、より均一な温度制御ができれば、大きな温度変化によって引き起こさ れる恐れのある繊維への損傷が少なくなり、その結果良質の繊維が得られ、従っ て強度およびパルプ収率が増大する。 上述の従来的蒸解に対比して改良された点の利点を用いることは望ましいこと であるけれども、ある状況下においては、従来的な方法で蒸解かんを運転するこ ましいことがあり得る。従って、本発明の完全向流式の方法から、従来の形の蒸 設することは望ましいものである。 本発明の方法によれば、セルロースパルプは、頂部および底部を有する直立式 蒸解かんを用いて、細砕されたセルロース繊維材から製造される。本方法は次の 工程を包含する。すなわち、(a)蒸解液に同伴された細砕セルロース繊維材を 蒸解かんの頂部へ連続的に導入し、該繊維材を蒸解かん内を下向きに連続的に移 動させるようにする工程、(b)蒸解かんの底部からセルロースパルプを連続的 に抜き出す工程。および、(c)頂部での原料の導入と底部でのパルプの抜き出 しの間の蒸解の全高さにわたって、蒸解液と原料との間の向流の流れを確立する 工程。ただし、この工程には、蒸解かんから液を抜き出す際に多くの箇所からこ れを行い、抜き出された液を再導入する工程も含むものとする。 本蒸解かんは、二槽式の圧力式装置の一部であることが好ましく、その装置は 蒸解かんの入口に操作上では繋がっている浸透槽を含むものである。その場合、 工程(c)は、蒸解かんの頂部から抽出帯頂部へ連続的に液を抜き出し、同伴物 を有する液の一部を浸透槽へ再循環し、そして抜き出された液の一部を、蒸解か ん−浸透槽ループから連続的に取り出す(典型的にはこれをフラッシュタンクに 供給する)ことによって部分的には行われる。取り出された液は、その中にリグ ニンを溶解したもの(すなわち、「黒液」)であり、黒液の従来的取り扱い方と 同じような取り扱われ方がなされる。 また、本発明によれば、高温の蒸解液が循環ラインへ入り、浸透槽へ逆流し、 従って流入してくる未蒸解のチップと反応すること(この反応が起こると、抽出 が行われる前に蒸解薬剤が消耗され、その結果として、抽出された液に残ってい るべき蒸解薬剤が少なくなり、場合によっては無くなってしまい、従って不均一 な蒸解になってしまう)を防止するために、頂部抽出帯後の蒸解かんの頂部に冷 却回路が設けられる。循環されている、蒸解かんの中間点および蒸解かんの底部 から抜き出される他の液は、加熱されるので、蒸解は前記の冷却循環より下の部 分で行われることになる。 本発明に従う完全向流式連続蒸解から、従来的な蒸解技法へ切り換えるために は、頂部抽出帯と中間抽出帯との間にある上部中間点抽出帯スクリーンを、バル ブで遮断して、その場所に維持することができる。このバルブを開にし、頂部抽 を行うことができる。これらの状況下では、底部循環へ白液を添加するための白 液ライン中のバルブも開とすることができるけれども、別法としては完全向流蒸 解の際でも底部循環へ白液を添加することが可能である。 また、本発明は、頂部および底部を有する圧力式直立槽;上記槽の頂部にある 、液に同伴されたセルロース材用の入口;上記槽の底部にある、セルロースパル プ用の出口;上記槽の頂部から液を抜くための、上記槽の頂部近くにある頂部抽 出帯;この頂部抽出帯口に接続された頂部循環ループ(このループには、頂部抽 出帯から抜き出された液から、実質量の液を取り出し、使用して、上記槽には再 導入しないようにするための第一導管、および取り出されなかった液を再循環し 、前記槽へ戻させるための第二導管がある);上記槽から液を抜き出すための中 間点抽出帯;中間点抽出帯に接続されており、中間点抽出帯から抽出された液を 再導入し、液を槽中を上向きに流すための中間点循環ループ;上記槽から液を抽 出するための底部抽出帯;および、底部抽出帯に接続されており、底部抽出帯か ら抽出された液を再導入し、液を槽中を上向きに流すための底部循環ループを包 含する連続蒸解かんを含むものである。 頂部循環には、上記第一導管と第二導管付きのインライン型液抜き出し装置を 設けることができるし、蒸解かんには、この槽の入口と上記第二導管とに接続さ れた圧力式浸透槽を組み合わせて用いることもできる。冷却器を含む冷却再循環 ループを、蒸解かんへ取り付けることができるが、その位置は、頂部抽出帯近辺 であるが、その下の所である。上部中間点抽出帯部を、頂部抽出帯部と中間点抽 出帯部との間に設けることができ、これは抽出導管を含むものである。それから 、第一バルブ手段が第一導管に設けられ、第二バルブ手段が上部中間点抽出部導 管に設けられる。制御器、例えば、コンピュータ制御器が第一バルブと第二バル ブ手段を制御し、一のバルブが開の時には他のバルブは閉となる。フラッシュタ ンクが、バルブ手段の下流側で第一導管と上部中間点抽出帯部に接続される。抽 出帯部には、蒸解かん内部に設けられたスクリーンが含まれるのが典型である。 本発明の主な目的は、セルロース繊維材を連続的に向流式に蒸解してセルロー スパルプを製造する有利な装置および方法を提供し、さらに上述の完全向流式蒸 解から、より従来的な蒸解法へ切り換え得る融通性を提供することである。本発 明のこの目的および他の目的は、本発明の詳細な説明および以下に記載の特許請 求の範囲から、より明白になろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の例示的な連続蒸解かんの概略図であり、セルロースパルプ製 造装置の他の構成機器に相互に接続して示している。 図2は、図1の装置の例示的なインライン型の液抜出し装置の拡大側面概略図 であり、一部は断面を、一部は立面を示しており、関連構成機器に相互に接続し て示している。 図3は、蒸解かんの頂部の詳細および図1に示される関連構成機器の概略図で あり、一部は断面を、一部は立面を示している。 図面の詳細な説明 図1に示される装置は、その主要構成機器として、頂部12および底部13を 有する直立槽11を含む連続蒸解かん10を包含する。頂部12へ連なるものは 、頂部12の所の入口15へ至るライン14で、入口15からは蒸解液(例えば 、硫酸塩液、亜硫酸塩液など)に同伴された細砕セルロース繊維材(典型的には 砕木チップ)が導入される。蒸解かん槽11の底部13には、高密度貯蔵タンク 18などへ連なる排出ライン17を含むパルプ排出口16が設けられている。該 タンクの頂部には、従来と同じように二段式拡散洗浄器19を付設してもよい。 蒸解かん10に接続されている構成機器は、ニューヨーク州、グレンスフォー ルのカミヤインコーポレーテッドの製造販売にかかわる連続蒸解かん用の従来的 なものである。上記構成機器には、典型的にはチップ貯蔵ビン、チップ計量器、 スチーム処理槽、高圧フイーダー、砂分離器、レベルタンクなどが含まれるが、 これらは周知であるので図1には示されていない。他の従来的構成機器には、典 型的には従来的な圧力式浸透槽21も含まれる。この浸透槽には、その頂部に、 従来的高圧フイーダーの高圧側に接続されている頂部分離器22、そしてその底 部に、ライン14に接続されている出口装置23が含まれる。また、従来と同じ ように、液の一部が槽11(これも圧力式槽である)の頂部から、ポンプを有す るライン24を経て抜き出され、加熱器26で加熱され、ライン24を経て再び 浸透槽21の底部へ導入される。 また、従来的であり、蒸解かんに関連しているものとして、参照数字29で総 称される中間点抽出帯がある。これは、槽内に取り付けられた一枚または複数の 枚数の抽出スクリーン30、それから出てポンプ32に接続されている抽出導管 31、MCCTM循環加熱器33、およびスクリーン30から抜き出され、加熱さ れた液を、抜き出された所の近くで槽11へ再び導入する戻し導管34を包含す る。また、二槽型カミヤ社型圧力式蒸解かんの構成に従来的なものとして、底部 抽出帯−−参照数字36で総称される−−が設けられている。これは、ポンプ3 9を配管中に有する抽出導管38に接続されている内部抽出スクリーン37、加 熱器40、およびスクリーン30から抜き出された液を、抜き出された所の近く で槽11へ再び導入する戻し導管41を包含する。 また従来的連続蒸解かんも、内部スクリーンまたは内部スクリーン組立体44 、および抽出導管45を含む上部中間点抽出帯を有し、これは参照数字43で総 称される。しかし、本発明に従えば、上部中間点抽出帯43が除去され、あるい は後述の目的でバルブ46がライン45の所に挿入されることになる。所望なら ば、抽出帯43を(48および74を経由して)他の抽出帯に関連して用いるこ とができ、そして抽出はすべてプロセス条件に従って変えることができる。これ は、図1にて抽出ループ47と加熱器47’とで概略的に示される。このように すると、(バルブ46などの制御次第であるが)パルプの多段加熱、例えば、三 段加熱ができるようになり、チップに生ずる温度変化が最小となり、従って繊維 の損傷が少なくなる。 本発明によれば、本発明の連続蒸解かん10と従来の圧力式蒸解かんとの間の 相違は幾つか存在する。従来のように、頂部抽出帯48(これはスクリーン49 −−図3を参照のこと−−を包含しても差し支えないが、状況によってはスクリ ーンは不必要である)が設けられているものの、他の面では従来的な頂部抽出帯 48が、浸透槽21に接続されている再循環導管24に直接取り付けられる代わ りに、インライン型液抜き出し装置50が設けられる。導管51(図1〜3を参 照)は、管寄せ51’(図3を参照)に取り付けられているものであるが、頂部 抽出帯48から伸びて、排出装置53用の底部人口52に至っている。槽53の 内部に取り付けられているのは(図2を参照)、円筒形スクリーン54であり、 ここを通って実質量の液が、スクリーン54と槽53との間の円環部領域55へ 流れることができる。除去された液は、出口53から第一導管57へと通過する 。典型的には、旋回手段(図2に58の所に略示しているだけである)が入口5 2の所に設けられ、流れが円状に回転するようにしている。 インライン型液抜き出し槽53の頂部には、導管24に接続された出口59が ある。導管24は、同伴されたセルロース繊維材を含む、非濾過液を浸透槽21 の方へと逆送する。また、インライン型液抜き出し装置50は、ニューヨーク州 、グレンスフォールのカミヤインコーポレーテッド販売のインライン型頂部取り 出し液抜き出し装置に従来的なものであるように、中段取付支持板60およびス チームパージ手段61を有していても差し支えない。 液抜き出しライン57は、バルブ63を介して第一フラッシユタンク64へ接 続されていることが好ましい。タンク64でフラッシュしたスチームは、ライン 65を経て従来的スチーム処理槽(図示せず)へ流れ、液はライン66中を第二 フラッシュタンク67へと流れる。第二フラッシュタンク67でフラッシュした スチームは、ライン68を経てチップ貯蔵ビン(図示せず)へ流れ、ライン69 中の取り出された液は、スクリーンを通過して繊維質が除かれ、蒸発器の方へポ ンプで送られ、最終的には(白液の製造のための)薬剤回収にかけられる。また 、従来のように、白液をライン71へ添加し、浸透槽21の底部に戻るライン2 4へと導入してもよい。 また、本発明では蒸解かん10の頂部近くに冷却循環を設けることが望ましい 。冷却循環は参照数字73で総称される。冷却循環73の目的は、槽21へ戻さ れつつある液体が、蒸解かん内での完全な向流の結果として過大に高温にならな いように抑えることである。完全向流はインライン型液抜き出し器50と一緒に 頂部抽出帯48を設けた結果から達成される。ライン24に抜出循環される液が 高温過ぎる場合には、流入チップと急速に反応することになるので、活性アルカ リ薬剤が、抽出が行なわれる前に消耗されることになる。この結果、蒸解かん1 0 に流入するチップ中の残留蒸解薬剤が少なくなったり、時には全くなくなること になり、従って不均一な蒸解となる結果となる。 循環ループ73の構成は、頂部抽出帯の近くで、その下(かつ上部中間点抽出 帯43の上)に配設され、ある間隔をもって数枚配列された抜き出しスクリーン (図1と図3(拡大されている)を参照)、管寄せ75’から伸びる循環ライン 75(図3を参照)、ポンプ76、冷却器77および再導入ライン78である。 冷却器77は、抜き出された液の温度を下げて、上記の悪影響を最小限に抑え、 時にはこれを皆無にする。 連続蒸解かん10で用いられる典型的なセルロースパルプ連続製造法において は、白液が導管71を経て導管24へ添加され、導管24中の液は加熱器26に よって温和に加熱され、浸透槽21の底部に導入される。白液中に同伴されたセ ルロース材は、導管14を通過し、蒸解かん槽11の頂部12の入口15へ至る 。この材料は、槽11の中で筒状となっており、槽の中を緩やかにかつ連続的に 下方、移動する。液は、抽出帯48、29、および36から抜き出され、最終的 にはまた槽11へ再導入される(頂部抽出帯48に対しては導管24および浸透 槽21を経由し、中間転抽出帯29、底部抽出帯36に対してはそれそれライン 31、38を含む再循環ループを経由する)。また、実質量の液(黒液)が頂部 抽出帯48によって抜きだされる液からインライン型液抜き出し器50中に取り 出され、ライン57によってバルブ63経由で第一フラッシュタンク64へ供給 される。白液は、ライン31中の抜き出された液に導管82を経由して導入され る。かくして、蒸解液とセルロース材との間の完全向流が、蒸解かん10中にて その全高さにわたって達成されることになる。 また、本発明の方法では、蒸解かん10を、より従来的な操作、例えば、カミ ことか望ましい場合は、コンピュータ制御器85がバルブ46と63とを制御し 、バルブ63の閉止とバルブ46の開放とを同時に行うものである。制御器85 の他の役目としては、ポンプ76とバルブ86とを制御し(白液をライン38へ 導入する目的で)、冷却循環を停止し、導管38へ白液を導入することがある。 プ かんに対する従来的基準を用いて決定されることになる。スクリーン48および 74が抽出液の全てを抜き出すのに使用される場合は、バルブ46の適当な制御 手段とともに、循環ループ47と加熱器47’とを新しく追加することができ、 そしてこの新しい循環ループ47に白液を添加し、蒸解液の分散をさらに均一化 することができる。 図3に見られるように、液抜き出し器50から抜き出されつつあるライン24 中の非濾過液は、ライン24で浸透槽21へ戻される「受液」(主液)と一緒に 圧力スクリーン90へ送られ、一方、細片はスクリーン90から取り除かれ、こ れにライン71からの白液が添加され(白液は「受液」にも添加してよい)、細 片はミニ蒸解かん92で長時間高温で処理され、得られたパルプは、貯蔵に送ら れるか、もしくは後段の処理に回される(例えば、蒸解かん10の下流の繊維ラ インにこれが添加される)。ミニ蒸解かん92を用いる代わりに、上記細片を主 蒸解かん10へ再導入することも可能である。 以上のことから分かるように、本発明によれば、高品質の紙パルプを製造する ための有利な方法および装置が提供される。本発明を用いて完全に向流の蒸解を 行うことにより、蒸解の温度を下げたり、もしくはより良好かつより均一な温度 制御を行い、従って繊維への損傷を限定し、強度と収率を上げることが可能とな る。また、本発明の方法と装置は融通性に富み、所望ならば、予め定められた期 本発明については、最も実際的でかつ好ましい態様であると現在考えられたも のを本明細書に示し、かつ説明したものであるので、多くの修正点が本発明の範 囲内で当業者には明らかになろう。従って、本発明の特許請求の範囲については 、すべての等価の方法および装置を含むように最も広く解釈すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年12月7日 【補正内容】 を行うことができる。これらの状況下では、底部循環へ白液を添加するための白 液ライン中のバルブも開とすることができるけれども、別法としては完全向流蒸 解の際でも底部循環へ白液を添加することが可能である。 また、本発明は、頂部ぉよび底部を有する圧力式直立槽;上記槽の頂部にある 、液に同伴されたセルロース材用の入口;上記槽の底部にある、セルロースパル プ用の出口4上記槽の頂部から液を抜くための、上記槽の頂部近くにある頂部抽 出帯;この頂部抽出帯口に接続された頂部循環ループ(このループには、頂部抽 出帯から抜き出された液から、実質量の液を取り出し、使用して、上記槽には再 導入しないようにするための第一導管、および取り出されなかった液を再循環し 、前記槽へ戻させるための第二導管がある);上記槽から液を抜き出すための中 間点抽出帯;中間点抽出帯に接続されており、中間点抽出帯から抽出された液を 再導入し、液を槽中を上向きに流すための中問点循環ループ;上記槽から液を抽 出するための底部抽出帯;および、底部抽出帯に接続されており、底部抽出帯か ら抽出された液を再導入し、液を槽中を上向きに流すための底部循環ループを包 含する連続蒸解かんを含むものである。 頂部循環には、上記第一導管と第二導管付きのインライン型液抜き出し装置を 設けることができるし、蒸解かんには、この槽の入口と上記第二導管とに接続さ れた圧力式浸透槽を組み合わせて用いることもできる。冷却器を含む冷却再循環 ループを、蒸解かんへ取り付けることかできるが、その位置は、頂部抽出帯近辺 であるが、その下の所である。上部中間点抽出帯部を、頂部抽出帯部と中間点抽 出帯部との間に設けることができ、これは抽出導管を含むものである。それから 、第一バルブ手段が第一導管に設けられ、第二バルブ手段が上部中間点抽出部導 管に設けられる。制御器、例えば、コンピュータ制御器が第一バルブと第二バル ブ手段を制御し、一のバルブが開の時には他のバルブは閉となる。フラッシュタ ンクが、バルブ手段の下流側で第一導管と上部中間点抽出帯部に接続される。抽 出帯部には、蒸解かん内部に設けられたスクリーンが含まれるのが典型である。 本発明の主な目的は、セルロース繊維材を連続的に向流式に蒸解してセルロー スパルプを製造する有利な装置および方法を提供することである。本発明の他の 目的は上述の完全向流式蒸解から、より従来的な蒸解法へ切り換え得る融通性を 提供することである。本発 訂正された請求の範囲 1.頂部(12)および底部(13)を有する直立式蒸解かん(11)を用いて 、細砕セルロース繊維材からセルロースパルプを連続的に製造する方法において 、 (a)蒸解液に同伴された細砕セルロース繊維材を(14を経由して)蒸解かん の頂部へ連続的に導入し、該繊維材を蒸解かん内を下向きに連続的に移動させる ようにする工程、 (b)蒸解かんの底部からセルロースパルプを連続的に(17を経由して)抜き 出す工程を含み、さらに (c)頂部での原料の導入と底部でのパルプの抜き出しの間の蒸解帯の全高さに 沿って、蒸解液と原料との間の向流の流れを確立する工程(この工程には、蒸解 かんから液を抜き出す際に多くの複数の箇所(29,36,43,75)からこ れを行い、抜き出された液を(31,41,47,48を経由して)再導入する 工程も含むものとする) を包含することを特徴とする方法。 2.工程(c)が、蒸解かんの頂部から抽出帯頂部(51)を経て連続的に液を 抜き出すこと、同伴物を有する液の一部を、蒸解かんに接続された浸透槽(21 )へ再循環すること、および抜き出された液の一部を(24を経由して)、蒸解 かん−浸透槽ループから(57を経由して)連続的に取り出すことにより、部分 的には行われることを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 3.更に、蒸解かんの頂部近辺であるが、頂部抽出帯(51)の下の所から液を (75を経由して)抜き出し、次いで該液を(77により)冷却し、(78を経 由して)蒸解かんへ再導入して、高温の蒸解液が頂部抽出帯に入るのを防止する 工程(d)を包含することを特徴とする請求の範囲2記載の方法。 4.更に工程(c)が、抜き出された液の一部を取り出すためにインライン型液 抜き出し器(50)を用いて頂部抽出帯で行われることを特徴とする請求の範囲 2記載の方法。 5.工程(c)が、頂部抽出帯(51)の他に蒸解かんの一つまたはそれ以上の 筒所(29,43,36)で液を抜き出すこと、および抜き出された液を(33 ,40,47’で)加熱し、高温の抜き出された液が抜き出された一つまたはそ れ以上の箇所の近くで蒸解かんに直接再導入することにより、行われることを特 徴とする請求の範囲2記載の方法。 6.工程(c)が、中間点抽出帯(29)および底部抽出帯(36)で液を抜き 出すことによって行われ、更に、(e)頂部抽出帯で蒸解かんから抜き出される 液の一部の連続取り出しを定期的に停止する工程、工程(e)と実質的に同時に 、(f)中間点抽出帯と頂部抽出帯との間の上部中間点抽出帯(43)から液を 抜き出す工程(上部中間点抽出帯から抜き出された液は蒸解かんへは再導入され ず、46経由で64に通される)を行ない、および(g)、工程(e)と工程( f)との操作を第一期の間続行することを特徴とする請求の範囲5記載の方法。 7.更に、工程(g)が行われている第一期の間に、(h)底部抽出帯から抜き 出され再導入されている液へ蒸解液を(83経由で)導入する工程を包含するこ とを特徴とする請求の範囲6記載の方法。 8.工程(f)が行われている第一期の間だけに工程(h)か行われることを特 徴とする請求の範囲7記載の方法。 9.更に、中間点抽出帯(29)から抜き出され再導入されている液へ蒸解液を (82経由で)導入する工程を包含することを特徴とする請求の範囲2記載の方 法。 10.頂部抽出帯(57)から取り出された液をフラッシュタンクへ送ることを 特徴とする請求の範囲2記載の方法。 11.蒸解液が、硫酸塩液および亜硫酸塩液から実質的に成る群から選択される ことを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 12.工程(e)と工程(f)とが、頂部抽出帯(57)からのバルブ(63) を閉とし、上部中間点抽出帯(43)からのバルブ(46)を開とすることによ って行われることを特徴とする請求の範囲6記載の方法。 13.工程(f)が、上部中間点抽出帯(43)から(45に)抜き出された液 を(バルブ46経由で)フラッシュタンクへ(64)導入することによっても行 われることを特徴とする請求の範囲6記載の方法。 14.インライン型液抜き出し器(50)から(57に)取り出された液をフラ ッシュタンク(64,67)へ送り、セルロース材を同伴している液を圧力スク リーン(90)へ送り、細片を取り除き、次いで該液を蒸解かんへ再循環するこ とを特徴とする請求の範囲4記載の方法。 15.更に、取り除かれた細片を(ライン71からの)白液で処理し、これらの 細片をミニ蒸解かん(図3の92)で蒸解してパルプを製造する工程を包含する ことを特徴とする請求の範囲14記載の方法。 16.更に、取り除かれた細粒を(ライン71からの)白液で処理し、これらの 微細粒を(図1の24経由で)蒸解かんへ戻して更に処理する工程を包含するこ とを特徴とする請求の範囲14記載の方法。 17.更に、蒸解かんの頂部近辺であるが、頂部抽出帯(73)の下の所からい くらかの液を抜き出し、次いで該液を(77経由で)冷却し、蒸解かんへ(78 経由で)再導入し、高温の蒸解液が頂部抽出帯に入るのを防止する工程(d)を 包含することを特徴とする請求の範囲4記載の方法。 18.完全向流式連続蒸解かんにおいて、 頂部(12)および底部(13)を有する直立型圧力式槽(11); 該槽の頂部にある、液に同伴されたセルロース材用の入口(15); 前記槽の底部にある、セルロースパルプ用の出口(16); 前記槽から液を抜き出すための中間点抽出帯(29); 中間点抽出帯に接続されており、中間点抽出帯から抽出された液を再導入し、 液を槽中を上向きに流すための中間点循環ループ(30〜33); 前記槽から液を抽出するための底部抽出帯(36);および、 底部抽出帯に接続されており、底部抽出帯から抽出された液を再導入し、液を 槽中を上向きに流すための底部循環ループ(37〜41)、 を含み、 前記槽の頂部から液を抜くための、前記槽の頂部近くにある頂部抽出帯(51 );および この頂部抽出帯口に接続された頂部循環ループ(このループには、インライン 型液抜き出し器(50)が含まれ、さらに、インライン型液抜き出し器から分離 された(例えばバルブ63から排出された)実質量の液を取り出すための第一導 管(57)、およびインライン型液抜き出し器から取り出されなかった液を再循 環するための第二導管(24)が含まれる); を包含する連続蒸解かん。 19.蒸解かんが槽の入口(15)と上記第二導管(24)とに接続された圧力 式浸透槽(21)と組み合わせられていることを特徴とする請求の範囲18記載 の蒸解かん。 20.液を抜き出し、冷却し、そして再導入する目的で、頂部抽出帯近辺である か、その下の所で蒸解かんに接続される、冷却器(77)を含む冷却再循環ルー プ(73)を更に包含することを特徴とする請求の範囲18または19記載の蒸 解かん。 21.頂部抽出帯と中間点抽出帯との間の上部中間点抽出帯(43)を更に包含 し、さらに抽出導管(45)、第一導管(57)に設けられた第一バルブ手段( 63)、上部中間点抽出導管(45)に設けられた第二バルブ手段(46)、お よび一のバルブが開の時には他のバルブは閉となるように第一バルブと第二バル ブ手段を制御する制御手段(85)を含むことを特徴とする請求の範囲18また は19記載の蒸解かん。 22.第一バルブ手段(63)の下流に、第一導管および上部中間点抽出導管に 接続されたフラッシュタンク(64)を更に包含することを特徴とする請求の範 囲21記載の蒸解かん。 23.インライン型液抜き出し器(50)からの第二導管(24)か圧力スクリ ーン(90)に回っており、そこの細粒は細粒抜き出し導管(91)を経て抜き 出され、そこからは液が浸透槽へ再循環されることを特徴とする請求の範囲18 または19記載の蒸解かん。 24.ミニ蒸解かん(92)が、上記の細粒抜き出し導管(91)に接続されて いることを特徴とする請求の範囲23記載の蒸解かん。 25.上記抜き出し導管(91)が、前記蒸解かん入口(15)に接続されてい ることを特徴とする請求の範囲23記載の蒸解かん。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ストロンベルグ シー. ビー. アメリカ合衆国、ニューヨーク州 12801 ―3686 グレンス フォールス、リッジセ ンター (番地なし) カミヤー インコ ーポレーテッド内 (72)発明者 ラークソ リチャード オー. アメリカ合衆国、ニューヨーク州 12801 ―3686 グレンス フォールス、リッジセ ンター (番地なし) カミヤー インコ ーポレーテッド内 (72)発明者 マルコッシア ブルーノ エス. アメリカ合衆国、ニューヨーク州 12801 ―3686 グレンス フォールス、リッジセ ンター (番地なし) カミヤー インコ ーポレーテッド内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.頂部および底部を有する直立式蒸解かんを用いて、細砕セルロース繊維材か らセルロースパルプを連続的に製造する方法において、 (a)蒸解液に同伴された細砕セルロース繊維材を蒸解かんの頂部へ連続的に導 入し、該繊維材を蒸解かん内を下向きに連続的に移動させるようにする工程、 (b)蒸解かんの底部からセルロースパルプを連続的に抜き出す工程、および、 (c)頂部での原料の導入と底部でのパルプの抜き出しの間の蒸解帯の全高さに 沿って、蒸解液と原料との間の向流の流れを確立する工程(この工程には、蒸解 かんから液を抜き出す際に多くの複数の箇所からこれを行い、抜き出された液を 再導入する工程も含むものとする) を包含することを特徴とする方法。 2.工程(c)が、蒸解かんの頂部から抽出帯頂部を経て連続的に液を抜き出す こと、同伴物を有する液の一部を、蒸解かんに接続された浸透槽へ再循環するこ と、および抜き出された液の一部を、蒸解かん−浸透槽から連続的に取り出すこ とにより、部分的には行われることを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 3.更に、蒸解かんの頂部近辺であるが、頂部抽出帯の下の所から液を抜き出し 、次いで該液を冷却し、蒸解かんへ再導入して、高温の蒸解液が頂部抽出帯に入 るのを防止する工程(d)を包含することを特徴とする請求の範囲2記載の方法 。 4.更に工程(c)が、抜き出された液の一部を取り出すためにインライン型液 抜き出し器を用いて頂部抽出帯で行われることを特徴とする請求の範囲2記載の 方法。 5.工程(c)が、頂部抽出帯の他に蒸解かんの一つまたはそれ以上の箇所で液 を抜き出すこと、および高温の抜き出された液を、それが抜き出された一つまた はそれ以上の箇所の近くで蒸解かんに直接再導入することにより、行われること を特徴とする請求の範囲2記載の方法。 6.工程(c)が、中間点抽出帯および底部抽出帯で液を抜き出すことによって 行われ、更に、(e)頂部抽出帯で蒸解かんから抜き出される液の連続取り出し を定期的に停止する工程、(f)工程(e)と実質的に同時に、中間点抽出帯と 頂部抽出帯との間の上部中間点抽出帯から液を抜き出す工程(上部中間点抽出帯 から抜き出された液は蒸解かんへは再導入されない)を行ない、および(g)、 工程(e)と工程(f)との操作を第一期の間続行することを特徴とする請求の 範囲5記載の方法。 7.更に、工程(g)が行われている第一期の間に、(h)底部抽出帯から抜き 出され再導入されている液へ蒸解液を導入する工程を包含することを特徴とする 請求の範囲6記載の方法。 8.工程(f)が行われている第一期の間だけに工程(h)が行われることを特 徴とする請求の範囲7記載の方法。 9.更に、中間点抽出帯から抜き出され再導入されている液へ蒸解液を導入する 工程を包含することを特徴とする請求の範囲2記載の方法。 10.頂部抽出帯から取り出された液をフラッシユタンクへ送ることを特徴とす る請求の範囲2記載の方法。 11.蒸解液が、硫酸塩液および亜硫酸塩から実質的に成る群から選択されるこ とを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 12.工程(e)と工程(f)とが、頂部抽出帯からのバルブを閉とし、上部中 間点抽出帯からのバルブを開とすることによって行われることを特徴とする請求 の範囲6記載の方法。 13.工程(f)が、上部中間点抽出帯から抜き出された液をフラッシュタンク へ導入することによっても行われることを特徴とする請求の範囲6記載の方法。 14.インライン型液抜き出し器から取り出された液をフラッシユタンクへ送り 、セルロース材を同伴している液を圧力スクリーンへ送り、細片を取り除き、次 いで該液を蒸解かんへ再循環することを特徴とする請求の範囲4記載の方法。 15.更に、取り除かれた細片を白液で処理し、これらの細片をミニ蒸解かんで 蒸解してパルプを製造する工程を包含することを特徴とする請求の範囲14記載 の方法。 16.更に、取り除かれた細粒を白液で処理し、これらの微細粒を蒸解かんへ戻 して更に処理する工程を包含することを特徴とする請求の範囲14記載の方法。 17.更に、蒸解かんの頂部近辺であるが、頂部抽出帯の下の所から液を抜き出 し、次いで該液を冷却し、蒸解かんへ再導入するに際して高温の蒸解液が頂部抽 出帯に入るのを防止する工程(d)を包含することを特徴とする請求の範囲4記 載の方法。 18.更に、蒸解かんの上部でセルロース材の三段階加熱を行い、該材に加えら れる温度勾配を最小限にし、従って繊維への損傷をも最小限にすることを特徴と する請求の範囲1記載の方法。 19.連続蒸解かんにおいて、 頂部および底部を有する直立型圧力式槽; 該槽の頂部にある、液に同伴されたセルロース材用の入口; 前記槽の底部にある、セルロースパルプ用の出口; 前記槽の頂部から液を抜くための、前記槽の頂部近くにある頂部抽出帯; この頂部抽出帯口に接続された頂部循環ループ(このループには、頂部抽出帯 から抜き出された液から、実質量の液を取り出し、使用して、前記槽には再導入 しないようにするための第一導管、および取り出されなかった液を再循環し、前 記槽へ戻させるための第二導管が含まれる); 前記槽から液を抜き出すための中間点抽出帯; 中間点抽出帯に接続されており、中間点抽出帯から抽出された液を再導入し、 液を槽中を上向きに流すための中間点循環ループ; 前記槽から液を抽出するための底部抽出帯;および、 底部抽出帯に接続されており、底部抽出帯から抽出された液を再導入し、液を 槽中を上向きに流すための底部循環ループ、 を包含する連続蒸解かん。 20.該槽の入口と上記第二導管とに接続された圧力式浸透槽を組み合わせて用 いることを特徴とする請求の範囲19記載の蒸解かん。 21.上記頂部循環ループが、第一導管と第二導管付きのインライン型液抜き出 し装置を包含することを特徴とする請求の範囲20記載の蒸解かん。 22.液を抜き出し、冷却し、そして再導入する目的で、頂部抽出帯近辺である が、その下の所に接続される、冷却器を含む冷却再循環ループを更に包含するこ とを特徴とする請求の範囲20記載の蒸解かん。 23.上記頂部循環ループが、第一導管と第二導管付きのインライン型液抜き出 し装置を包含することを特徴とする請求の範囲19記載の蒸解かん。 24.中間点抽出帯と頂部抽出帯との間の上部中間点抽出帯を更に包含し、抽出 導管、第一導管に設けられた第一バルブ手段、上部中間点抽出導管に設けられた 第二バルブ手段、および一のバルブが開の時には他のバルブは閉となるように第 一バルブと第二バルブ手段を制御する制御手段を含むことを特徴とする請求の範 囲23記載の蒸解かん。 25.バルブ手段の下流に、第一導管および上部中間点抽出導管に接続されたフ ラッシュタンクを更に包含することを特徴とする請求の範囲24記載の蒸解かん 。 26.上部中間点、中間点および底部抽出帯がそれそれ蒸解かん内にスクリーン を包含することを特徴とする請求の範囲24記載の蒸解かん。 27.抽出帯が、それそれ蒸解かん内に取り付けられたスクリーンを包含するこ とを特徴とする請求の範囲19記載の蒸解かん。 28.インライン型液抜き出し装置から伸びている第一導管が圧力スクリーンに 回っており、そこの細粒は導管を経て抜き出され、そこからは液が浸透槽へ再循 環されることを特徴とする請求の範囲21記載の蒸解かん。 29.ミニ蒸解かんが、上記の細粒抜き出し導管に接続されていることを特徴と する請求の範囲28記載の蒸解かん。 30.上記抜き出された細粒の導管が、前記蒸解かん入口に接続されていること を特徴とする請求の範囲28記載の蒸解かん。 31.液を抜き出し、冷却し、そして再導入する目的で、頂部抽出帯近辺である が、その下の所に接続される、冷却器を含む冷却再循環ループを更に包含するこ とを特徴とする請求の範囲21記載の蒸解かん。
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