JPH08508551A - 広葉樹材用蒸解装置 - Google Patents

広葉樹材用蒸解装置

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JPH08508551A
JPH08508551A JP6522417A JP52241794A JPH08508551A JP H08508551 A JPH08508551 A JP H08508551A JP 6522417 A JP6522417 A JP 6522417A JP 52241794 A JP52241794 A JP 52241794A JP H08508551 A JPH08508551 A JP H08508551A
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コリンズ,ロバート,エイチ
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カミヤー インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 化学パルプが連続蒸解がまを利用して単純化された方法で広葉樹材チップから製造される。逆転頂部分離機が、逆転頂部分離機の両側の循環系を熱的に分離するために、高圧供給機と連続蒸解がまの間の循環ループ中に設けられる。比較的冷たい液が、高圧供給機中の蒸気中にフラッシュィンされない温度で、逆転頂部分離機と高圧供給機の間を循環するが、一方高圧供給機から蒸解がまへの循環ループ中では、チップは蒸解温度の蒸解液中にある。広葉樹材チップは針葉樹材チップよりも少ししか蒸解を必要とされないから、蒸解がまの外部から、蒸解温度まで液を加熱するための単一熱源が設けられ、そして蒸解がま内の慣用的な蒸解循環ループは必要とされない。

Description

【発明の詳細な説明】 広葉樹材用蒸解装置 発明の背景及び概要 従来の連続蒸解がまは、連続蒸解がまの頂部へ直接、または含浸容器を経て蒸 解がまの頂部へ蒸解液中のチップのスラリーを供給するための高圧供給機を含む 供給装置を利用している。従来のカミア(登録商標)型連続蒸解がまのほとんど の設計は、実質的な量のリグニンを含有する針葉樹材のチップの実質的な蒸解を 可能にするために用意されている。針葉樹材のチップの実質的な蒸解が必要であ るために、連続蒸解がまは、蒸解ループ循環系および他の循環系を有している。 広葉樹材のチップは、針葉樹材のチップよりもリグニンを少ししか含有してい ないので、蒸解することがより容易であり、リグニンを溶解して除去する温度で の時間が短かくて済む。本発明によれば、広葉樹材のチップは蒸解が容易である という事実を特に考慮した装置及び方法が提供されるが、それらは従来の装置を 越えた多数の利点を有する。本発明によれば、別個の含浸容器は不要であり、ポ ンプ、ヒーター及び導管を付帯する蒸解がまの蒸解循環系は除去されて、チップ 塊のいっそう均一な加熱が行なわれ、その後により良好な品質のパルプが得られ る。 本発明の一態様によれば、頂部と底部を有する縦型の蒸解がま及び高圧供給機 を利用する、広葉樹材チップからの化学パルプの製造方法が提供される。その方 法は、連続的にそして実質的に連続して次の工程からなる: (a)広葉樹材チ ップを蒸熱(スチーミング)する工程、(b)液が高圧供給機中の蒸気中に実質 的にフラッシュインしないように、比較的冷たい温度の液中に広葉樹材チップを 同伴させる工程、(c)高圧下に比較的冷たい液中に同伴されたチップを、高圧 供給機を使用して蒸解がまの頂部へ供給する工程、(d)蒸解がまの外部におい て、チップを同伴する比較的冷たい液を、蒸解温度において、比較的熱い蒸解液 で置き換え、置き換えられた比較的冷たい液を高圧供給機へ再循環し、蒸解がま から高圧供給機を実質的に熱的に分離する工程、(e)蒸解温度の蒸解液中に同 伴された広葉樹材チップを蒸解がまの頂部へ供給する工程、(f)蒸解がまの頂 部で、一部の液をチップから分離する工程、(g)工程(f)のチップから分離 された液を再循環及び再加熱して、工程(d)の蒸解液の実質的な部分を提供す る工程、及び(h)蒸解がまの蒸解帯域中でチップを蒸解して、化学広葉樹材パ ルプを最終的に生成して、蒸解がまの底部から広葉樹パルプを取り出す工程。 クラフト蒸解のために、工程(b)及び(c)はおおよそ240°Fの温度で 蒸解液を使用して実施され、そして工程(d)及び(g)はおおよそ290°F で蒸解液を使用して実施される。蒸解液は、工程(g)における再加熱に先立っ て、工程(f)の実施中に分離された液へ添加される。工程(h)は、好ましく は、工程(d)において添加された蒸解液から与えられた熱だけを利用して、蒸 解帯域において熱の添加なしに実施される。また典型的に、工程(h)の後に、 変形蒸解帯域でチップを更に蒸解し、蒸解がま中でチップを洗浄し、そして変形 蒸解及び洗浄帯域で液を抜き取り、加熱し、そして再循環するという追加の工程 も存在し得る。工程(d)は、典型的に逆転頂部分離機(インバーテッド トッ プ セパレーター)を利用して実施される。 本発明はまた、広葉樹材チップを蒸解するための装置も含む。この装置は次の 構成部分を有する: 蒸熱(スチーミング)容器;高圧供給機;高圧供給機を蒸 熱容器と操作的に接続するチップシュート;頂部と底部を有する縦型蒸解がま; 蒸解がまの外部の、チップを同伴する第1液を第2液によって置き換えるための 第1の分離手段(この分離手段は高圧供給機と蒸解がまの頂部の間に配置されて いる);蒸解がまの頂部の内部に存在する、蒸解がまの頂部中へ導入されたチッ プを同伴する液の一部を抜き取るための第2の分離手段;第1の液を第1の分離 手段から高圧供給機へ再循環するための第1の再循環手段;第2の分離手段によ り分離された液を第1の分離手段へ再循環するための第2の再循環手段(この第 2の再循環手段はヒーターを色含している);及びパルプを蒸解がまの底部から 抜き取るためのパルプ抜き取り手段。 第1の分離手段は、好ましくは逆転頂部分離機からなるが、一方第2の分離手 段は、蒸解がまの頂部の内部に配置された連続円錐形スクリーンからなる。縦形 蒸解がまは蒸解帯域を有し、好ましくは蒸解がまは蒸解帯域中に再循環ループを 欠いている。但し、再循環ループは、もし存在するならば蒸解がまの下流の変形 蒸解帯域及び洗浄帯域と連合して設けることはできる。 簡単にかつ効率的に広葉樹材チップを蒸解して化学パルプを製造するための方 法及び装置を提供することが、本発明の主な目的である。本発明のこの目的及び 他の目的は、本発明の詳細な説明の精査及び添付請求の範囲から明らかになるで あろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に係る例示的な装置の略図である。 図2は、図1の装置に使用されている例示的な逆転頂部分離機の詳細な略図的 側面断面図であり、そして 図3は、図1の蒸解がまの詳細な断面図である。 図面の詳細な説明 図1に参照数字10により全体的に示される装置は、慣用的なチップビン11 、低圧供給機12、横型蒸熱(スチーミング)容器13、高圧供給機15、及び 蒸熱容器13の出口から高圧供給機15の低圧入口まで接続するチップシュート 14を有している。導管17によって高圧供給機15の低圧出口に接続されてい る低圧チップシュートポンプ16は、高圧供給機15の低圧循環系において除去 された液(例えば蒸解液)を、慣用的な装置(砂分離機、インラインドレイナー など)を経由して、チップシュート14へ処理液を戻す導管18へ再循環させ、 そしてチップシュートにおけるレベルを保持する。クラフト白液、または使用さ れる特定の化学的方法によって決まる他の蒸解液は、典型的には導管19内に添 加される。 高圧供給機15の高圧出口から延びているものは導管20であるが、一方高圧 ポンプ22に接続された高圧戻り導管21もまた設けられている。導管20、2 1は逆転頂部分離機に接続されているが、この分離機は、それ自体が、処理容器 の頂部に通常据え付けられる慣用的な一つの装置であり、構造物23のように、 独立して存在することができる。逆転頂部分離機23から延びているものは出口 導管24であるが、一方入口導管25は逆転頂部分離機23へ液を戻す。これら 導管及びポンプ20〜22は、第1の再循環手段(ループ)を与えるが、一方導 管24と25は、後述するように関連した構成部品と共に、第2の再循環手段( ループ)を構成する。 逆転頂部分離機23を図2により詳細に示す。これは、その中に据え付けられ た環状スクリーン29を有する拡大された底部28を有する主ハウジング27を 有する。シャフト30はハウジング27の中心を通って延びており、その上に1 枚またはそれ以上のスクリューコンベヤ羽根31を有しており、シャフト30は 、慣用的な駆動モーター及び減速歯車装置32により実質的に垂直軸のまわりを 回転される。 本発明に係る逆転頂部分離機23(これは第1の液/固分離機を構成する)の 使用において、おおよそ240°Fの温度の(タラフト蒸解のための)蒸解液中 の広葉樹材チップは、頂部分離機23の底部の導管20中に供給される。チップ は、スクリューコンベヤ羽根31により補助されて装置23中を上向きに進むが 、一方チップを同伴する液の大部分は、環状スクリーン29中の開口を通過して 、導管21を経由して高圧供給機15へ戻る。 装置23の環状スクリーン29の上部のハウジング27の頂部において、蒸解 温度の蒸解液が導入されてチップを同伴し、蒸解温度の蒸解液は装置23へチッ プを供給したスラリー中の比較的低温の液を置き換える。例えば、クラフト蒸解 のために、約290°Fの温度のクラフト白液が導管25中に導入され、そして スラリー中の同伴されたチップ及び液は導管24によってハウジング27を出て 、蒸解がま36の頂部37へ供給される。 縦型連続蒸解がま36の頂部37において、好ましくは連続円錐形スクリーン 38(図3参照)の形の第2の液/チップ分離手段が設けられている。代わりに 、円周的に一定の間隔を置いた複数のスクリーンがその内部上に設けられてもよ く、そして制御器39(図1参照)または同様の手段が、作動可能な1個または それ以上のスクリーンを周期的にスイッチ切換えするために設けられてもよいが 、少なくとも1個のスクリーンは作動していないままである。 スクリーン38(図3)の内部は、導管25によってポンプ40(図1)に接 続され、そして白液は導管41により示されるとおり導管25に添加できる。も う一つの抜き取りループは、ポンプ43及び連合したスクリーン集成装置44に より設けることができ、導管25は最終的に底部循環ヒーター42へ接続される 。典型的には、ただ1個のヒーター42が一時に作動状態であって、その他は予 備となっており、そして高圧蒸気は導管25中を流れる液を間接的に加熱するた めに利用され、その結果この液は蒸解温度またはそれ以上になる(すなわち、ク ラフト蒸解については約290°Fである)。 蒸解がま36は、いかなる蒸解循環ループ系を有する必要もない。すなわち、 頂部37と抽出スクリーン46の問の帯域には、再循環ループ、すなわち連合し たポンプ及びヒーターは設ける必要がない。 抽出スクリーン46は蒸解がま36からの黒液を取り出して、これを通常のよ うにフラッシュタンク47へ進行させる。生成したパルプは、例えば慣用的な出 口装置49を利用して蒸解がま36の底部48から抜き取られ、該パルプは導管 50中に排出される。 蒸解がま36が、MCC(登録商標)またはEMCC(登録商標)蒸解のよう な広範囲の蒸解技術を利用するならば、その時は循環ループはその中に連合して 設けられてもよい。例えば、図1に示された蒸解がま36はMCC(登録商標) 蒸解がまであり、その結果スクリーン52は液を抜き取り、その液は導管54及 びヒーター57を包含する循環ループ53中へ送られて、導管58中へ再導入さ れる。 洗浄ループも設けることができ、洗浄帯域はMCC(登録商標)スクリーン5 2の下部に設けられる。洗浄ループは、全体的に参照数字60により示され、導 管61、ポンプ62、ヒーター63及び再導入導管64を包含する。洗浄液は導 管65に導入され、ポンプ66によりポンプ輸送される。 装置10を利用して、次の方法の工程を連続的にそして実質的に連続して実施 することができる: 熱(スチーミング)する工程; としてチップシュート14中で起るように比較的冷たい温度で液(例えばクラフ ト蒸解液)中に広葉樹材のチップを同伴させる工程; して蒸解がま36の頂部へ供給する工程; 同伴する比較的冷たい液を、蒸解温度(例えばおおよそ290°F)で比較的に 熱い蒸解液(例えばクラフト白液)で置き換え、置き換えられた比較的冷たい液 を(導管21経由で)高圧供給機15へ再循環し、その結果、高圧供給機15を 蒸解がま36と実質的に熱的に分離する工程; 蒸解がま36の頂部へ供給する工程; (頂部分離機23中の)比較的冷たい液を置き換える実質的な部分の蒸解液を提 供する工程(これは循環ライン25、ポンプ40およびヒーター42を用いて行 なわれる);及び ップを蒸解して、最終的に化学広葉樹材パルプを生成し、そして蒸解がま36の 底部から(導管50経由で)広葉樹材パルプを取り出す工程。 このように、本発明によれば、広葉樹材チップを効率的にかつ簡単に蒸解する ための方法及び装置が提供されたことがわかるであろう。本発明は明細書中に示 され、現在それらの最も実用的で好ましい実施態様であると考えられるものを説 明したが、多くの変更が本発明の範囲内でこれらから作ることができ、本発明の 範囲は、全ての同等の装置及び方法を包含するように付け加えた請求の範囲の最 も広い解釈を与えられるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年2月27日 【補正内容】 広葉樹材用蒸解装置 発明の背景及び概要 従来の連続蒸解がまは、連続蒸解がまの頂部へ直接、または含浸容器を経て蒸 解がまの頂部へ蒸解液中のチップのスラリーを供給するための高圧供給機を含む 供給装置を利用している。従来のカミア(登録商標)型連続蒸解がまのほとんど の設計は、実質的な量のリグニンを含有する針葉樹材のチップの実質的な蒸解を 可能にするために用意されている。針葉樹材のチップの実質的な蒸解が必要であ るために、連続蒸解がまは、蒸解ループ循環系および他の循環系を有している。 広葉樹材のチップは、針葉樹材のチップよりもリグニンを少ししか含有してい ないので、蒸解することがより容易であり、リグニンを溶解して除去する温度で の時間が短かくて済む。本発明によれば、広葉樹材のチップは蒸解が容易である という事実を特に考慮した装置及び方法が提供されるが、それらは従来の装置を 越えた多数の利点を有する。本発明によれば、別個の含浸容器は不要であり、ポ ンプ、ヒーター及び導管を付帯する蒸解がまの蒸解循環系は除去されて、チップ 塊のいっそう均一な加熱が行なわれ、その後により良好な晶質のパルプが得られ る。 WO93/04232号明細書は、請求の範囲1の前文に略述されたような化 学パルプの製造方法を開示している。 本発明は、この先行技術を越える改良に関し、その改良は請求の範囲1の特徴 部分の構成により定義される。 したがって、本発明は、 頂部と底部及び(37と46の間に)蒸解帯域を有する縦型蒸解がま(36) 、及び高圧供給機(15)を使用して広葉樹材から化学パルプを製造する方法に 関し、連続的にそして実質的に連続して次の工程を含む。(a)(11、13中 で)広葉樹材チップを蒸熱(スチーミング)する工程;(b)液か高圧供給機中 の蒸気中へ実質的にフラッシュインしないように十分低い温度でクラフト蒸解液 中に広葉樹材チップを(14で)同伴させる工程;(c)高圧供給機を使用して 、蒸解がまの頂部(37)へクラフト蒸解液中に同伴された広葉樹材チップを供 給す る工程;(d)蒸解がまの頂部において、チップから液の一部を分離する工程; (e)工程(d)でチップから分離された液を再循環及び再加熱する工程;(f )蒸解がま中の蒸解帯域においてチップを蒸解して、最終的に化学広葉樹材パル プを製造し、蒸解がまの底部(48)から(50を経由して)広葉樹材パルプを 取り出す工程。そして本発明は、工程(b)と(c)の間に、(g)高圧下に比 較的冷たい液中に同伴されたチップを、高圧供給機を使用して蒸解がまの頂部の 外側の点(23)へ供給する工程;及び(h)蒸解がまの外側の点において、チ ップを同伴する比較的冷たい液を蒸解温度のクラフト蒸解液によって(24、2 5を使用して)置き換え、そして置き換えられた比較的冷たい液を高圧供給機へ (21によって)再循環し、その結果、高圧供給機を蒸解がまと実質的に熱的に 分離する工程を設けることを特徴とし、さらに工程(c)を、蒸解温度の蒸解液 中に同伴された広葉樹材チップが、蒸解がまの頂部の蒸解帯域へ直接供給される ように実施し、そして工程(e)における再循環を、工程(h)における蒸解液 の実質的な部分を与えるために実施することを特徴とする。 本発明はまた、次の構成部品、すなわち蒸熱(スチーミング)容器(11、1 3);頂部(37)及び底部(48)を有する縦型蒸解がま(36);蒸解がま の頂部へ、液中に同伴されたチップを供給するための高圧供給機(15);高圧 供給機を蒸熱容器と作動的に接続するチップシュート(14);蒸解がまの頂部 へ導入されたチップを同伴する液の一部を抜き取るための、蒸解がまの頂部の内 部に存在する第1の分離手段(38、40);及び蒸解がまの底部からパルプを 抜き取るためのパルプ抜き取り手段(50)を含んでなり、 (25で導入された)第2の液によって、(20で導入された)チップを同伴 する第1の液を置き換えるための、蒸解がまの外部の、高圧供給機と蒸解がまの 頂部の間に配置された第2の分離手段(23): 第2の分離手段から高圧供給機へ第1の液を再循環するための第1の再循環手 段(21); 第1の分離手段により分離された液を第2の分離手段へ再循環するための、そ してヒーター(42)を含む第2の再循環手段(40、42、25)を特徴とし 、そして 更に、蒸解がまはその頂部に(37、46の間に)蒸解帯域を有し、そして蒸 解液中に同伴された広莱樹材チップが第2の分離手段から蒸解がまの頂部におい て蒸解帯域へ直接供給されることを特徴とする広葉樹材チップを蒸解するための 装置を含む。 第1の分離手段は、好ましくは逆転頂部分離機からなるが、一方第2の分離手 段は、蒸解がまの頂部の内部に配置された連続円錐形スクリーンからなる。縦形 蒸解がまは蒸解帯域を有し、好ましくは蒸解がまは蒸解帯域中に再循環ループを 欠いている。但し、再循環ループは、もし存在するならば蒸解がまの下流の変形 蒸解帯域及び洗浄帯域と連合して設けることができる。 簡単であるが、効率的に広葉樹材チップを蒸解して化学パルプを製造するため の方法及び装置を提供することが、本発明の主な目的である。本発明のこの目的 及び他の目的は、本発明の詳細な説明の精査及び添付請求の範囲から明らかにな るであろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に係る例示的な装置の略図である。 図2は、図1の装置に使用されている例示的な逆転頂部分離機の詳細な略図的 側面断面図であり、そして 図3は、図1の蒸解がまの詳細な断面図である。 図面の詳細な説明 図1に参照数字10により全体的に示される装置は、慣用的なチップビン11 、低圧供給機12、横型蒸熱(スチーミング)容器13、高圧供給機15、及び 蒸熱容器13の出口から高圧供給機15の低圧入口まで接続するチップシュート 14を有している。導管17によって高圧供給機15の低圧出口に接続されてい る低圧チップシュートポンプ16は、高圧供給機15の低圧循環系において除去 された液(例えば蒸解液)を、慣用的な装置(砂分離機、インラインドレイナー など)を経由して、チップシュート14へ処理液を戻す導管18へ再循環させ、 そしてチップシュートにおけるレベルを保持する。クラフト白液、または使用さ れ る特定の化学的方法によって決まる他の蒸解液は、典型的には導管19内に添加 される。 高圧供給機15の高圧出口から延びているものは導管20であるが、一方高圧 ポンプ22に接続された高圧戻り導管21もまた設けられている。導管20、2 1は逆転頂部分離機に接続されているが、この分離機は、それ自体が、処理容器 の頂部に通常据え付けられる慣用的な一つの装置であり、構造物23のように、 独立して存在することができる。逆転頂部分離機23から延びているものは出口 導管24であるが、一方入口導管25は逆転頂部分離機23へ液を戻す。これら 導管及びポンプ20〜22は、第1の再循環手段(ループ)を与えるが、一方導 管24と25は、後述するように関連した構成部品と共に、第2の再循環手段( ループ)を構成する。 逆転頂部分離機23を図2により詳細に示す。これは、その中に据え付けられ た環状スクリーン29を有する拡大された底部28を有する主ハウジング27を 有する。シャフト30はハウジング27の中心を通って延びており、その上に1 枚またはそれ以上のスクリューコンベヤ羽根31を有しており、シャフト30は 、慣用的な駆動モーター及び減速歯車装置32により実質的に垂直軸のまわりを 回転される。 本発明に係る逆転頂部分離機23(これは第1の液/固分離機を構成する)の 使用において、おおよそ115℃(240°F)の温度の(クラフト蒸解のため の)蒸解液中の広葉樹材チップは、頂部分離機23の底部の導管20中に供給さ れる。チップは、スクリューコンベヤ羽根31により補助されて装置23中を上 向きに進むか、一方チップを同伴する液の大部分は、環状スクリーン29中の開 口を通過して、導管21を経由して高圧供給機15へ戻る。 装置23の環状スクリーン29の上部のハウジング27の頂部において、蒸解 温度の蒸解液が導入されてチップを同伴し、蒸解温度の蒸解液は装置23へチッ プを供給したスラリー中の比較的低温の液を置き換える。例えば、クラフト蒸解 のために、約290°Fの温度のクラフト白液が導管25中に導入され、そして スラリー中の同伴されたチップ及び液は導管24によってハウジング27を出て 、蒸解がま36の頂部37へ供給される。 縦型連続蒸解がま36の頂部37において、好ましくは運続円錐形スクリーン 38(図3参照)の形の第2の液/チップ分離手段が設けられている。代わりに 、円周的に一定の間隔を置いた複数のスクリーンがその内部上に設けられてもよ く、そして制御器39(図1参照)または同様の手段が、作動可能な1個または それ以上のスクリーンを周期的にスイッチ切換えするために設けられてもよいが 、少なくとも1個のスクリーンは作動していないままである。 スクリーン38(図3)の内部は、導管25によってポンプ40(図1)に接 続され、そして白液は導管41により示されるとおり導管25に添加できる。も う一つの抜き取りループは、ポンプ43及び連合したスクリーン集成装置44に より設けることができ、導管25は最終的に底部循環ヒーター42へ接続される 。典型的には、ただ1個のヒーター42が一時に作動状態であって、その他は予 備となっており、そして高圧蒸気は導管25中を流れる液を問接的に加熱するた めに利用され、その結果この液は蒸解温度またはそれ以上になる(すなわち、ク ラフト蒸解については約290°Fである)。 蒸解がま36は、いかなる蒸解循環ループ系を有する必要もない。すなわち、 頂部37と抽出スクリーン46の間の帯域には、再循環ループ、すなわち連合し たポンプ及びヒーターは設ける必要がない。 抽出スクリーン46は蒸解がま36からの黒液を取り出して、これを通常のよ うにフラッシュタンク47へ進行させる。生成したパルプは、例えば慣用的な出 口装置49を利用して蒸解がま36の底部48から抜き取られ、該パルプは導管 50中に排出される。 蒸解がま36が、MCC(登録商標)またはEMCC(登録商標)蒸解のよう な広範囲の蒸解技術を利用するならば、その時は循環ループはその中に連合して 設けられてもよい。例えば、図1に示された蒸解がま36はMCC(登録商標) 蒸解がまであり、その結果スクリーン52は液を抜き取り、その液は導管54、 ポンプ55、白液添加導管56及びヒーター57を包含する循環ループ53中へ 送られて、導管58中へ再導入される。 洗浄ループも設けることができ、洗浄帯域はMCC(登録商標)スクリーン5 2の下部に設けられる。洗浄ループは、全体的に参照数字60により示され、導 管61、ポンプ62、ヒーター63及び再導入導管64を包含する。洗浄液は導 管65に導入され、ポンプ66によりポンプ輸送される。 装置10を利用して、次の方法の工程を連続的にそして実質的に連続して実施 することができる: 熱(スチーミング)する工程; としてチップシュート14中で起るように比較的冷たい温度で液(例えばクラフ ト蒸解液)中に広葉樹材のチップを同伴させる工程; して蒸解がま36の頂部へ供給する工程; 同伴する比較的冷たい液を、蒸解温度[例えばおおよそ143℃(290°F) ]で比較的に熱い蒸解液(例えばクラフト白液)で置き換え、置き換えられた比 較的冷たい液を(導管21経由で)高圧供給機15へ再循環し、その結果、高圧 供給機15を蒸解がま36と実質的に熱的に分離する工程; 蒸解がま36の頂部へ供給する工程; (頂部分離機23中の)比較的冷たい液を置き換える実質的な部分の蒸解液を提 供する工程(これは循環ライン25、ポンプ40およびヒーター42を用いて行 なわれる);及び ップを蒸解して、最終的に化学広葉樹材パルプを生成し、そして蒸解がま36の 底部から(導管50経由で)広葉樹材パルプを取り出す工程。 このように、本発明によれば、広葉樹材チップを効率的にかつ簡単に蒸解する ための方法及び装置か提供されたことがわかるであろう。本発明は明細書中に示 され、現在それらの最も実用的で好ましい実施態様であると考えられるものを説 明したが、多くの変更が本発明の範囲内でこれらから作ることかでき、本発明の 範囲は、全ての同等の装置及び方法を包含するように付け加えた請求の範囲の最 も広い解釈を与えられるべきである。 請求の範囲 1. 頂部と底部及び(37と46の問に)蒸解帯域を有する縦型蒸解がま(3 6)、及び高圧供給機(15)を使用して、連続的にそして実質的に連続して次 の工程: (a)(11、13中で)広葉樹材チップを蒸熱(スチーミング)す る工程;(b)液が高圧供給機中の蒸気中へ実質的にフラッシュインしないよう に十分低い温度でタラフト蒸解液中に広葉樹材チップを(14で)同伴させる工 程;(c)高圧供給機を使用して蒸解がまの頂部(37)へクラフト蒸解液中に 同伴された広葉樹材チップを供給する工程;(d)蒸解がまの頂部で、チップか ら液の一部を分離する工程;(e)工程(d)でチップから分離された液を再循 環及び再加熱する工程;(f)蒸解がま中の蒸解帯域において、チップを蒸解し て、最終的に化学広葉樹材パルプを製造し、蒸解がまの底部(48)から(50 を通って)広葉樹材パルプを取り出す工程を含み、工程(b)と(c)の間に、 (g)高圧下に比較的冷たい液中に同伴されたチップを、高圧供給機を使用して 蒸解がまの頂部の外部の点(23)へ供給する工程;及び(h)蒸解がまの外部 の点において、チップを同伴する比較的冷たい液を蒸解温度のクラフト蒸解液に よって(24、25を使用して)置き換え、置き換えられた比較的冷たい液を( 21経由で)高圧供給機へ再循環し、高圧供給機を蒸解がまから実質的に熱的に 分離する工程を有し、及び工程(c)が蒸解温度の蒸解液中に同伴された広葉樹 材チップが、蒸解がまの頂部の蒸解帯域へ直接供給するように実施され、そして 工程(e)における再循環が、工程(h)における蒸解液の実質的な部分を与え るために実施されることを特徴とする、広葉樹材チップから化学パルプを製造す る方法。 2. 工程(b)及び(g)が、おおよそ116℃の温度の蒸解液を使用して実 施され、そして工程(e)及び(h)が、おおよそ144℃の温度の蒸解液を使 用して実施される請求の範囲1に記載の方法。 3. 工程(e)における再加熱に先立って、工程(d)の実施において分離さ れた液に(41において)蒸解液を添加する工程によって特徴付けられる請求の 範囲1または2に記載の方法。 4. 工程(f)が、工程(h)において添加された蒸解液から与えられた熱だ けを利用して、蒸解帯域中で熱の添加なしに実施される上記の請求の範囲のいず れかに記載の方法。 5. 工程(f)における蒸解の後に、(46と52の間の)変形蒸解帯域中で チップを蒸解し、蒸解がま中の(52と48の間の)洗浄帯域中でチップを洗浄 し、そして(35、57、58経由で)変形蒸解帯域に及び(60、61、62 、63、64経由で)洗浄帯域に液を抜き取り、加熱し、そして再循環する上記 の請求の範囲のいずれかに記載の方法。 6. 工程(h)が逆転頂部分離機(23)を使用して実施される上記の請求の 範囲のいずれかに記載の方法。 7. 次の構成部晶: 蒸熱(スチーミング)容器(11、13);頂部(37 )及び底部(48)を有する縦型蒸解がま(36);液中に同伴されたチップを 蒸解がまの頂部へ供給するための高圧供給機(15);高圧供給機を蒸熱容器と 作動的に接続するチップシュート(14);蒸解がまの頂部中へ導入されたチッ プを同伴する液の一部を抜き取るための、蒸解かまの頂部の内部に存在する第1 の分離手段(38、40);及び蒸解がまの底部からパルプを抜き取るためのパ ルプ抜き取り手段(50)を含んでなり、 チップを同伴する(20で導入された)第1の液を(25で導入された)第2 の液で置き換えるための、蒸解がまの外部の、高圧供給機と蒸解がまの頂部の間 に配置された第2の分離手段(23); 第2の分離手段から第1の液を高圧供給機へ再循環するための第1の再循環手 段(21); 第1の分離手段により分離された液を第2の分離手段へ再循環するための、そ してヒーター(42)を含む第2の再循環手段(40、42。25)を特徴とし 、そして 更に、蒸解がまはその頂部において(37、46間に)蒸解帯域を有し、そし て蒸解液中に同伴された広葉樹材チップが第2の分離手段から蒸解がまの蒸解帯 域へ直接供給されることを特徴とする広葉樹材チップを蒸解するための装置。 8. 第2の分離手段が逆転頂部分離機(23)からなる請求の範囲7に記載 の装置。 9. 第2の再循環手段(導管25)へ新規な蒸解液を添加するための手段( 41)を更に有する請求の範囲7または8に記載の装置。 10. 蒸解がまが、(37、46の間の)蒸解帯域と連合した再循環ループ を欠いている上記の請求の範囲のいずれかに記載の装置。 11. 縦型蒸解がまが、順に垂直に蒸解帯域の下方に配置された(46、5 2間の)変形蒸解帯域及び(52、48間の)洗浄帯域、そして更に変形蒸解及 び洗浄帯域と連合した再循環ループ(53、60)を有する上記の請求の範囲の いずれかに記載の装置。 12. 第1の分離手段が、蒸解がまの頂部の内部に配置された連続円錐形ス クリーン(38)からなる上記の請求の範囲のいずれかに記載の装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 頂部と底部を有する縦型の蒸解がま及び高圧供給機を使用して、連続的に そして実質的に連続して次の工程を含むことを特徴とする広葉樹材チップからの 化学パルプの製造方法。 (a).広葉樹材チップを蒸熱(スチーミング)する工程、 (b).液が高圧供給機中の蒸気中に実質的にフラッシュインしないように、 比較的冷たい温度の液中に広葉樹材チップを同伴させる工程、 (c).高圧下に比較的冷たい液中に同伴されたチップを、高圧供給機を使用 して蒸解がまの頂部へ供給する工程、 (d).蒸解がまの外部において、チップを同伴する比較的冷たい液を、蒸解 温度において、比較的熱い蒸解液で置き換え、置き換えられた比較的冷たい液を 高圧供給機へ再循環し、蒸解がまから高圧供給機を実質的に熱的に分離する工程 、 (e).蒸解温度の蒸解液中に同伴された広葉樹材チップを蒸解がまの頂部へ 供給する工程、 (f).蒸解がまの頂部で、液の一部をチップから分離する工程、 (g).工程(f)のチップから分離された液を再循環及び再加熱して、工程 (d)の蒸解液の実質的な部分を提供する工程、及び (h).蒸解がまの蒸解帯域中でチップを蒸解して、化学広葉樹材パルプを最 終的に生成して、蒸解がまの底部から広葉樹パルプを取り出す工程。 2. 工程(b)及び(c)が、おおよそ240°Fの温度の蒸解液を使用して 実施され、そして工程(d)及び(g)が、おおよそ290°Fの蒸解液を使用 して実施される請求の範囲1に記載の方法。 3. 工程(g)における再加熱に先立って、工程(f)の実施中に分離された 液に蒸解液を添加する追加の工程を含む請求の範囲2に記載の方法。 4. 工程(h)が、蒸解帯域において熱の添加なしに、工程(d)において添 加された蒸解液から与えられた熱だけを利用して実施される請求の範囲3に記載 の方法。 5. 工程(h)の後に、変形蒸解帯域中でチップを更に蒸解し;蒸解がま中の 洗浄帯域中でチップを洗浄し;及び変形蒸解及び洗浄帯域中で液を抜き取り、加 熱しそして再循環する追加の工程を含む請求の範囲4に記載の方法。 6. 工程(d)が、逆転頂部分離機を利用して実施される請求の範囲5に記載 の方法。 7. 工程(g)における再加熱に先立って、工程(f)の実施中に分離された 液に蒸解液を添加する追加の工程を含む請求の範囲1に記載の方法。 8. 工程(h)が、蒸解帯域において熱の添加なしに、工程(d)において添 加された蒸解液から与えられた熱だけを利用して実施される請求の範囲1に記載 の方法。 9. 工程(h)の後に、変形蒸解帯域中でチップを更に蒸解し;蒸解がま中の 洗浄帯域中でチップを洗浄し;及び変形蒸解及び洗浄帯域中で液を抜き取り、加 熱しそして再循環する追加の工程を含む請求の範囲1に記載の方法。 10. 工程(d)が逆転頂部分離機を利用して実施される請求の範囲1に記載 の方法。 11. 蒸解液がクラフト蒸解液であり、そして工程(a)〜(h)がクラフト パルプを製造するために実施される請求の範囲1に記載の方法。 12. 次の構成部品を含むことを特徴とする広葉樹材チップを蒸解するための 装置。 蒸熱(スチーミング)容器; 高圧供給機; 前記高圧供給機を前記蒸熱容器と操作的に接続するチップシュート; 頂部と底部を有する縦型蒸解がま; チップを同伴する第1液を第2液によって置き換えるための、前記蒸解がまの 外部の第1の分離手段であって、前記高圧供給機と前記蒸解がまの前記頂部の間 に配置されている分離手段; 前記蒸解がまの前記頂部中へ導入されたチップを同伴する液の一部を抜き取る ための、前記蒸解がまの前記頂部の内部に存在する第2の分離手段; 第1の液を前記第1の分離手段から前記高圧供給機へ再循環させるための第1 の再循環手段; 前記第2の分離手段により分離された液を前記第1の分離手段へ再循環するた めの第2の再循環手段であって、ヒーターを包含している再循環手段、及び パルプを前記蒸解がまの底部から抜き取るためのパルプ抜き取り手段。 13. 前記第1の分離手段が逆転頂部分離機からなる請求の範囲12に記載 の装置。 14. 新規な蒸解液を前記第2の再循環手段へ添加するための手段を更に含 む請求の範囲13に記載の装置。 15. 前記縦型蒸解がまが蒸解帯域を有し、前記蒸解がまが前記蒸解帯域中 に再循環ループを欠いている請求の範囲14に記載の装置。 16. 前記縦型蒸解がまが、順番に、前記蒸解帯域の垂直的に下流に設けら れた変形蒸解帯域及び洗浄帯域を有し、更に前記変形蒸解及び洗浄帯域と連合し た再循環ループを含む請求の範囲15に記載の装置。 17. 前記第2の分離手段が、前記蒸解がまの頂部の内部に配置された連続 円錐形スクリーンからなる請求の範囲16に記載の装置。 18. 新規な蒸解液を前記第2の再循環手段へ添加するための手段を更に含 む請求の範囲12に記載の装置。 19. 前記縦型蒸解がまが蒸解帯域を有し、前記蒸解がまが前記蒸解帯域中 に再循環ループを欠いている請求の範囲12に記載の装置。 20. 前記縦型蒸解がまが、順番に前記蒸解帯域の垂直下方に設けられた変 形蒸解帯域及び洗浄帯域を有し、更に前記変形蒸解及び洗浄帯域と連合した再循 環ループを含む請求の範囲19に記載の装置。 21. 前記第2の分離手段が、前記蒸解がまの頂部の内部に配置された連続 円錐形スクリーンからなる請求の範囲12に記載の装置。
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