JPH08504005A - 塩素含有薬品を使用せずにパルプを漂白する方法 - Google Patents

塩素含有薬品を使用せずにパルプを漂白する方法

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JPH08504005A
JPH08504005A JP6513030A JP51303094A JPH08504005A JP H08504005 A JPH08504005 A JP H08504005A JP 6513030 A JP6513030 A JP 6513030A JP 51303094 A JP51303094 A JP 51303094A JP H08504005 A JPH08504005 A JP H08504005A
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ニルソン,ベングト
シユテイグソン,ラルス
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クヴアナ・パルピング・テクノロジーズ・アクチボラグ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、アルカリ条件下で蒸解され、塩素含有漂白薬品を使用せずに漂白されるパルプを製造する方法であって、第一の回収設備(18)において使用済み蒸解薬品を回収し、第二の回収設備(12)において使用済み漂白薬品を回収し、好ましくは、これらの漂白薬品を全部または部分的に再生し、酸素脱リグニン段(7)および/またはTCF漂白段(9)において再利用する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 塩素含有薬品を使用せずにパルプを漂白する方法 技術分野 本発明は、アルカリ条件下で蒸解され、そして塩素含有薬品を使用せずに漂白 され、蒸解および漂白からのろ液をそれぞれ回収し、灰化/ガス化するのに別々 の設備を使用するパルプの製造方法に関するものである。 背景および問題 塩素含有薬品を使用せずにパルプを漂白することは、環境的な観点から大きな 関心の的である、処理溶液をもたらすことになる。すなわち、適切な仕方で廃液 中の有機化合物および無機化合物を捕集、濃縮し、続いて、濃縮物と、蒸解過程 からの使用済み薬品とをいっしょに灰化することにより、漂白プラント廃液中へ の不純物の排出を大幅に減らしたり、最善の場合には、実質的になくすことがで きる。この形式の方法は、スウェーデン国特許出願第9201477-8号に報告されて いる。 塩素含有薬品を使用しない漂白は、とりわけ、過酸化水素、水酸化ナトリウム およびオゾンを使用して実施される。これらの漂白薬品は高価であり、そのため 、漂白の費用は、塩素および二酸化塩素を使用する従来の漂白の場合よりも有意 に高くなる。したがって、可能ならば、漂白薬品、特に水酸化ナトリウムを別個 に回収できることが望ましい。水酸化ナトリウムは、主に、塩化ナトリウムの電 気分解によって塩素ガスを調製することに関連して得られる。塩素ガスの使用が 減るにつれ、水酸化ナトリウムが供給不足の品物になるおそれがある。 環境的な観点から有利である、使用済み薬品および漂白の際に放出された有機 物を、蒸解薬品を回収するための系に戻す方法は、特定の状況の下では問題を起 こすおそれがある。漂白プラント廃液中のナトリウム化合物および 硫黄含有化合物の量が、損失分を補うための「補充」薬品の要求量を超えるなら ば、蒸解薬品の回収サイクルにおけるNa/S比に不均衡が生じる。これが、環境 への過多量の硫黄の放出の問題ならびに処理のその他の障害を招きかねない。多 くの工場において同等に深刻な別の問題としては、工場の回収ボイラの中で灰化 される漂白プラント廃液中の有機物がボイラの過負荷につながるということがあ る。工場の回収ボイラは、最大容量まで使用されることがしばしばある。したが って、過負荷は結果的に、パルプの生産量を減らさなければならないという、経 済的に不利な事態を招く。使用済み漂白薬品を蒸解薬品の回収サイクルに移すこ とがNa/S比における不均衡および/または既存の回収ボイラの過負荷を招きう るような場合には、漂白薬品のために別個の回収サイクルを設けることが非常に 有利であろう。 解決方法および利点 本発明は、請求の範囲第1項に記載する方法にしたがって、漂白薬品を別個に 回収する要求および回収ボイラの限られた容量の問題の両方に対し、技術的かつ 経済的に有利である解決方法を提供する。以下用語「漂白」には、酸素脱リグニ ンをも包含するものとする。 図面の簡単な説明 以下、添付の図面を参照しながら本発明を説明する。 第1図は、原則的に本発明による好ましい実施例を示すブロック図であり、第 2図は、それを実用化するための好ましい設備を示す図である。 詳細な説明 第1図は、本発明の実施例を、完全に塩素を用いない(以下、TCFと呼ぶ) で漂白を行う硫酸塩工場のブロック図の形態で示す。木材チップ材は、変形硫酸 塩蒸解用に設けられ、低カッパー価への脱リグニンを可能にする蒸解がま1の中 で蒸解される。 続いて、2においてパルプは洗浄され、選別される。選別2の後、さらなる洗浄 工程段3が続く。本発明の好ましい形態では、未ざらしパルプの最後の洗浄工程 段は、洗浄プレス3または乾物含有率の高い状態までの脱水を可能にする別のプ レスから成る。最後の洗浄工程段3に用いる洗浄液4は、化学精製水4Bおよび/ または蒸発凝縮液4Bからなる。このように、未ざらしパルプ5は徹底的に洗浄さ れる。 洗浄及び中間の貯蔵ののち、パルプは、キレート化剤、例えばEDTAの添加を含 むこともある酸洗浄工程段6に汲み上げられる。この工程の目的は、重金属を除 去することにある。TCF漂白プラント9における適当な工程段からのろ液および 適宜には酸洗浄工程段6の後の洗浄6からの再循環ろ液はパルプのコンシステン シーを調節するのに使用される。酸性化ののち、高い洗浄効率を有する洗浄系の 中でパルプは洗浄される。酸洗浄工程段での洗浄に用いる洗浄液は、後段の酸素 脱リグニン段7またはTCF漂白プラント9から得られた適切なろ液からなる。 酸洗浄工程段ののち、酸素脱リグニン段7が続く。この酸素脱リグニン段にお いて、低いカッパー価まで脱リグニンが行なわれる。カッパー価は、軟木の場合 で15未満、好ましくは12未満であり、硬木の場合で12未満、好ましくは10未満で ある。 酸素脱リグニン段7の前の、酸および適宜にはキレート化剤によるパルプの処 理により重金属イオンが除去される。このような重金属イオンは、除去されない と、酸素脱リグニンの際の選択性を損なう、すなわち、セルロースの崩壊を招く ことになる。したがって、この洗浄により、後段のTCF漂白にとって大きな利点 である脱リグニンをさらに進めることができるようになる。 酸素脱リグニン段ののち、パルプは洗浄され、次いでTCF漂白プラント9 に運ばれる。TCF漂白プラント9は、多数の異なる連続処理、例えば一つ以上の 過酸化物段(P)、過酸化物、次いでオゾンの段(PZ)、過酸化物、オゾンお よび過酸化物の段(PZP)またはZ(EOP)P、すなわちオゾン、酸素およ び適宜には過酸化物の存在におけるアルカリ抽出、さらに続いて過酸化物の段を もって設計することができる。 過酸化物段およびオゾン段のいずれにも有害である重金属は、酸素段7の前に 酸洗浄工程段6ですでに除去されている。したがって、従来の過酸化物漂白、例 えばLignox法(スウェーデン国特許公告第466061号)において実施されているよ うに、過酸化物段の直前にパルプをキレート化剤で処理する必要はない。 好ましくは蒸発凝縮液10の形態にある洗浄液はTCF漂白プラントの段の一つに 供給する。オゾン段からのろ液を除いて、異なる段からのろ液は主に向流的にパ ルプに運ばれ、酸洗浄工程段6ののち、洗浄を介して回収される。このろ液は、 酸素段7およびTCF漂白プラント9の両方でパルプから放出された有機物ならび に使用済み漂白薬品、主に、添加された水酸化ナトリウムから生じたナトリウム 化合物および、おそらくは、例えばpH調節に使用した硫酸から誘導された硫黄化 合物を含有している。それに加えて、ろ液は、未ざらしパルプの最終の洗浄段か らの、有機物の形態にある洗浄損失、ナトリウム化合物、硫化物ならびに、元は 木から誘導され、おそらくは錯形態で結合している比較的少量の重金属を含有す るであろう。 酸洗浄段6からのろ液は蒸発段11に運ばれ、そこで、高い乾物含有率まで蒸発 させる。蒸発11は、多段蒸発系の中、蒸気加熱、つまり、いわゆる機械的蒸気圧 縮により、機械的蒸気圧縮および蒸発と蒸気との組み合わせにより、あるいは、 高温水もしくは別の熱源の形態にある低級廃熱を用いる蒸発により、従来の方法 で実施することができる。好ましくは、使用済み液の場 合と同じ熱源(例えば蒸気)を漂白からのろ液の蒸発に使用する。この場合、好 ましくは漂白からのろ液は、蒸発ユニットのラインの末端(蒸気の流れから見て )の1基または2基のユニットの中で前蒸発され、使用済み液は、中間にある1 基または2基のユニットの中で前蒸発され、好ましくは、その後、ラインの始ま りの部分で、共通の蒸発(1基、2基のまたは3基のユニット)に備えて二つの 液流は合流される。代りに、二つの前蒸発させた液体は最後に別々のユニットの 中で蒸発される。この場合、少なくとも、使用済み液の最後の蒸発から残留した 熱(例えば蒸気)は前蒸発に利用され、好ましくは、漂白廃液の最後の蒸発から 残留した熱も、使用済み液の最後の蒸発からの熱と合わせることによって利用さ れる。蒸発中に得られた凝縮液4A、10は、TCF漂白プラントにおける洗浄液とし て利用したり、未ざらしパルプの洗浄に利用したりすることができる。 有機物およびナトリウム化合物ならびにおそらくは硫黄化合物をも含有する濃 縮ろ液は、別個の灰化がま/ガス化反応炉12に運ばれ、この中で、有機物は完 全にあるいは部分的に酸化され、ナトリウム化合物を主に炭酸ナトリウムおよび 適宜には硫酸ナトリウムもしくは硫化ナトリウムに転換される。酸化は、酸素過 剰の状態または酸素不足の状態のいずれかにおいて実施することができ、後者の 場合、酸化は還元条件の下で起こる。CHEMREC(商標)反応炉の中で実施するこ とが好ましい後者の方法は、有機物をガス化して、一酸化炭素と水素ガスと二酸 化炭素との混合物を形成することを含む。灰化またはガス化の温度は、本質的に すべての炭素を気体生成物および炭酸ナトリウムに転換するのに十分なほど高く なければならない。還元条件下、供給される硫黄化合物から硫化ナトリウムが形 成される。 灰化の際に形成されるナトリウム塩は、水に溶解し、いわゆる緑液13を形成す るスメルトの形態で除去される。ガス化の際、好ましくはいわゆる急冷 系において、灰化ガスの直接的な液冷却により、これらの塩の水溶液(緑液)が 得られる。この灰化熱は、蒸気を発生させたり、熱水を調製したりするのに利用 することができる。ガス化の際に形成される可燃ガス、主に水素ガス、一酸化炭 素およびメタンは融通の利くエネルギー源となる。形成した一酸化炭素ガスは、 いわゆるシフト反応により、さらなる水素ガスを発生させるために利用すること ができる。このようにして得られた粗水素ガスは精製され、酸素ガスとともに用 いて、過酸化水素を局所的調製するのに利用することができる。 緑液13は注意深くろ過されて、処理に好ましくない沈殿物、例えば重金属お よび他の不純物を分離する。そして、水酸化ナトリウム14を調製するためにその 全部または一部を利用する。これは、電気分解15またはいわゆるかせい化16のい ずれかによって実施することができる。後者の場合、炭酸ナトリウムと反応して 、わずかに可溶性の炭酸カルシウムおよび水酸化ナトリウムを生じさせる消石灰 が加えられる。炭酸カルシウム(ライムスラッジ)はろ過によって分離され、石 灰がまに運び入れられ再灰化する。 緑液の電気分解またはかせい化のいずれかによって得られる水酸化ナトリウム は酸素脱リグニン段7で漂白薬品として使用したり、TCF漂白プラント9の過酸 化物段(P)またはアルカリ抽出段(E)でpHを調節するのに使用したりする。 このように、この系は、経済的に有利である水酸化ナトリウムに関して多分に自 己補充性になる。加えて、この系はほぼ完全に閉鎖型であり、廃液中への有機物 および他の不純物の排出が大部分なくなっている。 上述の化学物質に加えて、同じく工場の中で調製することができる酸素が必要 とされる。 第1図のブロック図の上寄り部分には、使用済み液(蒸解からのろ液)を、後 に回収ボイラ18の中で灰化するために、使用済み液を蒸発させるとこ ろの蒸発設備17に運ぶ仕方を示している。回収ボイラの中で発生した熱は、蒸気 の形態で保存され、そのエネルギー含有量が後に例えば電力に転換される。回収 ボイラ18の中で、使用済み液に含まれる無機生成物は、回収ボイラから捕集され 、水に溶解した炭酸ナトリウムおよび硫化ナトリウムから主になるスメルトを形 成して、緑液19を生成する。そして、この緑液はかせい化設備20の中で転換され て、新たな蒸解液、すなわち白液(NaOH+Na2S)となり、それは蒸解がま1に 戻るようにされる。 硫黄含有化合物を含有する漂白プラント廃液の超化学量論的灰化の際に硫酸ナ トリウムが得られる。したがって、これらの状況の下で製造される緑液は、炭酸 ナトリウムおよび硫酸ナトリウムの両方を含有するであろう。緑液のかせい化は 結果的に硫酸カルシウムの生成につながる。しかし、硫酸カルシウムは、炭酸カ ルシウム(ライムスラッジ)に比較して相対的に可溶性である。したがって、水 酸化ナトリウム溶液は、比較的多量の硫酸イオンを含有する。加えて、石灰の消 費が増し、ライムスラッジは比較的多量の硫酸カルシウムを含有し、これが石灰 サイクルの過程を妨げるおそれがある。これらの困難は、有機酸、例えばシュウ 酸または酢酸を、酸漂白段でのpHの調節に使用することにより、回避することが できる。有機酸はボイラの中で灰化され、かせい化反応を妨げない。当然、有機 酸は、漂白プラント廃液の濃縮物のガス化に基づく系においても使用することが でき、このようにして、硫黄に関する問題を完全に解消することができる。 炭酸ナトリウムおよび硫酸ナトリウムの両方を含有する緑液を電気分解すると 、硫酸および水酸化ナトリウムが得られる。これらの化学物質は、適当な膜によ って分離され、続いて、漂白プラントに別々に再循環させることができる。 還元条件下に部分的な灰化、すなわちガス化が起こると、母液に含まれる 硫黄化合物は、主に、硫酸ナトリウムではなく、硫化ナトリウムを生じさせる。 しかし、硫化ナトリウムの水溶液は、圧力および高温の下、酸素で酸化させて硫 酸ナトリウムにすることができ、続いて、上記の説明にしたがって、炭酸ナトリ ウムとの混合物を電気分解することができる。 漂白プラントの回収サイクルにおける化学物質の損失を補うために必要な「補 充」は、新鮮なNaOHおよび適宜には硫酸、H2SO4の形態で供給することができる 。処理にとって好ましくない、元は木から誘導される物質の濃縮の化学的過剰お よび必要な調整は、緑液または電気分解からの残留溶液のいずれかの一部を、工 場の廃水のpHを規制するために、蒸解薬品を回収するための系に移すことにより 、実施することができる。最初に述べた場合においては、不純物、例えば重金属 の大部分は、緑液をろ過したときに得られる緑液のスラッジによって除去され、 次いで、環境的な観点から有利である仕方で処理される。 第2図は、本発明の実施例を、繊維ラインに用いるための系の解決方法の形態 で示す。軟木のチップ材を蒸熱1Aに付し、前含浸1Bに付し、次いで変形硫酸塩蒸 解のために設けられたKAMYR(商標)蒸解がま1Cの中で蒸解する。この蒸解がま は、強度特性を残しながらも、低いカッパー価18〜22への脱リグニンを可能にす る。この工程で部分的に洗浄したパルプは、まず、拡散槽2Aの中でさらに洗浄さ れ、選別2Bののち、組み合わせ型シックナ・洗浄装置として機能するフィルタ3A に通される。続いて、洗浄プレス3Bでパルプは洗浄され、25〜35%のパルプコン システンシーに濃縮される。化学精製水4Bまたは蒸発凝縮液4Aは洗浄液として使 用される。洗浄液は、向流的に蒸解がまに運び入れられ、この中で再び向流的に 上向きに進み、回収スクリーンに達し、ここで、黒液1Dが回収され、蒸発17に導 かれ、そこから回収ボイラ18(第1図1を参照)に送られて中で灰化される。ボ イラからのスメルトを水 に溶解させて、主に炭酸ナトリウムおよび硫化ナトリウムを含有する緑液が形成 される。続いて、この緑液は公知の方法でかせい化され、主に水酸化ナトリウム および硫化ナトリウムを含有する白液が形成される。この白液1Eは、木材チップ 材を分解するための蒸解がまに運ばれる。 パルプは、25〜35%のコンシステンシーをもって洗浄プレスを離れる。これは 十分に洗浄されており、パルプ1トンあたりNa+を約3kgしか含有しておらず、 溶解した有機物を約10kgしか含有していない。加えて、パルプは重金属を比較 的少量しか含有していない。 次に、洗浄プレス3Bからのパルプは、後段のTCF漂白プラント9でのオゾン段 (Z)洗浄からの、パルプ1トンあたり約6トンの割合のろ液により、約10%の コンシステンシーに希釈される。5〜6のpHが達成されるように、KAMYR(商標 )MCポンプ6Aを使用して、酸、例えば有機酸または硫酸をキレート化剤ととも に加える。EDTA段6BまたはQ段における温度は50〜90℃であり、滞留時間は30〜 60分であるべきである。 続いて、このようにして処理したパルプは、マンガンを分離する効果として測 定して少なくとも80%、好ましくは90〜95%の高い洗浄効率を有する洗浄装置6C (いわゆる酸洗浄段6に含まれる)の中で洗浄する。好ましい場合には、KAMYR (商標)二段拡散槽6Cを用いる。他の洗浄装置、例えば洗浄プレスまたは1基以 上の直列した洗浄フィルタを用いてもよい。洗浄中に、パルプから重金属が除か れ、それらの金属は、別個の蒸発11(第1図を参照)、酸化および化学物質回収 に運ばれるろ液6Dの中に錯形態で見いだされる。ろ液6Dはまた、酸素脱リグニン 段7およびTCF漂白9において放出された有機物の大部分を含有する。それに加 えて、ナトリウム化合物および適宜には漂白に加えられた硫黄化合物の大部分が このろ液中に見いだされる。 パルプ1トンあたり10〜20kgの速度で、NaOHおよび適宜にはマグネシウム 塩は、MCポンプ7aを介して、十分に洗浄され、重金属を除かれたパルプに供給 され、次いで、このパルプを加圧下に、酸素および適宜には蒸気が供給されるM Cミキサ7Bを介して、約30〜90分、好ましくは約60分の滞留時間を有する反応炉 7Cに運ばれる。パルプの温度は80〜110℃であり、圧力は、3〜10バールである 。酸素脱リグニン中、カッパー価は15未満、好ましくは12未満に低下する。酸素 段ののち残留薬品および放出された有機物は、80〜95%、好ましくは90〜95%の 洗浄効率を有する1基以上の洗浄装置8の中で洗浄して除かれる。第2図にはKA MYR(商標)二段拡散槽8を示すが、同程度の洗浄効率を有する他の装置、例え ばフィルタまたは洗浄プレスを使用して、洗浄を実施することもできる。 続いて、MCポンプ9Aにより、過酸化水素H22はパルプ1トンあたり10〜35 kg、好ましくは20〜30kgの速度で、また水酸化ナトリウムNaOHはパルプ1トンあ たり5〜30kg、好ましくは15〜25kgの速度で、酸素脱リグニン処理したパルプに 供給し、次いでパルプは75〜95℃、好ましくは80〜90℃に加熱される。その後、 パルプは、3〜8時間、好ましくは4〜6時間の滞留時間を有する1基以上の反 応塔に運ぶ。 75〜85 ISOの白色度を有する過酸化物漂白したパルプは、高い洗浄効率を有す る洗浄装置9C、例えばKAMYR(商標)二段拡散槽の中で洗浄される。化学精製水 または蒸発凝縮液10は洗浄液として使用される。洗浄液の温度は35〜55℃、好ま しくは40〜50℃であるべきである。排出された過酸化物漂白ろ液9Dを前段の洗浄 装置8に再循環させると、過酸化物段の残留過酸化物および熱の両方を利用する ことが可能である。 過酸化物漂白段9Bののち、KAMYR(商標)MCポンプ9Eによってパルプを先へ と送り込み、pH2〜6、好ましくはpH3〜4に酸性化する。酸性化には例えば硫 酸または有機酸、例えばシュウ酸もしくは酢酸を使用する。酸素中 5〜15%の濃度のオゾンガスO3を5〜12バールの圧力で加え、約10%のコンシ ステンシーを有するパルプ懸濁液に混入する。添加混合には、KAMYR(商標)M Cミキサ9F型または別のタイプの効率的な混合装置1基以上を用いる。パルプ懸 濁液の温度は35〜55℃、好ましくは40〜50℃であるべきである。オゾンガスO3 の供給量は、パルプ1トンあたり2〜6kg、好ましくは3〜5kgにすべきである 。 添加混合ののち、オゾンガスを含有するパルプ懸濁液は、1〜10分、好ましく は1〜4分の滞留時間を有する反応炉9Gに通す。続いて、サイクロン装置9Hの中 の圧力を下げ、パルプ懸濁液からガスを分離させる。主に酸素と少量の未反応オ ゾンからなる残留ガスを集じん装置(図示せず)の中で浄化して繊維を除き、オ ゾン破壊装置に運ぶ。酸素ガスは、コンプレッサの中で圧縮し、例えば酸素脱リ グニン段において再利用することができる。 ガスを除かれたパルプ懸濁液を洗浄段9i、例えばKAMYR(商標)一段拡散槽に 汲み込む。適当ならば、洗浄の前に、pH5〜10に中和するための水酸化ナトリウ ムおよびパルプ懸濁液中の残留オゾンを除去するための二酸化硫黄を加える。洗 浄段ののち、アルカリおよび過酸化水素をKAMYR(商標)MCサ9Jに供給する 。過酸化物の供給量は、パルプ1トンあたりH221〜5kgに相当すべきであり 、アルカリの供給量は、pHを10〜11に調節するのに十分なほど高くすべきである 。過酸化物段9Kの温度は50〜80℃、好ましくは60〜75℃でなければならず、パル プの滞留時間は1〜4時間、好ましくは2〜3時間でなければならない。 過酸化物段9Kののち、パルプはKAMYR(商標)一段拡散槽9Lまたは同程度の洗 浄効率を有する他の洗浄装置の中で洗浄される。この段で、最終的に漂白された パルプの白色度は85〜90 ISO、好ましくは88〜90 ISOである。 酸洗浄段6およびオゾン段9Bで硫酸を使用するならば、酸洗浄段(Q段) から回収されたろ液6Dは、パルプ1トンあたりおよそ以下の組成を有するであろ う。 有機物 約75kg Na+ 〃30kg SO4 〃15kg 乾物計 120kg 液の量はパルプ1トンあたり約10m3である。これは、約1.2%の乾物含有率に 相当する。乾物含有率が50〜70%になるまでろ液を蒸発させると、約9過酸化物 段ののち、あるいは、工程中の他の適当な時点でパルプの洗浄に使用する。乾物 1kgあたり約9MJの発熱量を有する蒸発濃縮物を酸化環境中で灰化すると、Na2S O4約22kgおよびNa2CO3約52kgを含有するスメルトが形成される。このスメルトは 水に溶解される。得られた「緑液」を徹底的にろ過して、例えば重金属塩を沈殿 させることにより、固形不純物を分離する。続いて、形成された水酸化ナトリウ ムおよび硫酸を分離する膜を有する電解槽の中で溶液は電気分解される。このよ うに、緑液の化学物質含量に基づき、約13kgの硫酸および約46kgのNaOHが90%の 効率で得られる。酸素脱リグニン段およびTCF漂白に必要な要求量は、パルプ1 トンあたり硫酸約15kgおよびパルプ1トンあたりNaOH約50kgである。したがって 、新鮮な化学物質の要求量は、過酸化物および酸素ガスに加えて、H2SO4約2kg およびNaOH4kgに抑えられる。 酸洗浄段およびオゾン段における酸性化に有機酸を使用するならば、それは、 主に、スメルト中に得られる炭酸ナトリウムだけである。水に溶解したのち、炭 酸ナトリウム溶液を消石灰で処理して、水酸化ナトリウムおよび炭酸カルシウム (ライムスラッジ)を形成することができる。後者は洗浄され、石灰がまに移し て再灰化される。 水酸化ナトリウムの方は漂白に使用する。 水酸化ナトリウムまたは硫酸を回収することに経済的な動機がないならば、そ れらの塩は、他の目的、例えば蒸解薬品サイクルにおける補充薬品として利用す ることができる。この場合、酸素脱リグニン段および/またはTCF漂白プラント において放出された有機物を蒸解薬品サイクルの回収ボイラに充填しないで済む という利点が得られる。それに加えて、漂白プラントからの有機物の排出をなく すことができる。 当然ながら、本発明は、硬木または他の原料、例えば一年生植物からのパルプ の製造に関連して利用することもできる。化学物質の要求量は、求められるパル プの白色度および組み込まれるセルロース含有原料に応じて変化する。この方法 はまた、蒸解液が硫黄を含まないか、わずかしか含まず、主に、例えば水酸化ア ルカリからなるような場合にも利用することができる。この方法は、蒸解および /または酸素脱リグニンならびにTCF漂白におけるアルカリ金属塩基がナトリウ ムではなく主にカリウムからなるような場合に有利に用いることができる。CHEM REC(商標)反応炉が好ましいとしても、付属の灰化/ガス化設備12が現在知ら れる灰化/ガス化原理のいずれにも本質的に合わせて運用しうることが当業者に とって明白であろう。それに加えて、使用済み液に用いるための回収設備がガス 化反応炉、例えばCHEMREC(商標)反応炉からなりうることが明白であろう。そ のうえに指摘すべきことは、本発明は、2基の回収ボイラ/反応炉のみに限定さ れるものではなく、第1図に別々に示す系からの回収サイクルにおけるいくつか の部品を組み合わせることも考えられるということである。洗浄効率は以下のよ うに定める。(X−Y) @100 X ただし、所与の量のパルプについて、Xは洗浄前の不要物の量であり、Yは洗 浄後に残留する該物質の量である。マンガン含量が該物質の基準値として好都合 に用いられる。 第2図において単独の「A」は、化学精製水または蒸発凝縮液の添加を表す。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年3月14日 【補正内容】 請求の範囲 1.アルカリ条件下で蒸解され、主に、塩素含有漂白薬品を使用せずに、酸素 脱リグニン段(7)を含む漂白方法によって漂白されるパルプを製造するため、 第一の回収設備(18)において使用済み蒸解薬品を回収し、第二の回収設備(12 )において使用済み漂白薬品を全部または部分的に回収し、こ全部または部分的 に再生し、酸素脱リグニン段(7)および/またはTCF漂白プラント(9)にお いて再利用する方法において、酸素脱リグニン段(7)の前に、未ざらしパルプ を酸で処理し、洗浄(6)し、それにより、酸素脱リグニン段(7)およびTCF 漂白段(9)において放出された有機物ならびに供給され、主に使用された漂白 薬品の大きい方の部を、該洗浄段(6)からの、パルプ1トンあたり多くとも15 トンのろ液(6D)とともに回収し続いてそのろ液(6D)を該第二の回収設備(12 )に移すことを特徴とする方法。 2.洗浄(6)を、少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%の洗浄効 率で実施することを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 3.回収するろ液(6D)を、パルプ1トンあたり多くとも10トンに制限し、好 ましくは、回収したろ液中の乾物の含有率を、蒸発により、少なくとも50%、 好ましくは少なくとも60%に濃縮することを特徴とする請求の範囲第2項記載の 方法。 4.漂白から回収した濃縮ろ液(6D)を、酸化環境中、化学量論的または超化 学量論的条件の下で灰化し、得られた無機化学物質を液に溶解することを特徴と する請求の範囲第3項記載の方法。 5.漂白から回収し、濃縮したろ液(6D)を、還元環境中、もっとも好ましく はCHEMREC(商標)反応炉の中でガス化し、得られた無機化学物質を液に溶解す ることを特徴とする請求の範囲第3項記載の方法。 6.溶解したアルカリ金属炭酸塩のかせい化または電気分解により、アルカリ 金属水酸化物を溶液から回収することを特徴とする請求の範囲第4項または第5 項記載の方法。 7.溶解したアルカリ金属硫酸塩の電気分解により、硫酸を溶液から回収する ことを特徴とする請求の範囲第4項または第5項記載の方法。 8.電気分解の前に、還元灰化によって得られた溶解硫化物を酸素で酸化させ て硫酸塩にすることを特徴とする請求の範囲第5項記載の方法。 9.キレート化剤を添加するか添加しない酸洗浄段(6)ならびにTCF漂白プ ラント(9)における酸段において必要な酸性化を、有機酸を供給することによ って生じさせることを特徴とする請求の範囲第1項〜第6項いずれか一項記載の 方法。 10.主に同じ熱源を使用することにより、漂白廃液および使用済み液を蒸発さ せることを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,VN (72)発明者 シユテイグソン,ラルス スウエーデン国.エス―663 02・ハマロ ー.マルトヴエゲン.9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アルカリ条件下で蒸解され、主に、塩素含有漂白薬品を使用せずに漂白さ れるパルプを製造する方法おいて、第一の回収設備(18)において使用済み蒸解 薬品を回収し、第二の回収設備(12)において使用済み漂白薬品を全部または部 分的に回収し、この漂白薬品を好ましくは全部または部分的に再生し、酸素脱リ グニン段(7)および/またはTCF漂白段(9)において再利用することを特 徴とする方法。 2.酸素脱リグニン段(7)の前に、未ざらしパルプを酸および適宜にはキレ ート化剤で処理し、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90% の洗浄効率で洗浄(6)することを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 3.酸素脱リグニン段(7)およびTCF漂白段(9)において放出された有 機物ならびに供給され、主に使用された漂白薬品の大きい方の部を、該洗浄段( 6C)からのろ液(6D)とともに回収することを特徴とする請求の範囲第2項記載 の方法。 4.回収するろ液を、パルプ1トンあたり多くとも15トン、好ましくはパルプ 1トンあたり多くとも10トンに制限し、好ましくは、回収したろ液中の乾物の含 有率を、蒸発により、少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%に濃縮するこ とを特徴とする請求の範囲第3項記載の方法。 5.漂白から回収した濃縮ろ液(6D)を、酸化環境中、化学量論的または超化 学量論的条件の下で灰化し、得られた無機化学物質を液に溶解することを特徴と する請求の範囲第4項記載の方法。 6.漂白から回収し、濃縮したろ液(6D)を、還元環境中、もっとも好ましく はCHEMREC(商標)反応炉の中でガス化し、得られた無機化学物質を液に溶解す ることを特徴とする請求の範囲第4項記載の方法。 7.溶解したアルカリ金属炭酸塩のかせい化または電気分解により、アルカリ 金属水酸化物を溶液から回収することを特徴とする請求の範囲第5項または第6 項記載の方法。 8.溶解したアルカリ金属硫酸塩の電気分解により、硫酸を溶液から回収する ことを特徴とする請求の範囲第5項または第6項記載の方法。 9.電気分解の前に、還元灰化によって得られた溶解硫化物を酸素で酸化させ て硫酸塩にすることを特徴とする請求の範囲第6項記載の方法。 10.キレート化剤を添加するか添加しない酸洗浄段(6)ならびにTCF漂白プ ラント(9)における酸段において必要な酸性化を、有機酸を供給することによ って生じさせることを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項いずれか一項記載の 方法。 11.仕主に同じ熱源を使用することにより、漂白廃液および使用済み液を蒸発 させることを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。
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