JPH085037B2 - 帯板材剪断搬送装置 - Google Patents

帯板材剪断搬送装置

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JPH085037B2
JPH085037B2 JP4208598A JP20859892A JPH085037B2 JP H085037 B2 JPH085037 B2 JP H085037B2 JP 4208598 A JP4208598 A JP 4208598A JP 20859892 A JP20859892 A JP 20859892A JP H085037 B2 JPH085037 B2 JP H085037B2
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義也 真野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の切込線を有しこ
の切込線で帯状の帯板材に分離可能な全板材から帯板材
を1枚ずつ剪断分離し搬送することに適した帯板材剪断
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7(A)に示すような複数の切
込線c1〜cnと多数の折曲線dが設けられた合成樹脂
(発泡スチロール等)製の全板材Pを用いて、図7
(B)に示すような持帰り弁当のパッケージなどに用い
る枠材Fが製造されている。この枠材Fの製造に当って
は、樹脂板材メーカーにおいて大量生産された全板材P
を切込線c1〜cnの位置で折り曲げたり引張ったりし
て1枚ずつ帯板材p1〜pnに切り離した後、多数の折
曲線dを利用して短円筒状に折り曲げ、両端部b1,b
2で接着することにより枠材Fを製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の全板材
を帯板材に切り離す工程は人間の手作業で行われてお
り、処理速度、製造コストの点で改善すべき課題を残し
ていた。しかるに、従来のこの種の枠材製造装置では、
上記の問題点を十分に解決するものが無く、その開発が
望まれていた。本発明は、上記の問題点を解決するため
になされたものであり、複数の切込線を有しこの切込線
で帯状の帯板材に分離可能な全板材から帯板材を1枚ず
つ剪断分離し所定の作業位置等にまで搬送しうる帯板材
剪断搬送装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る帯板材剪断搬送装置は、板材搬送方向
に対し直角をなす複数の切込線を有し当該切込線におい
て複数の帯板材に1枚ずつ分離可能な全板材を複数枚積
み重ねて載置する全板材載置底板と、ジャッキを有し前
記全板材載置底板上に載置された複数枚の全板材のうち
最下部に位置する1枚の全板材を水平方向である前記板
材搬送方向に向け押し出す全板材押出機を有する全板材
装填手段と、前記押し出された最下部全板材を板材搬送
方向に垂 直な方向である板材上下方向において規制する
全板材規制孔と、板材上下方向に伸縮可能な伸縮手段
と、当該伸縮手段の下端に取り付けられたカッタ手段と
を有し、前記伸縮手段を前記板材上下方向のうち下降す
る方向に延伸することにより前記最下部全板材を帯板材
に1枚ずつ剪断分離させて落下させる帯板材剪断手段
と、前記全板材押出機により送出されてきた全板材の所
定の切込線が前記全板材規制孔の前端縁と合致する位置
に到達したことを検出し切込線検出信号を出力する切込
線検出手段と、当該剪断分離された帯板材を前記板材搬
送方向に向け搬送する帯板材搬送手段と、前記全板材押
出機と前記伸縮手段と切込線検出手段と帯板材搬送手段
とに接続され、前記全板材押出機を作動させた後に前記
切込線検出信号が入力された場合には前記全板材押出機
を停止させ、前記伸縮手段を前記板材上下方向のうち前
記全板材の上方から下降する方向に延伸させることによ
り前記最下部全板材を帯板材に1枚ずつ剪断分離させて
落下させ、前記落下した帯板材を前記板材搬送方向に向
け前記帯板材搬送手段に搬送させるように制御する制御
手段と、を備えて構成される。
【0005】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、樹脂板材メ
ーカー等から一括梱包等されて納入された複数枚の全板
材は、その複数の切込線が板材搬送方向と直角をなすよ
うに全板材装填手段の全板材載置底板に積み重ねられて
載置された後、制御手段の制御により全板材押出機が作
動し、全板材載置底板上に載置された複数枚の全板材の
うち最下部に位置する1枚の全板材が水平方向である板
材搬送方向に向け押し出される。この押出動作は、全板
材押出機により送出されてきた全板材の所定の切込線が
帯板材剪断手段の全板材規制孔の前端縁と合致する位置
に到達したときに切込線検出手段がこれを検出し切込線
検出信号を制御手段に出力した場合には停止される。そ
の後、制御手段は、伸縮手段を板材上下方向のうち全板
材の上方から下降する方向に延伸させることにより最下
部全板材を帯板材に1枚ずつ剪断分離させて落下させ、
落下した帯板材を板材搬送方向に向け帯板材搬送手段に
搬送させるように制御する。したがって、人力の場合よ
りも迅速な処理速度で全板材から帯板材を剪断分離可能
で、かつ剪断分離された帯板材を1枚ずつ確実に後続す
る枠材折曲げ工程の位置等へ搬送することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。この帯板材剪断搬送装置1は、図1および図
2に示すように、全板材装填部2と、帯板材剪断部3
と、帯板材第1搬送部4と、帯板材第2搬送部5と、位
置検出部6と、制御部7とを備えている。
【0007】全板材装填部2は、全板材Pを積み重ねて
載置するための全板材載置底板8と、積み重ねられた全
板材Pの前面を規制する前面ガイド板9と、積み重ねら
れた全板材Pの左右両側を規制する1対の第1側方ガイ
ド板32,32(図2においては1側のみ図示)と、上
記の積み重ねられた全板材Pのうちの最に位置する
全板材である最下部全板材を図上左側へ向かう水平方向
である板材搬送方向に向けて押し出し(送出)可能に設
置された全板材押出機10とを有している。
【0008】帯板材剪断部3は、上記の全板材押出機1
0により押し出された全板材を板材搬送方向(水平方
向)に垂直な方向(以下、「板材上下方向」という。)
において規制する全板材規制孔11と、全板材押出機1
0により押し出された全板材Pから帯板材piを1枚ず
つ剪断分離可能な帯板材剪断機12と、剪断分離された
帯板材piを下方の帯板材第1搬送部4に落下させるよ
うに規制する帯板材落下ガイド15とを有している。ま
た、帯板材剪断機12は、空気圧又は油圧等によって
材上下方向に伸縮可能な伸縮手段であるピストンアーム
13と、ピストンアーム13の下端に取り付けられたカ
ッタ手段である剪断カッタ14を有している。
【0009】帯板材第1搬送部4は、上記の帯板材剪断
機12の下方に設けられ、上記剪断カッタ14により
断分離されて落下した帯板材piを受け止め、受け止め
た帯板材piをこの図上左側へ向う水平方向である板材
搬送方向に水平搬送する搬送ベルト20と、この搬送ベ
ルト20を所定の速度V1で駆動するベルト原動車21
および複数のベルト従動車22,23とを有している。
ベルト原動車21には、図示しないモータ等の駆動源が
接続している。
【0010】帯板材第2搬送部5は、上記の帯板材第1
搬送部4の左端に接続するように設けられ、上記の搬送
ベルト20により搬送されてきた帯板材piの長手方向
の両端部を板材搬送方向の後方から押すことにより帯板
材piを搬送する1対(図2においては片側の1個のみ
図示)の帯板材押送用金具30,30と、この1対の帯
板材押送用金具30,30が対応する位置に複数設けら
れた2条の搬送チェーン27,27(図2においては片
側の1条のみ図示)と、この搬送チェーン27,27を
所定速度V2で駆動するチェーン原動車28,28(図
2においては片側の1個のみ図示)およびチェーン従動
車29,29(図2においては1側のみ図示)と、帯板
材押送用金具30,30により押送される帯板材piが
板材搬送方向に向って滑走可能な帯板材滑走台31とを
有している。チェーン原動車28,28には、図示しな
いモータ等の駆動源が接続している。また、帯板材第1
搬送部4と帯板材第2搬送部5の両側には、板材搬送方
向に搬送される帯板材piの両側を規制する1対の第2
側方ガイド板33,33(図2においては片側の1個の
み図示)が設けられている。
【0011】位置検出部6は、全板材押出機10により
送出された全板材Pの前端部E1を検出する材端確認セ
ンサ16と、1回の剪断動作の後、剪断カッタの下端部
E2を検出するカッタ端確認センサ17と、帯板材pi
が帯板材第1搬送部4によりその左端部まで搬送された
か否かを確認する帯板材到達確認センサ24とを有して
いる。上記の材端確認センサ16は切込線検出手段に相
当している。
【0012】制御部7は、マイクロコンピュータ構成の
電気的制御装置で、データ信号やコントロール信号の授
受のための図示しないバスと、このバスに接続され情報
処理・制御全体を司る図示しないCPU(Centra
l ProcessingUnit:中央処理装置)
と、バスに接続されCPUの動作プログラムデータ等を
格納する図示しないROM(Read Only Me
mory:読出専用メモリ)と、バスに接続されCPU
の処理途中のデータ等を一時的に格納する図示しないR
AM(Random Access Memory:随
時読出し書込み可能メモリ)と、バスに接続されCPU
に外部から制御指令を与え、現在の動作状況等を表示す
るための図示しない入力・表示部等を有して構成され
る。また、制御部7は、必要に応じ、図示しない外部の
情報記憶媒体に格納されたCPUの動作プログラムデー
タ等を読出してCPUに出力したり、CPUの処理した
結果のデータ等を入力して情報記憶媒体に記憶させる外
部記憶装置を備えてもよい。制御部7は、上記の全板材
装填部2、帯板材剪断部3、帯板材第1搬送部4、帯板
材第2搬送部5とデータ信号やコントロール信号の授受
のための双方向のバスにより接続され、また、各センサ
16,17,24とはデータ信号入力用の一方向のリー
ド線35により電気的に接続されている。
【0013】次に、上記の帯板材剪断搬送装置1の動作
について図3ないし図6を用いて説明する。樹脂板材メ
ーカー等から、その平坦面が相互に対向するように積み
重ねられて納入された複数の全板材Pは、この帯板材剪
断搬送装置1の全板材装填部2の全板材載置底板8上
に、その前面が前面ガイド板9に合致しその側面が第1
側方ガイド板32,32に合致するように一括載置され
る(図3)。
【0014】次に、制御部7は、全板材装填部2の全板
材押出機10に対しバス34を介して板材送出信号S1
を送る。この場合には、後述するカッタ端確認センサ1
7からのカッタ端確認信号により剪断カッタ14の下端
部E2が所定の引き上げ位置よりも上方にあることを確
認した後に板材送出信号S1が送られる。全板材押出機
10は、板材送出信号S1を受け取ると、上記の一括載
置された全板材の最下部に位置する全板材Pの右方か
ら、板材搬送方向である図上左方へ向かう水平方向に
この最下全板材Pを押し出すことにより送出する。こ
の全板材押出機10は、例えば空気圧式ジャッキ又は油
圧式ジャッキ等により構成する。この際、材端確認セン
サ16は、レーザビームLにより、送出されてくる全板
材Pの前端部E1を監視し、所定の位置(例えば、剪断
すべき所定の切込線ciが全板材規制孔11の
合致する位置)に到達したことを確認した場合には、制
御部7に対しリード線35を介して切込線検出信号であ
材端確認信号S2を送る。制御部7は、材端確認信号
S2を受け取ると、全板材装填部2の全板材押出機10
に対しバス34を介して送出停止信号S3を送る。全板
材押出機10は、送出停止信号S3を受け取ると、上記
の全板材送出動作を停止する(図3)。
【0015】次に、制御部7は、帯板材剪断部3の帯板
材剪断機12に対しバス34を介してピストン延伸信号
S4を送る。帯板材剪断機12は、ピストン延伸信号S
4を受け取ると、図上で全板材の上方から下方に向けて
ピストンアーム13を延伸させる。この動作に伴い、全
板材Pの前端部は、剪断カッタ14と全板材規制孔11
との間で剪断され、切込線の部分で切り離されて帯板材
piとなり、帯板材落下ガイド15に沿って図上下方の
搬送ベルト20上に落下する(図4)。
【0016】次に、制御部7は、帯板材第1搬送部4の
図示しない駆動源に対しバス34を介してベルト駆動信
号S5を送る。帯板材第1搬送部4の図示しない駆動源
は、ベルト駆動信号S5を受け取ると、帯板材第1搬送
部4のベルト原動車21を図上反時計回り回転駆動さ
せ、搬送ベルト20を図上左方に向けて水平駆動させ、
搬送ベルト20上の帯板材piを図上左方の板材搬送方
向に所定速度V1で搬送する(図4)。
【0017】上記のようにして搬送ベルト20の左端部
まで搬送された帯板材piの前端と後端とは、帯板材到
達確認センサ24により検出され、制御部7に対しリー
ド線35を介して帯板材到達確認信号S6として送られ
る(図5)。
【0018】上記の帯板材ベルト搬送工程と同時に、制
御部7からは、帯板材剪断機12に対しバス34を介し
てピストン引縮信号S8が送られる。帯板材剪断機12
は、ピストン引縮信号S8を受け取ると、図上上方に向
けてピストンアーム13を引縮させる。この際、カッタ
端確認センサ17は、レーザビームLにより、上方に引
縮される剪断カッタ14の下端部E2を監視し、所定の
位置(例えば、剪断すべき全板材の上端面よりもほんの
少し上方の位置)に到達したことを確認した場合には、
制御部7に対しリード線35を介してカッタ端確認信号
S9を送る。制御部7は、カッタ端確認信号S9を受け
取ると、帯板材剪断機12に対しバス34を介してピス
トン停止信号S10を送る。帯板材剪断機12は、ピス
トン停止信号S10を受け取ると、上記のピストン引縮
動作を停止する(図5)。
【0019】次いで、制御部7は、全板材装填部2の全
板材押出機10に対しバス34を介して再び板材送出信
号S1を送る。全板材押出機10は、板材送出信号S1
を受け取ると、上記の一括載置された全板材の最下段の
全板材Pの右方から、板材搬送方向である図上左方へ、
この最下段全板材Pを押して送出する。この際、材端確
認センサ16は、レーザビームLにより、送出されてく
る全板材Pの前端部E1を監視し、上記と同様の所定位
置に到達したことを確認した場合には、制御部7に対し
リード線35を介して再び材端確認信号S2を送る。制
御部7は、材端確認信号S2を受け取ると、全板材装填
部2の全板材押出機10に対しバス34を介して再び送
出停止信号S3を送る。全板材押出機10は、送出停止
信号S3を受け取ると、上記の全板材送出動作を停止す
る(図5)。
【0020】次に、制御部7は、帯板材到達確認信号S
6を受け取ると、帯板材第2搬送部5の図示しない駆動
源に対しバス34を介してチェーン駆動信号S7を送
る。帯板材第2搬送部5の図示しない駆動源は、チェー
ン駆動信号S7を受け取ると、帯板材第2搬送部5のチ
ェーン原動車28,28を図上反時計回り回転駆動さ
せ、搬送チェーン27,27を図上左方に向けて水平駆
動させ、搬送チェーン27,27上に設けられた帯板材
押送用金具30,30を図上左方の板材搬送方向に駆動
する。搬送ベルト20の左端部に到達していた帯板材p
iは、この帯板材押送用金具30,30によりその両端
部が押され、帯板材滑走台31上を図上左方へ所定速度
V2で移送される(図6)。
【0021】上記の帯板材押送工程と同時に、制御部7
は、帯板材剪断部3の帯板材剪断機12に対しバス34
を介して再度ピストン延伸信号S4を送る。帯板材剪断
機12は、ピストン延伸信号S4を受け取ると、図上下
方に向けてピストンアーム13を延伸させる。この動作
に伴い、この場合の全板材Pの後続する前端部は、剪断
カッタ14と全板材規制孔11との間で剪断され、切込
線の部分で切り離されて帯板材pjとなり、帯板材落下
ガイド15に沿って図上下方の搬送ベルト20上に落下
する(図6)。以下、上記の工程を繰り返すことにより
全板材Pから帯板材piの剪断分離、搬送を行う。
【0022】そして、最後に、上記のようにして1枚ず
つ間隔をおいて搬送された帯板材piは、帯板材台2搬
送部5の図上左端の終端部に到達すると、図に示すよう
に、帯板材押送用金具30,30が上方から下方へ回転
するので、その動きに合わせて、1枚ずつ下方の加工位
置等に落下させられる。
【0023】上記において、全板材Pを押出して剪断分
離する速度Voと、ベルト搬送速度V1、およびチェー
ン移送速度V2との間には、V2≧V1≧Voの関係が
成立するように設定されているので、帯板材piは滞る
ことなく1枚ずつ迅速に加工位置等に搬送される。さら
に、上記の速度Vo、V1およびV2を適宜調整するこ
とにより、下流側の加工工程等の処理速度に自在に対応
することができる、という利点がある。また、上記帯板
材剪断搬送装置1の下流側に図7(B)に示す枠材Fの
自動加工装置を付加して、全板材Pから帯板材piの自
動剪断分離、自動搬送、自動加工を一括して行う自動装
置を構成することもできる。また、一括してまとめられ
た全板材Pは、いったん全板材装填部2に載置された後
に剪断分離、搬送がなされるので、工場内等で場所をと
ることがない、という利点も有している。
【0024】上記実施例において、全板材装填部2は全
板材装填手段に相当し、帯板材剪断部3は帯板材剪断手
段に相当し、帯板材第1搬送部4および帯板材第2搬送
部5とは帯板材搬送手段を構成し、位置検出部6のうち
材端確認センサ16および帯板材到達確認センサ24と
は位置検出手段を構成し、制御部7は制御手段に相当し
ている。
【0025】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0026】例えば、上記実施例では、帯板材第1搬送
部4としてベルト式搬送機を用い、帯板材第2搬送部5
としてチェーン式搬送機を用いる例について説明した
が、これは、これらに限定されることはなく、他の形式
の搬送手段を使用してもかまわない。そして、搬送ベル
トや搬送チェーンの数についても、実施例に示したもの
に限定されることはなく、幅員の小さい搬送ベルトを多
数用いて、搬送チェーンをその搬送ベルトの中間に挟ま
れるように設置してもよい。また、上記の実施例におい
ては、全板材Pに設けられた切込線ciの間隔は皆等し
い場合、すなわち帯板材piの幅が皆等しい場合を例に
とって説明したが、これは、各帯板材の幅がそれぞれ異
なる場合であってもかまわない。
【0027】そして、上記実施例では、制御部7がこの
帯板材剪断搬送装置1の各部、例えば、全板材押出機の
全板材送出量や帯板材第2搬送部の動作開始タイミング
等を各センサ16,17,24からの検出データに基づ
き制御する例について説明したが、これは、これらの各
量を予めオペレータ等が各部2〜5にマニュアルで入力
設定しておき、各部2〜5は設定された値に基づいて自
動的に動作するように構成してもかまわない。
【0028】さらに、上記実施例においては、全板材P
の送出量を、全板材Pの前端位置E1を検出することに
より確認する方式の例について説明したが、これは、全
板材載置底板8の面に光学式センサ等を内蔵させ、全板
材Pに設けられている切込線ciを検出することにより
確認するようにしてもかまわない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、樹脂板材メーカー等から一括梱包等されて納入され
た複数枚の全板材は、その複数の切込線が板材搬送方向
と直角をなすように全板材装填手段の全板材載置底板
積み重ねられて載置された後、制御手段の制御により全
板材押出機が作動し、全板材載置底板上に載置された複
数枚の全板材のうち最下部に位置する1枚の全板材が水
平方向である板材搬送方向に向け押し出される。この押
出動作は、全板材押出機により送出されてきた全板材の
所定の切込線が帯板材剪断手段の全板材規制孔の前端縁
と合致する位置に到達したときに切込線検出手段がこれ
を検出し切込線検出信号を制御手段に出力した場合には
停止される。その後、制御手段は、伸縮手段を板材上下
方向のうち全板材の上方から下降する方向に延伸させる
ことにより最下部全板材を帯板材に1枚ずつ剪断分離さ
せて落下させ、落下した帯板材を板材搬送方向に向け帯
板材搬送手段に搬送させるように制御する。したがっ
て、人力の場合よりも迅速な処理速度で全板材から帯板
材を剪断分離可能で、かつ剪断分離された帯板材を1枚
ずつ確実に後続する枠材折曲げ工程の位置等へ搬送する
ことができる。したがって、全板材から帯板材を折り取
る工程の省力化・自動化が図れ、かつ人件費コストを低
減することができる、という利点を有する。さらに、上
記の全板材の送出速度および帯板材の搬送速度を適宜調
整することにより、下流側の加工工程等の処理速度にい
かようにでも対応することができる、という利点をも有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である帯板材剪断搬送装置の
全体構成を示す側面図である。
【図2】図1における帯板材剪断搬送装置の全体構成を
示す平面図である。
【図3】図1における帯板材剪断搬送装置の動作を説明
する図(1)である。
【図4】図1における帯板材剪断搬送装置の動作を説明
する図(2)である。
【図5】図1における帯板材剪断搬送装置の動作を説明
する図(3)である。
【図6】図1における帯板材剪断搬送装置の動作を説明
する図(4)である。
【図7】図1における帯板材剪断搬送装置による剪断分
離および搬送に好適な帯板材の例を示す図であり、図7
(A)は剪断分離前の帯板材の斜視図を、図7(B)は
剪断分離後の帯板材を曲げ加工して形成した製品の斜視
図を、それぞれ示している。
【符号の説明】
1 帯板材剪断搬送装置 2 全板材装填部 3 帯板材剪断部 4 帯板材第1搬送部 5 帯板材第2搬送部 6 位置検出部 7 制御部 8 全板材載置底板 9 前面ガイド板 10 全板材押出機 11 全板材規制孔 12 帯板材剪断機 13 ピストンアーム 14 剪断カッタ 15 帯板材落下ガイド 16 材端確認センサ 17 カッタ端確認センサ 20 搬送ベルト 21 ベルト原動車 22,23 ベルト従動車 24 帯板材到達確認センサ 27 搬送チェーン 28 チェーン原動車 29 チェーン従動車 30 帯板材押送用金具 31 帯板材滑走台 32 第1側方ガイド板 33 第2側方ガイド板 34 バス 35 リード線 b1,b2 接着部 c1〜cn,ci 切込線 d 折曲線 E1 板材前端部 E2 カッタ下端部 F 枠材 L レーザビーム P 全板材 p1〜pn,pi 帯板材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材搬送方向に対し直角をなす複数の切
    込線を有し当該切込線において複数の帯板材に1枚ずつ
    分離可能な全板材を複数枚積み重ねて載置する全板材載
    置底板と、ジャッキを有し前記全板材載置底板上に載置
    された複数枚の全板材のうち最下部に位置する1枚の全
    板材を水平方向である前記板材搬送方向に向け押し出す
    全板材押出機を有する全板材装填手段と、 前記押し出された最下部全板材を板材搬送方向に垂直な
    方向である板材上下方向において規制する全板材規制孔
    と、板材上下方向に伸縮可能な伸縮手段と、当該伸縮手
    段の下端に取り付けられたカッタ手段とを有し、前記伸
    縮手段を前記板材上下方向のうち前記全板材の上方から
    下降する方向に延伸することにより前記最下部全板材を
    帯板材に1枚ずつ剪断分離させて落下させる帯板材剪断
    手段と、 前記全板材押出機により送出されてきた全板材の所定の
    切込線が前記全板材規制孔の前端縁と合致する位置に到
    達したことを検出し切込線検出信号を出力する切込線検
    出手段と、 当該剪断分離された帯板材を前記板材搬送方向に向け搬
    送する帯板材搬送手段と、 前記全板材押出機と前記伸縮手段と切込線検出手段と帯
    板材搬送手段とに接続され、前記全板材押出機を作動さ
    せた後に前記切込線検出信号が入力された場合には前記
    全板材押出機を停止させ、前記伸縮手段を前記板材上下
    方向のうち下降する方向に延伸させることにより前記最
    下部全板材を帯板材に1枚ずつ剪断分離させて落下さ
    せ、前記落下した帯板材を前記板材搬送方向に向け前記
    帯板材搬送手段に搬送させるように制御する制御手段
    と、を備えたことを特徴とする帯板材剪断搬送装置。
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