JPH08503797A - 受信器のポーリング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ＰＯＳ（販売時点情報管理）において商品の陳列場所に隣接して設けられた表示ユニット上に商品の価格を表示する情報システムは多数の分離表示ユニットを含み、分離表示ユニットは情報を再生し、情報は中央コンピュータまたは携帯端末から無線通信により変更可能である。このタイプの情報システムに関連する問題点は特定の商品に対応する識別コードを表示ユニットに割り付けるための手段を容易にかつ便利に提供することにある。本発明によれば、これは表示ユニット内に組み込まれかつ外部のスイッチまたは信号により設定可能な制御ユニットにより達成され、このような設定状態にある制御ユニットは携帯端末から伝送された識別コードを受信しかつ記憶するように設計されている。

Description

【発明の詳細な説明】 受信器のポーリング 技術分野 本発明はＰＯＳ（販売時点情報管理）において商品の陳列場所に隣接して設け られた表示ユニット上に前記商品の価格を表示する情報システムに関するもので ある。さらに詳細には、本発明は個々の表示ユニット内に記憶されている情報を 再生しかつその表示ユニットの情報が中央コンピュータからまたは携帯端末から 無線通信により変更可能であるところの多数の分離表示ユニットを有するタイプ のシステムに関するものである。 従来の技術 このタイプの既知のシステムの一例が１９８４年１０月１５日に提出されかつ １９８８年１月２３日にスウェーデン特許第４４１４７７号として公開されたス ウェーデン特許出願第８４０５１４０−８号に開示され，これが本発明を導く開 発の基礎になっている。 類似のシステムの他の例が、１９８９年５月５日に提出された米国特許出願第 ３４８３５５号の優先権を主張して１９９０年１１月７日に提出された欧州特許 公開第０３９６４１４号として公開されている。後者のシステムは、店舗の棚に 装着された１つまたは複数のＬＣＤディスプレイに接続された受信器を開示しま た各受信器お よび各ディスプレイに対して１個ずつのバッテリを使用し、このバッテリが、ユ ニットが光電システムにより電力を自給できる範囲以上の高い電力消費レベルを 可能にしている。 欧州特許公開第０３９６４１４号においてさらに、正常時はアイドリングバス 状態にありまた伝送された９３．９ｍｓのバスノイズにより５分間だけ励起され 、その後２４ビットのデータパッケージの形でデータが伝送されるようにした受 信器を有するシステムが開示されている。 上記のタイプの情報システムに関する１つの課題は、反復して行われるめんど うなバッテリ交換作業なしに種々の表示ユニットに電力を供給することである。 本発明が目的とするところのシステムにより、この課題は、正常時において、ユ ニットを作動しかつ正常な照明がついている場合にコンデンサまたは幾つかの他 の蓄電池を充電する電流を発生する光電変換器により表示ユニットに電力を供給 することにより解決され、表示ユニットは正常時、照明が遮断された後または照 明が十分でなくなった後は蓄電池からのみエネルギーを供給することにより伝送 された最新の情報を長時間継続して保持しかつ表示する。この時間は、もしもっ ぱら蓄電池から電力が供給されているとき表示ユニットが低電力消費状態に自動 的に切り換えられるように設計されているのでさらに延長される。電流供給が光 電変換器から行われるとき、表示ユニットの作業を本質的に変更することなく表 示ユニッ トが時々高電力消費部品を遮断するように設計されている場合、光電変換器およ び蓄電池をより小さな容量および寸法とすることができ、したがって表示ユニッ ト全体のサイズにも影響を与えるという他の利点が得られる。 本発明により解決される他の課題は、情報がそれから伝送されるコンピュータ と表示モジュールとの間の適切かつ有効な通信を行うことに関するものである。 新しい情報が実際的に任意のときに任意の表示ユニットに伝送されることが必要 であり、このとき表示ユニットはできるだけエネルギーを節約し、小さくかつ信 頼性があることが必要とされる。本発明により、これは所定の時間内においての み励起され次に完全に遮断されるところの表示ユニットの受信器により達成され るが、ただし所定の時間内に伝送信号が受信されないものとする。このあと受信 器は所定の時間遮断されたままであり、この時間は実質的に作動時間よりも長く 、一方伝送器は表示ユニットのすべての受信器を作動させるためにはまず所定期 間内にスタート信号を伝送し、そのあと表示ユニットのための再プログラム信号 が伝送される。 上記の方法の２つ以上が同じシステム内で実行された場合に分離表示ユニット を有する情報システムのとくに有利な実施態様が得られよう。これらの実施態様 は相互に依存してはいないが、組合せにおいてそれらは、その目的に高度に適合 されたシステムおよび表示ユニットの最も有利な態様が得られるという利点を有 するであろう。 したがって、本発明の目的は上記の方法を組み合わせて店舗内の棚上に直接設け られた価格表示装置として使用される応用の広い自給式表示ユニットを得ること である。 図面の説明 ここで本発明を図面により詳細に説明する。 図１は本発明に適用可能なシステムを示した略図である。 図２は本発明により識別コードを再プログラミングするように表示ユニットが 構成可能な方法を示した略図である。 図３は店舗用の価格システムにおける表示ユニット内の電力消費量が、負荷の 一部が遮断されることにより制御可能な方法を示した略図である。 図４は主装置とディスプレイの一実施態様との間の通信が本発明により受信ユ ニットの作動時間を制御することにより電力消費を節約するように設計可能な方 法を線図の形で示した略図である。 例示実施態様の説明 本発明が適用されるシステムは、実質的に冒頭に記載のスウェーデン特許のシ ステムに基づいているが、図１に示すように制御装置１を含み、制御装置１は、 商品識別記号と共に価格を記憶しかつ登録するために周知のように金銭登録機端 末８また場合により他の端末がそれに接続されているところの店舗用のコンピュ ータであってもよい。制御装置１は伝送ユニット２に接続され、伝送 ユニット２は、所定のシーケンスに従って伝送器２１により信号を伝送する。伝 送器２１は赤外光線を放出するダイオードで構成されるのが好ましいが、オプシ ョンとして他の適切な無線情報伝送器で構成してもよい。表示ユニット３は、外 側から見て、無線情報の受信器３１、電源供給用光電変換ユニット３２およびデ ィスプレイ３３を含み、ディスプレイ３３のユニットは受信器３１により受信さ れた情報を記憶しかつ記憶された情報をディスプレイ３３上に表示するための他 の組込構成要素に接続されている。表示ユニット３は周知のように、関連表示ユ ニットに対応するアドレス部分を有しおよび他の態様においては会計チェックな どの形の表示ユニット組込チェック機能を満たすタイプの受信情報をもっぱら記 憶するように設計されている。図１には幾つかの表示ユニット３のみが示されて いるが、通常は多数の表示ユニットが設けられ、これらの表示ユニットは各々使 用前に個々にプログラムされたそれ自身のアドレスコードを有している。大きな 店舗においてはその数は数千に達することもあるが、これらは１つまたは複数の 伝送器２１を有する単一制御装置１により制御可能である。表示ユニット内のパ ラメータを変更するために、たとえば表示ユニットの識別コードを初期化するた めに、オプションとして、伝送器４１を有する携帯端末４または１つの表示ユニ ットのみが再修正されるべきときに通常使用されるライトペン７を使用してもよ い。 さらに図２によれば、表示ユニットは機能的に、識別コードが最初にメモリま たはレジスタ内に記憶可能なように設計してもよい。受信器３１を含む受信ユニ ット３８からの受信信号の識別コードが制御ユニット３４によりコードレジスタ ３６内に一時的に記憶されかつあらかじめ記憶されている識別コードと比較され るように前記識別コードが利用され、もしこれらの識別コードが一致した場合に 受信されたデータが前に記憶されているデータの代わりに記憶されるが、これは 通常の方法で行われる。任意の識別コードが表示ユニット内に記憶される前は、 制御装置から表示ユニットにアクセスすることはできない。したがって、表示ユ ニットを初期化しかつその識別コードを記憶するためには、携帯端末４を使用す ることができる。 識別コードの再プログラミングは、表示ユニットが付属する商品上のコードを 携帯端末４またはライトペン７により読み取ることが好ましく、この場合携帯端 末は、制御ユニットが受信可能なように初期化されているときに表示ユニットに 信号を伝送するようにセットされている。識別コードを構成する表示ユニットへ の信号は商品コードとおよび該当するシステムおよび設備に固有の他のコード要 素とにより構成されることが好ましい。 ここでは表示ユニットは略図で示されているにすぎない。しかしながら当業者 であれば、一般的に既知の構成要素またはこの目的のためにとくに設計された構 成要素 により異なる方法でそれを態様化可能であることは明らかである。 図３は電源の切換を略図で示す。光電変換器３２は通常、全体として論理ユニ ット５１と呼ばれる表示ユニットの構成要素と、たとえば受信ユニット３８と場 合により確認信号の伝送器とからなる高電力消費部品５６や主としてＬＣＤディ スプレイ３３およびメモリ装置３５，３６からなる低電力消費部品５７の形で前 記論理ユニットに接続された消費部品を駆動する。光電変換器３２とエネルギー 貯蔵ユニット５３との間にモニタリングモジュール５２が接続され、モニタリン グユニット５２は変換器３２の出力電圧がエネルギー貯蔵ユニット５３の出力電 圧を超えたときに接続部５４において論理ユニット５１に高レベル信号を発生し またそれがしきい値電圧を下回ったときに接続部５５において低レベル信号を発 生するように設計されている。論理ユニット５１は、論理ユニットが現在光電変 換器または太陽電池３２から低電力を受けていることを示す低レベル信号を受信 するとある遅延時間後に高電力消費部品５６が遮断されるところの前記遅延時間 を含むように設計されていることが好ましい。また表示ユニットは、接続部５５ に低レベル信号が受信されたときすなわち論理ユニット５１が高電力消費部品５ ６を遮断したときに見えるようになる特定要素を設けているように設計されてい ることが好ましい。この要素により、たとえば表示モジュールの状態をモニタ する簡単な方法が得られるであろう。 したがって、光電変換器から得られるエネルギーを節約するために、表示ユニ ット３の受信ユニット３８をオン／オフ状態に切り換えてもよい。これは、本発 明において使用される原理に従って、表示ユニット３の受信ユニット３８の時間 動作を示した図４に簡単に表示されている。図４Ａは、受信器３が正常時には時 間ｔの間励起され次にスイッチが切られるが、もし正しいタイプの信号が受信さ れなかった場合には時間ｔのｎ倍の時間だけスイッチが完全に切られたままとな ることを示している。図５Ｂに示すように、制御装置１は時刻Ｔに伝送を開始す る。表示ユニットは、これにより図５Ｃに示すように受信機能を励起されたまま とするように設計され、すなわち受信ユニット３８は伝送器のスタート後に発生 する時間ｔの正常なスイッチオン時間後も励起されたままである。すべての受信 器が確実にオンされてすべての受信器が中央ＥＳＬシステム１から情報変更を受 け取るための準備が完了するようにするために、伝送器２はまず少なくとも時間 ｔのｎ倍の時間内に受信器に作動状態にあるように警告する情報を伝送しなけれ ばならず、これにより必要な情報変更をその目的地に確実に到達するように伝送 することができる。この機能は個々の表示ユニットの受信器のポーリングと呼ば れている。受信器が場合により存在する種々の外乱信号に応答してトリガするの を防止するために、受信器はシステムにより許容された 信号を規定する所定の信号形式のみが受信器を作動させるように設計されている 。数ｎは実質的なエネルギー節約を達成するために１より大きくなければならず 、少なくとも８であることが好ましい。図３において説明した回路との組合せで 追加のエネルギー節約が達成されるが、これは電圧しきい値より低くなったとき にモニタリングモジュール５２が接続部５５に低レベル信号を発生するようにセ ットされた場合に達成され、これにより表示ユニットにはエネルギー貯蔵要素５ ３からのみ電力が供給され、したがって受信ユニットにスイッチが入るのが防止 されよう。これは、もし店舗内の照明レベルがあまりにも低すぎる場合に表示ユ ニットの再プログラミングが防止されるという不便を与えるにすぎない。 したがって、表示ユニットにはまた、制御装置１への無線応答信号を提供する ための伝送器が設けられていることが好ましく、これにより情報が受け取られか つたとえば製品の価格が変更されたときに確認を行うことができる。表示ユニッ ト３の好ましい実施態様においては、装置とのすべての通信は赤外光線により行 われる。 以上、実施態様に関する図面により本発明を機能的に詳細に説明してきた。さ らに詳細な態様は、電子技術に関連する当業者に周知の技術により達成可能であ る。有効かつ適切なシステムを形成するために異なる実施態様の任意の組合せの 可能性もまた本発明の範囲に入ることは明らかである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 伝送された情報を表示するように設けられた多数の分離表示ユニットの中 の少なくとも１つの表示ユニット（３）への伝送器（２）を有する制御装置から 情報を伝送するための組合せシステムであって、このような各ユニットには一次 的に光電変換器（３２）または太陽電池により電力が供給されかつこのような各 ユニットがそれ自身の受信ユニット（３８）を含むところの前記組合せシステム において、 表示ユニットが前記光電変換器の電力供給レベルをモニタリングするためのモ ニタモジュール（５２）を含み、 受信ユニット（３８）が正常時は完全なスイッチ遮断状態にあって光電変換器 （３２）からの電力を節約しているが、時間ｔのｎ倍の時間経過後規則的にスイ ッチが入り、ここでｎは選択された正の数でありまたｔは選択された時間長さで あり、これにより受信ユニットがポーリングされたときすなわち励起されたとき およびシステムにより許容されていない信号が受信された場合選択された時間単 位ｔの経過後受信ユニットのスイッチが再び完全に切られ、一方許容された信号 が受信された場合受信時間が延長され、 伝送器（２）が、少なくとも伝送の開始時に、いずれかの表示ユニット内の記 憶情報を選択的にではなく変更することを意図した情報を与えることを特徴とす る組合 せシステム。 ２． ｎが１より大きく、好ましくは少なくとも８であることを特徴とする請求 項１の組合せシステム。 ３． 表示ユニットにより受信されるべきすべての伝送情報が特定システムのた めの許容された制御信号を定義する所定形式を有することを特徴とする請求項１ または２の組合せシステム。 ４． 表示ユニット（３）内に含められている受信ユニット（３８）が低電力供 給のためにモニタリングモジュール（５２）の作動により完全に遮断されること を特徴とする前出請求項のいずれかの組合せシステム。 ５． 制御装置の伝送器から情報を受け取った表示ユニットが制御装置に対し確 認のための応答信号を放出するように設計されていることを特徴とする前出請求 項のいずれかの組合せシステム。