JPH08502803A - ブレーキを備えたスクロール式圧縮機駆動装置 - Google Patents

ブレーキを備えたスクロール式圧縮機駆動装置

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JPH08502803A JP6511032A JP51103294A JPH08502803A JP H08502803 A JPH08502803 A JP H08502803A JP 6511032 A JP6511032 A JP 6511032A JP 51103294 A JP51103294 A JP 51103294A JP H08502803 A JPH08502803 A JP H08502803A
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Abstract

(57)【要約】 スクロール式圧縮機の駆動軸及び/又は旋回スクロール部材と圧縮機の一部を形成する固定壁との間で、圧縮機の逆転動作時に壁に対し自動的に係合して逆転を迅速に停止させるように作用する停止装置の数実施例を、記載してある。動力の供給による強制逆転に伴う圧縮機の損傷も、機械をフリーに回転させるか迅速に停止させることによって阻止される。小容量モータの使用時に始動を容易とする数方法も、開示している。

Description

【発明の詳細な説明】 ブレーキを備えたスクロール式圧縮機駆動装置 この発明はスクロール式機械、特に冷凍、空気調和及びヒートポンプ系で冷媒 を圧縮するのに用いられるようなスクロール式圧縮機において逆転の問題を解消 する機構に、関するものである。発明の背景と要約 スクロール式機械は冷凍用と空気調和及びヒートポンプ用の圧縮機として、高 効率で稼働する能力を有する点を主な理由としてますます多く使用されるように なって来ている。これらの機械は一般に互いに噛合わされた1対の螺旋翼を有し 、そのうちの一方の螺旋翼は他方の螺旋翼に対し相対的に、外側の吸入ポートか ら中心の吐出ポートにかけて移動する間に次第に容積を減少して行く可動の流体 ポケットを形成するように旋回せしめられる。適当した駆動軸を介し旋回スクロ ール部材を駆動する電動モータが設けられている。 スクロール式圧縮機は圧縮用の順次的な流体ポケットを形成する1対の螺旋翼 の相対向する翼側面間で流体密封を得るものであることからして、一般に吸入弁 及び吐出弁を必要としない。しかしながら指令によって意図的に、或は電力の供 給が断たれて不測に圧縮機の運転が中断されたとき、加圧された流体ポケットに より、また吐出チャンバーからの圧縮流体の逆流により、旋回スクロール部材の 逆旋回及び駆動軸の逆回転が生ぜしめられる可能性が大である。このような逆転 によっては不愉快な騒音が発生することが多く、また機械が損傷を受ける可能性 がある。また単相の駆動モータを用いる 機械では、瞬時的な電力供給の遮断が起きると圧縮機が逆方向に回転し始める可 能性がある。この逆転によっては圧縮機の過熱、若しくは装置の損傷が起こり得 る。さらに凝縮器のファンが停止したような場合には吐出圧力が、駆動モータを 失速させるか逆回転させる程度にまで高まることがある。その場合、旋回スクロ ールが逆旋回するにつれて吐出圧力が減少して行き、モータが再び圧力頭に打克 ってスクロール部材を「正」転方向に旋回駆動する状態が得られる。しかし吐出 圧力は再び、正逆転サイクルを繰返させるような圧力点まで上昇する。このよう な正逆転サイクルによっては、圧縮機若しくは関連する装置に損傷が生じ得る。 この発明の主な目的は、一の実施態様においては次のような極く単純で独特の アンローダカム、すなわちスクロール式の普通のガス圧縮機中に、全体としてみ た圧縮機の設計を特に修正することなしに容易に組込むことができ、圧縮機の停 止時には旋回スクロールを迅速に停止させると共にその負荷解除を行って吐出ガ スが吸入ガスと平衡化し得るようにスクロール停止状態を保持し、これにより吐 出ガスが圧縮機を逆方向に駆動するのを阻止し(アンローダカムの機能を発揮さ せるために必要な少量だけは別として。)、そのような逆転に付随する通常の停 止時騒音を無くすこととするアンローダカムを、提供することである。 付加的な目的は上述のようなアンローダカムであって、誤配線された三相モー タが動力源である場合に起こり得る圧縮機の強制逆転を、損傷を生じさせること なく受容できることとするカムを、提供することである。 この発明の別の目的は、他の実施態様においては次のようなより単純で独特の 軸ストップ、すなわち普通のスクロール式圧縮機中に これまた、全体としてみた圧縮機の設計を特に修正することなしに容易に組込む ことができ、圧縮機の停止時には駆動軸を迅速に停止させると共にその停止状態 を保持し(旋回スクロールを負荷解除することなしに。)、これにより逆転とそ れに付随する停止時騒音を無くすこととする軸ストップを、提供することである 。 別の付加的な目的は上述のような軸ストップであって、誤配線の三相モータに よる動力供給時に圧縮機の強制逆転を阻止するものを、提供することである。関 連した目的はそのような停止装置であって、他には圧縮機の作動を変更させず、 始動トルクを高めるとか何らかの態様で効率を低下したりすることをせず、既存 の潤滑系で容易に潤滑でき、さらに製作及び組立てを安価に行える装置を、提供 することである。 この発明の主な2実施例は共に望ましい結果を、圧縮機の駆動機構によって回 転駆動され、適切な条件下で軸受箱の固定壁に摩擦係合してクランク軸の逆転を 阻止し旋回スクロール部材の逆旋回動を阻止する、極く単純な装置を利用するこ とで達成する。第1の実施例では装置が、旋回スクロール駆動ハブの外径上で支 承されたアンローダカムに構成され、第2の実施例では装置が、クランク軸の上 面に支承された軸ストップに構成される。 低始動トルクモータを使用した場合に始動を容易とする、付加的な2つの実施 例についても、後述する。 この発明のこれら及び他の特徴は、添付図面を参照して行う以下の説明と請求 の範囲の記載から明瞭に理解できる。図面の簡単な説明 第1図は、この発明の第1の実施例を組込んであるスクロール式 圧縮機の上方側部分を示す縦断面図である。 第2図は、第1図に示す浮動シールの一部分の拡大図である。 第3図は、第1図の3−3線に沿った断面図である。 第4図は、第1図の4−4線に沿った断面図である。 第5図は、この発明に従ったクランク軸とクランクピン、アンローダカム及び 駆動ブッシュを示す斜視図である。 第6図は、この発明の第1の実施例の原理を具体化したアンローダカムの平面 図である。 第7図は、第6図のアンローダカムの底面図である。 第8図は、第6図の8−8線に沿った断面図である。 第9−18図はそれぞれ、本発明実施例のアンローダカムが諸作用段階でどよ うに機能するかを示す模式的な説明図である。 第19図はこの発明の第2の実施例を組込んであるスクロール式圧縮機を示す 、第1図に類似の図である。 第20図は、第21図の20−20線に沿った断面図である。 第21−27図はそれぞれ、本発明第2の実施例を形成する軸ストップの平面 図で、諸作用位置を示している。 第28図は、軸ストップがどように作用するかを幾何学的に示す一揃いのグラ フである。 第29,30図はそれぞれ、アンローダカム上のピボットカムの2つの極端な 位置について幾何学的関係を説明する図である。 第31,32図はそれぞれ、スクロール式圧縮機上部の、互いに90゜位相を 隔てた部分の断面図であって、浮動シールの変形例を示している。 第33図は、この発明の別の実施例の原理を具体化したアンローダカムの平面 図である。 第34図は、第33図のアンローダカムが諸作用段階でどように機能するかを 示す模式的な説明図である。好ましい実施例の説明 この発明は様々な形式のスクロール式機械において実施するのに適しているが 、例示上の目的からして第1図に一部を図示した一般構造の冷凍用のスクロール 式圧縮機において実施した例について説明する。本圧縮機はほぼ円筒状の密閉外 殻10を備え、外殻10の上端にはキャップ12を溶着してある。キャップ12 には、内部に通例の吐出弁(図示せず)を有していてもよい冷媒吐出管接手14 を設けてある。外殻10は閉鎖された底(図示せず)を有する。外殻10に取付 けられている他の主な構成要素としてはキャップ12と同一の点で外殻10に外 周端を溶着してある横向きの仕切り壁16、外殻10に対し適当な方法で取付け られている主軸受箱18、及び外殻10の内部に連通させてある吸入ガス入口管 接手20がある。モータ固定子21を、適宜の方法で外殻10中に固定して設け てある。上端に偏心したクランクピン26を有するクランク軸24を、主軸受箱 18中の軸受28及び外殻10の底端付近に配置の第2の軸受(図示せず)に回 転可能に支承させてある。クランク軸30は通例のように下端部中に比較的大径 の油ポンピング穴(図示せず)を有し、この穴は、放射方向の外向きに傾斜させ てクランク軸上端にまでかけて穿設されているより小径の穴30に対し連通させ てある。外殻10内の下部には通常の方法で潤滑油を満たしてあり、クランク軸 下端部中の油ポンピング穴は二次ポンプとして働く穴30と協力して、潤滑油を 汲上げ潤滑を必要とする圧縮機の種々の部分の全てに潤滑油を供給する。 クランク軸24は上記固定子21、該固定子21を貫通している巻線32、ク ランク軸24上に圧力ばめされている回転子(図示せず)を備えた電動モータに よって、回転駆動される。クランク軸24には釣合い重り35も取付けられてい る。通常の形式のモータ保護器36をモータ巻線32の至近位置に、モータ温度 が正常な温度範囲を越えるとモータを切るように設置することができる。図面を 見易くするために配線を図示していないが、モータに対し電力を供給するため端 子ブロック37を外殻10の壁に支持させて設けてある。 主軸受箱18の上面には平坦な環状スラスト受け面38を形成してあり、この スラスト受け面38上に、上面側に通常の螺旋翼44を有する端板42を備えた 旋回スクロール部材40が配置されている。このスクロール部材40はその下面 に、上記スラスト受け面38に対し密接する平坦な環状スラスト面46を有し、 該スラスト面46から円筒状のハブ48を下方向きに突出させてある。、ハブ4 8は円筒状の外面49と内部の平軸受50を有し、平軸受50中には穴54を有 する駆動ブッシュ52を回転可能に配設して、駆動ブッシュ52にクランクピン 26を嵌合してある。クランクピン26は穴54の内周面に形成してある平坦面 58(第3,5図)と係合する平坦面55を有し、これによって本願出願人の米 国特許No.4,877,382に示されているように旋回スクロール部材40を旋回径路中 で旋回動させるための、放射方向で融通性を有する駆動機構が提供されており、 ここに同特許を引用してその記載を加入する。ハブ48は円筒状の外面を有し、 クランク軸24の回転軸線と同心配置の円形壁面53によって区画された、軸受 箱18中の凹溝内に配置されている。 駆動ブッシュ52の穴54に対し潤滑油は、クランク軸54の上端から供給さ れる。穴30から放出される油も駆動ブッシュ52上端の切欠き溝57中に集め られ、そこから、軸受50を潤滑するために駆動ブッシュ52の外面に設けてあ る平坦部58によって形成されている回収通路を通って下向きに流れる。本潤滑 機構についてのより詳細な構造は、上記した米国特許No.4,877,382に記載されて いる。 翼44は非旋回スクロール部材60の一部を形成している非旋回螺旋翼59と 噛合わせてある。非旋回スクロール部材60は主軸受箱18に、該スクロール部 材60の制限された軸線方向運動が可能であるように(そして回転不能に)適宜 の方法で支持されている。該支持のための特定の方法は本発明にとって重要では ないが、図示の実施例では例示上の目的からして非旋回スクロール部材60を、 本願出願人の米国特許No.5,102,316に詳述されている方法で支持しており、ここ に同特許を引用してその記載を加入する。 非旋回スクロール部材60は中心に配置の吐出通路61を有し、この吐出通路 61は上端開放の凹溝62と連通させてあって、凹溝62が開口64を介し、キ ャップ12と仕切り壁16とによって区画形成された吐出消音室66と連通して いる。開口62の入口はその周りに環状のシート部67を有する。非旋回スクロ ール部材64の上面には互いに平行する同心配置の周壁面を有する環状凹溝68 を形成してあり、この環状凹溝68内には環状の浮動シール70を軸線方向に沿 い相対移動可能に配設してある。浮動シール70は凹溝68の底部を、部分72 で吸入圧力のガスから隔離すると共に部分74で吐出圧力のガスから隔離し、該 凹溝底部を通路75によって中間圧力の流体源と連通可能とする(第1,2図参 照)。したがっ て非旋回スクロール部材60は、該スクロール部材60の中心部に対し加わる吐 出圧力に基づく力と凹溝68の底部に加わる中間流体圧力に基づく力とによって 旋回スクロール部材40に向け軸線方向下方向きに移動付勢され、これによって 両スクロール部材間の翼先密封が高められる。凹溝62及び開口64中の吐出ガ スも外殻10内の吸入圧力のガスから、部分76でシート部67に係合する浮動 シール70によって隔離される(第1,2図参照)。この軸線方向での圧力付勢 及び浮動シール70の機能は本願出願人の米国特許No.5,156,539により詳細に記 載されており、ここに同特許を引用してその記載を加入する。 両スクロール部材40,60間の相対回転はリング78を有するオルダム接手 によって阻止される。図示のオルダム接手は本願出願人を譲受人とする1990年10 月1日付の米国特許出願No.591,443に開示されている構造のもので、リング78 は、非旋回スクロール部材60に一直径線上で対向配置して設けてある1対の溝 穴82(1個のみを図示)にスライド可能に嵌合した1対のキー80(1個のみ を図示)、及び溝穴82と90゜位相を隔てて旋回スクロール部材40に一直径 線上で対向配置して設けてある1対の溝穴(図示せず)にスライド可能に嵌合し た1対のキー(図示せず)を備えたものに、構成されている。より詳細な構造の 説明については、ここに上記特許出願を引用してその記載を加入する。 図示の圧縮機は、管接手28を介して流入する吸入ガスの一部が外殻10中へ 逃げてモータの冷却を援ける「側部低圧(low side)」型のものである。戻り吸 入ガスの十分な流れがある限り、モータは所望の温度範囲内に留められる。しか しこの流れが中断すると冷却の消失によりモータ保護器36が作動し機械が停止 される。 以上に説明して来たスクロール式圧縮機の構造は、既に公知であるか或は本願 出願人による係属中の特許出願の主題とされているものである。 本発明の2つの主実施例の両者は前述した通り、クランク軸により回転駆動さ れる極く単純な停止装置であって適切な条件下で軸受箱18の壁面53に対し合 目的的に係合してクランク軸の逆転、したがって旋回スクロール部材40の逆旋 回動を物理的に阻止する停止装置を、利用するものである。したがって壁面53 は本発明の意義での制動面を構成する。第1の実施例で停止装置はハブ48の外 径上で回転可能に支持されたアンローダカムであり、第2の実施例で停止装置は クランク軸の上端で回転可能に支持された軸ストップである。本発明の両主実施 例は翼先密封を向上させるための圧力付勢機構を設けてあるか否かに拘わらず、 旋回及び非旋回スクロール翼を用いるどのような型式のスクロール式圧縮機に適 用可能であると信じられる。 第1の実施例は第1−18図に示してあり、符号100で指すカムは第4−8 図に明瞭に図示してある。カム100は全体としてみた形状をほぼカップ状のも のとされ、ハブ48の外径上で小さな間隙(図示せず)をおいて支承されている 円筒面状の内面104を有する円筒状の側壁102、及び潤滑油と異物を排出す るための1対のドレン孔108を有するほぼ平坦な底壁108を備えている。側 壁102の一部には重心を所望の位置(第9図)に位置させるための肉厚部11 0を設けてあり、この肉厚部110には、第9−13図を参照して後述するよう に逆転を阻止するため制動面53に対し摩擦係合させる停止パッド112を一体 形成してある。停止装置の作動中の或る時間、制動面53に対し係合させるピボ ットパッド1 14も、停止パッド112のほぼ反対側で一体形成してある。 カム100の底壁106には互いに分離した5個の平坦な被駆動面118,1 20,122,124,125を形成する不規則形状の開口116を設けてあり 、被駆動面118,120,122,124,125はクランクピン26の基端 でクランク軸24の上面に形成してある平行な駆動面126,128によって駆 動を受けるものとされている。カム100はクランク軸24のほぼ平坦な上面1 30に対し、駆動面126,128がそれぞれ被駆動面118,120に対し相 対的に正転方向で係合すると共に該駆動面126,128がそれそれ被駆動面1 22及び124又は125に対し相対的に逆転方向で係合する状態の下で、接当 する。これによりカム100とクランク軸24間にロストモーション(空動き) 駆動接続が得られる。 カム100は圧縮機の停止時に、旋回スクロール部材40の負荷解除(アンロ ーディング)を行うと共に該スクロール部材40を停止状態に保持することによ って吐出ガスが吸入ガスと平衡化することを可能とするように、機能する。そう することによってカム100は吐出ガスが圧縮機を逆転駆動することを阻止し、 停止時騒音の発生を無くす。 第9図は諸要素が「通常作動」位置にあり該位置が各種の力により保たれてい る状態を示している。第9図においてクランクピン26及びハブ48の中心はo sで、またクランク軸24の回転中心及び制動面53の中心はcsで、それぞれ 示してある。中心os,cs間を結ぶ直線はlcで示してある。作動中にカム1 00は図示のようにクランク軸24と共に時計方向に回転し、また該軸24によ り被駆動面118,120を介して駆動されるものに設計されてい る。そのためカム100及びハブ48(旋回動する。)と制動面53(静止して いる。)との間に相対回転運動が存在する。この相対回転運動によってカムと他 の2要素との間の金属接触に基づく不必要な引きづり(ドラグ)及び摩耗が生じ 得、それを避ける必要がある。これはカム100の重心csを、遠心荷重により 第9図に示すように反時計方向のモーメントが生じることとなるように位置させ ることで、達成される。この反時計方向のモーメントはカム100がクランク軸 24に対抗して回転付勢される状態を維持し、それによりピボットパッド114 が制動面53に沿い引きづりを受けることが阻止される。第9図に示すようにF1 はクランク軸24の中心線csからカム100に対し放射方向で加わる放射方 向の遠心力である。力F1は、クランクピン26の中心線osを通る等量の反力 F2によって相殺される。力F1,F2を僅かに偏らせてある(カムの重心を適当 に位置づけることにより。)ので、カム100に加わる反時計方向のモーメント が生じる。この反時計方向のモーメントは時計方向の抗力Fx,Fyにより生ぜ しめられる時計方向のモーメントによって相殺され、これによりカムは通常の作 動中、第9図に示す位置に留められる。ガス圧による接線荷重が必ずしも一定で はないので、圧縮機は各旋回毎に若干の加速及び減速を受け得、これによりアン ローダカム100に対し交互に作用する回転モーメントが生ぜしめられる。その ためこの反時計方向モーメント(偏った力F1,F2により生成されたモーメント )は、力Fx,Fyを零よりも大に維持して不必要な騒音を発生させ得る面11 8,120の負荷解除(アンローディング)を阻止する値のものでなければなら ない。 圧縮機の停止時には角速度減速が行われ、これによりカム100 に加わる時計方向のモーメントが生じる。この時計方向モーメントは2つの成分 を有し、そのうちの1つの成分はカムの質量に関係し、他の成分はカムの回転慣 性に関係する。これらの2つの新たな成分は第9図の力解析図に破線で示してあ る。質量に関係するモーメントはF3で表され点cgに時計方向で作用し、慣性 に関係するモーメントはM3で表されカムに対し同様に時計方向で作用する。最 初は遠心力F1を、反時計方向モーメントを生じさせるために利用した。しかし ながら角速度が減少するに従いF1により生ぜしめられる反時計方向モーメント が減少する間、F3及びM3により生ぜしめられる時計方向モーメントは実質的に 一定に留まる。減速中の或る時間に反時計方向モーメントは時計方向モーメント よりも小さくなり、カムは駆動手段を離れて(第10図の面118,126間及 び面128,120間の隙間を参照)時計方向に若干、第11図に符号132で 示すようにピボットパッド114が最終的に制動面53に対し接触し該制動面に 沿い引きづられることとなる迄、回転する。この状態はクランクの数回の正方向 旋回の間、存在し得る。カムは今や、圧縮機が最終的に正転方向の惰行を停止し 逆転を開始し始めた時に旋回スクロールの負荷解除(アンローディング)を行う こととなる位置にある。したがって第11図は諸要素を、「ピボットパッド係合 」位置で図示している。 第12図は諸要素の「反転(flip)」位置を示している。圧縮機の正転運動を 減じ停止させたのと同じガス圧接線力が今度は、点aで開始する若干の逆転運動 を生じさせる。旋回スクロール部材の通常の運動径路は点aから点cまでの、そ して旋回半径によって決定される径路dに沿いそれをのり越えたものであろう。 しかしピボットパッド114が制動面53に対し係合していることからして旋回 スクロール部材は径路e(カムのピボット点132を中心とする。)に沿い点b まで強制移動せしめられ、その時点で制動面53に対し係合する。直線1c(第 12図)に沿った点b,c間の距離は、旋回スクロール翼と非旋回スクロール翼 間に生成せしめられる空隙に対応する。この空隙により吐出圧力のガスが圧縮機 内(両スクロール翼間)を通って吸入圧力のガス領域へと還流できて、圧縮機の 負荷解除(アンローディング)が達成される。上記空隙をつくり出す「反転(fl ip)」は、吐出ガスの接線力による旋回スクロール部材の初期の逆転によって生 ぜしめられる。 第11,12図に示すピボット角度θで定義されるピボットパッド114の配 置はカムの機能にとって重要であり、有効壁摩擦と駆動機構(running gear)中 での運動エネルギーとの間のトレードオフ(trade-off)である。第29図及び 第30図は大きなピボット角度θと小さなピボット角度θ間の違いを示している 。小ピボット角度θ(第29図)はbからcへの所望の翼側面分離が達成される 以前に旋回スクロール部材が比較的長い距離移動することを要求する。この比較 的長い距離の移動にはスクロール、駆動ブッシュ、カム及びクランク軸中での、 衝撃及び摩擦によって消失させねばならない比較的大きな運動エネルギーが伴う ことになる。これに対し大ピボット角度θ(第30図)はカムを正常に機能させ るために比較的大きな壁摩擦係数を必要とする。要求される壁摩擦は角度θの大 きさに比例し、同角度θが増すにつれて増大する。角度θが余りに大であると、 必要とされる壁摩擦係数が利用可能である壁摩擦係数を越えることがあり得る。 逆に角度θが余りに小であると、許容し得ない量の運動エネルギーによって衝撃 による損傷が生じ得る。翼側面分離が予定した空隙量(吐出ガスを吸入ガス側に 還流させるの に十分な量、つまり約0.010インチ)に達するとカム停止パッド112が壁 面53に突き当たって停止し(第12図)、クランク軸はなお逆転を継続してい るも旋回スクロール部材、駆動ブッシュ及びアンローダカム自体のエネルギーは 迅速に消失する。カム機能を発揮させるのに必要である圧縮機の僅かな逆転の間 にこれらの3要素(旋回スクロール部材、駆動ブッシュ及びアンローダカム)中 に蓄積されたエネルギーは、クランク軸中に蓄積されたエネルギーと比較すると 少ない。クランク軸中のエネルギーも消失させねばならず、この消失は衝撃又は 摩擦の何れかによってなされ得る。衝撃を利用する場合、クランクピン26の背 面(駆動面55の反対側の面)が既に停止している駆動ブッシュに打ち当たるよ うにする。摩擦を利用する場合(軸エネルギーを消失させる好ましい方法。)に は異なった方策を講じる。すなわち既に停止している駆動ブッシュに対するクラ ンクピンの衝突が生じる前にクランク軸駆動面126,128をアンローダカム 100の被駆動面122,124に対し係合させて、カムを逆転させる(第13 図)。しかしカム100はそのピボットパッド114及び停止パッド112の部 分におき、スクロールハブ48と制動壁面53間で拘留されている。したがって クランク軸がカム100を逆転させようとする時、両パッド112,114での 摩擦によって軸エネルギーが消失せしめられる。クランク軸を停止させるまでに カムは、壁面53に沿い10−15°だけ回転しさえすればよい。 カムの設計にあたって考慮すべき別の事項は、圧縮機が逆転方向に電力を供給 するような誤配線の三相モータにより駆動される場合にカムが損傷を受けたり損 傷を与えたりしないようにすることである。電力による強制逆転は停止時の通常 の逆転とは異なり、めった には起きないが重要である。アンローダカムは通常の停止時に逆転を阻止するが 強制逆転時には逆転を許容し、その結果、圧縮機が無効に運転され過熱して損傷 を生じないようモータ保護器を作動させる。強制駆動による逆転はクランク軸に よって開始され、他の要素(アンローダカム、駆動ブッシュ及び旋回スクロール 部材)に順次伝えられる。これに対し通常の停止時逆転はガス圧による接線力に よって開始され全要素(旋回スクロール部材、駆動ブッシュ、クランク軸及びア ンローダカム)が同時に駆動される。 第14図は強制駆動による逆転開始を、アンローダカムが通常の停止後にとる であろう位置で(同カムは強制逆転の開始時に他の位置をとっていることもあり 得るが、結果は同じ。)図解している。第14図で両パッド112,114は制 動面53に対し接触しており、アンローダカムとスクロールハブ間の接触点はぞ れぞれg,h及びiで示されている。符号140で示すようにカム100とハブ 48間に小さな間隙(図では誇張して両いている。)が存在する点に留意された い。0.015インチのオーダーの該間隙140は、強制逆転中にカムが機能す るのを援ける。またクランク軸は、カムに対し面124,122の部分で力F1 ,F2を及ぼしている状態で示しである。クランク軸とアンローダカムだけが反 時計方向に回転し始めている。同回転はクランク軸軸線まわりでのクランク軸及 びアンローダカムの一体的な単純回転であり、両パッドは壁面53に沿い引きづ られて行くのみである。 第15図は数度の反時計方向回転の結果を示している。接触点iは間隙を生じ て無くなり、アンローダカムとスクロールハブ間の接触点jが現れている(接触 点シフト)。力F2は転移過程にあり、一部は面122に対し作用し他の一部は アンローダカムの点jで面 104に対し作用している。 第16図はアンローダカム壁104への力F2の転移後にクランク軸が引き続 き回転した状態を示している。力F2(カムに対するのと等しくスクロールハブ 48に対し作用する。)の大きさは、スクロールの質量からして該スクロールの どのような運動を生じさせるのにも不十分である。しかし力F1と組合わされる と、これらの力は未だ不動のスクロールハブまわりでアンローダカムを回転させ るモーメントを生じさせる(面122と面126との分離参照)。この回転によ ってアンローダカムのパッド114,112が壁面53から分離する。パッド1 12,114と壁面53間が適当に分離した後、クランクピンの背面が第17図 に示すように駆動ブッシュに対し点kで係合する。この係合は駆動ブッシュ及び 旋回スクロール部材の運動開始を意味する。全要素が逆転方向に動くにつれ、回 転速度が増すにしたがって力F2は徐々に原位置(第16図)から最終位置(第 18図)へと移る。第18図は圧縮機が逆転方向に動力供給を受ける場合におけ る、カムに作用する定常状態での力を示している。十分な回転速度により点cg で作用する遠心力Fcが生ぜしめられている。この遠心力Fcによりカムが旋回 スクロールハブまわりでさらに若干回転せしめられて、力F1をカム面124か らカム面125に移行させる。これによりアンローダカムのパッド112,11 4と壁面53間の間隙がさらに増大する。遠心力Fcによってカム100と壁面 53間に十分な間隙が維持され、被駆動面125に対し係合する駆動面128と 力が平衡する(面124からの面128の僅かな逃げによりパッド112,11 4と制動面53間の空隙が増す。)。 この発明の第2の主実施例は、逆転を阻止するために単純ではあ るが独特の軸ストップを利用する。本実施例を組込んである圧縮機を、第19図 に図示してある。同圧縮機は少なくとも本発明に関する限り第1図に図示のもの と類似しており、類似の部分は同一の符号で指してある。重要な差異はいくつか の部分が異なった構造のものとされている点で、最も著しい差異は軸受箱18が 上下の2部分17,19に分割形成されており、本発明に従った軸ストップ20 0と釣合い重り35がクランク軸受28の上方で該両部分17,19間に配置さ れている点である。図示構造の軸受箱及び非旋回スクロール部材の支持方法は本 願出願人を譲受人とする1992年4月6日付の米国特許出願No.863,949に詳細に記載 されており、ここに同出願を引用してその記載を加入する。なお第2の対のオル ダムキー84が旋回スクロール部材40の溝穴86中に配置されている状態が図 示されている(第19図でオルダムリング78の右側部分は、左側部分と90゜ 位相を異ならせた位置で図示してある。)。 軸ストップ機構200(第20,21図に明瞭に図示)は一直径方向に沿わせ て配置した、硬化鋼製のほぼ平坦な図示形状の軸ストップ202を備えている。 この軸ストップ202はその一端に上下方向に沿う一体的な停止パッド204を 有し、この停止パッド204は通常、制動面53から若干隔てられているが作動 時には制動面53に対し摩擦係合させるものとされている。放射方向でみてパッ ド204の反対側の端付近で軸ストップ202には周方向に沿う切欠き溝206 を設けてあり、クランク軸24に取付けられ該軸24の平坦面210により駆動 される釣合い重り35の一部を構成するピン208を該切欠き溝206に挿通し てある。釣合い重り35は精密な抜き加工(ブランキング)により、ピン208 を一体形成しつつ製作できる。軸ストップ202は点cgに重心を有する形状の も のとされ、クランクピン26の軸線と同心配置の、クランク軸24の肩部分21 2上で相対回転可能に支持されている。 軸ストップ202はアンローダカム100に極く類似して、しかしずっと単純 な態様で機能する。その唯一の目的はクランク軸の逆転を、通常の停止時にも強 制駆動時にも阻止することにある。本軸ストップ202は、スクロールの負荷解 除のために翼側面分離を生じさせることをしない。旋回スクロール部材と駆動ブ ッシュは(アンローダカムを設けた前述実施例の場合とは異なり)影響を受けず 、軸ストップ202の作用に対し不可欠のものではない。 第21図は軸ストップ202に作用する力を、定常駆動位置で示している。重 心cgは、遠心力により抗力Fp,Fdが生じせしめられることとなるように位 置させてある。力Fdは力Fp、及び軸ストップ202上の重心cgの配置から 結果する力Fcによって生じせしめられるモーメントに対抗する。駆動力Fdの 大きさは、アンローダカムの場合にそうであったように通常運転中に軸ストップ 202が駆動ピン208から分離しないこととする値のものである。 第22図は、圧縮機が停止され減速が開始する時点で軸ストップ202に作用 ずるモーメントと力を示している。軸ストップ202の質量に関係する接線力F t及び慣性に関係するモーメントMが、減速によって生じる。これらのべクトル は力Fdの大きさを減らすように作用する。遠心力(主としてFdを生成)は角 速度の引き続く低下によって消失し、最終的にFdが零となる。この時点で軸ス トップ202が先行回転し始め、駆動ピン208から離れる。 第23図は、軸ストップ202がクランク軸24の上手側に若干回転した状態 を示している(この両者202,24はなお回転を低下しつつあるが、互いに異 なった割合で低下する。)。軸ストップ のパッド204と壁面53間の間隙が減少して行き、第24図に示すように零に まで達する。壁面53との係合により軸ストップ202はクランク軸に対する相 対位置を変更できなくなり、該両者202,24が同一の速度で動くことになる (3−7回転の間)。またこの時点で壁面力Fwが現れる。クランク軸24と軸 ストップ202は共に減速しつつある(同一割合で。)がまだ正転しているので 、壁摩擦力μFwが生じ(μは接触面間の摩擦係数)、軸ストップ202の時計 方向への運動に抵抗する。 最終的に圧縮機は完全停止に至る。正転方向で圧縮機を減速し停止させたガス 圧による接線力は今や、逆転方向の運動を生じさせようとする。そのため壁摩擦 力も方向を転じ、軸ストップ202は壁面53(パッド204を介して。)とク ランク軸24端の肩部分212との間で拘留される(第25図)。逆転が停止さ れるとこれらの力は軸ストップ202に関し平衡する。第26図は、第25図の 拘留位置でクランク軸24に作用する力を示している。軸24に作用する図示の 力、つまりクランクピン26に対し加わる抗力Fpとガス圧による接線力Ftg は回転運動を生じさせ得るもののみであり、これらの力も平衡する。したがって クランク軸の角運動はない。圧縮機は逆転を規制されている。 軸ストップ202はまた、動力源が誤配線された三相モータである場合の動力 供給中に圧縮機を拘束する。この場合、動力が供給されるとクランク軸が反時計 方向に回転し始める。これにより第27図に示すように軸ストップ202に作用 する力Fpが生ぜしめられ、この力Fpに対し重心cgに作用する慣性力Fiが 対抗する。その結果生じるモーメントが軸ストップ202も反時計方向に回転さ せようとするが、その割合はクランク軸24の回転割合よりもずっと 小さい。軸24と軸ストップ202は迅速に第25,26図の位置をとる。唯一 の差異はガス圧による接線力の代わりに反時計方向のモータトルクが拘束を生じ させる点である。失速したモータは迅速に過熱し、モータ保護器36を作動させ てモータを遮断する。したがって問題を解消できる。 第28図は軸ストップ202の回転位置(上段)、角速度(中段)及び角加速 度(下段)を時間の関数として画いている。第28図のグラフはT=0が停止時 点、T1が切欠き溝206からのピン208の分離時点、T2が壁面53に対する パッド204の接触時点である点を考慮して見れば、自明のものであろう。 単相モータは低始動トルクのものであり、スクロール用モータの中には、旋回 スクロールが放射方向の外向きに動きモータ速度がトルクレベルを支えるに十分 な値まで高まる以前にポンプ作用を開始することからして、始動できないものも あり得る。これは特に、本発明を利用した場合にそうである。本発明に従った停 止装置を設けていない場合は、浮動シール70を下降させて吐出ガス領域を吸入 ガス領域へとバイパスさせるのに十分な真空度が得られるだけの期間、圧縮機が 逆運転される。これに対し本発明を利用する場合には圧縮機が、浮動シールが下 降せしめられないほど迅速に停止することでポンプ作用が生じ得る。 余りに早期のポンプ作用を排除するのに利用可能な2つの解決策があるが、こ れらの解決策は任意のものであって特定の用途においては必要でない。第1の解 決策はスクロール翼の放射方向での分離を保証し、十分な呼びトルク(プライミ ングトルク)が発生するまで、旋回スクロールが放射方向外向きに完全に動くの を遅延させる方策である。これは第3図に例示するように単純な板ばね300を 、 クランクピン26と駆動ブッシュ52間に組込むことにより達成できる。板ばね 300は圧縮機が稼働していない時にスクロール翼の負荷解除を得させるのに十 分なだけ剛いものであるべきだが、圧縮機の稼働中に発生され翼シールに必要で あるところの遠心力に対し容易に屈服するに十分なだけ弱いものであるべきであ る。第2の解決策は、時限を設定した側部リークを行わせることによりポンプ作 用に時間遅延を与えることである。図示のスクロール式機械においてこれは、機 械停止時に浮動シール70が完全に開放するように該浮動シール70をスプリン グ負荷することによって、容易に達成できる。第31,32図に示すように第1 9図の圧縮機に類似の圧縮機中にスプリング400を、浮動シール70がシート 67を離れて下降するよう該シール70を付勢するため、組込んでいる。スプリ ング400は湾曲させた環状の板ばねであり凸に湾曲した部分で浮動シール70 の上面を、放射方向で隔たった複数点で弾性的に押圧する。スプリング400は その間にモータがトルクを発生し得る数回転の間、シール70の閉鎖を解除する ものに設計されている。 第33,34図は本発明に従ったカムの別の実施例を示している。本実施例の カム500は前記カム100と、カム100について前述したのり越え作用を無 くしたものに設計した点を除いて、類似のものである。のり越え作用を無くした ことで以下に説明するよう、低摩擦が要求される場合に負荷解除中、パッド位置 を変更しクランク軸回転を減らすことが可能となる。 カム500は全体としてみた形状をほぼカップ状のものとされ、ハブ48にそ の外径上で支承させる長円状の内面504を有する円筒状の側壁502、及び潤 滑油と異物を排出するための1対のドレン孔108を有するほぼ平坦な底壁10 6を備えている。側壁50 2の一部には前記カム100の肉厚部110に類似して、重心を所望の位置に位 置させるための肉厚部510を設けてある。この肉厚部510には逆転を阻止す るため制動面53に対し摩擦係合させる第1の停止パッド512を、一体形成し てある。制動面53に対し摩擦係合させる第2の停止パッド514も、第1の停 止パッド512のほぼ反対側で一体形成してある。第1及び第2の停止パッド5 12,514はカム500の外周面上に、作動中に両停止パッド512,514 が実質的に同時に制動面53と接触するように配置されている。 長円状の内面504は、2つの分離した円弧面501,503から構成されて いる。円弧面503の中心は第33図でみて、円弧面501の中心の若干下側及 び左側に配置されている。図示の好ましい実施例では円弧曲503の中心が第3 3図でみて、円弧面501の中心の0.323mm下側、0.239mm左側に 配置されている。円弧面501は円弧面503よりも若干大である。図示の好ま しい実施例では円弧面501は21.80mmの半径を有するものに形成され、 円弧面503は21.68mmの半径を有するものに形成されている。両円弧面 501,503はカップ点(凹み先)505と平面部(フラット・セクション) 507とで接している。 カム500の底壁106には互いに分離した5個の被駆動面118,120, 122,124及び125を形成する不規則形状の開口116を設けてあり、こ れらの被駆動面はクランクピン26の基端でクランク軸24の上面に形成してあ る駆動面126,128によって駆動をうけるものとされている。カム500は クランク軸24のほぼ平坦な上面130に対し、駆動面126,128がそれぞ れ被駆動面118,120に対し相対的に正転方向で係合すると共 に該駆動面126,128がそれぞれ被駆動面122及び124又は125に対 し相対的に逆転方向で係合する状態の下で、接当する。これによりカム500と クランク軸24間にロストモーション駆動接続が得られる。 カム500はカム100に類似して圧縮機の停止時に、旋回スクロール部材4 0の負荷解除を行うと共に該スクロール部材40を停止状態に保持して吐出ガス が吸入ガスと平衡化することを可能とするように、機能する。そうすることによ ってカム500は吐出ガスが圧縮機を逆駆動することを阻止し、停止時騒音の発 生を無くす。 圧縮機の停止時にはカム100について前述したのと同様に角速度減速が行わ れ、これによりカム500に加わる時計方向のモーメントが生じる。この時計方 向モーメントは2つの成分を有し、そのうちの1つの成分はカムの質量に関係し 、他の成分はカムの回転慣性に関係する。これらの2つの新たな成分は第9図の 力解析図に破線で示してある。質量に関係ずるモーメントはF3で表され点cg に時計方向で作用し、慣性に関係するモーメントはM3で表されカムに対し同様 に時計方向で作用する。最初は遠心力F1を、反時計方向モーメントを生じさせ るために利用した。しかしながら角速度が減少するに従いF1により生ぜしめら れる反時計方向モーメントが減少する間、F3及びM3により生ぜしめられる時計 方向モーメントは実質的に一定に留まる。減速中の或る時間に反時計方向モーメ ントは時計方向モーメントよりも小さくなり、カムは駆動手段を離れて(第10 図の面118,126間及び面128,120間の隙間を参照)時計方向に若干 回転する。この点までのカム500の作用は、カム100の作用と等しい。カム 500が引き続いて時計方向に回転することにより最終的に第1の停止パッド5 12と第2の 停止パッド514は制動面53に対し実質的に同時に、第34図に2点532で 示すように接触する。パッド512,514が制動面53に対し接触するのと同 時に、ハブ(48)とカム500の内面504とが点mで接触する。カム500 は今や、圧縮機が最終的に正転方向の惰行を停止し逆転を開始し始めた時に旋回 スクロールの負荷解除(アンローディング)を行うこととなる位置にある。カム 500に関しのり越え作用を無くしてあることにより、負荷解除に要する逆転量 が減らされると共に「諸要素を反転」させるためのパッド514と制動面53間 の摩擦係合が無くされる。制動面53と停止パッド512,514間の摩擦係合 は今や、圧縮機の負荷解除中にのみ要求されるだけである。負荷解除のために必 要な摩擦力はカム100の諸要素の「反転」のために必要な摩擦力と対比してず っと低い。第34図は圧縮機の負荷解除中における諸要素の位置を示している。 圧縮機の正転運動を減じ停止させたのと同じガス圧による接線力が今度は、点a で開始する若干の逆転運動を生じさせる。ガス接線力がガスによる分離力と相俟 って、旋回スクロール部材の平面部507に沿った放射方向の運動を生じさせて 圧縮機の負荷解除を得させる。旋回スクロール部材の普通の運動径路は点aから 点cまでの、旋回半径によって決定される径路dに沿いそれをのり越えたもので あろう。しかし停止パッド512,514が制動面53に対し係合していること からして旋回スクロール部材は、点m,nを結ぶ直線に平行な直線に沿い点aか ら点bまで強制移動せしめられる。これは内面504が長円形状を有するためで ある。点m,nは、旋回スクロール部材の運動の前後にハブ(48)が内面51 4に対し接触する点である。点bと点a間の距離(第34図)は、旋回スクロー ル翼と非旋回スクロール翼間に生成せしめられる空隙に 対応する。この空隙により吐出圧力のガスが圧縮機内(両スクロール翼間)を通 って吸入圧力のガス領域へと還流できる。カム500内での旋回スクロール部材 の運動は、吐出ガス圧の接線力による旋回スクロール部材の初期の逆転及び圧縮 機内でのガスの分離力によって生ぜしめられる。 翼側曲分離量が内面504の設計により設定された予定間隙量に達すると壁面 53に対する停止パッド512,514の接触により、クランク軸はなお逆転を 継続しているも旋回スクロール部材、駆動ブッシュ及びアンローダカム自体のエ ネルギーが迅速に消失せしめられる。圧縮機の僅かな逆転の間にこれらの3要素 (旋回スクロール部材、駆動ブッシュ及びアンローダカム)中に蓄積されたエネ ルギーは、クランク軸中に蓄積されたエネルギーと比較すると少ない。クランク 軸中のエネルギーも消失させねばならず、この消失は衝撃又は摩擦の何れかによ ってなされ得る。衝撃を利用する場合、クランクピン26の背面(駆動面55の 反対側の面)が既に停止している駆動ブッシュに打ち当たるようにする。摩擦を 利用する場合(軸エネルギーを消失させる好ましい方法。)には異なった方策を 講じる。すなわち既に停止している駆動ブッシュに対するクランクピンの衝突が 生じる前にクランク軸駆動面126,128をアンローダカム500の被駆動面 122,124に対し係合させて、カムを逆転させる(第13図)。しかしカム 500はその停止パッド514,512の部分におき、スクロールハブ48と制 動壁面53間で拘留されている。したがってクランク軸がカム500を逆転させ ようとする時、両パッド512,514での摩擦によって軸エネルギーが消失せ しめられる。クランク軸を停止させるまでにカムは、壁面53に沿い10−15 °だけ回転しさえずればよい。 カムののり越え作用ないし反転の必要性を無くしたでθPを減らし得、これに よりカム500を正しく機能させるために必要な壁摩擦係数が減らされる。何故 なら点aから点bまでの運動が内面504の設計によって決定され、もはやカム の反転によっては決定されないからである。 圧縮機の動力供給による強制逆転駆動中におけるカム500の作用と機能は、 カム100について前述したのと同様である。 以上に説明した本発明の好ましい実施例が前述の長所と特徴を与えるように十 分な配慮を施されたものであることは明らかであるが、添付の請求の範囲の適正 な範囲若しくは意義を逸脱することなく修正、変形及び変更を行って本発明を実 施可能であることは、明らかであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.スクロール式圧縮機であって、 (a)螺旋翼を有する第1のスクロール部材、 (b)螺旋翼を有する第2のスクロール部材、 (c)第1のスクロール部材に対し相対的に第2のスクロール部材が旋回動し 得るように両スクロール部材を支持する固定支持手段であって、各スクロール部 材の螺旋翼が互いに噛合わされ第2のスクロール部材の正転方向の旋回動により 容積を変更して行く流体ポケットが両螺旋翼間に形成されるように支持する固定 支持手段、 (d)動力を供給されて常時は正転方向に回転し、第2のスクロール部材を正 転方向に旋回動させる回転軸、 (e)上記支持手段に設けられた制動面、及び (f)圧縮機の逆転方向への初期動作の感知に応動して上記制動面に対し係合 し逆転動作を停止させる停止手段、 を備えたスクロール式圧縮機。 2.前記停止手段が、第2のスクロール部材の逆転動に対し直接に応動するも のである請求項1のスクロール式圧縮機。 3.前記停止手段が、前記回転軸の逆転動に対し直接に応動するものである請 求項1のスクロール式圧縮機。 4.前記停止手段を、第2のスクロール部材に支承させてある請求項1のスク ロール式圧縮機。 5.前記停止手段を、前記回転軸に支承させてある請求項1のスクロール式圧 縮機。 6.前記制動面が、ほぼ円形のもので前記回転軸の回転軸線と同心配置されて いる請求項1のスクロール式圧縮機。 7.前記制動面が、円筒面状のものである請求項6のスクロール式圧縮機。 8.前記停止手段が、第2のスクロール部材と前記制動面間に配置された環状 のカムである請求項6のスクロール式圧縮機。 9.前記回転軸がその一端に、第2のスクロール部材を旋回径路に沿い駆動す るための偏心ピンを備えており、前記停止手段を、前記回転軸に回転可能に支持 させ上記偏心ピンと前記制動面間に配置してある請求項6のスクロール式圧縮機 。 10.前記偏心ピンと第2のスクロール部材間で、圧縮機の非作動時に前記両 螺旋翼を互いに分離させる方向に第2のスクロール部材を移動付勢して、必要な 始動トルクを減少させるスプリング手段を設けてある請求項9のスクロール式圧 縮機。 11.前記スプリング手段が、前記回転軸が数回転した後の第2のスクロール 部材の遠心力により付勢効果を打ち消される弱いばね荷重のものである請求項1 0のスクロール式圧縮機。 12.吸入ガス領域と吐出ガス領域間に配置され常時は閉鎖される漏れ通路、 及び圧縮機の非作動時に該漏れ通路を開放し必要な始動トルクを減少させるスプ リング手段を、備えている請求項1のスクロール式圧縮機。 13.前記スプリング手段が、前記回転軸の数回の回転によって生成される圧 力により付勢効果を打ち消される弱いばね荷重のものである請求項12のスクロ ール式圧縮機。 14.前記停止手段が、圧縮機の通常運転中に前記回転軸により正転方向に駆 動され該回転軸と共に回転するものである請求項1のスクロール式圧縮機。 15.前記停止手段が、前記回転軸の動力供給による強制逆転を 阻止不能なものである請求項1のスクロール式圧縮機。 16.前記停止手段が、前記回転軸の動力供給による強制逆転を阻止可能なも のである請求項1のスクロール式圧縮機。 17.前記回転軸と前記停止手段間を、ロストモーション駆動機構により接続 してある請求項1のスクロール式圧縮機。 18.スクロール式圧縮機であって、 (a)螺旋翼を有する第1のスクロール部材、 (b)螺旋翼及び環状の駆動ハブを有する第2のスクロール部材、 (c)第1のスクロール部材に対し相対的に第2のスクロール部材が旋回動し 得るように両スクロール部材を支持する固定支持手段であって、各スクロール部 材の螺旋翼が互いに噛合わされ第2のスクロール部材の正転方向の旋回動により 容積を変更して行く流体ポケットが両螺旋翼間に形成されるように支持する固定 支持手段、 (d)上記支持手段により回転可能に支持され、動力を供給されて常時は正転 方向に回転する回転軸、 (e)上記回転軸上に設けられ上記駆動ハブ中に配置されている偏心駆動ピン であって、上記回転軸の正転方向への回転時に第2のスクロール部材を正転方向 に旋回動させる駆動ピン、 (f)上記支持手段に設けられ、上記回転軸の回転軸線と同心配置され上記駆 動ハブを取り囲んでいる制動面、及び (g)上記駆動ハブの外面に支承された環状のカムであって第2のスクロール 部材の初期逆転旋回動の感知に応動して上記制動面に対し係合し逆転旋回動を停 止させるストップ面を有するカムを備なえている停止手段、 を備えたスクロール式圧縮機。 19.前記カムが、前記回転軸により動力を供給されて常時は該 回転軸と共に、前記ストップ面と前記制動面との間に間隙をおいて回転するもの である請求項18のスクロール式圧縮機。 20.前記カムと前記回転軸間を、ロストモーション駆動機構により接続して ある請求項19のスクロール式圧縮機。 21.前記停止手段が、前記回転軸の通常の正転中に該回転軸に対する前記カ ムの相対回転を阻止するための制御手段を含んでいる請求項20のスクロール式 圧縮機。 22.前記制御手段が前記カムの形状のものでその重心位置を、前記回転軸の 通常の正転中に前記相対回転に対し抵抗する方向のモーメントを生じさせるよう に設定してある請求項21のスクロール式圧縮機。 23.前記重心位置を、圧縮機への動力供給遮断時に前記モーメントが減少し 始めて前記回転軸の位相進行が前記カムの対応する位相進行よりも遅れ始めるよ うに設定してある請求項22のスクロール式圧縮機。 24.前記カムがその外面上に、前記した位相進行の遅れが予定した量に達す ると前記制動面に対し接触するピボットバッドを有する請求項23のスクロール 式圧縮機。 25.前記カムが、第2のスクロール部材を逆転方向に旋回動させるように付 勢する吐出ガス圧力に応動して前記ピボットパッドまわりで、前記ストップ面が 前記制動面に対し摩擦係合して第2のスクロール部材を逆転不能に拘束するまで 旋回するものである請求項24のスクロール式圧縮機。 26.前記したカムの旋回が第2のスクロール部材に対し、該スクロール部材 の螺旋翼が第1のスクロール部材の螺旋翼から分離されて圧縮機の負荷が解除さ れるように、伝達される請求項25のス クロール式圧縮機。 27.前記カムが、前記回転軸が前記吐出ガス圧力により逆転方向に駆動され 始めると該回転軸が係合する逆駆動面を有していて、前記ピボットパッドと前記 ストップ面間の摩擦係合によって回転軸が逆転不能に拘束されるように構成して ある請求項25のスクロール式圧縮機。 28.前記回転軸の動力供給による強制逆転によって前記カムも当初は逆転方 向に回転せしめられるように構成され、該カムの形状を、該逆回転によって回転 軸に対しカムを若干相対回転させ前記ストップ面と前記制動面間に空隙を生じさ せるモーメントが生じ、該空隙によってストップ面の制動面に対する係合又は追 従が阻止されるように設定してある請求項18のスクロール式圧縮機。 29.前記空隙の生成を促進する僅かな間隙を、前記カムと前記ハブ間に設け てある請求項28のスクロール式圧縮機。 30.前記回転軸が、周方向で間隔をあけた1対の外向き駆動面を有し、前記 カムが少なくとも4個の被駆動面であって、そのうちの2個の被駆動面はカムと 前記回転軸間に一方向への相対回転がある場合に上記駆動面に対しそれぞれ係合 し、他の2個の被駆動面はカムと回転軸間に他方向への相対回転がある場合に上 記駆動面に対しそれぞれ係合する被駆動面を、有する請求項19のスクロール式 圧縮機。 31.前記1対の駆動面が、互いにほぼ平行である請求項30のスクロール式 圧縮機。 32.前記カムを、平坦な底壁を有するほぼカップ状のものに形成してあり、 前記被駆動面を、上記底壁に設けた開口によって区画形成してある請求項31の スクロール式圧縮機。 33.前記底壁にその周端付近で、前記開口と間隔をあけたドレン孔を形成し てある請求項32のスクロール式圧縮機。 34.前記ハブ中に回転可能に配置されていて平坦な被駆動面を一部で形成し ている中心の開口を有する駆動ブッシュを設け、前記駆動ピンを上記開口中に配 置すると共に該駆動ピンに上記被駆動面に対し係合する平坦な駆動面を設け、こ れらの被駆動面と駆動面を、圧縮機の負荷解除を可能とするよう相対スライド可 能に係合させてある請求項18のスクロール式圧縮機。 35.第1及び第2のスクロール部材がそれぞれ、一面上に配置された螺旋翼 を有する端板を備えている請求項18のスクロール式圧縮機。 36.前記ハブを前記螺旋翼とは反対側の、前記端板の面上に配置してある請 求項35のスクロール式圧縮機。 37.前記第1のスクロール部材が、非旋回スクロール部材である請求項18 のスクロール式圧縮機。 38.前記偏心駆動ピンと第2のスクロール部材間で、圧縮機の非作動時に前 記両螺旋翼を互いに分離させる方向に第2のスクロール部材を移動付勢して、必 要な始動トルクを減少させるスプリング手段を設けてある請求項18のスクロー ル式圧縮機。 39.前記スプリング手段が、前記回転軸が数回回転した後の第2のスクロー ル部材の遠心力により付勢効果を打ち消される弱いばね荷重のものである請求項 38のスクロール式圧縮機。 40.吸入ガス領域と吐出ガス領域間に配置され常時は閉鎖される漏れ通路、 及び圧縮機の非作動時に該漏れ通路を開放し必要な始動トルクを減少させるスプ リング手段を、備えている請求項18のスクロール式圧縮機。 41.前記スプリング手段が、前記回転軸の数回の回転によって生成される圧 力により付勢効果を打ち消される弱いばね荷重のものである請求項40のスクロ ール式圧縮機。 42.スクロール式圧縮機であって、 (a)螺旋翼を有する第1のスクロール部材、 (b)螺旋翼を有する第2のスクロール部材、 (c)第1のスクロール部材に対し相対的に第2のスクロール部材が旋回動し 得るように両スクロール部材を支持する固定支持手段であって、各スクロール部 材の螺旋翼が互いに噛合わされ第2のスクロール部材の正転方向の旋回動により 容積を変更して行く流体ポケットが両螺旋翼間に形成されるように支持する固定 支持手段、 (d)動力を供給されて常時は正転方向に回転し、第2のスクロール部材を正 転方向に旋回動させる回転軸、 (e)上記支持手段に設けられ、上記回転軸の回転軸線と同心配置されている 円筒面状の制動面、及び (f)上記回転軸に、該回転軸の回転軸線と平行な軸線まわりで回転可能に支 承されている停止手段であって、上記回転軸の初期逆転動の感知に応動して上記 制動面に対し係合し逆転動を停止させるストップ面を有する停止手段、 を備えたスクロール式圧縮機。 43.前記停止手段が、前記回転軸により動力を供給されて常時は該回転軸と 共に、前記ストップ面と前記制動面との間に間隙をおいて回転するものである請 求項42のスクロール式圧縮機。 44.前記停止手段と前記回転軸間を、ロストモーション駆動機構により接続 してある請求項43のスクロール式圧縮機。 45.前記停止手段が、前記回転軸の通常の正転中に該回転軸に 対する前記カムの相対回転を阻止するための制御手段を含んでいる請求項44の スクロール式圧縮機。 46.前記制御手段の形状を、前記回転軸の通常の正転中に前記相対回転に対 し抵抗する方向のモーメントを生じさせる位置に重心を有するように設定してあ る請求項45のスクロール式圧縮機。 47.前記重心位置を、圧縮機への動力供給遮断時に前記モーメントが減少し 始めて前記回転軸の位相進行が前記停止手段の対応する位相進行よりも遅れ始め るように設定してある請求項46のスクロール式圧縮機。 48.前記ストップ面の形状を、前記した位相進行の遅れが予定した量に達す ると該ストップ面が前記制動面に対し接触するように設定してある請求項47の スクロール式圧縮機。 49.前記停止手段と前記回転軸とが、圧縮機が完全に停止するまで一緒に惰 行するように構成してある請求項48のスクロール式圧縮機。 50.前記回転軸が圧縮されたガスにより逆転方向に回転付勢されると前記停 止手段が前記制動面と該回転軸間で挟持されて回転軸の逆転が阻止されるように 、構成してある請求項49のスクロール式圧縮機。 51.前記回転軸に逆転方向の動力が供給されると前記停止手段が前記制動面 と該回転軸間で挟持されて回転軸の逆転が阻止されるように、構成してある請求 項42のスクロール式圧縮機。 52.前記停止手段の回転軸線を前記回転軸の回転軸線から、第2のスクロー ル部材の旋回半径に等しい距離だけ隔ててある請求項42のスクロール式圧縮機 。 53.前記停止手段が、前記制動面により区画された穴を横切っ て該穴の直径方向に沿う細長い硬化部材を備えている請求項42のスクロール式 圧縮機。 54.前記回転軸に該回転軸と一緒に回転するように装着されていて駆動部を 備えている駆動部材を設け、前記停止手段に、上記駆動部が係合可能な被駆動部 を設けてある請求項42のスクロール式圧縮機。 55.前記駆動部材が、釣合い重りである請求項54のスクロール式圧縮機。 56.前記停上手段と前記駆動部材がそれぞれ、ほぼ平坦なものであって互い に平行させて近接配置されている請求項55のスクロール式圧縮機。 57.前記した駆動部と被駆動部のうちの一方がピンであり、他方が該ピンを 支承する溝穴である請求項54のスクロール式圧縮機。 58.前記溝穴が、アーチ状のものである請求項57のスクロール式圧縮機。 59.前記ピンを、前記駆動部材上に設けてある請求項57のスクロール式圧 縮機。 60.前記駆動部材と前記停止手段間を、ロストモーション駆動機構によって 接続してある請求項54のスクロール式圧縮機。 61.前記回転軸が、第2のスクロール部材を旋回径路中で運動させるための 偏心クランクピンを有し、前記停止手段を、該クランクピンに支承させてある請 求項42のスクロール式圧縮機。 62.前記回転軸が、第2のスクロール部材を旋回径路中で運動させるための 偏心クランクピンを有し、該クランクピンと第2のスクロール部材間に、圧縮機 の非作動時に前記両螺旋翼を互いに分離させる方向に第2のスクロール部材を移 動付勢して、必要な始動ト ルクを減少させるスプリング手段を設けてある請求項42のスクロール式圧縮機 。 63.前記スプリング手段が、前記回転軸が数回回転した後の第2のスクロー ル部材の遠心力により付勢効果を打ち消される弱いばね荷重のものである請求項 62のスクロール式圧縮機。 64.吸入ガス領域と吐出ガス領域間に配置され常時は閉鎖される漏れ通路、 及び圧縮機の非作動時に該漏れ通路を開放し必要な始動トルクを減少させるスプ リング手段を、備えている請求項42のスクロール式圧縮機。 65.前記スプリング手段が、前記回転軸の数回の回転によって生成される圧 力により付勢効果を打ち消される弱いばね荷重のものである請求項64のスクロ ール式圧縮機。 66.スクロール式圧縮機であって、 (a)螺旋翼を有する第1のスクロール部材、 (b)螺旋翼及びハブを有する第2のスクロール部材、 (c)第1のスクロール部材に対し相対的に第2のスクロール部材が旋回動し 得るように両スクロール部材を支持する固定支持手段であって、各スクロール部 材の螺旋翼が互いに噛合わされ第2のスクロール部材の正転方向の旋回動により 容積を変更して行く流体ポケットが両螺旋翼間に形成されるように支持する固定 支持手段、 (d)動力を供給されて常時は正転方向に回転し、第2のスクロール部材を正 転方向に旋回動させる回転軸、 (e)上記支持手段に設けられている制動面、及び (f)第2のスクロール部材の初期逆転旋回動の感知に応動して上記制動面に 対し係合し逆転旋回動を停止させる少なくとも1個のストップ面を有する環状カ ムを備えた停止手段であって、上記環状 カムが、上記ハブの外面に対し係合させる長円状の内面を有する停止手段、 を備えたスクロール式圧縮機。 67.前記カムが、前記回転軸により動力を供給されて常時は該回転軸と共に 、前記ストップ面と前記制動面との間に間隙をおいて回転するものである請求項 66のスクロール式圧縮機。 68.前記カムと前記回転軸間を、ロストモーション駆動機構により接続しで ある請求項67のスクロール式圧縮機。 69.前記停止手段が、前記回転軸の通常の正転中に該回転軸に対する前記カ ムの相対回転を阻止するための制御手段を含んでいる請求項68のスクロール式 圧縮機。 70.前記制御手段が前記カムの形状のものでその重心位置を、前記回転軸の 通常の正転中に前記相対回転に対し抵抗する方向のモーメントを生じさせるよう に設定してある請求項69のスクロール式圧縮機。 71.前記重心位置を、圧縮機への動力供給遮断時に前記モーメントが減少し 始めて前記ストップ面が前記制動面に対し係合するように設定してある請求項7 0のスクロール式圧縮機。 72.前記した環状カムの長円状内面に沿う前記ハブの運動を第2のスクロー ル部材に伝達して、該スクロール部材の螺旋翼を第1のスクロール部材の螺旋翼 から分離させ圧縮機の負荷解除を得るように構成してある請求項71のスクロー ル式圧縮機。 73.前記カムに、前記回転軸が圧縮されたガスにより逆転方向に回転駆動さ れ始めると該回転軸が係合する逆駆動面を設けて、前記ストップ面の摩擦係合に より回転軸を逆転不能に拘束するように構成してある請求項71のスクロール式 圧縮機。 74.前記回転軸の動力供給による強制逆転によって前記カムも当初は逆転方 向に回転せしめられるように構成され、該カムの形状を、該逆回転によって回転 軸に対しカムを若干相対回転させ前記ストップ面と前記制動面間に空隙を生じさ せるモーメントが生じ、該空隙によってストップ面の制動面に対する係合又は追 従が阻止されるように設定してある請求項66のスクロール式圧縮機。 75.前記空隙の生成を促進する僅かな間隙を、前記カムと前記ハブ間に設け てある請求項74のスクロール式圧縮機。 76.前記回転軸が、周方向で間隔をあけた1対の外向き駆動面を有し、前記 カムが少なくとも4個の被駆動面であって、そのうちの2個の被駆動面はカムと 前記回転軸間に一方向への相対回転がある場合に上記駆動面に対しそれぞれ係合 し、他の2個の被駆動面はカムと回転軸間に他方向への相対回転がある場合に上 記駆動面に対しそれぞれ係合する被駆動面を、有する請求項67のスクロール式 圧縮機。 77.前記1対の駆動面が、互いにほぼ平行である請求項76のスクロール式 圧縮機。 78.前記カムを、平坦な底壁を有するほぼカップ状のものに形成してあり、 前記被駆動面を、上記底壁に設けた開口によって区画形成してある請求項76の スクロール式圧縮機。 79.前記底壁にその周端付近で、前記開口と間隔をあけたドレン孔を形成し てある請求項78のスクロール式圧縮機。 80.前記ハブ中に回転可能に配置されていて平坦な被駆動面を一部で区両形 成している中心の開口を有する駆動ブッシュを設け、前記駆動ピンを上記開口中 に配置すると共に該駆動ピンに上記被駆動面に対し係合する平坦な駆動面を設け 、これらの被駆動面と駆動 面を、圧縮機の負荷解除を可能とするよう相対スライド可能に係合させてある請 求項66のスクロール式圧縮機。 81.第1及び第2のスクロール部材がそれぞれ、一面上に配置された螺旋翼 を有する端板を備えている請求項66のスクロール式圧縮機。 82.前記ハブを前記螺旋翼とは反対側の、前記端板の面上に配置してある請 求項81のスクロール式圧縮機。 83.前記第1のスクロール部材が、非旋回スクロール部材である請求項66 のスクロール式圧縮機。 84.前記ピンと第2のスクロール部材間で、圧縮機の非作動時に前記両螺旋 翼を互いに分離させる方向に第2のスクロール部材を移動付勢して、必要な始動 トルクを減少させるスプリング手段を設けてある請求項66のスクロール式圧縮 機。 85.前記スプリング手段が、前記回転軸が数回回転した後の第2のスクロー ル部材の遠心力により付勢効果を打ち消される弱いばね荷重のものである請求項 84のスクロール式圧縮機。 86.吸入ガス領域と吐出ガス領域間に配置され常時は閉鎖される漏れ通路、 及び圧縮機の非作動時に該漏れ通路を開放し必要な始動トルクを減少させるスプ リング手段を、備えている請求項66のスクロール式圧縮機。 87.前記スプリング手段が、前記回転軸の数回の回転によって生成される圧 力により付勢効果を打ち消される弱いばね荷重のものである請求項86のスクロ ール式圧縮機。 88.前記長円状内面が、少なくとも1つの平坦部分を含むものである請求項 66のスクロール式圧縮機。 89.前記長円状内面が、少なくとも2つの曲面部分を含むもの である請求項66のスクロール式圧縮機。 90.前記曲面部分が、互いに異なった半径を有する2つの円弧状の部分であ る請求項89のスクロール式圧縮機。 91.スクロール式圧縮機であって、 (a)螺旋翼を有する第1のスクロール部材、 (b)螺旋翼及びハブを有する第2のスクロール部材、 (c)第1のスクロール部材に対し相対的に第2のスクロール部材が旋回動し 得るように両スクロール部材を支持する固定支持手段であって、各スクロール部 材の螺旋翼が互いに噛合わされ第2のスクロール部材の正転方向の旋回動により 容積を変更して行く流体ポケットが両螺旋翼間に形成されるように支持する固定 支持手段、 (d)動力を供給されて常時は正転方向に回転し、第2のスクロール部材を正 転方向に旋回動させる回転軸、 (e)上記支持手段に設けられている制動面、及び (f)第2のスクロール部材の初期逆転旋回動の感知に応動して上記制動面に 対し係合し逆転旋回動を停止させる少なくとも1個のストップ面を有する環状カ ムを備えた停止手段であって、上記環状カムが上記ハブの外面に対し係合させる 長円状の内面を有し、該内面を前記回転軸から前記固定支持手段への、第2のス クロール部材の反力の伝達を促進するする形状のものに形成してある停止手段、 を備えたスクロール式圧縮機。 92.前記長円状内面が、少なくとも1つの平坦部分を含むものである請求項 91のスクロール式圧縮機。 93.前記長円状内面が、少なくとも2つの曲面部分を含むものである請求項 91のスクロール式圧縮機。 94.前記曲面部分が、互いに異なった半径を有する2つの円弧 状の部分である請求項93のスクロール式圧縮機。
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