JPH08502717A - 複合グラスファイバ製造用ガラス組成物 - Google Patents

複合グラスファイバ製造用ガラス組成物

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Abstract

(57)【要約】 不規則形複合ファイバを製造するための組成物は、第1ガラス組成物と第2ガラス組成物とを含み、第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、同じでない熱膨張係数を有し、熱膨張係数の差は、約2.0ppm/℃以上である。

Description

【発明の詳細な説明】 複合グラスファイバ製造用ガラス組成物 産業上の利用分野 本発明は、グラスファイバを製造するためのガラス組成物に関し、より詳細に は、絶縁用グラスファイバ及び構造用製品を製造するための複合ガラス組成物に 関する。 従来技術 小径グラスファイバは種々の応用に有用であり、そのうち最も重要なのは、音 響、又は、熱絶縁材としての応用である。これらの小径グラスファイバは、一般 的にウールパックと呼ばれ、格子、又はウエブに適切に組み立てられるとき、個 々には強度又は剛性に欠けるファイバを、かなり強い製品に形成することができ る。製造されたグラスファイバ絶縁材は軽量で、大きく圧縮可能であり、また、 弾力性を有する。 従来の一般的なグラスファイバウールの製造方法は、主として真っ直ぐなグラ スファイバを使用してウールバットを形成することを伴い、更に、これらのバッ トを圧縮して、運送用に梱包する。残念ながら、現在製造されているグラスファ イバ製品は、いくつかの共通な問題を有する。第1に、繊細化中、個々の、主と して真っ直ぐなファイバは、互いに整列する傾向にあり、ロープのような構造を 形成する。これらの構造は、ウールパックファイバ密度に局所的な変化をもたら し、材料の絶縁値を低下させる。第2に、通常は、フェノールホルムアルデヒド 樹脂であるある種の材料を使用して、ファイバを互いに結合する必要がある。最 後に、十分に大きな圧縮のもとでのファイバの損傷は、ウールバットの、設計さ れた厚さに回復する能力を低下させる。従って、より大きな圧縮に耐え、製品内 のファイバのより大きな絡みを提供する改良されたグラスファイバ製品が必要と されている。また、より均一で、ロープ状のファイバの少ない絶縁製品を提供す ることが望ましい。 従来から、ステープル状ファイバとして使用するためのカールしたグラスファ イバを製造し、また、高い絡み合いを有するグラスファイバマットを製造する試 みがなされてきた。米国特許第2,998,620号のスタレゴ(Stalego)は 、 2成分ガラス組成物のカールしたグラスファイバを開示する。スタレゴは、異な る熱膨張率の2つガラス組成物を、スピナのオリフィスを通すことによるカーリ ーファイバ(curly fibers)の製造を教示する。ガラスは、整列された一体関係 で押し出され、ファイバは、異なる熱膨張率により、冷却されるとき自然にカー ルする。 しかし、スタレゴによって開示されたガラス組成物は、回転形成技術には適し ていない。例えば、スタレゴが開示するガラスの組は、Eガラスが低熱膨張性ガ ラスである。回転工程で、ガラスが満足いくように形成されるためには、ガラス は、ガラスの粘度が1000ポアズである温度に近い温度で、スピナに入らなけ ればならない。この粘度では、Eガラスは、2190゜F(1200℃)に近い 温度を有し、その温度は、スピナが作られている金属の急速な損傷を引き起こす のに十分に高い。これは、効果的に、商業用生産に必要とされる長期間、Eガラ スを使用することを禁止する。程度は異なるが、スラレゴによって開示されたす べての高熱膨張率ガラスについて同様の問題が存在する。 米国特許第3,073,005号のタイド(Tiede)は、2成分からなるカー ルしたグラスファイバを製造するための非回転工程(non-rotary process)を開 示する。ファイバは、異なるガラス組成物をオリフィスに並設して接触させて供 給し、2つのガラスを単一のファイバに繊細化することにより製造される。タイ ドは、スタレゴと同じガラス組成物を開示しているので、回転工程によるグラス ファイバ製品の商業用生産に有用なガラス組成物を開示していない。 従って、回転工程で製造するとき、改良された回復及び熱伝導率を示すグラス ファイバを製造するために有用な、改善されたガラス組成物が必要とされる。 発明の構成 この要請は、回転工程でスピナのオリフィスから押し出すことによって、不規 則形グラスファイバを製造するのに有用である複合ガラス組成物を提供すること により、本発明によって満たされる。 本発明の好ましい実施例によれば、不規則形グラスファイバを製造するための 複合ガラス組成物を提供する。複合ガラス組成物は、少なくとも第1ガラス組成 物と第2ガラス組成物とを有する。第1及び第2ガラス組成物は、同じでない熱 膨張係数を有し、その差は、約2.0ppm(百万分の1)/℃であり、好ましくは、 4.0ppm/℃以上であり、更に、最も好ましくは、5.0ppm/℃以上である。 第1ガラス組成物は、重量で約14%から約24%の範囲内の硼酸塩含有量を 有する、高硼酸塩、低ソーダ石灰アルミノシリケートガラス組成物であるのが好 ましい。第2ガラス組成物は、重量で約14%から約25%の範囲内のソーダ含 有量を有する、高ソーダ、低硼酸塩、石灰アルミノシリケートガラス組成物であ るのが好ましい。第1及び第2ガラス組成物のそれぞれの液相線は、少なくとも 50゜F(28℃)であり、ガラス粘度が100ポアズである温度より低い。好 ましくは、液相線温度は、約200゜F(111℃)以上であり、ガラス粘度が 100ポアズである温度より低い。 第1及び第2ガラス組成物のそれぞれの化学的耐久性は、約4.0%以下であり 、また、好ましくは、約2.5%以下である。第1及び第2ガラス組成物のそれぞ れの生理液内での溶解率は、最終製品のファイバで、100ng/cm2hr以上である 。 本発明の更に好ましい実施例によれば、第1ガラス組成物と第2ガラス組成物 とを備える複合ガラス組成物が提供される。第1及び第2ガラス組成物の一方は 、重量パーセントで、約50から61%のシリカと、0から7%のアルミナと、 9から13%の石灰と、0から5%のマグネシアと、14から24%の硼酸塩と 、0から10%のソーダと、0から2%のカリウム酸化物とを有する。第1及び 第2ガラス組成物の他方は、重量パーセントで、約52から69%のシリカと、 0から8%のアルミナと、6から10%の石灰と、0から7%のマグネシアと、 0から8%の硼酸塩と、14から25%のソーダと、0から2%のカリウム酸化 物とを有する。 好ましくは、第1及び第2ガラス組成物の一方は、重量で、約52から57% のシリカと、4から6%のアルミナと、10から11%の石灰と、1から3%の マグネシアと、19から22%の硼酸塩と、4から6%のソーダと、0から2% のカリウム酸化物とを有する。また、他方のガラス組成物は、重量で、約57か ら65%のシリカと、2から6%のアルミナと、8から9%の石灰と、4から6 %のマグネシアと、0から6%の硼酸塩と、15から21%のソーダと、0から 2%のカリウム酸化物とを有する。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の絶縁材が製造される熱硬化工程の概略側面図である。 図2は、本発明のファイバが製造されるファイバライザ(fiberizer)の側面 断面図である。 図3は、図2の線3−3に沿った、部分平面図である。 図4は、図3の線4−4に沿った、スピナの概略側面図である。 図5は、本発明の不規則形グラスファイバの芸術的に強調した概略斜視図であ る。 実施例 本発明の不規則形グラスファイバの絶縁製品は、図1に示すように、回転ファ イバ形成工程(rotary fiber forming process)、及び、充填熱硬化工程で製造 することができる。 図1を参照すると、2つの異なる溶融ガラス組成物が、炉から前床12を介し てファイバライザ(fiberizers)14に供給される。ファイバライザによって製 造された不規則形グラスファイバ18のベールが、コンベヤ16の上にコンベヤ の下の真空位置決め手段によってウールパック20として収集される。ファイバ は、ファイバライザのブロア22によって、空気又はガスによってコンベヤに対 して下方に吹き付けられ、繊細化され、不規則な形状になる。 ウールパックは、次いで、700から1100゜F(371から593℃)の 熱硬化温度のオーブン24を通る。熱硬化温度は、ファイバ形成工程においてフ ァイバを高温に維持するか、あるいは、ファイバを熱硬化オーブン内で再加熱す ることによって達成してもよい。オーブンを通る間、ウールパックは、上方コン ベヤ26及び下方コンベヤ28、更には、図示していない縁部案内によって形成 される。オーブン内にある間、グラスファイバは、均一な加熱を容易にするため に高温ガス流にさらされる。最長10分の時間経過後、ウールパックは、絶縁製 品30としてオーブンを出る。 図2に示すように、スピナ60は、スピナ底壁62と、スピナ周壁64とを有 する。スピナは、従来から知られているように、スピンドル66で回転される。 スピナの回転で、溶融ガラスが、スピナ周壁を通って一次ファイバ68に遠心分 離する。一次ファイバは、環状バーナー70の熱によって、柔らかい繊細化する ことができる状態に維持される。本発明のある実施例では、図示されていない内 方バーナーが、熱をスピナの内部に提供する。環状ブロア72は、誘発空気74 を使用して、一次ファイバを引っ張り、更に、ウール絶縁材に使用するのに適当 な二次ファイバ76に繊細化するように位置決めされている。二次ファイバ、又 は、コンジュゲートグラスファイバは、次いで、ウールパックに収集される。 スピナの内部には、2つの別々の溶融ガラスの流れが供給され、第1流78は ガラスAを、また、第2流80はガラスBを含む。流78のガラスは、スピナ底 壁に直接落ち、更に、遠心力で外方にスピナ周壁に向かって流れ、ガラスAのヘ ッドを形成する。溶融ガラス流80のガラスBは、第1流78よりもスピナ周壁 により近く位置決めされ、また、流80のガラスは、それがスピナ底壁に到達す る前に、水平方向フランジ82によって遮断される。かくして、ガラスBの蓄積 、又は、ヘッドが、水平方向フランジに形成される。 図3に示すように、スピナには、ほぼ円周方向に、またスピナ周壁から半径方 向内方に位置決めされた垂直方向内壁84が設けられている。スピナ周壁と垂直 方向内壁との間に位置決めされた一連の垂直方向覆い86は、その空間を、一連 の小部屋88に分割する。小部屋、交互に、ガラスA又はガラスBのいずれかを 含む。 スピナ周壁にはオリフィス90が設けられ、オリフィス90は、垂直方向覆い の半径方向外端に隣接して位置決めされている。オリフィスは垂直方向覆いの幅 より大きな幅を有し、それにより、ガラスA及びガラスBの両方の流れを許容し 、単一の一次ファイバとして、オリフィスから出る。図4から分かるように、各 小部屋88はスピナ周壁64の高さ全体にわたって延び、周壁64は、小部屋を 分割する垂直方向の覆い全体に沿ってオリフィスを有する。複合ガラス流をスピ ナオリフィスに供給するのに、他のスピナの形態を使用してもよい。 図5に示す不規則ファイバ122B及び影124は、本発明の複合ガラス組成 物によって製造れたファイバの芸術的に強調されている。ファイバの太さを誇張 し、更に、斜視図をより良く示すように分割線を加えた。 上記で説明した方法による不規則形グラスファイバの製造に申し分のないガラ ス組成物の数は、実際のところ少ない。本発明の好ましいガラス組成物は、この 目的に特有に適している。スタレゴに開示された組成物は、不規則形グラスファ イバを作るのには実施不能である。 ガラスA又はガラスBのいずれもの、熱膨張係数の値についての直接的な制約 はない。しかし、ガラスAとガラスBとの間の熱膨張係数の差に制限がある。熱 膨張係数の差は、一部、ファイバの不規則形を生じさせ、この差は、また、各複 合グラスファイバの曲がる程度を制御する。熱膨張係数の差は、ファイバが、不 規則形グラスファイバに繊細化されて、正しい量の絡みが生じるのを確保するよ うに、各複合グラスファイバの正しい程度の曲げを引起すように、十分に大きく なければならない。差が小さすぎると、複合グラスファイバの曲率半径が大き過 ぎてしまう。これらの曲率半径の大きなファイバから作ったウール絶縁材は、低 い、従って、満足いかない強度及び回復値を有する。熱膨張係数の大きな差は、 標準的な原材料で製造することができない特別のガラスを要求し、従って、法外 に高価である。本発明では、ガラスA及びガラスBの熱膨張係数は、標準的な膨 張計技術で計測するとき、少なくとも2.0ppm/℃だけ異ならなければならない。 好ましくは、差は、約4.0ppm/℃より大きく、更に、最も好ましくは、約5.0ppm /℃より大きい。 不規則形グラスファイバの申し分のない商業用生産のために、ガラス組成物は 、また、いくつかの他の制約を満足しなければならず、そのうちの1つは粘度で ある。本分野では、ガラスの粘度を、ガラスが1000ポアズの粘度を有する温 度で表すのが慣例である。この測定値は、通常、log3粘度温度と呼ばれる。本発 明では、log3粘度温度は、約1850゜F(1010℃)から、約2050゜F (1121℃)の範囲内である。好ましくは、約1900゜F(1037℃)か ら約2000゜F(1093℃)の範囲内であり、更に、最も好ましくは、約1 950゜F(1065℃)である。 スピナオリフィスを通るガラスの流量及びファイバの繊細率は、ガラスの粘度 に依存する。粘度が高すぎると、ガラスのスピナオリフィスへの流れが減少する 。これは、スピナオリフィスを拡大することを必要とさせ、他方、与えられたス ピナの設計に可能なオリフィスの数が減少する。また、スピナ温度を上昇するこ と が可能であるが、これはスピナの寿命を短くし、ある時点で、費用のかかる新ス ピナの治金術が必要となる。更に、より大きな粘度のガラスは、グラスファイバ が繊細化されるスピナ面の環境で、より大きなブロア流量、及び/又は、より高 い温度を必要とする。この結果、より高い温度は、スピナの寿命を縮め、費用の かかるスピナ治金術が必要となる。 本発明の複合ガラス組成物のガラスA及びガラスBの両方のlog3粘度温度は、 好ましくは、互いに、約75゜F(42℃)内である。log3粘度温度の大きな不 釣り合いは、2つの受け入れることができない結果の一方に導くことにあるであ ろう。より高いスピナ温度では、より流体状のガラスの全体が、スピナの流路内 で早い段階で遭遇するオリフィスを流れてしまう。これでは、いくつかのオリフ ィスは、より流体状のガラスが不足したままとなり、これらのオリフィスでは基 本的に単組成ファイバを作ることを引き起こす。また、もしスピナ温度を低下さ せると、より流体状でないガラスがスピナに蓄積され、やがて、上方フランジか ら溢れ出る。粘度が大きく不釣り合いなガラスの組では、これらの両結果が同時 に起こりえる。 本発明のガラスが満たさなければならない更なる制約は、その液相線である。 ガラスの液相線は、結晶相が溶融ガラス内で安定している最高温度である。十分 な時間で、その液相線以下の温度のガラスは、結晶化する。炉及び前床内で結晶 されると、固体粒子が形成される可能性があり、一旦、ファイバライザに流れる と、スピナのオリフィスに入り、それらを閉塞する。ある時点で、スピナ面の温 度が、数時間以上、液相線以下のままであったら、スピナオリフィスは、また、 スピナ内で直接生長した結晶によって閉鎖される。スピナオリフィスでのガラス 結晶化を回避するために、本発明の複合ガラス組成物の各ガラスA及びガラスB のlog3粘度温度と液相線の差は、最低50゜F(28℃)でなければならず、更 に、好ましくは、約200゜F(111℃)以上、log3粘度温度以下である。も しこの制約が満たされていないと、結晶化がスピナの下の(すなわち、より冷た い)部分で起こることがあり、スピナのオリフィスを塞ぐ。 本発明のガラス組成物の更なる制約は、ガラスの化学的耐久性である。化学的 耐久性は、2つのガラスウールパック特性に関連する。第1は、取り付けるため に開けたときの、ガラスウールパックの回復する能力である。第2は、ガラスウ ールパックの長期的な物理的一体性である。ガラスの化学的耐久性が低すぎると 、ガラスウールパックの取り付けの際、設計された厚さに回復しないことがある 。ウールパックが完全に回復しないか、又は、速く解体しすぎると、ウールパッ クは、適切に絶縁しない結果となる。 絶縁に応用するグラスファイバの化学的耐久性の有用な測定は、205゜F( 96℃)の0.1リットルの蒸留水に2時間浸けた後、10マイクロメーターの直 径のファイバの、1グラムの重量パーセント損失を測定することによって得られ る。そのようにして測定された耐久性は、グラスファイバの組成に強く依存し、 ファイバの熱履歴(thermal history)に、多少依存する。ウールパックの適当 な性能を確保するため、複合ガラス組成物のそれぞれのファイバは、この実験で 、重量損失が約4%以下、更に、好ましくは、約2.5%以下でなければならない 。ガラス組成に強く依存するのに加えて、グラスファイバの化学的な耐久性は、 熱履歴に多少依存する。従って、例えば、グラスファイバを7分間、1000゜ F(538℃)で加熱することは、その化学的耐久性をいくらか改善する。ここ で開示する化学的耐久性の限界は、それらの当初の繊細化に利用した以外に熱処 理をしていないグラスファイバの測定に関すると理解されたい。ガラスウール絶 縁は、典型的には、呼吸するのに十分に細いファイバを幾らか含み、もしそれら が、短い長さに破断したら、ファイバの一部は風で運ばれ、更に、吸引されるか もしれない。体内で、それは生理流体にさらされる。ファイバの体内での溶解率 は、吸引されたファイバの生態学的活動の役割を果たす程度に、そのような流体 で比較的高い溶解率を有するグラスファイバを製造することが好ましい。グラス ファイバの溶解率は、98゜F(37℃)で模擬肺液内のファイバを測定した溶 解率定数として表わされる。それは強くグラスファイバの組成に依存し、その熱 履歴に多少依存する。すべての絶縁ファイバについて、少なくとも100ng/cm2 hrの溶解率定数を有するガラス組成物を使用するのが好ましい。従って、複合ガ ラス組成物のそれぞれのファイバについての溶解率定数は、少なくとも100ng /cm2hrであるのが好ましい。化学的耐久性についてのように、引続くファイバの 熱処理は、溶解率を低下させる。100ng/cm2hrの限界は、最終製品の形態でウ ール 絶縁パックに形成されるファイバに関する。 すぐ分かるように、不規則形グラスファイバの製造用複合ガラス組成物の選択 は、非常に複雑である。別個ガラス組成物A及びBのそれぞれが、狭いlog3粘度 温度、液相線、及び耐久性の制約を満足しなければならない。更に、2つのガラ スの熱膨張係数及びlog3粘度温度の差は、要求される範囲内でなければならない 。好ましくは、溶解率もまた、要求される範囲内である。 ガラスAとして、ある種の高硼酸塩、低ソーダ石灰アルミノシリケート組成物 、及び、ガラスBとして、ある種の高ソーダ、低硼酸塩石灰アルミノシリケート 組成物を備える本発明の複合ガラス組成物は、好結果の不規則形ファイバに必要 なすべての制約を満足する。高硝酸塩、低ソーダ石灰アルミノシリケート組成物 によって、ガラス組成物が成分全体のうち、重さで約14%から約24%の範囲 内の硝酸塩含有率を有することを意図している。高ソーダ、低硝酸塩石灰アルミ ノシリケート組成物によって、ガラス組成物が、成分全体のうち、重さで約14 %から約25%の範囲内のソーダ含有率を有することを意図している。 第1ガラス組成物は、重量パーセントで、約50から約61%のシリカ又はS iO2と、約0から約7%のアルミナ又はAl23と、約9から約13%の石灰 又はCaOと、約0から約5%のマグネシア又はMgOと、約14から24%の 硝酸塩又はB23と、約0から約10%のソーダ又はNa2Oと、約0から約2 %のカリウム酸化物又はK2Oとを備える。 第2ガラス組成物は、好ましくは、重量パーセントで、約52から約60%の シリカ又はSiO2と、約0から約8%のアルミナ又はAl23と、約6から約 10%の石灰又はCaOと、約0から約7%のマグネシア又はMgOと、約0か ら6%の硝酸塩又はB23と、約14から約25%のソーダ又はNa2Oと、約 0から約2%のカリウム酸化物又はK2Oとを備える。各組成物について、典型 的には、意図的にガラスに添加したのではなく、バッチ形成(batch formulatio n)で使用する原材料から生じる、例えば、Fe23、TiO2、及び、SrO等 の合計約1%の様々な他の含有物が存在する。 より好ましくは、本発明の複合ガラス組成物は、約52から57%のシリカと 、4から6%のアルミナと、10から11%の石灰と、1から3%のマグネシア と、 19から22%の硝酸塩と、4から6%のソーダと、0から2%のカリウム酸化 物とを含有する第1ガラス組成物と、約57から65%のシリカと、2から6% のアルミナと、8から9%の石灰と、4から6%のマグネシアと、0から6%の 硝酸塩と、15から21%のソーダと、0から2%のカリウム酸化物とを含有す る第2ガラス組成物とを備える。 適切な溶解率は、本発明の重要な観点である。適当な化学的耐久性を有する高 ソーダガラスは、通常、低溶解率を有する。これらの高ソーダガラスの低溶解率 値を解決するための慣例的手段は、硼酸塩をガラス組成物に添加することである 。しかし、硼酸塩を添加することは解決策ではない。なぜなら、本発明は、要求 される範囲の熱膨張係数の差を達成するために、高ソーダ、低硼酸塩ガラスを要 求するからである。溶解率の要件及び熱膨張係数の著しい差の必要性の両方を満 たす耐久性ガラスの組を選択することは困難であるため、本発明のガラス組成物 は容易に自明ではない。 例 いくつかの複合ガラス組成物を混合し、不規則形ガラスを製造した。不規則形 グラスファイバを、バッチモード工程によって作った。10ポンドの各ガラス組 成物を混合し、更に、溶融した。ファイバを、次いで、40孔実験室用実験スピ ナを使用して製造した。log3粘度温度、液相線、熱膨張係数、化学的耐久性、及 び、溶解率を、各ガラス組成物AからHのそれぞれについて測定した。組成物及 びその結果の要約を表1に示す。 組1は、本発明による複合ガラス組成物である。組1は、化学的耐久性、溶解 率、失透の不足、及び、最終製品の回復において申し分のないものであった。組 3は、本発明の組成範囲外であり、熱膨張係数の差が小さいため、満足いくもの ではなかった。組4は、本発明の組成範囲内であるが、ガラスHの溶解率が低い ので、満足いくものではなかった。
【手続補正書】 【提出日】1995年9月1日 【補正内容】 請求の範囲 1.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物とを備え、第1ガラス組成物と第2ガ ラス組成物は、 a.同じでない熱膨張係数を有し、同じでない熱膨張係数は、約2.0ppm/℃ 以上の差を有し、 b.log3粘度温度が、約1850から約2050°F(1010から112 1℃)の範囲内であり、 c.液相線温度が、log3粘度温度以下である、少なくとも50゜F(28℃ )であり、かつ、 d.耐久性が約4.0%以下である、不規則形グラスファイバ製造用複合ガラ ス組成物。 2.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物のそれぞれは、少なくとも100ng/c m2hrの溶解率を有すること、を特徴とする請求項1に記載の複合ガラス組成物。 3.組成物の一方は、高硼酸塩、低ソーダ、石灰アルミノシリケート組成物であ ること、を特徴とする請求項1に記載の複合ガラス組成物。 4.高硼酸塩、低ソーダ、石灰アルミノシリケート組成物は、重量で約14から 約25%の範囲内の硼素含有量を有すること、を特徴とする請求項3に記載の複 合ガラス組成物。 5.組成物の一方は、高ソーダ、低硼酸塩、石灰アルミノシリケート組成物であ ること、を特徴とする請求項1に記載の複合ガラス組成物。 6.高ソーダ、低硼酸塩、石灰アルミノシリケート組成物は、重量で約14から 約25%の範囲内のソーダ含有量を有すること、を特徴とする請求項5に記載の 複合ガラス組成物。 7.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物とを備え、第1ガラス組成物は、重量 パーセントで約50から61%のシリカと、0から7%のアルミナと、9から1 3%の石灰と、0から5%のマグネシアと、14から24%の硼酸塩と、0から 10%のソーダと、0から2%カリウム酸化物とを有し、また、 第2ガラス組成物は、重量パーセントで、約52から69%のシリカと、0 から8%のアルミナと、6から10%の石灰と、0から7%のマグネシアと、0 から8%の硼酸塩と、14から25%のソーダと、0から2%カリウム酸化物と を有する不規則形グラスファイバ製造用複合ガラス組成物。 8.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物とを備え、第1ガラス組成物と第2ガ ラス組成物は、 a.同じでない熱膨張係数を有し、同じでない熱膨張係数は、約2.0ppm/℃ 以上の差を有し、 b.log3粘度温度が、約1850から約2050°F(1010から112 1℃)の範囲内であり、 c.液相線温度が、log3粘度温度以下である、少なくとも50°F(28℃ )であり、かつ、 d.耐久性が約4.0%以下である、不規則形グラスファイバ。 9.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物のそれぞれは、少なくとも100ng/c m2hrの溶解率を有すること、を特徴とする請求項8に記載の不規則形グラスファ イバ。 10.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物とを備え、第1ガラス組成物は、重量 パーセントで約50から61%のシリカと、0から7%のアルミナと、9から1 3%の石灰と、0から5%のマグネシアと、14から24%の硼酸塩と、0から 10%のソーダと、0から2%カリウム酸化物とを有し、また、 第2ガラス組成物は、重量パーセントで、約52から69%のシリカと、0か ら8%のアルミナと、6から10%の石灰と、0から7%のマグネシアと、0か ら8%の硼酸塩と、14から25%のソーダと、0から2%カリウム酸化物とを 有する不規則形グラスファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,E E,FI,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN,NO, NZ,PL,RO,RU,SI,SK,TJ,TT,U A,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物とを備え、第1ガラス組成物と第2ガ ラス組成物は、 a.同じでない熱膨張係数を有し、同じでない熱膨張係数は、約2.0ppm/℃以 上の差を有し、 b.log3粘度温度が、約1850から約2050゜F(1010から1121 ℃)の範囲内であり、 c.液相線温度が、log3粘度温度以下である、少なくとも50゜F(28℃) であり、かつ、 d.耐久性が約4.0%以下である、不規則形グラスファイバ製造用複合ガラス 組成物。 2.同じでない熱膨張係数の差は、約4.0ppm/℃以上であること、を特徴とする 請求項1に記載の複合ガラス組成物。 3.同じでない熱膨張係数の差は、約5.0ppm/℃以上であること、を特徴とする 請求項2に記載の複合ガラス組成物。 4.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約1900から約2000゜F( 1037から1093℃)の範囲内のlog3粘度温度を有すること、を特徴とする 請求項1に記載の複合ガラス組成物。 5.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約2.5%以下の耐久性を有するこ と、を特徴とする請求項4に記載の複合ガラス組成物。 6.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、log3粘度温度以下である、少なく とも200゜F(111℃)である液相線温度を有すること、を特徴とする請求 項5に記載の複合ガラス組成物。 7.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、log3粘度温度以下である、少なく とも200゜F(111℃)である液相線温度を有すること、を特徴とする請求 項4に記載の複合ガラス組成物。 8.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約2.5%以下の耐久性を有するこ と、を特徴とする請求項7に記載の複合ガラス組成物。 9.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約2.5%以下の耐久性を有するこ と、を特徴とする請求項1に記載の複合ガラス組成物。 10.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物のそれぞれは、少なくとも100ng/c m2hrの溶解率を有すること、を特徴とする請求項1に記載の複合ガラス組成物。 11.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約2.5%以下の耐久性を有するこ と、を特徴とする請求項10に記載の複合ガラス組成物。 12.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物のlog3粘度温度は、互いに約75゜F (42℃)内であること、を特徴とする請求項1に記載の複合ガラス組成物。 13.組成物の一方は、高硼酸塩、低ソーダ、石灰アルミノシリケート組成物であ ること、を特徴とする請求項1に記載の複合ガラス組成物。 14.高硼酸塩、低ソーダ、石灰アルミノシリケート組成物は、重量で約14から 約25%の範囲内の硼素含有量を有すること、を特徴とする請求項13に記載の 複合ガラス組成物。 15.組成物の一方は、高ソーダ、低硼酸塩、石灰アルミノシリケート組成物であ ること、を特徴とする請求項1に記載の複合ガラス組成物。 16.高ソーダ、低硼酸塩、石灰アルミノシリケート組成物は、重量で約14から 約25%の範囲内のソーダ含有量を有すること、を特徴とする請求項15に記載 の複合ガラス組成物。 17.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物とを備え、第1ガラス組成物は、重量 パーセントで約50から61%のシリカと、0から7%のアルミナと、9から1 3%の石灰と、0から5%のマグネシアと、14から24%の硼酸塩と、0から 10%のソーダと、0から2%カリウム酸化物とを有し、また、 第2ガラス組成物は、重量パーセントで、約52から69%のシリカと、0 から8%のアルミナと、6から10%の石灰と、0から7%のマグネシアと、0 から8%の硼酸塩と、14から25%のソーダと、0から2%カリウム酸化物と を有する不規則形グラスファイバ製造用複合ガラス組成物。 18.第1ガラス組成物は、重量パーセントで、約52から57%のシリカと、4 から6%のアルミナと、10から11%の石灰と、1から3%のマグネシアと、 19から22%の硼酸塩と、4から6%のソーダと、0から2%カリウム酸化 物とを有し、また、 第2ガラス組成物は、重量パーセントで、約57から65%のシリカと、2 から6%のアルミナと、8から9%の石灰と、4から6%のマグネシアと、0か ら6%の硼酸塩と、15から21%のソーダと、0から2%カリウム酸化物とを 有すること、を特徴とする請求項17に記載の複合ガラス組成物。 19.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、同じでない熱膨張係数を有し、同 じでない熱膨張係数は、約4.0ppm/℃以上の差を有すること、を特徴とする請求 項17に記載の複合ガラス組成物。 20.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約1850から約2050゜F( 1010から1121℃)の範囲内のlog3粘度温度を有すること、を特徴とする 請求項17に記載の複合ガラス組成物。 21.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、log3粘度温度より低い、少なくと も50゜F(28℃)の液相線温度を有すること、を特徴とする請求項17に記 載の複合ガラス組成物。 22.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約4.0%以下の耐久性を有するこ と、を特徴とする請求項17に記載の複合ガラス組成物。 23.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物とを備え、第1ガラス組成物と第2ガ ラス組成物は、 a.同じでない熱膨張係数を有し、同じでない熱膨張係数は、約2.0ppm/℃以 上の差を有し、 b.log3粘度温度が、約1850から約2050゜F(1010から1121 ℃)の範囲内であり、 c.液相線温度が、log3粘度温度以下である、少なくとも50゜F(28℃) であり、かつ、 d.耐久性が約4.0%以下である、不規則形グラスファイバ。 24.同じでない熱膨張係数の差は、約4.0ppm/℃以上であること、を特徴とする 請求項23に記載の不規則形グラスファイバ。 25.同じでない熱膨張係数の差は、約5.0ppm/℃以上であること、を特徴とする 請求項24に記載の不規則形グラスファイバ。 26.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約1900から約2000゜F( 1037から1093℃)の範囲内のlog3粘度温度を有すること、を特徴とする 請求項23に記載の不規則形グラスファイバ。 27.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約2.5%以下の耐久性を有するこ と、を特徴とする請求項26に記載の不規則形グラスファイバ。 28.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、log3粘度温度より低い、少なくと も200゜F(111℃)の液相線温度を有すること、を特徴とする請求項27 に記載の不規則形グラスファイバ。 29.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、log3粘度温度より低い、少なくと も200゜F(111℃)の液相線温度を有すること、を特徴とする請求項26 に記載の不規則形グラスファイバ。 30.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約2.5%以下の耐久性を有するこ と、を特徴とする請求項29に記載の不規則形グラスファイバ。 31.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約2.5%以下の耐久性を有するこ と、を特徴とする請求項23に記載の不規則形グラスファイバ。 32.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物のそれぞれは、少なくとも100ng/ cm2hrの溶解率を有すること、を特徴とする請求項23に記載の不規則形グラス ファイバ。 33.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物のlog3粘度温度が、互いに約75゜F (42℃)内であること、を特徴とする請求項23に記載の不規則形グラスファ イバ。 34.組成物の一方は、高硼酸塩、低ソーダ、石灰アルミノシリケート組成物であ ること、を特徴とする請求項23に記載の不規則形グラスファイバ。 35.高硼酸塩、低ソーダ、石灰アルミノシリケート組成物は、重量で約14から 約25%の範囲内の硼素含有量を有すること、を特徴とする請求項34に記載の 不規則形グラスファイバ。 36.組成物の一方は、高ソーダ、低硼酸塩、石灰アルミノシリケート組成物であ ること、を特徴とする請求項1に記載の不規則形グラスファイバ。 37.高ソーダ、低硼酸塩、石灰アルミノシリケート組成物は、重量で約14から 約25%の範囲内のソーダ含有量を有すること、を特徴とする請求項36に記載 の不規則形グラスファイバ。 38.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物とを備え、第1ガラス組成物は、重量 パーセントで約50から61%のシリカと、0から7%のアルミナと、9から1 3%の石灰と、0から5%のマグネシアと、14から24%の硼酸塩と、0から 10%のソーダと、0から2%カリウム酸化物とを有し、また、 第2ガラス組成物は、重量パーセントで、約52から69%のシリカと、0か ら8%のアルミナと、6から10%の石灰と、0から7%のマグネシアと、0か ら8%の硼酸塩と、14から25%のソーダと、0から2%カリウム酸化物とを 有する不規則形グラスファイバ。 39.第1ガラス組成物は、重量パーセントで、約52から57%のシリカと、4 から6%のアルミナと、10から11%の石灰と、1から3%のマグネシアと、 19から22%の硼酸塩と、4から6%のソーダと、0から2%カリウム酸化物 とを有し、また、 第2ガラス組成物は、重量パーセントで、約57から65%のシリカと、2か ら6%のアルミナと、8から9%の石灰と、4から6%のマグネシアと、0から 6%の硼酸塩と、15から21%のソーダと、0から2%カリウム酸化物とを有 すること、を特徴とする請求項38に記載の不規則形グラスファイバ。 40.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、同じでない熱膨張係数を有し、同 じでない熱膨張係数は、約4.0ppm/℃以上の差を有すること、を特徴とする請求 項38に記載の不規則形グラスファイバ。 41.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約1850から約2050゜F( 1010から1121℃)の範囲内のlog3粘度温度を有すること、を特徴とする 請求項38に記載の不規則形グラスファイバ。 42.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、log3粘度温度より低い、少なくと も50゜F(28℃)の液相線温度を有すること、を特徴とする請求項38に記 載の不規則形グラスファイバ。 43.第1ガラス組成物と第2ガラス組成物は、約4.0%以下の耐久性を有するこ と、を特徴とする請求項38に記載の不規則形グラスファイバ。
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