JPH08502459A - 可変ゲイン空気圧ブースタ - Google Patents

可変ゲイン空気圧ブースタ

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JPH08502459A
JPH08502459A JP6509690A JP50969094A JPH08502459A JP H08502459 A JPH08502459 A JP H08502459A JP 6509690 A JP6509690 A JP 6509690A JP 50969094 A JP50969094 A JP 50969094A JP H08502459 A JPH08502459 A JP H08502459A
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ジャン ポール ベンツ
フィリップ キャステル
オリビエ キャステロ
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アライドシグナル ウーロープ セルビス テクニック
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    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/24Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
    • B60T13/46Vacuum systems
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    • B60T13/575Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by reaction devices using resilient discs or pads

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Abstract

(57)【要約】 空気圧ブレーキブースタは、ブースト力を入力に追従させて駆動力を生起するようになっている反動脚を包含する。入力に対する駆動力の比で表されるゲインは、2つのスプリング(16,20)のこわさの比を変えることによって広い動的範囲にわたって精密に調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 可変ゲイン空気圧ブースタ 本発明は、入力を受けるようになっている制御ロッドと、この入力を制御ロッ ドに加えることによって開く弁と、入力とブーストカの少なくとも一部分とを受 け且つこの入力に対してブースト力のこの一部分の少なくとも一部を抵抗させる ようになっている反動脚と、前記入力及びブースト力から成る駆動力を少なくと も反動脚から受けるようになっているスラストロッドと、少なくとも1つの可動 壁によって少なくとも2つの室に密封態様で分離されている剛性ケーシングとを 共通軸線に沿って実質的に配置して包含し、可動壁が弁の開作動時に押圧され前 記ブースト力を生起するピストンを駆動できるようにした自動車用空気圧ブレー キブースタに関する。 この種のブースタは先行技術において知られており、例えば米国特許第4,4 93,243号及び第4,671,167号に開示されている。 ブースタを特定の車両に或いは特定の条件に適合させるために、そのゲインを 変化できるようにする、すなわち入力に対するブースト力の比を調整できるよう にすることがしばしば役立っており、前記特許はその課題として、正にブースタ がこの調整を比較的容易に 行うことができるようにしている。 実際には、これら周知の可変ゲインブースタは、反動脚への直接的な作用によ りゲインの変化が得られることを特徴としているので、製造公差から起こるこの 作用の不正確さが調整されるゲインを不正確にするという非常に重大な結果を生 じさせている。 これに関連して、本発明の目的は、非常に重要なゲイン調整範囲と、制限され た範囲にわたりゲインの調整を非常に高精度で得ることとの両方を提供できる可 変ゲインブースタを提案することにある。 この目的のため、本発明のブースタは、本質的に、既に記載した構成要素に加 え、ピストンとスラストロッドとの間に第1離隔力を発揮するための第1こわさ の第1弾性装置と、反動脚とスラストロッドとの間に第2離隔力を発揮するため の第2こわさの第2弾性装置と、第1及び第2こわさの比を変化させるための調 整装置とをさらに包含することを特徴としている。 この構成により、得られるゲインは反動脚によって本来備えられたゲインの関 数のままであり、このゲインからは比較的高精度で決定できる比によって表わさ れる量を変化するだけである。 本発明の好適な実施例によると、調整装置は前記第1及び第2こわさの少なく とも一方を変化させる装置を包含する。 第1の実行可能な実施例によると、第1弾性装置が 外方縁部及び内方縁部を有する平らなリング状リーフスプリングから成り、これ ら縁部の少なくとも一方がリーフスプリングのための支持体として働く半径方向 タブを形成し、ピストンがリーフスプリングの外方縁部上に休止するとともに、 スラストロッドがその内方縁部上に休止し、ピストンとスラストロッドが第1当 接部材を形成し、リーフスプリングがこれら第1当接部材とで第1力伝達部材を 形成している。 この場合、半径方向タブが異なる値の角方向セクタにわたって幅方向に展開し 、第1力伝達部材のうちの少なくとも1つの部材が共通軸線を中心として回転方 向に駆動できるようになっていて、この第1力伝達部材のうちの他の部材に対し て幾つかの異なる作動的角方向位置をとることができ、調整装置が第1当接部材 の1つに固着された支持ボスを包含し、これらボスが回転方向に駆動できる要素 の各作動的角方向位置に関してリーフスプリングの少なくとも2つの同一幅の半 径方向タブ上に休止するとともに、この回転方向に駆動できる要素の2つの異な る作動的角方向位置に関して異なる幅のタブ上に休止するようにすることが有益 である。 従って、例えば支持ボスはスラストロッドに固着されてよく、また第2弾性装 置は少なくとも1つの皿形ワッシャを包含していてよい。 最後の特徴を除く前記の特徴と併合できる第2の実 行可能な実施例によると、第2弾性装置が、第1支持区域及び第2支持区域を画 定する切除部を有する略平らな円形弾性ダイヤフラムを包含し、第2支持区域が 連続した角方向セクタにわたって長さ方向に展開し、共通軸線を中心としてダイ ヤフラムを回転させることによって互いに実質的に重なることができ、各第2支 持区域がダイヤフラムの平面に対して略直角な方向に沿ってその長さにおける2 つの異なる地点に加えられる力に関して異なるこわさを有する。 この場合、ブースタは、一方がスラストロッドから成り且つ弾性ダイヤフラム の第1及び第2支持区域と独立して相互作用するための2つの第2当接部材を包 含し、ダイヤフラムがこれら第2当接部材とで第2力伝達部材を形成し、これら 力伝達部材のうちの少なくとも1つの部材が共通軸線を中心として回転方向に駆 動できるようになっていて、第2力伝達部材のうちの他の部材に対して幾つかの 異なる作動的角方向位置をとることができ、調整装置が、第2当接部材の一方に 固着され、第2支持区域と同様に角方向に分配され且つこれら第2支持区域上に それらの長さの多数の地点で選択的に当接できる支持スタッドを包含する。 最後に、支持ぺッグは例えばスラストロッドに固着されている。 本発明の他の特徴及び利点は、非限定的な例として添付図面を参照して行う下 記説明から明らかとなるで あろう。 図1は、本発明によるブースタの概略断面図である。 図2は、本発明の原理を示す理論線図である。 図3は、本発明によるブースタの部分的な斜視図である。 図4a,4b,4cからなる図4は、本発明によるブースタの第2の力伝達部 材の斜視図である。 図5は、図4bの線V−Vに沿って第2のスプリングを示す本発明の第2の特 定の実施例を実行したブースタの部分的な断面図である。 本発明は空気圧ブースタの改良に関しているが、少なくともこの改良の簡単な 理解では本発明を十分に把握できない。 しかしながら、ブースタの全体構成及び作動は当業者にはよく知られているの で、ここでは、これらの情報事項を図1を参照して簡単に思い起こすだけとする 。 概略的に、空気圧ブレーキブースタ装置はブースタ1とマスターシリンダ2と を包含する。 ブースタ自体は可動壁4によって2つの室3a及び3bに密封態様で分離され た剛性ケーシング3を包含し、この可動壁は、ケーシング3内を移動できる空気 圧ピストン5に固着されている。 前面をマスターシリンダ2によって密封態様で閉鎖された前方室3aは、コネ クタ6を介して真空源(図示しない)に常時接続されている。 後方室3b内の圧力は制御ロッド8により制御される弁7によって制御され、 この制御ロッドはブレーキペダル8aに連結されている。 制御ロッド8がこの場合右方に向けて引張られている休止位置にある時、弁7 はブースタの2つの室3a及び3b間の連通を確立する。 従って、後方室3bは前方室3aと同じ真空を受けているので、ピストン5は 戻しスプリング9によって休止位置へ右方に押し戻される。 制御ロッド8の左方への駆動は、まず第1に、室3a及び3bを互いに隔離す るように弁7を動かす作用をなし、次に第2に、後方室3bを大気圧に開放する ようにこの弁を動かす作用をなす。 可動壁4によって感知される2つの室間の圧力差は、可動壁を左方に向けて動 かしてスプリング9を圧縮させようとするスラストをピストン5に発揮する。 制御ロッド8に発揮される制動力又は“入力”及び可動壁4が受ける圧力差か ら生じるブレーキ倍力又は“ブースト力”は、マスターシリンダ2の方向にブー スタの軸線10に沿って一緒に加えられ、スラストロッド11によってマスター シリンダに発揮される駆動力を構成するように連合される。 実際には、入力とブースト力との連合は、全体的には周知であるが詳細におい ては、反動脚12が入力とブースト力の少なくとも一部分とを受け且つこの入力 に対してブースト力のこの一部分の少なくとも一部を抵抗させてブースタを自動 的に制御できることを意味する。 本発明は、反動脚の実施例が例えばレバーを用いようと周知の態様で流体ピス トンを用いようとも、反動脚のすべての特定の実施例と先験的に両立できるが、 今日最も一般的に用いられる反動脚を構成している反動ディスク12でもって示 されている。 スラストロッド11に固着されたディッシュ13内に収蔵されたこのディスク 12は、フィーラ14を介して入力Feを表面Se(図2)で受けるとともに、 可動壁4が表面Scにわたって伝える補完的な力Fcをも受ける。 これらの条件のもとでは、ディスク12がその有効表面Suによってスラスト ロッド11に伝える総合力F′2は、関係式F′2/Su =Fe/Se= Fc /Scによって他の力Fe及びFcと関係しており、この場合、この関係式は、 ディスク12の内圧がディスクのすべての地点において同一であるが、多分他の 物理的理由のため他の反動脚とでは変化し得るという事実から生じている。 本発明によると、スラストロッド11の方向に反動脚12を通過する補完的な 力Fcは、室3a及び3b間の圧力差の作用のもとで可動壁4がマスターシリン ダ2に向けて発揮するブースト力Faのほんの一部分 である。 事実、スプリングR1は剛性スカート4及び又はピストン5をスラストロッド 11から分離させようとして第1離隔力F1を発生し、すなわちFc=Fa−F1 である。 さらに、スプリングR2はスラストロッド11と反動脚12との間でF′2に等 しいがこれに対抗する力F2を発揮する。 反動脚12が図に示されているようにエラストマー製ディスクである場合、剛 性ディスク15が反動ディスク12とスプリングR2との間に介装されるので、 力F2及びF′2はエラストマー製ディスク12の全有効表面Suにわたって加え られる。 k1及びk2を第1及び第2スプリングR1及びR2のそれぞれのこわさ、“r” を比k1/k2、そして“s”を比Sc/Suとすると、上述した条件のもとでス ラストロッド11で受ける総合力FTは FT=(1+r)・Fe/(1−s) に等しい。 従って、入力Feに対する駆動力FTの比で表わされるゲインGは G=(1+r)/(1−s) に等しく、こわさk1及びk2と定数1/(1−s)との比に依存する。 従って、これらの条件のもとでは、ゲインGの変化 は比rを変えることにより、例えばこわさk1及びk2の少なくとも一方を変える ことによって得ることができる。 図1及び3は、ゲインGがスプリングR1のこわさk1を変えることによって調 整されるようにした実施例を示しているのに対し、図4及び5は、ゲインGがス プリングR2のこわさk2を変更することによって調整されるようにした実施例を 示しており、比rの変化を伴うという条件で2つのこわさk1及びk2を変えるこ とによるゲインの調整も可能である。 図示(図1及び3)の第1実施例では、第1スプリングR1は略平らなリング 状リーフスプリング16の形状をなし、その略円形の外方縁部16aはピストン 5又はその延長部上に休止し、このリーフスプリング16は例えば戻しスプリン グ9によってピストン5の軸線方向環状面に対して当接される。 リーフスプリング16の内方縁部16bは17のような半径方向タブを形成し ており、このタブは、ディッシュ13の周辺部に形成され結果的にスラストロッ ド11に固着されている18のような支持ボスによって、スラストロッド11に 対して支持される。 このスラストロッド11は軸線10を中心として回転可能に装架されており、 その回転位置は適宜の手段により、例えばラチェット要素19a,19bによっ て基準とされ維持される。 このようにして、スラストロッド11はブースタの通常作動に相当する幾つか の機能的角方向位置をとり得る。 タブ17は異なる値の角方向セクタにわたってその幅方向に展開し、ボス18 自体は、ボスが例えばスラストロッドの各機能的角方向位置に関して3つの同一 幅の半径方向タブ上に休止し且つスラストロッドの2つの異なる機能的角方向位 置に関しこれらボス18が休止するタブの幅が異なるような方法で、角方向に分 配されている。 例として、ボス18は互いに120°で角方向に配置され、幅L1を有するの に対し、タブは互いに30゜で角方向に配置され、順次幅L1,L2,L3,L4, L1,L2,L3,L4,L1,L2,L3,L4を有しており、幅L1,L2,L3及び L4は昇順方式で分類されている。 スプリングR2はその部品として剛性ディスク15とディッシュ13の底部と の間に介装された1つ又はそれ以上の皿形ワッシャ20から単に成っていてよい 。 勿論、前記説明は前述の要素の実施例を限定するものではない。事実、当業者 には例えば第1スプリングR1の他の実施を想像することが容易である。異なる こわさ値の異なるタブは、これらタブの異なる長さや異なる厚さ、あるいは前記 タブがそれらの剛性を増大させる要素を包含するような実施例からも生じ得る。 例えば、溝の刻設はタブの長さ方向にエンボス加工することによって達成し得る 。これら溝の寸法は多数のタブに関して違えることができる。 当業者はまたすべてのタブを同一としたスプリングR1を製作することができ る。そして、こわさkの変化はディッシュ13とピストン5との間で相互作用す るタブの数を変えることによって得られる。 第2スプリングR2のこわさk2を変えることによってゲインGが調整されるよ うにした本発明の第2の実行可能な実施例(図4及び5)では、このスプリング は例えば略平らな円形弾性ダイヤフラム21の形状をとる。 このダイヤフラムは22のような切除部によって21a,21bのような第1 支持区域と21cのような第2支持区域とに区分されており、この第2支持区域 は、連続した角方向セクタにわたって長さ方向に展開し且つ例えば軸線10を中 心として3つの対称性を有するタブによって形成されている。 第2支持区域はダイヤフラムの平面に対して直角な力を加えることによってこ の平面から弾性的に離隔することができ、その湾曲した長さの2つの異なる地点 で異なるこわさを有しており、該長さは図4bに破線の円弧で示してある。 支持ペッグ24a,24b,24cを設けたディスク23を取付けているスラ ストロッド11は、ダイヤ フラム21の第2支持区域21cと独占的に相互作用しようとする当接部材を構 成するのに対し、(図4cでは見えない平らな右側の面に)反動ディスク12が 当たり且つ少なくとも1つの周辺リリーフ25aを有する剛性ディスク25は、 ダイヤフラム21の第1支持区域と独占的に相互作用しようとする他の当接部材 を構成する。 ディスク23、ダイヤフラム21、剛性ディスク25及び反動ディスク12は ディッシュ130内に収蔵され、このディッシュは図1のディッシュ13に類似 するが、これに対してスラストロッド11が回転駆動され得るようになっており 、他の要素21,25及び12はこのディッシュ130に対して回転方向に固定 されている。 ディッシュ130自体は、例えばコイルスプリングの形状をなすスプリングR1 によってピストン5から押し戻されている。 図5に示すように、24aのような支持スタッドはそれぞれ第2支持区域に向 かって軸線方向に指向しており、これら支持区域と同じ角方向分配を有し、従っ て図4及び5に記載の例では互いに120°で配置されている。 このような条件のもとでは、軸線10を中心とするスラストロッド11の回転 はこのロッド11に固着された支持スタッド24a,24b,24cをダイヤフ ラム21の第2支持区域の対応する地点に位置させることができ、これらの地点 は、(図4bに破線で示した円弧に分配されている)すべての可能なる地点のう ちで、ダイヤフラム21が所望のこわさk2を有するような地点である。 当業者には前記説明から理解できるように、本発明は、多数の実施例がゲイン Gを連続的あるいは非連続的に変化させることができるようにしている。 さらに、ゲインは図示の例ではスラストロッドを回転させることによって調整 されているが、このロッドと相互作用するいかなる部材の回転も同じ結果を導く ものであり、スラストロッドに対するこの部材の回転だけが唯一重要である。 また、スプリングR1及びR2に加えられる応力の方向は、スプリングが離隔力 を発揮するのであればかまわないことが理解されよう。 例えば、ディスク23がディスク25の形状としたりその逆としたとすると、 ディスク25は支持ペッグを設けており、この場合には、変更したディスク25 に対するロッド11/ダイヤフラム21組立体の相対回転によってゲインが調整 されることとなる。 図4に示した例から始めて、ディスク25の半径方向リリーフ25bを取り除 くことも可能であり、この場合には、単にダイヤフラム21を回転させることだ けでゲインを変化させることができ、従ってスラスト ロッド11及び剛性ディスク25はブースタに対して回転方向に固定されたまま である。 最後に、ブースタの外部に接続した電気的駆動部材は、有益的には、その回転 でゲインGを変化させる部材又は一組の部材を駆動するために、ブースタの内部 に設けられてよく、この配列はこのゲインの変化をブースタの外部から制御でき るようにしている。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年9月6日 【補正内容】 明細書 可変ゲイン空気圧ブースタ 本発明は、入力を受けるようになっている制御ロッドと、この入力を制御ロッ ドに加えることによって開く弁と、入力とブースト力の少なくとも一部分とを受 け且つこの入力に対してブースト力のこの一部分の少なくとも一部を抵抗させる ようになっている反動脚と、前記入力及びブースト力から成る駆動力を少なくと も反動脚から受けるようになっているスラストロッドと、入力に対するブースト 力の比を調整する調整装置と、少なくとも1つの可動壁によって少なくとも2つ の室に密封態様で分離されている剛性ケーシングとを共通軸線に沿って実質的に 配置して包含し、可動壁が弁の開作動時に押圧され前記ブースト力を生起するピ ストンを駆動できるようにした自動車用空気圧ブレーキブースタに関する。 この種のブースタは先行技術において知られており、例えば米国特許第4,4 93,243号、第4,671,167号及び第4,690,034号に開示さ れている。 ブースタを特定の車両に或いは特定の条件に適合させるために、そのゲインを 変化できるようにする、すなわち入力に対するブースト力の比を調整できるよう にすることがしばしば役立っており、前記特許はその 課題として、正にブースタがこの調整を比較的容易に行うことができるようにし ている。 実際には、これら周知の可変ゲインブースタは、反動脚への直接的な作用によ りゲインの変化が得られることを特徴としているもので、製造公差から起こるこ の作用の不正確さが調整されるゲインを不正確にするという非常に重大な結果を 生じさせている。 この問題は特に米国特許第4,690,034号のブースタにおいて引き起こ しており、このブースタは反動ディスクと調整可能な反作用を許容するレバーと を含み、このブースタの全ゲインは、一方においてディスクによって、また他方 においてレバーによって別個に生起されるゲインから成るものとして表わされる 。 これに関連して、本発明の目的は、非常に重要なゲイン調整範囲と、制限され た範囲にわたりゲインの調整を非常に高精度で得ることとの両方を提供できる可 変ゲインブースタを提供することにある。 この目的のため、本発明のブースタは、本質的に、既に記載した構成要素に加 え、ピストンとスラストロッドとの間に第1離隔力を発揮するための第1こわさ の第1弾性装置と、反動脚とスラストロッドとの間に第2離隔力を発揮するため の第2こわさの第2弾性装置とをさらに包含し、前記調整装置が前記第1及び第 2こわさの少なくとも一方を変化させる装置を包含することを特徴としている。 この構成により、得られるゲインは反動脚によって本来備えられたゲインの関 数のままであり、このゲインからは比較的高精度で決定できる比によって表され る量を変化するだけである。 本発明の好適な実施例によると、調整装置は前記第1及び第2こわさの少なく とも一方を変化させる装置を包含する。 第1の実行可能な実施例によると、第1弾性装置が外方縁部及び内方縁部を有 する平らなリング状リーフスプリングから成り、これら縁部の少なくとも一方が リーフスプリングのための支持体として働く半径方向タブを形成し、ピストンが リーフスプリングの外方縁部上に休止するとともに、スラストロッドがその内方 縁部上に休止し、ピストンとスラストロッドが第1当接部材を形成し、リーフス プリングがこれら第1当接部材とで第1力伝達部材を形成している。 この場合、半径方向タブが異なる値の角方向セクタにわたって幅方向に展開し 、第1力伝達部材のうちの少なくとも1つの部材が共通軸線を中心として回転方 向に駆動できるようになっていて、この第1力伝達部材のうちの他の部材に対し て幾つかの異なる作動的角方向位置をとることができ、調整装置が第1当接部材 の1つに固着された支持ボスを包含し、これらボスが回転方向に駆動できる要素 の各作動的角方向位置に関してリーフスプリングの少なくとも2つの同一幅の半 径方向タブ上に休止するとともに、この回転方向に駆動できる要素の2つの異な る作動的角方向位置に関して異なる幅のタブ上に休止するようにすることが有益 である。 従って、例えば支持ボスはスラストロッドに固着されてよく、また第2弾性装 置は少なくとも1つの皿形ワッシャを包含していてよい。 最後の特徴を除く前記の特徴と併合できる第2の実 請求の範囲 1 入力を受けるようになっている制御ロッド(8)と、この入力を制御ロッド に加えることによって開く弁(7)と、入力とブースト力の少なくとも一部分と を受け且つこの入力に対してブースト力のこの一部分の少なくとも一部を抵抗さ せるようになっている反動脚(12)と、前記入力及びブースト力から成る駆動 力を少なくとも反動脚から受けるようになっているスラストロッド(11)と、 入力に対するブースト力の比を調整する調整装置と、少なくとも1つの可動壁( 4)によって少なくとも2つの室(3a,3b)に密封態様で分離されている剛 性ケーシング(3)とを共通軸線(10)に沿って実質的に配置して包含し、可 動壁が弁の開作動時に押圧され前記ブースト力を生起するピストン(5)を駆動 できるようにした自動車用空気圧ブレーキブースタにおいて、ピストンとスラス トロッドとの間に第1離隔力を発揮するための第1こわさ(K1)の第1弾性装 置(R1,16)と、反動脚とスラストロッドとの間に第2離隔力を発揮するた めの第2こわさ(K2)の第2弾性装置(R2,20,21)とをさらに包含し、 前記調整装置(18,24a,24b,24c)が前記第1及び第2こわさの少 なくとも一方を変化させる装置を包含することを特徴とする自動車用空気圧ブレ ーキブースタ。 2 請求項1記載のブースタにおいて、前記第1弾性 装置が外方縁部及び内方縁部を有する平らなリング状リーフスプリング(16) から成り、これら縁部の少なくとも一方がリーフスプリングのための支持体とし て働く半径方向タブ(17)を形成し、ピストン(5)がリーフスプリングの外 方縁部(16a)上に休止するとともに、スラストロッドがその内方縁部上に休 止し、ピストンとスラストロッドが第1当接部材を形成し、リーフスプリングが これら第1当接部材とで第1力伝達部材を形成することを特徴とするブースタ。 3 請求項2記載のブースタにおいて、半径方向タブ(17)が異なる値の角方 向セクタにわたって幅方向に展開し、第1力伝達部材のうちの少なくとも1つの 部材(11)が共通軸線(10)を中心として回転方向に駆動できるようになっ ていて、この第1力伝達部材のうちの他の部材に対して幾つかの異なる作動的角 方向位置をとることができ、調整装置が第1当接部材の1つに固着された支持ボ ス(18)を包含し、これらボスが回転方向に駆動できる要素の各作動的角方向 位置に関してリーフスプリングの少なくとも2つの同一幅の半径方向タブ上に休 止するとともに、この回転方向に駆動できる要素の2つの異なる作動的角位置に 関して異なる幅のタブ上に休止することを特徴とするブースタ。 4 請求項3記載のブースタにおいて、支持ボスがスラストロッド(11)に固 着されていることを特徴と するブースタ。 5 請求項1記載のブースタにおいて、第2弾性装置(20)が少なくとも1つ の皿形ワッシャを包含することを特徴とするブースタ。 6 請求項1記載のブースタにおいて、第2弾性装置か、第1支持区域(21a ,21b)及び第2支持区域(21c)を画定する切除部(22)を有する略平 らな円形弾性ダイヤフラム(21)を包含し、第2支持区域が連続した角方向セ クタにわたって長さ方向に展開し、共通軸線(10)を中心としてダイヤフラム を回転させることによって互いに実質的に重なることができ、各第2支持区域が ダイヤフラムの平面に対して略直角な方向に沿ってその長さにおける2つの異な る地点に加えられる力に関して異なるこわさを有することを特徴とするブースタ 。 7 請求項6記載のブースタにおいて、一方がスラストロッド(11)から成り 且つ弾性ダイヤフラムの第1及ひ第2支持区域と独立して相互作用するための2 つの第2当接部材(23,25)を包含し、ダイヤフラムがこれら第2当接部材 とで第2力伝達部材を形成し、これら力伝達部材のうちの少なくとも1つの部材 が共通軸線を中心として回転方向に駆動できるようになっていて、第2力伝達部 材のうちの他の部材に対して幾つかの異なる作動的角方向位置をとることができ 、調整装置が、第2当接部材の一方に固着され、第2支 持区域と同様に角方向に分配され且つこれら第2支持区域上にそれらの長さの多 数の地点で選択的に当接できる支持スタッド(24a,24b,24c)を包含 することを特徴とするフースタ。 8 請求項7記載のブースタにおいて、支持ぺッグがスラストロッド(11)に 固着されていることを特徴とするブースタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力を受けるようになっている制御ロッド(8)と、この入力を制御ロッド に加えることによって開く弁(7)と、入力とブースト力の少なくとも一部分と を受け且つこの入力に対してブースト力のこの一部分の少なくとも一部を抵抗さ せるようになっている反動脚(12)と、前記入力及びブースト力から成る駆動 力を少なくとも反動脚から受けるようになっているスラストロッド(11)と、 少なくとも1つの可動壁(4)によって少なくとも2つの室(3a,3b)に密 封態様で分離されている剛性ケーシング(3)とを共通軸線(10)に沿って実 質的に配置して包含し、可動壁が弁の開作動時に押圧され前記ブースト力を生起 するピストン(5)を駆動できるようにした自動車用空気圧ブレーキブースタに おいて、ピストンとスラストロッドとの間に第1離隔力を発揮するための第1こ わさ(k1)の第1弾性装置(R1,16)と、反動脚とスラストロッドとの間に 第2離隔力を発揮するための第2こわさ(k2)の第2弾性装置(R2,20,2 1)と、第1及び第2こわさの比を変化させるための調整装置(18,24a, 24b,24c)とをさらに包含することを特徴とする自動車用空気圧ブレーキ ブースタ。 2 請求項1記載のブースタにおいて、前記調整装置が前記第1及び第2こわさ の少なくとも一方を変化さ せる装置を包含することを特徴とするブースタ。 3 請求項2記載のブースタにおいて、前記第1弾性装置が外方縁部及び内方縁 部を有する平らなリング状リーフスプリング(16)から成り、これら縁部の少 なくとも一方がリーフスプリングのための支持体として働く半径方向タブ(17 )を形成し、ピストン(5)がリーフスプリングの外方縁部(16a)上に休止 するとともに、スラストロッドがその内方縁部上に休止し、ピストンとスラスト ロッドが第1当接部材を形成し、リーフスプリングがこれら第1当接部材とで第 1力伝達部材を形成することを特徴とするブースタ。 4 請求項3記載のブースタにおいて、半径方向タブ(17)が異なる値の角方 向セクタにわたって幅方向に展開し、第1力伝達部材のうちの少なくとも1つの 部材(11)が共通軸線(10)を中心として回転方向に駆動できるようになっ ていて、この第1力伝達部材のうちの他の部材に対して幾つかの異なる作動的角 方向位置をとることができ、調整装置が第1当接部材の1つに固着された支持ボ ス(18)を包含し、これらボスが回転方向に駆動できる要素の各作動的角方向 位置に関してリーフスプリングの少なくとも2つの同一幅の半径方向タブ上に休 止するとともに、この回転方向に駆動できる要素の2つの異なる作動的角位置に 関して異なる幅のタブ上に休止することを特徴とするブースタ。 5 請求項4記載のブースタにおいて、支持ボスがスラストロッド(11)に固 着されていることを特徴とするブースタ。 6 請求項2記載のブースタにおいて、第2弾性装置(20)が少なくとも1つ の皿形ワッシャを包含することを特徴とするブースタ。 7 請求項2記載のブースタにおいて、第2弾性装置が、第1支持区域(21a ,21b)及び第2支持区域(21c)を画定する切除部(22)を有する略平 らな円形弾性ダイヤフラム(21)を包含し、第2支持区域が連続した角方向セ クタにわたって長さ方向に展開し、共通軸線(10)を中心としてダイヤフラム を回転させることによって互いに実質的に重なることができ、各第2支持区域が ダイヤフラムの平面に対して略直角な方向に沿ってその長さにおける2つの異な る地点に加えられる力に関して異なるこわさを有することを特徴とするブースタ 。 8 請求項7記載のブースタにおいて、一方がスラストロッド(11)から成り 且つ弾性ダイヤフラムの第1及び第2支持区域と独立して相互作用するための2 つの第2当接部材(23,25)を包含し、ダイヤフラムがこれら第2当接部材 とで第2力伝達部材を形成し、これら力伝達部材のうちの少なくとも1つの部材 が共通軸線を中心として回転方向に駆動できるようになっていて、第2力伝達部 材のうちの他の部材に対し て幾つかの異なる作動的角方向位置をとることができ、調整装置が、第2当接部 材の一方に固着され、第2支持区域と同様に角方向に分配され且つこれら第2支 持区域上にそれらの長さの多数の地点で選択的に当接できる支持スタッド(24 a,24b,24c)を包含することを特徴とするブースタ。 9 請求項8記載のブースタにおいて、支持ぺッグがスラストロッド(11)に 固着されていることを特徴とするブースタ。
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