JPH07506316A - ブースタ用の改良した力伝達装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ブースタ用の改良した力伝達装置 本発明は、空気圧ブレーキブースタ用の力伝達装置に関し、この力伝達装置は、 第１の上流側支持面を形成する軸線方向端面を有するツイータで終わるロッドで あって、入力の作用によって休止位置から軸線方向に移動を行うことができる操 作ロッドと、 この操作ロッドの軸線方向の移動によって導入される差圧制御作用によって休止 位置から軸線方向に移動できる空気圧ピストンであって、制御ロッドの非ゼロ最 小作動移動のための非ゼロ最小スラストを受けることができ、第１の上流側支持 面を取り囲み第２の支持面を構成する環状支持面を有する空気圧ピストンと、上 流面と下流面とを有し、上流面は第１及び第２の支持面により加えられる力を受 け、下流面はこの力を再伝達するようにする、反動ディスクと、反動ディスクの 下流面に当接する第１の下流側支持面を提供する半径方向拡大部に取付けた第１ の端部を有するとともに、入力よりも大きい出力を加えるようにした第２の端部 を有するスラストロッドと、支持面と反動ディスクの対応する面との間の距離の 調整により前記最小スラストを所望の最終値に調整する調整装置であって、反動 ディスクを掴むカップを包含し、螺旋ねじを有し、且つ反動ディスクの下流側で 行うねじ込み又はねじ弛めにより前記距離を変更することができる調整装置とを 包含する。

この種の装置は、例えば米国特許第４，９８４．５０６号明細書に記載されてい る。この米国特許の教示によれば、反動ディスクの下流側すなわちスラストロッ ド側で行うので比較的容易なねじ込み、ねじ弛めによって、”ジャンプとして知 られる、ピストンで受けられる最小スラストの調整が許容される。

この公知の技術は、有益であり且つ効果的であるにもかかわらず、この調整が反 動ディスクの予圧縮をもたらすという事実により、なお欠点を有するのである。

この予圧縮が反動ディスクの摩耗を早める原因となるばかりでなく、スラストロ ッドに加わる初期スラストを高めて、ジャンプ値そのものに派生的な悪影響をも たらすのである。

これに関連して、本発明の目的は、望ましくない二次作用を伴うことなしに、ジ ャンプを最も簡単に調整できるようにするブースタ用の力伝達装置を提供するこ とである。

このため、本発明は、本質的に、第１の上流側支持面と反動ディスクの上流面と の間の、休止位置における距離を、最小スラストが多くともその所望最終値に等 しい値に設計時に設定したこと、及び前記調整装置を、第２の上流側支持面に対 する第１の下流側支持面の相対移動なしに、第１の上流側支持面が前記スラスト ロッドの第１の端部から離れて移動することを許容するように設計したことを特 徴としている。

本発明の第１の実施例によれば、カップが、反動ディスクとスラストロッドに取 付けた半径方向拡大部とを掴み、ピストンにねじ係合させる外ねじを担持する実 質的に円筒形のリムと、ツイータの通る中央開口を備えた軸線方向を向く壁とを 有し、この壁が第２の上流側支持面を構成する環状内面を有している。

本発明の第２の実施例によれば、カップが、円筒形のリムと、中央開口を備え第 １の下流側支持面を構成する環状内面を有する半径方向延長部と、中央開口内に 導入されるとともに、スラストロッドの第１の端部をねじ込む内ねじを切った円 筒形のスリーブとを有し、第１の端部が第２の下流側支持面を構成している。

本発明の他の特徴及び利点は、非限定的な例として添付図面を参照して行う以下 の説明から明らかになるであろう。

図１は、本発明によるブースタの断面図である。

図２は、本発明の第１の実施例である装置の詳細断面図である。

図３は、本発明の第２の実施例である装置の詳細断面図である。

本発明は、図１に例示したような空気圧ブレーキブースタに施した改良に関する 。

しかしながら、ブースタ自体の一般的な構造及び作動は、当業者にとって周知で あるので、ここでは本発明の改良の完全な理解に必要な程度において簡単に記載 することとする。

図示のように、ブースタは、可動のピストン５に取付けた隔膜４により２つの室 ２及び３に、作動中は密封的に、仕切られた剛性のケーシングｌを包含している 。

前面がマスターシリンダ（図示してない）に装架されることにより作動中は密封 的に閉じられている前方室３は、接続部６により真空源（図示してない）に常に 接続されている。

後方室２内の圧力は、ブレーキペダルに連結した作動ロッド８によって作動され る弁７により制御される。

作動ロッド８が休止位置にある時、すなわちこの実施例の場合右方に引いた位置 にある時、弁７は、ブースタの２つの室２及び３の間に連通を確立する。

後方室３が前方室２と同じように真空にさらされると、ピストン５はばね９の力 により休止位置へと右方に押し戻される。

作動ロッドの左方への作動は、第１の段階では弁７を動かして室２及び３を互い に隔離し、次いで第２の段階ではこの弁７を、後方室３を大気圧に開放するよう に動かすこととなる。

作動ロッド８によりプランジャ１０を介してマスターシリンダへ加えられた制動 力及びピストン５のスラストに由来するブレーキブースト力は、反動ディスク１ １の上流面（右側）に加えられる。この反動ディスク１１の下流面（左側）は、 これらの力をスラストロッド１２へ再伝達する。スラストロッド１２の機能は、 マスターシリンダを作動することにある。

ピストン５により加えられるブースト力は、事実上作動ロッド８の非ゼロ軸線方 向移動の後にのみ生ずる。

この作動ロッドの非ゼロ軸線方向移動が起こると、”ジャンプとして知られてい る非ゼロ最小値のブースト力が生じる。本発明は、これを簡単有効なやり方で調 整することにある。

作動ロッド８、プランジャ１０、ピストン５、反動ディスク１１及びスラストロ ッド１２により形成された力伝達系に関する本発明について、図２及び図３を参 照して以下に詳細に述べる。

ツイータ１０は軸線方向端面Ｓｌａを有し、この端面Ｓｌａは第１の上流側支持 面を構成している。一方、ピストンは、ツイータの端面Ｓｌａを取り巻き第２の 支持面を構成する軸線方向環状面Ｓ２ａを有する。

反動ディスク１１は、上流面１１ａ及び下流面１１ｂを有する。上流面１１ａは 、第１及び第２の支持面Ｓｌａ及びＳ２ａにより加えられた力を受けるようにな っている。

スラストロッド１２の第１の端部１２ａは、剛性の半径方向拡大部１３に取付け られており、この半径方向拡大部１３は、反動ディスク１１の下流面１１ｂに当 接する第１の下流側支持面Ｓｌｂを提供している。

第２の端部１２ｂでは、スラストロッド１２は軸線方向ねじ１４で終わっており 、この軸線方向ねじてスラストロッド１２の長さの調整を可能にしている。

第１の実施例（図１）では、ピストン５は、機能的にこのピストン５の一部分と 同様なカップ５０の形とした付加部材を包含している。

このカップ５０は、一方においては把持側面を有する実質的に円筒形のリム５１ とピストン５にねじ係合する外ねじ５１ａとを有し、他方においてはフィーラ１ ０が通る中央開口を備えた軸線方向に向いた壁５２を有する。この壁５２の環状 内面は第２の上流側支持面Ｓ２ａを構成している。

さらに、リム５１は、僅かな半径方向の狭窄部５１ｂを有し、これによりカップ が、反動ディスク１１と半径方向拡大部１３とによって形成された積重体を把持 することを可能にしている。

最後に、弾性Ｏリングシール１５が、カップ５０とピストン５の残りの部分との 間に設けられ、これによりこれらの間の密封を保証している。

このような配置条件での利点は以下の通りである。

ジャンプの値は、第２図に示す平衡状態の下で、フィーラの面Ｓｌａと反動ディ スク１１の上流面１１ａとの間の距離を変更することによって既知のやり方で変 更させ得るので、本発明によれば、ジャンプが所望最終値と考えられる値よりも 小さい値−カップ５０がピストンにいっばいにねじ込まれているとの想定で計算 された値−を設計によって与えるように、この距離を提供するのである。

次いで、ブースタの装架中、カップ５０を、ジャンプがその所望最終値に達する 点までねじ込むか、又はカップがすでにいっばいにねじ込まれている場合にはこ のカップをねじ戻せばよい。

ジャンプの調整は、このようにしてブースタの装架中に以下のやり方で行うこと ができる（図１）。

外部クランプブツシュ、内部クランプ部材、及びゲージを担持するスリーブを、 ケーシング１の開口１ａを通して、ばね９の内部に形成された空間内に導入する 。

このスリーブは室３を密封的に閉じ、この室３は真空源との連通に持ちきたらさ れる。

次いで、標準化された力を作動ロッド８に加え、スラストロッド１２により加え られた対応する出力の力を測定する。

ジャンプの実際の値及びこの所望値からの偏差は、このようにして、それ自体公 知のやり方で決定され、クランプブツシュでカップ５０を回転させて、必要な修 正をなすのである。

最後に、調整しようとする値の従来法による測定の後、内部クランプ部材をねじ １４に作用させてこの調整をなし、カップ５ｏ及びロッド１２を回転不能に保持 する。

本発明の第２の実施例（図３）では、第２の上流側支持面５２ａはピストン５の 本体自体によって形成されており、第１の下流側の支持面Ｓｌｂはカップ１３０ の半径方向延長部１３２の環状内面により形成されている。

このカップは円筒形のリム１３１を有し、このリム１３１は反動ディスク１１を 把持し、ピストン内の空間５ａ内で係合している。

中心においては、壁１３２は開口を有し、この開口内に、軸線方向を向く内ねじ を切った円筒形のスリーブ１３３を導入する。このスリーブ内にスラストロッド １２の第１の縁部１２ａをねじ込む。この端部が、第２の下流側支持面Ｓ２ｂを 形成する。

本発明のこの第２の実施例では、ジャンプは、スリーブ１３３内のスラストロッ ド１２を、下流側支持面Ｓｌｂ及びＳ２ｂが平面を同じくする初期位置からねじ 戻すことによって調整することができる。これは、第２の上流側支持面Ｓ２ａに 対する第１の下流側支持面Ｓｌｂの相対的移動なしに、従って反動ディスク１１ に応力を加えることなく行うことができる。

補正音の写しく翻訳文）提出書 る調整装置であって、反動ディスクを掴むカップを包（特許法第１８４条の８） 含し、螺旋ねじを有し、且つ反動ディスクの下流側で行うねじ込み又はねじ弛め により前記距離を変更することができる調整装置とを包含する。

相対回転を制御しなければならない４つの異なる要素、すなわちカップ、このカ ップにねじ込まれる外部リング、スラストロッド、及びこのスラストロッドの長 さを変化させるためのねじを必要としている。

これに関連して、本発明の目的は、望ましくない二次作用を伴うことなしに、ジ ャンプを最も簡単に調整できるようにするブースタ用の力伝達装置を提供するこ とである。

このため、本発明は、本質的に、カップが、円筒形のリムと、中央開口を備え第 １の下流側支持面を構成する環状内面を有する半径方向延長部と、中央開口内に 導入されるとともに、スラストロッドの第１の端部をねじ込む内ねじを切った円 筒形のスリーブとを有し、第１の端部が第２の下流側支持面を構成することを特 徴としている。

本発明の他の特徴及び利点は、非限定的な例として添付図面を参照して行う以下 の説明から明らかになるであろう。

図１は、本発明の第１のクレームしない実施例によるブースタの断面図である。

図２は、本発明の第１の実施例である装置の詳細断面図である。

図３は、本発明の第２の実施例である装置の詳細断面図である。

本発明は、図１に例示したような空気圧ブレーキブースタに施した改良に関する 。

しかしながら、ブースタ自体の一般的な構造及び作動は、当業者にとって周知で あるので、ここでは本発明の改良の完全な理解に必要な程度において簡単に記載 することとする。

図示のように、ブースタは、可動のピストン５に取付けた隔膜４により２つの室 ２及び３に、作動中は密封的に、仕切られた剛性のケーシング１を包含している 。

前面がマスターシリンダ（図示してない）に装架されることにより作動中は密封 的に閉じられている前方室３は、接続部６により真空源（図示してない）に常に 接続されている。

後方室２内の圧力は、ブレーキペダルに連結した作動ロッド８によって作動され る弁７により制御される。

作動ロッド８が休止位置にある時、すなわちこの実施例の場合右方に引いた位置 にある時、弁７は、ブースタの２つの室２及び３の間に連通を確立する。

後方室３が前方室２と同じように真空にさらされると、ピストン５はばね９の力 により休止位置へと右方に押し戻される。

作動ロッドの左方への作動は、第１の段階では弁７を動かして室２及び３を互い に隔離し、次いで第２の段階ではこの弁７を、後方室３を大気圧に開放するよう に動かすこととなる。

請求の範囲 １　第１の上流側支持面（Ｓｌａ）を形成する軸線方向端面を有するフィーラ（ １０）で終わるロッドであって、入力する力の作用によって休止位置から軸線方 向に移動を行うことができる作動ロッド（８）と、この作動ロッドの軸線方向の 移動によって導入される差圧制御作用によって休止位置から軸線方向に移動でき る空気圧ピストンであって、制御ロッドの非ゼロ最小作動移動のための非ゼロ最 小スラストを受けることができ、第１の上流側支持面を取り囲み第２の支持面（ Ｓ　２　ａ）を構成する環状支持面を有する空気圧ピストン（５）と、 上流面（１１ａ）と下流面（１ｌ　ｂ）とを有し、上流面は第１及び第２の支持 面により加えられる力を受け、下流面はこの力を再伝達するようにする、反動デ ィスク（１１）と、 反動ディスクの下流面に当接する第１の下流側支持面（Ｓ　１　ｂ）を提供する 半径方向拡大部（１３，１３２）に取付けた第１の端部（１２ａ）を有するとと もに、入力よりも大きい出力を加えるようにした第２の端部（１２ｂ）を有する スラストロッド（１２）と、支持面と反動ディスクの対応する面との間の距離の 調整により前記最小スラストを所望の最終値に調整する調整装置であって、反動 ディスクを掴むカップを包含し、螺旋ねじを有し、且つ反動ディスクの下流側で 行うねじ込み又はねじ弛めにより前記距離を変更することができ、更には、第２ の上流側支持面（Ｓ　２　ａ）に対する第１の下流側支持面（Ｓ　１　ｂ）の相 対移動なしに、第１の上流側支持面（Ｓ　１　ａ）が前記スラストロッドの第１ の端部（１２ａ）から離れて移動することを許容するように設計した調整装置（ ５０，１３０）と、 を包含する空気圧ブレーキブースタ用の力伝達装置において、前記カップ（１３ ０）が、円筒形のリム（１３１）と、中央開口を備え第１の下流側支持面（Ｓｌ ｂ）を構成する環状内面を有する半径方向延長部（１３２）と、前記中央開口内 に導入されるとともに、前記スラストロッドの第１の端部（１２ｂ）をねじ込む 内ねじを切った円筒形のスリーブ（１３３）とを有し、前記第１の端部（１２ｂ ）が第２の下流側支持面を構成することを特徴とする、空気圧ブレーキブースタ 用の力伝達装置。

２　請求項１記載の装置において、前記調整装置が、前記スラストロッドの長さ を変更する手段（１４）を包含することを特徴とする特許 国際調査報告　。１．７．。Ｑｔ／ｎｎ７Ｑ、フロントページの続き ユ　ガンベツタ　１４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １第１の上流側支持面（Ｓ１ａ）を形成する軸線方向端面を有するフィーラ（１ ０）で終わるロッドであって、入力する力の作用によって休止位置から軸線方向 に移動を行うことができる作動ロッド（８）と、この作動ロッドの軸線方向の移 動によって導入される差圧制御作用によって休止位置から軸線方向に移動できる 空気圧ピストンであって、制御ロッドの非ゼロ最小作動移動のための非ゼロ最小 スラストを受けることができ、第１の上流側支持面を取り囲み第２の支持面（Ｓ ２ａ）を構成する環状支持面を有する空気圧ピストン（５）と、 上流面（１１ａ）と下流面（１１ｂ）とを有し、上流面は第１及び第２の支持面 により加えられる力を受け、下流面はこの力を再伝達するようにする、反動ディ スク（１１）と、 反動ディスクの下流面に当接する第１の下流側支持面（Ｓ１ｂ）を提供する半径 方向拡大部（１３，１３２）に取付けた第１の端部（１２ａ）を有するとともに 、入力よりも大きい出力を加えるようにした第２の端部（１２ｂ）を有するスラ ストロッド（１２）と、支持面と反動ディスクの対応する面との間の距離の調整 により前記最小スラストを所望の最終値に調整する調整装置であって、反動ディ スクを掴むカップを包含し、螺旋ねじを有し、且つ反動ディスクの下流側で行う ねじ込み又はねじ弛めにより前記距離を変更することができる調整装置（５０， １３０）と、を包含する空気圧ブレーキブースタ用の力伝達装置において、第１ の上流側支持面（Ｓ１ａ）と前記反動ディスクの上流面（１１ａ）との間の、休 止位置における距離を、最小スラストが多くともその所望最終値に等しい値に設 計時に設定したこと、及び前記調整装置を、第２の上流側支持面（Ｓ２ａ）に対 する第１の下流側支持面（Ｓ１ｂ）の相対移動なしに、第１の上流側支持面（Ｓ １ａ）が前記スラストロッドの第１の端部（１２ａ）から離れて移動することを 許容するように設計したことを特徴とする、空気圧ブレーキブースタ用の力伝達 装置。 ２請求項１記載の装置において、前記カップ（５０）が、前記反動ディスクと前 記スラストロッドに取付けた半径方向拡大部とを掴み、前記ピストンにねじ係合 させる外部ねじを担持する実質的に円筒形のリム（５１）と、前記フィーラの通 る中央開口を備えた軸線方向を向く壁（５２）とを有し、この壁（５２）が第２ の上流側支持面（Ｓ２ａ）を構成する環状内面を有することを特徴とする装置。 ３請求項１記載の装置において、前記カップ（１３０）が、円筒形のリム（１３ １）と、中央開口を備え第１の下流側支持面（Ｓ１ｂ）を構成する環状内面を有 する半径方向延長部（１３２）と、前記中央開口内に導入されるとともに、前記 スラストロッドの第１の端部（１２ｂ）をねじ込む内ねじを切った円筒形のスリ ーブ（１３３）とを有し、前記第１の端部（１２ｂ）が第２の下流側支持面を構 成することを特徴とする装置。 ４請求項１ないし３のいずれか１項に記載の装置において、前記調整装置が、前 記スラストロッドの長さを変更する手段（１４）を包含することを特徴とする装 置。