JPH08502346A - 自己妥当性検査式センサ - Google Patents

自己妥当性検査式センサ

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Abstract

(57)【要約】 センサが、測定値と、その測定値の妥当性に関する情報とを提供する。このセンサは、変数の値に関係したデータ信号を発生するトランスデューサと、そのデータ信号を受け取って複数の出力信号を発生する送信部とを備えている。送信部は、変数の値に関係した第1出力信号を発生する。送信部は更に、第1出力信号の動的な不確実度解析に基づいた第2出力信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】 自己妥当性検査式センサ 発明の背景 本発明は、センサに関するものであり、また、センサを組み込んだ制御システ ムに関するものである。 センサは測定データを発生する。測定データとは、一般的に、プロセス変数の 値を評価した信号である。ところがその信号は、実際にはプロセス変数の値を完 璧に表わしてはいない。むしろその信号には、センサ自体に起因する種々の影響 (例えばセンサ障害やひずみ等)や、その他のプロセスの影響(「異常な」プロ セスの挙動に起因する影響など)が含まれている。 センサの設計者や制御システムの設計者は、様々な技法を駆使して測定データ の信頼性の向上をはかっている。例えばセンサの設計者は、センサ障害の発生率 を低下さぜ、且つ、通常動作中に発生するセンサのひずみ量を小さくすることの できる、改良したセンサ構造を開発しようと努めている。一方、制御システムの 設計者は、これとは別の方向からの対処方針として、センサのチェック、メンテ ナンス、及び校正を行なうための厳密なプログラムを構築することを通して、セ ンサ障害の発生率を低下さぜ、且つ、センサのメンテナンスが良好に行なわれな い場合に発生するびずみ量を小さくしようと努めている。 測定データの信頼性の向上に関しては、設計者達は、障害検出という技法を用 いて、測定データの信頼性が低い場合に制御システムがそれを認識し得る能力を 高めている。例えば制御システムの設計者は、しばしば、センサの冗長設置とい う技法を用いて、発生する可能性のあるセンサ障害の影響を低下さぜるようにし ている。冗長設置した複数のセンサから成るセンサ群中のある1つのセンサから の測定データが、そのセンサ群中のその他のセンサからの測定データと矛盾して いる場合に、制御システムは、その1つのセンサから発ぜられたデータを信頼性 の欠けたデータであるとして、そのデータ無視すれば良い。 障害検出のための更に別の方式に、制御システムがプロセス及びセンサに関す る情報をモニタして、その情報の中からセンサ障害の徴候を読み取るという方式 がある。最近まで、センサに使用する通信チャネルは、通常4〜20mA規格の、 単一のアナログ通信チャネルに限られていたため、センサは測定データ信号以外 の信号を伝送することができなかった。プロセス障害検出の技法を採用しようと する設計者は、この制約に直面したときに、測定データから、センサ及びプロセ スの障害情報を抽出することを試みた。.ところが、センサの設計者は、測定デ ータのひずみ量をできるだげ小さくするために、精緻なフィルタ処理をはじめと する様々な手段を用いて、測定データの成分のうち測定対象の変数に実際に関係 していない全ての成分を排除しようと努めた。その結果、改良されたセンサ構造 では、障害検出のために測定信号から抽出することのできる利用可能な情報が却 って減少するに至った。 最近では、制御システムの設計者がディジタル通信技術を採用するようになっ たため、センサが複数の信号を送出できるようになった。一方、現在ではセンサ にマイクロプロセッサを組み込むことも一般的に行なわれている。センサが複数 の信号を送出できるということと、マイクロプロセッサがセンサの内部診断を実 行するということとが組み合わさった結果、センサの内部で障害検出解析を実行 してその解析結果を障害情報信号として送出することのできるセンサが出現する に至った。一般的に、障害情報信号は、個々のデバイスに固有のエラー・コード の形態とされているか、或いは、センサが適切に機能する状態にあるか否かを表 示する単一ビットの形態とされている。 発明の概要 本発明は、プロセス制御システムに使用する自己妥当性検査式センサを提供す る。自己妥当性検査式センサは、センサが利用可能な全ての情報に基づいて、セ ンサがモニタしているパラメータの値の、最良の評価値を提供する。最良の評価 値は、測定データ以外のデータにも部分的に依存するため、最良の評価値と、障 害の影響を受けている可能性のある現在測定データが表示している値とは、必ず しも一致しない。自已妥当性検査式センサは更に、最良の評価値の不確実度及び 信頼性に関する情報や、センサの動作状態についての情報も併せて提供する。不 確実度に関する情報は、周知の不確実度解析によって導出され、障害が発生して いないときにも提供されている。 概略的に述べるならば、本発明はその一局面において、変数の値に関係したデ ータ信号を発生するトランスデューサと、前記データ信号を受げ取り、その受け 取ったデータ信号に応じて出力信号を発生する送信部とを備えたセンサを提供す る。前記送信部は、変数の値に関係した第1出力信号と、該第1出力信号の動的 な不確実度解析に基づいた第2出力信号とを発生する。このセンサが障害を発生 したときには、前記送信部がその障害の影響を考慮した補正を前記第l出力信号 及び前記第2出力信号に施す。実施例には、前記送信部が、前記第1出力信号の 信頼性の状態を表示する第3出力信号を発生するようにしたものがある。 第2出力信号はオンラインで不確実度を提供しており、この信号を利用してデ ータ品質管理を行なうことができる。許容最大不確実度を明示すれば、その許容 最大不確実度を、例えばプラント計装の条件設定、フィードバック制御の管理、 メンテナンスのスケジュール化、環境コンプライアンスないし保護伝送等の用途 におげる適当なデータ品質の証明、等々に利用することができる。 概略的に述べるならば、本発明ば、センサ障害及び測定品質に関する情報伝達 の方法を提供するものであり、この方法は、標準化した、デバイス独立の方法で あるため、種々の制御方式の中に容易に一体化し得るものである。そのため、大 規模な或いは複雑なプロセス・プラントでは高いコストがかかる一方でその価値 が疑わしい、センサの冗長設置や定期的校正プログラムにかかる費用の支出を、 場合によっては回避できるようにする。 本発明は更に、障害検出方式の構築を容易にしており、それは、制御システム が使用する種々の変数を包括的な共通形態の変数集合の形で供給しており、セン サそれ自体の内部における実際の障害検出機能の構築は、障害の影響を受けてい る挙動を最も良く認識し規定することのできる立場にあるセンサ設計者に行なわ せるようにしているからである。 図面の簡単な説明 図1は、複数のセンサと複数のアクチュエータとを備えたプロセス制御システ ムのブロック図である。 図2は、本発明に係るセンサのブロック図である。 図3は、図2のセンサの中の情報の流れを示したブロック図である。 図4は、図2のセンサにおける障害への3通りの対応方法を示した組合せグラ フである。 図5は、図2のセンサが発生する様々な信号を時間に対してプロットした組合 せグラフである。 図6は、図2のセンサの中の情報の流れのタイミングを示したブロック図であ る。 図7は、本発明に係る温度センサを示した、ブロック図と回路図とを混成した 図である。 図8は、図7の構成における、補助信号(上段のグラフ)と、生データによる 温度(中段のグラフ)と、妥当性検査済の温度及び不確実度(下段のグラフ)と を、夫々時間に対してブロットした一組の組合せグラフである。 図9は、図7の構成におげる、生データ(上段のグラフ)と、生データによる 温度(中段のグラフ)と、妥当性検査済の温度及び不確実度(下段のグラフ)と を、夫々時間に対してブロットした一組の組合ぜグラフである。 図10は、図7の構成における、補助データ(上段のグラフ)と、妥当性検査 済の温度及び不確実度(下段のグラフ)とをプロットした、一対の組合ぜグラフ である。 図11は、コリオリ流量計を示した、模式図とブロック図とを混成した図であ る。 図12は、図11の流量計が各サンプル期間に実行するステップを示した疑似 コードである。 図13は、図11の流量計が温度とそれに付随する不確実度とを判定する際に 実行するステップを示した疑似コードである。 図14は、図11の流量計が障害を診断する際に実行するステップを示した疑 似コードである。 図15は、図11の流量計において、温度情報の喪失が、温度の値(上段のグ ラフ)と、密度の値(中段のグラフ)と、質量流量の値(下段のグラフ)とに及 ぼす影響を、夫々時間に対してプロットした一組の組合ぜグラフである。 好適実施例の説明 先ず図1を参照して説明すると、プロセス制御システム10においては複数の センサ12が、プロセス14の幾つかのパラメータをモニタし、そしてモニタし たそれらパラメータに関する夫々の信号をディジタル通信リンク18を介してデ ータ制御/管理システム16へ供給している。ディジタル通信リンク18は、複 数の中央処理装置16と、複数のセンサ12と、複数のプロセス・アクチュエー タ20との間での双方向通信を可能にしている。データ制御/管理システム16 は、センサ12からの信号に応じて、ディジタル通信リンク18を介してプロセ ス・アクチュエータ20へプロセス制御信号を送出する。すると、プロセス・ア クチュエータ20が、データ制御/管理システム16から送られてきたプロセス 制御信号に応答して、プロセス14のパラメータを変化さぜる。 データ制御/管理システム16がセンサ12からの測定信号に基づいてプロセ ス14を制御するため、センサ12からの測定信号は、正確度が高く信頼性も高 くなげればならない。一般的にどのセンサ12でも正確度及び信頼性を完璧に保 証することは不可能であるため、センサ12からデータ制御/管理システム16 へ、その測定信号の、不確実度の指標値(これは正確度の指標値に他ならない) と信頼性の指標値とが提供されるようにしている。 更に図2も併せて参照して説明すると、センサ12は1つないし複数のトラン スデューサ22を含んでおり、それらトランスデューサ22は、プロセス14の パラメータの値をモニタして、送信部24へ信号を供給している。送信部24は トランスデューサ22から供給される信号をサンプリングして、そのトランスデ ューサ22がモニタしているパラメータの測定値を生成する。送信部24はその 測定値の妥当性検査を行なって、妥当性検査済測定値と共に、その妥当性検査済 測定値の不確実度の指標値を、ディジタル通信リンク18を介してデータ制御/ 管理システム16へ供給する。更に加えて送信部24は、センサ12から供給さ れている妥当性検査済測定値の信頼性と、センサ12の動作状態とを表わす夫々 の信号を発生して、それら信号を、ディジタル通信リンク18を介してデータ制 御/管理システム16へ供給している。 送信部24は、サンプル期間中に、データ制御/管理システム16へ供給する 種々の信号を発生し、発生したそれら信号をサンプル期間の終了時に送出する。 一般的には、1回のサンプル期間の長さは1秒以下にするが、ただしその長さは 具体的な個々の用途の必要に応じてどのようにでも調節することができる。 図3に示すように、送信部24がデータ制御/管理システム16へ供給する信 号は、一般的には次の4種類である。 (1)VMV26:妥当性検査済の、プロセス・パラメータの測定値(送信 部24が評価した、プロセス・パラメータの測定値の最良の評価値)。 (2)VU28:妥当性検査済の、VMV26に付随する不確実度の値。 (3)MVステ一タス30:VMV26のステータス(VMV26がどのよ うにして算出されたかを表わす)。 (4)デバイス・ステータス32:センサの動作ステータス。 センサ12が、複数のプロセス・パラメータを測定している場合には、送信部 24は、それらプロセス・パラメータの各々ごとに、VMV26、VU28、及 びMVステータス30から成る信号の組を送出する。 場合によっては、送信部24が、更に追加の情報を提供することもある。例え ば、データ制御/管理システム16から要求があったときには、送信部24は、 センサ12のステータスについての詳細な診断結果情報34を送出する。また、 測定値が所定の限界値を超えたときまたは超えようとしたときには、送信部24 が警告データ35を送出するようにしておいても良い。一般的には、複数の警告 レベルを定めておき、所定値からの測定値の逸脱がどれほど重大であるかを表示 できるようにしておく。 VMV26及びVU28は数値である。例えば、VMV26が、200覆とい う温度を表わす温度測定値であって、VMV26の不確実度の値であるVU28 が、9履という温度を表わす値であったりする。この場合、測定対象の実際の温 度が、VMV26を中心としてVU28で示された幅を有する領域(191度〜 209度)の中に含まれている確率が大きい(典型的には95%)のである。 送信部24は、トランスデューサ22から送出される信号に基づいて、VMV 26を生成する。その際に送信部24は、先ず最初にRMV36を算出する。こ のRMV36は、トランスデューサ22から送出される信号に基づいた、妥当性 検査をまだ施していない、測定対象のプロセス・パラメータを示すものである。 一般的に、送信部24ば、センサ12の異常を検出していないときには、RMV 36の値に一応の信頼性を認めて、VMV26の値をRMV36の値に等しくセ ットする。 一方、以下に更に詳細に説明するように、送信部24は、センサ12の異常を 検出しているときにはVMV26の値をRMV36の値に等しくセットしない。 そのような場合には、送信部24はVMV26の値を、RMV36の値にではな く、パラメータの実際の値をより良好に推定した評価値であると送信部24が判 断する値にセットする。送信部24が検出したセンサ12の障害が、RMV36 の信頼性に対して部分的にしか影響を与えず、従って送信部24がRMV36の 値に低いながらも信頼性を認めることのできる障害である場合には、一般的に送 信部24は、RMV36を算出するために用いたパラメータにその障害の影響を 考慮した補正を施した上で、RMV36を再算出し、そしてVMV26の値をそ の新たなRMV36の値に等しくセットする。一方、送信部24が検出したセン サ12の障害が、RMV36の値を実際の測定値と全く無関係な値にしてしまう ような、従って送信部24がRMV36の値に何ら信頼性を認めることができな くする障害であった場合には、送信部24はVMV26の値を、過去の動作に基 づいた値にセットする。 更に図4を併せて参照して説明すると、図4には3通りの過去の動作値の例を 示してあり、それらは短期過去値、長期過去値、それに長短期組合せ過去値であ る。(a)に示すように、短期過去値を用いる場合には、VMV26の値を、時 刻5で発生している障害の、その発生直前におけるVMV26の値に等しくセッ トすれば良い。(b)に示すように、長期過去値を用いる場合には、VMV26 の値を、以前のVMV26の平均値に等しくセットすれば良い。また(c)に示 すように、長短期組合せ過去値を用いる場合には、次の式を用いて長期過去値と 短期過去値とを組合せれば良く、この式は、長期過去値と短期過去値とを各々の 不確実度の値で重み付けしたものである。 VMVLS=[VUL 2/(VUL 2+VUS 2)]*VMVS +[VUS 2/(VUL 2+VUS 2)]*VMVL この式において、VULはVU28の長期過去値、VUSはVU28の短期過去値 、VMVLはVMV26の長期過去値、そして、VMVSはVMV26の短期過去 値である。 送信部24はVU28を、生の不確実度信号であるRU62に基づいて生成す る。RU62の値は、RMV36の動的な不確実度解析を実行した結果として得 られる値である。送信部24は、各サンプル期間毎にこの不確実度解析を実行す る。不確実度解析は「”Describing Uncertainties in Singie Sample Experime nts,”S.J.Kline &F.A.McClintock,Mech.Eng.,75,3-8(1953)」という文 献の中で最初に提唱され、現在では広く利用されており、校正方法の国際標準と しての地位を獲得している。不確実度解析の本質は、計測値の「品質」の指標を 提供することにある。あらゆる計測値には誤差が付随しており、その誤差の大き さは言うまでもなく未知である。しかしながら、その誤差の大きさの合理的な限 界を、単一の不確実度の値で表わし得ることが少なくない。(「ANSI/ASME PTC1 9.1-1985 Part 1,Measurement Uncertainty:Instruments and Apparatus」を 参照されたい)。 上掲のKline & McClintockの文献に記載されているように、観測された任意の 測定値Mに対して、そのMの不確実度の値WMを、次のように規定することがで きる。 Mtrue ∈ [M−wM,M+wM] ここで、Mはある信頼性レベル(一般的には95%)をもって真である(Mtrue である)。不確実度を表わすには、測定値に対する比率という相対不確実度の形 (即ち、wM/M)で表わせば、容易に表わすことができる。 一次測定値の任意の関数の不確実度の値を得るための、不確実度伝播ルールが 存在している。例えば、変数X、Y、及びZの任意の関数Rに対して、 R=R(X、Y、Z) そのRの不確実度の値が、次の式で与えられる。 [wR/R]2=[∂R/∂X]2[wX/R]2 +[∂R/∂Y]2[wY/R]2 +[∂R/∂Z]2[wZ/R]2 この二乗の和の形は、テイラー級数から導出されたものである。ここでは、変数 X、Y、及びZは互いに独立であると仮定し、それら変数の個々の相対不確実度 は「小さい」ものと仮定し、更に、それら不確実度の全てが同一の確率レベルで 表わされると仮定している。また本願の目的を勘案して、ここでは更に、それら 不確実度の全てが95%の確率であると仮定することにする。 この不確実度伝播式の効用の1つに、不確実度の値が思った以上に大きくなっ たり小さくなったりする可能性のある特別な状況を明らかにするということがあ る。具体的な例を挙げるならば、「S.J.Kline,”The Purposes of Uncertaint yAnalysis”,ASME Journal of Fluids Engineering,Vol.107,No.2,pp.1 53-160,1985」という文献に論じられているように、Rが、 R=x−y という式に従ってxとyから算出される場合に、このRの不確実度の値wRは、 次の式で与えられる。 wR/R=[(x/(x−y)*wx/x)2+(y/(x−y)*wy/y)21 /2 ここでx=1.0、y=0.98であるものとし、xとyのいずれの不確実度も1%で あるものとすれば、Rの不確実度は次のようになる。 wR/R=[(1/0.02*0.01)2+(0.98/0.02*0.01)21/2=0.700=70% これと比較するために、次に、Rが、変数zから次の式に従って算出される場合 を考えることにする。 R=(1/(1+z))1/2 この場合には、Rの不確実度は次の式で与えられる。 wR/R=wZ/2(1+z) ここでz=0.1であるものとし、また、zの不確実度の値が20%であるものとす れば、Rの不確実度は、僅か0.91%にしかならない。 良く考えて見れば、これらの結果は決して驚くべきものではない。第1の例で は、同程度の大きさの2つの量の間の減算が行なわれるため、結果の相対誤差は 当然増大する。第2の例では、z自体の不確実度こそ大きいが、その不確実度が Rに及ぼす影響は比較的小さい。いうまでもなく、変数x、y、zの値が異なれ ば、それら変数の不確実度の影響の大きさも変わってくる。不確実度解析が有用 であるのは、それを実行することによって、不確実度の影響の大きさを定量化で きることにある。 ここで説明を図3に戻して、VU28の値は、理想的な状況(即ち、決して障 害を発生しないセンサが、良好に制御された研究室環境内で動作している状況) においても、非ゼロ値である。その理由は、センサが発生する測定値が100% の正確度を持つことは決してあり得ず、ある程度の誤差の可能性は常に存在して いるからである。 VMV26の値をセットする場合と同様に、送信部24は、センサ12の異常 を何ら検出していないときには、VU28の値をRU62の値に等しくセットす る。送信部24は、RMV36の信頼性に対して部分的にしか影響を及ぼさない ようなセンサ12の障害を検出したならば、一般的に、その障害の影響を考慮に 入れた不確実度解析を新たに実行した上で、VU28の値をその新たな解析の結 果得られた値に等しくセットする。VMV26の値をセットする場合と同様に、 送信部24は、RMV36の値が実際の測定値と全く無関係な値になっていると 判定したならば、VU28の値を過去の動作に基づいた値にセットする。 図4には、VU28の値に過去の動作値に基づいた補正を施すための3通りの 具体的な方法を示した。第1に、(a)に示すように、VU28の値を各サンプ ル期間ごとに、それまでに観測されたVMV26の最大変化率に対応した変化量 ずつ増大させて行く方法がある。この方法では、短期的には良好な結果が得られ る傾向があるが、この方法を長く続けていると、発生されるVU28の値が非現 実的な値になってくる。次に、(b)に示すように、VMV26の値を、VMV 26の長期的平均値に等しくセットする場合には、VMV26の値が、以前取っ たことのあるどの値も取り得るように、VU28の値を定めれば良い。従って、 例えばVMV26が常に「0」と「100」との間の値を取るものであり、その VMV26の値を「50」にセットする場合には、VU28を「50」にセット すれば良い。この方法では、短期的結果が余りにも悲観的な見方に基づいたもの となる傾向があるが、ただし、上の方法(a)の長期的結果に付随する問題を回 避することができる。最後に、(c)に示すように、VMV26の値を、VMV 26の長期過去値と短期過去値とを組み合わせた長短期組合ぜ過去値に基づいた 値にセットする場合には、VU28の値を次の式に従って算出すれば良い。 VULS=(VUL*VUS)/(VUL 2+VUS 21/2 この式において、VULはVU28の長期過去値であり、VUSはVU28の短期 過去値である。 データ制御/管理システム16がVMV26及びVU28を適切に利用できる ようにするために、VMV26及びVU28がどのようにして算出されたかに関 する情報を、MVステータス30が提供するようにしている。送信部24は、い かなる状況の下でも(トランスデューサ22が動作不能であるという状況の下で すら)VMV26及びVU28を発生する。しばしば、データ制御/管理システ ム16は、VMV26及びVU28の値が「生」データに基づいたものか、それ とも過去の履歴データに基づいたものかを知っている必要がある。例えば、デー タ制御/管理システム16がVMV26及びVU28をフィードバック制御に用 いており、トランスデューサ22が動作不能になっている場合には、データ制御 /管理システム16は、VMV26及びVU28の値が過去の動作に基づいたも のであるということを知っている必要がある。 MVステータス30は、異常状態の予想される持続時間の長短と、送信部24 がRMV36に認める信頼性の高低とに応じた状態を取る。MVステータス30 の4通りの一次状態が次の表1に従って生成される。 「CLEAR(明瞭である)」というMVステータス30は、RMV36の値が所 与のプロセス条件の正常範囲内にあるときに生成されている。「DAZZLED(眩惑 されている)」というMVステータス30は、RMV36の値が完全に異常な値 であるが、その異常状態が短期間で終了すると予想されることを表わしている。 一般的に、トランスデューサ22からの信号に急激な変化が発生したが、その変 化が、診断結果がまだ出ていないセンサ障害に起因するものか、それとも測定対 象の変数の急激な変化に起因するものかを明確に判定できないという場合に、送 信部24はMVステータス30を「DMZLED」にセットする。「BLURRED(ぼやけ ている)」というMVステータス30は、RMV36の値が、異常な値ではある が測定対象のパラメータとの間に一応の関連性を持っているということを表わし ている。例えばRMV36の信号の中にノイズが多量に含まれている場合などに は、送信部24はMVステータス30を「BLURRED」にセットする。「BLIND(皆 目不明である)」というMVステータス30は、RMV36の値が全く信頼性の 認められない値であり、しかもその障害が長時間に亙って持続するものと予想さ れることを表わしている。 MVステータス30の状態には、更に2つの補助的な状態があり、それらは、 「UNVALIDATED(妥当性検査を実行していない)」と「SECURE(保証付き)」と である。送信部24がVMV26の妥当性検査を行っていないときには、MVス テータス30は「UNVALIDATED」になっている。送信部24が一応の信頼性を認 めている冗長設置した複数の測定値からVMV26が発生されているときには、 MVステータス30は「SECURE」になっている。 デバイス・ステータス32は、主として障害検出/保守システムが利用する、 センサ12の健全度を要約して表わした包括的な離散値である。一般的には、デ バイス・ステータス32は、6通りの状態のうちの1つの状態を取るようにして あり、それら状態の各々がセンサ12の夫々異なった動作状態を表わすようにし ている。それら6通りの状態は、「GOOD(良好)」、「TESTING(試験中)」、 「SUSPECT(疑い有り)」、「IMPAIRED(不調)」、「BAD(不良)」、それに「 CRITICAL(危機的欠陥)」である。「GOOD」というデバイス・ステータス32は 、センサ12が正常状態にあることを表わしている。「TESTING」というデバイ ス・ステータス32は、センサ12が自己試験を実行しており、その自己試験が 測定値の一時的な品質悪化の原因となっている可能性があることを表わしている 。「SUSPECT」というデバイス・ステータス32は、センサ12が異常な応答を 発生したが、送信部24が、まだ詳細な障害診断結果を把握していないというこ とを表わしている。「IMPAIRED」というデバイス・ステータス32は、センサ1 2に発生している障害の診断結果が既に得られており、その障害が動作に僅かな 影響しか及ぼさないものであることを表わしている。「BAD」というデバイス・ ステータス32は、センサ12に重大な機能不全が発生しており、メンテナンス が必要であることを表わしている。最後に、「CRITICAL」というデバイス・ステ ータス32は、センサ12に発生した機能不全が、漏出、火災、或いは爆発等の 災害を発生する(或いは既に発生した)可能性がある程の、甚だしいものである ことを表わしている。 図5は、VMV26、VU28、MVステータス30)及びRMV36の間の 関係の具体例を示した図である。図5は更に別の局面として、正常動作が行なわ れているときと、障害が発生しているときとの夫々におげる、VMV26とVU 28との関係の好適な表示方法も示している。即ち、VU28は、このVU28 だけを単独の信号として表示すると共に、VMV26を包含する領域の形でも表 示している(線38はVMV26とVU28との和を、線40はVMV26から VU28を引いた差を表示している)。VU28を、VMV26を包含する領域 の形で表わすようにすれば、ユーザは、その包含領域を見るだけで、任意の表示 時刻における、VMV26によって表わされているパラメータの取り得る値域を 視覚的に確認することができる。 時刻T1から時刻T2までの範囲では、RMV36は周期的な信号であり、そ の信号振幅は期待される領域の中に収まっている。この範囲においては、VMV 26の値はRMV36の値に等しく、MVステータス30は「CLEAR」であり、 VU28の値は、RU62の値(即ち、正常動作状態におげる不確実度の値)に 対応した「正常」レベルにとどまっている(線42は、VU28の「0」値を表 わしている)。尚、この具体例の目的に鑑み、ここではRU62の値ば一定不変 であるものとする。 時刻T2では、RMV36の値が、このRMV36の値の期待変化率を大きく 上回る変化率で増大し始めている。送信部24は、この予期されなかった現象に 応答して、以下の幾つもの動作を実行する。第1に、送信部24は、MVステー タス30を「DAZZLED」に変更する。次に(ここでは送信部24がVMV26及 びVU28の値を短期的な過去の動作値に基づいて定めるようにしているものと する)、送信部24は、VMV26の値を、時刻T2でRMV36の値が急激に 上昇し始めた直前の時点のVMV26の値に維持する。最後に、送信部24は、 VU28の値を、正常動作時のVMV26の最大上昇率に等しい一定の上昇率で 増大させ始める。このように、VU28の値を次第に増大させることによって、 センサ12が「DAZZLED」の状態にあって最新の有効なトランスデューザ・デー タが得られないために測定値の不確実度が増大して行くことを反映させているの である。 RMV36の値は時刻T3まで増大し続けている。時刻T3で、RMV36の 値が増大を止めており、これ以後は一定レベルを維持している。この時点ではR MV36の値が期待値を上回っているため、送信部24は、VMV26の値もM Vステータス30も変化させることなく、VU28の値だげを一定の上昇率で増 大させ続けている。時刻T4ではRMV36の値が減少し始めている。それでも まだRMV36の値が期待値を上回っているため、送信部24は、VMV26の 値もMVステータス30も変化させることなく、VU28の値だけを一定の上昇 率で増大させ続けている。 時刻T5に至って、RMV36が本来の期待されている動作を再開している。 これに応じて送信部24は、MVステータス30を「BLURRED」に変更すると共 に、VMV26の値をRMV36の値へ近付ける処理を開始しており、この処理 には例えば次の式を用いる。 VMVn+1=0.95*VMVn+0.05*RMVn+1 この式において、VMVn+1は、現在サンプル期間におげるVMV26の値であ り、VMVnは、前回サンプル期間に発生させたVMV26の値であり、そして RMVn+1は、現在サンプル期間におけるRMV36の値である。続いて送信部 24は、回復タイムアウクト期間の値を初期化する。最後に、送信部24は、V U28の値をRU62の値へ近付ける処理を行なうことによって、このVU28 の値を減少させて行くようにし、それには例えば次の式を用いる。 VUn+1 2=0.952*VUn 2+0.052*RUn+1 2 この式において、VUn+1在サンプル期間におけるVU28の値であり、VUnは 、前回サンプル期間に発生させたVU28の値であり、そしてRUn+1は、現在 サンプル期間におけるRU62の値である。 時刻T6では、送信部24が、回復タイムアウト期間が経過したと判定して、 MVステータス30を「CLEAR」に変更している。送信部24は、この時点では RMV36の値に通常の信頼性を認めているため、VU28の値をRU62の値 に等しくセットしている。 もし仮に、時刻T5において、RMV36が期待レベルに復帰していなかった ならば、センサ12は時刻T5以後もMVステータス30を「DAZZLED」のまま 維持することになるが、ただし、既にセンサ障害の診断結果が出ていたならば、 時刻T5ではMVステータス30を既に「BLIND」に変更しているはずである。 また、MVステータス30が「DAZZLED」のままでいられるのは、限られた「タ イムアウト」期間中だげである。従って、RMV36の値が期待レベルから逸脱 したレベルにとどまり続けたならば、いずれはタイムアウト期間が経過して、そ の時点で、送信部24が、MVステータス30を「BLIND」に変更することにな る。 図3に示したように、送信部24は、VMV26、VU28、MVステータス 30、デバイス・ステータス32、診断結果情報34、及び警告データ35を発 生するために幾つかの情報ソースを利用しており、それら情報ソースの各々につ いて以下に説明する。生データ44ば、送信部24が利用することのできる基本 的な測定値情報であり、これは一般的には、1つないし複数のトランスデューサ 22の出力を電気的に表わしたもの(例えばトランスデューサ22の振動周波数 や抵抗値等)である。生データ44ば、トランスデューサ22の反応に関する利 用可能な情報を最大限に包含しており、そのため、センサ障害を検出するための 統計的試験に利用するのに適した内容の豊富な情報ソースであるといえる。しか しながら、プロセスの期待される挙動についての知識をこの生データ44に対し て適用することは容易ではなく、RMV36に基づいた統計量にその知識を適用 する方がより適切である。 RMV36はプロセス・パラメータ(例えば、温度や質量流量等)に直接に関 係したものであるため、送信部24ば、RMV36の期待される挙動(即ち、無 障害時の挙動)と、RMV36が関係しているプロセス・パラメータの期待され る挙動とをリンクさせることができる。送信部24は、通常行なわれている一般 的な処理を実行することによって、生データ44からRMV36を導出する。例 えば、生データ44がトランスデューサ22の抵抗値に関係したデータであり、 一方、RMV36が温度に関係したものである場合には、送信部24は、温度が トランスデューサ22の抵抗値に及ぼす周知の影響を考察することによって、生 データ44からRMV36の値を算出する。送信部24がRMV36にフィルタ 処理を施して、センサ・ノイズ及び高い周波数のプロセス外乱の影響を減少させ ることがしばしばある。このフィルタ処理が施されると、RMV36に含まれる 情報の量は、生データ44に含まれる情報の量より少なくなる。 生データ44とRMV36とは、ある程度は相補的な情報ソースであるという ことができる。生データ44が、RMV36より多くの情報内容を包含している のに対し、RMV36は、プロセスの期待される挙動との比較を生データ44よ り容易に行なうことができる。従って生データ44とRMV36とはいずれも、 送信部24へ有用な情報を提供しているといえる。 更に補助データ46が、センサ12の内部の種々の補助信号によって提供され ている。それら補助信号は、生データ44やRMV36に直接に関係した信号で はないが、センサ12の健全度ないし動作に関する有用な情報を提供している。 例えば、センサの特性やプロセスの挙動を特定するための統計的試験等には、特 定の補助信号が関与することがある。補助信号の具体例を挙げるならば、センサ 12内部の構成部品の電気的特性(例えば電力増幅器の入力段ないし出力段にお ける信号レベル等)や、ハードウェア・エラー情報50を挙げることができる。 ハード・クェア・エラー情報50は、既に前処理が完了した、特別の形の補助情 報であって、センサ12内部のディジタル構成部品によって発生され、それ以上 の処理や解釈を殆ど或いは全く必要としない。例えば、送信部24のメモリ構成 部品におげるメモリ・チェックサム・エラーは、ハードウェア・エラー情報50 の一部を成すものである。 送信部24は、種々の出力信号を発生するためには、センサ12内部からの情 報やプロセス14からの情報に加えて更に、データ制御/管理システム16から の情報も利用する。データ制御/管理システム16は「ネクスト・レベル・アッ プ」(「NLU」)と呼ばれており、このデータ制御/管理システム16からの 情報は、NLU情報48と呼ばれている。センサ12の出力の妥当性検査を送信 部24に行わせようとするときに直面する困難な点の1つに、有効な結論に到達 するための充分な情報を送信部24が得られるかということがある。これは、例 えば送信部24が、ある種のセンサ障害(例えば、一定の入力に対するセンサの 出力が時間の経過と共に変化して行くドリフト・エラー)と、れっきとしたプロ セス変化との区別を付けられないのでばないかということである。このような場 合には、それらの区別を明らかにするために、送信部24はNLU情報48を参 照すれば良い。データ制御/管理システム16は、その他のセンサ12からのデ ータ等を含めた、更なる情報にアクセスすることができるため、このデータ制御 /管理システム16が、プロセスの変化と、センサのドリフトと区別するために 必要な情報を、送信部24へ提供するのである。 送信部24は、標準的な形の要求を送出することによって、予測されるプロセ ス限界等のNLU情報48を、データ制御/管理システム16に対して要求する ことができる。これとは逆に、データ制御/管理システム16の方から自発的に 送信部24へ宛てて、要求されていない情報を提供することもあり、例えば、ト ランスデューサ22が測定しているプロセス・パラメータを変化さぜるようなプ ロセス挙動の変化が発生したことを伝えるための情報等は、そのようにして提供 される。例えばプロセス14が、各々が明らかに異なった特性を有する複数の段 階を経て進行して行く場合には、そのプロセス14が次の段階へ移行する度に、 それをデータ制御/管理システム16が送信部24へ知らぜるようにすることが できる。 アプリケーション知識ベース情報52は、「損耗」がセンサの動作にどのよう に影響するのかを、送信部24が評価できるようにするための情報である。アプ リケーション知識ベース情報52は、信号とセンサ特性との間の時間と共に変化 する関係を記述した情報である。アプリケーションによっては、ある特定の状況 (例えば、センサがその動作可能領域の限界近くで動作しているという状況等) ではセンサの劣化が非常に急速に進行することが知られている。例えば、普通の 動作領域を持ったpHプローブは、たとえ僅か1時間程度であっても、pHが約12 以上の溶液中に曝されると、アルカリ慣れしてしまって、その溶液の酸度がより 酸性に近い方へ変化したときに反応できなくなることがあり得る。このアプリケ ーション知識ベース情報52は更に、センサ12の最後の校正または最後のメン テナンスが行なわれてからの経過時間等のファクタも含んでいる。 センサ/プロセス刺激情報54は、プロセスに対して或いはセンサの一部に対 して加えられる既知の刺激についての情報を提供する。センサ/プロセス刺激情 報54は、センサ12を試験する試験手順を構築するために利用される情報であ る。即ち、プロセス14ないしセンサ12へ既知の剌激を加えて、そのときセン サ12が発生する応答を期待応答と比較するのである。センサ/プロセス刺激情 報54は、例えば、圧力トランスデューサヘ加えられた既知の力についての情報 等を記述したものである。センサ/プロセス刺激情報54には、送信部24によ って生成されるものもあり(即ち、送信部24が実行する自己試験の一部として 生成される)、また、データ制御/管理システム16からNUL情報48として 送られてくるものもある。試験を実行しているためにセンサ12が測定不能状態 になっているときには、送信部24が、その測定不能の測定値に対応したMVス テータス30を「DAZZLED」にセットし、VMV26及びVU28の値を過去の 動作の値に基づいて定め、そして、デバィス・ステータス32を「TESTING」に セットする。 図3には更に、送信部24の種々の機能単位も併せて示した。診断結果状態機 械56は、送信部24が利用可能な全ての情報を処理してセンサ12の診断結果 状態58を決定するものである。診断結果状態58は、診断結果状態機械56が VMV26、VU28、MVステータス30、及びデバイス・ステータス32を 導出する際に利用する情報のうちの、中核を成す情報である。診断結果状態58 は、それ自体が、センサ12のメンテナンスを行なうユーザにとって役に立つ情 報であることから、データ制御/管理システム16から要求があったときに出力 される診断結果情報34は、この診断結果状態58をその基礎にしている。 更に図6も併ぜて参照して説明して行く。送信部24は各サンプル期間ごとに 次の動作を実行する。トランスデューサ22から生データ44を入手したならば (ステッブ72)、診断結果状態機械56が、その生データ44を、一連のデバ イス計算式の中を伝播させて行き、RMV36を生成する(ステップ74)。こ れと同時に送信部24は、デバイス計算式60と校正データ66とに基づいて、 しかも先に説明した所定の基準に従って、不確実性解析64を実行することによ り、動的にRU62を算出する(ステップ74)。ここでRU62を算出するに 際しては、送信部24は、障害が全く発生していないものと仮定してその計算を 実行する。RU62はいかなる動作状態においても必ず非ゼロ値を取る。一般的 にRU62の値は、理想的な状況下にあるのでない限り増大して行く。 次に、診断結果状態機械56はその他の情報を入手し(ステップ76)、その 入手した情報と、生データ44と、RMV36と、RU62とに基づいて、種々 の統計量を算出したり、パターン・マッチングを実行してセンサ12が適正に動 作しているかを判定したりする(ステップ78)。続いて診断結果状態機械56 は、ステップ78で得られた結果に基づいて診断結果状態58を更新する(ステ ップ80)。 続いて診断結果状態機械56は、診断結果状態58に基づいてRMV36に補 正を施して(68)VMV26を生成する。基本的に診断結果状態機械56は、 先に計算に用いたパラメータに診断結果状態58を考慮した補正を施した後に、 RMV36の再計算を行ない、そしてVMV26の値をその新たなRMV36の 値に等しくセットする(ステップ82)。従って、正常動作状態にあるときには (このときには、診断結果状態58はいかなるパラメータの補正も要求していな い)、VMV26の値は一般的にRMV36の値に等しくセットされている。 以上と同時に診断結果状態機械56は、診断結果状態58に基づいてRU62 に補正を施して(70)VU28を生成する。VMV26の場合と同様に、診断 結果状態機械56は、先に計算に用いたパラメータに診断結果状態58を考慮し た補正を施した後に、RU62の再計算を行ない、そしてVU28の値をその新 たなRU62の値に等しくセットする(ステッブ82)。従って、正常動作状態 にあるときには、VU28の値は一般的にRU62の値に等しくセットされてい る。それ以外の動作状態にあるときには、VU28は一般的にRU62の値より 大きな値にセットされている。 続いて診断結果状態機械56は、診断結果状態58に基づいて、計算を行なう か或いはルックアップ・テーブルを参照することによって、MVステータス30 を選択し(ステッブ84)、また、デバイス・ステータス32を選択する(ステ ップ86)。必要とあらば、診断結果状態機械56は、警告フラグを更新するこ とによって(ステップ88)警告データ35を送出する。また、データ制御/管 理システム16からの要求があったならば、診断結果状態機械56は、診断結果 状態58に基づいて診断結果情報34を生成する(ステップ90)。 次に図7を参照して説明すると、自己妥当性検査式温度センサ100は熱電対 102と送信部104とを備えており、送信部104はプロセッサ106を含ん でいる。一般的に、熱電対102は、互いに接合した2種類の異種金属で構成さ れ、2つの端子108と110との間に電圧VDiffを発生する。VDiff山の大き さは検出用接合部112と基準接合部114との温度差に比例する。VDiffと、 基準接合部114と零度との温度差に比例する電圧VCompとの和が、検出用接合 部112と零度との温度差に比例する電圧VTempになる。VTempの大きさを決定 するために、VDiffを増幅器116で増幅すると共に、VCompを温度センサ11 8で発生さぜて増幅器120で増幅している。更に、増幅器116の出力117 と増幅器120の出力121とを、プロセッサ106の中のアナログ・ディジタ ル・コンバータ(「ADC」)122へ供給している。プロセッサ106は、そ れら増幅器の出力117、121とその他の利用可能な情報とを用いて、診断結 果状態58、RMV36、及びRU62を生成する。プロセッサ106は更に、 これら信号に基づいて、VMV26、VU28、MVステータス30、デバイス ・ステータス32、及び警告データ35を生成し、また、要求を受けている場合 には、診断結果情報34も併せて生成する。 次に図8を参照して説明すると、自己妥当性検査式温度センサ100は、増幅 器116、120への電力供給の喪失に対しては、以下に説明するように反応す る。先ず正常動作中(時刻5〜時刻15)は、VMV26の値ばRMV36の値 に等しくなっており、それらの値はプロセッサ106が出力117と出力121 との和に基づいて生成している。同様に、VU28の値はRU62の値に等しく なっており、それらの値はVMV26の不確実度を表わしている。MVステータ ス30は「CLEAR」になっている。 時刻15において、電源132が機能を停止したため、VDiff(出力117) とVComp(出力121)との両方が「0」ボルトへ変化している。その結果とし て、RMV36の値も(この具体的な送信部の構成においては)約−55℃を表 わす値へ変化している。ディジタル補助信号である電力モニタ信号134が、電 力供給が喪失したことに反応して「1」から「0」へ変化したときに、プロセッ サ106は電力供給の喪失を検出する。続いてプロセッサ106は、診断結果状 態58を然るべくセットして、プロセッサ106がRMV36の値に全く信頼性 を認めていないことを表示する。診断結果状態58をそのようにセットしたこと に応じて、プロセッサ106は更に、先に説明したようにして、VMV26の値 をこのVMV26の長短期組合ぜ過去値にセットし、また、VU28の値をこの VU28の長短期組合ぜ過去値にセットする。更にプロセッサ106は、MVス テータス30を「BLIND」にセットすることによって、そのセンサ障害が重大で あり、しかも長期に亙って持続すると予測されるものであることを表示する。 時刻36において電源が機能を回復したときに、プロセッサ106は、電力モ ニタ信号134が「0」から「1」へ変化したことを検出して、MVステータス 30を「BLURRED」にセットする。更に、以前のVMV26の値をRMV36に 基づいた「生」データの値へ、先に説明したようにして近付けて行くことによっ て、VMV26の新たな値を生成して行く。同様に、以前のVU28の値をRU 62の値へ近付けて行くことによって、VU28の値を減少させて行く。この時 点でプロセッサ106は更に、回復タイマを初期化する。 プロセッサ106ば、過去のVMV26の値をRMV36の値へ近付けて行く ことによってVMV26の値を生成して行く処理と、過去のVU28の値をRU 62の値へ近付けて行くことによってVU28の値を生成して行く処理とを、回 復タイマが時刻56でタイムアウトするまで続行する。(時刻56でタイムアウ トするのは、この具体例では回復タイマが、20秒後にタイムアウトするように セットされたからである)。回復タイマがタイムアウトした時点で、プロセッサ 106は、MVステータス30を「CLEAR」にセットし、VMV26の値をRM V36の値に等しくセットし、そして、VU28の値をRU62の値に等しくセ ットする。 次に図9を参照して説明して行く。時刻13において、熱電対102と送信部 104との接続が外れたために、開回路障害が発生している。この種の障害が発 生するとRMV36の値は約130℃を表わすようになり、このRMV36の値 に対応して発生する出力121は正常範囲内の値にとどまるが、一方、このRM V36の値に対応して発生する出力117の値は、増幅器116が飽和するため に異常に大きな値になる。(開回路障害が発生したときに増幅器116を飽和状 態にするためのプルアップ抵抗136を備えている)。出力117が異常に大き な値になったことに応じて、プロセッサ106は、診断結果状態58を然るべく セットしてRMV36に全く信頼性が認められないことを表示すると共に、MV ステータス30を「DAZZLED」にセットする。続いてプロセッサ106は、先に 説明したようにして、長短期組合せ過去値に基づいてVMV26及びVU28の 値を生成する。 ここで再び図7を参照して説明すると、以上に続いてプロセッサ106は、ス イッチ126を介して熱電対102を電圧源124に接続し、抵抗128の両端 子間に発生する電圧130をモニタする。開回路になっているため、抵抗128 に電流は流れず、従って電圧130は「0」ボルトである。このことからプロセ ッサ106は、開回路障害が発生していることを確認して、MVステータス30 を「BLIND」にセットする。 時刻27では、開回路障害が直ったため出力117が正常値に戻っている。プ ロセッサ106はこれに応じて、診断結果状態58を然るべくセットしてRMV 36の値に(全く信頼性が認められないのではなく)僅かに信頼性が認められる ことを表示し、MVステータス30を「BLURRED」にセットし、そして、回復タ イマを初期化する。 続いてプロセッサ106は、過去のVMV26の値をRMV36の値へ近付け て行くことによってVMV26の値を次々と発生する処理と、過去のVU28の 値をRU62の値へ近付けて行くことによってVU28の値を次々と発生する処 理とを、回復タイマが時刻47でタイムアウトするまで実行し続ける。(この場 合、時刻47でタイムアウトするのは、回復タイマが20秒後にタイムアウトす るようにセットされたからである)。回復タイマがタイムアウトした時点で、プ ロセッサ106は、MVステータス30を「CLEAR」にセットし、VMV26の 値をRMV36の値に等しくセットし、そして、VU28の値をRU62の値に 等しくセットする。 ここで再び図7を参照して説明する。検出用接合部112と、温度測定対象の プロセス要素との間の接触状態が喪失した場合には、接触喪失障害が発生する。 接触喪失障害が発生してもRMV36には異常な変化が発生しないため、センサ 100はこの障害を容易には検出することができない。 そのため、センサ100が、接触喪失障害を検出するための電流注入試験を実 行するようにしてある。電流注入試験においてセンサ100は、熱電対102を 電圧源124に所定時間だけ接続して、そのことが出力117へ及ぼす影響を測 定する。(即ち、熱電対102を電圧源124に接続する前の出力117の値と 接続した後の出力117の値とを比較する)。 これより図10を参照しつつ説明を続ける。時刻12に接触喪失障害が発生し ており、そのため測定温度が約7℃低下している。このときの測定温度の値は正 常動作時にパラメータが取り得る値の範囲内にあるため、センサ100は障害が 発生したことを即座には認識することができず、それゆえ、VMV26の値に補 正を施す一方で、MVステータス30は「CLEAR」のまま維持している。 時刻28では、プロセッサ106が電流注入試験を開始している。この試験の 実行中は、増幅器116が「生」データを読み取らないため、プロセッサ106 ば、MVステータス30を「DAZZLED」にセットすると共に、VMV26及びV U28の値を、先に説明したようにして過去の動作値に基づいて生成し始める。 時刻33に至って、プロセッサ106は、障害が発生していると判定して、MV ステータス30を「BLURRED」にセットする。(このときプロセッサ106は、 接触状態は失われたものの、熱電対102が検出している温度は尚、実際の温度 に近い温度であるものと推定している)。 時刻56に至って、接触状態が回復している。しかしながらプロセッサ106 は、このときの出力117の急激な変化をスパイクであると解釈して、暫定的に MVステータス30を「DAZZLED」にセットする。この後、出力117がその大 きな値を維持していることを見届けた上で、プロセッサ106はMVステータス 30を再び元の「BLURRED」にセットし直す。(この時点でプロセッサ106が MVステータス30を「CLEAR」にセットしない理由は、障害状態が消滅したこ とをプロセッサ106が未だ検出していないからである)。 時刻66に至って、プロセッサ106は、第2回目の電流注入試験を開始する と共に、MVステータス30を「DAZZLED」にセットしている。時刻72には、 プロセッサ106は、接触状態が回復したと判定し、その判定に応じてMVステ ータス30を「BLURRED」にセットすると共に、回復タイマを初期化している。 時刻97に至って、回復タイマ(これは25秒間にセットされた)がタイムアウ トして、プロセッサ106が、MVステータス30を「CLEAR」にセットしてい る。 次に図11について説明する。同に示した本発明に係る別実施例の自己妥当性 検査式センサは、コリオリ流量計150である。この流量計150は3つのプロ セス・パラメータを測定するようにしてあり、それらパラメータは、質量流量、 密度、それに温度である。質量流量ば、コリオリの加速度の法則を直接に利用し て測定されるため、質量流量の測定には、外部の圧力、温度、比重等の測定値は 不要である。 機械的構造部について説明すると、流量計150は、複数本のケーブル156 を介して送信部154に接続された流管構造152で構成されている。流管構造 152はボディ158を備えており、このボディ158に流入管160及び流出 管162が連結している。更にこのボディ158から、2本の互いに平行に延在 する管のループ164、166が延出している。ボディ158の内部には複数の 流路が形成されており、それら流路は、プロセス流体を、流入管160からルー ブ164の始端へ、また、このループ164の終端からループ166の始端へ、 そして、このループ166の終端から流出管162へ導くように形成されている (図11中の破線の矢印は、ループ164、166の中の流れの方向を示してい る)。 送信部154は、電磁駆動素子168と170とへ互いに逆位相の正弦波信号 を供給することによって、ループ164と166とに、各々の対称軸Y’−Z’ とY−Zとを中心とした揺動運動を発生させる。送信部154はフィードバック を利用して、駆動素子168、170へ供給する信号の周波数をループ164、 166の共振周波数に維持するようにしている。送信部154は更に、それらル ープ164及び166の運動をセンサ172、174を介して検出しており、そ れらセンサ172、174は、各々が、ループ164と166との間の瞬間相対 速度に比例した電圧を発生する。送信部154は、駆動素子168、170へ供 給する駆動信号の振幅を調節することによって、センサ172、174が発生す る電圧の平均振幅を一定のレベルに維持するようにしている。 送信部154は、質量流量と、密度と、温度とを、以下に説明するようにして 測定する。第1に、送信部154は、ループ164、166に作用するコリオリ の力の影響をモニタすることによって、プロセス流体の質量流量を測定する。よ り詳しくは、振動しているループ164、166のG’−H’の部分とG−Hの 部分とに作用するコリオリの力がループ164、166に変位を生じさせる。そ れら変位の結果として、センサ172が発生する電圧とセンサ174が発生する 電圧との間に位相角差が発生し、この位相角差は質量流量に比例する。次に、送 信部154は、プロセス流体の密度を、ループ164、166の振動周波数から 決定する(この振動周波数は、駆動素子168、170へ供給している駆動信号 の周波数(駆動周波数)に等しい)。プロセス流体の密度はこの駆動周波数の二 乗に逆比例する。最後に、送信部154は、プロセス流体の温度をボディ158 の中に備えた温度センサ176で測定する。一般的に、この温度センサ176に は、抵抗値が温度に応じて変化するRTDデバイスを用いる。 この流量計150に関しては、利用可能な生データは、温度センサ176から 送出されている信号の周波数44c(この周波数は、温度センサ176の抵抗値 に比例している)と、駆動素子168、170へ供給している駆動信号の周波数 44bと、センサ172、174の電圧出力44cとである。送信部154は、 これらの信号から3つのRMVを導出し、それら3つのRMVは、プロセス流体 の温度36a、プロセス流体の密度36b、それに質量流量36c(これはセン サ172と174の、夫々の信号の間の位相角から導出される)である。更に、 送信部154は、不確実度解析を実行して、3つのRUの値(62a、62b、 62c)を生成し、それら3つのRUの値は、各々が対応するRMV36の値の 不確実度を表わすものである。 送信部154は、RMV36a〜38cの値と、RU62a〜62cの値とを 生成したならば、続いて流量計150の診断結果状態58を決定する。この決定 は、生データ44a〜44cと、RMV36a〜36cと、RU62a〜62c と、補助データ46とに基づいて行なう。送信部154はRMV36a〜36c 及びRU62a〜62cの値を算出するために使用したパラメータに、診断結果 状態58に基づいて補正を施した上で、それらの値を再算出する。続いて送信部 154は、それら再算出したRMV36a〜36c及びRU62a〜62cの値 を、VMV26a〜26c及びVU28a〜28cの値として出力する。送信部 154は更に、温度に対応したMVステータス30aと、密度に対応したMVス テータス30bと、質量流量に対応したMVステータス30cとを出力する。最 後に、送信部154は、流量計150の状態に対応した単一のデバイス・ステー タス32を出力する。 ここで再び図6を参照して説明すると、送信部154が各サンプル期間に実行 する処理手順は、ソフトウェアで構築することができる。尚、自己妥当性検査式 コリオリ流量計150を構築するためのソフトウェアの1つの具体例を、マイク ロフィルムによる添付書面1に示した。また、先に説明した自己妥当性検査式温 度センサ100を構築するためのソフトウェアの1つの具体例を、マイクロフィ ルムによる添付書面2に示した。添付書面1及び添付書面2のソフトウェアは、 構造化プログラム言語をサポートしている任意のプロセッサ上に構築することが できる。別方式として、それらの処理手順をハードウェア回路を用いて構築する ことも可能である。 図12に示した疑似コードは、送信部154が各サンプル期間に実行する処理 手順の概要を提示したものである。図12には更に、この図12の各々のステッ プに対応した、図6で実行される夫々のステップも括弧に入れて示してある。先 ず最初に送信部154は、流管構造152から生データ44a〜44cを入手す る(ステップ200)。続いて送信部154は、RMV36a〜36c及びRU 62a〜62cの値を算出する(ステッブ202〜206)。RMV36a及び RU62aの値を算出するための疑似コードは図13に示してあり、これについ ては後述する。次に送信部154は、利用可能な全ての情報を詳査して(ステッ プ208)、診断結果状態58と、MVステータス3Oa〜3Ocと・デバイス ・ステータス32とを決定する(ステップ210)。疑似コードのうちの診断結 果状態58及びMVステータス30a〜30cを決定するための部分は図14に 示してあり、これについては後述する。送信部154は、RMV36a〜36c 及びRU62a〜62cの値を算出するために使用した種々のパラメータに、診 断結果状態58に基づいて補正を施す(ステップ212)。続いて送信部154 は、RMV36a〜36c及びRU62a〜62cの値を算出した際に用いた処 理手順と、それら補正を施したパラメータとを用いて、VMV26a〜26c及 びVU28a〜28cの値を算出する。 次に図13について説明する。送信部154はRMV36a及びRU62aの 値を次のようにして算出する。先ず最初に送信部154は、温度センサ176の 抵抗値「R」を算出する(ステップ250)。続いて送信部154は「R」を算出 するために使用した式の不確実度解析に基づき「R」の不確実度の値「d_R」を 算出する(ステップ252)。次に送信部154は温度の値「temperature」を 算出し(ステップ254)、そしてRMV36aの値をこの「temperature」の 値に等しくセットする。最後に送信部154は「temperature」の不確実度の値 「d_temperature」を算出し(ステップ256)、そしてRU62aの値をこの 「d_temperature」の値に等しくセットする。従ってこの第1回のパスでは、R MV36a及びRU62aの値は、測定温度の値とそれに対応した不確実度の値 とに等しくセットされる。以上を実行した上で、算出したそれらRMV36a及 びRU62aの値には、通常の信頼性以下の信頼性しか認められないと送信部1 54が判定した場合には、送信部154は、「temperature」及び「d_temperat ure」の値を算出するために使用した、パラメータ、不確実度の値、及び/また は、生データ(例えば、「RKI」、「d_RKI」、「f_RTD」等)に、予測される 障害の影響を反映させた補正を施す。続いて送信部154は、その補正を施した 情報を用いて、図13に示した処理手順を再実行した上で、VMV26a及びV U28aの値を、その再実行によって算出された新たな「temperature」及び「d _temperature」の値に等しくセットする。或いは、もし送信部154が障害 が余りにも重大なものであると判定したならば、送信部154は過去の履歴デー タに基づいてVMV26a及びVU28aの値をセットする。 図14は、送信部154が、温度センサ176からの入力が途絶えたことを検 出したときに、それに応じて実行する処理手順を示している。送信部154は、 温度センサ176からの入力の現在状態を表示する変数「RTD_input_state」 を維持している。最初のステップとして、送信部154は「RTD_input_state 」の値をチェックする(ステップ300)。 もし「RTD_input_state」の値が「RTD_INPUT_OK」になっていて、前回の サンプル期間中に温度センサ176からの入力が正常に機能していたことを表わ していたならば、送信部154は、温度センサ176の抵抗値をチエックする( ステップ304)。もしその抵抗値が「80Ω」未満であったならば、それは、 送信部154と温度センサ176との間の接続状態が失われていることを意味し ている。これに応答して送信部154は、「RTD_input_state」の値を「RTD_ INPUTLOST」にセットする(ステップ306)o続いて送信部154は、前 回サンプル期間中に温度センサ176から発せられた出力の中に送信部154が スパイクを検出したか否かを表わしている「RTD_spike_state」の値をチェッ クする(ステップ308)。もし「RTD_spike_state」の値が、スパイクが発 生していたことを表わしていたなら、送信部154は「RTD_input_state」を リセットして、スパイクが発生していないことを表示させる(ステップ314) 。(スパイクは接続状態の喪失と比べれば重大な障害ではないため、接続状態の 喪失の前では、もはや意味を持たない)。 もし「RTD_input_state」の値が「RTD_INPUT_LOST」であったならば、送 信部154は温度センサ176の抵抗値をチェックする(ステップ314)。そ の抵抗値が「100Ω」未満であったならば(ステップ314)、それは、温度 センサ176との間の接続状態が失われたままであることを意味している。(ス テップ304とステップ314とで比較する抵抗値を異ならせてあるのは、例え ば抵抗値が79Ωと81Ωとの間で動揺している場合などに「RTD_input_stat e」の値が頻繁に切り換わるのを避けるためである)。接続状態が失われていた なら、 送信部154は、温度に対応したMVステータス30aを「BLIND」にセットし (ステップ316)、温度に関する履歴情報を代入して(ステップ318)再算 出ステップ(図12のステップ214〜218)を実行する。密度及び質量流量 の値は温度の値にも部分的に依存しているため、送信部154はMVステータス 30b及び30cを「BLURRED」セットする(ステッブ320及び322)。一 方、上述の抵抗値が「100Ω」以上であったならば、送信部24は「RTD_inp ut_state」の値を「RTD_INPU_RECOVER」にセットして、接続状態が回復した ことを表示する(ステップ326)。また、この時点で送信部154は、「RTD _input_count」を「0」にすることによって、回復タイマを初期化する(ステ ップ328)。 「RTD_input_state」の値が「RTD_INPUT_RECOVER」であった場合には、送 信部154は、温度に関する過去値と現在値とを先に説明したようにして次第に 近付けて行く(ステップ332)。続いて送信部154は、回復タイムアウト期 間が経過したか否かをチェックする(ステップ334)。もしその期間が経過し ていたならば、送信部154は「RTD_input_state」の値を「RTD_INPUT_OK 」にセットする(ステップ336)。一方、その期間が、まだ経過していなかっ たならば、送信部154はMVステータス30aを「BLURRED」にセットし(ス テップ340)、「RTD_input_count」をインクリメントする(ステッブ34 2)。 図15は、温度センサ176からの入力の喪失に対する流量計150の反応を 示した図である。時刻9において、入力の喪失が発生したため、妥当性検査前の 温度測定値RMV36aが急激に減少しはじめている。時刻10において、送信 部154が、診断結果状態58を然るべくセットして温度入力にスパイクが発生 したことを表示しており、更に、スパイクの発生を表示したことに応じて、MV ステータス30aを「DAZZLED」に変更し、VMV26a及びVU28aの値に 対して先に説明したようにして過去の動作に基づいた補正を施し、一方、MVス テータス30b及び30cと、VMV26b及び26cの値と、VU28b及び 28cの値とは、変化させずにそのまま維持している(ただし、密度及び質量流 用の値は、温度の値にも部分的に依存しているため、VMV26b及び26cの 値と、VU28b及び28cの値とは、VMV26a及びVU28aの値の変化 を含んだものとなる)。 時刻12に至って、温度センサ176の抵抗値が充分小さな値にまで減少した ことから、送信部154は、診断結果状態58を然るべくセットして温度入力の 喪失が発生したことを表示させた上で、それを表示させたことに応じて、MVス テータス30aを「BLIND」に変更し、VMV26a及びVU28aの値を過去 の動作に基づいて次々と生成しはじめ、更に、MVステータス30b及び30c を「BLURRED」に変更しており、一方、VMV26b及び26cの値は変化させ ずにそのまま維持している。ただし、密度及び質量流量の不確実度の値は、温度 の不確実度の値にも部分的に依存しているため、VU28b及び28cの値も、 VU28aの値の増大を反映して増大することになる。 時刻48に至って、温度センサ176の抵抗値が充分に高いレベルまで上昇し たことから、送信部154は、診断結果状態58を然るべくセットして温度入力 が回復したことを表示させた上で、それを表示させたことに応じて、MVステー タス30aを「BLURRED」に変更し、回復タイマを初期化し、VMV26a及び VU28aの過去値と現在値とを互いに近付けはじめ、MVステータス30b及 び30cを「CLEAR」に変更している。 時刻72に至って、回復タイマがタイムアウトしたことから、送信部154は 診断結果状態58を然るべくセットして温度入力が完全に回復したことを表示さ せた上で、それを表示させたことに応じて、MVステータス30aを「CLEAR」 に変更しており、また、これ以後、VMV26a及びVU28aの値を、RMV 36a及びRU62aの値に基づいて定めるようにしている。 その他の実施例としては、以下の請求の範囲に含まれるものがある。 本願の特許書類の開示の一部には、著作権保護の対象となるものが含まれてい る。特許庁における書類取扱ないし記録のためのファクシミリ通信の結果として 発生する本願特許書類ないし本願特許開示の複製に関する限り、その複製が何人 によって行なわれるものであろうとも、本著作権者は何ら異議を唱えるものでは ないが、それ以外の場合には、全ての著作権を留保するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI G01K 15/00 8505−2F (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA, CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU,J P,KP,KR,LK,LU,MG,MN,MW,NL ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SK,UA,VN (72)発明者 クラーク,デービッド・ダブリュー イギリス国オックスフォード オーエック ス3・8エスエックス,ヘディントン,オ ールド・ロード 98 (72)発明者 ヤン,ジャニス イギリス国ハートフォードシャー エスジ ー1・4エスビー,ステベンヒー,ボスウ ェル・ガーデンズ 21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.測定値と該測定値の妥当性に関する情報とを提供するようにしたセンサに おいて、 変数の値に関係したデータを発生するトランスデューサと、 前記データ信号を受け取り、その受け取ったデータ信号に応じて、前記変数の 測定値を示す第1出力信号と、該第1出力信号の動的な不確実度解析に基づいた 生成される第2出力信号とを発生する送信部と、 を備えたことを特徴とするセンサ。 2.請求項1記載のセンサにおいて、該センサが障害を発生したときに、前記 送信部が、その障害の影響を考慮した補正を前記第1出力信号及び前記第2出力 信号に施すように構成されていることを特徴とするセンサ。 3.請求項1記載のセンサにおいて、前記送信部が、前記第1出力信号の信頼 性の状態を表示する第3出力信号を発生するよう構成されていることを特徴とす るセンサ。 4.請求項1記載のセンサにおいて、該センサが更に、1つないし複数の変数 の値に関係した複数のデータ信号を発生する複数のトランスデューサを備えてお り、前記送信部が、それら複数のデータ信号のうちの1つないし2つ以上のデー タ信号に基づいて前記第1出力信号を発生するよう構成されていることを特徴と するセンサ。 5.測定値と該測定値の妥当性に関する情報とを提供するようにしたセンサに おいて、 第1変数の値に関係した第1データ信号と第2変数の値に関係した第2データ 信号とを発生する1つまたは複数のトランスデューサと、 前記第1データ信号及び前記第2データ信号を受け取り、それら受け取ったデ ータ信号に応じて、前記第1変数の測定値に関係した第1出力信号と、該第1出 力信号の動的な不確実度解析に基づいて生成される第2出力信号と、前記第2変 数の測定値に関係した第3出力信号と、該第3出力信号の動的な不確実度解析に 基づいた第4出力信号とを発生する送信部と、 を備えたことを特徴とするセンサ。 6.請求項5記載のセンサにおいて、該センサが障害を発生したときに、前記 送信部が、その障害の影響を考慮した補正を前記第1出力信号、前記第2出力信 号、前記第3出力信号、及び前記第4出力信号に施すよう構成されていることを 特徴とするセンサ。 7.請求項5記載のセンサにおいて、前記送信部が、前記第1出力信号の信頼 性の状態を示す第5出力信号を発生するよう構成されていることを特徴とするセ ンサ。 8.請求項7記載のセンサにおいて、前記送信部が、前記第3出力信号の信頼 性の状態を示す第6出力信号を発生するよう構成されていることを特徴とするセ ンサ。 9.請求項8記載のセンサにおいて、前記送信部が、前記センサの動作状態を 示す第7出力信号を発生するよう構成されていることを特徴とするセンサ。 10.請求項5記載のセンサにおいて、該センサが、複数のトランスデューサ を備えていることを特徴とするセンサ。 11.請求項5記載のセンサにおいて、該センサが、トランスデューサを1つ だけ備えていることを特徴とするセンサ。 12.測定値と該測定値の妥当性に関する情報とを提供する方法において、 変数の値に関係したデータ信号を受け取るステップと、 前記データ信号に基づいて、前記変数の測定値を評価する評価ステツプと、 評価して得られた前記変数の評価測定値に関係した第1出力信号を発生するス テップと、 前記第1出力信号の不確実度解析を実行するステップと、 前記不確実度解析に基づいた第2出力信号を発生するステップと を含んでいる方法。 13.請求項12記載の方法において、該方法はさらに、前記データ信号が障 害の影響を受けているか否かを判定するステップを含んでおり、前記データ信号 が障害の影響を受けているときに、前記評価ステップにおいてその障害の影響を 考慮した補正を前記評価測定値に施すことを特徴とする方法。 14.請求項13記載の方法において、前記データ信号が障害の影響を受けて いるときに、その障害の影響を考慮に入れて、前記不確実度解析を実行すること を特徴とする方法。 15.請求項12記載の方法において、該方法はさらに、前記第1出力信号の 信頼性の状態を表示する第3出力信号を発生するステップを含んでいることを特 徴とする方法。 16.請求項12記載の方法において、該方法はさらに、複数のデータ信号を 受け取るステップを含んでおり、前記評価ステップにおいてそれら複数のデータ 信号に基づいて前記変数の測定値を評価することを特徴とする方法。 17.測定値と該測定値の妥当性に関する情報とを提供する方法において、 第1変数の値に関係した第1データ信号を受け取るステップと、 第2変数の値に関係した第2データ信号を受け取るステップと、 前記第1データ信号に基づいて、前記第1変数の測定値を評価する評価ステッ プと、 評価して得られた前記第1変数の評価測定値に関係した第1出力信号を発生す るステップと、 前記第1出力信号の不確実度解析を実行するステップと、 前記第1出力信号の前記不確実度解析に基づいた第2出力信号を発生するステ ップと、 前記第2データ信号に基づいて、前記第2変数の測定値を評価する評価ステッ プと、 評価して得られた前記第2変数の評価測定値に関係した第3出力信号を発生す るステップと、 前記第3出力信号の不確実度解析を実行するステップと、 前記第3出力信号の前記不確実度解析に基づいた第4出力信号を発生するステ ップと を含んでいる方法。 18.請求項17記載の方法において、該方法はさらに、前記第1データ信号 が障害の影響を受けているか否かを判定するステップを含んでおり、前記第1デ ータ信号が障害の影響を受けているときに、前記評価ステップにおいてその障害 の影響を考慮した補正を前記第1変数の前記評価測定値に施すことを特徴とする 方法。 19.請求項18記載の方法において、前記第1データ信号が障害の影響を受 けているときに、その障害の影響を考慮に入れて、前記第1出力信号の前記不確 実度解析を実行することを特徴とする方法。 20.請求項17記載の方法において、該方法はさらに、前記第2データ信号 が障害の影響を受けているか否かを判定するステップを含んでおり、前記第2デ ータ信号が障害の影響を受けているときに、前記評価ステップにおいてその障害 の影響を考慮した補正を前記第2変数の前記評価測定値に施すことを特徴とする 方法。 21.請求項20記載の方法において、前記第2データ信号が障害の影響を受 けているときに、その障害の影響を考慮に入れて、前記第3出力信号の前記不確 実度解析を実行することを特徴とする方法。 22.請求項17記載の方法において、該方法はさらに、前記第1出力信号の 信頼性の状態を表示する第5出力信号を発生するステップを含んでいることを特 徴とする方法。 23.請求項22記載の方法において、該方法はさらに、前記第3出力信号の 信頼性の状態を表示する第6出力信号を発生するステップを含んでいることを特 徴とする方法。 24.温度測定値と該温度測定値の妥当性に関する情報とを提供するようにし た温度センサにおいて、 温度に関係したデータ信号を発生するトランスデューサと、 前記データ信号を受け取り、その受け取ったデータ信号に応じて、前記温度測 定値と、該温度測定値の動的な不確実度解析に基づいた不確実度信号とを発生す る送信部と、 を備えたことを特徴とする温度センサ。 25.請求項24記載の温度センサにおいて、該温度センサが障害を発生した ときに、前記送信部がその障害の影響を考慮した補正を前記温度測定値及び前記 不確実度信号に施すよう構成されていることを特徴とする温度センサ。 26.請求項24記載の温度センサにおいて、前記送信部が、前記温度測定値 の信頼性の状態を表示する第3出力信号を発生するよう構成されていることを特 徴とする温度センサ。 27.質量流量、密度、及び温度の夫々の測定値と、それら測定値の妥当性に 関する情報とを提供するようにしたコリオリ流量計において、 質量流量に関係した第1データ信号と、密度に関係した第2データ信号と、温 度に関係した第3データ信号とを発生する、1っまたは複数のトランスデューサ と、 前記第1データ信号、前記第2データ信号、及び前記第3データ信号を受け取 り、それら受け取ったデータ信号に応じて、質量流量測定値信号と、該質量流量 測定値信号の動的な不確実度解析に基づいた第1不確実度信号と、密度測定値信 号と、該密度測定値信号の動的な不確実度解析に基づいた第2不確実度信号と、 温度測定値信号と、該温度測定値信号の動的な不確実度解析に基づいた第3不確 実度信号とを発生する送信部と を備えたことを特徴とするコリオリ流量計。 28.請求項27記載のコリオリ流量計において、該コリオリ流量計が障害を 発生したときに、前記送信部がその障害の影響を考慮した補正を前記測定値信号 及び前記不確実度信号に施すよう構成されていることを特徴とするコリオリ流量 計。 29.請求項27記載のコリオリ流量計において、前記送信部が、前記質量流 量測定値信号の信頼性の状態を表示する第1信頼度信号、前記密度測定値信号の 信頼性の状態を表示する第2信頼度信号、及び前記温度測定値信号の信頼性の状 態を表示する第3信頼度信号を発生するよう構成されていることを特徴とするコ リオリ流量計。 30.請求項29記載のコリオリ流量計において、前記送信部が、該コリオリ 流量計の動作状態を表示する動作状態信号を発生するよう構成されていることを 特徴とするコリオリ流量計。
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