JPH08502251A - 成長ホルモンの放出を促進するベンゾ縮合ラクタム類 - Google Patents

成長ホルモンの放出を促進するベンゾ縮合ラクタム類

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JPH08502251A JP6509115A JP50911594A JPH08502251A JP H08502251 A JPH08502251 A JP H08502251A JP 6509115 A JP6509115 A JP 6509115A JP 50911594 A JP50911594 A JP 50911594A JP H08502251 A JPH08502251 A JP H08502251A
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ボシス,リチヤード・ジエイ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ヒト及び動物における成長ホルモンの放出を促進するベンゾ縮合ラクタム類として同定される所定の新規化合物に係る。この特性を利用して、食用動物の成長を促進し、食肉製品の生産効率を増加し、ヒトにおいては天然成長ホルモンの正常分泌欠損患者の身長を伸ばすことができる。本発明は更に、このようなベンゾ縮合ラクタム類をその活性成分として含有する成長促進組成物にも係る。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 成長ホルモンの放出を促進するベンゾ縮合ラクタム類発明の背景 下垂体から分泌される成長ホルモンは、成長することが可能な身体の全組織の 成長を刺激する。更に成長ホルモンは、1.身体の全細胞における蛋白質合成速 度の増加、2.身体の細胞における炭水化物利用速度の低下、3.遊離脂肪酸の 流動及びエネルギーへの脂肪酸利用の増大といった基本的作用を身体の代謝過程 に及ぼすことが知られている。 成長ホルモン分泌が欠乏すると、小人症のような種々の医学的疾患を誘発し得 る。 成長ホルモンを放出する方法は種々のものが知られている。例えば、アルギニ ン、L−3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン(L−DOPA)、グルカゴン 、バソプレッシン及びインシュリンのような化学物質により誘導される低血糖症 や、睡眠及び運動のような活動は、恐らくソマトスタチン分泌を減少させるか又 は既知の分泌促進成長ホルモン放出因子(GRF)もしくは未知の内因性成長ホ ルモン放出ホルモンもしくはこれら全ての分泌を増大させるように何らかの方法 で視床下部に作用することにより、間接 的に下垂体からの成長ホルモンの放出を誘起する。 成長ホルモンのレベルの増加が望まれる場合には、外因性成長ホルモンを供給 することにより、又は成長ホルモン産生及び/又は放出を刺激する物質を投与す ることにより問題を解決するのが一般的であった。いずれの場合も化合物はペプ チジル種であるため、注射により投与する必要があった。初期には成長ホルモン 源は死体の下垂体の抽出物であった。従って、非常に高価な製品であり、下垂体 源に関連する疾患が成長ホルモンの受容者に伝達する危険があった。最近では組 換え成長ホルモンを利用できるようになり、疾患伝達の危険はなくなったが、非 常に高価な製品であることには変わりなく、注射又は経鼻噴霧により投与しなけ ればならない。 GRFに関連する同族ペプチジル化合物又は米国特許第4,411,890号 のペプチド類のように、内因性成長ホルモンの放出を刺激する他の化合物も開発 されている。 これらのペプチドは成長ホルモンよりはかなり低いものの、依然として種々のプ ロテアーゼに対して感受性である。殆どのペプチドと同様に、経口生体利用性の 期待は低い。本発明の化合物は、成長ホルモンの放出を促進するための非 ペプチジル剤であり、非経口、経鼻又は経口経路により投与することができる。発明の要約 本発明は、天然又は内因性成長ホルモンの放出を刺激することが可能な特定の ベンゾ縮合ラクタム化合物に係る。 従って、本発明の化合物は成長ホルモン産生又は分泌の刺激を必要とする症状を 治療するために使用することができ、例えば天然の成長ホルモンが欠乏している ヒトや、成長ホルモンの刺激により大型で多産の動物を生産する食品生産用動物 で使用することができる。従って、本発明の一つの目的は前記ベンゾ縮合ラクタ ム化合物を提案することである。本発明の別の目的はこのような化合物の製造方 法を提案することである。本発明の更に別の目的は、ヒト及び動物における成長 ホルモンの分泌を増大させるための、このような化合物の使用を提案することで ある。本発明の更に別の目的は、成長ホルモン分泌レベルを増大させるようにヒ ト及び動物を治療するために使用される、ベンゾ縮合化合物を含有する組成物を 提案することである。その他の目的は以下の説明により明示される。発明の説明 本発明の新規ベンゾ縮合ラクタム類は最良には、下記構造式I: [式中、Lは であり; nは0又は1であり; pは0〜3であり; qは0〜4であり; wは0又は1であり; =CH−であり; mは0〜2であり; R1、R2、R1a、R2a、R1b及びR2bは独立して水素、ハロゲン、C1−C7アル キル、C1−C3ペルフルオロアルキル、C1−C3ペルフルオロアルコキシ、−S (O)m7a、シアノ、ニトロ、R7bO(CH2v−、R7bCOO(CH2v− 、R7bOCO(CH2v−、R45N(CH2v−、R7bCON(R4)(CH2v−、R45NCO(CH2v−、フェニル又は置換フェニルであり、ここで 置換基はハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ又はヒドロキシの1 〜3個であり、R7a及びR7bは独立して水素、C1−C3ペルフルオロアルキル、 C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル(ここで置換基はフェニル又は置換フ ェニルである)、フェニル又は置換フェニル(ここでフェニル置換基はハロゲン 、C1−C6アルキル、C1−C6アルコ キシ又はヒドロキシの1〜3個である)であり、vは0〜3であり; R3a及びR3bは独立して水素又はE−R9であり、但しR3a又はR3bのいずれか 一方は水素以外のものでなければならず; Eは−(CH2v−、−(CH2vN(R10)−、−(CH2vN(R10)CO (CH2y−、−(CH2vN(R10)COO(CH2y−、−(CH2vN( R10)CON(R11)(CH2y−、−(CH2vN(R10)CSN(R11)( CH2y−、−(CH2vOC(O)(CH2y−、又は−(CH2vOCON (R10)(CH2y−で あり、v及びyは独立して0〜3であり; (式中、KはO、S又はNR13である)であり、但しR9がテトラゾールである とき、Eは−(CH2v−以外のものであり; R4及びR5は独立して水素、フェニル、置換フェニル、C1−C10アルキル、置 換C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、置換C3−C10アルケニル、C3− C10アルキニル、もしくは置換C3−C10アルキニル{ここでフェニル、アルキ ル、アルケニル又はアルキニル置換基はヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、C3 −C7シクロアルキル、フルオロ、R1,R2で独立してジ置換されたフェニルC1 −C3アルコキシ、R1,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1−C20−アル カノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ホルミル又は− NR1011(式中、R10及びR11は独立して水素、C1−C6アルキル、フェニル 、フェニルC1−C6アルキル、C1−C5−アルコキシカルボニル又はC1−C5− アルカノイル−C1−C6アルキルである)の1〜5個である}であるか又は; R4とR5は一緒になって−(CH2rB(CH2s−{式中、BはCHR1、O 、S(O)m又はN−R10であり、r及びsは独立して1〜3であり、R1及びR10 は上記と同 義である}を形成してもよく; R12a及びR12bは独立して水素、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、シアノ、ニト ロ、−S(O)m7a、C1−C3ペルフルオロアルキル、C1−C3ペルフルオロ アルコキシ、R45N(CH2v−、R7bCON(R4)(CH2v−、R45 NCO(CH2v−、C1−C6アルコキシ、フェニル、置換フェニル、C1−C1 0 アルキル、置換C1−C10アルキル(ここでフェニル又はアルキル置換基はヒド ロキシ、C1−C6アルコキシ、C3−C7シクロアルキル、フルオロ、R1,R2で 独立してジ置換されたフェニルC1−C3アルコキシ、R1,R2で独立してジ置換 されたフェニル、C1−C6−アルカノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニ ル、カルボキシ、ホルミル又は−NR1011の1〜5個である)であり、ここで 、R1、R2、R4、R5、R7a、R7b、R10及びR11は上記と同義であり; R13は水素、C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキルここで置換基はヒドロキ シ、C1−C6アルコキシ、フルオロ、R1,R2で独立してジ置換されたフェニル C1−C3アルコキシ、R1,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1−C6−ア ルカノイルオキシ、C1−C5アルコキシカル ボニル、カルボキシ、−NR1011(式中、R1、R2、R10及びR11は上記と同 義である)、R1,R2で独立してジ置換されたフェニル、又はC1−C5−アルカ ノイル−C1−C6アルキルの1〜3個である}であり; R6は水素、C1−C10アルキル、フェニル又はフェニルC1−C10アルキルであ り; Aは {式中、x及びyは独立して0〜3であり; R8及びR8aは独立して水素、C1−C10アルキル、トリフルオロメチル、フェニ ル、置換C1−C10アルキルであり、ここで置換基はイミダゾリル、インドリル 、ヒドロキシ、フルオロ、S(O)m7a、C1−C6アルコキシ、C3−C7シク ロアルキル、R1,R2で独立してジ置換されたフェニルC1−C3アルコキシ、R1 ,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1−C5−アルカノイルオキシ、C1 −C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ホルミル又は−NR10 11(式中、R10及びR11は上記と同義である)の1〜3個であるか又は; R8とR8aは一緒になって−(CH2t−(式中、tは2〜6である)を形成し てもよく; R8及びR8aは独立してR4及びR4の一方もしくは両方と結合して1〜5個の炭 素原子を含むアルキレン橋を末端窒素とA基のアルキル部分との間に形成しても よい} である] の化合物及び医薬的に許容可能なその塩で表される。 上記構造式中及び本明細書全体において以下の用語は指定の意味を有する。 上記アルキル基は、直鎖又は分枝鎖配置の指定長のアルキル基を含む。このよ うなアルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第 2ブチル、第3ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘキシル等で ある。 上記アルコキシ基は、直鎖又は分枝鎖配置の指定長のアルコキシ基を含む。こ のようなアルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ シ、ブトキシ、イソブトキシ、第3ブトキシ、ペントキシ、イソペントキ シ、ヘキソキシ、イソヘキソキシ等である。 「ハロゲン」なる用語は、ハロゲン原子であるフッ素、塩素、臭素及びヨード を含む。 上記に定義した用語のいくつかは上記式中で2回以上使用される場合があり、 その場合、各用語は相互に独立して定義される。 結合位置を波線により表すとき、結合基Eはベンゾ縮合複素環式基の2つの環 のいずれにもおいて、R9の芳香族複素基の使用可能な炭素又はヘテロ原子に結 合し得るものと理解されたい。 更に、上記複素環式基の多くは2種以上の互変異性体として存在し得ることは 当業者に周知である。このような全互変異性体は本発明の範囲に含まれるものと 理解されたい。 本発明の好ましい化合物は上記構造式において、 nが0又は1であり; pが0〜3であり; qが0〜2であり; wが0又は1であり; mが0〜2であり; R1、R2、R1a、R2a、R1b及びR2bが独立して水素、ハロゲン、C1−C7アル キル、C1−C3ペルフルオロアルキル、−S(O)m7a、R7bO(CH2v− 、R7bCOO(CH2v−、R7bOCO(CH2v−、フェニル又は置換フェニ ル(ここで置換基はハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ又はヒド ロキシの1〜3個である)であり; R7a及びR7bが独立して水素、C1−C3ペルフルオロアルキル、C1−C6アルキ ル、置換C1−C6アルキル(ここで置換基はフェニルである)、フェニルであり 、vが0〜2であり; R3a及びR3bが上記と同義であり; R4及びR5が独立して水素、フェニル、置換フェニル、C1−C10アルキル、置 換C1−C10−アルキル(ここでアルキル又はフェニル置換基はヒドロキシ、C1 −C6アルコキシ、C3−C7シクロアルキル、フルオロ、R1,R2で独立してジ 置換されたフェニルC1−C3アルコキシ、R1,R2で独立してジ置換されたフェ ニル、C1−C20−アルカノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、カル ボキシ又は ホルミルの1〜5個である)であるか又は; R4とR5が一緒になって−(CH2rB(CH2s−(式中、BはCHR1、O 、S(O)m又はN−R10であり、r及びsは独立して1〜3であり、R1及びR10 は上記と同義である)を形成し; R6が水素、C1−C10アルキル又はフェニルC1−C10アルキルであり; Aが {式中、x及びyは独立して0〜2であり; R8及びR8aは独立して水素、C1−C10アルキル、置換C1−C10アルキルであ り、ここで置換基はイミダゾリル、インドリル、ヒドロキシ、フルオロ、S(O )m7a、C1−C6アルコキシ、R1,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1 −C5−アルカノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ホ ルミル、−NR1011(式中、R10及びR11は独立して水素、C1−C6アルキル 又は C1−C5アルカノイル−C1−C6アルキルである)の1〜3個であるか又は; R8とR8aは一緒になって−(CH2t−(式中、tは2〜4である)を形成し てもよく; R8及びR8aは独立してR4及びR5の一方又は両方と結合して1〜5個の炭素原 子を含むアルキレン橋を末端窒素とA基のアルキル部分との間に形成してもよい } である化合物及び医薬的に許容可能なその塩により実現される。 付加的な好適化合物は上記構造式中、 nが0又は1であり; pが0〜2であり; qが0〜2であり; Wが0又は1であり; XがS(O)m又は−CH=CH−であり; mが0又は1であり; R1、R2、R1a、R2a、R1b及びR2bが独立して水素、ハロゲン、C1−C7アル キル、C1−C3ペルフルオロアルキル、−S(O)m7a、R7bO(CH2v− 、R7bCOO(CH2v−、R7bOCO(CH2v−、フェニル又は置 換フェニル(ここで置換基はハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ 又はヒドロキシの1〜3個である)であり; R7a及びR7bが独立して水素、C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル(ここ で置換基はフェニルである)であり、vが0〜2であり; R3a及びR3bが上記と同義であり; R4及びR5が独立して水素、C1−C10ルキル、置換C1−C10アルキル(ここで アルキル置換基はヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、フルオロ、R1,R2で独立 してジ置換されたフェニル、C1−C20−アルカノイルオキシ、C1−C5アルコ キシカルボニル又はカルボキシの1〜5個である)であり; R6が水素又はC1−C10アルキルであり; Aが {式中、x及びyは独立して0〜2であり; R8及びR8aは独立して水素、C1−C10アルキル、置換C1−C10アルキル(こ こで置換基はイミダゾリル、インドリル、ヒドロキシ、フルオロ、S(O)m7 a、C1−C6アルコキシ、R1,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1−C5 −アルカノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、カルボキシの1〜3個 である)であるか又は; R8とR8aは一緒になって−(CH2t−(式中、tは2である)を形成しても よく、又は; R8及びR8aは独立してR4及びR5の一方又は両方と結合して1〜5個の炭素原 子を含むアルキレン橋を末端窒素とA基のアルキル部分との間に形成してもよい } である化合物及び医薬的に許容可能なその塩により実現される。 本発明の更に別の好適化合物は上記構造式中、 nが0又は1であり; pが0〜2であり; qが1であり; wが1であり; XがS(O)m又は−CH=CH−であり; mが0又は1であり; R1、R2、R1a、R2a、R1b及びR2bが独立して水素、ハロゲン、C1−C7アル キル、C1−C3ペルフルオロアルキル、−S(O)m7a、R7bO(CH2v− 、R7bCOO(CH2v−、フェニル又は置換フェニル(ここで置換基はハロゲ ン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ又はヒドロキシの1〜3個である) であり; R7a及びR7bが独立して水素、C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル(ここ で置換基はフェニルである)であり、 vが0又は1であり; R3aびR3bが上記と同義であり; R4及びR5が独立して水素、C1−C10アルキル、置換C1−C10アルキル(ここ でアルキル置換基はヒドロキシ、C1−C3アルコキシ、フルオロ、R1,R2で独 立してジ置換されたフェニル、C1−C20−アルカノイルオキシ、C1−C5アル コキシカルボニル又はカルボキシの1〜3個である)であり; R6が水素であり; Aが {式中、x及びyは独立して0〜1であり; R8及びR8aは独立して水素、C1−C10アルキル、置換C1−C10アルキル(こ こで置換基はイミダゾリル、インドリル、ヒドロキシ、フルオロ、S(O)m7 a 、C1−C6アルコキシ、R1,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1−C5 −アルカノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、カルボキシの1〜3個 である)であるか又は; R8とR8aは一緒になって−(CH2t−(式中、tは2である)を形成しても よく; R8及びR8aは独立してR4及びR5の一方又は両方と結合して1〜5個の炭素原 子を含むアルキレン橋を末端窒素とA基のアルキル部分との間に形成してもよい } である化合物及び医薬的に許容可能なその塩により実現される。 本発明の代表的な好適成長ホルモン放出化合物の例を以 下に挙げる: 1.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾ ール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1− ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 2.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2 ,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾー ル−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベ ンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾ ール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1− ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 4.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2 ,3,4,5−テトラヒドロ−2− オキソ−1−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1, 1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R )−イル]ブタンアミド; 5.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2, 3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 6.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2 ,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,4 −トリアゾール−3−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 7.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2−(1−1,2,4 −トリアゾール−3−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル] メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 8.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2 ,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒド ロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル ]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 9.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒ ドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチ ル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 10.3−[2(R)−ヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[[(1−イミダゾ ール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル ]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 11.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[[(1−イ ミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4 −イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド ; 12.3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−1−イミダゾール−2−イル) アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズア ゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 13.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒ ドロ−1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4 −イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド ; 14.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジ ヒドロ−1 −イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メ チル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 15.3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−[(1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)− イル]ブタンアミド; 16.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−イミダ ゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 17.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−イミ ダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 18.3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−[(1−テトラゾール−5−イル)アミノ][1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)− イル]ブタンアミド; 19.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−テトラ ゾール−5−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 20.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−テト ラゾール−5−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド: 21.3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−ト リアゾール− 1−イル)[1,1’−ビフェニル]−4 −イル]メチル]−1−1−ベン ズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 22.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5−ジヒド ロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル)[1,1’−ビ フェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル ]ブタンアミド; 23.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5−ジヒ ドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル)[1,1’− ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イ ル]ブタンアミド: 24.3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−ト リアジン−2(3)−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル] ブタンアミド; 25.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5−ジヒド ロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジン−2(3)−イル)[1,1 ’−ビフェニル]−4 −イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R )−イル]ブタンアミド; 26.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[2’−[(4,5−ジヒ ドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジン−2(3)−イル)[1, 1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R )−イル]ブタンアミド; 27.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニ ル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロ パンアミド; 28.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−(1 −イミ ダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1− 1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンアミド; 29.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1 ’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R) −イル]プロパンアミド; 30.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1− [[2’−(1−1,2,4−トリアゾール−3−イル)[1, 1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R )−イル]プロパンアミド; 31.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1 ,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3( R)−イル]プロパンアミド; 32.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−[[(1− イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンア ミド; 33.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−[1−2’−(4,5−ジヒドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリ アジン−2(3)イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンアミド; 34.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−ト リアゾール−1−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンアミド; 35.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−[(1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)− イル]プロパンアミド; 36.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−[(1−テトラゾール−5−イル)アミノ][1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)− イル]プロパンアミド; 37.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−1−イミダゾール−2−イル) アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズア ゼピン−3(R)−イル]プロパンアミド; 38.3−アミノ−3−メチル−−[7−トリフルオロメチル−2,3,4, 5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾール−2−イ ル)[1,1’ビフェニル]−4−イル]メチル] −1H−1−ベンズアゼピ ン−3(R)−イル]ブタンアミド; 39.3−アミノ−3−メチル−−[7−トリフルオロメチル−2,3,4, 5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾール−4−イ ル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピ ン−3(R)−イル]ブタンアミド; 40.3−アミノ−3−メチル−−[7−トリフルオロメチル−2,3,4, 5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾ ール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1− ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 41.3−アミノ−3−メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラ ヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,4−トリアゾール−3− イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼ ピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 42.3−アミノ−3−メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラ ヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル )アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズ アゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 43.3−アミノ−3−メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラ ヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)ア セトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 44.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’− (1−イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチ ル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 45.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[ [2’−(1−イミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イ ル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 46.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−( 1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4− イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 47.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’− (1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4 −イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド ; 48.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[ [2’−(1−1,2,4−トリアゾール−3−イル)[1,1’−ビフェニ ル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタ ンアミド; 49.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[ (4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミ ド; 50.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [7−トリフルオロメチル−2,3, 4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2 −オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 51.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1− [[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][1 ,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3( R)−イル]ブタンアミド; 52.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[ (1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イ ル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 53.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’− [(1−テ トラゾール−5−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル ]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 54.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−( 4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル) [1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン− 3(R)−イル]ブタンアミド; 55.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1− [[2’−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール −1−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベン ズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 56.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−( 4,5−ジヒ ドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジン−2(3)−イル)[1, 1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R )−イル]ブタンアミド; 57.3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オ キソ−5−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニ ル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタ ンアミド; 58.3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オ キソ−5−[[2’−(1−イミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニ ル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタ ンアミド; 59.3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オ キソ−5−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1 ’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S) −イル]ブタンアミド; 60.3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5− テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサ ゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベ ンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 61.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−(1−イミダゾ ール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベ ンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 62.3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オ キソ−5−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メ チル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼ ピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 63.3−[2(R)−ヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[[(1−イミダゾ ール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル ]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 64.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−(1−1,2, 3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 65.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[(4,5−ジヒ ドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチ ル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 66.3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[ [(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフ ェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル] ブタンアミド; 67.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [2,3,4,5−テトラヒドロ− 4−オキソ−5−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミ ド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾ チアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 68.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オ キソ−5−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニ ル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]プロ パンアミド; 69.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オ キソ−5−[[2’−(1−イミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニ ル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]プロ パンアミド; 70.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オ キソ−5−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1 ’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S) −イル]プロパンアミド; 71.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5− テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イ ル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]プロパンアミド; 72.2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オ キソ−5−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4− トリアゾール−1−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチ ル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]プロパンアミド。 使用した命名法の代表例を以下に挙げる。 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(チアゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル ]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド −[1−[[2’−[[(チアゾール−2−イル)アミノカルボニル]アミノ ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−7−フルオロ−2,3,4 ,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル ]−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ− 2−チアゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド 3−[(2(S),3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[[(1−イミ ダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4− イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド。 本発明の化合物は全て上記構造式I中に*により示すような少なくとも一つの 不斉中心を有する。分子上の種々の置換基の種類に依存して、分子上に付加的な 不斉中心が存在する場合もある。このような不斉中心の各々は2種の光学異性体 をもたらし、分離したまま、純粋もしくは部分的に精製した光学異性体のような 全光学異性体、又はそのラセミ混合物は本発明の範囲に含まれる。式I中に*に より示される不斉中心の場合、3−アミノ置換基が式Iaに示すように構造の面 よりも上側にある化合物は、3−アミノ置換基が構造の面よりも下側にある化合 物より活性であり、従って好適であることが知見された。置換基(X)nにおい て、n=0であるとき、不斉中心はR−異性体と呼称される。n=1のとき、こ の中心はR/S規則に従ってXの値に依存してR又はSと呼称される。 本発明の化合物は一般に、無機及び有機酸を使用して誘導される塩のような医 薬的に許容可能な酸付加塩の形態で単離される。このような酸の例は、塩酸、硝 酸、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、マレイン酸 、クエン酸、マロン酸等である。更に、カルボキシのような酸性官能基を含む特 定の化合物は、対イオンがナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグ ネシウム等から選択され得る無機塩並びに有機塩基との塩の形態で単離すること ができる。 本発明の化合物(I)は式IIに示すようなアミノラクタム中間体から製造され る。これらの中間体の製法を下記反 応図式に示す。 ラクタムが7員環であるベンゾ縮合ラクタムは、公知手順を使用して置換テ トラロンから製造すると好都合である。置換テトラロンは場合によっては市販 されており、又は4−フェニル酪酸の適切に置換された誘導体から製造される 。の環化は、図式1に示すように高温でポリリン酸で処理する等、文献周知の 多数の方法により実施することができる。 図式1 置換テトラロンをベンゾラクタムに変換するには、当業者に周知の多数の 方法を使用することができる。適切な方法としては、アジ化水素酸(シュミット 反応)を使用して置換ベンゾラクタムを形成する。 ラクタムが8員環であるベンゾ縮合ラクタムは、D.H.Jonesら,J .Chem.Soc.C,2176−2181(1969)により記載されてい るように、図式2に示すように5−フェニルペンタン酸の置換誘導体 から出発する一連の同様の変換により製造される。 図式2 図式3に示すように、ラクタムが6員環である3−アミノベンゾラクタム同族 体11は、A.L.Davisら,Arch.Biochem.Biophys .,102,48−51(1963)及びその引用文献に記載の方法により、2 −ニトロベンジルクロリド(又はブロミド)の置 換誘導体から製造される。 図式3 置換ベンゾ縮合ラクタムを必要な3−アミノ誘導体に変換するには、Watt heyら,J.Med.Chem.,28,1511−1516(1985)及 びその引用文献に記載の方法を含む当業者に周知の多数の方法を使用できる。一 般的な経路の1つによると、まず3−ハロ(クロロ、ブロモ又はヨード)中間体 を形成した後、窒素求核試薬、典型的にはアジドにより置換する。3−ヨードベ ンゾラクタム中間体12を形成する有用な方法としては、7員環同族体につい て図式4に示すように低温でベンゾラクタムをヨードトリメチルシラン及びヨウ 素各2当量で処理する。 図式4 ヨードベンゾラクタムを所望のアミノラクタム中間体IIに変換するには図式4 に示す2段階手順を用いる。典型的には、ヨードベンゾラクタム12を50〜1 00℃のN,N−ジメチルホルムアミド中でナトリウムアジドで処理し、3−ア ジド誘導体13を得る。あるいは、塩化メチレンのような溶剤中のテトラメチル グアニジニウムアジドを使用して同様の結果を得ることもできる。炭素担持白金 のような金属触媒による水素化又は湿式トルエン中のトリフェニルホスフィンに よる処理の結果、アミン誘導体14が形成される。図式4に示す経路により8員 環ベンゾラクタムの同族誘導体を形成することもできる。 当業者に周知の慣用方法によりラセミ混合物を分割することによりキラルアミ ノベンゾラクタムが得られる。例えば、分割はD−及びL−酒石酸のような光学 活性酸を用いてラセミアミンのジアステレオマー塩を形成することにより達せら れる。絶対立体化学構造の決定は適切な結晶誘導体のX線解析を含む多数の方法 で実施することができる。 キラル中間体19の有用な製法を図式5に示す。 図式5 1−テトラロンを7員環ベンゾラクタム16に変換するには中間体オキシム のベックマン転位を利用する。16をヨウ素及びヘキサメチルジシラザンで処 理し、こうして得た3−ヨード誘導体17をアンモニア及びD−酒石酸で順次処 理し、再結晶化後にジアステレオマーD−酒石酸塩18を得る。遊離アミン19 の遊離は、D−酒石酸塩を炭酸カリウムで中和した後、抽出単離により行われる 。 Xが硫黄原子である式IIの中間体は、当業者に公知の文献記載の方法により製 造される。図式6に示すように、7員環同族体27はSladeら,J.Med .Chem.,28,1517−1521(1985)及び引用文献に記載の方 法によりシステインの保護誘導体21から製造される(CBz=ベンジルオキシ カルボニル)。 図式6 図式6(続き) スルホキシド及びスルホン中間体28及び29は過ヨウ素酸ナトリウム又はメ タクロロ過安息香酸のような種々の酸化剤で24を酸化することにより製造され る。Xが硫黄である式IIの8員環中間体は、ホモ−システインの誘導体から出発 して同様の経路により製造することができる。 Xが酸素原子である式IIの中間体は、当業者に公知の文献記載の方法により製 造される。例えば、7員環同族体26はJ.Ott,Arch.Pharm.( Weinhe im,Ger.),323(9),601−603(1990)の方法により3 −(2−ニトロフェノキシ)−プロパン酸の置換誘導体30から製造することが できる。 図式7 Xが酸素である6員環同族体33は、Huang及びChan,Synthe sis,10,851(1984)及びその引用文献に記載の方法により2−ア ミノフェノールの置換誘導体32を塩化クロロアセチルと反応させることにより 製造することができる。その後、図式4に示した方法により31又は33の3位 にアミノ基を加える。 図式8 XがC=Oである式IIの7員環同族体は、Australian Journ al of Chemistry,33,633−640(1980)に記載の トリプトファンの誘導体から製造することができる。XがCH=CHである式II の7員環同族体は、XがC=Oである上記同族体から製造することができる。メ タノール又はエタノールのような極性溶剤中でホウ水素化ナトリウムのような化 学的還元剤で34を処理して還元すると、第2アルコール誘導体35(X=CH OH)が得られる。 35の脱水は当業者に周知の文献記載の数種の方法により行われる。例えば、 ベンゼンのような不活性溶剤中の35をp−トルエンスルホン酸のような強酸で 処理すると、脱水して不飽和同族体36が得られる。 式IIの中間体は更に、アミノ基を置換した別の中間体(式III)に変換するこ とができる(図式9)。当業者に公知の条件下でIIをアルデヒドで還元アルキル 化し、これは例えば白金、パラジウムもしくはニッケル触媒の存在下で水素を用 いるか、又はメタノールもしくはエタノールのような不活性溶剤中のシアノホウ 水素化ナトリウムのような化学的還元剤を用いて接触水添により実施する。 図式9 式IIIの中間体にアミノ酸側鎖を結合するには、図式10に示すような経路を 使用する。カップリングは式IVに示すような適当に保護されたアミノ酸誘導体や 、例えば塩化メチレンのような不活性溶剤中の例えばベンゾトリアゾール−1− イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート (“BOP”)のようなカップリング剤を使用して実施すると好都合である。フ ラッシュクロマトグラフィー(W.C.Still,M.Kahn及びA.Mi tra,J.Org.Chem.,43,2 923(1978))又は中圧液体クロマトグラフィーを使用してシリカゲル上 でクロマトグラフィーにより、望ましくない副生物の分離及び中間体の精製を行 う。 図式10 保護アミノ酸誘導体IVは多くの場合にはt−ブトキシカルボニル(BOC)又 はベンジルオキシカルボニル(CBz)形態で市販されている。好適側鎖41を 生成するために有用な方法を図式11に示す。 図式11 ジエチルエーテル中でイソブチレンをN−クロロスルホニルイソシアネート と反応させると、アゼチジノン誘導体38が得られる。クロロスルホニル基を 水性亜硫酸ナトリウムで除去した後、ジ−t−ブチルジカーボネートと反応させ ると、BOC−保護中間体40が得られる。アルカリ加水分解により、良好な総 収率で保護アミノ酸誘導体41が得られる。 式VIIの中間体は図式12に示すように所望のラクタム中間体Vをアルキル化 剤VI[式中、LはCl、Br、I、O−メタンスルホニル又はO−(p−トルエ ンスルホニル) のような良好な離脱基である]で処理することにより製造することができる。式 Vの中間体のアルキル化は、水素化ナトリウム又はカリウムt−ブトキシドのよ うな塩基の存在下で無水ジメチルホルムアミド(DMF)中で0.5〜24時間 20〜100℃の温度で実施すると好都合である。場合によってはアルキル化中 にアルキル化剤VIの置換基を保護する必要がある。このような保護基については 、Protective Groups in Organic Synthe sis ,T.W.Greene,John Wiley and Sons,N ew York,1981を参照されたい。 図式12 図式12(続き) アルキル化剤VIは場合によっては市販されているし、当業者に周知に文献記載 の方法により製造することもできる。R3a又はR3bがR9である化合物VIIaは、 R3a又はR3bが当業者に周知の文献記載の方法により所望の複素環R9に変換し 得る適当な官能基である式VIIの中間体から製造することができる。別の好適経 路(図式13)によると、複素環部分R9を予め組み込んだアルキル化剤VIaと 式Vの中間体とを反応させる。 図式13 9が置換2−チアゾリル基である化合物VIIaは、図式14に示すようにニト リル中間体42から製造することができる。チオアミド中間体43はピリジンの ような極性溶剤中でトリエチルアミンのような塩基の存在下で42を硫化水素で 処理することにより形成することができる。希酸水溶液の存在下で43をブロモ ケタール44と反応させると、チアゾール生成物45が得られる。 図式14 図式14(続き) 有用なチアゾール中間体50を生成するのに好都合な経路を図式15に示す。 チオアミド46はピリジン中で硫化水素及びトリエチルアミンで処理することに より2−ブロモベンゾニトリルから得られる。チアゾール中間体47に変換する には高温で塩酸水溶液の存在下で46をブロモアセトアルデヒドジエチルアセタ ールで処理する。47を4−メチルフェニルトリメチルスタナン48とカップリ ングするには、高温でジメチルホルムアミドのような極性溶剤中でビス(トリフ ェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドのような金属触媒で処理すると好 都合である。中間体49は、N−ブロモスクシンイミド及びアゾビスイソブチロ ニトリル(AIBN)で遊離ラジカル臭素化すること により所望のアルキル化剤50に変換される。アルキル化剤50と式Vの化合物 とのカップリングは図式13に示す条件に従って実施される。 図式15 図式15(続き) 図式16は2−チエニル置換化合物54の一般生成経路を示す。ニトロ中間体51 の還元は、メタノール又はエタノールのような極性溶剤中で炭素担持パラジ ウムのような金属触媒の存在下で水素化により実施すると好都合である。従って 、51中の保護基Gはその還元に使用される条件に適合可能でなければならない ことが当業者には理解されよう。52のジアゾ化は亜硝酸イソアミルで処理する ことにより実施することができ、その後、高温でチオフェンで処理することによ り中間体ジアゾニウム種53をその場で所 望のチオフェン化合物54に変換することができる。 図式16 図式16(続き) チエニル中間体57の有用な製法を図式17に示す。2−ブロモアニリンのチ エニル化は、ジアゾニウム塩の形成後、チオフェンで処理することにより実施さ れる。図式15に上述した条件を用いて55を4−メチルフェニルトリメチルス タナン48とカップリング後、臭素化することにより所望の中間体57を得る。 図式13に記載した条件に 従ってアルキル化剤57を式Vの化合物とカップリングする。 図式17 図式17(続き) 図式18は3−置換ピラゾール化合物60の一般製造経路を示す。アセチル化 合物58のホルミル化は、エタノールのような極性溶剤中でギ酸エチル及びナト リウムで処理することにより実施することができる。そのナトリウム塩として単 離したホルミル誘導体59をヒドラジンで処理することによりピラゾール生成物60 に直接変換することができる。 図式18 図式18(続き) 好適な3−置換ピラゾール中間体65の製造に好都合な経路を図式19に示す 。図式15に記載した条件に従って2’−ブロモアセトフェノン及び4−メチル フェニルトリメチルスタナンから製造したアセチルビフェニル61をナトリウム 及びギ酸エチルで処理することによりホルミル誘導体のナトリウム塩62に変換 する。62を高温で塩基性条件下でヒドラジンと反応させると、並の収率でピラ ゾー ル63が得られる。トリエチルアミンのような塩基の存在下で塩化メチレンのよ うな不活性溶剤中でトリフェニルメチルクロリドで処理することにより、ピラゾ ール環をトリフェニルメチル(トリチル)誘導体として保護する。図式15に記 載した手順に従ってN−ブロモスクシンイミドにより64を臭素化する。次に、 図式13に示す条件を使用して65を式Vの化合物とカップリングする。 図式19 図式19(続き) 適当なトリアゾール含有アルキル化剤のまず調製する集中経路により4−置換 −1,2,3−トリアゾール誘導体を製造することもできる。中間体72の有用 な製法を図式20に示す。図式15に要約する条件下でスズ試薬48を2−ブロ モニトロベンゼンとカップリングすることにより、2’−ニトロ−4−メチル− 1,1’−ビフェニル66を形成する。アミン化合物67に還元後、ジアゾ化し 、ヨウ化カリウム及びヨウ素で処理することからなる3段階手順により2’−ニ トロ基をヨウ素で置換する。ビス(トリフェ ニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド及びトリエチルアミン中のヨウ化第 一銅を用いて68をトリメチルシリルアセチレンとカップリングする。水性水酸 化ナトリウムで脱シリル化すると69が得られ、これを高温でトリメチルシリル アジドで処理することにより1,2,3−トリアゾール化合物70に変換する。 上記方法によりトリフェニルメチル化及び臭素化すると、アルキル化剤72が得 られる。その後、図式13に示す条件を使用して72を式Vの化合物と反応させ る。 図式20 図式20(続き) これと異性体の3−置換−1,2,4−トリアゾール誘導体も同様に製造され る。図式21に示すように、図式15に要約した条件を使用して錫試薬48を2 −ブロモベンゾニトリルとカップリングすることにより2’−シアノ−4−メチ ル−1,1’−ビフェニル73を形成する。高温で加圧下にピリジン中で硫化水 素及びトリエチルアミンを用いてチオアミド74に変換する。74をヨウ化メチ ルで処理すると活性化中間体75が得られ、これを高温でジメチルホルムアミド 中でギ酸ヒドラジドで処理することにより1,2,4−トリアゾール化合物76 に変換する。上記条件を使用してトリチル誘導体77として保護し、ブロモ化合 物78へと変換する。次いで図式13に記載した条件を使用して78を式Vの化 合物と反応させる。 図式21 図式21(続き) 図式22は2−置換イミダゾール化合物82の一般製造経路を示す。メチルエ ステル79を水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL)のような錯金属水 素化物試薬でアルデヒド80に還元することができる。塩基性条件下でエステル79 を加水分解した後、イソブチルクロロホルメートを使用して混合無水物を形 成し、混合無水物をホウ水素化ナトリウムで還元し、次いでベンジルアルコール 生成物を硫化ジメチル及び塩化オキサリルで酸化することからなる4段階経路も 使用できる(Swern条件)。メタノール又はエタノールのような極性溶剤中 、酢酸アンモニウムのようなアンモニウム塩の存在下でジケトン81と反応させ ることにより、アルデヒド80を所望のイミダゾール化合物82に変換すること ができる。 図式22 図式22(続き) 中間体82は図式23に示すように、ジメチルホルムアミドのような極性溶剤 中、水素化ナトリウムのような塩基の存在下でR13−Clでアルキル化すること により別の中間体83に変換することができる。 図式23 有用な中間体89の集中製造経路を図式24に要約する。4−ブロモベンジル t−ブチルジメチルシリルエーテル84をt−ブチルリチウムで金属化した後、 塩化亜鉛で処理すると、中間体亜鉛化合物85が得られ、その後、例えばビス( トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)クロリドのような遷移金属触媒を使用 することによりこれを86とカップリングする。テトラ−n−ブチルアンモニウ ムフルオリドで処理した後、メタンスルホン酸無水物及びトリエチルアミンで処 理してシリル保護基を順次除去することにより、ビフェニル化合物87をアルキ ル化剤88に変換する。図式13に記載した条件を使用して88を式Vの化合物 と反応させて89を得る。 図式24 図式24(続き) 図式24(続き) 4−置換イミダゾール誘導体92の一般製造経路を図式25に示す。酢酸中で 臭素を使用することによりアセチル化合物90を臭素化することができる。臭化 物91を極性溶剤中で酢酸ホルムアミジンと反応させると、イミダゾール生成物92 が得られる。 図式25 図式25(続き) 保護4−置換イミダゾール中間体96の有用な製造経路を図式26に示す。図 式15に記載した条件に従って2’−ブロモアセトフェノンと4−メチルフェニ ルトリメチルスタナンをカップリングして2’−アセチル−4−メチル−1,1 ’−ビフェニル61を得、これ酢酸中で臭素で臭素化し、フェナシル誘導体93 を得る。高温で極性溶剤中 で93を酢酸ホルムアミジンと反応させることによりイミダゾールを形成する。 上記条件を使用して94をトリチル誘導体95として保護し、ブロモ化合物96 に変換する。次に図式13に記載した条件を使用して96を式Vの化合物と反応 させる。 図式26 図式26(続き) 9が置換トリアゾリノンである式Iの化合物(例えば化合物99)は、例え ばJ.Lygaら,Synth.Comm.,16,163(1986)に詳細 に記載されているような文献記載の方法により本明細書中に記載し且つ図式27 に示す中間体から製造することができる。まずジアゾニウム塩を形成した後、塩 化錫(II)で還元することからなる2段階手順によりアミン52を対応するヒド ラジン誘導体97に変換することができる。97を適当に置換されたピルビン酸 試薬98で処理した後、ジフェニルホス ホリルアジドと反応させ、所望のトリアゾリノン99を得る。 図式27 図式27(続き) 9が置換トリアジノンである類似体(例えば化合物100)は、例えばM. Millerら,J.Med.Chem.,24,1337(1981)に詳説 されているような文献記載の方法により本明細書に記載し且つ図式28に図示す る中間体から製造することができる。亜硝酸処理によりアミン52から得られる ジアゾニウム塩53は、1)マロニルジウレタンとの反応、2)酢酸及び酢酸ナ トリウムによる処理、3)水性塩酸による加水分解、及び4)高温でキシレン中 のチオグリコール酸による処理を含む4段階手順により所望の化合物100に変 換することができる。 図式28(出願時は一部欠落) Eがカルバメート又はエステル結合である式Iの化合物は、図式29に示すよ うにアセトフェノン中間体58から製造することができる。58をペルオキシカ ルボン酸(例えばm−クロロ過安息香酸)と反応させ(Baeyer−Vill ager反応)、対応するエステル101を形成し、これを塩基性条件下で加水 分解すると、フェノール102が得られる。 図式29 図式29(続き) 図式30に示すように、フェノール102を適切な試薬と反応させると、カル バメート化合物103及び104と、エステル化合物105が得られる。 図式30 図式30(続き) 図式30(続き) Eが尿素又はカルバメート結合である式Iの化合物は、図式31に示すように ニトロ化合物51から製造することができる。51の還元はメタノール又はエタ ノールのような極性溶剤中で炭素担持パラジウムのような金属触媒の存在下で水 素化により実施すると好都合である。従って、51中の保護基Gはその還元に使 用する条件に適合可能でなければならなず、従って、Gはt−ブトキシカルボニ ルであることが当業者には理解されよう。52とホスゲン又は等価試薬(例えば ビス(トリクロロメチル)カーボネート(トリホスゲン))と反応させると、イ ソシアネート106が形成される。 図式31 図式31(続き) 図式32に示すように、イソシアネート106を適当な試薬と反応させると、 尿素結合化合物107及びカルバメート結合化合物108が形成される。 図式32 図式32(続き) アニリン誘導体52は図式33に示すように、アルデヒド及び還元剤(例えば シアノホウ水素化ナトリウム)による還元アミノ化により、置換アミン109に 更に変換することができる。 図式33 図式34に示すように、アミン109を適当な試薬で変換すると、尿素結合化 合物110及び111、カルバメート結合化合物112、並びにアミド結合類似 体113が形成される。 図式34 図式34(続き) 図式34(続き) 図式34(続き) Eが−CH2N(R10)−である式Iの化合物は、図式35に示すようにt− ブチルエステル中間体114から製造することができる。トリフルオロ酢酸を使 用することによりt−ブチルエステルを除去すると、カルボン酸115が得られ る。従って、114中の保護基Gはエステル開裂に使用する強酸条件に適合可能 でなければならず、従って、Gはベンジルオキシカルボニルであることが当業者 には理解されよう。カルボン酸をベンジルアミン誘導体116に変換するには、 1)イソブチルクロロホルメートとの混合無水物の形成、2)ホウ水素化ナトリ ウムによるベンジルアルコールへの還元、3)メタンスルホニルクロリドによる メシレートの形成、4)ナトリウムアジドとの反応によるアジドの形成、及び最 後に5)塩化錫(II)によるアジドの還元からなる5段階手順を用いることがで きる。ベンジルアミン中間体116は上記還元アミノ化手法により更に117に 変換することができる。 図式35 図式35(続き) 図式35(続き) 図式36に示すように、アミン117を適当な試薬と反応させると、尿素結合 化合物118及び119、カルバメート結合化合物120、並びにアミド結合構 造121が形成される。 図式36 図式36(続き) 図式36(続き) 図式36(続き) 保護ベンジルアミン中間体125の有用な製法を図式37に示す。4−ブロモ ベンジルt−ブチルジメチルシリルエーテル84をn−ブチルリチウムで金属化 した後、硼酸トリメチルで処理すると、アリール硼酸122が得られる。高温で 水性1,2−ジメトキシエタン中、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ ジウム(0)及び水酸化バリウムの存在下で122を2−ブロモ−−(t−ブ トキシカルボニル)ベンジルアミン123と反応させると、良好な収率で結合生 成物124が得られる。図式24に示す条件を使用して脱シリル化し、O−メタ ンスルホネート125に変換する。図式13に記載した条件を使用して125を 式Vの化合物と反応させる。 図式37 図式37(続き) 3a又はR3bが(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ基である式I の化合物は、図式38に示すようにイソシアネート106から製造される。10 を塩化メチレン中でエタノールアミンと反応させると、ヒドロキシエチル尿素126 が高収率で得られる。4−ジメチルアミノピリジンの存在下で126を塩 化メチレン中、メタンスルホニルクロリド及びトリエチルアミンで処理すると、 (4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ生成物127が並の収率で得ら れる。 図式38 図式38(続き) 127の6員環類似体を、Y.Iwakuraら,J.Org.Chem.,30 ,3410(1965)の手順によりイソシアネート106から製造するこ ともできる。図式39に示すように、イソシアネート106を塩化メチレン中ア ゼチジンと反応させると、尿素生成物128が得られる。沸騰トルエン中でピク リン酸を使用することにより128を転位させると、所望の生成物129が得ら れる。 図式39 図式39(続き) 3a又はR3bが(4,5−ジヒドロ−2−イミダゾリル)アミノ基である式I の化合物は、図式40に示すようにアミン52から製造することができる。チオ カルボニルジイミダゾールで処理することによりイソチオシアネート130を形 成した後、エチレンジアミンと反応させると、中間体アミノエチル尿素131が 得られる。不活性溶剤中で131を熱転位させると、所望の(4,5−ジヒドロ −2−イミダゾリル)アミノ化合物132が得られる。 図式40 図式40(続き) 図式40(続き) 4が水素である式Iの最終生成物に変換するには、図式41に示すように中 間体VIIから全保護基を同時又は順次除去する。 図式41 ベンジルオキシカルボニル基は当業者に公知の多数の方法により除去すること ができ、例えばメタノールのような極性溶剤中で白金又はパラジウム触媒の存在 下で水素による接触水添を行う。接触水添が他の潜在的に反応性の官能基の存在 により禁忌である場合には、臭化水素の酢酸溶液で処理することによりベンジル オキシカルボニル基を除去することもできる。t−ブトキシカルボニル(BOC )保護基を除去するには、塩化メチレン又はメタノールのような溶剤中の溶液を 強酸(例えば塩酸又はトリフルオロ酢酸)で処理する。他の保護基が存在する場 合にこれを除去するために必要な条件については、Protective Gr oups in Organic Synthesis T.W.Greene ,John Wiley & Sons,NY,1981を参照されたい。 R4及びR5が各々水素である式Iの化合物は、上記手順によりアルデヒドで還 元アルキル化するか、又は種々のエポキシドとの反応のようなアルキル化により 、さらに変換される。塩酸塩又はトリフルオロ酢酸塩として得られた生成物は逆 相高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)又は再結晶化により精製すると好 都合である。 上記反応図式を実施する順序は重要ではなく、反応を助長するため又は望まし くない反応生成物を回避するように順序を変更できることは当業者に自明である 。 式Iの成長ホルモン放出化合物は、成長ホルモン分泌が下垂体レベルでどのよ うに調節されるかを解明するための新規ツールとしてin vitroで有用で ある。これは、年齢、性別、栄養因子、グルコース、アミノ酸、脂肪酸並びに絶 食及び非絶食状態のような成長ホルモン分泌に影響すると考えられるか又は影響 することが知られている多くの因子の評価における使用を含む。更に、本発明の 化合物は、他のホルモンが成長ホルモン放出活性をどのように改変するのかを評 価するために使用することもできる。例えば、ソマトスタチンが成長ホルモン放 出を阻害することは既に立証されている。成長ホルモン放出に及ぼす効果を研究 することが必要な他の重要なホルモンには、生殖腺ホルモン(例えばテストステ ロン、エストラジオール及びプロゲステロン);副腎ホルモン(例えばコルチゾ ール及び他のコルチコイド、エピネフリン及びノルエピネフリン);膵臓及び胃 腸ホルモン(例えばインシュリン、グルカゴン、ガストリン、セクレチン);血 管作用性腸ペプチド(例え ばボンベシン);並びに甲状腺ホルモン(例えばチロキシン及びトリヨードチロ ニン)がある。更に、ある種の下垂体ホルモン(例えば成長ホルモンやエンドル フィンペプチド)が成長ホルモン放出を改変するために下垂体に及ぼすと考えら れる負又は正のフィードバック効果を調査するために、式Iの化合物を利用する こともできる。科学的に特に重要なものは、成長ホルモンの放出を媒介する細胞 レベル以下の機序を解明するためのこれらの化合物の使用である。 式Iの化合物は、成長ホルモンをin vivoで放出させるためにヒトを含 む動物に投与することができる。例えば、ブタ、ウシ、ヒツジ等のような商業的 に重要な動物に該化合物を投与し、その成長速度及び成長度を促進及び増加させ 、このような動物における乳生産を増加させることができる。更に、これらの化 合物を診断ツールとしてヒトにin vivo投与し、下垂体が成長ホルモンを 放出できるか否かを直接決定することができる。例えば、式Iの化合物を幼児に in vivo投与することができる。このような投与の前後に採取した血清試 料から成長ホルモンをアッセイすることができる。これらの試料の各々に含 まれる成長ホルモンの量を比較することにより、患者の下垂体が成長ホルモンを 放出する能力を直接決定することができる。 従って、本発明は、医薬キャリヤー又は希釈剤と共に式Iの化合物の少なくと も1種を活性成分として含有する医薬組成物を包含する。場合により、医薬組成 物の活性成分は式Iの化合物の少なくとも1種以外の成長促進剤又は別の活性を 示す別の組成物(例えば抗生物質又は他の医薬的に活性な材料)を含有してもよ い。 成長促進剤の非限定的な例としては、TRH、ジエチルスチルベステロール、 テオフィリン、エンケファリン、E系列プロスタグランジン、米国特許第3,2 39,345号に開示されている化合物(例えばゼラノール)及び米国特許第4 ,036,979号に開示されている化合物(例えばスルベノックス)又は米国 特許第4,411,890号に開示されているペプチドが挙げられる。 本発明の新規ベンゾ縮合ラクタム成長ホルモン分泌促進剤の更に別の用途は、 他の成長ホルモン分泌促進剤(例えば米国特許第4,411,890号並びに公 開公報WO89/07110号及びWO89/07111号に記載され ているようなGHRP−6、GHRP−1;及びB−HT920)との併用、又 は成長ホルモン放出因子及びその類似体、もしくは成長ホルモン及びその類似体 、もしくはソマトメジン(IGF−1及びIGF−2を含む)との併用である。 本発明の新規ベンゾ縮合ラクタム成長ホルモン分泌促進剤の更に別の用途は、 肥満の治療におけるα2アドレナリン作動薬との併用(米国特許第512071 3号参照)、又は骨粗鬆症の治療における傍甲状腺ホルモンとの併用(WO92 /09304参照)である。 当業者に周知のように、成長ホルモンの公知及び潜在的用途は種々多様である 。例えば、内因性成長ホルモンの放出を刺激する目的で本発明の化合物を投与す ると、成長ホルモン自体と同一の効果又は効用が得られる。成長ホルモンのこれ らの種々の効用を要約すると、高齢者における成長ホルモン放出の刺激;グルコ コルチコイドの異化副作用の予防;骨粗鬆症の治療:免疫系の刺激;ボケの冶療 ;創傷治癒の促進;骨折修復の促進;成長遅延の治療、成長遅延を誘発する腎不 全の治療;成長ホルモン欠乏幼児を始めとする生理学的短躯の治療;慢性疾患に 関連する短躯の治 療;肥満症及び肥満症に関連する成長遅延の治療;プレーダー−ウィリィ症候群 及びターナー症候群に関連する成長遅延の治療;火傷患者の回復の促進及び入院 日数の低減;子宮内成長遅延、骨格異形成、コルチソン過多症及びクッシング症 候群の治療;拍動性成長ホルモン放出の誘発;ストレス患者における成長ホルモ ンの代用;骨軟骨ジストロフィー、ヌーナン症候群、精神分裂病、抑鬱症、アル ツハイマー病、遅延創傷治癒及び社会的心理喪失の治療;肺機能不全及び換気装 置依存状態の治療;重大外科手術後の蛋白質異化応答の緩和:癌又はAIDSの ような慢性疾患に起因するカヘキシー及び蛋白質損失の低減;膵島細胞症を始め とするインシュリン分泌過剰症の治療;排卵誘発用補助治療;甲状腺発育の刺激 及び加齢に伴う甲状腺機能低下の予防;免疫抑制患者の治療;虚弱高齢者におけ る筋力、可動性の改善、皮膚厚、代謝恒常性及び腎臓恒常性の保持;骨芽細胞、 骨再生及び軟骨成長の刺激;随伴動物の免疫系の刺激及び随伴動物における加齢 性疾患の治療;家畜類の成長促進;並びにヒツジにおける羊毛成長の刺激などが ある。 本発明の化合物は、経口、非経口(例えば、筋肉内、腹 腔内、静脈内もしくは皮下注射、又は移植)、経鼻、膣、直腸、舌下又は局所投 与経路により投与することができ、各投与経路に適切な剤形で調剤することがで きる。 経口投与用固体剤形には、カプセル、錠剤、ピル、散剤及び粒剤がある。この ような固体剤形においては、活性化合物をショ糖、乳糖又は澱粉のような少なく とも1種の医薬的に許容可能な不活性キャリヤーと混合する。このような剤形は 更に、通常の慣用法と同様に不活性希釈剤以外の付加物質(例えばステアリン酸 マグネシウムのような滑剤)を含有し得る。カプセル、錠剤及びピルの場合には 、剤形は更に緩衝剤を含有し得る。錠剤及びピルは更に、腸溶性コーティングを 用いて製造してもよい。 経口投与用液体剤形としては、当該分野において一般に使用されている不活性 希釈剤(例えば水)を含有する医薬的に許容可能なエマルジョン、溶液、懸濁液 、シロップ、エリキシル剤が挙げられる。このような希釈剤の他に、組成物は湿 潤剤、乳化剤、懸濁剤、甘味剤、香味剤及び香料のような補助剤を含有し得る。 本発明の非経口投与用製剤には、滅菌水性又は非水性溶液、懸濁液又はエマル ジョンがある。非水性溶媒又はベヒ クルの例は、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、植物油(例えば オリーブ油及びトウモロコシ油)、ゼラチン及び注射用有機エステル類(例えば オレイン酸エチルエステル)である。このような剤形は更に、保存剤、湿潤剤、 乳化剤及び分散剤のような補助剤を含有し得る。このような製剤は、例えば細菌 保持性フィルターによる濾過、組成物中への滅菌剤配合、組成物の放射線照射又 は組成物の加熱により滅菌することができる。このような製剤は、滅菌固体組成 物の形態で製造し、使用直前に滅菌水又は他の何らかの滅菌注射用媒質に溶解し てもよい。 直腸又は膣投与用組成物は好ましくは、活性物質以外にココアバター又は座薬 用ろうのような賦形剤を含有し得る座薬である。 経鼻又は舌下投与用組成物も同様に当業者に公知の標準賦形剤を用いて調剤す ることができる。 本発明の組成物中の活性成分の用量は可変であるが、適切な剤形が得られるよ うに活性成分の量を決定することが必要である。選択される用量は、所望の治療 効果、投与経路及び治療期間に依存する。一般に、0.0001〜100mg/ kg体重/日の用量レベルを患者及び動物(例え ば哺乳類)に投与すると、成長ホルモンの有効な放出が得られる。 以下の実施例はより詳しい説明のために提供するもので、開示された発明を制 限しようとするものではない。 実施例1 ジ(トリフルオロ酢酸)3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′−(H−イミダゾール−2−イル)[ 1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン−3( R)−イル]−ブタンアミド工程A: 1−テトラロンオキシム 頭上撹拌器、温度プローブ及び還流冷却器(reflux condense r)を備えた蒸気浴装置内に位置する4首の50Lのフラスコ内の4.6Lの水 に、室温で3.72Kg(27.36モル)の酢酸ナトリウム、次に1.9Kg の塩酸ヒドロキシルアミン(27.36モル)を撹拌しながら添加した。このス ラリーに室温で、12Lのエタノール、次に1.994Kg(13.68モル) の1−テトラロンを添加した。エタノール(1.7L)を漏斗を水洗するのに使 用し反応混合物に追加した。生じた明るいオレンジのスラリーを40分かけて7 5℃に加熱し、さらに75分間75〜85℃に維持した。反応混合物をフラス コのまわりに詰めた氷で冷却した。内部温度が32℃に達したら、反応混合物を 15分かけて200Lの容器内に含まれた60Lの氷にポンプ輸送した。200 Lの容器に追加した2Lの水で反応容器を洗浄した。氷が溶けたら、混合物をフ ィルターのパッドを通してろ過し、湿ったケークを4Lの水で洗浄した。湿った ケークを1時間減圧乾燥し、2つのトレーに移し、真空下で40℃で2日間乾燥 して2.094Kg(13.01モル、95%)の生成物を得た。1H NMR (250MHz、CDCl3):1.90(m、2H)、2.80(t、6Hz、 2H)、2.88(t、6Hz、2H)、7.15〜7.35(m、3H)、7 .90(d、8Hz、1H)、8.9(br s、1H)。工程B : 2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベ ンザゼピン−2−オン 頭上撹拌器、温度プローブ、窒素吸い込み口及び還流冷却器を備えた3首の 22Lのフラスコ内の10Lのメタンスルホン酸に2.6Kg(18.61モル )の五酸化リンを添加した。追加した1.6Lのメタンスルホン酸を使用して容 器中で全ての五酸化リンを洗浄した。混合物を9 0℃で2.5時間加熱し、次いで氷浴を使用して50℃に冷却して2.00Kg (12.41モル)の1−テトラロンオキシムで数回にわけて15分かけて処理 した。混合物を63℃で10分間加熱し、次いで80℃にゆっくり加熱して80 ℃に3時間維持した。反応混合物を70Lの氷にポンプ輸送し、次いで50%の 水酸化ナトリウム水溶液11.25Lで温度を28℃以下に維持するような速度 で90分かけてゆっくり処理した。混合物をろ過し、4Lのろ液使用して容器を 水洗した。湿ったケーク(ピンク)を8Lの水で洗浄し、45分間減圧乾燥し、 次いで2つのトレーに移し、真空下、40℃で2日間乾燥して1.9Kg(11 .79モル、95%)の生成物を得た。1H NMR(250MHz、CDCl3 ):2.24(m、2H)、2.38(t、6Hz、2H)、2.82(t、6 Hz)2H)、7.03(d、8Hz、1H)、7.13(m、1H)、7.2 4(m、2H)、8.63(br s、1H)。工程C : 3−ヨード−2,3,4,5−テトラヒドロ− 1−1−ベンザゼピン−2−オン 22.33Lの塩化メチレンと11.78L(55.8 3モル)のヘキサメチルジシラザンとの混合物中の1.8Kg(11.17モル )の2,3,4,5−テトラヒドロ−1−1−ベンザゼピン−2−オンの懸濁 液を還流で10分間加熱し、次いで30℃に冷却して8.503Kg(33.5 モル)のヨウ素で一回で処理した。混合物を還流で2.5時間加熱し、次いで室 温に冷却した。44Lの水中に4.926Kgの亜硫酸ナトリウムを含む亜硫酸 ナトリウム水を0℃に冷却し、温度を10℃未満に維持しながら、強く撹拌して 数回に分けて反応混合物をそこに注入した。反応容器を22.33Lの塩化メチ レンで洗浄し、洗浄液(washing)を反応停止混合物(quenchih g mixture)に移した。反応停止混合物を強く撹拌し、層を分離した。 水性層を除去し、22.33Lの塩化メチレンで再抽出した。合わせた有機層を 11Lの水で洗浄し、真空下で最終量15Lに濃縮した。残留物を55Lのトル エンで処理し、真空下で最終量10Lに濃縮した。生じたスラリーをろ過によっ て取り出し、フィルターケークを5Lの追加したトルエンで洗浄し、真空下、周 囲温度で24時間乾燥して1.842Kg(6.42モル、57%)の生成物を 得た。1H NMR(250MHz 、CDCl3):2.6〜2.8(m、3H)、2.93(m、1H)、4.6 4(t、8Hz、1H)、6.97(d、8Hz、1H)、7.10〜7.35 (m、3H)、7.55(br s、1H)。工程D : 3(R)−アミノ−2,3,4,5−テトラヒ ドロ−1−1−ベンザゼピン−2−オン、D −酒石酸塩 3−ヨード−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−1−ベンザゼピン−2− オン(1.79Kg、6.24モル)を6.2Lのメタノール中にスラリー化し 、スラリーをオートクレーブにしこんだ。濃アンモニア(1.55L)を添加し 、オートクレーブを閉じ、撹拌しながら1時間かけて100℃に加熱した。10 0℃での加熱を2時間継続し、次いで1時間かけてオートクレーブを室温に冷却 したが、その間の内部圧力は150〜155psiであった。反応混合物をポリ エチレンの水差し(jug)に移し、オートクレーブを2×8Lのメタノールで 水洗した。洗浄液を真空下、30℃で濃縮し、次いで反応混合物と合わせて真空 下、30℃で濃縮してほぼ乾燥した。生じた残留物を4Lの酢酸エチルに溶解し 、次いで真空下、30℃で濃縮し乾 燥した。 塩化ナトリウム(712g)を2Lの水に溶解し、1.0Kgの炭酸ナトリウ ムを6Lの水に溶解した。2Lの炭酸ナトリウム溶液を濃縮した残留物に添加し 、生じたスラリーを抽出フラスコに移した。別の2Lの炭酸ナトリウム溶液を残 留物フラスコに追加し、溶液を抽出フラスコに移した。残りの炭酸ナトリウム溶 液は同様に使用した。塩化ナトリウム溶液を炭酸ナトリウム/アミノラクタムの エマルションに添加し、生じた混合物を10分間撹拌し、次いで6Lずつの塩化 メチレン4回で抽出した。合わせた塩化メチレン層を濃縮して乾燥し、残留物を 200プルーフエタノール2Lで処理し、生じたスラリーを真空下で濃縮乾固し て1.171Kgの粗な生成物を得た。 粗な生成物を8Lのエタノールにスラリー化し、900gのD−酒石酸で1回 で処理した。水(7L)を添加して混合物を77℃に加熱し、次いでエタノール (45L)を追加して加熱を継続した。溶液を43℃に冷却し、種スラリー(s eed slurry)で処理した。(前記種スラリーは10.50gの粗な生 成物と9.1gのD−酒石酸から出発して、上記のルートによって調整した。溶 液を 室温で48時間熟成した。形成されたスラリーをろ過によって除去し、湿ったケ ークを1.8Lのエタノールで洗浄した。生じたフィルターケークを窒素を放出 (bleeding)しながら20分間減圧乾燥し、次いで乾燥トレーに移し、 真空下で24時間乾燥して354g(1.085モル、17.4%)の生成物を 得た。1H NMR(250MHz、CDCl3):2.13(m、1H)、2. 51(m、2H)、2.73(m、2H)、3.68(t、6Hz、1H)、3 .98(s、2H)、7.05(d、8Hz、1H)、7.16(t、8Hz、 1H)、7.30(m、2H)、7.6(br s、5H)、10.26(br s、1H)。工程E : 3(R)−アミノ−2,3,4,5−テトラヒ ドロ−1−1−ベンザゼピン−2−オン 4.1Lの水中の229.23g(0.700モル)のD−酒石酸3(R)− アミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−1−ベンザゼピン−2−オンの 溶液を194g(1.40モル)の炭酸カリウムで処理した。次いで100g及 び135gの量の炭酸カリウムをpH10.5になるまで添加した。混合物を4 Lずつの塩化メチレンで4 回抽出し、次いでそれらを合わせて硫酸マグネシウム上で乾燥した。水性層を1 .4Kgの塩化ナトリウムで処理し4Lずつの塩化メチレンで4回再抽出し、次 いでそれらを合わせて硫酸マグネシウム上で乾燥した。16Lのバッチの抽出物 2つを合わせ、ろ過し、真空下で濃縮乾固して、7−ヨード−3(R)−アミノ −2,3,4,5−テトラヒドロ−1−1−ベンザゼピン−2−オンと同定さ れた1.6%の不純物を含む115.5gの生成物を得た。 1.712Lのエタノール中の107.02g(0.607モル)の上で得た 中間体に10%のカーボン担持パラジウム4.00g上で、室温、40psiで 4時間水素添加した。触媒をソルカフロック(solkaflok)を通してろ 過によって除去し、ろ液を濃縮乾固して101.08g(0.574モル、94 .4%)の生成物を得た。工程F : 4,4−ジメチルアゼチジン−2−オン 電磁撹拌器、温度計、コールドフィンガー冷却器及び窒素バブリング装置を備 えた3首の3Lの丸底フラスコに1Lのエーテルを装填した。フラスコを−65 ℃に冷却し、その中で500〜600mLのイソブチレンを仕込んだ。コールド フィンガー冷却器を滴下漏斗と置換し、1.5時 間かけて200mL(325g、2.30モル)のイソシァン酸クロロスルホニ ルを滴下添加した。混合物を−65℃に1.5時間維持し、次いでドライアイス /アセトンの冷却浴をメタノール/氷と置換し、内部温度を−5℃にゆっくりあ げると反応が開始し、ガスが発生して内部温度が15℃に上がった。内部温度は 数分間15℃に維持し、次いで−5℃に下げ、混合物を−5℃で1時間撹拌した 。メタノール/氷浴を除去し、反応混合物を室温に加温して一晩撹拌した。 反応混合物を機械撹拌器を備えた3首の12Lの丸底フラスコに移し、2Lの エーテルで希釈した。よく撹拌した反応混合物を2Lの飽和亜硫酸ナトリウム水 で処理した。1時間後、1Lの飽和亜硫酸ナトリウム水を追加し、次いで十分な 重炭酸ナトリウムを添加してpHを約7に調整した。混合物を更に30分間撹拌 し、次いで層を分離した。エーテル層を除去し、水性層を2×1Lのエーテルで 再抽出した。合わせたエーテル抽出物を500mLの飽和重炭酸ナトリウム水で 一回、更に500mLの飽和塩化ナトリウム水で一回洗浄した。エーテル層を取 り出し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮して33g淡 黄色の油を得た。水性層を固体の重炭酸ナトリウムを添加して塩基性とし、3× 1Lのエーテルで抽出した。合わせたエーテル抽出物を洗浄し、上に記載したよ うに乾燥し、次いで最初の33gの淡黄色の油と合わせて、真空下で濃縮して6 7.7gの生成物を得た。更に4×1Lの塩化メチレンで水性層を抽出、前記の ように洗浄及び乾燥して74.1gの生成物を更に得た。更に4×1Lの塩化メ チレンで水性層を抽出し、21.9gの生成物を更に得た。合わせた生成物(1 63.7g、1.65モル、72%)は工程Gで精製せずに使用した。1H N MR(200MHz、CDCl3):1.45(s、6H)、2.75(d3Hz 、2H)、5.9(br s、1H)。工程G : N−(t−ブトキシカルボニル)−4,4−ジ メチルアゼチジン−2−オン 電磁撹拌器、温度計、窒素バブリング装置及び滴下漏斗を備えた5Lの3首の 丸底フラスコに88.2g(0.89モル)の4,4−ジメチルアゼチジン−2 −オン(工程F)、800mLの塩化メチレン、150mLのトリエチルアミン (1.08モル)及び10.9g(0.089モル)の4−ジメチルアミノピリ ジンを仕込んだ。撹拌した 溶液に300mLの塩化メチレン中の235g(1.077モル)の重炭酸ジ− t−ブチルの溶液を室温で15分かけて滴下添加した。反応混合物を室温で一晩 撹拌し、次いで1Lの塩化メチレンで希釈し、500mLの飽和塩化アンモニウ ム水、500mLの水及び500mLの飽和塩化ナトリウム水で洗浄した。有機 層を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮して180. 3gの粗な生成物をオレンジ色の固体として得た。この物質を精製せずに直接工 程Hで使用した。1H NMR(200MHz、CDCl3):1.50(s、9 H)、1.54(s、6H)、2.77(s、2H)工程H : 3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ ルブタン酸 電磁撹拌器、温度計、窒素バブリング装置及び滴下漏斗を備えた3Lの3首の 丸底フラスコに,1Lのテトラヒドロフランに溶解した180.3g(0.89 モル)N−(t−ブトキシカルボニル)−4,4−ジメチルアゼチジン−2−オ ンを装填した。溶液を0〜5℃に冷却し、1.0の水酸化リチウム水890m Lで30分かけて滴下処理した。反応混合物を0〜5℃で2時間撹拌し、次いで 1 Lのエーテル及び1Lの水で希釈した。層を分離し、追加した1Lのエーテルで 水性層を再抽出した。1Lの飽和重硫酸ナトリウム水の添加によって水性層を酸 性化し、次いで1×1L及び2×500mLのエーテルで抽出した。合わせた有 機層及びエーテル抽出物を500mLの飽和塩化ナトリウム水で洗浄し、硫酸マ グネシウム上で乾燥し、真空下で173gの黄色の油に濃縮し、それを静置する と固化した。この物質を温ヘキサンでスラリーとし、ろ過し、高真空下で乾燥し て168.5g(0.775モル、87%)の生成物を白い固体として得た。1 H NMR(200MHz、CDCl3):1.39(s、6H)、1.44(s 、9H)、2.72(s、2H)。FAB−MS:C1019NO4に対する計算 値217;実測値218(M+H、54%)。工程I : 3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R) −イル]−ブタンアミド 100mLの塩化メチレン中の8.70g(49.4ミリモル)の3(R)− アミノ−2,3,4,5−テトラヒ ドロ−1−1−ベンザゼピン−2−オン(工程E)の溶液を10.73g(4 9.4ミリモル)の3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルブタン酸( 工程H)及び13.8mLのトリエチルアミン(10.0g)99ミリモル、2 当量)で処理した。反応フラスコを周囲温度の水浴に浸し、次いで26gのヘキ サフルオロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ )ホスホニウム(59ミリモル、1.2当量)を直ちに添加し、混合物を室温で 2時間撹拌した。反応混合物を300mLの酢酸エチルに添加し、5%のクエン 酸水で3回、飽和重炭酸ナトリウム水で2回及び飽和塩化ナトリウム水で1回洗 浄した。有機層を取り出し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、ろ液を真空 下で濃縮した。残留物をシリカ上で分取高速液体クロマトグラフィーによって精 製し、酢酸エチル/ヘキサン(4:1)で溶離して17.42g(46.4ミリ モル、94%)の生成物を白い固体として得た。1H NMR(200MHz、C DCl3):1.37(s、6H)、1.44(s、9H)、1.95(m、1 H)、2.46(d、15Hz、1H)、2.59(d、15Hz、1H)、2 .6〜3.0(m、3H)、4.5 3(m、1H)、5.30(br s、1H)、6.72(d、7Hz、1H) 、6.98(d、8Hz、1H)、7.1〜7.3(m、3H)、7.82(b r s、1H)。FAB−MS:C202934に対する計算値375;実測値 376(M+H、70%)。工程J : 4−(t−ブチルジメチルシロキシメチル)ブロモベンゼン 100mLの塩化メチレン中の26.28g(0.141モル)の4−ブロモ −ベンジルアルコール及び19.1g(0.28モル)のイミダゾールの溶液を 50mLの塩化メチレン中の21.18g(0.14モル)の塩化t−ブチルジ メチルシリルの溶液で滴下処理した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次い で分液漏斗に移し、水、1の塩酸、飽和重炭酸ナトリウム水及び飽和塩化ナト リウム水で洗浄した。有機層を取り出し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し 、溶剤を真空下で除去して41gの生成物を無色の粘性の油として得た。1H NMR(200MHZ、CDCl3):0.09(s、6H)、0.93(s、9 H)、4.67(s、2H)、7.18(d、8Hz、2H)7.43(d、8 Hz、2H)。工程K : 1−(4−トルエンスルホニル)−2−(2− ブロモフェニル)イミダゾール 10mLの塩化メチレン中の2.50g(11.6ミリモル)の2−(2−ブロ モフェニル)イミダゾールの溶液を1.9mLのトリエチルアミン(13.8ミ リモル)、2.64g(13.8ミリモル)の塩化p−トルエンスルホニル及び 100mgの4−ジメチルアミノピリジンで処理した。反応混合物を室温で15 分間撹拌し、次いで分液漏斗に移し、水、5%クエン酸水、飽和重炭酸ナトリウ ム水及び飽和塩化ナトリウム水で洗浄した。有機層取り出し、硫酸マグネシウム 上で乾燥し、ろ過し、溶剤を真空下で除去した。粗な生成物をシリカ上でクロマ トグラフィーにかけ、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離し、4.16g( 11.0ミリモル、95%)の生成物を得て、それをヘキサンから再結晶化した 。FAB−MS:C1613BrN22Sに対する計算値376、378;実測値 377、379(M+H、50%)。1H NMR(200MH2、CDCl3) :2.32(s、3H)、7.09(d、2Hz,1H)、7.12(d,8H z,2H)、7.28(m、5H)、7.46(m、1H)、7.57(d、2 Hz、1H)。工程L : 1−(4−トルエンスルホニル)−2−[4′ −(t−ブチルジメチルシロキシメチル)− 1,1′−ビフェン−2−イル]イミダゾール 10mLの乾燥テトラヒドロフラン中の1.50g(5.0ミリモル)の4− (t−ブチルジメチルシロキシメチル)ブロモベンゼンの溶液を窒素雰囲気下で −15℃に冷却し、ヘキサン中の1.7(10.0ミリモル)のt−ブチルリ チウム5.88mLでゆっくり数分かけて処理した。混合物を−15℃で1時間 撹拌するとゆっくりと緑に変化した。エーテル中の無水塩化亜鉛の溶液(1.0 の溶液5.0mL;5.0ミリモル;1.7のt−ブチルリチウム0.5m Lで前処理して微量の水を除去したもの)を添加し、反応混合物を室温に加温し た。分離フラスコ中で、1.68g(5.0ミリモル)の1−(4−トルエンス ルホニル)−2−(2−ブロモフェニル)イミダゾール及び98mg(0.15 ミリモル)の塩化ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)を10mLの 乾燥テトラヒドロフランに溶解し、溶液を0℃に冷却し、エーテル中の3の臭 化メチルマグネシウム0.10mLで処理した。次いで この溶液を亜鉛試薬を含むもとの溶液にカニューレを通して添加し、生じた混合 物を室温で3時間撹拌した。反応物を10mLの希酢酸水(dilute aq ueousacetic acid)で処理し、次いで酢酸エチルで数回で抽出 した。合わせた抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、溶剤を真空下で 除去して3.5gの茶色の油を得て、それをシリカ上でクロマトグラフィーにか け、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離して1.15g(2.22ミリモル 、44%)の生成物を得た。FAB−MS:C293423SSiに対する計算 値518;実測値519(M+H、23%)。1H NMR(200MHz、CD Cl3):0.09(s、6H)、0.94(s、9H)、2.37(s、3H )、4.70(s、2H)、6.94(d、8Hz)2H)、6.98(d、2 Hz、1H)、7.13(m、5H)、7.30(m、3H)、7.4〜7.6 (m、3H)。工程M : 1−(4−トルエンスルホニル)−2−[4′ −(ヒドロキシメチル)−1,1′−ビフェン −2−イル]イミダゾール 2mLの乾燥テトラヒドロフラン中の工程Lで得た31 3mg(0.60ミリモル)の中間体の溶液を窒素雰囲下、0℃で190mg( 0.60ミリモル)のフッ化テトラブチルアンモニウム三水和物で処理し、混合 物を0℃で90分間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水(2mL)を添加し、混 合物を塩化メチレンで数回抽出した。合わせた抽出物を硫酸マグネシウム上で乾 燥し、ろ過し、溶剤を真空下で除去して220mgの残留物を得た。シリカ上で のクロマトグラフィーによって、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離して9 6mg(0.24ミリモル、40%)の生成物を無色の油として得た。1H N MR(200MHz、CDCl3):2.36(s、3H)、4.57(s、2H )、6.95(m、3H)、7.12(m、5H)、7.29(m、3H)、7 .40(m、2H)、7.51(m、1H)。工程N : 1−(4−トルエンスルホニル)−2−[4′ −(メタンスルホニルオキシメチル)−1,1 ′−ビフェン−2−イル]イミダゾール 2mLの塩化メチレン中の工程Mで得た45mg(0.11ミリモル)の中間 体の溶液を窒素雰囲気下、室温で0.03mLのトリエチルアミン(0.22ミ リモル)、次に 19mg(0.11ミリモル)のメタンスルホン酸無水物で処理した。混合物を 室温で2.5時間撹拌した。反応混合物を水及び飽和塩化ナトリウム水で洗浄し 、次いで硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、溶剤を真空下で除去して49m gの粗な生成物を得て、それを精製せずに次の工程で使用した。工程O : 3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−[1−(4−トルエ ンスルホニル)イミダゾール−2−イル][1, 1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブ タンアミド 1mLの乾燥ジメチルホルムアミド中の37mg(0.10ミリモル)の3− t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒ ドロ−2−オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド の溶液を窒素雰囲気下、室温で60%の水素化ナトリウムの油分散液(3mg NaH、0.13ミリモル)5mgで処理し、生じた黄色の溶液を室温で20分 間撹拌 した。1mLの乾燥ジメチルホルムアミド中の、工程Nで得た49mg(0.1 0モル)の中間体の溶液を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混 合物に酢酸エチル及び水を添加し、有機層を取り出し、水で洗浄し、硫酸マグネ シウム上で乾燥し、ろ過して溶剤を真空下で除去した。粗な生成物をシリカ上で のクロマトグラフィーによって精製し、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離 して28mg(37%)の生成物を得た。FAB−MS:C434756Sに対 する計算値761;実測値768(M+Li、22%)。1H NMR(200 MHz、CDCl3):1.33(s、6H)、1.39(s、9H)、1.79 (m、1H)、2.30〜2.65(m、5H)、4.46(m、1H)、4. 67(d、15Hz、1H)、5.24(d、15Hz、1H)、5.33(s 、1H)、6.67(d、7Hz、1H)、6.88(d、8Hz、2H)、6 .90〜7.55(m,16H)。工程P : ジ(トリフルオロ酢酸)3−アミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−(1−イミダゾー ル−2−イル)[1,1′−ビフェニル]−4 −イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン− 3(R)−イル]−ブタンアミド 1mLの塩化メチレン中の、工程Oで得た28mg(0.037ミリモル)の 中間体の溶液を10mg(0.073ミリモル)の1−ヒドロキシベンゾトリア ゾール水和物で処理した。反応混合物を4時間室温で撹拌し、次いで真空下で蒸 発乾固した。残留物を1mLのメタノールに再び溶解し、0.5mLの濃塩酸で 処理した。混合物を室温で14時間撹拌し、次いで真空下で蒸発乾固した。残留 物をまずC18上で逆相高速液体クロマトグラフィーによって、メタノール/0 .1%のトリフルオロ酢酸水(線状グラジエント(linear gradie nt):40%のメタノールを10分かけて70%のメタノールに増加させた) で溶離して精製した。最後にC18上の逆相高速液体クロマトグラフィーによっ て、メタノール/0.1%のトリフルオロ酢酸水(定組成(isocratic )50:50)で溶離して精製することによって、15mgの表題化合物を無色 のガラス状物質として得た。FAB−MS:C313352に対する計算値50 7;実測値508(M+H、80%)。1H NMR(200MHz、CD3OD ): 1.31(s、3H)、1.35(s、3H)、2.08(m、1H)、2.2 〜2.6(m、5H)、4.36(dd;8、11Hz;1H)、4.80(d 、15Hz、1H)、5.36(d、15Hz、1H)、7.04(d、8Hz 、2H)、7.21(m、4H)、7.35(m、2H)、7.45(d、2H z、1H)、7.5〜7.8(m、5H)。 実施例2 トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒド ロ−2−オキソ−1−[[2′−(2−チエニル)[1,1′−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミ ド工程A : 4−メチルフェニルトリメチルスタナン ジエチルエーテル(41.4モル)中の1.0の臭化p−トリルマグネシウ ム41.4Lを、窒素下、−10℃でテトラヒドロフラン(4L)中の546g (2.79モル)の塩化トリメチルスズの溶液に、−5℃以下に温度を維持しな がら4時間かけて滴下添加した。懸濁液をゆっくり12時間かけて室温に加温し 、次いで飽和塩化アンモニ ウム溶液(1L)、次に十分な水(約1L)を添加して沈殿物を溶解した。溶液 をエーテル−ヘキサン(1:1)(1×4L)3×2L)で抽出した。合わせた 有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥して溶剤を真空下で除去 した。シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによって、ヘキサン/酢 酸エチル(95:5)で溶離して精製することによって、4,4′−ジメチルビ フェニルの白い結晶を含む淡黄色の油を得て、それをろ過によって除去して、7 11.3g(100%)の生成物を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3 ):0.30(s、9H)、2.34(s、3H)、7.19(d、7.7Hz 、2H)、7.40(d、7.7Hz、2H)。工程B : 1−ブロモ−2−(2−チエニル)ベンゼン 85mLのチオフェン中の8.8mLの亜硝酸イソアミル(65.5ミリモル )の溶液を窒素雰囲気下で50℃に加熱し、20mLのチオフェンに溶解した7 .5gの2−ブロモアニリン(43.5ミリモル)の溶液で滴下処理した。添加 が完了したら、温度を90℃に上げた。90分後、薄層クロマトグラフィー(ヘ キサン/エーテル;100:5)によって、出発アニリンは観察されなかった。 反応混 合物の量を常圧蒸留によって減少させた。残留物をエーテルに溶解し、有機層を 水で2回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥して真空下で蒸発した。残留物をn −ヘキサン/エーテル(100:5)に溶解し、シリカゲル上に通して、n−ヘ キサン/エーテル(100:5)で溶離して3.5g(14.6ミリモル,34 %)の生成物を得た。1HNMR(200MHz、CDCl3):7.11(m、 1H)、7.16(dd、1H)、7.27(m、2H)、7.37(dd,1 H)、7.42(dd,1H)、7.66(dd、1H)。工程C : 4−メチル−2′−(2−チエニル)−1,1 ′−ビフェニル 50mLのジメチルホルムアミド中の3.4g(14ミリモル)の1−ブロモ −2−(2−チエニル)ベンゼンと3.77g(15ミリモル)の4−メチルフ ェニルトリメチルスタナンとの強く撹拌した溶液を窒素雰囲気下で427mgの 塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)で処理し、生じた混合物 を100℃で4.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、250mLの水に注入 し、生じた混合物をエチルエーテルで抽出した。合わせた抽出 物を水(4×)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥して真空下で蒸発した。残 留物をヘキサン/エーテル(100:5)に溶解し、シリカゲル上でクロマトグ ラフィーにかけ、ヘキサン/エーテル(100:5)で溶離して2.25gの生 成物を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):2.33(s、3H) 、6.48(dd、1H)、6.83(dd、1H)、7.08(m、4H)、 7.16(dd、1H)、7.35(m、3H)、7.46(dd、1H)。工程D : 4−ブロモメチル−2′−(2−チエニル)− 1,1′−ビフェニル 50mLの四塩化炭素中の、123mg(0.492ミリモル)の4−メチル −2′−(2−チエニル)−1,1′−ビフェニル、18.5mgのAIBN及 び110mg(0.62ミリモル)のN−ブロモスクシンイミドの溶液を、陰性 のヨウ素澱粉反応が得られるまで(2時間)還流で加熱した。反応混合物を真空 下で蒸発し、残留物をヘキサンで磨砕した。ヘキサン洗浄液をろ過し、ろ液を真 空下で蒸発して158mgの生成物を得た。1H NMR(300MHz、CDC l3):4.48(s、2H)、6. 68(dd、1H)、6.88(dd、1H)、7.11(m、5H)、7.3 6(m、3H)、7.50(dd、1H)。工程E : 3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−(2−チエニル) [1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル] −ブタンアミド 3.0mLの乾燥ジメチルホルムアミド中の174mg(0.465ミリモル )の3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−−[2,3,4,5− テトラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタ ンアミド(実施例1、工程I)の溶液を60%の水素化ナトリウムの油分散液2 2.2mg(13.3mgNaH、0.558ミリモル、1.2当量)で処理し た。反応混合物を室温で30分間撹拌した。溶液に、3mLの乾燥ジメチルホル ムアミドに溶解した4−ブロモメチル−2′−(2−チエニル)−1,1′−ビ フェニルの溶液153mg(0.465ミリモル)を添加した。室温で3時 間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈した。有機層を水(4×)で洗浄し、 硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過して真空下で蒸発した。残留物をシリカゲル 上でクロマトグラフィーによって精製し、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶 離して160mgの生成物を得た。工程F : トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル− −[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−[[2′−(2−チエニル)[1,1 ′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタ ンアミド 12.3mLのメタノールに溶解した、工程Eで得た154mg(0.247 ミリモル)の中間体の溶液を等量の9の塩酸水で処理した。室温で16時間撹 拌後、全ての揮発物を真空下で除去し、残留物をC8上で中圧液体クロマトグラ フィーによって、メタノール/0.1%のトリフルオロ酢酸水(75:25)で 溶離して精製した。生成物を含む画分を合わせて、溶剤を真空下で除去した。残 留物から凍結乾燥によって水を除去して36mg(0.056ミリモル、23% )の表題化合物を白い固体として得た。 FAB−MS:C313242Sに対する計算値524;実測値524(M+) 。1H NMR(300MHz、CD3OD):1.39(s、3H)、1.42 (s、3H)、2.13(m、1H)、3.35(m、1H)、2.55(m、 4H)、4.41(dd、1H)、4.85(d、1H)、5.39(d、1H )、6.61(dd、1H)、6.81(d、1H)、7.35(dd、2H) 、7.19(m、2H)、7.55(m、8H)、7.54(dd、1H)。 実施例3 トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒド ロ−2−オキソ−1−[[2′−(チアゾール−2−イル)[1,1′−ビフェ ニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブ タンアミド工程A : 2−ブロモ(チオベンズアミド) 硫化水素ガスを1.82g(10.0ミリモル)の2−ブロモベンゾニトリル 、13mLのトリエチルアミン及び10mLのピリジンの撹拌した溶液に通気し た。4時間後、反応混合物を200mLの氷−水混合物に注入した。生じ た油をゆっくりと結晶化した。沈殿物をろ過によって除去し、水(3×)で洗浄 して塩化メチレンに溶解した。有機層を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥して ろ過した。ろ液を真空下で蒸発して1.46g(6.76ミリモル、68%)の 生成物を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):7.24(m、4H )、7.52(dt、1H)、8.59(dd、1H)。工程B : 1−ブロモ−2−(チアゾール−2−イル)ベ ンゼン 95%のエタノール8mLに溶解した、工程Aで得た2.16g(10.0ミ リモル)の中間体の溶液を2.0g(10.0ミリモル)のブロモアセトアルデ ヒドジエチルアセタールで処理した。次いで混合物を濃塩酸で処理した。還流で 3時間加熱後、反応混合物を冷却し、100mLの水で希釈し、5の水酸化ナ トリウム水でpHを10に調節した。反応混合物をエーテルで抽出した。合わせ た抽出物を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過して真空下で蒸発し た。残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィーによって、ヘキサン/エーテル (100:5)で溶離して精製し、1.61g(6.70ミリモル、67%) の生成物を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):7.32(dt、 1H)、7.46(dt、1H)、7.55(d、1H)、7.73(dd、1 H)、7.99(d、1H)、8.02(dd、1H)。工程C : 4−メチル−2′−(チアゾール−2−イル) −1,1′−ビフェニル 20mLのジメチルホルムアミド中の1.18g(4.92ミリモル)の1− ブロモ−2−(チアゾール−2−イル)ベンゼン及び1.67g(6.55ミリ モル)の4−メチルフェニルトリメチルスタナンの溶液を621mgの塩化ビス (トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)で処理した。反応混合物を150 ℃で6時間加熱し、冷却して300mLの水に注入した。生じた混合物をエーテ ル(3×100mL)で抽出した。合わせたエーテル抽出物を水(4×)で洗浄 し、硫酸マグネシウム上で乾燥して真空下で蒸発した。残留物をシリカゲル上で クロマトグラフィーによって、ヘキサン/エーテル(100:10)で溶離して 精製し、381mgの生成物を得た。EI−MS:C1613NSに対する計算値 251;実測値250。1H NMR(200MHz、CDCl3):2.36( s、 3H)、7.14(s、4H)、7.24(d、1H)、7.40(m、1H) 、7.42(m、2H)、7.73(d、1H)、8.20(dt、1H)。工程D : 4−ブロモメチル−2′−(チアゾール−2− イル)−1,1′−ビフェニル 実施例2の工程Dに記載の手順によって4−メチル−2′−(チアゾール−2 −イル)−1,1′−ビフェニルから製造した。工程E : 3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−(チアゾール−2− イル)[1,1′−ビフェニル]−4−イル] メチル]−1−1−ベンザゼピン−3(R) −イル]−ブタンアミド 実施例2、工程Eに記載の手順によって3−t−ブトキシカルボニルアミノ− 3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベ ンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド(実施例1、工程I)及び4−ブ ロモメチル−2′−(チアゾール−2−イル)−1,1′−ビフェニルから製造 した。工程F : トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル− −[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−[[2′−(チアゾール−2−イル) [1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル] −ブタンアミド 実施例2、工程Fに記載の手順によって、工程Eで得た中間体から製造した。 FAB−MS:C313242Sに対する計算値524;実測値525(M+1 )。1HNMR(400MHz、CD3OD):1.34(s、3H)、1.38 (s、3H)、2.11(m、1H)、2.32(m、1H)、2.52(dd 、2H)、2.57(m、2H)、4.39(dd、1H)、4.87(d、1 H)、5.38(d、1H)、7.08(d、2H)、7.20(d、2H)、 7.27(m、2H)、7.36(m、4H)、7.47(m、1H)、7.5 2(m、1H)、7.70(d、1H)、7.80(dd、1H)。 実施例4 トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒド ロ−2−オキソ−1−[[2′−(1 −ピラゾール−3−イル)[1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド工程A : 4−メチル−2′−アセチル−1,1′−ビフ ェニル 190mLのジメチルホルムアミド中の13.25g(66ミリモル)の2− ブロモアセトフェノン及び22.8g(89ミリモル)の4−メチルフェニルト リメチルスタナンの強く撹拌した溶液を窒素雰囲気下で8.64g(12ミリモ ル)の塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)で処理し、生じた 混合物を6時間150℃で加熱した。反応混合物を冷却し、水(1000mL) に注入し、生じた懸濁液をエチルエーテルで抽出した。合わせた抽出物を水(4 ×)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥して真空下で蒸発した。残留物をシリ カゲル上で分取高速液体クロマトグラフィーによって、ヘキサン/酢酸エチル( 10:1)で溶離して精製し、9.8g(47ミリモル、71%)の生成物を油 として得た。EI−MS:C1514Oに対する計算値210;実測値210(M +)。1H NMR(200MHz、CDCl3):1.98 (s、3H)、2.37(s、3H)、7.20(s、4H)、7.3〜7.5 (m、4H)。工程B : 4−メチル−2′−[3−ヒドロキシプロペノ イル]−1,1′−ビフェニル、ナトリウム塩 25mLのエーテル中の133mg(5.78ミリモル)の微細に切断したナ トリウム片の急速に撹拌した懸濁液を、1.5mLのギ酸エチルに溶解した1. 05g(5.0ミリモル)の4−メチル−2′−アセチル−1,1′−ビフェニ ルの溶液で滴下処理した。約25%の溶液を添加後、激しい反応が発生した。添 加速度は反応を減速させるように調整した。添加が完了したら、反応混合物を更 に1時間撹拌した。反応混合物をろ過し、ケークをエーテル(4×)で洗浄して 1.34gの粗な生成物を得て、それを次の工程で精製せずに使用した。工程C : 4−メチル−2′−[1H−ピラゾール−3− イル]−1,1′−ビフェニル 7mLのエタノール及び3mLの水に溶解した、工程Bで得た600mg(2 .3ミリモル)の粗な中間体の溶液を243mg(2.3ミリモル)の炭酸ナト リウムの水溶液1mLで処理した。反応混合物を315mg(4.6ミ リモル)の塩酸ヒドラジンで処理し、次いで還流で30分間加熱した。反応混合 物を真空下で部分的に濃縮し、次いで70mLの水で希釈した。生じた混合物を エーテルで数回抽出した。合わせた抽出物を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で 乾燥し、ろ過して真空下で蒸発した。残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィ ーによって、ヘキサン/酢酸エチル(2:1)で溶離して精製し、458mg( 1.96ミリモル、85%)の生成物を得た。FAB−MS:C16142に対 する計算値234;実測値233(M−1)。1H NMR(200MHz、CD Cl3):2.40(s、3H)、6.16(d、1H)、7.28(m、8H )、7.64(dd、1H)。工程D : 4−メチル−2′−[(2−トリフェニルメチ ル)ピラゾール−3−イル]−1,1′−ビフ ェニル及び 4−メチル−2′−[(1−トリフェニルメチ ル)ピラゾール−3−イル]−1,1′−ビフ ェニル 6.8mLの乾燥ジメチルホルムアミド中の、工程Cで得た1.01g(4. 32ミリモル)の中間体の溶液を 60%の水素化ナトリウムの油分散液184mg(110mgNaH、4.5ミ リモル、1.07当量)で処理した。室温で30分間撹拌後、反応混合物を1. 29g(4.62ミリモル)の塩化トリフェニルメチルで処理した。室温で2時 間撹拌後、反応混合物を100mLの水に注入し、生じた懸濁液をエーテルで数 回抽出した。合わせた抽出物を水(4×)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥 し、ろ過して真空下で蒸発した。残留物を分取薄層クロマトグラフィーによって 、ヘキサン/酢酸エチル(5:1)で何度か溶離して精製し、より速く溶離する 40mgの少量の異性体の4−メチル−2′−[(2−トリフェニルメチル)ピ ラゾール−3−イル]−1,1′−ビフェニル(200MHz、CDCl3):2 .34(s、3H)、6.38(d、1H)、7.20(m、23H)、7.5 0(dd、1H)、より遅く溶離する多量成分の4−メチル−2′−[(1−ト リフェニルメチル)ピラゾール−3−イル]−1,1′−ビフェニル(200M Hz、CDCl3):2.38(s、3H)、5.68(d、1H)、7.20( m、23H)、7.68(dd、1H)を得た。工程E : 4−ブロモメチル−2′−[(1−トリフェニ ルメチル)ピラゾール−3−イル]−1,1′ −ビフェニル 実施例2の工程Dに記載した手順によって4−メチル−2′−[(1−トリフ ェニルメチル)ピラゾール−3−イル]−1,1′−ビフェニルから製造した。1 H NMR(200MHz、CDCl3):4.40(s、2H)、5.70( d、1H)、7.20(m、23H)、7.62(dd、1H)。工程F : 3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−[(1−トリフェニ ルメチル)ピラゾール−3−イル][1,1′ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1− 1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタン アミド 実施例2の工程Eに記載の手順によって3−t−ブトキシカルボニルアミノ− 3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベ ンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド(実施例1、工程I)及び4−ブ ロモメチル−2′−[(1−トリフェニルメチル) ピラゾール−3−イル]−1,1′−ビフェニルから製造した。工程G : トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル− −[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−[[2′−(1−ピラゾール−3− イル)[1,1′−ビフェニル]−4−イル] メチル]−1−1−ベンザゼピン−3(R) −イル]−ブタンアミド 実施例2の工程Fに記載の手順によって、工程Fで得た中間体から表題化合物 を製造した。FAB−MS:C313352に対する計算値507;実測値50 8(M+1)。1H NMR(400MHz、CD3OD):1.35(s、3H )、1.38(s、3H)、2.10(m、1H)、2.30(m、1H)、4 .38(dd、1H)、4.82(d、1H)、5.32(d、1H)、5,5 5(br s、1H)、7.06(d、1H)、7.15(d、1H)、7.2 4(m、1H)、7.38(m、10H)、7.68(dd、1H)。 実施例5 ジ(トリフルオロ酢酸)3−アミノ−3−メチル−− [2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′−(1−イミダ ゾール−4−イル)[1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1H−1 −ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド工程A : 4−メチル−2′−ブロモアセチル−1,1′ −ビフェニル 10mLの氷酢酸中の2.06g(9.79ミリモル)の4′−メチル−2− アセチル−1,1′−ビフェニル(実施例4、工程A)の溶液を、3.0mLの 氷酢酸に溶解した臭素(1.722g)1.07ミリモル)の溶液で滴下処理し た。臭素/酢酸試薬の最初の数滴を入れて30℃で反応混合物を加熱するこによ って反応を開始した後、臭素溶液の残りを25〜30℃で滴下添加した。臭素が 完全に消費されるまで(約2時間)反応混合物を室温で撹拌した。反応混合物を 150mLのヘキサンで希釈し、次いで水(3×50mL)で洗浄した。有機層 を除去し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、真空下で蒸発して2.92g の油を得て、それを精製せずに次の工程で使用した。1H NMR(粗な生成物 )(200MHz、CDCl3):2.38(s、3H)、3.66(s、2H) 、7.2 1(s、4H)、7.3〜7.6(m、4H)。工程B : 4−メチル−2′−(1H−イミダゾール−4 −イル)−1,1′−ビフェニル 10mLのホルムアミド中の1.0g(3.5ミリモル)の4−メチル−2′ −ブロモアセチル−1,1′−ビフェニル及び1.86gの酢酸ホルムアミジン の強く撹拌した溶液を150℃で6時間加熱した。反応混合物を冷却し、100 mLの水に注入し、生じた混合物を数回エーテルで抽出した。合わせた抽出物を 水(3×)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過して真空下で蒸発した 。残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィーによって、ヘキサン/酢酸エチル (1:1)で溶離して精製し、200mg(0.86ミリモル、24%)の生成 物を得た。FAB−MS(Liスパイク):C16142に対する計算値234 ;実測値241(M+Li)。1H NMR(200MHz、CDCl3):2. 34(s、3H)、6.61(s、1H)、7.10(m、4H)、7.30( m、3H)、7.48(s、1H)、7.68(dd、1H)。工程C : 4−メチル−2′−[1−(トリフェニルメチ ル)イミダゾール−4−イル]−1,1′−ビ フェニル 2mLの乾燥ジメチルホルムアミド中の、工程Bで得た474mg(2.03 ミリモル)の中間体の溶液を60%の水素化ナトリウム油分散液25mg(15 mg NaH、0.63ミリモル)で処理した。室温で30分間撹拌後、反応混 合物を160mg(0.575ミリモル)の塩化トリフェニルメチルで処理した 。室温で2時間撹拌後、反応混合物を100mLの水に注入し、生じた懸濁液を エーテルで数回抽出した。合わせた抽出物を水(4×)で洗浄し、硫酸マグネシ ウム上で乾燥し、ろ過して真空下で蒸発した。残留物を分取薄層クロマトグラフ ィーによって、ヘキサン/酢酸エチル(2:1)で何度か溶離して精製し、11 0mg(0.23ミリモル、11%)の生成物を得た。FAB−MS(Liスパ イク):C35282に対する計算値476;実測値483(M+Li)。1H NMR(200MHz、CDCl3):2.32(s、3H)、5.85(d、1 H)、7.02(m、10H)、7.73(m、15H)。工程D : 4−ブロモメチル−2′−[1−(トリフェニ ルメチル)イミダゾール−4−イル]−1,1 ′−ビフェニル 実施例2の工程Dに記載した手順によって4−メチル−2′−[(1−トリフ ェニルメチル)イミダゾール−4−イル]−1,1′−ビフェニルから製造した 。1H NMR(200MHz、CDCl3):4.2(s、2H)、5.92( d、1H)、6.92(m、6H)、7.25(m、18H)、8.01(d、 1H)。工程E : 3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−[(1−トリフェニ ルメチル)イミダゾール−4−イル][1,1 ′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタ ンアミド 実施例2の工程Eに記載の手順によって3−t−ブトキシカルボニルアミノ− 3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベ ンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド(実施例1、工程I)及び4−ブ ロモメチル−2′−[(1−トリフェニルメチル)イミダゾール−4−イル]− 1,1′−ビフェニルから製 造した。工程F : ジ(トリフルオロ酢酸)3−アミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−(1−イミダゾー ル−4−イル)[1,1′−ビフェニル]−4 −イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン− 3(R)−イル]−ブタンアミド 実施例2の工程Fに記載の手順によって、工程Eで得た中間体から表題化合物 を製造した。FAB−MS(Liスパイク):C313352に対する計算値5 07;実測値514(M+Li)。1H NMR(400MHz、CD3OD): 1.34(s、3H)、1.38(s、3H)、2.10(m、1H)、3.3 2(m、1H)、2.52(dd、2H)、2.57(m、2H)、4.38( dd、1H)、4.84(d、1H)、5.33(d、1H)、6,91(br s、1H)、7.11(d、2H)、7.21(d、4H)、7.39(m、 3H)、7.51(m、3H)、8.86(brs、1H)。 実施例6 トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル−−[2,3, 4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′−(1−1,2,3,−ト リアゾール−4−イル)[1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1H −1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド工程A : 4−メチル−2′−ニトロ−1,1′−ビフェ ニル 5の水酸化ナトリウム(170mL)、水(57mL)、イソプロパノール (215mL)及びベンゼン(1080mL)の混合液中の4−トリル−ホウ酸 (34mg、0.25モル)及び2−ブロモ−1−ニトロベンゼン(34mg、 0.168モル)の強く撹拌した混合物を窒素雰囲気下で(テトラキス)トリフ ェニルホスフィンパラジウム(0)(11.9g)で処理した。撹拌した二層( bilayer)の反応混合物を還流で3時間撹拌した。冷却した反応混合物を セライトを通してろ過し、フィルターケークを新たなベンゼンで洗浄した。有機 層を分離し、水(3×)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥してろ過した。ろ 液を真空下で蒸発し、残留物(46.1g)をシリカゲル上で分取高速液体クロ マトグラフィーによって、ヘキサン/酢酸エチル(20:1)で溶離して精製し 、28.0 5gの生成物を得た。EI−MS:C1311NO2に対する計算値213;実測 値213(M+)。1H NMR(400MHz、CDCl3):2.38(s、 3H)、7.20(m、4H)、7.43(m、2H)、7.59(t、1H) 、7.8(d、1H)。工程B : 4−メチル−2′−アミノ−1,1′−ビフェ ニル 5%のカーボン担持パラジウム900mgを含む160mLのメタノール中の 15g(70ミリモル)の溶液に40psiで1.5時間水素添加した。反応混 合物をセライトを通してろ過し、ろ液を真空下で蒸発して11.94g(65. 2ミリモル、93%)の生成物を得た。FAB−MS:C1313Nに対する計算 値183;実測値184(M+1)。工程C : 4−メチル−2′−ヨード−1,1′−ビフェ ニル 15mLの濃塩酸を含む135mLの水中の10.0g(54.6ミリモル) の4−メチル−2′−アミノ−1,1′−ビフェニルの懸濁液を−5℃に冷却し 、温度を0℃以下に維持しながら9.24mLの水中の3.94g(5 7.1ミリモル)の亜硝酸ナトリウムの溶液で滴下処理した。添加が完了したら 、反応混合物を更に10分間撹拌した。80mLの水に溶解した29.6g(1 78ミリモル)のヨウ化カリウム及び643mg(2.5ミリモル)のヨウ素の 強く撹拌した溶液に反応混合物をゆっくり注入した。添加が完了したら、反応混 合物を35℃にゆっくり加温し、更に25分間撹拌した。反応混合物を冷却し、 エチルエーテルで抽出した。合わせた抽出物を10%のチオ硫酸ナトリウム水( 3×)、飽和重炭酸ナトリウム水(1×)及び水(1×)で洗浄した。抽出物を 硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、真空下で蒸発して14gの粗な生成物を 得た。生成物をシリカゲル上でクロマトグラフィーによって、ヘキサンで溶離し て精製し、9.34g(31.8ミリモル、58%)の生成物を得た。FAB− MS:C1311Iに対する計算値294;実測値295(M+1)。1HNMR (200MHz、CDCl3):2.42(s、3H)、7.14(dt、1H) 、7.32(m、5H)、7.95(dd、1H)。工程D : 4−メチル−2′−トリメチルシリルエチニル −1,1′−ビフェニル 234mgのヨウ化第一銅を含む、5.2g(17.7ミリモル)の4−メチ ル−2′−ヨード−1,1′−ビフェニル、77mLのトリエチルアミン及び3 .1mL(22ミリモル)のトリメチルシリルアセチレンの懸濁液を470mg の塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)で処理した。室温で1 6時間撹拌した後、反応混合物を真空下で蒸発した。残留物をエーテルで磨砕し てろ過した。ケークをエーテル(2×)で洗浄した。合わせたエーテル溶液を真 空下で蒸発して5.23gの粗な生成物を得た。FAB−MS:C1820Siに 対する計算値264;実測値264。1H NMR(200MHz、CDCl3) :0.14(s、9H)、2.40(s、3H)、7.24(m、3H)、7. 39(m、2H)、7.58(m、3H)。工程E : 4−メチル−2′−エチニル−1,1′−ビフ ェニル 60mLのメタノール中の5.23g(19.8ミリモル)の4−メチル−2 ′−トリメチルシリルエチニル−1,1′−ビフェニルの溶液を1.25の水 酸化ナトリウム水6mLで処理した。反応混合物を30分間室温で撹拌し、 真空下で蒸発した。残留物をエーテルで抽出した。合わせたエーテル抽出物を水 で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥して真空下で蒸発した。残留物をシリカゲ ル上でクロマトグラフィーによって、ヘキサンで溶離して精製し、2.52g( 13.1ミリモル、66%)の生成物を得た。FAB−MS:C1512に対する 計算値192;実測値191(M−1)。1H NMR(200MHz、CDCl3 ):2.40(s、3H)、5.26(s、1H)、7.3(m、8H)。工程F : 4−メチル−2′−(1H−1,2,3,−ト リアゾール−4−イル)−1,1′−ビフェニ ル 18mLのアジ化トリメチルシリル中の2.52g(13.1ミリモル)の4 −メチル−2′−エチニル−1,1′−ビフェニルの溶液を、窒素雰囲気下で1 20℃で72時間加熱した。大気圧で蒸留によって量を減らした。残留物を塩化 メチレンに溶解した。有機層を水(3×)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥 し、ろ過し、真空下で蒸発して3.1gの粗な生成物を得て、それをシリカゲル 上で、ヘキサン/酢酸エチル(3:1)で溶離して精製し、 1.35g(5.77ミリモル、44%)の生成物を得た。FAB−MS:C15133に対する計算値235;実測値237。1H NMR(400MHz、C DCl3):2.38(s、3H)、7.0(s、1H)、7.20(dd、4 H)、7.40(m、3H)、7.80(dd、1H)。工程G : 4−メチル−2′−(1−トリフェニルメチル −1,2,3−トリアゾール−4−イル)−1, 1′−ビフェニル及び4−メチル−2′−(3 −トリフェニルメチル−1,2,3−トリアゾ ール−4−イル)−1,1′−ビフェニル 実施例4の工程Dに記載の手順によって4−メチル−2′−(1−1,2, 3−トリアゾール−4−イル)−1,1′−ビフェニルから製造した。速く移動 し、極性の小さい異性体:1H NMR(200MHz、CDCl3):2.35 (s、3H)、6.95(s、1H)、7.70(m、9H)、7.37(m、 9H)、7.74(dt、1H)。 極性の大きい、ゆっくり移動する異性体:1H NMR(200MHz、CDC l3):2.30(s、3H)、 6.43(s、1H)、7.0(m、9H)、7.32(m、9H)、8.15 (dd、1H)。実施例H : 4−ブロモメチル−2′−(1−トリフェニ ルメチル−1,2, 3 −トリアゾール−4− イル)−1,1′−ビフェニル及び4−ブロ モメチル−2′−(2−トリフェニルメチル −1,2,3−トリアゾール−4−イル)− 1,1′−ビフェニル 実施例2の工程Dに記載の手順によって4−メチル−2′−(1−トリフェニ ルメチル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−1,1′−ビフェニル及び 4−メチル−2′−(2−トリフェニルメチル−1,2,3−トリアゾール−4 −イル)−1,1′−ビフェニルから製造した。工程I : 3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−(−トリフェニル メチル−1,2,3−トリアゾール−4−イル) [1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル] −ブタンアミド 実施例2の工程Eに記載の手順によって3−t−ブトキシカルボニルアミノ− 3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベ ンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド(実施例1、工程I)、4−ブロ モメチル−2′−(1−トリフェニルメチル−1,2,3−トリアゾール−4− イル)−1,1′−ビフェニル及び4−ブロモメチル−2′−(2−トリフェニ ルメチル−1,2,3,−トリアゾール−4−イル)−1,1′−ビフェニルか ら製造した。工程J : トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル− −[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−[[2′−(1−1,2,3−トリ アゾール−4−イル)[1,1′−ビフェニル] −4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピ ン−3(R)−イル]−ブタンアミド 実施例2の工程Fに記載の手順によって、工程Iで得た中間体から表題化合物 製造した。FAB−MS:C303262に対する計算値508;実測値509 (M+H)。1H NMR(400MHz、CD3OD):1.38(s、3H) 、1.44(s、3H)、2.18(m、1 H)、2.38(m、1H)、2.59(dd、2H)、2.63(m、2H) 、4.44(dd、1H)、4.92(d、1H)、5.39(d、1H)、6 .82(s、1H)、7.20(dd、4H)、7.30(m、1H)、7.4 (m、4H)、7.5(m、2H)、7.79(m、1H)。 実施例7 トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒド ロ−2−オキソ−1′−[[2′−(1−1,2,4−トリアゾール−3−イ ル)[1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン −3(R)−イル]−ブタンアミド工程A : 4−メチル−2′−シアノ−1,1′−ビフェ ニル 50mLの乾燥ジメチルホルムアミド中の2.0g(11ミリモル)の2−ブ ロモベンゾニトリル、2.93g(11.5ミリモル)の4−メチルフェニルト リメチルスタナン及び0.39g(0.55ミリモル)の塩化ビス−トリフェニ ルホスフィンパラジウム(II)の溶液を窒素下、100℃で5.5時間加熱した 。反応物を室温に冷却した。 反応物を150mLの水に注入し、エーテル(3×150mL)で抽出した。合 わせたエーテル抽出物を水(4×100mL)及びブライン(100mL)で洗 浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、溶剤を真空下で除去した。シリカ ゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって、ヘキサン/エーテル(85: 15)で溶離して精製して、約10%の2−メチルベンゾニトリルで汚染された 1.69g(80%)の生成物を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3 ):2.40(s、3H)、7.27(d、7Hz、2H)、7.30〜7.6 5(m、5H)、7.72(d、6Hz、1H)。FAB−MS:C1411Nに 対する計算値193;実測値193(M+、100%)。工程B : 4−メチル−2′−チオカルボキサミド−1, 1′−ビフェニル 冷却した、ステンレス鋼の容器に2.5g(13ミリモル)の4メチル−2′ −シアノ−1,1′−ビフェニル、25mLのピリジン、25mLのトリエチル アミン及び9.6gの硫化水素を装填し、次いで密封してロッキングオートクレ ーブの中で90℃で12時間加熱した。反応容器を 冷却し、ガス抜きして内容物を水に注入した。混合物をエーテルで数回抽出した 。合わせた抽出物を水(5×)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し て真空下で蒸発した。残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィーによって、ヘ キサン/酢酸エチル(3:1)で溶離して精製し、1.88g(8.28ミリモ ル、64%)の生成物を得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):2. 4(s、3H)、6.48(br s、2H)、7.3(m、7H)、7.9( dd、1H)。工程C : 4−メチル−2′−イソチオカルボキシミノ− 1,1′−ビフェニル,メチオダイド 8mLのエチルエーテル中の200mg(0.88ミリモル)の4メチル−2 ′−チオカルボキサミド−1,1′−ビフェニルの溶液を0.40mL(6.4 ミリモル)のヨードメタンで処理した。室温で24時間撹拌した後、反応混合物 をろ過した。沈殿物をエーテル(3×)で洗浄し、真空下で乾燥して270mg (0.73ミリモル、83%)の生成物を得た。1H NMR(200MHz、C DCl3):2.42(s、3H)、2.9(s、3H)、7.27(s、4H )、7.5(m、2H)、7.65(t、 2H)。工程D: 4−メチル−2′−(1−1,2,4−トリ アゾール−3−イル)−1,1′−ビフェニル 2.5mLの乾燥ジメチルホルムアミドに溶解した、工程Cで得た250mg (0.68ミリモル)の中間体の撹拌した溶液を窒素雰囲気下で81mg(1. 4ミリモル)のギ酸ヒドラジド(formic hydrazide)で処理し た。反応物を室温で16時間撹拌し、次いで90℃で4時間加熱した。冷却した 反応混合物を水に注入し、エーテルで抽出した。合わせた抽出物を水(4×)で 洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、真空下で蒸発して85mg(0 .36ミリモル、53%)の粗な生成物を得た。1H NMR(200MHz、C DCl3):2.40(s、3H)、7.15(d、2H)、7.21(d、2 H)、7.34(m,1H)、7.44(m、2H)、8.05(s、1H)、 8.15(dd、1H)。工程E : 4−メチル−2′−(1−トリフェニルメチル −1,2,4−トリアゾール−3−イル)−1, 1′−ビフェニル 実施例4の工程Dに記載の手順によって4メチル−2′ −(1,2,4−トリアゾール−3−イル)−1,1′−ビフェニルから製造し た。工程F : 4−ブロモメチル−2′−(1−トリフェニル メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル) −1,1′−ビフェニル 実施例2の工程Dに記載の手順によって4−メチル−2′−(1−トリフェニ ルメチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−1,1′−ビフェニルから 製造した。工程G : 3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−(1−トリフェニル メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル) [1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル] −ブタンアミド 実施例2の工程Eに記載の手順によって3−t−ブトキシカルボニルアミノ− 3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベ ンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド(実施例1、工程I)及び4−ブ ロモメチル−2′−(1−トリフェニルメチル− 1,2,4−トリアゾール−3−イル)−1,1′−ビフェニルから製造した。工程H : トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル− −[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−[[2′−(1H−1,2,4−トリ アゾール−3−イル)[1,1′−ビフェニル] −4−イル]メチル]−1H−1−ベンザゼピ ン−3(R)−イル]−ブタンアミド 実施例2の工程Fに記載の手順によって、工程Gで得た中間体から表題化合物 を製造した。FAB−MS:C303262に対する計算値508;実測値50 9(M+H)。1H NMR(400MHz、CD3OD):1.34(s、3H )、1.39(s、3H)、2.1(m、1H)、2.3(m、1H)、2.5 2(dd、2H)、2.54(m、2H)、4.38(dd、1H)、4.86 (d、1H)、5.24(d、1H)、7.1(dd、4H)、7.22(m、 2H)、7.32(m、2H)、7.48(m、2H)、7.59(m、2H) 、8.20(s、1H)。 実施例8 トリフルオロ酢酸−[1−[[2′−[[(チアゾール−2−イル)アミノカ ルボニル]アミノ][1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−2,3, 4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル ]−3−アミノ−3−メチルブタンアミド工程A : 4−ブロモメチル−2′−ニトロ−1,1′− ビフェニル 実施例2の工程Dに記載の手順によって4−メチル−2′−ニトロ−1,1′ −ビフェニルから製造した。EI−MS:C1410BrNに対する計算値272 、274;実測値272、274(M+)。1H NMR(200MHz、CDC l3):4.53(s、2H)、7.2〜7.7(m、7H)、7.85(m、 1H)。工程B−[1−[[(2′−ニトロ)[1,1′− ビフェニル]−4−イル]メチル]−2,3, 4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1 −ベンザゼピン−3(R)−イル]−3−t− ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルブタン アミド 実施例2の工程Eに記載の手順によって4−ブロモメチル−2′−ニトロ−1 ,1′−ビフェニル及び3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−− [2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベンザゼピン−3( R)−イル]−ブタンアミド(実施例1、工程I)から製造した。FAB−MS :C333846に対する計算値586;実測値587(M+H)。1H NM R(400MHz、CDCl3):1.34(s、6H)、1.41(s、9H )、1.83(m、1H)、2.35〜2.70(m、5H)、4.50(m、 1H)、4.84(d、15Hz、1H)、5.23(d、15Hz、1H)、 5.27(s、1H)、6.64(d、7Hz、1H)、7.1〜7.6(m、 11H)、7.80(d、8Hz、1H)。工程C−[1−[[(2′−アミノ)[1,1′− ビフェニル]−4−イル]メチル]−2,3, 4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1 −ベンザゼピン−3(R)−イル]−3−t− ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルブタン アミド 5%のカーボン担持パラジウム0.9gを含む200mLのメタノール中の工 程Bで得た7.79g(13.23ミリモル)の中間体の溶液に40psiで水 素添加した。水素の吸収が完了したら、触媒をセライトを通してろ過によって除 去した。ろ液を真空下で濃縮して6.6g(11.9ミリモル、90%)の生成 物を得た。FAB−MS:C334044に対する計算値556;実測値557 (M+H)。1H NMR(400MHz、CDCl3):1.32(s、6H) 、1.39(s、9H)、1.87(m、1H)、2.51(dd、1H)、2 .59(m、1H)、4.51(m、1H)、4.89(d、1H)、5.15 (d、1H)、5.32(br s、1H)、6.71(d、1H)、6.81 (s、1H)、7.21(m、10H)。工程D−[1−[[(2′−イソシアナト)[1, 1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1 −1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−3− t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルブ タンアミド 40mLの塩化メチレン中の、工程Cで得た2.0g(3.6ミリモル)の中 間体及び2.0mLのトリエチルアミン(14ミリモル)の溶液を窒素雰囲気下 、−10℃に冷却し、2.12g(7.15ミリモル)のトリホスゲンで一回で 処理した。発熱が生じた。反応物を室温で1.5時間撹拌し、シリカ上で薄層ク ロマトグラフィーによって出発アミンが検出されなくなったらヘキサン/酢酸エ チル(1:1)で溶離した。反応混合物を40mLのヘキサンで希釈し、ろ過し た。ろ液を50gのシリカゲル上に通し、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶 離して1.65g(2.84ミリモル、79%)の生成物を得た。1HNMR( 400MHz、CDCl3):1.34(s、6H)、1.39(s、9H)、1 .84(m、1H)、2.40(m、1H)、2.49(dd、1H)、2.5 2(m、1H)、4.51(m、1H)、4.88(d、1H)、5.25(d 、1H)、5.34(br s、1H)、6.71(d、1H)、7.20(m 、12H)。工程E : トリフルオロ酢酸−[1−[[2′−[[ (チアゾール−2−イル)アミノカルボニル] アミノ][1,1′−ビフェニル]−4−イル] メチル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R) −イル]−3−アミノ−3−メチルブタンアミ ド 1mLの塩化メチレン中の、工程Dで得た116mg(0.20ミリモル)の 中間体の溶液を窒素雰囲気下で2−アミノチアゾール(40mg、0.363ミ リモル)で処理した。反応混合物を室温で2時間撹拌すると、薄層クロマトグラ フィー(ヘキサン/酢酸エチル;1:1)は出発イソシアネートを示さなかった 。反応混合物をトリフルオロ酢酸(0.5mL)で処理した。1時間後、反応混 合物を真空下で蒸発した。残留物をC8上で逆相中圧液体クロマトグラフィーに よって、メタノール/0.1%のトリフルオロ酢酸水(55:45)で溶離して 精製した。生成物を含む画分を合わせ、溶剤を真空下で除去し、残留物から凍結 乾燥によって水を除去し、110mgの不純な生成物を得た。不純な生成を更に シリカゲル上でクロマトグラフィーにかけ、塩化メチレン/メタノール/濃アン モニア水(9:1:0.1)で溶離して30mgの生成物を得て、それから凍結 乾燥によって水を除去して25mg(0.0 36ミリモル、18%)の表題化合物を白い固体として得た。FAB−MS:C323463Sに対する計算値582;実測値605(M+Na)。1H NM R(400MHz、CD3OD):1.22(s、3H)、1.26(s、3H) 、2.12(m、1H)、2.36(m、1H)、2.40(dd、2H)、2 .60(m、2H)、4.40(dd、1H)、5.06(d、1H)、5.2 0(d、1H)、6.98(d、1H)、7.28(m、13H)、7.88( d、1H)。 実施例9 トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒド ロ−2−オキソ−1−[[2′−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)ア ミノ][1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピ ン−3(R)−イル]−ブタンアミド工程A−[1−[[2′−[[(2−ヒドロキシエ チルアミノ)カルボニル]アミノ][1,1′ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−2,3, 4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1 −ベンザゼピン−3(R)−イル]−3−t− ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルブタン アミド 実施例6の工程Aに記載の手順によって−[1−[[(2′−イソシアナト )[1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−2,3,4,5−テトラヒ ドロ−2−オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−3−t−ブト キシカルボニルアミノ−3−メチルブタンアミド(実施例8、工程D)及びエタ ノールアミンから製造した。FAB−MS:C364556に対する計算値64 3;実測値666(M+Na)。1H NMR(400MHz、CDCl3):1 .29(s、3H)、1.31(s、3H)、1.38(s、9H)、1.90 (m、1H)、2.5(dd、2H)、2.58(m、2H)、2.7(m、1 H)、3.21(t、2H)、3.54(m、2H)、4.49(m、1H)、 4.88(d、1H)、5.10(d、1H)、6.81(d、1H)、7.2 1(m、11H)、7.74(d、1H)。工程B : 3−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−[(4,5−ジヒド ロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1′− ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1 −ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンア ド 8mLの塩化メチレンに溶解した、工程Aで得た500mg(0.78ミリモ ル)の中間体、0.125mLのトリエチルアミン及び50mg(0.41ミリ モル)の4−ジメチルアミノピリジンを含む溶液を窒素雰囲気下で0℃に冷却し 、0.070mLの塩化メタンスルホニルで滴下処理した。反応混合物を周囲温 度で1時間撹拌し、0.50mLの塩化メタンスルホニルを追加した。室温で更 に1時間撹拌した後、反応混合物を塩化メチレンで100mLに希釈した。有機 層を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過して真空下で蒸発した。残 留物をシリカゲル上でクロマトグラフィーによって、塩化メチレン/2−プロパ ノール(100:5)によって溶離して精製し、190mgの生成物を得た。F AB−MS:C364355に対する計算値625;実測値626(M+H)。1 HNMR(400MHz、CDCl3):1.33(s、3H)、1.34(s 、3H)、1.39(s、9H)、1. 87(m、1H)、2.48(dd、2H)、2.69(m、2H)、3.62 (m、2H)、4.15(dt、2H)、4.51(m、1H)、4.90(d 、1H)、5.20(d、1H)、6.69(d、1H)、7.20(m、12 H)。工程C : トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル− −[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−[[2′−[(4,5−ジヒドロ−2 −オキサゾリル)アミノ][1,1′−ビフェ ニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベン ザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド 実施例2の工程Fに記載した手順によって、工程Bで得た中間体から表題化合 物を製造した。FAB−MS:C313553に対する計算値525;実測値5 27。1H NMR(400MHz、CD3OD):1.34(s、3H)、1. 39(s、3H)、1.23(m、1H)、2.34(m、1H)、2.56( dd、2H)、2.64(m、2H)、4.39(dd、1H)、4.48(d 、1H)、5.44(d、1H)、7.35(m、12H)。 実施例10 ジ(トリフルオロ酢酸)3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3 −メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′− (1−イミダゾール−2−イル)[1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチ ル]−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド工程A : トリフルオロ酢酸3−アミノ−3−メチル− −[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル] −ブタンアミド 2mLの塩化メチレン中の150mg(0.40ミリモル)の3−t−ブトキ シカルボニルアミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2− オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド(実施例1 、工程I)の溶液に、0℃で2mLのトリフルオロ酢酸を添加し、混合物を室温 で1時間撹拌した。全ての揮発物を真空下で除去して130mg(0.33ミリ モル、84%)の生成物を得た。1H NMR(200MHz、CD3OD):1 .33(s、3H)、1.37(s、3H)、2.12(m、1H)、2.3〜 2.6(m、3 H)、2.6〜3.0(m、2H)、4.37(dd;8,12Hz;1H)、 7.02(d、8Hz、1H)、7.1〜7.3(m、3H)。FAB−MS: C152132に対する計算値275;実測値276(M+H、100%)。工程B : トリフルオロ酢酸3−[2(R)−ベンジルオ キシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1 −1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタ ンアミド 25mLの乾燥メタノール中の1.0g(2.57ミリモル)のトリフルオロ 酢酸3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミドの溶液に、3. 0gの乾燥3Aの粉末モレキュラーシーブ、次に5mLの乾燥メタノール中の( Hanessian とKloss,Tetrahedron Lett.19 85,26,1261〜1264の手順によってエチル−D−ラクテートから調 製した)2.5g(17ミリモル)の(R)−2−ベンジルオキシプロパナール の溶液を添加し た。トリフルオロ酢酸を添加することによって混合物のpHを6に慎重に調整し た。反応物を2時間室温で撹拌し、その時にテトラヒドロフラン中のシアノホウ 水素化ナトリウムの1.0の溶液15.4mL(15.4ミリモル)を注射器 (syringe)で添加した。反応物を72時間撹拌し、次いでセライトのパ ッドを通してろ過した。ろ液に5mLのトリフルオロ酢酸を添加し(シアン化水 素の発生に要注意)、生じた混合物を3時間撹拌した。溶剤を真空下で除去し、 透明な油を得て、それをC−8上で逆相中圧液体クロマトグラフィーによって、 メタノール/0.1%のトリフルオロ酢酸水(60:40)によって溶離して精 製し、1.27g(2.36ミリモル、92%)の生成物を白い固体として得た 。1H NMR(200MHz、CD3OD):1.31(d、6Hz、3H)、 1.40(s、3H)、1.43(s、3H)、2.17(m、1H)、2.3 0(m、1H)、2.6〜3.1(m、5H)、3.22(dd;3,12Hz ;1H)、3.86(m、1H)、4.48(dd;7,12Hz;1H)、4 .50(d、12Hz、1H)、4.70(d、12Hz、1H)、7.11( d、8Hz、1H)、7.15〜7.4 5(m、8H)。FAB−MS:C253333に対する計算値423;実測値 424(M+H、100%)。工程C :3−[(2(R)−ベンジルオキシプロピル] アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5− テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′− [1−(4−トルエンスルホニル)イミダゾー ル−2−イル][1,1′−ビフェニル]−4 −イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン− 3(R)−イル]−ブタンアミド 実施例1の工程Oに記載の手順によって、トリフルオロ酢酸3−[2(R)− ベンジルオキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラ ヒドロ−2−オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミ ド及び1−(4−トルエンスルホニル)−2−[4′−(メタンスルホニルオキ シメチル)−1,1′−ビフェン−2−イル]イミダゾール(実施例1、工程N )から製造した。このようにして得た粗な生成物を精製せずに次の工程で直接使 用した。工程D : ジ(トリフルオロ酢酸)3−[(2(R)−ベ ンジルオキシプロピル]アミノ−3−メチル− −[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2′−(1−イミダゾール− 2−イル)[1,1′−ビフェニル]−4−イ ル]メチル]−1−1−ベンザゼピン−3 (R)−イル]−ブタンアミド 0.5mLの塩化メチレン中の工程Cで得た50mg(0.06ミリモル)の 粗な中間体の溶液を25mgの1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物で処理 した。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで全ての揮発物を真空下で除去し、残 留物をC8上で逆相中圧液体クロマトグラフィーによって、メタノール/0.1 %のトリフルオロ酢酸水(60:40)で溶離して精製し、17mg(0.02 ミリモル、33%)の生成物を無色のガラス状物質として得た。FAB−MS: C414553に対する計算値655;実測値656(M+H、93%)。1H NMR(200MHz、CD3OD):1.26(d、6Hz、3H)、1.3 6(br s、6H)、2.11(m、1H)、2.25〜2.70(m、5H )、2.95(m、1H)、3.19(m、1H)、3.83(m、1H)、4 .44(m、2H)、4.67(d、12Hz、1H)、5.3 1(d、15Hz、1H)、7.04(d、8Hz、2H)、7.1〜7.8( m、17H)。工程E : ジ(トリフルオロ酢酸)3−[(2(R)−ヒ ドロキシプロピル]アミノ]−3−メチル− −[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−[[2′−(1−イミダゾール−2 −イル)[1,1′−ビフェニル]−4−イル] メチル]−1−1−ベンザゼピン−3(R) −イル]−ブタンアミド 2mLのメタノール中の工程Dで得た51mg(0.058ミリモル)の中間 体の溶液をトリフルオロ酢酸2滴で処理し、生じた混合物に周囲温度及び40p siで、20%のカーボン担持パラジウム50mg上で24時間水素添加した。 反応混合物をセライトを通してろ過し、ろ液を真空下で蒸発して乾燥した。残留 物をC8上で逆相中圧液体クロマトグラフィーによって、メタノール/0.1% のトリフルオロ酢酸水(50:50)で溶離して精製し、15mg(0.019 ミリモル、33%)の表題化合物を無色のガラス状物質として得た。FAB−M S:C343953に対する計算値565;実測値566(M+H、26 %)。1H NMR(200MHz、CD3OD):1.20(d、7Hz、3H )、1.34(s、3H)、1.37(s、3H)、2.12(m、1H)、2 .2〜2.6(m、5H)、2.80(dd;12,14Hz;1H)、3.1 0(dd;2,12Hz;1H)、3.93(m、1H)、4.36(dd;8 ,12Hz;1H)、5.35(d、15Hz、1H)、7.08(d、8Hz 、2H)、7.26(m、4H)、7.37(m、2H)、7.44〜7.90 (m、6H)。 実施例11 ジ(トリフルオロ酢酸)3−アミノ−3−メチル−N−[2,3,4,5−テト ラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′−[[(1−イミダゾール−4−イル) アセトアミド]メチル][1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド工程A : 2,2−ジメチルブタン二酸(Dimethy lbutanedioic acid)、4− メチルエステル 200mLの無水メタノールに溶解した2,2−ジメチ ル琥珀酸(20g)137ミリモル)を0℃で2mLの濃硫酸で滴下処理した。 添加が完了したら、混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。混合物を真空下 で50mLに濃縮し、200mLの飽和重炭酸ナトリウム水でゆっくり処理した 。混合物をヘキサン(3×)で洗浄し、水性層を除去し、氷浴で冷却した。6 のHClをゆっくり添加して混合物をpH2に酸性化し、次いでエーテル(8× )抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し 、ろ過し、溶剤を真空下で除去した。残留物を真空下、室温で乾燥し、14.7 g(91.8ミリモル、67%)の生成物を粘性の油として得て、それを静置す るとゆっくり固化した。1H NMR(200MHz、CDCl3):1.29( s、6H)、2.60(s、2H)、3.65(s、3H)。工程B : 3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−メ チルブタン酸、メチルエステル 150mLのベンゼン中の14.7g(91.8ミリモル)の2,2−ジメチ ルブタン二酸−4−メチルエステルに13mLのトリエチルアミン(9.4g、 93ミリモル)、次いで21.8mLのアジ化ジフェニルホスホリル(2 7.8g、101ミリモル)を添加した。混合物を窒素下、還流で45分間加熱 し、次いで19mL(19.9g、184ミリモル)のベンジルアルコールを添 加し、還流を16時間継続した。混合物を冷却、ろ過し、ろ液を真空下で最小量 に濃縮した。残留物を250mLの酢酸エチルに再び溶解し、水、飽和重炭酸ナ トリウム水(2×)及びブラインで洗浄した。有機層を除去し、硫酸マグネシウ ム上で乾燥し、ろ過してろ液を真空下で最小量に濃縮した。粗な生成物をシリカ 上で中圧液体クロマトグラフィーによって、ヘキサン/酢酸エチル(4:1)で 溶離して精製し、18.27g(68.9ミリモル、75%)の生成物を得た。1 H NMR(200MHz、CDCl3):1.40(s、6H)、2.69( s、2H)、3.63(s、3H)、5.05(s、2H)、5.22(br s、1H)、7.32(s、5H)。工程C : 3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−メ チルブタン酸 20mLのメタノール中の18.27g(68.9ミリモル)の3−ベンジル オキシカルボニルアミノ−3−メチルブタン酸メチルエステルの溶液を室温で2 のNaOH (102ミリモル)51mLで滴下処理した。混合物を室温で16時間撹拌し、 次いで分液漏斗に移し、ヘキサン(3×)で洗浄した。水性層を除去し、0℃に 冷却し、6のHClを滴下添加してpH2(pH紙)にゆっくり酸性化した。 この混合物をエーテル(6×)で抽出し、合わせた抽出物を1のHCl及びブ ラインで洗浄し、次いで硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、溶剤を真空下で 除去して17.26g(68.7ミリモル、99%)の生成物を得た。1H N MR(200MHz、CDCl3):1.42(s、6H)、2.77(s、2H )、5.06(s、2H)、5.2(br s、1H)、7.3(s、5H)。工程D : 3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−メ チル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ− 2−オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R) −イル]−ブタンアミド 実施例1の工程Iに記載の手順によって3−ベンジルオキシカルボニルアミノ −3−メチルブタン酸及び3(R)−アミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ− 1−1−ベンザゼピン−2−オン(実施例1、工程E)から製造した。 FAB−MS:C232734に対する計算値409;実測値410(M+H、 100%)。1H NMR(200MHz、CDCl3):1.38(s、3H) 、1.39(s、3H)、1.82(m、1H)、2.52(s、2H)、2. 5〜3.0(m、3H)、4.51(m、1H)、5.07(br s、2H) 、5.57(br s、1H)、6.68(d、7Hz、1H)、6.97(d 、8Hz、1H)、7.1〜7.4(m、8H)、7.61(br s、1H) 。工程E : 4−(t−ブチルジメチルシロキシメチル) フェニルホウ酸 9mLの乾燥テトラヒドロフラン中の(Nassal,Liebigs An n.Chem. 1983,1510〜1523によって調整された)1.8g( 5.97ミリモル)の4−ブロモベンジル−t−ブチルジメチルシリルエーテル の溶液に窒素雰囲気下、−78℃で、ヘキサン中のn−ブチルリチウムの1.6 の溶液4.1mL(6.57ミリモル)を注射器によって20分かけて滴下添 加した。生じた混合物を20分間撹拌し、次いで2.03mL(17.9ミリモ ル)の硼酸トリメチルを注射器で添加し た。反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いでゆっくりと室温に加温して 更に3時間撹拌した。次いで反応混合物を0℃に再冷却し、40mLの飽和塩化 アンモニウム水を添加して反応を停止した。沈殿した固体を最小量の水を添加し て溶解し、混合物を25分間撹拌した。溶液を分液漏斗に移してエーテル(3× 75mL)で抽出した。合わせたエーテル抽出物を飽和塩化ナトリウム水で洗浄 し、硫酸マグネシウム上で乾燥してろ過した。真空下で溶剤を除去して粗な生成 物を得てそれをシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン/ 酢酸エチル(55:45)で溶離して精製し、1.0g(63%)の生成物を白 い固体として得た。1H NMR(200MHz、CDCl3):0.10(s、 6H)、0.91(s、9H)、1.50(s、2H)、4.80(s、2H) 、7.43(d、8Hz、2H)、8.18(d、8Hz、2H)。工程F−(t−ブトキシカルボニル)−2−ブロモ ベンジルアミン 10mLの乾燥塩化メチレン中の1.0g(4.5ミリモル)の塩酸2−ブロ モベンジルアミンのスラリーに窒素雰囲気下で注射器によって1.4mL(9. 9ミリモル) のトリエチルアミンを添加した。生じた溶液に5分後に1.08g(4.94ミ リモル)のジ−t−ブチルジカーボネートを添加した。反応物を室温で1時間撹 拌し、次いで200mLの酢酸エチルで希釈した。溶液を飽和塩化アンモニウム 水、飽和重炭酸ナトリウム水及び飽和塩化ナトリウム水で洗浄し、硫酸マグネシ ウム上で乾燥してろ過した。溶剤を真空下で除去し油を得て、それをシリカゲル 上でカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン/酢酸エチル(9:1)で溶 離して精製し、1.29g(100%)の生成物を白い固体として得た。FAB −MS:C1216BrNO2に対する計算値285;実測値286(M+1)。1 H NMR(200MHz、CDCl3):1.41(s、9H)、4.37(d 、5Hz、2H)、5.00(s、1H)、7.10(m、1H)、7.25( m、1H)、7.35(m、1H)、7.40(d、6Hz、1H)。工程G : 2′−[(t−ブトキシカルボニルアミノ)メ チル]−4−[(t−ブチルジメチルシロキシ) メチル]−1,1′−ビフェニル 24mLの1,2−ジメトキシエタン中の1.0g(3. 8ミリモル)の4−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)フェニルホウ酸 (工程E)の溶液に、4mLの水、1.02g(5.37ミリモル)の水酸化バ リウム六水和物、1.02g(3.58ミリモル)の−(t−ブトキシカルボ ニル)−2−ブロモベンジルアミン(工程F)及び206mg(0.18ミリモ ル)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムを添加した。生じた混 合物を窒素下、80℃で2.5時間加熱し、次いで室温に冷却した。反応混合物 を40mLの飽和塩化アンモニウム水で希釈した。溶液を分液漏斗に移してエー テル(3×75mL)で抽出した。合わせたエーテル抽出物を飽和重炭酸ナトリ ウム水及び飽和塩化ナトリウム水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥してろ過 した。溶剤を真空下で除去して粗な生成物を得て、それをシリカゲル上でカラム クロマトグラフィーによって、ヘキサン/酢酸エチル(85:15)で溶離して 精製し、1.15g(75%)の生成物を透明な油として得た。FAB−MS: C2537NO3Siに対する計算値427;実測値314。1H NMR(200 MHz、CDCl3):0.10(s、6H)、0.92(s、9H)、1.40 (s、9H)、4.27(d、5 Hz、2H)、4.60(s、1H)、4.78(s、2H)、7.18〜7. 45(m、8H)。工程H : 2′−[(t−ブトキシカルボニルアミノ)メ チル]−1,1−ビフェニル−4−メタノール 2mLの乾燥テトラヒドロフラン中の150mg(0.35ミリモル)の2′ −[(t−ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−4−[(t−ブチルジメチル シロキシ)メチル]−1,1′−ビフェニル(工程G)の溶液に、窒素雰囲気下 で注射器によってテトラヒドロフラン中の1.0のフッ化テトラ−n−ブチル アンモニウムの溶液0.52mL(0.53ミリモル)を添加した。反応混合物 を1時間撹拌し、ついで100mLの酢酸エチルで希釈した。溶液を水(3×2 0mL)、次に飽和塩化ナトリウム水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥して ろ過した。溶剤を除去して油を得てそれをシリカゲル上でカラムクロマトグラフ ィーによって、ヘキサン/酢酸エチル(55:45)で溶離して精製し、101 mg(93%)の生成物を白い固体として得た。FAB−MS:C1923NO3 に対する計算値313;実測値314(M+H)。1H NMR(200MHz、 CDCl3):1.40(s、9H)、 2.50(s、2H)、4.20(s、2H)、4.70(s、2H)、7.1 8〜7.45(m、8H)。工程I : 2′−[(t−ブトキシカルボニルアミノ)メ チル]−1,1−ビフェニル−4−メタノール、 メタンスルホン酸エステル 1mLの乾燥塩化メチレン中の53mg(0.17ミリモル)の2′−[(t −ブトキシカルボニルアミノ)メチル]−1,1−ビフェニル−4−メタノール (工程H)の溶液に窒素雰囲気下、0℃で注射器によって0.035mL(0. 25ミリモル)のトリエチルアミン、次に0.016mL(0.20ミリモル) の塩化メタンスルホニルを添加した。反応混合物を2時間0℃で撹拌し、75m Lの塩化メチレンで希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム水及び飽和塩化ナトリウ ム水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥してろ過した。溶剤を真空下で除去して 61mg(97%)の生成物を白い固体として得てそれを更に精製せずに次の工 程で使用した。FAB−MS:C2025NO5Sに対する計算値391;実測値 392(M+H)。1H NMR(200MHz、CDCl3):1.38(s、 9H)、2.95(s、3H)、4.20(d、5Hz、2H)、 4.65(s、1H)、5.25(s、2H)、7.18〜7.50(m、8H )。工程J : 3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−メ チル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ− 2−オキソ−1−[[2′−[(t−ブトキシ カルボニルアミノ)メチル][1,1′−ビフ ェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベ ンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド 0.5mLの乾燥ジメチルホルムアミド中の60mg(0.15ミリモル)の 3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタン アミド(工程D)の溶液に窒素下で60%の水素化ナトリウムの油分散液6.4 mg(0.16ミリモル)を添加した。15分間撹拌後、0.5mLのジメチル ホルムアミド中の60mg(0.15ミリモル)の2′−[(t−ブトキシカル ボニルアミノ)メチル]−1,1−ビフェニル−4−メタノール、メタンスルホ ン酸エステル(工程I)の溶液をカニューレによって添加した。初めにメタンス ルホン酸エステルを含んでいたフラスコを0.5 mLのジメチルホルムアミドで水洗し、それを反応混合物に添加した。室温で2 時間撹拌後、反応混合物を75mLの酢酸エチルで希釈し、20mLの水及び2 0mLの飽和塩化ナトリウム水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥 し、ろ過して溶剤を真空下で除去した。残留物をシリカゲル上でフラッシュクロ マトグラフィーによって、酢酸エチル/ヘキサン(60:40)で溶離して精製 し、89mg(86%)の生成物を白い泡状物質として得た。FAB−MS:C424846に対する計算値704;実測値705(M+H)。1H NMR( 200MHz、CDCl3):1.31(s、3H)、1.32(s、3H)、1 .37(s、9H)、1.76(m、1H)、2.30〜2.62(m、5H) 、4.15(d、5Hz、2H)、4.40〜4.60(m、2H)、4.85 (d、14Hz、1H)、4.95(d、10Hz、1H)、5.04(d、1 0Hz、1H)、5.18(d、14Hz、1H)、5.65(s、1H)、6 .70(d、6Hz、1H)、7.10〜7.42(m、17H)。工程K : トリフルオロ酢酸3−ベンジルオキシカルボニ ルアミノ−3−メチル−−[2,3,4,5 −テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′− (アミノメチル)[1,1′−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン −3(R)−イル]−ブタンアミド 2mLの乾燥塩化メチレン中の工程Jで得た89mg(0.13ミリモル)の 中間体の溶液に2滴のアニソール、次に2mLのトリフルオロ酢酸を添加した。 混合物を2時間室温で撹拌し、次いで溶剤を真空下で除去した。残留物を5mL の四塩化炭素に溶解し、溶剤を真空下で除去した。これを2回繰り返し、次いで 残留物を塩化メチレンに溶解し、溶剤を真空下で除去して100mg(>100 %)の生成物を(少量のアニソールを含む)白い泡状物質として得た。生じた粗 な生成物を更に精製せずに使用したが、C8上で逆相中圧液体クロマトグラフィ ーによって、メタノール/0.1%のトリフルオロ酢酸水(65:35)で溶離 し精製することができた。FAB−MS:C374044に対する計算値604 ;実測値605(M+H、80%)。1H NMR(200MHz、CD3OD) :1.40(s、6H)、2.04(m、1H)、2.31(m、2H)、2. 55(d、12Hz、1H)、2.62(m、 2H)、4.08(s、2H)、4.42(dd;8,12Hz;1H)、5. 01(d、12Hz、1H)、5.07(d、14Hz、1H)、5.10(d 、12Hz、1H)、5.15(d、14Hz、1H)、7.20〜7.60( m、17H)。工程L : 1−(2−トリメチルシリルエトキシ)メチル −1−イミダゾール−4−酢酸、エチルエス テル及び3−(2−トリメチルシリルエトキシ) メチル−1−イミダゾール−4−酢酸、エチ ルエステル 5mLの乾燥テトラヒドロフラン中の(Bashkin et al;J.O rg.Chem.1990,55,5125〜5132の手順によって調製され た)383mg(2.48ミリモル)の1−イミダゾール−4−酢酸エチルエ ステルの溶液に窒素雰囲気下で60%の水素化ナトリウム/油分散液109mg (2.73ミリモル)を添加した。生じた混合物を30分間撹拌し、その時に0 .53mL(3.0ミリモル)の塩化2−トリメチルシリルエトキシメチルを注 射器で滴下添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、次いで150mLの酢 酸エチルで希釈し た。溶液を飽和重炭酸ナトリウム水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ 過して溶剤を真空下で除去した。生じた物質をシリカゲル上でカラムクロマトグ ラフィーによって、クロロホルム/メタノール中の10%の濃アンモニア水(9 6:4)で溶離して精製し、342mg(48%)の生成物を、N−1:N−3 イミダゾール位置異性体(regioisomers)が1.5:1の比の無色 の油として得た。FAB−MS:C132423Si対する計算値284;実測 値285(M+H、100%)。1HNMR(200MHz、CDCl3):0. 00(s、18H)、0.90(m、4H)、1.25(t、7Hz、6H)、 3.45(m、4H)、3.65(s、2H)、3.70(s、2H)、4.1 5(m、4H)、5.20(s、2H)、5.35(s、2H)、7.00(s 、1H)、7.02(s、1H)、7.65(s、1H)、7.97(s、1H )。工程M : 1−(2−トリメチルシリルエトキシ)メチル −1−イミダゾール−4−酢酸、リチウム塩 及び3−(2−トリメチルシリルエトキシ)メ チル−1−イミダゾール−4−酢酸、リチウ ム塩 2mLのテトラヒドロフラン/水(3:1)の中の、工程Lで得た中間体の混 合物312mg(1.10ミリモル)の溶液に48mg(1.2ミリモル)の水 酸化リチウム一水和物を添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、次いで溶剤 を真空下で除去した。ベンゼン(3×5mL)と共沸することによって過剰な水 を除去し、生じた固体を一晩真空下で乾燥し、288mg(100%)の生成物 を白い固体として得た。FAB−MS(Liスパイク):C1119LiN23S iに対する計算値262;実測値269(M+Li、100%)。1H NMR (200MHz、D2O):−0.1(s、18H)、0.85(t、8Hz、4 H)、3.37(s、2H)、3.52(s、2H)、3.55(m、4H)、 4.15(m、4H)、5.28(s、2H)、5.30(s、2H)、6.8 0(s、1H)、7.00(s、1H)、7.67(s、1H)、7.70(s 、1H)。工程N : 3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−メ チル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ− 2−オキソ−1−[[2′−[[[[1−(2 −トリメチルシリルエトキシ)メチル]イミダ ゾール−4−イル]アセトアミド]メチル] [1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル] −ブタンアミド及び3−ベンジルオキシカルボ ニルアミノ−3−メチル−−[2,3,4, 5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′ −[[[[3−(2−トリメチルシリルエトキ シ)メチル]イミダゾール−4−イル]アセト アミド]メチル][1,1′−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン −3(R)−イル]−ブタンアミド 1.0mLの乾燥塩化メチレン中の工程Mで得た中間体の混合物25mg(0 .094ミリモル)のスラリーに窒素下、室温で0.013mL(0.17ミリ モル)のトリエチルアミン、次に44mg(0.10ミリモル)のヘキサフルオ ロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホス ホニウムを添加した。分離フラスコに、1.0mLの乾燥塩化メチレン中の45 mg(0.063ミリモル)のトリフルオロ酢酸3−ベンジル オキシカルボニルアミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ− 2−オキソ−1−[[2′−(アミノメチル)[1,1′−ビフェニル]−4− イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド( 工程K)を窒素下で入れた。この混合物に0.013mL(0.17ミリモル) のトリエチルアミンを添加した。15分後、アミン遊離塩基混合物をカニューレ によってカルボン酸リチウム塩混合物に添加した。アミン塩を始めに含んでいた フラスコを1.0mLの塩化メチレンで水洗し、生じた溶液を反応混合物に添加 した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応物を75mLの酢酸エチルで希 釈し、15mLの水、15mLの飽和重炭酸ナトリウム水及び飽和塩化ナトリウ ムで連続的に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、溶剤を真 空下で除去した。残留物をシリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィー によって、クロロホルム/メタノール中の10%の濃アンモニア水(95:5) で溶離して精製し、46mg(87%)の生成物を、N−1:N−3イミダゾー ル位置異性体が1.5:1の比の白い泡状物質として得た。FAB−MS:C485866Siに対する計算値84 2;実測値843(M+H、40%)。1H NMR(200MHz、CD3OD ):−0.07(s、9H)、−0.06(s、9H)、0.85(m、4H) 、1.32(s、12H)、1.92(m、2H)、2.25(m、2H)、2 .42〜2.68(m、8H)、3.40(s、2H)、3.48(m、4H) 、3.58(s、2H)、4.20(s,4H)、4.35(dd;6,12H z;2H)、4.92(dd;2,14Hz;2H)、4.96(d、12Hz 、2H)、5.05(d、12Hz、2H)、5.25(dd;2,14Hz; 2H)、5.29(s、2H)、5.32(s、2H)、6.83(s、1H) 、7.05(s、1H)、7.10〜7.40(m、34H)、7.69(d、 1Hz、1H)、7.71(d、1Hz、1H)。工程O : ジ(トリフルオロ酢酸)3−アミノ−3−メチ ル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2 −オキソ−1−[[2′−[[(1−イミダ ゾール−4−イル)アセトアミド]メチル] [1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル] −ブタンアミド 2mLのメタノール中の工程Nで得た中間体の混合物46mg(0.055ミ リモル)の溶液に、5mgの水酸化パラジウム触媒の上で、室温、1気圧で2時 間水素添加した。混合物をセライトを通してろ過し、溶剤を真空下で除去して4 0mgの白い固体を得た。 このようにして得た固体を1mLのエタノールに溶解し、5の塩酸水2mL で処理した。混合物を80℃で1時間加熱した。溶剤を真空下で除去し、生じた 物質をC8上で逆相中圧液体クロマトグラフィーによって、メタノール/0.1 %トリフルオロ酢酸水(55:45)で溶離して精製し、24mg(55%)の 表題化合物を白い固体として得た。FAB−MS:C343863に対する計算 値578;実測値579(M+H、100%)。1H NMR(200MHz、C D3OD):1.42(s、3H)、1.47(s、3H)、2.0〜2.4( m、2H)、2.47(d、14Hz、1H)、2.50〜2.70(m、3H )、3.65(s、2H)、4.25(s、2H)、4.40(dd;8,12 Hz;1H)、4.98(d、14Hz、1H)、5.22(d、14Hz、1 H)、7. 10〜7.45(m、12H)、8.78(d、1Hz、1H)。 実施例12 ジ(トリフルオロ酢酸)3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ− 3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′ −[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1′− ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル ]−ブタンアミド 15mLのメタノール中の、実施例11の工程Nで得た中間体の混合物513 mg(0.609ミリモル)の溶液を、52mgの水酸化パラジウム上で、室温 、1気圧で2時間水素添加した。混合物をセライトを通してろ過し、ろ液を真空 下で蒸発して乾燥し、白い固体を得た。 5mLの乾燥メタノール中の固体の溶液に、5mLの乾燥メタノール中の(H ertel,L.W.;Grossman,C.S.;Kroin,J.S.S yn.Comm.1991,21,151〜154によって調製し粗なまま使用 した)427mg(3.28ミリモル)のD−グリセルアルデヒドアセトニド( D−glyceralde hyde acetonide)の溶液を添加した。混合物のpHを氷酢酸(約 1滴)で6.5に慎重に調整した。この混合物に乾燥粉末の4Aモレキュラーシ ーブ2.5gを添加した。生じた混合物を4時間撹拌し、そのときにテトラヒド ロフラン中のシアノホウ水素化ナトリウムの1.0の溶液3.0mL(3.0 ミリモル)を注射器によっ添加した。反応物を20時間撹拌し、次いでセライト のパッドを通してろ過し、溶剤を真空下で除去した。 残留物を5mLのエタノールに溶解し、5の塩酸水5mLを慎重に滴下添加 した。生じた混合物を80℃で5時間加熱した。溶剤を真空下で除去し、残留物 を5mLのメタノールに溶解し、3mLのトリフルオロ酢酸で処理した。溶剤を 除去し、生じた粗な生成物をC8上で逆相中圧液体クロマトグラフィーによって 、メタノール/0.1%トリフルオロ酢酸水(50:50)で溶離して精製し、 293mg(55%)表題化合物を白い固体として得た。FAB−MS:C374465に対する計算値652;実測値653(M+H、40%)。1H NM R(200MHz、CD3OD):1.35(s、3H)、1.37(s、3H) 、2.0〜2.4(m、2H)、2.50〜2.72 (m、4H)、2.94(dd;9,12Hz;1H)、3.16(dd;3, 12Hz;1H)、3.52(m、2H)、3.66(s、2H)、3.80( m、1H)、4.28(s、2H)、4.38(dd;8,12Hz;1H)、 5.03(d、15Hz、1H)、5.13(d、15Hz、1H)、7.10 〜7.40(m、12H)、8.77(d、1.5Hz、1H)。 実施例13 ジ(トリフルオロ酢酸)3−[2(R)−ヒドロキシプロピル]アミノ−3−メ チル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′−[[ (1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1′−ビフェ ニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブ タンアミド工程A : 3−[2(R)−ベンジルオキシプロピル]ア ミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベンザゼ ピン−3(R)−イル]−ブタンアミド 40mLの塩化メチレン中の2.034g(3.788ミリモル)のトリフル オロ酢酸3−[2(R)−ベンジル オキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ− 2−オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタンアミド(実施 例10、工程B)の溶液に40mLの水を添加した。混合物を強く撹拌し、その 間固体の炭酸カリウムを十分に添加して水性層のpHを10〜11に調整した。 撹拌を停止し、層を分離した。有機層を除去し、水性層を塩化メチレンで更に2 回抽出した。合わせた抽出物を炭酸カリウム上で乾燥し、ろ過し、溶剤を真空下 で除去して1.53g(3.62ミリモル、95%)の生成物を白い固体として 得た。1H NMR(400MHz、DMSO−d6):1.04(s、3H)、 1.06(s、3H)、1.14(d、7Hz、3H)、1.90(m、1H) 、2.21(m、3H)、2.60(m、4H)、3.59(m、1H)、4. 23(m、1H)、4.45(d、10Hz、1H)、4.53(d、10Hz 、1H)、6.99(d、8Hz、1H)、7.12(t、8Hz、1H)、7 .20〜7.35(m、7H)、8.72(d、8Hz、1H)、9.79(s 、1H)。工程B : 3−[2(R)−ベンジルオキシプロピル]ア ミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′−[ (t−ブトキシカルボニルアミノ)メチル] [1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル] −ブタンアミド 5mLの乾燥ジメチルホルムアミド中の514mg(1.22ミリモル)の3 −[2(R)−ベンジルオキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2,3, 4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル ]−ブタンアミドの溶液に窒素下で60%水素化ナトリウム/油分散液53mg (1.34ミリモル)を添加した。15分間撹拌後、2mLの乾燥ジメチルホル ムアミド中の499mg(1.28ミリモル)の2′−[(t−ブトキシカルボ ニルアミノ)メチル]−1,1−ビフェニル−4−メタノール、メタンスルホン 酸エステル(実施例11、工程I)の溶液をカニューレで添加した。最初にメシ レート(mesylate)を含んでいたフラスコを1mLのジメチルホルムア ミドで洗浄し、それを反応混合物 に添加した。室温で2時間撹拌後、反応混合物を200mLの酢酸エチルで希釈 し、水(2×40mL)及び40mLの飽和塩化ナトリウム水で洗浄した。有機 層を取り出し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過して溶剤を真空下で除去した。 残留物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって、クロロホルム /メタノール中の10%の濃アンモニア水(94:6)で溶離して精製し、87 2mg(100%)の生成物を白い泡状物質として得た。FAB−MS:C445445に対する計算値718;実測値719(M+H、40%)。1H NM R(200MHz、CD3OD):1.11(s、3H)、1.12(s、3H) 、1.18(d、6Hz、3H)、1.39(s、9H)、1.80〜2.05 (m、1H)、2.15〜2.38(m、3H)、2.45〜2.70(m、4 H)、3.70(m、1H)、4.05(s、2H)、4.42(dd;5,1 1Hz;1H)、4.47(d、11Hz、1H)、4.60(d、11Hz、 1H)、4.93(d、15Hz、1H)、5.23(d、15Hz、1H)、 7.05〜7.40(m、17H)。工程C : 二塩酸3−[2(R)−ベンジルオキシプロピ ル]アミノ−3−メチル−−[2,3,4, 5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′ −(アミノメチル)[1,1’−ビフェニル] −4−イル]メチル]−1−1−ベンザゼピ ン−3(R)−イル]−ブタンアミド 5mLの乾燥塩化メチレン中の、工程Bで得た872mg(1.21ミリモル )の中間体の溶液に0.198mL(1.81ミリモル)のアニソール、次に5 mLのトリフルオロ酢酸を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、ついで全て の揮発物を真空下で除去した。残留物を5mLの四塩化炭素に溶解し、溶剤を真 空下で除去した。これを2回繰り返し、次いで残留物を塩化メチレンに溶解し、 溶剤を真空下で除去した。残留物を最少量のメタノールに溶解し、6の塩酸水 20mLで処理した。溶剤を真空下で除去した。これを更に2回繰り返し、次い で生じた固体を真空下で一晩、室温で乾燥して822mg(98%)の生成物を オフホワイトの固体として得た。FAB−MS:C394643に対する計算値 618;実測値619(M+H)100%)。1H NMR(200MHz、CD3 O D):1.20(d、6Hz、3H)、1.35(s、6H)、2.05〜2. 25(m、1H)、2.25〜2.48(m、1H)、2.55〜2.75(m 、4H)、2.92(dd;2,13Hz;1H)、3.19(dd;2,13 Hz;1H)、3.84(m,1H)、3.98(s、2H)、4.45(m、 2H)、4.62(d、11Hz、1H)、5.03(d,15Hz,1H)、 5.19(d、15Hz、1H)、7.10〜7.55(m、17H)。工程D : 3−[2(R)−ベンジルオキシプロピル]ア ミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−[[2′−[ [[[1−(2−トリメチルシリルエトキシ) メチル]イミダゾール−4−イル]アセトアミ ド]メチル][1,1′−ビフェニル]−4− イル]メチル]−1−1−ベンザゼピン−3 (R)−イル]−ブタンアミド及び3−[2 (R)−ベンジルオキシプロピル]アミノ−3 −メチル−−[2,3,4,5−テトラヒド ロ−2−オキソ−1−[[2′−[[[[3− (2−トリメチルシリルエトキシ)メチル]イ ミダゾール−4−イル]アセトアミド]メチル] [1,1′−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンザゼピン−3(R)−イル] −ブタンアミド 7.0mLの乾燥塩化メチレン中の実施例11(工程N)で得た227mg( 0.094ミリモル)の中間体のスラリーに窒素下、室温で0.161mL(1 .15ミリモル)のトリエチルアミン、次に409mg(0.925ミリモル) のヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチ ルアミノ)ホスホニウムを添加した。2.0mLの乾燥塩化メチレンン中の実施 例13(工程C)で得た400mg(0.578ミリモル)の中間体を窒素下で 分離フラスコに入れた。この混合物に0.161mL(1.15ミリモル)のト リエチルアミンを添加した。15分後、アミン遊離塩基混合物をカルボン酸リチ ウム塩混合物にピペットで滴下添加した。最初にアミン塩を含んでいたフラスコ を1.0mLの塩化メチレンで洗い、生じた溶液を反応混合に添加した。反応混 合物を室温で1.5時間撹拌した。反応物を200mLの酢酸エチルで希釈し、 50mLの水、飽和重炭酸ナトリウム水(2× 50mL)及び50mLの飽和塩化ナトリウム水で洗浄した。有機層を取り出し 、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、溶剤を真空下で除去した。残留物をシリ カゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーによって、クロロホルム/メタ ノール中の10%の濃アンモニウア水(93:7)で溶離して精製し、492m g(99%)の生成物を、N−1:N−3位置異性体が1.5:1の比の混合物 である白い固体として得た。FAB−MS:C506465Siに対する計算値 856;実測値857(M+H、100%)。1H NMR(200MHz、CD3 OD):−0.074(s、9H)、−0.067(s、9H)、0.81( q、4H)、1.10(s、6H)、1.12(s、6H)、1.18(d、6 Hz、6H)、1.92(m、2H)、2.15〜2.35(m、6H)、2. 42〜2.68(m、8H)、3.40(s、2H)、3.45(m、4H)、 3.56(s、2H)、4.20(s、4H)、4.42(dd;6,10Hz ;2H)、4.48(d、12Hz、2H)、4.59(d、12Hz、2H) 、4.92(dd;2,16Hz;2H)、5.22(dd;2,16Hz;2 H)、5.27(s、2H)、 5.32(s、2H)、6.83(s、1H)、7.05(s、1H)、7.0 9〜7.40(m、34H)、7.69(d,1Hz,1H)、7.71(d、 1Hz、1H)。工程E : ジ(トリフルオロ酢酸)3−[2(R)−ヒド ロキシプロピル]アミノ−3−メチル−− [2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ −1−[[2′−[[(1−イミダゾール− 4−イル)アセトアミド]メチル][1,1′ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1− 1−ベンザゼピン−3(R)−イル]−ブタン アミド 5mLのエタノール中の、工程Dで得た中間体の混合物490mg(0.57 2ミリモル)の溶液に5の塩酸水5mLを添加した。生じた混合物を80℃で 3時間加熱した。溶剤を真空下で除去し、生じた物質を真空下で一晩乾燥して5 00mgのオフホワイトの固体を得た。 固体の一部(429mg)を15mLのメタノールに溶解し、周囲温度、50 psiで、30%のカーボン担持パラジウム80mg上で16時間水素添加した 。混合物をセ ライトを通してろ過し、溶剤を真空下で除去した。残留物をC8上で逆相中圧液 体クロマトグラフィーによって、メタノール/0.1%のトリフルオロ酢酸水( 50:50)で溶離して精製し、221mg(50%)表題化合物を白い固体と して得た。FAB−MS:C374464に対する計算値636;実測値637 (M+H、60%)。1H NMR(200MHz、CD3OD):1.18(d 、5Hz、3H)、1.35(s、3H)、1.37(s、3H)、2.03〜 2.22(m、1H)、2.25〜2.42(m、1H)、2.50〜2.70 (m、4H)、2.78(dd;10,12Hz;1H)、3.06(dd;3 ,12Hz;1H)、3.65(s、2H)、3.90(m、1H)、4.27 (s、2H)、4.38(dd;7,11Hz;1H)、5.03(d、14H z、1H)、5.14(d、14Hz、1H)、7.10〜7.40(m、12 H)、8.78(d、1Hz、1H)。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年8月18日 【補正内容】 =CH−であり; mは0〜2であり; R1、R、R1a、R2a、R1b及びR2bは独立して水素、ハロゲン、C1−C7ア ルキル、C1−C3ペルフルオロアルキル、C1−C3ペルフルオロアルコキシ、− S(O)mR7a、シアノ、ニトロ、R7bO(CH2v−、R7bCOO(CH2v −、R7bOCO(CH2v、R45N(CH2)v−、R7bCON(R4)(CH2v−、R45NCO(CH2v−、フェニル又は置換フェニルであり、ここで フェニル置換基はハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ又はヒドロ キシの1〜3個であり、R7a及びR7bは独立して水素、C1−C3ペルフルオロア ルキル、C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル(ここで置換基はフェニル又 は置換フェニルである)、フェニル又は置換フェニル(ここでフェニル置換基は ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ又はヒドロキシの1〜3個で ある)であり、vは0〜3であり; R3a及びR3bは独立して水素又はE−R9であり、但しR3 a 又はR3bのいずれか一方は水素以外のものでなければならず; Eは−(CH2v−、−(CH2vN(R10)−、−(CH2vN(R10)CO (CH2y−、−(CH2vN(R10)COO(CH2y−、−(CH2vN( R10)CON(R11)(CH2)y−、−(CH2vN(R10)CSN(R11) (CH2y−、−(CH2vOC(O)(CH2),−、又は−(CH2vOC ON(R10)(CH2y−であり、v及びyは独立して0〜3であり; ホルミル又は−NR1011(式中、R10及びR11は上記と同義である)の1〜3 個であるか又は; R8とR8aは一緒になって−(CH2t−(式中、tは2〜6である)を形成し てもよく; R8及びR8aは独立してR4及びR5の一方もしくは両方と結合して1〜5個の炭 素原子を含むアルキレン橋を末端窒素とA基のアルキル部分との間に形成しても よい} である] を有する化合物及び医薬的に許容可能なその塩。 2.nが0又は1であり; pが0〜3であり; qが0〜2であり: wが0又は1であり; mが0〜2であり; R1、R2、R1a、R2a、R1b及びR2bが独立して水素、ハロゲン、C1−C7アル キル、C1−C3ペルフルオロアルキル、−S(O)m7a、R7bO(CH2v− 、R7bCOO(CH2v−、R7bOCO(CH2v−、フェニル又は置 換フェニル(ここで置換基はハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ 又はヒドロキシの1〜3個である)であり; R7a及びR7bが独立して水素、C1−C3ペルフルオロアルキル、C1−C6アルキ ル、置換C1−C6アルキル(ここで置換基はフェニルである)、フェニルであり 、Vが0〜2であり; R3a及びR3bが請求項1と同義であり; 5.下記構造式: (式中、R1、R2、X、n、p、q、L、w、R1a、R2a、R3a、R4、R5、R6 及びAは請求項1に定義した意味を有する)を有する請求項1に記載の立体特 異性化合物。 6.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾ ール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1− ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−[[2’−(1−イミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル ]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタン アミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾール −4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベン ズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,3−ト リアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,3− トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,4−ト リアゾール−3−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,4− トリアゾール−3−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ− 2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1 ,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3( R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(R)−ヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2,3,4 ,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[[(1−イミダゾール− 4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチ ル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[[1−イミダゾー ル−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル] メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−1−イミダゾール−2−イル)アミノ ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズ アゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ− 1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル ]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ −1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イ ル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフ ェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル] ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキ ソ−1−[[2’−[(1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’− ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イ ル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−イミダゾー ル−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(1−テトラゾール−5−イル)アミノ][1,1’−ビフ ェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル] ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−テトラゾール −5−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1− 1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンア ミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3ーメチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−テトラゾー ル−5−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾ ール−1−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1− ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−5 −オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル)[1,1’−ビフェニ ル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタ ンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3 −メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’− (4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル )[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン −3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジ ン−2(3)−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−べンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−3 ,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジン−2(3)−イル)[1,1’−ビ フェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル ]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[2’−[(4,5−ジヒドロ− 3,5−ジオ キソ−1,2,4−トリアジン−2(3)−イル)[1,1’−ビフェニル] −4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンア ミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンア ミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(1−イミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンア ミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビ フェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル ]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(1−1,2,4 −トリアゾール−3−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)− イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル] [1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン− 3(R)−イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジ ン−2(3)イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1− 1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラ ヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1− 1,2,4−トリアゾール−1−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル] メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフ ェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル] プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(1−テトラゾール−5−イル)アミノ][1,1’−ビフ ェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル] プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−1−イミダゾール−2−イル)アミノ ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン −3(R)−イル]プロパンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[ 1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3 (R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾール−4−イル)[ 1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3 (R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール− 4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズ アゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ −2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,4−トリアゾール−3−イル) [1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン− 3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ −2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミ ノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピ ン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ −2−オキソ−1−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトア ミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベ ンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1 −イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−ト リフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’ −(1H−イ ミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−フ ルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1− 1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル] メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1 −1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル ]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−ト リフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’ −(1−1,2,4−トリアゾール−3−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン− 3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−フ ルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4, 5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イ ル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2 ’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニ ル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタ ンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2 ’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)− イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3− メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1 −[[2’−[(1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェ ニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブ タンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1 −テトラゾール−5−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル] メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−フ ルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5 −ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル)[1, 1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R )−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2 ’−(4,5 −ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル)[1, 1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R )−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−メ トキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5 −ジヒドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジン−2(3)−イル) [1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン− 3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミ ド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−イミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブ タンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビ フェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル ]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)− イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−(1−イミダゾール− 2−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチ アゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル] [1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチア ゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 3−[2(R)−ヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2,3,4 ,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[[(1−イミダゾール− 4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチ ル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−(1−1,2,3−ト リアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1, 5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[(4,5−ジヒドロ− 2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3− メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5 −[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][ 1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3 (S)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3ーメチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[[(1−イミダゾ ール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル ]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]プロパンア ミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−イミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]プ ロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビ フェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル ]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル] [1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン− 3(S)−イル]プロパンアミド;又は 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリア ゾール−1−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]プロパンアミドである請求項1に 記載の化合物。 7.式: (式中、R1、R2、R6、X、n及びpは請求項1と同義である)を有する化合 物を、式: (式中、R5及びAは請求項1と同義であり、Gは保護基である)を有する化合 物と反応させ、この段階後又はこの段階前に化合物を式:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/55 ADT 9454−4C AEE 9454−4C C07D 413/12 223 7602−4C 417/10 223 7602−4C 417/12 223 7602−4C 233 7602−4C (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KR,KZ,LK,LV,M G,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD ,SK,UA,US (72)発明者 フイツシヤー,マイケル・エイチ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 08551、リンゴーズ、オールド・ヨーク・ ロード・80 (72)発明者 デビータ,ロバート・ジエイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07090、ウエストフイールド、ランバー ツ・ミル・ロード・1490 (72)発明者 シヨーン,ウイリアム・アール アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 08820、エデイソン、メリエレン・ドライ ブ・6 (72)発明者 ウイブラツト,マシユー・ジエイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07092、マウンテンサイド、グロース・レ ーン・1612

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: であり; nは0又は1であり; pは0〜3であり; qは0〜4であり; wは0又は1であり; =CH−であり; mは0〜2であり; R1、R2、R1a、R2a、R1b及びR2bは独立して水素、ハロゲン、C1−C7アル キル、C1−C3ペルフルオロアルキル、C1−C3ペルフルオロアルコキシ、−S (O)m7a、シアノ、ニトロ、R7bO(CH2v−、R7bCOO(CH2v− 、R7bOCO(CH2v−、R45N(CH2v−、R7bCON(R4)(CH2v−、R45NCO(CH2v−、フェニル又は置換フェニルであり、ここで 置換基はハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ又はヒドロキシの1 〜3個であり、R7a及びR7bは独立して水素、C1−C3ペルフルオロアルキル、 C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル(ここで置換基はフェニル又は置換フ ェニルである)、フェニル又は置換フェニル(ここでフェニル置換基はハロゲン 、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ又はヒドロキシの1〜3個である)で あり、vは0〜 3であり; R3a及びR3bは独立して水素又はE−R9であり、但しR3a又はR3bのいずれか 一方は水素以外のものでなければならず; Eは−(CH2v−、−(CH2vN(R10)−、− (CH2vN(R10)C O(CH2v−、−(CH2vN(R10)COO(CH2y−、−(CH2vN (R10)CON(R11)(CH2y−、−(CH2vN(R10)CSN(R11) (CH2y−、−(CH2vOC(O)(CH2y−、又は−(CH2vOCO N(R10)(CH2y−であり、v及びyは独立して0〜3であり; R9 (式中、KはO、S又はNR13である)であり、但しR9がテトラゾールである とき、Eは−(CH2v−以外のものであり; R4及びR5は独立して水素、フェニル、置換フェニル、C1−C10アルキル、置 換C1−C10アルキル、C3−C10アルケニル、置換C3−C10アルケニル、C3− C10アルキニル、もしくは置換C3−C10アルキニル{ここでフェニル、アルキ ル、アルケニル又はアルキニル置換基はヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、C3 −C7シクロアルキル、フルオロ、R1で置換されるかもしくはR1,R2で独立し てジ置換されたフェニルC1−C3アルコキシ、フェニル、R1で置換されるかも しくはR1,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1−C20−アルカノイルオ キシ、C1−C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ホルミル又は−NR1011 (式中、R10及びR11は独立して水素、C1−C6アルキル、フェニル、フェニル C1−C6アルキル、C1−C5−アルコキシカルボニル又はC1−C5−アルカノイ ル−C1−C6アルキルである)の1〜5個である}であるか又は; R4とR5は一緒になって−(CH2rB(CH2s−{式中、BはCHR1、O 、S(O)m又はN−R10であり、r 及びSは独立して1〜3であり、R1及びR10は上記と同義である}を形成して もよく; R12a及びR12bは独立して水素、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、シアノ、ニト ロ、−S(O)m7a、C1−C3ペルフルオロアルキル、C1−C3ペルフルオロ アルコキシ、R45N(CH2v−、R7bCON(R4)(CH2v−、R45 NCO(CH2v−、C1−C6アルコキシ、フェニル、置換フェニル、C1−C1 0 アルキル、置換C1−C10アルキル(ここでフェニル又はアルキル置換基はヒド ロキシ、C1−C6アルコキシ、C3−C7シクロアルキル、フルオロ、R1,R2で 独立してジ置換されたフェニルC1−C3アルコキシ、R1,R2で独立してジ置換 されたフェニル、C1−C6−アルカノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニ ル、カルボキシ、ホルミル又は−NR1011の1〜5個である)であり、ここで 、R1、R2、R10及びR11は上記と同義であり; R13は水素、C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル{ここで置換基はヒドロ キシ、C1−C6アルコキシ、フルオロ、R1,R2で独立してジ置換されたフェニ ルC1−C3アルコキシ、R1,R2で独立してジ置換されたフェニル、 C1−C6−アルカノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、 −NR1011、R1,R2で独立してジ置換されたフェニル、又はC1−C5−アル カノイル−C1−C6アルキルの1〜3個であり、ここでR1、R2、R10及びR11 は上記と同義である}であり; R6は水素、C1−C10アルキル、フェニル又はフェニルC1−C10アルキルであ り; Aは {式中、x及びyは独立して0〜3であり; R8及びR8aは独立して水素、C1−C10アルキル、トリフルオロメチル、フェニ ル、置換C1−C10アルキルであり、ここで置換基はイミダゾリル、インドリル 、ヒドロキシ、フルオロ、S(O)m7a、C1−C6アルコキシ、C3−C7シク ロアルキル、R1で置換されるかもしくはR1,R2で独立してジ置換されたフェ ニルC1−C3アルコキシ、R1で置換されるかもしくはR1,R2で独立してジ置 換された フェニル、C1−C5−アルカノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、カ ルボキシ、ホルミル又は−NR1011(式中、R10及びR11は上記と同義である )の1〜3個であるか又は; R8とR8aは一緒になって−(CH2t−(式中、tは2〜6である)を形成し てもよく; R8及びR8aは独立してR4及びR5の一方もしくは両方と結合して1〜5個の炭 素原子を含むアルキレン橋を末端窒素とA基のアルキル部分との間に形成しても よい} である] を有する化合物及び医薬的に許容可能なその塩。 2.nが0又は1であり; pが0〜3であり; qが0〜2であり; wが0又は1であり; mが0〜2であり; R1、R2、R1a、R2a、R1b及びR2bが独立して水素、ハロゲン、C1−C7アル キル、C1−C3ペルフルオロアルキ ル、−S(O)m7a、R7bO(CH2v−、R7bCOO(CH2v−、R7bO CO(CH2v−、フェニル又は置換フェニル(ここで置換基はハロゲン、C1 −C6アルキル、C1−C6アルコキシ又はヒドロキシの1〜3個である)であり ; R7a及びR7bが独立して水素、C1−C3ペルフルオロアルキル、C1−C6アルキ ル、置換C1−C6アルキル(ここで置換基はフェニルである)、フェニルであり 、vが0〜2であり; R3a及びR3bが請求項1と同義であり; R4及びR5が独立して水素、フェニル、置換フェニル、C1−C10アルキル、置 換C1−C10アルキル(ここでアルキル又はフェニル置換基はヒドロキシ、C1− C6アルコキシ、C3−C7シクロアルキル、フルオロ、R1で置換されるかもしく はR1,R2で独立してジ置換されたフェニルC1−C3アルコキシ、R1で置換さ れるかもしくはR1,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1−C20−アルカ ノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、カルボキシ又はホルミルの1〜 5個である)であるか又は; R4とR5が一緒になって−(CH2rB(CH2s−(式 中、BはCHR1、O、S(O)m又はN−R10であり、r及びsは独立して1〜 3であり、R1及びR10は上記と同義である)を形成し; R6が水素、C1−C10アルキル又はフェニルC1−C10アルキルであり; Aが {式中、x及びyは独立して0〜2であり; R8及びR8aは独立して水素、C1−C10アルキル、置換C1−C10アルキルであ り、ここで置換基はイミダゾリル、インドリル、ヒドロキシ、フルオロ、S(O )m7a、C1−C6アルコキシ、R1で置換されるかもしくはR1,R2で独立して ジ置換されたフェニル、C1−C5−アルカノイルオキシ、C1−C5アルコキシカ ルボニル、カルボキシ、ホルミル、−NR1011(式中、R10及びR11は独立し て水素、C1−C6アルキル又はC1−C5アルカノイル−C1−C6アルキルである )の1〜3個であるか又は; R8とR8aは一緒になって−(CH2t−(式中、tは2〜4である)を形成し てもよく; R8及びR8aは独立してR4及びR5の一方又は両方と結合して1〜5個の炭素原 子を含むアルキレン橋を末端窒素とA基のアルキル部分との間に形成してもよい } である請求項1に記載の化合物及び医薬的に許容可能なその塩。 3.nが0又は1であり; pが0〜2であり; qが0〜2であり: wが0又は1であり; XがS(O)m又は−CH=CH−であり; mが0又は1であり; R1、R2、R1a、R2a、R1b及びR2bが独立して水素、ハロゲン、C1−C7アル キル、C1−C3ペルフルオロアルキル、−S(O)m7a、R7bO(CH2v− 、R7bCOO(CH2v−、R7bOCO(CH2v−、フェニル又は置換フェニ ル(ここで置換基はハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ又はヒド ロキシの1〜3個である)であり; R7a及びR7bが独立して水素、C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル(ここ で置換基はフェニルである)であり、vが0〜2であり; R4及びR5が独立して水素、C1−C10アルキル、置換C1−C10アルキル(ここ でアルキル置換基はヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、フルオロ、R1で置換さ れるかもしくはR1,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1−C20−アルカ ノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニル又はカルボキシの1〜5個である )であり; R6が水素又はC1−C10アルキルであり; Aが {式中、x及びyは独立して0〜2であり; R8及びR8aは独立して水素、C1−C10アルキル、置換C1−CI0アルキル(こ こで置換基はイミダゾリル、インドリル、ヒドロキシ、フルオロ、S(O)m7 a 、C1−C6アルコキシ、R1で置換されるかもしくはR1,R2で独立 してジ置換されたフェニル、C1−C5−アルカノイルオキシ、C1−C5アルコキ シカルボニル、カルボキシの1〜3個である)であるか又は; R8とR8aは一緒になって−(CH2t−(式中、tは2である)を形成しても よく、又は; R8及びR8aは独立してR4及びR5の一方又は両方と結合して1〜5個の炭素原 子を含むアルキレン橋を末端窒素とA基のアルキル部分との間に形成してもよい } である請求項2に記載の化合物及び医薬的に許容可能なその塩。 4.nが0又は1であり; pが0〜2であり; qが1であり; wが1であり; XがS(O)m又は−CH=CH−であり; mが0又は1であり; R1、R2、R1a、R2a、R1b及びR2bが独立して水素、ハロゲン、C1−C7アル キル、C1−C3ペルフルオロアルキル、−S(O)m7a、R7bO(CH2v− 、R7bCOO(CH2v−、フェニル又は置換フェニル(ここで置換基 はハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ又はヒドロキシの1〜3個 である)であり; R7a及びR7bが独立して水素、C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル(ここ で置換基はフェニルである)であり、 vが0又は1であり; R4及びR5が独立して水素、C1−C10アルキル、置換C1−C10アルキル(ここ でアルキル置換基はヒドロキシ、C1−C3アルコキシ、フルオロ、R1で置換さ れるかもしくはR1,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1−C5−アルカノ イルオキシ、C1−C20アルコキシカルボニル又はカルボキシの1〜3個である )であり; R6が水素であり; Aが {式中、x及びyは独立して0〜1であり; R8及びR8aは独立して水素、C1−C10アルキル、置換C1−C10アルキル(こ こで置換基はイミダゾリル、インド リル、ヒドロキシ、フルオロ、S(O)m7a、C1−C6アルコキシ、R1で置換 されるかもしくはR1,R2で独立してジ置換されたフェニル、C1−C5−アルカ ノイルオキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、カルボキシの1〜3個である) であるか又は; R8とR8aは一緒になって−(CH2t−(式中、tは2である)を形成しても よく; R8及びR8aは独立してR4及びR5の一方又は両方と結合して1〜5個の炭素原 子を含むアルキレン橋を末端窒素とA基のアルキル部分との間に形成してもよい } である請求項3に記載の化合物及び医薬的に許容可能なその塩。 5.下記構造式: (式中、R1、R2、X、n、p、q、L、w、R1a、R2a、R3a、R4、R5、R6 及びAは請求項1に定義した意味を有する)を有する請求項1に記載の立体特 異性化合物。 6.3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[ 2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾ ール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1− ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾール− 4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1H−1−ベンズ アゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾール −4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベン ズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3− メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−( 1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4− イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,3− トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,4−ト リアゾール−3−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,4− トリアゾール −3−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベン ズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ− 2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド: 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ −2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(R)−ヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2,3,4 ,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[[(1−イミダゾール− 4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチ ル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イ ル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[[(1−イミダゾ ール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル ]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−1−イミダゾール−2−イル)アミノ ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン −3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ− 1H−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル ]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オ キソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−1−イミダゾール−2−イル) アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズア ゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフ ェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル] ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−イミダゾール −2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1− 1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−イミダゾー ル−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンア ミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(1−テトラゾール−5−イル)アミノ][1,1’−ビフ ェニル]−4ーイル]メチル]−1−1−ベタズアゼピン−3(R)−イル] ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−テトラゾール −5−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1− 1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1−テトラゾー ル−5−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(4,5−ジヒドロ −5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル)[1,1’−ビフ ェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル] ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−5 −オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル)[1,1’−ビフェニ ル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタ ンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5−ジヒドロ− 5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル)[1,1’−ビフェ ニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブ タンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジ ン−2(3)−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−3 ,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジン−2(3)−イル)[1,1’−ビ フェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル ]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[2’−[(4,5−ジヒドロ− 3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジン−2(3)−イル)[1,1’− ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イ ル]ブタンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンア ミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラ ヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾール−4−イル)[1, 1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R )−イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビ フェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル ]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(1−1,2,4−トリアゾール−3−イル)[1,1’−ビ フェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル ]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)− イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラ ヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)ア セトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1− 1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジ ン−2(3)イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1− 1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾ ール−1−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1− ベンズアゼピン−3(R)−イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(1−イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフ ェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R) −イル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(1−テトラゾール−5−イル)アミノ][1,1’−ビフ ェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル] プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ− 1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−1−イミダゾール−2−イル)アミノ ][1,1’ービフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン −3(R)−イル]プロパンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[ 1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3 (R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−イミダゾール−4−イル)[ 1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズア ゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テ トラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール− 4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズ アゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ −2−オキソ−1−[[2’−(1−1,2,4−トリアゾール−3−イル) [1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン− 3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ −2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミ ノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピ ン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ −2−オキソ−1−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトア ミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1 −1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1 −イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−ト リフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’ −(1−イミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メ チル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−ィル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−フ ルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1− 1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル] メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(1 −1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル ]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−ト リフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’ −(1−1,2,4−トリアゾール−3−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミ ド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−フ ルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4, 5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イ ル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− トリフルオロメチル−2,3,4, 5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オ キサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1− 1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2 ’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)− イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−フ ルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1 −イミダゾール−2−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メ チル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−[(1 −テトラゾール−5−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4 −イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R)−ィル]ブタンアミド ; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−フ ルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5 −ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1−イル)[1, 1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼピン−3(R )−イル]ブタンアミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[7− トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2 ’−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリアゾール−1− イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1−1−ベンズアゼ ピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−メ トキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−[[2’−(4,5 −ジヒドロ−3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアジン−2(3)−イル) [1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル] −1−1−ベンズアゼピン−3(R)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミ ド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−イミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミ ド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビ フェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−ィル ]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾリル)アミノ][1,1’ −ビフェニル] −4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンア ミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−(1−イミダゾール− 2−イル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチ アゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 3−アミノ−3−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル] [1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン− 3(S)−イル]ブタンアミド; 3−[2(R)−ヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2,3,4 ,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[[(1−イミダゾール− 4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチ ル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−4−オキ ソ−5−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’ −ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)− イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[2,3 ,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[(4,5−ジヒドロ− 2−オキサゾリル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタンアミド; 3−[(2(R)−ヒドロキシプロピル)アミノ]−3−メチル−−[7−フ ルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[[(1 −イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル ]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]ブタン アミド; 3−[2(S),3−ジヒドロキシプロピル]アミノ−3−メチル−−[2, 3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ−5−[[2’−[[(1−イミダゾ ール−4−イル)アセトアミド]メチル][1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−ィル]ブタンアミ ド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−イミダゾール−2−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]プロパンア ミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1H−イミダゾール−4−イル)[1,1’−ビフェニル]− 4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル]プロパンア ミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−(1−1,2,3−トリアゾール−4−イル)[1,1’−ビ フェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イル ]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−[[(1−イミダゾール−4−イル)アセトアミド]メチル] [1,1’− ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,5−ベンゾチアゼピン−3(S)−イ ル]プロパンアミド; 2−アミノ−2−メチル−−[2,3,4,5−テトラヒドロ−4−オキソ− 5−[[2’−[(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−1,2,4−トリア ゾール−1−イル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]メチル]− 1,5−ベンゾ−チアゼピン−3(S)−イル]プロパンアミドである請求項1 に記載の化合物。 7.式: (式中、R1、R2、R6、X、n及びpは請求項1と同義である)を有する化合 物を、式: (式中、R5及びAは請求項1と同義であり、Gは保護基である)を有する化合 物と反応させ、この段階後又はこの段階前に化合物を式: (式中、R1a、R2a、R3a、L、w及びqは請求項1と同義であり、Yは離脱基 である)を有する化合物で処理し、その後、保護基をR4で置換することからな る、請求項1に記載の化合物の製造方法。 8.化合物IIIをまず化合物IVと反応させた後、化合物VIと反応させる請求項7 に記載の方法。 9.式: (式中、R1、R2、R5、R6、X、n及びpは請求項1と同義であり、Gは保護 基である)を有する化合物を式: (式中、R1a、R2a、R3a、L、w及びqは請求項1と同義であり、Yは離脱基 である)を有する化合物と反応させた後、保護基GをR4で置換することからな る、請求項1に記載の化合物の製造方法。 10.保護基Gがt−ブトキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニルであり 、Yが塩素、臭素、ヨウ素、O−メタンスルホニル又はO−(p−トルエンスル ホニル)である請求項9に記載の方法。 11.不活性キャリヤーと有効量の請求項1に記載の化合物とを含有する、ヒト 又は動物における成長ホルモンの内因性産生又は放出を増加するために有用な組 成物。 12.GFRP−6もしくはGHRP−1のような他の成長ホルモン分泌促進剤 、成長ホルモン放出因子(GRF)もしくはその類似体の1種、IGF−1もし くはIGF−2、又はB−HT920と共に、不活性キャリヤーと有効量の請求 項1に記載の化合物とを含有する、ヒト又は動物における成長ホルモンの内因性 産生又は放出を増加するために有用な組成物。 13.α2アドレナリン作動薬と共に、不活性キャリヤーと有効量の請求項1に 記載の化合物とを含有する、肥満症の治療用組成物。 14.傍甲状腺ホルモンと共に不活性キャリヤーと有効量の請求項1に記載の化 合物とを含有する、骨粗鬆症の治療用組成物。
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