JPH08502028A - インターロイキン−6を含有する薬剤組成物、及び消耗性凝血出血疾患の治療への該薬剤組成物の使用 - Google Patents

インターロイキン−6を含有する薬剤組成物、及び消耗性凝血出血疾患の治療への該薬剤組成物の使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、消粍性凝血出血疾患の治療或いは予防用薬剤の製造へのインターロイキン−6の使用、及び、少なくとも1つの急性相蛋白質のレベル低下に関連する機能障害の治療或いは予防用薬剤へのインターロイキン−6の使用を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 インターロイキン−6を含有する薬剤組成物、及び 消耗性凝血出血疾患の治療への該薬剤組成物の使用 本発明は或る血液疾患、主として消耗性凝血出血疾患の治療における或る細胞 分裂の新規な使用に関する。 消耗性凝血出血疾患としては、汎発性血管内凝固症候群(DIC)、脱線維素 原症候群及び消耗性凝血異常症がある。消粍性凝血出血疾患は病理学的症候群で あり、その発現は血液因子、血小板の消耗及び線維素溶解現象等の特徴もあるが 、大部分はトロンビンが形成された結果であると考えることができる。トロンビ ンは或る凝血剤蛋白質の活性化及びそれに続く消耗、及び線維素血栓或いは凝血 の発生を触媒する。線維素凝血は汎発性血管内凝固症候群の指標と見られる。汎 発性血管内凝固症候群の殆ど全ての場合,細小血管の非付着性凝血が存在する。 汎発性血管内凝固症候群等の消耗性凝血出血疾患の徴候は消耗性凝血出血疾患 の段階及び重度に伴って変化する。殆どの患者には多数の部位からの広範な皮膚 及び粘液性膜出血が見られる。時には、患者は臨床的な発現なしに検査室でのテ ストで異常を見せることがある。検査室試験における主要な発現としては、凝血 血球減少、長期プロトロビン時間(PT)、部分的活性化トロンボプラスチン時 間(APTT)及びトロンビン時間(TT)や、本質的な凝固因子の消耗を示す 低減線維素原血漿レベルがある。上昇線維素分解生成物(FDP或いは線維素分 裂生成物)により強い二次線維素溶解が現れる。通常、因子V、VIII、XI II等の他の因子が減少する。これを見つけることにより診断を強化することが できる。特に、因子VIIIの低下レベルは感度の良い指標であるかも知れない 。しかし、出血と密接に相互関連する汎発性血管内凝固症候群の大部分の発現は 低減血漿線維素原レベルである。正常時には、以下に詳述するように、出血形成 因子及び出血溶解因子間に良好な 血液バランスが存在する。 これまで、消耗性凝血出血疾患の治療はその可逆原因の治癒、主要な徴候、即 ち、出血及び/或いは凝血を制御する手段、及び原因の再発を防ぐための予防的 な生活規制に基づいたものであった。治療は原因及び臨床的な症状に応じて異な るが、主要な問題はしばしば、関連する出血及び凝血を制御することである。従 って、臨床医は患者に血漿凝固因子を与えたり、線維素原不足状態を正す試みを したり、新鮮な凍結血漿並びに血小板濃縮液を注入することにより血小板減少症 を正そうと試みるかも知れない。通常、凝血は、凝固因子の更なる消耗を防止す るのに有効な抗トロンビン剤であるヘパリンの投与により阻止することができる 。関連する線維素溶解を抑制する薬剤は、それらの二次凝血作用を制御するのが 難しいため滅多に使用されない。 ヘパリン及び血液生成物の投与のタイミングについては注意しなければならな い。ヘパリンを前もって投与せずに輸血を行うと、血漿不足状態を正さずに凝血 を事実上促進してしまうことがある。臨床医は出血の発現で抗凝血剤を患者に投 与するという逆説を克服しなければならない。論理は、ヘパリンを投与すること により初期段階では出血が悪化することを示している。ヘパリンを用いた治療を 一旦開始すると、血小板及び凝血因子の涸渇(消粍)供給を再度行うことにより 出血体質を至急治療する必要がある。 明らかに、正常な止血状態を回復させるために、臨床医が幾つかの物質につい て患者の要求のバランスをとるという仕事に直面しなくても良いような、消耗性 凝血出血疾患の治療のための比較的簡単な養成法が必要である。 驚くべきことに、我々は、汎発性血管内凝固症候群等の消耗性凝血出血疾患を 治療する際に、インターロイキン−6(interleukin-6)を投与することが、血 小板数を増加するばかりでなく、同時に血漿線維素原の レベルを上昇させると共に線維素溶解及びトロンビン形成を抑制するという点で 有効であることを発見した。また、このインタ−ロイキン−6の投与は、プラス ミンの公知の天然不活性化剤、従って、線維素溶解の抑制剤であるα−1抗トリ プシン及びα−2マクログロブリン等の血漿急性相蛋白質の上昇を誘発する。 本発明の1つの側面によれば、消粍性凝血出血疾患、好ましくは汎発性血管内 凝固症候群の治療或いは予防用薬剤の製造へのインターロイキン−6の使用が提 案される。 更に、本発明によれば、消耗性凝血出血疾患、好ましくは汎発性血管内凝固症 候群にかかった、或いはかかる危険性のある人間或いは動物の患者に、有効量の インターロイキン−6を投与してなる、治療或いは予防方法が提供される。 また、本発明によれば、少なくとも1つの急性相蛋白質のレベル低下に関連す る機能障害の治療或いは予防用薬剤へのインターロイキン−6の使用が提案され る。 このインターロイキン−6(IL−6)の使用は上記要求を満たすばかりでは なく、血小板数を増加させるので、汎発性血管内凝固症候群の管理に理想的に適 している。 「インターロイキン−6(IL−6)」という用語は、ポリペプチド並びにそ の誘導体の天然の、人工の、及び組換え型のものを含むものである。インターロ イキン−6は例えばM.Revel,Experientia 54:549-558(1989)にその特徴が 記載され、論じられている。好ましくは、組換え型ヒューマンインターロイキン −6(rhIL−6)が使用される。 汎発性血管内凝固症候群は主に、産科合併症、転移悪性腫瘍、大きな外傷、及 び細菌敗血症に見られる。汎発性血管内凝固症候群の原因は開始機構により分類 分けすることができ、以下の4つのグループに属する。 1)例えば(i)早期剥離胎盤、羊水塞栓症、保有死亡胎児及び第2期流産等の 産科症候群、(ii)溶血、(iii)粘液素腺癌及び急性前骨髄球白血病等の 腫瘍、(iv)例えば、火傷、頭の傷害、弾丸傷、外科外傷及びヘビ咬傷等の組 織損傷。 2)例えば、大動脈癌、溶血性尿毒症候群及び急性糸球体腎炎における内皮損傷 。 3)代表的にはカサバック−メリット(Kasabach-Merrit)症候群に見られる血 管奇形及び減少血液流。 4)原因となる因子が細菌、例えば、髄膜炎菌或いはグラム染色陰性桿菌、真菌 、例えば、麹黴、カンディダ・アルビカン、ウィルス、例えば、アルボウィルス 、水痘、天然痘或いは風疹、寄生虫、特に、マラリア及びカラアザール、リケッ チア、例えば、ロッキー山紅斑熱或いは真菌症、例えば、急性ヒストプラスマ症 である伝染病。 従って、インターロイキン−6を使用して消耗性凝血出血疾患と関連した敗血 性ショックを治療することができる。 汎発性血管内凝固症候群は生命を脅かす症候群であり、臨床的には、下記の4 つの症候群に分けられる。 a)凝血症と関連するが、出血には至らない代償汎発性血管内凝固症候群。 b)血液凝固を局部化する機構が、線維素原の大量利用及び消耗に至る組織因子 、他の凝血因子、また凝血及び/或いは流血に至る血小板の放出により圧倒され る脱線維素症候群。 c)線維素溶解を局部化する機構が、流血に至るプラスミノーゲン活性剤の放出 により圧倒される一次線維素溶解。 d)血小板ミクロトロンビンが広がって血小板の消耗、組織の虚血性壊死及び赤 血球における細小血管変化に至る細小血管血小板減少症。 汎発性血管内凝固症候群の初期段階は臨床医に容易には明らかになら ない。何故なら、例えば、感染等の汎発性血管内凝固症候群の原因が疾患の過程 における初期段階を隠してしまうからである。しかし、疾患は急速に勢いを増し 、初期刺激を上回る重要性を帯びるかも知れない。 内因性及び外因性凝固系統は汎発性血管内凝固症候群で活性化され、その結果 、トロンビンが循環系統へ局部的或いは全体的に逃げてしまう。血管系統の要素 、即ち、血管壁、血漿蛋白質及び血小板のうちの何れかが変質すると、消耗性疾 患となる。上記のような内皮損傷は、内皮を特定的に害し、カリクレン−キニン の活性化、即ち、内因性凝固が伴うような疾患状態に関する。一方、組織の損傷 は組織因子を解放し、この組織の損傷は、前凝固物質、例えば、トロンボプラス チンが局部的に作用するか、或いは放出されて循環状態、即ち、外因性凝固状態 になるような疾患状態をいう。内因性及び外因性凝固系統は酵素錯体(因子Xa 、因子V、カルシウム及びリン脂質)の形成に至り、この酵素錯体はプロトロン ビン(因子II)をトロンビンに変換する。 汎発性血管内凝固症候群の消耗過程はトロンビンの多数の作用を招く。トロン ビンは線維素からフィブリノペプチドを蛋白質加水分解で開裂して線維素モノマ ーを成し、この線維素モノマーは線維素原(フィブリノゲン)と化合して可溶性 錯体を形成するか、或いは重合して線維素トロンビンを形成する。この線維素ト ロンビンはしばしば細小血管閉塞を引起し、局部的潅流不足に至らせ、また虚血 、梗塞及び壊死さえにも至らせる。トロンビンにより開始され線維素形成は血漿 線維素原の濃度を減じる。また、トロンビンは、線維素の耐線維素溶解性を高め 、従ってトロンビンの溶解の可能性を低下させる因子XIIIを活性化する。し かも、トロンビンは低濃度で血小板に結合し、形状変化、凝集及び分泌を開始さ せる。血小板がトロンビンへのプロトロンビン活性化に寄与することは因子Xa 用のレセプタとして機能する血小板表面に血小板因子Vが結合することに部分的 に起因している。トロンビンは血小板を剌激し て血小板因子Vを放出する。事実上、トロンビンは凝固カスケードを増強し、そ れにより血漿凝固因子V,VIIIを活性化することにより凝固カスケードを形 成する。この機構により、トロンビンの活性度は線維素原、血小板(血小板減少 症)及び凝固因子II、V、VIII、XIIIが減少する。代表的には、人間 の通常のトロンビン時間は9〜13±3秒である。 トロンビンの凝血活性度が血漿蛋白質と内皮表面との相互作用に依存している 2つの抑制系により中和されることが知られている。抗トロンビンIII及びヘ パリン補足因子IIは共に錯体形成によりトロンビンをゆっくり中和する。しか し、かかる中和効果はヘパリンの存在下では高められる。 プラスミンは線維素及び線維素原並びに因子V、VIIIを含む他の凝血性蛋 白質を消化することが可能な強い蛋白質分解酵素である。プラスミンは線維素ト ロンビンの存在に応じて消耗の血管閉塞及び虚血作用を最小にする。プラスミン は、好中球及び内皮血管に存在しており、組織損傷の場合に放出される組織プラ スミノゲン活性剤(t−PA)等のプラスミノゲン活性剤によりプラスミノゲン から形成される。プラスミンの形成及び線維素溶解は、一種がプラスミノゲン活 性剤抑制剤−1(PAI−1)である多数の線維素溶解抑制剤により線維素凝塊 に局部化される。また、プラスミンの形成は活性化因子XII及び/或いはカリ クレン、例えば、内因性凝固系の接触相の存在下で起こる。かくして、線維素溶 解は、接触、即ち、内因性凝固系か、或いは組織損傷即ち外因性凝固系かに起因 して、トロンビンの形成が誘発されるときに開始される。これらの2つの蛋白質 分解酵素間、即ち、トロンビンとプラスミンとの間のバランスにより、臨床病像 が凝血、器官虚血及び流血(トロンビン支配)の特徴を有するか、或いは主とし て流血(トロンビン及びプラスミン作用)の特徴を有するかが決定される。α− 1抗トリプシン並 びにα−2抗マクログロブ リンは当然、プラスミンを不活性化する。α−1抗トリプシン及びα−2抗マク ログロブリンの両方は急性相蛋白質であり、この群の他のものとしては、C3C 補体、トランスフェリン、ハプトグロブリン酸α−1糖蛋質、セルロプラスミン 及びC−反応性蛋白質がある。 線維素溶解におけるインターロイキン−6の関わりは更に、インターロイキン −6の注入で、組織プラスミノゲン活性剤(t−PA)及びプラスミノゲン活性 剤抑制剤(PAI−1)の両方が放出されることを観察することにより実証され る。これは内皮細胞のインターロイキン−6による剌激を示唆している。t−P Aレベルは、例えば運動後に健康な被験者に見られる範囲内である約4倍上昇す るが、PAI−1レベルの上昇は約30倍である。 以上から、汎発性血管内凝固症候群の管理には、血小板数を増加させること、 血漿線維素原レベルを上昇させ、長期トロンビン時間を誘発すること、線維素溶 解及び線維素原溶解現象の抑制剤(血漿急性相蛋白質であるα−2マクログロブ リン及びα−1抗トリプシン)を増加させること(これらの全てはインターロイ キン−6の投与により作り出される)が望ましいことが明らかであろう。 インターロイキン−6を含有する薬剤は、経口、経直腸、鼻内、皮膚透過及び 非経口の経路により投与できるが、後者が好適である。適切な投与量は好ましく は一回あたり活性物質35〜350μgである。点滴或いは注射では、これより 少ない投与量が適しており、他の投与形態では、これより多い投与量が適してい る。静脈注入についての適切な投与量は、体重1kgにつき1日当たり0.5〜 30μg、好ましくは1〜10μgである。活性物質を例えば点滴により除々に 投与する場合、投与速度は好ましくは、体重1kgにつき1時間に0.02〜1 .25μg、より好ましくは0.04〜0.4μgである。この薬剤を経口にて 複数回に分けて徐々に投与する場合でも適用量はこの位の量である。 適当な投与形態としては、錠剤、カプセル、座薬、溶液、シロップ、エマルジ ョン、エアロゾル、及び分散可能な粉末がある。適当な錠剤は、例えば、活性物 質を公知の補佐剤、例えば、炭酸カルシウム、燐酸カルシウム或いはラクトース 等の不活性希釈剤、コーンスターチ或いはアルギン酸等の崩壊剤、スターチ或い はゼラチン等のバインダ、ステアリン酸マグネシウム或いはタルク等の潤滑剤及 び/或いはカルボキシポリメチレン、カルボキシメチルセルロース、セルロース アセテートフタレート或いはポリビニルアセテート等の複数回に分けて投与する ための剤と混合することにより調製される。錠剤はいくつかの層よりなっても良 い。 被覆錠剤は、錠剤と同様に製造されたコアを錠剤被覆のために従来使用されて いた物質、例えば、コリドン、セラック、アラビヤゴム、タルク、二酸化チタン 或いは糖で被覆することにより同じように調製することができる。放出を遅らせ るために、或いは不耐状態を防ぐために、コアがいくつかの層よりなっても良い 。同様に、放出を遅らせるべく、錠剤用の上記賦形剤を使用して錠剤被膜をいく つかの層より構成しても良い。 胃酸による活性ポリペプチドの分解を回避するために、胃内のpHで非可溶で あるが、腸内のpH、例えば、pH6.0或いはそれ以上で溶解する腸溶性被膜 を錠剤に設けても良い。適当な被膜材料としては、エ レートがある。 本発明による活性物質のシロップ或いは活性物質の組み合わせは更に、サッカ リン、シクラメイト、グリセリン或いは糖等の甘味剤、及び風味向上剤、例えば 、バニリン或いは有機エキス等の風味剤を含有しても良い。また、これらの活性 物質のシロップ或いは活性物質の組み合わせはナトリウムルボキシメチルセルロ ース等の、懸濁補佐剤或いは増粘剤、 湿潤剤、例えば、脂肪アルコールとエチレンオキシドとの縮合生成物、或いはp −ヒドロキシ−ベンゾエート等の防腐剤を含有しても良い。 点滴或いは注射用の溶液は、従来の方法で、例えば、p−ヒドロキシベンゾエ ート等の防腐剤或いはエチレン−ジアミンテトラ酢酸のアルカリ金属塩等の安定 剤の添加で調製し、次いで融解容器、注入バイアル或いはアンプルに移す。変形 例として、注射用化合物を他の成分と共に或いは他の成分なしに凍結乾燥し、適 切には使用時に緩衝溶液或いは蒸留水に溶解しても良い。全量静脈注射を行って も良い。 活性物質或いは活性物質の組み合わせを収容したカプセルは、例えば、活性物 質をラクトース或いはソルビトールと混合し、これらをゼラチンカプセルに封入 することにより調製される。 適当な座薬は、例えば、天然脂肪或いはポリエチレングリコールまたはその誘 導体等のこの目的で用意されたキャリア物質と混合することにより調製される。 米国特許第377919号及びK.R.Sidman et al(J.Membrance Sci.1980 7 277-291)に記載のように、化合物をポリラクチド或いはグルタミン酸系コポ リマーと混合して移植可能な保持放出供給系を生じても良い。 下記の例及び図を参照して本発明を例示のみにより説明する。例1 物質及び方法 組換え型ヒューマンインターロイキン−6 哺乳動物の細胞CHOにヒューマンインターロイキン−6用の補足DNAを添 加することにより使用組換え型ヒューマンインターロイキン−6を製造した。調 査全体に単一の製造バッチを使用した。物理化学的特徴付けの結果、組換え型ヒ ューマンインターロイキン−6のアミノ酸組成物は符合化遺伝因子から推論され る理論上のものと一致していた。分 子のグリコシル化がN−及びO−グリコシル化位置で生じる。純度は99%以上 であった。内毒素含有量は測定可能限度以下であった。比活性度は蛋白質13.7 1 06ユニット/mgであった。 組換え型インターロイキン−6を200或いは400μg/mlの濃度の1.1 mlのアリコートとしてPBS中、−20℃、pH7で溶液凍結状態で保存した 。これらの状態では、組換え型インターロイキン−6は数カ月間安定であった。 注射用の希釈物をヒヒ血清1%を含有する塩化ナトリウム中に即席で調製した。動物 体重20〜25kgのヒヒ25匹(雄22匹、雌3匹)を到着時に検疫し、検 疫から解放する前に病気の形跡について調べた。これらのヒヒを個々に収容し、 市販の動物用食料及び新鮮な果物を与え、任意に自動式生水ディスペンサを与え た。照射 一群のヒヒは骨髄機能低下を誘発させるために中性子−ガンマ線の全身照射を 受けた。血液学的検査 血液試料を背部伏在静脈から一般麻酔下で抜出した。獣医学的器具を備えたク ールターカウンタを使用して全血球数(WBC、RBC、ヘマトクリット、ヘモ グロビン)のカウントを行い、示差白血球数のカウントをメイ−グランワルド− ギームサ(May-Grunwald-Giemsa)で染まったスメア(smear)調製物で行った。血液化学 様々な血液化学試験を行い、これにより例えばα1−抗トリプシン及びα2− マクログロブリン等の急性相蛋白質を監視した。 中でも部分的活性化トロンボプラスチン時間(APTT或いはカオリン−ケフ ァリン時間)、トロンビン時間及び線維素原定量試験により鬱 血を監視した。 カオリン−ケファリン凝固時間(或いは部分トロンボプラスチン時間(PTT )及びAPTT)を使用して内因性系を評価した。これは、ケファリン(ソシキ から取り出した血小板因子IIIの代用物)と、標準化条件下で因子XIIIを 活性化するカオリン(粘土状物質)の存在下でCa++が存在せず且つ血小板が乏 しい血漿の凝固時間である。この試験は因子XII、XI、IX、VIII、V 、II及びIの測定である。ヒヒにおける通常の部分的活性化トロンボプラスチ ン時間は35秒程度である。 既知量のトロンビンの存在下で通常の血漿が明確な一定時間で凝固することに 基づいてトロンビン時間を測定した。トロンビン時間は低線維素原血症の場合及 び血漿中に抗トロンビンがある場合に長い。線維素原の定量分析は過剰のトロン ビンの存在下での希釈血漿の凝固時間を使用する。凝固に要する時間は血漿線維 素原の量に直接関係付けられる。臨床検査 全体の追跡調査の期間中、物理的検査、直腸温度、体重、食料摂取量、行動、 注射箇所の観察を日に2回行った。更に、健康状態の検査を追跡調査時間を越え て責任のある調査者の指揮のもとに規則的に行った。 組換え型ヒューマンインターロイキン−6の効能及び不耐性を評価するための 初期の投与量決定調査を体重が20kg乃至25kgの10匹のヒヒ(雄7匹、 雌3匹)について行った。 2匹ずつの5グループから4匹に対し、体重1kgにつき1日当たり20、1 0、3、1μgの適用量の組換え型ヒューマンインターロイキン−6を1日2回 に分けて連続8日間皮下注射にて投与した。対照グループは同じスケジュールに 従って賦形剤のみを受けた。 調査は2つの引続くセッションで行い、第1のセッションは2つの最も高い投 与量のグループ及び対照としての1つの被験体を分析し、第2 のセッションは2つの最も低い投与量のグループ及び対照としての他の被験体を 分析した。更に、付随的に、第2セッション中の単一組換え型ヒューマンインタ ーロイキン−6を10μg/kgの注射で猿に投じた。この独特の投与は注射後 4日でかなりの血小板数の増加を誘発した。初めの組換え型ヒューマンインター ロイキン−6の注射から1時間、3時間、6時間、24時間後、次いで処理期間 中毎日、そして処理の着手後37〜40日まで毎週2回、血液学的検査のための 血採取を行った。2つの最も高い投与量のグループ及びそれらの対照について、 追加の血試料を採取して幾つかの生化学鬱血パラメータの分析したが、かなりの 血液ロスを誘発した。 普通の猿で組換え型ヒューマンインターロイキン−6により誘発される造血効 果、特にトロンボ形成に基づいて、照射誘発造血損傷後の造血再生を加速する組 換え型ヒューマンインターロイキン−6の能力を評価するために第2調査を開始 した。体重20乃至25kgの新たな14匹の雄のヒヒを任意に3つのグループ に振り分けた。1つのグループは6匹の照射被験体であり(「照射処理された」 グループで、以下ITと呼ぶ)、体重1kgにつき1日当たり10μgの適用量 の組換え型ヒューマンインターロイキン−6を1日2回に分けて連続13日間皮 下注射にて投与した。この投与量は通常の猿における予備の投与量決定調査中に 発生される効能及び不耐性特徴に基づいて最適と思われる。別のグループは6匹 の照射被験体であり (「照射された処理されない」グループで、以下INTと 呼ぶ)、同じスケジュールで賦形剤のみを受けた。もう1つのグループは2匹の 被験体であり(「疑似(sham)照射された」グループで、以下NITと呼ぶ)、 同じようにして体重1kgにつき1日当たり10μgを受け、組換え型ヒューマ ンインターロイキン−6の生活性対照とした。全ての処理(組換え型ヒューマン インターロイキン−6或いは賦形剤)は常に照射日(日0)後、1日(日1)た って開始し た。インターロイキン−6を注射された非照射ヒヒにおける結果 臨床不耐性 臨床症候学の追跡調査を、処理の着手後、少なくとも40日間、毎日行った。 調査中、体重、食料消費、体温及び行動の著しい変化が認められなかった。全般 或いは局部的(注射箇所での)不耐性の徴候が認められなかった。何れのグルー プでも死亡は記録されなかった。血液学的検査 組換え型ヒューマンインターロイキン−6は、試験した全ての投与について、 全般的に処理4〜5日後に始まって血小板数の著しい増加を誘発した。各投与グ ループにおける個々のヒヒの数が非常に少ないので、統計的分析を行うことがで きなかったが、血小板数の最大の増加については、体重1kgにつき1日当たり 10μgまで、投与依存反応傾向が認められた。体重1kgにつき1日当たり2 0μgでは、最大の血小板上昇が鈍いと思われた。鬱血 トロンビン時間は、全ての処理ヒヒにおいて増加し、処理動物の何匹かにおい ては、処理の初めの1週間以内に20から35秒まで上昇した。 最も高い値は体重1kgにつき1日当たり20μgで処理された2匹の動物に認 められた。 線維素原は全ての処理ヒヒにおいて4時間以上増加し、処理終了までに最大限 になった。この急速増加は注射量に比例していなかった。処理中止後に漸進的正 常化が始まった。急性相蛋白質 投与量依存性であると思われない対照と比較して、全ての処理された個々のヒ ヒにおいてセルロプラスチンの明白な増加があった。処理中止後、基線値までの 非常に漸進的に回復した。 処理された全てのヒヒにおいてC−反応性蛋白質の著しい増加があった。処理 の終了後2日と12日との間に正常化が起こった。 処理中止後に非常に漸進的な正常化を伴う全ての動物におけるハプトグロブリ ンの明白な増加は投与量に関連あるとは思われない。誘発骨髄機能低下の結果 臨床不耐性 代表的な後放射症候群を両調査群に類別した。組換え型ヒューマンインターロ イキン−6によるこれらの徴候の顕著な悪化が認められた。2つの非照射対照は いずれの特定の臨床徴候を示さなかった。注射箇所では、局部的不耐性がこれま で認められなかった。調査期間中及び後、何れのグループにおいても死亡は記録 されなかった。血液学的検査 組換え型ヒューマンインターロイキン−6は照射誘発血小板減少症を著しく弱 め、且つ血小板の回復を促進した。 中性子照射は両グループにおいて深刻な血小板減少症を誘発した。日0から最 下点までの日数として定められる最下点までの時間は著しく異なり、処理グルー プでは、平均時間が組換え型ヒューマンインターロイキン−6治療の7日に対応 する7.7日±0.8であるのに対して、対照グループ(p=0.003)では 、平均時間が12.8日±1.9である。しかも、少なくとも(照射前の12匹 のヒヒの平均血小板数として算出した)基線への復帰までの平均時間は著しく短 く、処理グループでは17.3日±5.2であるのに対して、未処理グループ( p=0.003)では25.0日±2.2である。非処理グループの自発的回復 勾配と比較して、照射処理動物の回復期中、2、3日間、正常値(ピーク559 ,000/mm3、p=0.03)より高い血小板数の増加があった。予期した ように、「疑似照射」処理対照は著しい血小板増加症を示し、投与両決定調査中 に認められるデータを確認した。対照的に、 組換え型ヒューマンインターロイキン−6治療は照射誘発白血球減少症の強さを 弱めず、且つその回復をも促進しなかった。鬱血 トロンビン時間持続は組換え型ヒューマンインターロイキン−6(IT或いは NITの何れか)を受けたグループでは正常値を越えて増加した。ITグループ とINTグループとの間に統計的に著しい差(平均で日2〜日14)があった( 以下を参照されたい): 処理中止後、漸進的な正常化が認められた。部分的活性化トロンボプラスチン時間(APTT) 組換え型ヒューマンインターロイキン−6処理動物(IT)と非処理動物(I NT)との間には、平均APTTの統計的に著しい延長(平均で日2〜日14) が認められた。「疑似照射」グループ(NIT)では、同様な増加が認められた 。 (APTT:部分的活性化トロンボプラスチン時間) 処理中止後、漸進的な正常化が起こった。線維素原 全てのグループの動物が上昇平均線維素原値を示した。しかし、組換え型ヒュ ーマンインターロイキン−6(IT或いはNITの何れか)を受けた動物におい ては、より激烈な上昇が見られた。ITグループとNITグループとの間には、 統計的に著しい差(平均で日2〜日14)が認められた(以下を参照)。 処理中止後、漸進的な正常化が起こった。急性相蛋白質 C3C補体 :組換え型ヒューマンインターロイキン−6処理グループ(IT及び NIT)において明白な増加があり、漸進的な正常化が伴った。照射量はC3C 補体循環レベルに影響するとは思えない。 セルロプラスチン:照射された非処理グループと比較して、全ての処理動物にお いて明白な増加があり、処理中止後、基線値への非常に漸進的な復帰が伴った。C−反応性蛋白質 :全てのグループの動物が著しい増加を示した。しかし、この 上昇は照射された非処理動物(INT)では瞬間的であったが、2つの他のグル ープでは、全組換え型ヒューマンインターロイキン−6処理期間中、持続した。 処理中止後、急速に正常化した。酸α−1−糖蛋質及びハプトグロブリン :組換え型ヒューマンインターロイキン −6(IT及びNIT)を受けた動物において明白な増加が認められ、その後、 漸進的に正常化した。α−1−抗トリプシン :組換え型ヒューマンインターロイキン−6(IT及びN IT)を受けた動物において明白な増加が認められ、その後、漸進的な正常化が 起こった。α−2−マクログロブリン :全てのグループの動物において増加が認められた。 この上昇はINTグループでは瞬間的であったが、2つの他のグループでは、全 組換え型ヒューマンインターロイキン−6処理期間中、持続した。処理中止後、 急速に正常化した。鬱血 最も顕著な特徴はトロンビン時間の延長であり、及びより小さい程度で、部分 的活性化トロンボプラスチン時間の持続時間増加である。結果 はこれらの同じ動物において組換え型ヒューマンインターロイキン−6により誘 発された線維素原の著しい上昇に関連し得る線維素形成の乱れを示唆している。 しかし、さほど著しくはないが、線維素原の増加を示した照射された組換え型ヒ ューマンインターロイキン−6非処理動物(INT)はトロンビン時間の摂動を 示さなかった。 処理中止後、凝固パラメータ並びに線維素原の完全に正常化した。血液化学 セルロプラスチン、C−反応性蛋白質、酸α−1−糖蛋質、ハプトグロブリン 、α−1−抗トリプシン、α−2−マクログロブリン、C3C補体及び線維素原 の全てが、全ての組換え型ヒューマンインターロイキン−6処理動物において著 しく増加された。しかし、線維素原及びC−反応性蛋白質では、最も顕著な効果 が認められた。処理中止で、全ての摂動が可逆であった。例2 物質及び方法 インターロイキン−6 中国産ハムスターの卵巣細胞にヒューマンインターロイキン−6用の補足DN Aを表示することにより組換え型グリコシル化インターロイキン−6を製造し、 この組換え型グリコシル化インターロイキン−6はアレス・セロノ”Ares Seron o”(スイスのジュネーヴ)により提供された。そのアミノ酸配列、炭水化物組 成物及び炭水化物付加箇所は天然のヒューマンインターロイキン−6のものと同 じであった。NationalInstitute for Biological Standards and controlのイン ターロイキン−6標準及び対照(Potters Bar、イギリス)を使用してムリン( ネズミ科)T1165プラズマシトマ細胞について測定した場合の調製物の比活 性度は12.7x106U/mgであった。調査全体にわたって単一バッチを使 用した。ルムラスライセート試験により測定した場合の内毒 素含有量は検出限度未満であった(<0.1内毒素単位数/mg)。動物 重量20〜25kgの8匹のヒヒ(Papio ursinus;CapeLaboratories、スイ スのジュネーヴ)を到着時に検疫し、検疫から解放する前に病気の形跡について 調査した。これらのヒヒをMinistry of Agriculture,Environment and Nature Preservationで認可されている施設においてステンレス鋼製の檻に個々に取容し た。動物部屋に、逆濾過空気バリア及び全スペクトルライト(午前8時から午後 8時まで)を取付け、これらの動物部屋を比湿度60%で23℃に調整した。こ れらのヒヒに市販の動物の食物及び新鮮な果物や、自動水道水を任意に与えた。 動物を注射をする間、及び血液採取の際には麻酔(ケタミン7mg/kg)をか けていた。採血 次いで、清潔な伏在静脈から採血し、血清用の抗凝血剤(急性相蛋白質)無し に、或いは抗凝血剤((クエン酸塩(殆どの分析)、或いはフィブリノペプチド の蛋白質分解酵素抑制剤混合物かプラスミン−抗プラスミン合成物スタゴ(Stag o)を含むクエン酸塩)と共に、予冷管内で混合した。分析 予備実験において、全ての試薬及び分析用器具を、ヒヒの各パラメータの分析 に対する適合性をテストした。凝固分析 慣例的な全体の凝固テスト:Diagnostica Stago(フランスのアニエール)か ら得た試薬を使用して、プロトロンビン時間、活性化した部分的トロンボプラス チン時間、及びトロンビン時間のテストを実行した。機能的抗トロンビンIIIの 濃度を色素基質法(Stachrom ATIII,Diagnostica,Stago)により、また、抗原 の濃度を比濁法(ベーリング、 ドイツのフランクフルト)により測定した。プロトロンビン断片1+2の濃度を ELISA(enzygnost 1+2、ベーリング)により測定した。フィブリノペプチドAの 濃度は、ベントナイトを吸収することにより線維素原を除去した後、競合酵素結 合した免疫測定(Asserachrom FPA,Diagnostica,Stago)により血漿内で測定 した。トロンビン−抗トロンビンIII複合物の濃度はELISA(enzygnost TAT micr o,ベーリング)により決定した。D-dimerの濃度はELISA(Asserachrom D-Di,S tago)により決定した。 因子X、因子II及びPCの分析の説明。 因子Xaの活性度を1/tとして計算し、初期値の百分率で示した。線維素因子 線維素溶解因子の抗原の濃度は免疫測定により測定した。更に、組織プラスミ ノゲン活性剤はTintelize組織プラスミノゲン活性剤器具(Biopool,スウェーデ ンのウメア)を使用し、またプラスミン−抗プラスミン複合体はPAP ELISA器具 (Technoclone,オーストリアのウィーン)を使用して測定した。 インターロイキン−6の濃度はELISA(Immunotech、フランスのマルセーユ) により測定した。急性相反応蛋白質 C−反応性蛋白質、パプトグロビン、アルファ−2−マクログロブリン、アル ファ−1−アンチトリプシン、アルファ−1−酸糖蛋質(オロソムコイド)、プ レアルブミン及びフィブロネクチンの抗原の濃度はBNA懸濁液内バクテリア計量 器及びベーリングにより提供された特定の抗血清を用いた比濁分析法により測定 された。研究の意図 最初の適用量を見い出す研究は、体重1kgにつきそれぞれ0、5、30、1 00及び500μgの組換え型ヒューマンインターロイキン−6 を一度だけ皮下注射により投与した5匹のヒヒを使って行い、この研究の結果、 体重1kgにつき100μgの適用量が選択された。4匹のヒヒには、ヒヒ血清 1%を含む無菌の0.9%のNaClにおける組換え型ヒューマンインターロイキン −6を100μg皮下注射にて一度だけ投与し、他の4匹のヒヒには賦形剤のみ を投与した。研究中、動物達の体重、行動、摂取食物及び体温を毎日観察した。 注射の前、また注射後30分、1時間、3時間、6時間、8時間及び24時間に 採血した。その後7日間は毎日採血し、第2週目の間は2回だけ採血した。分析 結果としての適用量を見い出す迄、血液は−80゜で貯蔵した(分析が行われた 時間は1カ月以内であった)。結果 組換え型ヒューマンインターロイキン−6の一度の皮下注射の臨床上の臨床上の 効果及び血液学的なパラメータ 体重、食物摂取量、全身的な或いは局部的(注射箇所)な不耐性の症候、及び 凝固以上の臨床的症候に重要な変化は観察されなかった。何れのグループにも死 亡した動物は記録されなかった。インターロイキン−6を施されたヒヒでは、2 〜3日後に血小板の数が増加し始め、7日目に最高65%の増加が観察された。 対照グループでは血小板の数の変化は最小限であった。賦形剤を施されたヒヒ及 びインターロイキン−6を施されたヒヒでは、ヘマトクリット及びヘモグロビン の値は注射前の最小値である85%まで減少した。この減少は4日目から7日目 までに生じ、その後正常になった。インターロイキン−6の濃度 体重1kgにつき100μgの適用量の組換え型ヒューマンインターロイキン −6を一度皮下注射することで血漿の濃度が急速に増加し、これは24時間持続 した(図1)。3時間目に最高濃度50ng/mlまで観察され、その後、24 時間目で終末の半減期である3〜4時間に相当 する1.3ng/mlまで徐々に低下していった。賦形剤を注射されたヒヒでは 、インターロイキン−6の濃度は研究の間中、検出限界値未満(<0.1ng/ ml)のままであった。急性相反応 鎖式炭水化物を加えて糖蛋質にされた組換え型ヒューマンインターロイキン− 6がヒヒにおいて機能的であることを確認するために、幾つかの急性相反応の血 清濃度を測定した。C−反応蛋白質の濃度は、組換え型ヒューマンインターロイ キン−6の注射後2日目に最高の8倍まで増加した(図2)。アルファ−1−ア ンチトリプシンの濃度は6時間遅れで増加し始め、2目で、最大値に達した。こ の最大値は、対照のものの2倍であった(図2)。また、線維素原(図2C)、 ハプトグロビン(図2D)、アルファ−2−マクログロブリン(図示せず)、及 びアルファ−1−酸糖蛋質(図示せず)の各血漿濃度は著しく増加したのに対し 、プレアルブミン及びフィブロネクチンの濃度は一時的に減少した(図2E及び 2F)。凝固機構 組換え型ヒューマンインターロイキン−6の注射は凝固機構の多くのパラメー タに顕著な効果を与えた。インターロイキン−6を施されたヒヒでは1〜3日後 に、活性化した部分的トロンブプラスチン時間、プロトロンビン時間及びトロン ビン時間に著しい増加が観察された(図3)。因子Xの機能的活動を測定したと ころ、1〜3日から減少が見られたのに対し(図4)、プロトロンビンの機能的 活動には何ら変化は観察されなかった。フィブリノペプチドAの平均レベルは1 〜3日に2倍以上増加したのに対し(図5)、抗トロンビンIIIの濃度は最下点 64%に達した。殆どの凝固パラメータは5日目で注射前の値に戻った。D−二 重体の濃度は24時間後に増加し始め、4日間で対照グループの3倍高い濃度に 達し、少なくとも7日間の間上昇を維持した。しかし、トロンビ ン-抗トロンビンIII複合体の濃度には著しい変化は観察されなかった(データは 図示せず)。インターロイキン−6を施されたヒヒではプロトロンビン断片1+ 2の濃度が減少し、24時間目で最下点に達した(図8)。インターロイキン− 6を施されたヒヒでは、蛋白質Cの濃度は2日目で最下点まで減少した。その後 、蛋白質Cは制御値より僅かに高い価まで増加した。対照のヒヒでは、蛋白質C の濃度は一定のままであった(図9)。線維素機構 組換え型ヒューマンインターロイキン−6の注射はヒヒ内のPA及びPAI− 1に対して絶大な効果があった。t−PAの濃度は3時間後に増加し、6〜8時 間後に対照の4倍高い最高値に達し、その後、組織プラスミノゲン活性剤の濃度 は徐々に正常値に戻った(図10)。PAI−1の濃度はt−PAに類似したパ ターンで増加して、6〜8時間後に対照の3倍高い最高値に達し、24時間以内 に正常に戻った(図11)。 プラスミン−抗プラスミン複合体の血漿濃度はインターロイキン−6の注射後 は変化しなかった(図示せず)。図面の説明 図1 インターロイキン−6を注射されたヒヒ(●)及び対照のヒヒ(○)における t−PAの濃度の一連の変化(mean±SEM)図2 インターロイキン−6を注射されたヒヒ(●)及び対照のヒヒ(○)における PAI−1の濃度の一連の変化(mean±SEM)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,CA,JP,US (72)発明者 エロダン、フランシス フランス、グルノーブル、38702 ラ ト ロンシュ,24 アヴニュ デ マスキー ドゥ グレシボダン、サントル ドゥ ル シェルシュ デュ セルビス ドュ サン テ デ ザルメー (72)発明者 マルタン、セルジュ フランス、グルノーブル、38702 ラ ト ロンシュ,24 アヴニュ デ マスキー ドゥ グレシボダン、サントル ドゥ ル ミエルシュ デュ セルビス ドュ サン テ デ ザルメー (72)発明者 イティエー、アルモー スイス、1202 ジュネーヴ、15 ビス,セ アシュデ ミヌ、アレ セルビス エス アー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.消耗性凝血出血疾患の治療或いは予防用薬剤の製造へのインターロイキン− 6の使用。 2.前記凝血出血疾患は汎発性血管内凝固症候群である、請求項1記載の使用。 3.少なくとも1つの急性相蛋白質のレベル低下に関連する機能障害の治療或い は予防用薬剤へのインターロイキン−6の使用。 4.前記疾患或いは機能障害は、代償汎発性血管内凝固症候群、脱線維素症候群 、一次線維素溶解或いは細小血管障害血小板減少症である、請求項1乃至3の何 れかに記載の使用。 5.前記消耗性凝血出血疾患は、組織要素の遊離、内皮損傷、脈管奇形及び感染 により生じてなる、請求項1乃至4の何れかに記載の使用。 6.前記感染は敗血性ショックを伴う、請求項5記載の使用。 7.前記薬剤は投与量分のユニットに分けた形態を成し、各ユニットは一投与分 として35乃至350μgのインターロイキン−6を含む、請求項1乃至6記載 の使用。 8.消耗性凝血出血疾患にかかった、或いはかかる危険性のある人間或いは動物 の患者に、有効量のインターロイキン−6を投与してなる、治療或いは予防方法 。 9.体重1kgにつき1日当たり0.5乃至30μgのインターロイキン−6を 静脈から投与してなる、請求項8記載の方法。 10.インターロイキン−6を、体重1kgにつき1時間当たり0.02乃至1 .25μgを非径口にて或いは放出を遅らせる形態で投与してなる、請求項8記 載の方法。
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