JPH08501899A - 電歪センサおよびアクチュエータ - Google Patents

電歪センサおよびアクチュエータ

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JPH08501899A
JPH08501899A JP6500616A JP50061694A JPH08501899A JP H08501899 A JPH08501899 A JP H08501899A JP 6500616 A JP6500616 A JP 6500616A JP 50061694 A JP50061694 A JP 50061694A JP H08501899 A JPH08501899 A JP H08501899A
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electrostrictive
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ジー. スミッツ,ヨハネス
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トラスティーズ オブ ボストン ユニバーシィティ
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 検知と作動のための電歪不均質バイモルフを製作する方法であって、Si34の層の上にZnO層を堆積することを含む。電歪材料はたわみを起こす電圧にバイアスされる。その結果生じるたわみの大きな振幅は、印加電圧と2次の関係がある。

Description

【発明の詳細な説明】電歪センサおよびアクチュエータ 発明の背景 本発明は一般に誘電材料に関し、より詳しくは、対象を操作し検知するための 複合成分から成る電歪バイモルフに関する。 一般に電気すなわち電気的極性は、圧電材料に機械的圧力(すなわち応力)を 加えることにより生じる。圧電材料に機械的応力を加えると、応力に比例する電 気分極(1立方メートル当たりの電気双極子モーメント)を発生する。材料が絶 縁されていると、分極はその材料にかかる電圧になる。逆に材料の間に電圧を加 えると、材料は機械的にひずむ。この相互関係は圧電効果として知られている。 このように圧電材料を電界の中に置くと膨張または収縮する。圧電材料が膨張す るか収縮するかは、加える電界の極性によって決まる。 圧電バイモルフは、圧電材料の膜を弾力的な梁または棒に固着するか、または 2つの圧電材料を張り合わせて複合片持ち棒を作ることにより形成することがで きる。棒は、電界を加えると、正確に決まった動きでたわむことのできる自由部 分を備える。一般に棒は垂直方向にたわむ。圧電バイモルフ構造は、変換器、ポ ンプ、振動構造、計算機、モータなど、広範囲の用途がある。 複合成分から成る圧電バイモルフは、圧電材料の単一の層を非圧電材料の層の 上に堆積することにより形成される。圧電複合バイモルフは電界を加えるとたわ む。一般的な圧電複合バイモルフはPLZT、PZT、PVF2などの圧電材料 を用いる。これらのバイモルフは、電話の受話器、厚さが伸びる方式の共振器、 PLFET加速度計、共振隔膜圧力センサ、共振力センサ、片持ち棒で作られる モノリシック帯域フィルタ、棒の振動制御におけるダンパ、音の放射を制御する ための方形板の振動モードの調節器に用いられて来た。発明の概要 本発明の望ましい実施態様は、基板と、基板の上に堆積された誘電層とを備え る電歪複合バイモルフを提供する。電歪層は圧電特性とは異なる電歪特性を持つ 。すなわち、圧電材料が電界に比例してひずむのとは異なり、電歪層は電界の2 乗に比例してひずむ。電歪層にバイアス電圧を加えるとバイモルフはたわむ。印 加電圧が少し変化すると、たわみは印加電圧の変化にほぼ比例して変化する。従 って棒のたわみは1次と2次の要素の和という特徴を持つ。 基板層は窒化珪素であり、誘電層は周期律表のII族とVI族から選択された 元素から成る化合物であることが望ましい。誘電層および基板層として望ましい 材料はそれぞれZnOおよびSi34である。基板層と誘電層の厚さ比は約1で よいが、この比はそれぞれの応用やバイモルフ構造に用いられる材料に従ってか なり異なってよい。複合バイモルフは流体や対象を操作し検知するのによく用い られる。より特定して言うと、電圧の関数として大きなたわみを生じるので、本 発明はレーザプリンタや、距離計や、バーコード読取り器などのレーザスキャナ や、ファイバオプティックのアドレスシステムなどにおいて、光束を偏向させる のに用いられる。これらのシステムはマイクロプロセッサや制御回路で制御する ことができ、その中の一部または全ては1個のチップの上にモノリシックに集積 することができる。 本発明は、電歪複合バイモルフをいくつかの段階で製作する望ましい方法を含 む。まず下地層を堆積させ、次にSi34などの誘電材料を堆積させる。その上 に導体を堆積させ、またその上に電歪材料を堆積させる。次に第2電気接点を電 歪材料の上に設ける。最後に構造の下部の下地層を除去し、片持ち棒などの電歪 バイモルフ・アクチュエータまたはセンサを形成する。 以下に望ましい実施態様と使用方法に関連して本発明を説明するが、本発明を 具体化した特定の電歪複合バイモルフは引例として示すものであって、本発明は この実施態様に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲で定義され る本発明の精神と範囲内に含まれる全ての代替物や変形品や同等品を含むもので ある。図面の簡単な説明 第1図は、本発明によって製作される電歪複合バイモルフの平面図である。 第2図は、電歪複合バイモルフの断面図である。 第3A−3G図は、電歪複合バイモルフの製作工程の図である。 第4図は、電歪複合バイモルフのたわみ対DC電圧のグラフである。 第5図は、オプティカルファイバをアドレスする電歪アクチュエータの図であ る。 第6図は、被写体の位置を検知する距離計として用いられる電歪センサの図で ある。 第7図は、レーザビームを偏向させる電歪アクチュエータの図である。 第8図は、加速度計として用いられる電歪アクチュエータの図である。 第9図は、電歪バイモルフを操作するのに用いられる駆動回路の略図である。望ましい実施態様の詳細な説明 本発明の電歪複合バイモルフによるデバイスの望ましい実施態様の平面図と断 面図を第1図と第2図にそれぞれ示す。デバイスは一般に番号10で示す。バイ モルフ構造は珪素基板12と、珪素基板12の上に形成されるZnO14などの 誘電材料の層を備え、基板に対して一端でたわむことのできる片持ち棒10を設 ける。誘電材料はZnOに限られるわけではなく、電歪挙動を示す周期律表のI I族およびVI族から選択された元素から成る任意の化合物を含んでよい。 ZnO層14の向かい合う側に設けられる2つの電極16と18を用いて層1 4に電界を加え、バイモルフを一端でたわませる。このシステムを一般に曲げシ ステム20と呼ぶ。接触パッド22と24を用いて、バイモルフを操作する制御 器39を含む駆動回路に電極16と18をそれぞれ電気的に接続する。駆動回路 は、バイモルフを形成する半導体ウエーハすなわちチップ内に集積してよい。バ イモルフは、基板12の中または上に形成される「凹部」に設けてよい。 またバイモルフは、個別の電極25および27と接点32およびと34を備え る振動システム26を含んでよい。振動システム26と、電極28および30を 備える検知システム36とを触覚センサとして用いてよい。 触覚センサは次のようにして対象の位置を決める。曲げシステムに加える電圧 を徐々に変化させることにより、棒をテスト対象の方にたわませる。電圧は振動 電極システムにも加えられる。捧が振動すると外部の対象との接触が強まる。棒 の検知部が対象に接触すると、検知システムの電極は電気信号を検知する。回路 39は信号を処理して曲げ電圧をそのレベルに保つ。曲げ電圧から、外部の対象 の位置を決定することができる。 複合バイモルフは第3A−3G図に示す方法で形成する。本方法を説明するた めに特定の処理条件と寸法を示すが、これらは使用する材料や所望の装置の寸法 に従って変えてもよい。まず、(100)面の珪素ウエーハ40を乾燥した酸素 の中で1150℃で酸化して0.5μmのマスク用酸化物42を得る(第3A図 )。フォトリソグラフィを用いて珪素ウエーハの上に窓46の配列のパターンを 作る(第3B図)。この例では、窓は3.11mmx0.96mmの寸法の方形 である。次に窓の内部の二酸化珪素(SiO2)を、緩衝酸化物エッチ(BOE )においてエッチングにより除去する。厚さ1.0μmの酸化亜鉛(ZnO)の 下地層48を、圧力5.33Pa(4x10-2Torr)でマグネトロンスパッ タリングによりウエーハ上に堆積する。スパッタリングは、600Wの電力レベ ルで、純粋の酸素ガスの中で亜鉛ターゲットから行われる。方形窓の外側のZn O膜を、燐酸と酢酸と水の混合液(1:50:50)の中でエッチングにより除 去する(第3C図)。次に純粋のアルゴンガスの中で厚さ1μmの窒化珪素(S i34)の層49を(Si34)ターゲットからウエーハの上にスパッタリング する。クロム・金の層50を窒化珪素(Si34)の上に蒸着して底部電極を形 成する(第3D図)。次に厚さ1μmのZnOの膜52を底部電極50の上にス パッタリングしてパターンを作る。スパッタリング工程のパラメータは下地層Z nO48の場合と同じものを用いる。クロム・金の第2層54をウエーハの上に 蒸着して頂部電極を形成する(第3E図)。この段階で、センサの重要な要素の 製作が完了する。 これでデバイスをエッチングにより取り出す準備ができた。フォトレジスト5 6をウエーハ上にスピンコーティングし、マスクのパターンを作る。これは、装 置の片持ち棒構造を作るためにエッチングするSi34の必要な領域を露出する ものである(第3F図)。Si34をBOEの中で犠牲ZnOに達するまでエッ チングする。同じフォトレジストの位置で、片持ち棒全体が珪素基板から離 れるまで、Si34の下の犠牲ZnOを酢酸と燐酸と水の混合液の中でエッチン グする。得られる構造は片持ち棒を持つ圧電複合バイモルフで、棒の材料の熱膨 張係数を適当に不釣り合いにして上に曲がるように設計することができる。この 例では、バイモルフの長さは約3mmで、バイアス電圧を加えると約1mmたわ む。 約−8.0ボルトから約+8.0ボルトの範囲のDC電圧を結合パッドを経て 電極に加えて複合バイモルフ10をバイアスさせると、片持ち棒はたわむ。また 、バイモルフ10はAC電圧を加えてもたわむ。バイモルフの自由端のたわみは 、電圧を加えた自由端の位置と入力電圧がゼロのときの最初の位置との差の測度 である。本発明のバイモルフの最大たわみは約1mmで、PZT材料を用いる従 来の圧電不均質バイモルフの最大たわみもほぼ同じである。 第4図は、複合バイモルフのたわみに対するバイモルフに加えるDC電圧のグ ラフである。曲線が「蝶」の形をしているので分かるように、第4図にはヒステ リシスがある。複合バイモルフは電圧が6Vより高くなると飽和する。このデー タは、捧の長さが2980ミクロンと1688ミクロンのセンサを作り、30倍 光学顕微鏡と、接眼鏡に単位当たりの分解度が33.3μmの網線とを備える検 査器でテストして得られたものである。DC電圧は、結合パッドを経て曲げ電極 領域に加えた。ヒステリシス効果を観察するために、まず曲げ電圧を0Vから− 6.5Vまで一方向に少しずつ下げた。−6.5Vから、電圧を0Vまで一方向 に戻した。0Vから電圧を6.5Vまで上げ、再び0Vに下げた。いろいろの入 力電圧において、センサの自由端の位置を網線から読んだ。ある入力電圧におけ る自由端のたわみは、入力がゼロのときの最初の位置からの自由端の位置の差と して得た。 第4図のグラフの2次的挙動を見ると、複合バイモルフのたわみは電圧の大き さによって大きく変わるが、印加電圧の極性には関係しないことが分かる。例え ば、複合バイモルフの戻りは電界が高い領域では下の方に小さくそれ、電界が低 い領域では上の方に大きくそれる。 バイアスを与えた複合バイモルフの変動は、その構成式により説明することが できる。外部電圧によるバイモルフのたわみは次式で与えられる。 pはそれぞれSi34とZnOの厚さ、d31はZnOの圧電定数、Lは曲げシ ステムの長さである。 本発明の複合バイモルフについて、 は次の値を持つと仮定する。 これらの値を用いると、式(1)からたわみは次のようになる。 δ(V)=12x10−6V (2) 式(2)を、第4図の原点で交差する点線で示す。この線で表される圧電効果 では、第4図のほとんど対称のプロットを十分説明することができない。左側の 部分のデータ点を通る直線の傾斜は、バイアス電圧が−4Vのときには309μ m/Vである。 第4図に示すデータをVの2次式を用いて最小自乗曲線であてはめると、次の 係数が得られる。 曲線のあてはめから、電歪効果があることは明らかである。電歪効果によりバ イモルフのたわみと電界の間には2次の関係があり、誘電材料は電界の極性にか かわらず常に収縮する。 電歪は、電界により誘起される誘電材料の弾性変形すなわちひずみの一形式で ある。弾性ひずみは電界方向が逆でも無関係である。電歪は全ての誘電体が持つ 性質であって、電界が逆になると電界で誘起されるひずみの符号が変わる圧電効 果とは異なる。 本発明のバイモルフ10は圧電挙動と電歪挙動の両方を示す。しかし用いる材 料の電歪応答の大きさは圧電応答の大きさより実質的に大きい。 本発明において、珪素基板層と圧電層の厚さ比は約1である。厚さ比を約2に すると、バイモルフをモータの要素として用いる場合に最適なエネルギー転送特 性を持っ複合バイモルフが得られる。しかし厚さ比が1.5のバイモルフに電圧 を加えると、バイモルフは最大のたわみを生じる。またバイモルフは、珪素など の半導体層を用いて作ることができる。このようなシステムの製作は米国特許第 5,049,775に詳しく記述されているので、参照文献としてここに示す。 一般に厚さが1μから約100μの範囲の珪素基板層の最大たわみ量は約1mm である。 本発明の複合バイモルフは電歪の性質を持っているので、多くの異なる用途に 用いることができる。例えば第5図は、複数のオプティカルファイバ60にアド レスし結合するアクチュエータ58として用いられる不均質バイモルフ10を示 す。この実施態様では、アクチュエータ58はマイクロプロセッサ62と光源6 4に結合する。マイクロプロセッサは電歪複合バイモルフに加えるバイアス電圧 の大きさを制御し、アクチュエータを小さい増分で動かす。この用途では、アク チュエータ58は水平および垂直方向に動いて複数のオプティカルファイバ60 にアドレスする。従って光源64は、どのオプティカルファイバ60にも完全に アドレスすることができる。 また第1図と第2図に示した型のアクチュエータは、電子装置の冷却や、液体 の混合や、流体の移送や、振動構造の減衰の制御に用いることができる。電歪バ イモルフ・アクチュエータが上の用途で各種のばね型の負荷にどのように機械仕 事を行うかを説明したのが、スミッツ(Smits)の「各種のバネ型の負荷に機械 仕事を行う圧電バイモルフの有効度」、フェロエレクトロニクス、(1991年 )、第120巻、241−252ページ、および、スミツ他の「各種の定負荷条 件において機械仕事を行う圧電バイモルフ・アクチュエータの有効度」、フェロ エレクトロニクス、(1991年)、第119巻、89−105ページ、である 。 ファイバ60の配列に関してオプティカルファイバにアドレスするのに用いら れるシステム10を第5図に示す。光源64を用いて配列に送る光信号を発生し 、マイクロプロセッサを含む制御器62を用いて棒10の2次元のたわみを制御 し、棒10に取り付けたオプティカルファイバを2つの位置58と59の間で切 り替えて、取り付けたファイバを配列60内の任意のファイバに位置に合わせる ことができる。 第6図は、被写体の位置を決定する検知装置として用いられる複合バイモルフ を示す。例えば、この実施態様はカメラのオートフォーカスに用いることができ 、また一般に被写体の位置を検知する距離計装置として用いることができる。第 6図に示す距離計装置65は、被写体66と、CCD検出器68と、マイクロプ ロセッサシステム62と、反射面69を備える電歪複合バイモルフ10と、制御 器70を備える。 この実施態様では、被写体66(すなわち木)の像が電歪バイモルフ10の反 射面69に入り、反射面は2つの別の像をCCD検出器68に反射する。マイク ロプロセッサシステム62は、特定のバイアス電圧を制御器70から電歪材料に 与えることにより電歪バイモルフの動作を制御する。バイアス電圧により電歪材 料は曲がり、このため被写体66の像はCCD68の異なる位置で検出される。 またマイクロプロセッサシステムは自己相関関数でプログラムすることができる 。自己相関関数は電歪バイモルフをたわませるのに必要なバイアス電圧を与え、 両バイモルフからの各像を相互に収束させてCCDの上に1つの像を生成する。 両反射像の間の完全な相関を得るのに必要なたわみは、像の被写体66と基準位 置または平面との間の距離に比例するので、被写体の位置を正確に決定すること ができる。 第7図は、光束を偏向させるシステムに用いられる複合バイモルフ10を示す 。 詳しく言うと、このシステムはレーザプリンタとして用いられ、またはバーコー ド読取り器として用いることができる。第7図はレーザプリンタで用いられる光 偏向システムである。システム71は光源78(望ましくはレーザ)と、制御器 80と、光源78からの光を偏向させる反射面を持つ反射器83を備える複合バ イモルフ10と、バイモルフから反射する光を受ける荷電面72と、荷電面を動 かす機械的駆動器74と、上記の各要素を制御するマイクロプロセッサ62を備 える。この実施態様では、光源78はバイモルフを光束で照射し、入射光は荷電 面72に反射して各画素を変える。複合バイモルフが動くと光は荷電面72によ って偏向される。従って偏向用の複合バイモルフ10は画素書込み器として動作 する。 複合バイモルフ10を用いる更に別の実施態様を第8図に示す。詳しく言うと 、複合バイモルフ10は振動を測定する加速度計84として用いられる。加速度 計84は基準重さを与える校正質量86、質量86を支える枠88、電歪材料1 0を備える。最初の電気信号をバイモルフに与えると、バイモルフは測定対象の 方にたわむ。複合バイモルフに接続する検出器が、静止した支持上の枠88から 吊り下げられた質量86の振動の量を検出する。 第9図は、電歪複合バイモルフ10を必要なバイアス電圧に駆動して、パネル または質量99を動かし検知する回路を示す。詳しく言うと、回路89は電界効 果トランジスタ98のドレン95に並列に接続されたダイオード90、92と、 電界効果トランジスタのソース97に並列に接続されたダイオード94、96を 備える。この構成では、ダイオード90、92、94、96によりトランジスタ は必要な電圧まで急速にバイアスされる。従ってこの回路は、バイモルフを0か ら8ボルトの範囲内のバイアス電圧に急速に駆動することができる。 本発明について望ましい実施態様に関連して詳細に図示し説明したが、請求の 範囲に定義された本発明の精神と範囲からそれることなく、多くの代替、変形ま たは変更が可能であることは、この技術に精通した人には明らかである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年7月18日 【補正内容】 請求の範囲 1.電歪デバイスを用いる方法であって、 基板に固着された電歪材料を供給する段階と、 電界を前記材料に加えるため、前記電歪材料の異なる領域に電気接点を設けて 、湾曲可能な電歪複合バイモルフを供給する段階と、 バイアス電圧に2次的に依存して湾曲する前記電歪複合バイモルフを、ある電 圧にバイアスして前記デバイス湾曲させる段階と、 を特徴とする方法。 2.前記電歪材料は、周期律表のII族とVI族から選択される元素から成る 化合物である、請求項1記載の方法。 3.前記電歪層はZnOである、請求項2記載の方法。 4.前記基板は半導体材料である、請求項1記載の方法。 5.前記電圧は0から8ボルトの範囲にバイアスされる、請求項1記載の方法 。 6.前記電圧は0−8ボル1への範囲に交流電気信号でバイアスされる、請求 項1記載の方法。 7.前記基板と前記電歪材料は約1の厚さ比を持つ、請求項1記載の方法。 8.前記基板と前記電歪材料はエネルギー転送に最適な厚さ比を持つ、請求項 1記載の方法。 9.前記基板層は約1μから約100μの範囲の厚さを持つ、請求項7記載の 方法。 10.前記電歪材料は約1−5mmの長さを持つ、請求項1記載の方法。 11.作動させる対象に隣接して前記湾曲する材料を位置させる段階と、 電界を前記電歪バイモルフに与える段階であって、前記電界は前記接点の間に 電圧を持ち、前記電圧は前記電界の極性にかかわらず一方向に前記要素を湾曲さ せて前記対象を動かす大きさと正または負の極性を持つ、前記段階と、 をさらに含む、請求項1記載の方法。 12.前記湾曲する材料は珪素基板上に固着される、請求項11記載の方法。 13.検出すべき対象または媒体に隣接して前記湾曲する電歪バイモルフを位 置させる段階と 前記電歪バイモルフをある電圧にバイアスして湾曲させ、前記対象または媒体 の特性を検出する段階であって、前記バイアスされた電歪バイモルフは前記電界 の極性に無関係に湾曲する、前記段階と、 を更に含む、請求項1記載の方法。 14.前記バイアスされた電歪バイモルフは前記電界の極性に無関係に湾曲する 、請求項13記載の方法。 15.前記珪素基板層はSi34を更に含む、請求項12記載の方法。 16.前記電歪バイモルフを振動させて前記対象を検出する段階を更に含む、請 求項13記載の方法。 17.前記対象の位置を表す電気信号を発生する段階を更に含む、請求項13記 載の方法。 18.前記電気信号を処理して前記対象の位置を決定する段階を更に含む、請求 項17記載の方法。 19.電歪センサであって、 湾曲可能な電歪複合バイモルフ上の第1対の電極の間に設けられた電歪材料の 第1領域と、 前記湾曲可能なバイモルフ上の第2対の電極の間に設けられた電歪または圧電 材料の第2領域と、 前記第1対の電極に接続されて、ある電圧の第1電気信号を前記材料の第1領 域に加えることにより印加電圧の2乗に依存してバイモルフを湾曲させることが でき、また前記第2対の電極に接続されて、交流電気信号により前記湾曲可能な バイモルフを振動させることのできる電気回路と、 を特徴とする電歪センサ。 20.前記湾曲可能なバイモルフと対象または媒体との接触に応じて、前記電気 回路により発生されたセンサ信号に応答して、前記対象または媒体を作動させる ために前記第1電気信号を加減する制御回路を更に備える、請求項19記載のセ ンサ。 21.前記電歪材料はZnOを含む、請求項19記載のセンサ。 22.前記湾曲可能なバイモルフは半導体材料の上にまたは覆って形成される、 請求項19記載のセンサ。 23.前記回路はマイクロプロセッサを更に備える、請求項19記載のセンサ。 24.前記湾曲可能なバイモルフは珪素を含む、請求項19記載のセンサ。 25.窒化珪素の層を更に含む、請求項24記載のセンサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電歪デバイスを用いる方法であって、 基板に固着する電歪材料を設け、 電界を前記材料に加えるため、デバイスを与える前記電歪材料の、異なる領域 に電気接点を設け、 バイアス電圧に2次的に依存してたわむ前記電歪材料を、ある電圧にバイアス してたわませる、 ことを含む方法。 2.前記電歪材料は、周期律表のII族とIV族から選択される元素から成る 化合物である、請求項1記載の方法。 3.前記電歪層はZnOである、請求項2記載の方法。 4.前記基板は半導体材料である、請求項1記載の方法。 5.前記電圧は0から8ボルトの範囲にバイアスされる、請求項1記載の方法 。 6.前記電圧は1−8ボルトの範囲に交流電気信号でバイアスされる、請求項 1記載の方法。 7.前記基板と前記電歪材料は約1の厚さ比を持つ、請求項1記載の方法。 8.前記基板と前記電歪材料はエネルギー転送に最適な厚さ比を持つ、請求項 1記載の方法。 9.前記基板層は約1μから約100μの範囲の厚さを持つ、請求項7記載の 方法。 10.前記電歪材料は約1−5mmの長さを持つ、請求項1記載の方法。 11.対象を作動させる電歪デバイスを用いる方法であって 電歪要素の異なる領域に電気接点を備えて前記要素に電界を加えることのでき る電歪要素を設け、 作動させる対象の近くに前記要素を置き、 電界を前記電歪要素に与え、前記電界は前記接点の間に電圧材料を持ち、前記 電圧は前記電界の極性にかかわらず一方向に前記要素をたわませて前記対象を動 かす大きさを持つ、 ことを含む方法。 12.前記電歪材料は、周期律表のII族とIV族から選択される元素から成る 化合物である、請求項11記載の方法。 13.前記電歪材料はZnOを含む、請求項12記載の方法。 14.前記要素は窒化珪素の層を備える珪素基板に固着される、請求項11記載 の方法。 15.前記電圧は0から8ボルトの範囲にある、請求項11記載の方法。 16.前記電圧は0から8ボルトの範囲に交流でバイアスされる、請求項12記 載の方法。 17.前記電歪要素は約1の厚さ比を持つ2つの材料を備えるバイモルフを含む 、請求項11記載の方法。 18.前記厚さ比はエネルギー転送に最適である、請求項17記載の方法。 19.前記珪素基板は約1μから約100μの範囲の厚さを持つ、請求項14記 載の方法。 20.前記電歪要素を前記対象の方にたわませることを更に含む、請求項11記 載の方法。 21.対象または媒体を検知するために電歪要素を用いる方法であって、 電歪 要素を設け、 前記電歪要素の異なる領域に電気接点を設けて電界を前記要素にまたがって加 えることのできるデバイスを設け、 前記電歪要素を、測定する前記対象または媒体の近くに置き、 電界の極性に無関係にたわむ電歪要素を、ある電圧にバイアスしてたわませる 、ことを含む方法。 22.前記電歪バイモルフは周期律表のII族とVI族から選択された元素から 成る化合物である、請求項21記載の方法。 23.前記電歪バイモルフはZnOを含む、請求項22記載の方法。 24.前記珪素基板層はSi34を含む、請求項21記載の方法。 25.前記電歪バイモルフを前記対象の方にたわませることを更に含む、請求項 21記載の方法。 26.前記電歪バイモルフを振動させて前記対象との接触を強めることを更に含 む、請求項21記載の方法。 27.前記対象の位置を表す電気信号を発生することを更に含む、請求項26記 載の方法。 28.前記電気信号を処理して前記対象の位置を決定することを更に含む、請求 項27記載の方法。 29.電歪センサであって、 たわみ部材上の第1対の電極の間に設けられる電歪材料の第1領域と、 前記たわみ部材上の第2対の電極の間に設けられる電歪または圧電材料の第2 領域と、 前記第1対の電極に接続して、第1電気信号を材料の前記第1領域に加えるこ とにより前記部材をたわませることができ、また前記第2対の電極に接続して、 交流電気信号により前記たわみ部材を振動させることのできる電気回路と、 を備える電歪センサ。 30.前記たわみ部材と対象または媒体との接触に応じて、前記電気回路により 発生するセンサ信号に応答して前記対象または媒体を作動させるために前記第1 電気信号を変更する制御回路を更に備える、請求項29記載のセンサ。 31.前記電歪材料はZnOを含む、請求項29記載のセンサ。 32.前記たわみ部材は半導体材料の上にまたは覆って形成される、請求項29 記載のセンサ。 33.エネルギー源から放出される光束を偏向させるシステムであって、 前記エネルギー源から放出される光束を偏向させ、たわみ部材上の第1対の電 極の間に設けられる電歪材料の第1領域と、前記たわみ部材上の第2対の電極の 間に設けられる電歪または圧電材料の第2領域と、電歪材料の前記第1および第 2領域の上に設けられる反射面と、前記第1対の電極に接続して材料の第1領域 に第1電気信号を加えて前記部材をたわませまた前記第2対の電極に接続して交 流電気信号によりたわみ部材を振動させる電気回路と、を備える電歪材料と、 前記電歪材料から偏向された光束を受ける荷電面と、 前記エネルギー源と前記電歪材料と前記荷電面を制御するマイクロプロセッサ と、 を備えるシステム。 34.前記電歪材料はZnOを備える、請求項33記載のシステム。 35.前記たわみ部材は半導体材料の上にまたは覆って形成される、請求項33 記載のシステム。 36.エネルギー源から放出される光束を偏向させる方法であって、 前記光束の間に反射面を備える電歪材料を設け、 前記電歪要素を所定の電圧にバイアスして偏向させ、 前記光束を荷電面に偏向させる ことを含む方法。 37.対象の位置を検知する装置であって、 所定の距離離して設けて前記対象の反射像を受け、前記反射像を反射する反射 面をそれぞれ備える第1電歪材料と第2電歪材料と、 第1および第2電歪材料から反射する像を受けて第1および第2基準像を形成 する像検出器と、 前記第1電歪材料と前記第2電歪材料に結合し、前記第1および第2電歪材料 をたわませて前記第1および第2基準像を前記像検出器上で動かすバイアス電圧 を供給するバイアス源と、 前記像検出器に結合し、自己相関関数に基づいて前記第1および第2基準像か ら1つの像を発生する像相関器と、 を備える装置。 38.対象の位置を検知する方法であって、 所定の距離互いに離した反射而をそれぞれ持ち、前記対象の反射像を受ける第 1および第2電歪材料を設け、 前記第1および第2電歪材料を所定の電圧にバイアスして動かし、 第1および第2基準像を発生する第1および第2電歪材料から反射される像を 検出し、 前記第1および第2基準像を1つの別の像に相関させる、 段階を含む方法。 39.複数のオプティカルファイバにアドレスする装置であって、 複数のオプティカルファイバのそれぞれに光束を放出する光源と、 前記光源に結合して複数のオプティカルファイバのそれぞれにアドレスする電 歪アクチュエータと、 前記電歪アクチュエータに結合してバイアス電圧を供給するバイアス源と、 を備える装置。 40.複数のオプティカルファイバにアドレスする方法であって、 光束を出す光源を設け、 電歪アクチュエータを前記光源に結合し、 複数のオプティカルファイバのそれぞれに、所定の方法で動く前記光源からの 光束でアドレスする、 段階を含む方法。 41.対象の振動を測定する加速度計であって、 前記対象に基準を与える校正質量と、 所定の距離離した前記対象と前記校正質量を支持する枠と、 前記校正質量と前記対象の間に設けられ、前記校正質量と前記対象を振動させ る電歪材料と、 を備える加速度計。 42.対象の振動を測定する方法であって、 前記対象に関連する校正質量を設け、 前記対象と前記校正質量を枠に接続し、 前記校正質量と前記対象の間に電歪材料を設けて振動させ、 前記対象の振動を測定する 段階を含む方法。
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