JPH08500510A - 歯ブラシとこのような歯ブラシを製造する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 軸状柄部(３)と、前記柄部を歯ブラシの荒毛(６)のための頭部(５)と連結する首部(４)とを備えている型式の歯ブラシにして、前記本体が射出成形工程により第１プラスチック材料で製造された歯ブラシの製造。前記本体に第２材料、例えば、ゴムのような材料のような弾性材料および／または滑り止め材料、または第１材料の色と異なる色を有する材料で製造された二つまたはそれ以上の部分(２０，２１，２２)を設けるために、歯ブラシ本体が凹部(１７，１８，１９)を備えている。前記第２材料は前記部分(２０，２１，２２)を形成するために前記本体の前記凹部の中に単一工程の多点射出成形プロセスにより前記第２材料の射出を行うために複数個の流路(２９，３０，３１，３２)を通して射出ノズル手段(３３，３４，３５)の中に供給される。従って、前記凹部(１７，１８，１９)および前記部分(２０，２１，２２)は前記第１材料により相互に物理的に隔離されている。

Description

【発明の詳細な説明】 歯ブラシとこのような歯ブラシを製造する方法 本発明は歯ブラシ本体を有する歯ブラシにして、軸状の柄部と、前記柄部を歯 ブラシの荒毛のための頭部と連結する首部とを備え、前記本体が射出成形により 第１プラスチック材料で製造され、そして前記本体が第２材料、例えば、ゴムの ような材料のような弾性材料および／または滑り止め材料、または前記第１材料 の色と異なる色を有する材料で製造された二つまたはそれ以上の部分を備えてい る歯ブラシに関する。 さらに、本発明は軸状の柄部と、前記柄部を歯ブラシの荒毛のための頭部と連 結する首部とを備えている型式の歯ブラシを製造する方法にして、前記本体が射 出成形工程により第１プラスチック材料で製造され、かつ前記本体がさらに一つ の射出成形工程により第２材料、例えば、弾性材料および／または滑り止め材料 、または前記第１材料の色と異なる色を有する材料で製造された二つまたはそれ 以上の部分を備えている歯ブラシを製造する方法に関する。 歯ブラシの種々の形状の大部分は既に知られており、歯ブラシは磨かれる歯の 領域の種々の位置により歯ブラシを保持する指の間で回転され、その後歯磨きプ ロセス自体のためにしっかりと保持される。歯ブラシの位置は、本質的には、歯 ブラシが親指と人差し指との間に保持されるので、ブラシの頭部を連結する首部 の前方の柄部の前端部において保持される。この保持領域は慣行的に成形された 部分、おそらくは翼状部分（ｐｒｏｆｉｌｅｄ ｐｏｒｔｉｏｎ）を備えている が、この翼状部分は「好ましい」一つの位置またはおそらくはこの位置から１８ ０度回転した位置においてのみブラシの有利な保持に好都合である。これらの位 置の間の中間の位置は手または腕をねじることを必要とするので、意図された歯 磨き動作を行うことが不愉快になる。 この技術分野においては、歯ブラシ本体に一つまたはそれ以上の滑り止め部分 が施された歯ブラシを使用することが知られている。このような部分は歯ブラシ 本体の凹部を充填するために弾性材料および／または滑り止め材料、例えば、ゴ ムのような材料を単点射出成形（ｓｉｎｇｌｅ ｐｏｉｎｔｉｎｊｅｃｔｉｏｎ ｍｏｌｄｉｎｇ）することにより前記部分を成形することにより提供されてい る。しかしながら、単点射出成形はこのような部分を形成するために二つまたは それ以上の領域または凹部を充填しなければならないときにこのような一回の射 出で単点射出成形工程において前記領域または凹部の中への前記材料の流れを可 能にするために前記本体上にこのような領域または凹部の間に材料の流路が設け られなければならない。しかしながら、このような流路は大部分の場合に審美的 に不満足であり、しばしば設計のトレードオフの問題を超えることがある。さら に、特に透明な材料製の歯ブラシの柄部の場合に、そして歯ブラシの設計におい てより可撓性のアプローチが望まれる場合には、このような流路は、ある場合に は、このような流路の位置における歯ブラシ本体またはそれに隣接した部分、特 に歯ブラシ本体の首部領域が構造的に弱くなる。特に、もしも歯ブラシの頭部お よび柄部の両方がこのような弾性材料および／または滑り止材料を備えるべきで あれば、このような材料を単点射出成形する従来技術の方法は、材料の流路が前 記首部に配置されるので、構造的に弱い首部を有する歯ブラシを生ずることにな る。 歯ブラシ自体およびこのような歯ブラシを製造する方法の両方に関する前記の 欠点を回避するために、このような歯ブラシに対して、前記第２材料製の部分が 前記第１材料により物理的に隔置されかつ隔離されることが提案された。このよ うな歯ブラシは審美的に改良された外観を有すると共に、このような型式のいか なる従来技術の歯ブラシよりも構造的に強い。 前記の特性を有するこのような歯ブラシを製造するために、前記第２材料が単 一回の多点射出成形工程により前記本体上の隔置された凹部に中に射出されて、 前記部分を形成し、前記凹部が前記第１材料により相互に物理的に隔離される本 発明による方法が提案されている。それにより、前記第２材料の単点射出成形が 前記本体に従来技術の材料の流路による欠陥を生ずることなく実施される。 さらに、歯ブラシおよび歯ブラシを製造する方法の実施例は添附した請求の範 囲ならびに同封した図面に関する以下の説明から明らかになろう。 本発明をその本質的な細部と共に同封した図面の助けにより以下にさらに詳細 に説明する。 第１図は本発明による歯ブラシの好ましい一実施例の側面図を示す。 第２図は第１図の図に関して９０度回転した正面図である。 第３図は第２図をＩＩＩ−ＩＩＩに沿って裁った歯ブラシの拡大断面図である 。 第４図は第１材料で歯ブラシ本体を製造するための第１射出工程を実施するた めの射出成形装置の横断面を示す。 第５図は前記歯ブラシ本体の特定の凹部を充填するために第２材料で多点射出 成形装置を示す。 第１図は歯ブラシ本体２を有する歯ブラシ１を示している。歯ブラシ本体２の 長手方向の延長部は三つの部分３、４および５に区分されている。これらの部分 は軸状の柄部３と、首部４と、前端部における頭部５とを備えている。頭部５は その上側に荒毛６を有している。 この説明をさらに進めるに際し、荒毛６が突出するブラシ本体の側部を前部７ と呼び、そしてその反対側を歯ブラシの後部８と呼ぶことにする。 柄部３は第１図ないし第３図から明瞭に理解できるように前端部に本質的に周 囲の翼状部分１０を備えた指で支える部分９を有している。この例においては、 この翼状部分１０は歯ブラシの長手方向において相互に隔置された弾性を有する 周囲リング１１により形成されると好適である。指で支える部分９は歯ブラシの この領域において親指で支える長さにほぼ相当する領域にわたって延びており、 代表的な例ではほぼ２ｃｍの長さを有することになろう。 リング１１は柄部の横断面周囲のまわりに延びるリング形の凹部内に配置され かつ第１射出成形工程を通じて製造される歯ブラシ本体２の製造後に第２多点射 出成形工程により提供される。前記本体は第１プラスチック材料で製造される。 前記第２材料として弾性材料および／または滑り止め材料を使用することができ よう。このような材料は歯ブラシ本体の前記第１材料よりも機械的に柔軟であり 、それにより歯ブラシ本体上に滑り止め面を提供する。別の態様として、前記第 ２材料を前記第１材料と同じ型式とし、しかも前記第１材料と異なる色に着色す ることもできよう。 前記の二段の射出成形工程のために、前記第２材料は前記本体２に設けられた 凹部の中に緊密に嵌合する。 このようなリングは環状の連続した周囲リング１１のかわりにその周囲に沿っ て複数個の中断部分を有するように構成することができる。 しかしながら、この点について、指で支える部分の翼状部分が歯ブラシの事実 上すべての回転位置において歯ブラシを実質的に同等に良好に保持することを可 能にすることが肝要である。これはまた第２図にＩＩＩ−ＩＩＩで示した歯ブラ シ本体の横断面の形状により容易になり、この横断面形状は第３図に示すように 隅部に丸みをつけた長方形または正方形に形成することが好ましいが、おそらく は円形の横断面に形成することも可能である。 前記第２材料から製造された歯ブラシの前記部分は歯ブラシ本体の残りの部分 の色と異なる色に着色して、それにより前記部分を歯ブラシ本体から付加的に識 別することができる。歯ブラシ本体が透明な材料で製造されている場合には、こ のような異なる色を有する第２材料は歯ブラシ全体に高度に満足な審美的な外観 を与えることができる。 第２図の例においては、指で支える部分９が歯ブラシの首部４に向かって先細 になった柄３の部分に配置されている。しかしながら、指で支える部分９の人間 工学的な成形を点線で示すように親指の表面の一般的な形状に相当するように行 うこともできよう。これは周囲にわたって本質的に対称に形成することができ、 または少なくとも歯ブラシ本体２の前部および後部において対称に形成すること ができよう。 指で支える部分９の翼状部分１０に加えて、第１図および第２図の例から柄部 ３の自由端部領域にさらに１個の翼状部分１０ａが設けられ、前記部分が特に親 指の付け根のふくらみ部分のための台の役目をすることを理解することができよ う。この翼状部分１０ａは翼状部分１０と同様に周囲に配置されたリング１１を 有している。ただし、この例では、２個のこのようなリングのみが設けられてい る。しかしながら、第１図および第２図に示したリング１１の数および間隔を歯 ブラシの指で支える領域９および自由端部領域の両方において変更することがで きることに留意すべきである。 第３図においてリング１１の断面で示した指で支える部分９の横断面は図面を 明示するために比較的に大きい凹部の深さを有するように示してあるが、実際に は１０分の数ミリメートルに過ぎない。 必要であれば、リング１１は設けられる指で支える部分９の領域において柄部 ３の表面上に直接にまたはほとんど直接に射出成形することができる。 前記の環状の翼状部分１０および１０ａに加えて、第１図および第２図におい ては、前記部分１０および１０ａと一体に構成された表面１２および１２ａがほ ぼリング状の翼状部分１０および１０ａの領域における歯ブラシの前部７および 後部８に設けられている。これらの表面、すなわち、部材１２はブラシ本体２の 輪郭よりも僅かに高く突出することができるが、しかしながら、リング１１の翼 状部分の高さとほぼ同じ高さとするか、またはおそらくはそれよりも僅かに高く 延びることができる。 環状の翼状部分１０および１０ａは、図示したように、リングの平面がブラシ 本体の長手方向の軸線に対してほぼ直角をなすラジアルリングの形態をとること ができる。他方、ブラシ本体の長手方向の軸線に所定角度をなして延びるこのよ うなリングを設けることができる。さらに、ブラシ本体にはほぼジグザグ形に配 置された周囲リングまたは前記型式の翼状部分を設けることが考えられる。第１ 図の部分１３で示すように、このような部分は少なくとも歯ブラシの頭部の端縁 をより柔軟にするために前記第２材料で構成することができよう。 従って、歯ブラシを製造する間、前記第２材料を含む部分が相互に物理的に分 離されかつ隔離され、このような部分の間に第２材料を流すための流路が設けら れていないことに気付かれよう。このような相互に接続する流路、すなわち、こ のような領域の間の流路は、特に物理的な強度および美観上の理由から、特に透 明な形態のブラシ本体２に関しては、前記第２材料で構成することは望ましくな い。 さて、本発明を図面の第４図および第５図を参照して説明する。 第４図には歯ブラシ本体２を第１材料で製造するための装置を示してある。二 つの成形型部分１４および１５が慣用の態様で設けられており、前記成形部分は それらの間に歯ブラシ本体２を形成するための射出成形用キャビティ１６を形成 している。第４図から気付かれるように、歯ブラシの頭部はその後の射出成形工 程の間に第２材料を受け入れるための凹部１７を有している。同様に、歯ブラシ 本体は歯ブラシの首部および自由端部のそれぞれの近くにより細い部分１８およ び１９を有することになる。前記領域１７、１８および１９はさらに第５図につ いて説明するように部分２０、２１および２２を形成するために前記第２材料を 受け入れるようになっている。第４図においては、歯ブラシ本体２を製造するた めの前記第１材料が材料の流路２４を有するマニホルド２３を通して供給される 。図示した例においては、前記第１材料が前記マニホルドから流出し、ノズル手 段２５を通ってキャビティ１６の中に入り、製造しようとする本体２の後端部に 流入する。 前記第１材料で歯ブラシ本体を製造する第１射出成形工程の完了後に、前記本 は第５図に示すように成形型部分２６および２７で構成された第２成形型内に配 置される。 この装置は前記第２材料のための材料流入口２９を備えたマニホルド２８を有 している。流入口２９は出口流路３０、３１および３２に枝別れされている。流 路３０からの材料の流れはノズル３３を通って歯ブラシ２（第４図に示したよう な）の領域１７の中に流入して、歯ブラシに前記部分２０を形成する。同様に、 出口流路３１からの材料の流れはノズル手段３４を通って歯ブラシ本体２の領域 １８に流入して歯ブラシに部分２１を形成する。最後に、出口流路３２からの材 料の流れはノズル手段３５を通って本体２の領域１９に流入して歯ブラシに領域 ２２を形成する。従って、第５図に示しかつ説明した射出成形工程においては、 単一の射出成形工程において前記部分２０、２１および２２を形成するために多 点射出成形が使用される。前述したように、そして第５図からさらに明瞭に理解 されるように、成形された部分２０、２１および２２の間に相互に接続する材料 の流路がなく、従って歯ブラシに審美的に満足な外観を提供すると共に、歯ブラ シ全体の物理的な強度を保持することができる。 歯ブラシの第１図、第２図および第３図に例示した例ならびにこのような歯ブ ラシを製造する方法と関連して第４図および第５図に示した例を本発明の範囲お よび発明の概念内で容易に変更することができることは容易に理解されよう。 従って、第５図に論証された多点射出成形が単一工程の射出成のための３個の ノズル手段を有しているけれども、マニホルド２８の出口流路と組み合わさせて 、例えば、２個のノズル手段または４個またはそれ以上のノズル手段を設けるこ とができることは容易に理解されよう。

【手続補正書】特許法第１８４条の７第１項 【提出日】１９９４年１月３１日 【補正内容】 補正請求の範囲 ［１９９４年１月３１日に国際事務局により受領（３１．０１．０４）原請求の 範囲第１項を補正。その他の請求の範囲については変更なし。（３頁）］ １． 歯ブラシ本体を有する歯ブラシにして、軸状の柄部と、前記柄部を歯ブ ラシの荒毛のための頭部と連結する首部とを備え、前記本体が射出成形により第 １プラスチック材料で製造され、かつ前記本体が第２材料、例えば、ゴムのよう な材料のような弾性材料および／または滑り止め材料、または前記第１材料の色 と異なる色を有する材料で製造された二つまたはそれ以上の部分を備えている歯 ブラシにおいて、前記第２材料で製造された前記部分が前記第１材料により物理 的に隔置されかつ隔離され、単一工程の多点射出プロセスにより前記本体上に隔 置された凹部の中に提供された第２材料が前記部分を形成することを特徴とする 歯ブラシ。 ２． 請求の範囲第１項に記載の歯ブラシにして、前記部分が前記柄部および ／または前記首部および／または前記頭部上に設けられていることを特徴とする 歯ブラシ。 ３． 請求の範囲第２項に記載の歯ブラシにして、前記柄部が歯ブラシの少な くとも首部の端部に配置された本質的に翼状の部分を備えた指で支える部分を有 することを特徴とする歯ブラシ。 ４． 請求の範囲第２項または第３項に記載の歯ブラシにして、周囲の手で支 える部分が柄部の自由端部領域に、好ましくは柄部の端部から所定の距離を隔て た位置に設けられていることを特徴とする歯ブラシ。 ５． 請求の範囲第１項から第４項までのいずれか一項に記載の歯ブラシにし て、前記第１材料が透明であることを特徴とする歯ブラシ。 ６． 請求の範囲第１項から第５項までのいずれか一項に記載の歯ブラシにし て、前記本体が前記部分において前記第２材料が充填された凹部を備えているこ とを特徴とする歯ブラシ。 ７． 請求の範囲第１項から第６項までのいずれか一項に記載の歯ブラシにし て、歯ブラシ本体の長手方向における前記の指で支える部分の範囲が指の幅、好 ましくは親指の幅とほぼ等しく、または親指が接触する長さとほぼ等しいことを 特徴とする歯ブラシ。 ８． 請求の範囲第１項から第７項までのいずれか一項に記載の歯ブラシにし て、前記部分が本質的に周囲の翼状部分または首部および柄部および／または柄 部の自由端部領域に設けられた部分に加えて、少なくとも荒毛の側に設けられて いることを特徴とする歯ブラシ。 ９． 軸状の柄部と、前記柄部を歯ブラシの荒毛のための頭部と連結する首部 とを備えている型式の歯ブラシを製造する方法にして、前記本体が射出成形工程 により第１プラスチック材料で製造され、かつ前記本体がさらに一つの射出成形 工程により第２材料、例えば、弾性材料および／または滑り止め材料、または前 記第１材料の色と異なる色を有する材料で製造された二つまたはそれ以上の部分 を備えている歯ブラシを製造する方法において、前記第２材料が単一工程の多点 射出成形プロセスにより前記本体上に隔置された凹部の中に射出されて、前記部 分を形成し、前記凹部が前記第１材料により相互に物理的に隔離されていること を特徴とする歯ブラシを製造する方法。 １０． 請求の範囲第９項に記載の方法にして、前記多点射出工程が前記第２材 料を前記柄部および／または前記首部および／または前記頭部に適用することを 特徴とする方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ // Ｂ２９Ｋ 21:00 Ｂ２９Ｌ 31:42 (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 歯ブラシ本体を有する歯ブラシにして、軸状の柄部と、前記柄部を歯ブ ラシの荒毛のための頭部と連結する首部とを備え、前記本体が射出成形により第 １プラスチック材料で製造され、かつ前記本体が第２材料、例えば、ゴムのよう な材料のような弾性材料および／または滑り止め材料、または前記第１材料の色 と異なる色を有する材料で製造された二つまたはそれ以上の部分を備えている歯 ブラシにおいて、前記第２材料で製造された前記部分が前記第１材料により物理 的に隔置されかつ隔離されていることを特徴とする歯ブラシ。 ２． 請求の範囲第１項に記載の歯ブラシにして、前記部分が前記柄部および ／または前記首部および／または前記頭部上に設けられていることを特徴とする 歯ブラシ。 ３． 請求の範囲第２項に記載の歯ブラシにして、前記柄部が歯ブラシの少な くとも首部の端部に配置された本質的に翼状の部分を備えた指で支える部分を有 することを特徴とする歯ブラシ。 ４． 請求の範囲第２項または第３項に記載の歯ブラシにして、周囲の手で支 える部分が柄部の自由端部領域に、好ましくは柄部の端部から所定の距離を隔て た位置に設けられていることを特徴とする歯ブラシ。 ５． 請求の範囲第１項から第４項までのいずれか一項に記載の歯ブラシにし て、前記第１材料が透明であることを特徴とする歯ブラシ。 ６． 請求の範囲第１項から第５項までのいずれか一項に記載の歯ブラシにし て、前記本体が前記部分において前記第２材料が充填された凹部を備えているこ とを特徴とする歯ブラシ。 ７． 請求の範囲第１項から第６項までのいずれか一項に記載の歯ブラシにし て、歯ブラシ本体の長手方向における前記の指で支える部分の範囲が指の幅、好 ましくは親指の幅とほぼ等しく、または親指が接触する長さとほぼ等しいことを 特徴とする歯ブラシ。 ８． 請求の範囲第１項から第７項までのいずれか一項に記載の歯ブラシにし て、前記部分が本質的に周囲の翼状部分または首部および柄部および／または柄 部の自由端部領域に設けられた部分に加えて、少なくとも荒毛の側に設けられて いることを特徴とする歯ブラシ。 ９． 軸状の柄部と、前記柄部を歯ブラシの荒毛のための頭部と連結する首部 とを備えている型式の歯ブラシを製造する方法にして、前記本体が射出成形工程 により第１プラスチック材料で製造され、かつ前記本体がさらに一つの射出成形 工程により第２材料、例えば、弾性材料および／または滑り止め材料、または前 記第１材料の色と異なる色を有する材料で製造された二つまたはそれ以上の部分 を備えている歯ブラシを製造する方法において、前記第２材料が単一工程の多点 射出成形プロセスにより前記本体上に隔置された凹部の中に射出されて、前記部 ．分を形成し、前記凹部が前記第１材料により相互に物理的に隔離されているこ とを特徴とする歯ブラシを製造する方法。 １０． 請求の範囲第９項に記載の方法にして、前記多点射出工程が前記第２材 料を前記柄部および／または前記首部および／または前記頭部に適用することを 特徴とする方法。