JPH0849860A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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JPH0849860A
JPH0849860A JP6200302A JP20030294A JPH0849860A JP H0849860 A JPH0849860 A JP H0849860A JP 6200302 A JP6200302 A JP 6200302A JP 20030294 A JP20030294 A JP 20030294A JP H0849860 A JPH0849860 A JP H0849860A
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rays
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長 小池
Chozaburo Matsumoto
長三郎 松本
Tomomi Matsuoka
智巳 松岡
Kyozo Hamada
恭造 濱田
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Sekisui Chemical Co Ltd
Ushio Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温熱的快適性と照明快適性との調和を図り、
住宅やオフィスのアメニティを確保する。 【構成】 ハロゲンランプ2N,2M,2Wは、赤外線
IRと可視光線VRとを同時に放射するハロゲン白熱電
球と、赤外線IRを反射させるが、可視光線VRは透過
させるリフレクタと、赤外線IRを透過させるが、可視
光線VRは反射させる前面保護ガラスとから概略構成さ
れている。シェード3は、前面保護ガラスを室内側に露
出させて赤外線IRを被照射体に直接照射させる一方、
リフレクタを室内側から見えなくし、このリフレクタを
透過してきた可視光線VRを一旦天井面CL又は壁面W
Lで反射させて、間接照明を得る。暖房効果を高めるた
めに、ハロゲンランプを多数用いても、間接照明なの
で、照明が明るすぎることにはならない。それ故、住宅
やオフィスのアメニティを確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トイレや浴室等に備
えて好適な瞬暖性の暖房装置に係り、詳しくは、ハロゲ
ンランプ等の赤外線放射ランプを熱源として用いる赤外
線暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の暖房装置は、赤外線ランプヒー
タとも呼ばれ、ファンヒータ(特開昭4−110522
号公報)のように、まず、周りの空気を暖め、この空気
によって人体を暖める、という過程をとらず、人間の皮
膚に吸収され易い赤外線(電磁波)を直接人体に照射す
るので、人は、瞬時に、体の芯まで温められ、やわらか
な温熱的快適性を実感できるといわれている。また、送
風用ファンが不要なので、風を生じさせて塵を舞い上げ
ることもなく、静寂であり、かつ低コストである等の長
所も有している。次に、化石燃料を燃焼させるストーブ
と較べれば、室内空気を汚さないし、天井据付型のもの
は、場所をとらないという利点もある。加えて、(近)
赤外線を放出するまでの時間(立上がり時間)が、同種
の遠赤外線セラミックスヒータ(特公平5−36914
号公報)と較べて非常に速いという特質を有することか
ら、最近では、トイレや洗面脱衣室やキッチンや浴室
(実開昭64−4758号公報)等、瞬間暖房が特に要
求される場所に好適な暖房装置として、この赤外線ラン
プヒータが注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、赤外線放射
ランプ1個では出力不足なので、所定の暖房効果を得る
ことができない。それ故、赤外線ランプヒータは、複数
個の赤外線放射ランプを用いて構成されるのが通常であ
る。しかしながら、上記従来の赤外線ランプヒータにあ
っては、複数個の赤外線放射ランプから放射される赤外
線の総出力は、例えば入力500W(100%)に対し
て、約425W(85%)であり、残りの75W(15
%)は、ほとんどが可視光線として出力され、しかも可
視光線の多くが前面保護ガラスから直接出て行くため、
別途、照明は不要であるとはいえ、トイレ等の小室では
照明が明るくなりすぎて、住宅やオフィス等のアメニテ
ィ(快適性)が損なわれる畏れがあった。一方、赤外線
ランプヒータを浴室暖房として使用する場合には、さら
に、耐久性や安全性の観点から、防湿について配慮する
必要もある。
【0004】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、温熱的快適性と照明快適性との調和の採れた赤
外線暖房装置(赤外線ランプヒータ)を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の暖房装置は、内部にフィラメントを
有し主として赤外線を放射すると共に従として可視光線
も放射する白熱電球と、該白熱電球を取り囲む状態に設
けられ、該白熱電球から放射される上記赤外線及び上記
可視光線のうち、赤外線を反射させる一方、可視光線を
透過させる赤外線反射凹面鏡と、該赤外線反射凹面鏡の
前面開口部側に設けられ、上記白熱電球から放射される
上記赤外線及び上記可視光線のうち、赤外線を透過させ
る一方、可視光線を反射させる可視光線遮断フィルタと
を有してなる赤外線放射ランプを単数又は複数具備して
なることを特徴としている。
【0006】ここで、赤外線反射凹面鏡について、「赤
外線を反射させる」とは、赤外線の反射率が可視光線の
それよりも高いという意である。同様に、「可視光線を
透過させる」とは、可視光線の透過率が赤外線のそれよ
りも高いという意である。凹面鏡には、球面鏡の他、楕
円面鏡、放物面鏡その他の非球面鏡も含まれる。また、
可視光線遮断フィルタについて、「赤外線を透過させ
る」とは、赤外線の透過率が可視光線のそれよりも高い
という意である。同様に、「可視光線を反射させる」と
は、可視光線の反射率が赤外線のそれよりも高いという
意である。
【0007】また、請求項2記載の暖房装置は、内部に
フィラメントを有し主として赤外線を放射すると共に従
として可視光線も放射する白熱電球と、該白熱電球を取
り囲む状態に設けられ、該白熱電球から放射される上記
赤外線及び上記可視光線のうち、赤外線を反射させる一
方、可視光線を透過させる赤外線反射凹面鏡と、該赤外
線反射凹面鏡の前面開口部を閉塞すると共に、上記白熱
電球から放射される上記赤外線及び上記可視光線のう
ち、赤外線を透過させる一方、可視光線を反射させる可
視光線遮断フィルタと、上記赤外線反射凹面鏡と上記可
視光線遮断フィルタとの間の接合部を防湿シールするた
めの防湿シール部材とを有してなる赤外線放射ランプを
単数又は複数具備してなることを特徴としている。
【0008】さらにまた、請求項3記載の暖房装置は、
請求項1又は2記載の赤外線放射ランプを構成する各部
のうち、上記可視光線遮断フィルタを室内側に露出させ
て上記赤外線を被照射体に直接照射させる一方、上記赤
外線反射凹面鏡を室内側から見えなくし、該赤外線反射
凹面鏡を透過してきた上記可視光線を一旦天井面又は壁
面で反射させて、間接照明を得るためのシェードを備え
てなることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の構成において、白熱電球から赤
外線及び可視光線が放射される。赤外線は、直接、ある
いは、赤外線反射凹面鏡で反射された後、可視光線遮断
フィルタを通過して被照射体に直接照射される。一方、
可視光線は、直接、あるいは、可視光線遮断フィルタで
反射された後、赤外線反射凹面鏡を通過して、一旦、天
井面又は壁面で反射した後、室内を照明(間接照明)す
るので、暖かい感じを与える。また、暖房効果を高める
ために、赤外線放射ランプを多数用いても、間接照明な
ので、照明が明るすぎることにはならず、住宅やオフィ
スのアメニティを確保できる。
【0010】また、請求項2記載の構成によれば、可視
光線遮断フィルタが、赤外線反射凹面鏡の前面開口部を
閉塞すると共に、赤外線反射凹面鏡と可視光線遮断フィ
ルタとの間の接合部には防湿シールが施されているの
で、赤外線放射ランプの内部に湿気が進入するのを防止
できる。それ故、安全性及び耐久性が損なわれない。
【0011】さらにまた、請求項3記載の構成によれ
ば、可視光線遮断フィルタを室内側に露出させて赤外線
を被照射体に直接照射させる一方、赤外線反射凹面鏡を
室内側から見えなくし、該赤外線反射凹面鏡を透過して
きた可視光線を一旦天井面又は壁面で反射させて、間接
照明を得るためのシェードを備えるようにしたので、一
段と確実に間接照明を得ることができ、照明上のデザイ
ン効果を高めることもできる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である赤外線ランプヒー
タがトイレに設置された状態を示す斜視図、図2は、同
赤外線ランプヒータの点灯状態を示す斜視図、図3は、
同赤外線ランプヒータを一部拡大して示す部分断面図で
あり、図1のA−A矢視方向から見た垂直断面図、図4
は、同赤外線ランプヒータの点灯状態を拡大して示す部
分断面図であり、図1のA−A矢視方向から見た垂直断
面図、図5は、同赤外線ランプヒータの光軸の方向を示
す平面図、図6は、同赤外線ランプヒータの放射線束の
方向と広がりを示す正面図、図7は同じく側面図、ま
た、図8は、同赤外線ランプヒータに用いられるハロゲ
ンランプの構成を詳しく示す部分断面図である。
【0013】まず、全体構成について説明する。図1乃
至図4に示すように、この例の赤外線ランプヒータ1
は、赤外線IRを所定のビーム角で前方に放射する一
方、可視光線VRも側周方に射出する複数個(この例で
は6個)のハロゲンランプ2W,2M,2N,…と、各
ハロゲンランプ2W(2M,2N,…)から射出される
可視光線VRによる室内直接照明を避け、室内間接照明
とするためのシェード3と、このシェード3を天井面C
Lに取付固定するための取付フレーム4と、各ハロゲン
ランプ2W(2M,2N,…)を螺着して保持するため
の保持具5と、複数個のハロゲンランプ2W,2M,2
N,…を一斉に点灯・消灯制御するスイッチを含む点灯
装置(図示略)とを有してなり、必要に応じて、夏場用
の照明ランプ6及びその点灯装置(図示略)も設けられ
ている。
【0014】次に、構成各部について説明する。各ハロ
ゲンランプ2W(2M,2N,…)は、図8に示すよう
に、入力された電気エネルギの約85%を赤外線IRと
して所定のビーム角で放射し、残りを可視光線VRとし
て出力する定格電圧100V、定格電力75Wのハロゲ
ン白熱電球21と、このハロゲン白熱電球21からその
側周方に放射される赤外線IRを反射させるが、可視光
線VRは透過させるリフレクタ(赤外線反射凹面鏡に対
応)22と、赤外線IRを透過させるが、可視光線VR
は反射させる前面保護ガラス(可視光線遮断フィルタに
対応)23と、ハロゲン白熱電球21とリフレクタ22
とを一体的に保持するためのセラミックベース24と、
このセラミックベース24の基端部に設けられて、ソケ
ット(灯具)に螺着されるスクリューベース(口金)2
5とから構成されている。
【0015】上記ハロゲン白熱電球21は、一端が封止
され他端が溶着された石英バルブ211の中に、タング
ステンのフィラメント212が納められ、ハロゲンガス
が封入されてなり、封入されたハロゲンガスと加熱蒸発
するタングステンとの循環再生反応(ハロゲンサイク
ル)の効果により、石英バルブ211が小さくても黒化
せず、安定した可視光線及び赤外線の出力が可能となっ
ている。このハロゲンランプ白熱電球21は、点灯とさ
れると、そのフィラメント212がジュール熱で白熱
し、その温度に応じた放射線を放射するものであり、例
えば入力された電気エネルギに対して約85%もの高い
効率で赤外線を放射することができ、残り15%を可視
光線として放射する。
【0016】上記リフレクタ22は、硼珪酸ガラス等の
耐熱ガラスからなる回転凹面体の内周面が、真空蒸着技
術やスパッタリング技術を駆使しての膜厚制御の下、例
えば二酸化チタン(TiO2)と二酸化シリコン(Si
2)とで、2層コーティングされて、赤外線から見れ
ば反射増加膜、可視光線から見れば反射防止膜が形成さ
れている。なお、上記回転凹面体は、中央部に開口を有
し、この開口には、ハロゲン白熱電球21の封止部が挿
入され、フィラメント212がリフレクタ(凹面鏡)2
2の光軸上の所定の位置(焦点位置又はその近傍)に配
置される状態で固定される。
【0017】上記前面保護ガラス23は、石英バルブ2
11の破裂等から保護するためにリフレクタ22の前面
開口を閉塞する硼珪酸ガラス等からなるガラス円板であ
って、その表面が、真空蒸着技術やスパッタリング技術
を駆使しての所定の膜厚制御の下、例えば二酸化チタン
と二酸化シリコンとで、2層コーティングされて、赤外
線から見れば反射防止膜、可視光線から見れば反射増加
膜が形成されている。ここで、光も電磁波の一種である
ことからマクスウェルの方程式より導かれる(当業者に
周知の)膜厚条件を具備するように、各コーティング材
料の膜厚を制御することにより、透過する波長、反射す
る波長をシフトさせることができ、赤外線から見れば反
射防止膜、可視光線から見れば反射増加膜とすることも
(前面保護ガラス23)、あるいは、赤外線から見れば
反射増加膜、可視光線から見れば反射防止膜とすること
もできる(リフレクタ22)。
【0018】このような構成のハロゲンランプ2W(2
M,2N,…)からは、リフレクタ22の反射面の形状
等によって任意に特定される指向性(ビーム角)をもっ
て、すなわち特定大きさのビーム角の範囲に赤外放射が
集中する状態で、赤外線IRが前面保護ガラス23から
前方に放射される。この例においては、互いに指向性の
程度が異なる3種類のハロゲンランプ、すなわち、赤外
放射に関し指向性の程度が低く、その放射ビームの立体
角が例えば24度〜36度の範囲に設定されたハロゲン
ランプ(以下、広角ランプともいう)2W,2Wと、指
向性の程度が高く、その放射ビームの立体角が例えば8
度〜12度の範囲に設定されたハロゲンランプ(以下、
狭角ランプともいう)2N,2Nと、指向性の程度が広
角ランプと狭角ランプとの中間で、その放射ビームの立
体角が例えば16度〜24度の範囲に設定されたハロゲ
ンランプ(以下、中角ランプともいう)2M,2Mの3
種類のものがそれぞれ2個づつ用いられる。
【0019】広角ランプ2W,2Wは、放射源から近距
離部分を照射し暖めるために、中角ランプ2M,2M
は、放射源から中距離部分を照射し暖めるために、ま
た、狭角ランプ2N,2Nは放射源から遠距離部分を照
射し暖めるために用いられる。これら3種類のハロゲン
ランプ2W,2N,2Mは、互いに指向性の程度を異な
らしめるために、リフレクタ22の形状が互いに相違す
る以外は、概略同一構成(図8)とされ、それぞれに組
み込まれるハロゲン白熱電球21は、互いに、同一の定
格電圧(この例では100V)及び同一の定格電力(こ
の例では75W)を有するものとされている。
【0020】次に、シェード3は、トイレ7の天井面C
Lに設置可能な大きさの例えば長方形のポリ塩化ビニル
被覆金属板(以下、塩ビ鋼板という)からなり、この塩
ビ鋼板の図1中左右の例えば幅30cm程度の両側縁部
が、図1中奥行き方向に平行な直線に沿って床面FL面
FL側に折曲され、これにより、例えば15度〜25度
の勾配の一対の傾斜面板部31L,31Rが形成されて
いる。各傾斜面板部31L(31R)には、手前の部
位、中間の部位及び奥の部位の3箇所に、前面保護ガラ
ス23,23,…のみが床面FL(室内)側に露出する
状態で、ハロゲンランプ2N,2M,2W,…を裏面
(天井面CL)側に配設するために、前面保護ガラス2
3を嵌合させるための嵌合孔32,33,34がそれぞ
れ穿設されている。
【0021】この例においては、左右の傾斜面板部31
L,31Rの手前の部位であって、便器Sの奥行き方向
中心線Xに関して互いに対称となる位置に一対の狭角ラ
ンプ2N,2Nが、また、中間の部位であって、便器S
の奥行き方向中心線Xに関して互いに対称となる位置に
一対の広角ランプ2W,2Wが、さらに、奥の部位であ
って、便器Sの奥行き方向中心線Xに関して互いに対称
となる位置に一対の中角ランプ2M,2Mが、それぞ
れ、設置される構成とされている。このような構成のシ
ェード3においては、可視光線VRの直接光は遮断され
るが、各傾斜面板部31L(31R)の側端縁とトイレ
7の対応する壁面WLとの間には、所定の隙間Gが設け
られ、可視光線VRの間接光が床面FL(室内)側に適
当量漏れ出るようになされている。
【0022】次に、上記取付フレーム4は、比較的短い
3本の横フレーム部材41と比較的長い2本の縦フレー
ム部材42とを格子状に組み付けてなるもので、シェー
ド3中央の水平面板部31Cを縦フレーム部材42に釘
打ち固定し、横フレーム部材41を天井面CLに取付固
定することにより、シェード3を天井面CLに懸架状態
で取着できるようになっている。
【0023】さらに、上記保持部5は、対応するハロゲ
ンランプ2W(2M,2N,…)のスクリューベース2
5を螺着するソケット51と、このソケット51を懸架
状態で支える傾斜金物52とからなり、各横フレーム部
材41の両端部下面に、かつ、前面保護ガラス23を嵌
合させる嵌合孔32(33,34)に対応する位置に設
けられている。ソケット51は、図示せぬ電気コードで
点灯装置に接続されている。上記傾斜金物52は、塩ビ
鋼板からなり、対応する横フレーム部材41に一端が取
付固定された状態で、シェード3の傾斜面板部31L,
31Rに概略沿って傾き、さらに厳密にいえば、図7中
右側の部位にある傾斜金物52(ただし、同図には現さ
れていない。図3参照)にあっては、ソケット51の軸
心が立上がった人間P2の下肢の臑Lあたりを通過する
ようにその傾きが調整されている。このようにして、図
5乃至図7に示すように、シェード3(傾斜面板部31
L,31R)の図7中右側の部位に配設された狭角ラン
プ2N,2Nの光軸が、立上がった人間P2の下肢の臑
Lあたりを通過するようにされている。
【0024】次に、図7中の中央の部位にある傾斜金物
52にあっては、ソケット51の軸心が立上がった状態
の人間P2の頭部Hあたりを通過するようにその傾きが
調整されている。このようにして、図5乃至図7に示す
ように、シェード3(傾斜面板部31L,31R)の図
7中の中央の部位に配設された広角ランプ2W,2Wの
光軸が、立上がった状態の人間P2の頭部Hあたりを通
過するようにされている。さらに、図7中左側の部位に
ある傾斜金物52にあっては、ソケット51の軸心が立
上がった状態の人間P2の下胸部Bあたりを通過するよ
うにその傾きが調整されている。このようにして、図5
乃至図7に示すように、シェード3(傾斜面板部31
L,31R)の図7中左側の部位に配設された中角ラン
プ2N,2Nの光軸が、立上がった状態の人間P2の下
胸Bあたりを通過するようにされている。
【0025】上記構成において、点灯装置のスイッチを
オンとすれば、電源が投入され、ハロゲンランプ2W,
2N,2M,…の全てが点灯して、これらハロゲンラン
プ2W,2N,2M,…の前面保護ガラス23,23,
…から赤外線IRが放射される。具体的には、図6及び
図7に示すように、立上がった(あるいは立ち止まっ
た)状態の人間P2に対し、広角ランプ2W,2Wから
射出される赤外線IRは、上部照射目標領域DHに位置
された頭部Hから肩部にかけての部分に、左右の両真横
の方向の斜め上方から対称的に照射される。また、中角
ランプ2M,2Mから射出される赤外線IRは、中央照
射目標領域DBに位置された、便器Sに向かって立ち止
まった場合の下胸部Bを中心とする胸部から腹部にかけ
ての部分に、あるいは便器Sを背にして立上がった場合
の背中の部分に、左右の後方の斜め上方から対称的に照
射される。さらに、狭角ランプ2N,2Nから射出され
る赤外線IRは、下部目標領域DLに位置された腰部か
ら下肢の臑Lを含む部分に、左右の前方の斜め上方から
対称的に照射される。
【0026】図6及び図7においては、上部照射目標領
域DH、中央照射目標領域DB及び下部照射目標領域D
Lが固定的な位置にあるものとして示されているが、こ
れらは当該照射目標領域内に被照射面が存在する場合に
具体的に形成される照射目標領域であり、当該照射目標
領域内に物理的な被照射面が存在しなければ、赤外線I
Rはそのまま空間を進行して前方の床面FL又は壁面W
Lに照射されることになる。したがって、立上がった状
態ではなくて便器Sに腰掛けた状態の人間P1が存在す
るとき、その他の場合には、その姿態による位置に応じ
て、その身体の各部分に、広角ランプ2W,2W、中角
ランプ2M,2M及び狭角ランプ2N,2Nから射出さ
れる赤外線がIRが照射される。
【0027】ハロゲンランプ2W,2N,2M,…の点
灯によって、赤外線IRだけが放射されるのではなく、
可視光線VRも放射される。しかし、前面保護ガラス2
3,23,…は可視光線VRを遮るので、ハロゲン白熱
電球21,21,…から放射される可視光線VRは、ト
イレ7内を直接照明することはできない。この可視光線
VRは、直接、あるいは、前面保護ガラス23で反射さ
れた後、リフレクタ22を通過して、一旦、天井面CL
又は壁面WLで反射され、あるいは、天井面CLとシェ
ード3裏面との間で繰り返し反射され、この後、シェー
ド3(すなわち、左右の傾斜面板部31L,31R)の
側端縁とトイレ7の対応する壁面WLとの間の隙間Gか
ら、トイレ7内を間接的に照明する。
【0028】このように、この例の構成によれば、ハロ
ゲン白熱電球21,21,…から放射される可視光線V
Rは、トイレ7内を間接的に照明するので、人に暖かい
感じを与える。また、暖房効果を高めるために、この例
のように、ハロゲンランプ2W,2M,2N,…を6個
用いる場合でも、間接照明なので、照明が明るすぎるこ
とにはならない。それ故、住宅やオフィスのアメニティ
を確保できる。また、トイレ7内の人間の身体に赤外線
IRが直接照射されることにより、当該人間に赤外線I
Rによる温熱感が与えられ、したがって、暖房効果が実
現される。この温熱感は、人体の皮膚が露出してこれに
直接赤外線IRが照射される場合には勿論、衣服を着用
している場合においても、当該衣服に赤外線IRが照射
されて吸収される結果として与えられるので、同様の暖
房効果が得られる。上記のようなハロゲン白熱電球2
1,21,…によるハロゲンランプ2W,2N,2M,
…は、点灯されたときの立上がり時間が非常に短く、ス
イッチがオンとされ電源が投入された直後の例えば1秒
間以内の非常に短い初期時間のうちにその赤外線放射出
力が飽和状態の約95%以上となるものであるから、こ
の例の赤外線ランプヒータ1においても、その動作開始
直後からその暖房効果が充分に発揮される。
【0029】また、この例の構成では、指向性の程度が
異なる複数種類のハロゲンランプ2W,2N,2M,…
を組み合わせ、設置位置から照射目標領域までの距離が
小さいハロゲンランプとしては指向性の程度が相対的に
低い広角ランプ2Wを用いることとし、設置位置から照
射目標領域までの距離が大きいハロゲンランプとして
は、指向性の程度が相対的に高い狭角ランプ2Nを用い
ることとし、また、設置位置から照射目標領域までの距
離が両者の中間となるハロゲンランプとしては、指向性
の程度が広角ランプ2Wと狭角ランプ2Nとの中間の中
角ランプ2Mを用いることとしたので、温熱感を与える
対象である人体の各部に対して、赤外線IRの放射照度
を近似させて人体の全体に対して赤外線照射状態を均一
化させることができ、極めて良好な暖房効果を得ること
ができる。
【0030】◇第2実施例 図9は、この発明の第2実施例である赤外線ランプヒー
タがトイレに設置された状態を示す斜視図である。この
例の赤外線ランプヒータ1Aが、上記第1実施例のもの
と大きく異なるところは、第1実施例では、シェード3
が、両側に長方形斜面(傾斜面板部31L,31R)の
流れをもち、これらの長方形斜面にハロゲンランプを設
けたのに対して、この例のシェード3Aは、四周に台形
斜面の流れをもつようにし、これらのの台形斜面にハロ
ゲンランプを設けるようにした点である。なお、図9に
おいて、図1と同一構成各部については同一の符号を付
してその説明を省略する。この例の構成によれば、四周
の壁面の上方から間接光が漏れ出るので、明るい間接照
明を得ることができ、一段と暖かい感じを受ける。加え
て、照明デザイン効果を高めることもできる。
【0031】◇第3実施例 図10は、この発明の第3実施例である赤外線ランプヒ
ータがトイレに設置された状態を示す斜視図、図11
は、同赤外線ランプヒータの点灯状態を拡大して示す部
分断面図であり、図10のB−B矢視方向から見た垂直
断面図である。この例の赤外線ランプヒータ1Bには、
可視光線VRを取り出すための多数の小孔8,8,…を
有するシェード3Bが用いられている。これらの小孔
8,8,…は、シェード3Bの両側斜面をなす傾斜面板
部35L,35Rに散点状に設けられている。この点を
除けば、第1実施例における赤外線ランプヒータ1と全
く同一構成である。この例の構成によれば、ハロゲン白
熱電球21から放射された可視光線VRは、リフレクタ
22を透過し天井面CLで反射され、間接光として、小
孔8,8,…からも漏れ出てくる。それ故、可視光線を
間接光として一段と有効に活用できる。また、散在する
多数の小孔8,8,…から間接光が漏れ出るので、一様
な間接照明を得ることができる。また、小孔8,8,…
の大きさを加減することにより、星空や蛍を連想させ、
人を幻想的な気分にさせることもできる。
【0032】◇第4実施例 図12は、この発明の第4実施例である赤外線ランプヒ
ータに用いられるハロゲンランプの構成を示す斜視図で
ある。この例のハロゲンランプ2Bは、同図に示すよう
に、定格電圧100V、定格電力75Wのハロゲン白熱
電球21と、赤外線IRを反射させるが、可視光線VR
を透過させるリフレクタ22と、赤外線IRを透過させ
るが、可視光線VRを反射させる前面保護ガラス23
と、セラミックベース24と、ソケットに螺着されるス
クリューベース(口金)25と、リフレクタ22と前面
保護ガラス23との間の接合部に防湿のために介挿され
る耐熱性のシールパッキン9とから構成されている。こ
の種のハロゲンランプ2Bにも指向性の程度の異なる3
種類のハロゲンランプ、すなわち、広角ランプ、狭角ラ
ンプ、中角ランプが存在する。この例の赤外線ランプヒ
ータは、上記したように、ハロゲンランプ2Bにシール
パッキン9が付加されている点を除けば、第1実施例の
赤外線ランプヒータ1と概略同一構成である。
【0033】この例の構成によれば、ハロゲンランプ2
Bにおいて、リフレクタ22と前面保護ガラス23との
間の接合部にシールパッキン9が介挿されているので、
ハロゲンランプ2Bの内部に湿気が進入するのを防止で
きる。それ故、浴室暖房に用いて好適である。なお、第
4実施例の変形例として、図13に示すように、外付け
のシールパッキン10を用いて、リフレクタ22と前面
保護ガラス23との間の接合部を外側から封止するよう
にしても良い。
【0034】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この発明
の暖房装置は、トイレや浴室に限らず、キッチンや洗面
脱衣室や廊下にも適用することができる。また、赤外線
放射ランプの構造は、図8、図12、図13に示したも
のに限らず、同様の機能を有する他に構成による赤外線
放射ランプを使用することができる。また、同時に使用
する赤外線放射ランプ(ハロゲンランプ)の種類は、指
向性の程度の異なる3種類のものに限らず、2種類ある
いは4種類以上あっても良い。あるいは、指向性の程度
が互いに同一の単種類でも良い。
【0035】また、ハロゲン白熱電球に代えて、クリプ
トン白熱電球を用いても良いが、人間の皮膚における赤
外線の吸収特性から、特に、波長2μm以上の赤外線を
高い割合で含む光を放射するものが好ましい。また、ハ
ロゲン白熱電球としては、定格電圧が100V、定格電
力が75Wのものに限らず、例えば定格電力が30W〜
70Wでも良く、あるいは80W〜150Wのものでも
良い。もちろん、使用するハロゲン白熱電球の個数につ
いても任意に設定できる。実施例においては、複数のハ
ロゲン白熱電球は、互いに同一の定格電圧及び定格電力
を有するものとしたが、同一に限らない。また、タング
ステンのフィラメントから放射される赤外線は、入力電
気エネルギの約85%に限らない。同様に、放射される
可視光線も入力電気エネルギの15%に限らない。石英
バルブは、管形に限らず、球形でも良い。
【0036】また、前面保護ガラスとしては、赤外吸収
の少ない透明材質(例えば、石英ガラス等)である限
り、硼珪酸ガラスに代えて用いることもできる。また、
反射増加(防止)膜用のコーティング材料としては、二
酸化チタンや二酸化シリコンに限らない。硫化亜鉛(Z
nS)と弗化マグネシウム(MgF2)とで反射増加
(防止)膜を形成することも可能であるが、耐熱性にや
や劣るのが欠点である。また、反射増加(防止)膜は、
2層膜構成に限らず、3層膜以上の多層膜構成としても
良い。リフレクタの形状は、間接照明が得られる形状で
ある限り、実施例のものに限定されない。この発明の赤
外線放射ランプは、リフレクタなしでも、ある程度間接
照明が得られるので、リフレクタは適宜省略できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の構
成によれば、白熱電球から放射された赤外線は、直接、
あるいは、赤外線反射凹面鏡で反射された後、可視光線
遮断フィルタを通過して被照射体に直接照射され、一
方、白熱電球から放射された可視光線は、直接、あるい
は、可視光線遮断フィルタで反射された後、赤外線反射
凹面鏡を通過して、一旦、天井面CL又は壁面WLで反
射した後、室内を照明(間接照明)するので、暖かい感
じを与える。また、暖房効果を高めるために、赤外線放
射ランプを複数個用いても、間接照明なので、照明が明
るすぎることにはならない。それ故、住宅やオフィスの
アメニティを確保できる。
【0038】また、請求項2記載の構成によれば、可視
光線遮断フィルタが、赤外線反射凹面鏡の前面開口部を
閉塞すると共に、赤外線反射凹面鏡と可視光線遮断フィ
ルタとの間の接合部には防湿シールが施されているの
で、赤外線放射ランプの内部に湿気が進入するのを防止
できる。それ故、安全性及び耐久性が損なわれない。
【0039】さらにまた、請求項3記載の構成によれ
ば、可視光線遮断フィルタを室内側に露出させて赤外線
を被照射体に直接照射させる一方、赤外線反射凹面鏡を
室内側から見えなくし、該赤外線反射凹面鏡を透過して
きた可視光線を一旦天井面CL又は壁面WLで反射させ
て、間接照明を得るためのシェードを備えるようにした
ので、一段と確実に間接照明を得ることができ、照明上
のデザイン効果を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である赤外線ランプヒー
タがトイレに設置された状態を示す斜視図である。
【図2】同赤外線ランプヒータの点灯状態を示す斜視図
である。
【図3】同赤外線ランプヒータを一部拡大して示す部分
断面図であり、図1のA−A矢視方向から見た垂直断面
図である。
【図4】同赤外線ランプヒータの点灯状態を拡大して示
す部分断面図であり、図1のA−A矢視方向から見た垂
直断面図である。
【図5】同赤外線ランプヒータの光軸の方向を示す平面
図である。
【図6】同赤外線ランプヒータの放射線束の方向と広が
りを示す正面図である。
【図7】同赤外線ランプヒータの放射線束の方向と広が
りを示す側面図である。
【図8】同赤外線ランプヒータに用いられるハロゲンラ
ンプの構成を詳しく示す部分断面図である。
【図9】この発明の第2実施例である赤外線ランプヒー
タがトイレに設置された状態を示す斜視図である。
【図10】この発明の第3実施例である赤外線ランプヒ
ータがトイレに設置された状態を示す斜視図である。
【図11】同赤外線ランプヒータの点灯状態を拡大して
示す部分断面図であり、図10のB−B矢視方向から見
た垂直断面図である。
【図12】この発明の第4実施例である赤外線ランプヒ
ータに用いられるハロゲンランプの構成を示す部分断面
図である。
【図13】第4実施例の変形例に係るハロゲンランプの
構成を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 赤外線ランプヒータ(暖房装置) 2W 広角ランプ(ハロゲンランプ、赤外線放射ラン
プ) 2N 狭角ランプ(ハロゲンランプ、赤外線放射ラン
プ) 2M 中角ランプ(ハロゲンランプ、赤外線放射ラン
プ) 2B 防湿型のハロゲンランプ(赤外線放射ラン
プ) 21 ハロゲン白熱電球(白熱電球) 212 フィラメント 22 リフレクタ(赤外線反射凹面鏡) 23 前面保護ガラス(可視光線遮断フィルタ) 3,3A,3B シェード 7 トイレ(室内) 9 シールパッキン(防湿シール部材) IR 赤外線 VR 可視光線 P1,P2 人間(被照射体) CL 天井面 WL 壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 長三郎 東京都港区虎ノ門3−4−7 積水化学工 業株式会社内 (72)発明者 松岡 智巳 兵庫県神崎群福崎町西治860番地22 ウシ オライティング株式会社内 (72)発明者 濱田 恭造 東京都港区芝1丁目11番11号 住友不動産 芝ビル12階 ウシオ電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にフィラメントを有し主として赤外
    線を放射すると共に従として可視光線も放射する白熱電
    球と、 該白熱電球を取り囲む状態に設けられ、該白熱電球から
    放射される前記赤外線及び前記可視光線のうち、赤外線
    を反射させる一方、可視光線を透過させる赤外線反射凹
    面鏡と、 該赤外線反射凹面鏡の前面開口部側に設けられ、前記白
    熱電球から放射される前記赤外線及び前記可視光線のう
    ち、赤外線を透過させる一方、可視光線を反射させる可
    視光線遮断フィルタとを有してなる赤外線放射ランプを
    単数又は複数具備してなることを特徴とする暖房装置。
  2. 【請求項2】 内部にフィラメントを有し主として赤外
    線を放射すると共に従として可視光線も放射する白熱電
    球と、 該白熱電球を取り囲む状態に設けられ、該白熱電球から
    放射される前記赤外線及び前記可視光線のうち、赤外線
    を反射させる一方、可視光線を透過させる赤外線反射凹
    面鏡と、 該赤外線反射凹面鏡の前面開口部を閉塞すると共に、前
    記白熱電球から放射される前記赤外線及び前記可視光線
    のうち、赤外線を透過させる一方、可視光線を反射させ
    る可視光線遮断フィルタと、 前記赤外線反射凹面鏡と前記可視光線遮断フィルタとの
    間の接合部を防湿シールするための防湿シール部材とを
    有してなる赤外線放射ランプを単数又は複数具備してな
    ることを特徴とする暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記赤外線放射ランプを構成する各部の
    うち、前記可視光線遮断フィルタを室内側に露出させて
    前記赤外線を被照射体に直接照射させる一方、前記赤外
    線反射凹面鏡を室内側から見えなくし、該赤外線反射凹
    面鏡を透過してきた前記可視光線を一旦天井面又は壁面
    で反射させて、間接照明を得るためのシェードを備えて
    なることを特徴とする請求項1又は2記載の暖房装置。
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