JPH0849804A - 放射線検査装置と方法 - Google Patents

放射線検査装置と方法

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JPH0849804A
JPH0849804A JP6181019A JP18101994A JPH0849804A JP H0849804 A JPH0849804 A JP H0849804A JP 6181019 A JP6181019 A JP 6181019A JP 18101994 A JP18101994 A JP 18101994A JP H0849804 A JPH0849804 A JP H0849804A
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JP
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radiation
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axis
image intensifier
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JP6181019A
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English (en)
Inventor
Kazuo Fujimura
和雄 藤村
Yoshihiro Shibakita
吉廣 柴北
Toshizo Kimura
敏三 木村
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検査体の溶接部など放射線検査を高能率に
行うため溶接部の位置、被検査体の管外径、肉厚および
管列ピッチなどの被検査体の条件に関わらず、放射線検
査装置を容易に位置設定し、短時間に被検体の放射線検
査を行うこと。 【構成】 放射線検査装置に設けられた基準位置から被
検査体である伝熱管3までの距離に基づき、三次元方向
の座標軸の一つの座標軸(Y軸)上の適正な検査位置に
X線装置1とイメージインテンシファイヤー2を移動さ
せ、該Y軸の適正な検査位置を基準として、その後は伝
熱管3の配列ピッチ間隔に基づき決定される照射角度
(T軸)と各々の伝熱管3の板厚と外径とで決定される
二重壁傾斜角度(θ軸)方向に基づき予め設定されてい
る駆動量に基づきX線装置1とイメージインテンシファ
イヤー2をZ軸方向を含めて移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検査体の放射線検査
装置と方法に係り、特に火力発電用ボイラ伝熱管の突合
せ溶接部の位置決めおよび作業時間を低減するに好適な
放射線検査装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電所用ボイラの概略構造とボイラ
内での伝熱管コイルの配置を図32に示す。ボイラ15
1の火炉内のバーナー152で生じた燃料ガスは伝熱管
コイルで管内の水を蒸気化または蒸気を過熱する熱源と
して用いられる。伝熱管コイルはその長手方向がボイラ
151内の燃焼ガス流路に対して直交方向に向くように
配置され、その配置方向により吊り下げ伝熱管コイル1
53または横置き伝熱管コイル154と呼ばれている。
たとえば吊り下げ型の伝熱管コイル153は図33の構
造図に示すように管寄せ155に接続された複数の伝熱
管156が折り返された構成からなっており、伝熱管1
56は突合せ溶接部(周溶接部)157で接続されてい
る。また、管寄せ155は連絡管用管台158を経由し
て図示していない他の管寄せ又は配管と接続している。
このボイラ151内に配置される伝熱管コイル153、
154はその設計条件により、材質、外径、肉厚および
管列ピッチがそれぞれ異なる。
【0003】図34に従来法の伝熱管156の前記溶接
部157の放射線検査方法の概略を示す。従来の伝熱管
156の突合せ溶接部157の健全性の確認方法は、伝
熱管156を挟むようにX線装置159とX線フイルム
160を配置し、X線装置159により伝熱管156を
照射してX線フイルム160に撮影する放射線検査によ
る方法が実施されている。この従来の放射線検査方法で
は伝熱管156の外径、肉厚および管列ピッチの違いに
より、放射線撮影条件を、その都度設定し直して作業を
行う必要があり、検査装置の位置設定を溶接部156の
位置毎に行うなど、装置設定に多大な作業時間を要する
欠点があった。また、図33に示す伝熱管コイルの構造
図の管寄せ155部分の拡大図を図35に示す。図35
に示す。図35(a)は管寄せ155部分の断面方向か
ら見た図であり、図35(b)は図35(a)のB−B
線矢視図である。管寄せ155と複数の伝熱管156と
は伝熱管用管台161を介して接続されており、伝熱管
156と伝熱管用管台161とは管群の周溶接部157
で溶接接続されている。図35に示した例では伝熱管1
56は一つの管寄せ155に対して三段、千鳥状に配置
したものを示している。
【0004】従来、二段または三段千鳥状に配列された
伝熱管156の周溶接部157のX線撮影は、図36
(図36(a)は伝熱管156の長手方向に直交する方
向から見た図であり、図36(b)は伝熱管156の断
面方向(図36(a)のB−B線視図)から見た図であ
る。)に示すように一段目、二段目の伝熱管156a、
156bの周溶接部157a、157bは伝熱管156
a、156bの下側に配置されたX線装置159a、1
59bからそれぞれX線を照射させる。一段目の伝熱管
156aに対しては、その2〜3本毎に一枚のフィルム
162aをX線が照射される伝熱管156aの裏側に配
置し、二段目の伝熱管156bに対しては、伝熱管15
6bの一本に対して一枚のフィルム162bをX線装置
159bからのX線照射に対して伝熱管156bの裏側
に置いて撮影していた。また三段目の伝熱管156cの
周溶接部157cに対してはX線装置159cを伝熱管
156cの上側に配置し、その2〜3本毎に一枚のフィ
ルム162cを伝熱管156cに接着テープなどで貼り
付けて撮影していた。いずれの伝熱管156の場合もフ
ィルム162一枚ごとに、X線装置159を手で移動さ
せるため、能率的に撮影を続行するためには、2〜3名
の作業者が必要であり、作業効率が良くなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の撮影方
法では、被検査体(伝熱管)が大型に組み立てられた状
態で二段または三段の伝熱管156群に撮影部位が重な
ると、撮影するための段取りに時間を要し、限られた放
射線照射場所並びに安全上、時間的、人員的な撮影消化
能力に問題があった。また、このように多大な作業時間
を要する他、以下のような問題があった。 (1)伝熱管コイルに配置された突合せ溶接部157は
コイル面の全域にあるため、フィルム162および放射
線線源の設置に多大な時間が必要であった。 (2)伝熱管コイルはその設計条件により材質、外径、
板厚および管列ピッチが異なり、その都度撮影条件を変
化させる必要がある。 (3)検査結果は、撮影、現像処理後にしか得られな
い。 (4)伝熱管コイルの溶接箇所数は膨大な数量であり、
撮影フィルム162の保存場所が必要である。 そこで、本発明の目的は、短時間の内に連続して被検査
体の放射線検査のための撮影を可能にすることにある。
また、本発明の目的は被検査体の放射線検査を高能率に
行うため、被検査体の検査位置、被検査体の全体のサイ
ズ、管外径、肉厚および管列ピッチなどの被検査体条件
に関わらず、放射線検査装置を容易に検査位置に設定
し、短時間に被検査体の放射線検査を行うことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
次の構成によって達成される。すなわち、放射線発生装
置とイメージインテンシファイア装置との間に被検査体
を配置して被検査体の放射線検査を行う放射線検査装置
において、放射線発生装置とイメージインテンシファイ
ア装置とを被検査体の周方向を含む複数の軸方向に対し
て同期駆動させる前記各軸方向の軸駆動手段と被検査体
の検査位置決めを行う前記各軸方向の軸駆動手段の駆動
量を制御する駆動量制御手段を備えた放射線検査装置で
ある。
【0007】上記放射線検査装置において、各軸方向の
軸駆動手段と該軸駆動手段の駆動量を制御する駆動量制
御手段は各軸毎に互いに独立して駆動とその駆動量制御
がされる構成とすることができる。また、上記放射線検
査装置において、放射線発生装置とイメージインテンシ
ファイア装置の軸駆動手段は三次元方向の各座標軸方向
に移動させるための各座標軸駆動手段と、複数列で配列
される被検査体の外径と配列ピッチ間隔に基づき設定さ
れる放射線の照射角度方向の駆動手段と、各々の被検査
体の板厚と外径に基づき設定される放射線の二重壁傾斜
角度方向の駆動手段とで構成すること、そして、放射線
発生装置とイメージインテンシファイア装置の軸駆動手
段の駆動量を制御する駆動量制御手段は放射線検査装置
に設けられた基準位置からの被検査体までの距離に基づ
き、三次元方向の座標軸の一つの特定座標軸上の被検査
体の検査位置に移動させる特定座標軸の駆動量制御手段
と、該特定座標軸の駆動量を基準として被検査体の配列
ピッチ間隔に基づき予め設定されている三次元方向の座
標軸の前記特定座標軸以外の他の一つの座標軸上の検査
位置に移動させる座標軸駆動制御手段と、被検査体の外
径と配列ピッチ間隔に基づき予め設定されている放射線
の照射角度方向の駆動量の駆動量制御手段と、各々の被
検査体の板厚と外径とに基づき予め設定されている放射
線照射の二重壁傾斜角度方向の駆動量の駆動制御手段
と、前記照射角度と二重壁傾斜角度とに基づき予め設定
される三次元方向の残りの一座標軸上の検査位置に移動
させる座標軸駆動制御手段と、を備えている構成とする
ことができる。
【0008】また、本発明は前記放射線検査装置に、被
検査体の正確な検査位置に放射線発生装置とイメージイ
ンテンシファイア装置を移動させるためのマニアルイン
チング装置を付設したこと構成とすること、さらにイメ
ージインテンシファイア装置からの出力信号を画像処理
する画像処理装置を備えた構成とすることができる。そ
して、上記放射線検査装置で用いる被検査体は伝熱管の
溶接部等である。特にサイズの大きい伝熱管の溶接部の
検査に適している。
【0009】また、本発明は放射線発生装置とイメージ
インテンシファイア装置との間に被検査体を配置して前
記被検査体の放射線検査を行う放射線検査方法におい
て、放射線発生装置とイメージインテンシファイア装置
とを被検査体の周方向を含む複数の軸方向に対して同期
駆動させ、被検査体の検査位置決めを行う放射線検査方
法である。上記放射線検査方法において、放射線発生装
置とイメージインテンシファイア装置を三次元方向の各
座標軸方向に移動させ、さらに、複数列で配列される被
検査体の外径と配列ピッチ間隔に基づき予め設定される
放射線の照射角度方向と、各々の被検査体の板厚と外径
とに基づき予め設定される放射線照射の二重壁傾斜角度
方向に放射線発生装置とイメージインテンシファイア装
置とを移動させる検査方法、または、放射線検査装置に
設けられた基準位置から被検査体までの距離に基づき、
三次元方向の座標軸の一つの座標軸上の検査位置に放射
線発生装置とイメージインテンシファイア装置を移動さ
せ、該特定軸の検査位置を基準として、その後は被検査
体の配列ピッチ間隔に基づき予め設定されている三次元
方向の前記特定座標軸以外の他の一つの座標軸上の検査
位置に放射線発生装置とイメージインテンシファイア装
置を移動させ、また、被検査体の外径と配列ピッチ間隔
に基づき決定される放射線の照射角度と各々の被検査体
の板厚と外径とで決定される放射線照射の二重壁傾斜角
度方向に基づき予め設定されている駆動量に基づき放射
線発生装置とイメージインテンシファイア装置をそれぞ
れ移動させ、さらに前記照射角度と二重壁傾斜角度とに
基づき予め設定される三次元方向の残りの一座標軸上の
検査位置に放射線発生装置とイメージインテンシファイ
ア装置を移動させる検査方法とすることができる。前記
本発明の放射線検査方法に、被検査体の正確な検査位置
に放射線発生装置とイメージインテンシファイア装置を
移動させるためにのマニアルインチングを行う方法を付
け加えても良い。
【0010】本発明の上記の目的は、次の構成によって
も達成される。すなわち、放射線発生装置とイメージイ
ンテンシファイア装置との間に被検査体を配置して放射
線検査を行う放射線検査装置において、放射線発生装置
とイメージインテンシファイア装置をC型アームの両先
端部にそれぞれ設け、該C型アームを移動架台に載せ、
被検査体の周方向を含む複数の軸方向に対して互いに独
立してC型アームを駆動させる前記各軸の駆動手段を備
えた放射線検査装置である。上記放射線検査装置におい
て、放射線発生装置とイメージインテンシファイア装置
の軸駆動手段は三次元方向の各座標軸方向に移動させる
ための各座標軸駆動手段と、複数列で配列される被検査
体の外径と配列ピッチ間隔に基づき決定される放射線の
照射角度方向に駆動方向を有する駆動手段と、各々の被
検査体の板厚と外径とで決定される放射線照射の二重壁
傾斜角度方向に駆動方向を有する駆動手段とで構成する
こと、または、三次元方向の各座標軸方向に移動させる
ための各座標軸駆動手段と、鉛直方向に対してそれぞれ
所定角度傾斜する方向であり、互いに略直交する二つの
放射線照射方向に駆動する二つの傾斜角度駆動手段とで
構成することができる。上記放射線検査装置に、被検査
体の正確な検査位置に放射線発生装置とイメージインテ
ンシファイア装置を移動させるためのマニアルインチン
グ装置を付設すた構成、またはイメージインテンシファ
イア装置からの出力信号を画像処理する画像処理装置を
備えた構成とすることもできる。上記放射線検査装置
は、被検査体が伝熱管の溶接部に適用でき、特に、鉛直
方向に多段に配置された伝熱管の溶接部の検査に適して
いる。本発明の放射線はX線のみならず、α線、β線等
の放射線にも利用可能性がある。
【0011】
【作用】本発明によれば、最適撮影条件に必要な、駆動
条件を多軸同期駆動制御装置に入力し、X線装置とイメ
ージインテンシファイア装置を同時に移動させ、その二
つの装置を結ぶ線上に被検査体を速やかにセットさせる
機能を持たせることにより広範囲にある多数溶接部への
装置の位置決めを短時間で実施することが可能となる。
また、本発明によれば、溶接部毎の手動による位置決め
が不要となり、撮影が短時間内に終了が可能であるの
で、作業者数名による装置の位置設定やフィルム設定を
行う必要がない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。 実施例1 本実施例の多軸同期駆動制御式の溶接部X線検査装置は
サイズが大きい被検査体である伝熱管コイルに適したも
のである。図1に本実施例の多軸同期駆動制御式の溶接
部X線検査装置の正面図を示し、図2にその側面図を示
す。また、図3にはX線装置側の平面図、図4にはその
正面図、図5にはその側面図をそれぞれ示す。また、図
6にはイメージインテンシファイア装置側の平面図(図
7のB−B線断面図)、図7にはその正面図(図6のC
−C線断面図)、図8にはその側面図(図7のA−A線
断面図)をそれぞれ示す。溶接部X線検査装置はX線装
置1とイメージインテンシファイア2とを備え、両者の
間に被検査体である伝熱管3を配置できる構成となって
いる。そして、X線装置1は監視カメラ5、ペネトラメ
ータ着脱装置6および高圧発生装置7などが管球支持装
置8に支持されて共にX線装置架台9上に配置されてい
る。監視カメラ5はX線装置1の照射中心に合わせたレ
ーザービームファインダー中心と被検査溶接部中心に合
致していることを監視するためのもので、ペネトラメー
タ着脱装置6は遠隔操作で透過度計を被検査体にワンタ
ッチで取り付けるための装置である。X線装置1はX線
装置架台9に設けられた機構により図1、図2に示すX
軸、Y軸、Z軸、T軸およびθ軸方向に駆動可能となっ
ている。ここでX軸、Y軸、Z軸は三次元の座標軸を表
し、θ軸は伝熱管3の溶接部の輪撮角度、T軸は伝熱管
の溶接部照射方向角度を表す。
【0013】また、イメージインテンシファイア(Imag
e Intensifier)2はガントレー式のII(Image Inten
sifier)支持架台10の支持梁11に吊り下げられたI
I支持装置13に取り付けられる。伝熱管3の被検査溶
接部3aを中心にしてX線装置1とイメージインテンシ
ファイア2とは対向するように配置され、イメージイン
テンシファイア2はX線装置1のX線照射中心に対応し
て多軸方向にX線装置1の駆動と同期した駆動制御がな
され、X線装置1より照射されたX線がコイル状の伝熱
管3の被検査溶接部3aを透過した後、イメージインテ
ンシファイア2で受光される構成となっている。本X線
検査装置は伝熱管3の被検査溶接部3aをX線により多
方面から照射が可能となっていることに特徴がある。す
なわち、イメージインテンシファイア2はX線装置1の
X軸、Y軸、Z軸、T軸およびθ軸方向の駆動に対して
X線照射中心に対して対照的な位置に常に配置されるよ
うに自動的に駆動制御され、X線装置1より照射された
X線が伝熱管3の被検査溶接部3aを透過したのちイメ
ージインテンシファイア2で受光される構成とした装置
である。
【0014】本実施例のX線検査装置の制御システムの
概略図を図9に示す。被検査体である伝熱管3の溶接部
3aを中心に、X線装置1とイメージインテンシファイ
ア2を対向する位置に配置し、伝熱管3の溶接部3aの
位置、管外径、肉厚、管配列(管列)ピッチおよび放射
線の照射方向の撮影条件情報を駆動軸同期化制御装置1
4に与え、各々の軸(X軸、Y軸、Z軸、θ軸およびT
軸)の駆動設定をした後、X線装置1によりX線を伝熱
管3の溶接部3aに対して照射する。伝熱管3の溶接部
3aを透過した透過X線はイメージインテンシファイア
2で受光後、透過X線は可視光線に変換され、テレビカ
メラ15により画像化される。しかし、得られた画像は
解像度が低いため、カメラコントローラ17を介して画
像処理装置18により積分画像処理されて解像度を向上
させた見易い画質とし、テレビモニター19に映し出さ
れる。なお、卓上キーボード21を操作することにより
必要なデータをテレビモニター19に映し出すことがで
きる。また、必要に応じてテレビモニター画像は画像録
画装置22に録画しておき、ビデオプリンター23で出
力することができる。
【0015】次に、前記X線装置1側とイメージインテ
ンシファイア2側の、前記各軸(X軸、Y軸、Z軸、θ
軸およびT軸)の機能と駆動装置について説明する。 X軸:伝熱管3の幅方向(管列ピッチ方向)の溶接部3
aの位置に装置を移動するための駆動軸。 Y軸:伝熱管3の長手方向の溶接部3aの位置に移動す
るための駆動軸。 Z軸:上下方向に移動するための駆動軸。 θ軸:伝熱管3の溶接部3aを二重壁複影法で検査する
時の伝熱管3軸芯の垂直線に対する放射線の照射角度を
得るための駆動軸。 T軸:伝熱管3の溶接部3aを伝熱管3の円周各方向か
ら撮影するための伝熱管3の軸中心に対する放射線の照
射角度を得るための駆動軸。
【0016】図10にX線装置1側のX軸駆動装置の詳
細図(図3のA−A線視図)を示す。管球支持装置8は
X線装置架台9上に固定支持されたX軸方向にその長手
方向を有する断面エの字状支持部材25上に設けられた
ガイドレール26の上を摺動するものであり、断面エの
字状の支持部材25上にはラック27がガイドレール2
6と並行して設けられているので、このラック27とか
み合う管球支持装置8に設けられたピニオン29を該支
持装置8のサーボモータ30で回転駆動させることで、
X線装置1をX軸方向に駆動させることができる。図3
には前記サーボモータ30が開示されている。図11に
はX線装置1側のY軸駆動装置の詳細図(図3のB−B
線視図)を示す。X線装置架台9は基礎上のY軸方向に
長手方向を有するレール31上を走行する車輪33によ
りY軸方向に移動するものであり、その駆動はX線装置
架台9に設けられたインダクションモータ34の駆動力
がチェーン35を介して前記車輪33に伝達されること
により行われる。図12にX線装置1側のZ軸駆動装置
の詳細図を示す。X線装置架台9に支持されれたサーボ
モータ37の駆動でベルト38を介して管球支持装置8
の雌ネジ39とかみ合う螺旋状ギア41が回転すること
で管球支持装置8は上下動するこができる。
【0017】図13にX線装置1側のT軸とθ軸の駆動
装置の詳細図(図3のC部要部拡大図)を示す。管球支
持装置(図示せず)に設けられたT軸サーボモータ42
の駆動で、該モータ軸に設けられた歯車43が回転す
る。管球収納ケース44の両側面を挟み込むように支持
する断面コ字状の部材45を回転させる歯車46が前記
サーボモータ42の歯車43とかみあっているので、T
軸サーボモータ42の回転により管球収納ケース44内
のX線装置(図示せず)は所定の角度でT軸方向に回転
する。また、前記断面コ字状の部材45に設けられたθ
軸用のサーボモータ48の回転により該サーボモータ4
8の回転軸に設けられたウォーム49が管球収納ケース
44の側面に設けられ、該側面に対して垂直方向に設け
られた回転軸と一体のウォームホイール50を回転させ
ることでX線装置1をθ軸方向に回転させる。なお、図
4にはX線装置1側のT軸サーボモータ42とθ軸サー
ボモータ48との側面が見える。
【0018】図14にイメージインテンシファイア2側
のX軸駆動装置の詳細図(図8のA部要部拡大図)を示
す。ガントレー式の支持架台10の支持梁11にガイド
レール52がX軸方向に敷かれて居る。この支持梁11
にはラック53がガイドレール52と並行して設けられ
ているので、イメージインテンシファイア2の支持装置
13(図1)のX軸サーボモータ54により回転するピ
ニオン56が前記ラック53とかみ合うことで前記II
支持装置13がX軸方向に摺動する。なお、イメージイ
ンテンシファイア2側のY軸駆動装置はガントレー支持
架台10の両側の脚部に設けられている通常品のインダ
クションモータとチェーンを用いるものである。図7の
ガントレー支持架台10の右側の脚部にインダクション
モータ57の一部が見える。
【0019】図15にはイメージインテンシファイア2
側のZ軸駆動装置の詳細図(図8のB部要部拡大図)を
示す。ガントレー支持架台10の支持梁11に設けられ
たZ軸サーボモータ58の駆動でベルト60を介してI
I支持装置13の雌ネジ61とかみ合う螺旋状ギア62
が回転することでII支持装置13に支持されたイメー
ジインテンシファイア2が上下動するこができる。図1
6にはイメージインテンシファイア2側のT軸とθ軸の
駆動装置の詳細図(図7のC−C線視図)を示す。ま
た、図7にはθ軸の駆動装置の側面図、図8にはT軸の
駆動装置の側面図をそれぞれ示す。II支持装置13に
設けられたT軸サーボモータ64の駆動で該モータ64
の回転軸に直結したイメージインテンシファイア2のT
軸方向の回転(図示せず)が駆動する。また、θ軸の駆
動用のサーボモータ65の回転でベルト66を介してウ
ォーム67が回転すると、イメージインテンシファイア
2のθ軸方向の回転軸に直結したウォームホイール69
が前記ウォーム67にかみあっているので、イメージイ
ンテンシファイア2はθ軸方向に回転できる。
【0020】上記本実施例の溶接部X線検査装置のX線
装置1とイメージインテンシファイア2のY軸はエンコ
ーダ回転数演算によるインバータ−システム制御駆動に
よりY軸駆動用モータを同期させて駆動させ、また、X
軸、Z軸、θ軸およびT軸の同期駆動の制御はサーボモ
ータ駆動によるサーボシステム制御駆動で行う。そし
て、インバーターシステム制御駆動系の動作ブロック線
図を図17に示し、サーボシステム制御駆動系の動作ブ
ロック線図を図18に示す。図17に示すインバーター
システム制御駆動系の動作ブロック線図において、エン
コーダで移動距離を測定して、シーケンサーでエンコー
ダからの移動位置を読み取りながら定回転インダクショ
ンモータの回転数制御と正逆転制御を行うインバーター
に運転・停止指令を出力する。その出力値をインバータ
ーは動力線を介してインダクションモータに伝達する。
インダクションモータは後述のサーボモータのように、
任意位置に移動することが設定できるモータではないの
で、シーケンサーで運転指令と停止指令をその都度出力
することで、Y軸駆動系の移動量の制御を行う。また、
図18のサーボシステム制御駆動系の動作ブロック線図
においては、サーボモータ(AC)は動力線を介してサ
ーボアンプからの指令入力通りに動くので、サーボアン
プのエンコーダ線を用いるコントロール機能により、シ
ーケンサーからの指令を読み取り、任意の位置に移動で
きるように駆動制御される。ここでTリンクは信号の伝
達システムであり、シーケンサーとサーボアンプ間の位
置座標の読み取り、位置指令などを伝達する機能を有す
る。
【0021】本実施例の溶接部X線検査装置のX線装置
1とイメージインテンシファイア2の各Y軸方向の移動
量は溶接位置センシング装置71(図2)の近接センサ
ー(図示せず)により決定され、また、X軸の移動量は
予め伝熱管3の管列ピッチにより求められる。しかし、
θ軸、T軸およびZ軸の駆動量の制御には以下に述べる
理由により制限がある。すなわち、例えばボイラ伝熱管
コイルの構造は、その設計仕様により伝熱管3の管外
径、肉厚および管列ピッチの仕様が異なり、多数の組み
合わせがあるので、被検査体である伝熱管3の外径、管
肉厚および管列ピッチの組み合わせが異なるとθ軸、T
軸およびZ軸の移動量は異なり、一定の制限を受ける。
そのため、各軸の移動距離および/または傾斜角度が制
限される。 (1)θ軸の制限 伝熱管3を二重壁複影法で検査する方法において、図1
9に示すように、X線源の照射線を伝熱管3の管軸の垂
直線に対して適切な傾斜照射角度θ(θ軸駆動量)を設
定すると溶接部3aの線源側の像と反線源側の像を重な
りの無い状態でモニターまたはフィルム72上に撮影す
ることができる。図20には伝熱管3の管軸の垂直方向
に対する照射角度θが過小の場合(図20(a))、適
正な場合(図20(b))および過大な場合(図20
(c))の溶接部3aの撮影像を模式的に示した。照射
角度θが小さ過ぎる場合(図20(a))は、伝熱管3
の両端部が重なるため、X線透過厚が厚くなり、溶接欠
陥判定の不可能範囲が増加する。逆に照射角度θが大き
過ぎる場合(図20(c))は、溶接部3aの輪郭径が
大きく撮影され、伝熱管3のX線透過側に配置される透
過度計(図示せず)の配置位置が溶接部3aから外れる
ばかりでなく、溶接部3aの透過厚みが増加して撮影さ
れることとなり、透過度計の識別度が低下する。また、
図21に示すように、同一外径の伝熱管3であっても板
厚が異なると、二重壁複影法による斜め照射での撮影時
に、溶接部3aの線源側の像と反線源側の像が重ならな
いθ軸の照射角度は異なり、θ軸の照射角度を変化させ
る必要がある。そのため、伝熱管3の板厚と管外径との
関係で適切な照射角度θを特定の範囲内の値に制限して
設定する必要が生じる。したがって、予め伝熱管3の板
厚と管外径に基づいて、斜角照射角度θを実験的に求め
て、その値をθ軸駆動系に入力しておく。
【0022】(2)T軸の制限 図22の伝熱管3コイルの断面図に示すように、伝熱管
3コイルは所定の管列ピッチ寸法により、複数の伝熱管
3群がいかだ状に並べられている。伝熱管3の溶接部3
aを任意の傾斜角度Tで撮影する場合、隣り合う伝熱管
3の管外径と管列ピッチにより伝熱管3の照射像の重な
りが生じる。例えば、照射角度T(T軸駆動量)と管外
径を一定として管列ピッチの大きさPにより図22
(a)の場合は像の重なりが生じない場合であり、図2
2(b)は像の重なりが生じる場合である。このため、
管外径と管列ピッチの設定条件により照射角度Tの選定
とその値をT軸駆動系に入力として組み込むことが必要
である。また、図22(c)は透過度計73が隣接する
伝熱管3に干渉し、透過度計73の取り付けができない
状態を示す。透過度計73は撮影像に映し出す必要があ
り、透過度計73を着脱する場合、透過度計73の幅寸
法による伝熱管3コイルとの干渉を回避するように、照
射角度Tの選定を駆動系に入力として組み込む。 (3)Z軸の制限 Z軸はT軸、θ軸の組み合わせによるX線装置1または
イメージインテンシファイア2の三次元駆動時に、本実
施例の検査装置の移動量が大きくなり、装置の大型化と
なることを防ぐため、Z軸の最大昇降量を所定量に制限
する必要がある。この値もT軸、θ軸の組み合わせに基
づき予め駆動系に入力として組み込んで置く。
【0023】次に本実施例の多軸同期駆動制御式の溶接
部X線検査装置の駆動手順を説明する。 a)伝熱管3の溶接部3aの照射に先立ち、伝熱管3の
長手方向の溶接部3aであるY軸方向の位置を溶接位置
センシング装置71(図2)の近接センサーを使用し、
溶接部位置にX線装置1とイメージインテンシファイア
2が合わせられるようにY軸設定位置の情報が駆動軸同
期化制御装置14(図9)に与えられ、予め記憶させて
おく。 b)ガントレー式の支持架台10の起動によりX線装置
架台9とII支持架台13を溶接位置センシング装置7
1で記憶させた位置にY軸インダクションモーター3
4、57により駆動させる。 c)次に、予め伝熱管3の管列ピッチの情報が駆動軸同
期化制御装置14に与えられているので、この情報によ
り、各X軸サーボモータ30、54を駆動させて溶接部
位置までX線装置1とイメージインテンシファイア2を
X軸方向に同期駆動させる。X軸方向の正確な移動量の
決定は、伝熱管3の溶接部3a中心にX線装置1の照射
口中心に取り付けたレーザポインター(図示せず)の発
光中心をテレビモニター19(図9)を見ながらマニア
ルインチング駆動で行う。ここで、マニアルインチング
駆動とは操作室から遠隔操作により行う手動操作のこと
である。伝熱管3コイルは管の曲り部、溶接部3aおよ
び継手部などがあり、機械成形品とは異なり、いわゆる
製缶品であるため、伝熱管3の被検査部分の位置の全自
動制御は困難であるので、前記被検査部分の位置設定の
微調整は操作員による手動操作の機能を持たせている。 d)伝熱管3の管外径、板厚および管列ピッチの組み合
わせにより、予め実験により求められた管外径、板厚お
よび管列ピッチに対応する照射角度であるT軸および二
重壁複影法による撮影時の照射角度θ軸を押しボタンに
より選定して駆動軸同期化制御装置14に入力する。こ
のとき、T軸とθ軸の駆動量の組み合わせに応じてZ軸
方向の移動量も予め求められている。 e)撮影条件の設定確認により各駆動軸(θ軸、T軸、
Z軸)に出力され、移動を開始する。 f)各駆動軸の移動完了後にX線照射により溶接部の検
査を行う。
【0024】このように、本実施例のx線検査装置を用
いると、従来のフィルム法のように、撮影技術者の技量
に依存することなく、操作が自動的で容易である。ま
た、照射とほぼ同時に照射画像が得られ、検査のリアル
タイム化が計られ、検査時間の大幅な削減が見込まれ
る。本実施例の装置により得られた画像は、画像録画装
置22(図9)の光ディスクに大容量の画像が収録で
き、従来法のフィルム保管庫の設置とフィルムの定期点
検が不要となった。またビデオプリンター23により、
画像を撮り出し、補修作業用にも利用できるなど、画像
の再生も可能となった。
【0025】実施例2 本実施例は、特に、複雑に配置された伝熱管周溶接部の
健全性を効率的に自動検査を行うに適した多軸同期駆動
制御式の溶接部X線検査装置に係わるものである。実施
例1が大型の被検査体である伝熱管コイルに適したもの
であるのに対して、本実施例の被検査体である伝熱管コ
イルは比較的小型の伝熱管コイルに適したものである。
以下、図面に沿って詳細に説明する。図23に本実施例
の多軸同期駆動制御式の溶接部X線検査装置の側面図を
示し、図24にその正面図(図23のA−A線視図)を
示す。図23に示す被検体は図35に示す管群である。
図23において、溶接部X線検査装置は装置架台80上
のC型アーム83の下側に120kvPX線装置81、
上側にイメージインテンシファイア装置82を取付け、
C型アーム83を装置架台80上に設けられた立柱84
に固定し、X軸駆動装置85、Y軸駆動装置86、Z1
軸駆動装置87、Z2軸駆動装置89、α軸駆動装置9
0、T軸駆動装置91をそれぞれ設けた。ここでX軸、
Y軸、Z1軸とZ2軸は三次元の座標軸を表し、α軸は伝
熱管3の溶接部の輪撮角度、T軸は伝熱管3の溶接部照
射方向角度を表す。
【0026】図23、図24に各軸の駆動方向を矢印で
示すが、X軸は伝熱管3群の搬入時の回避および溶接部
3aを撮影するための位置決めをする。Y軸は溶接部3
aを連続で検査するため自動ピッチ送りを行い、X線像
をTVモニタの適正な位置にセットするため、X軸と共
にマニュアルインチング操作で微調整できるよう切り換
え機能がある。Z1軸はX線装置81の上下方向位置決
めを行い、Z2軸はイメージインテンシファイア装置8
2の上下方向位置決めを行うが、溶接部3aに対しX線
装置81とイメージインテンシファイア装置82の各距
離をZ1軸とZ2軸を交互に駆動調整し、TVモニタに映
る画像の大きさ、鮮明度を調節する。α軸はX線装置8
1側の溶接部3aの半周と反対側のビード半周が一つに
重ならないよう輪状に撮影するための照射角度調整を行
う。T軸は2方向撮影を可能にし、後述するように三段
目溶接部3aの検査のため狭あい部をX線が通過するよ
うX線装置81の位置決めを行う。T軸はプラス、マイ
ナス同じ角度での自動反転機能を設け、三段目溶接部3
aの連続検査を効率的に行える。Z2軸を除く各軸は速
度切換え機能を有し、短時間での移動と微調整による適
正位置への設定を容易にしている。
【0027】図25に示すように、X軸の駆動装置85
の台上に設けられたモータ94の回転力がベルト95を
介して図示しない箇所で駆動装置85の台下に固定され
たピニオン97に伝わり、該ピニオン97にかみ合う駆
動装置架台80上のラック99により動かされる。その
結果、架台80上のLMガイド101に沿ってX軸駆動
装置85がX軸方向に摺動する。また、Y軸駆動装置8
6は図26に示すように図示しない装置架台80上に設
けられたY軸モータ102と装置架台80に設けられる
車輪103とからなり、Y軸モータ102の回転で溶接
部X線検査装置全体をレール105上をY軸方向に移動
させる。また、Z1軸駆動装置87は、立柱84を上下
方向に移動可能な移動体であり、図27(図24のA部
要部拡大図)に示すようにZ1軸モータ106の駆動で
昇降用ジャッキ107を動かし、該ジャッキ107によ
り昇降自在のカバーボックス109の両側から伸びたア
ーム110が立柱84のLMガイド113に沿って上下
動するものである。α軸駆動装置90は図28(図24
のB−B線要部視図)に示すように、α軸モータ114
の回転で剛体であるC型アーム83が図28の矢印A方
向(図23の矢印α軸方向)に回転し、また、T軸駆動
装置91はZ1軸駆動装置架台に設けられたT軸モータ
115の回転で剛体のC型アーム83が図28の矢印B
方向に±20度の範囲で回転する(図23のA−A線方
向から見た概略図である図31を参照のこと)。
【0028】また、Z2軸駆動装置89のZ2軸モータ
(インダクション?)117はC型アーム83の先端の
平面板118に設けられ、イメージインテンシファイア
装置82とX線装置81との間隔を調整することができ
る。図29(図29(a)はZ2軸駆動装置89の正面
図、図29(b)は図29(a)のA−A線視図)に示
すようにZ2軸モータ117の回転軸先端にはピニオン
119が設けられ、該ピニオン119にかみ合うラック
121がイメージインテンシファイア装置82側の部材
122に設けられているので、イメージインテンシファ
イア装置82は平面板118に設けられたガイド123
に沿って上下動することができる。また、C型アーム8
3のもう一方の先端にはX線装置81が取り付けられる
が、図23に示すように、さらにこのC型アーム83の
先端には撮影位置の芯出し用カメラ125とワイヤから
なる振れ止め用のトルクリール126が設けられてい
る。トルクリール126は架台80とC型アーム83の
先端の間に接続され、駆動停止時のC型アーム83の振
動を短時間で止めるためのものである。また、X線用高
圧発生装置127(図24)が架台80上に設けられて
いる。そして、伝熱管3の溶接部3aがX線装置81と
イメージインテンシファイア装置82を結ぶ線上になる
よう設定するため、X線装置81の照射口にレーザービ
ームファインダー129を取り付け、赤いレーザービー
ムを発光させる。レーザービームファインダー129の
レーザービームポイントが、溶接部3aの中心になるよ
う芯出し用カメラ125で見ながら各軸を駆動する。ま
た、本実施例の溶接部X線検査装置の制御システムは実
施例1の図9に示すものと駆動軸同期化制御装置14を
除いて同様のものである。
【0029】本実施例の特徴は複雑に配置された伝熱管
溶接部の健全性を効率的に自動検査を行うものであり、
図23、図24に示す伝熱管3の溶接部3aの拡大図は
先に説明した図35に示したものと同様のものである
が、図30(図30(a)は図23に対応するX線照射
部分図、図30(b)は図24に対応する図30(a)
のA−A線視図)に示すように伝熱管3はある一定のピ
ッチで管寄せ130に対して各段60本程度が並ぶ。各
段の配列は一段目の管ピッチ中央に二段目の管が並び、
三段目は一段目に重なるように同じ配列となる、いわゆ
る千鳥配列となっている。X線撮影は伝熱管用管台13
1と伝熱管3の溶接部3aを対象とし、図23、図24
のイメージインテンシファイア装置82は溶接部3aを
通過したX線像を明るい可視光像に変換する電子管であ
る。可視光像をイメージインテンシファイア装置82に
内蔵のTVカメラ(図示せず)で映し、画像処理後、鮮
明なX線像をTVモニタ(図示せず)に映し出す。欠陥
の判定はTVモニタに映し出された映像を見て検査員が
判定する。
【0030】図30に示すように伝熱管3の1段目と2
段目の伝熱管の検査時には、まず、α軸を所定角度動か
し、次いでZ1軸、X軸およびY軸を駆動させ、図23
に示すレーザビームファインダー129内のレーザビー
ムが被検査体の伝熱管溶接部3a中心に照射されるよう
に設定する。このときY軸とT軸は初期設定後に所定の
ピッチまたは角度でボタン操作により駆動制御される。
Y軸の所定ピッチは伝熱管の配列ピッチなどに応じて予
め設定されており、またT軸の所定角度の首振りは伝熱
管の上下方向の段ピッチなどに応じて予め設定されてい
る。次に、X線装置81からX線を発生させ、イメージ
インテンシファイア装置82に接続されたTVモニタ
(図示せず)を見ながら、撮影画像がTVモニタ画面内
に収まるように、Z1軸、Z2軸およびX軸の調整を行
う。このときTVモニタの画像の大きさは被検査体から
X線装置81とイメージインテンシファイア装置82ま
でのそれぞれの距離の比で変化する。伝熱管3の3段目
は1段目と2段目の伝熱管3の検査が完了した状態で撮
影するので、1段目と2段目の伝熱管3の隙間をX線が
通るようにX線装置81とイメージインテンシファイア
装置82を設定する必要がある。したがって、図31の
ようにT軸を操作員のボタン操作で駆動させて、レーザ
ビームが被検査体の伝熱管溶接部3a中心に照射される
ように移動調整して設定する。本実施例により特に二段
または三段千鳥に配列する伝熱管群周溶接部の撮影段取
りの効率を向上させることができ、本装置の使用によ
り、従来の撮影方法に比べ段取り時間の低減、人員の削
減ができたので、約3倍効率が向上し、経費は5分の1
程度となる効果があった。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、エックス線検査撮影条
件を予め求めておき、多軸駆動自動制御にデータを入力
することにより、自動的に位置制御され、撮影が完了す
るため、大幅な検査作業時間の短縮が計られ、検査結果
の保存も、画像収録装置により、大容量の画像が、僅か
な、光ディスクで収録が可能であり、従来フィルム法に
よるフィルムの保存場所の確保とフィルムの品質維持管
理の必要がないなどの効果がある。また、本発明によれ
ば、複雑に配列する管群溶接部などの撮影段取りの効率
を向上させることができ、従来の撮影方法に比べ段取り
時間の低減、人員の削減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の多軸同期駆動制御式の溶
接部X線検査装置の正面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 図1のX線検査装置のX線装置側の平面図で
ある。
【図4】 図1のX線検査装置のX線装置側の正面図で
ある。
【図5】 図1のX線検査装置のX線装置側の側面図で
ある。
【図6】 図1のX線検査装置のイメージインテンシフ
ァイア装置側の平面図である。
【図7】 図1のX線検査装置のイメージインテンシフ
ァイア装置側の正面図である。
【図8】 図1のX線検査装置のイメージインテンシフ
ァイア装置側の側面図である。
【図9】 図1のX線検査装置の制御システムの概略図
である。
【図10】 図1のX線装置側のX軸駆動装置の詳細図
である。
【図11】 図1のX線装置側のY軸駆動装置の詳細図
である。
【図12】 図1のX線装置側のZ軸駆動装置の詳細図
である。
【図13】 図1のX線装置側のT軸とθ軸の駆動装置
の詳細図である。
【図14】 図1のイメージインテンシファイア側のX
軸駆動装置の詳細図である。
【図15】 図1のイメージインテンシファイア側のZ
軸駆動装置の詳細図である。
【図16】 図1のイメージインテンシファイア側のT
軸とθ軸の駆動装置の詳細図である。
【図17】 図1のX線検査装置のX線装置とイメージ
インテンシファイアのインバータ−システム制御駆動系
の動作ブロック線図である。
【図18】 図1のX線検査装置のX線装置とイメージ
インテンシファイアのサーボシステム制御駆動系の動作
ブロック線図である。
【図19】 伝熱管を二重壁複影法で検査する方法での
X線の適切な傾斜照射角度θを説明する図である。
【図20】 X線の照射角度θの違いによる伝熱管の溶
接部の撮影像を模式的に示した図である。
【図21】 同一外径の伝熱管の二重壁複影法による撮
影時における板厚が異なる場合の溶接部の線源側の像と
反線源側の像が重なりの違いを説明するための図であ
る。
【図22】 傾斜角度Tで撮影する場合の隣り合う伝熱
管の管外径と管列ピッチにより伝熱管の照射像の重なり
具合を説明する図である。
【図23】 本発明の一実施例の多軸同期駆動制御式の
溶接部X線検査装置の側面図である。
【図24】 図23の正面図である。
【図25】 図23のX軸駆動装置の概略図である。
【図26】 図23のY軸駆動装置の概略図である。
【図27】 図23のZ1軸駆動装置の概略図である。
【図28】 図23のα軸とt軸の駆動装置の概略図で
ある。
【図29】 図23のZ2軸駆動装置の概略図である。
【図30】 図23に対応するX線照射部分の概略図で
ある。
【図31】 図23に対応するT軸駆動の概略説明図で
ある。
【図32】 火力発電所用ボイラの概略構造とボイラ内
での伝熱管コイルの配置図である。
【図33】 火力発電所用ボイラの吊り下げ型の伝熱管
コイルを示す図である。
【図34】 従来法の伝熱管溶接部の放射線検査方法の
概略図である。
【図35】 図33に示す伝熱管コイルの管寄せ部分の
拡大図である。
【図36】 従来法の二段または三段千鳥状に配列され
た伝熱管の溶接部のX線撮影方法を説明する図である。
【符号の説明】
1…X線装置、2…イメージインテンシファイア、3…
伝熱管、3a…被検査溶接部、5…監視カメラ、8…管
球支持装置、9…X線装置架台、10…II支持架台、
11…支持梁、13…II支持装置、14…駆動軸同期
化制御装置、15…テレビカメラ、18…画像処理装
置、19…テレビモニター、21…卓上キーボード、2
2…画像録画装置、23…ビデオプリンター、71…溶
接位置センシング装置、72…モニターまたはフィル
ム、80…X線検査装置架台、81…X線装置、82…
イメージインテンシファイア装置、83…C型アーム、
84…立柱、85…X軸駆動装置、86…Y軸駆動装
置、87…Z1軸駆動装置、89…Z2軸駆動装置、90
…α軸駆動装置、91…T軸駆動装置、125…芯出し
用カメラ、126…トルクリール、129…レーザービ
ームファインダー、130…管寄せ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線発生装置とイメージインテンシフ
    ァイア装置との間に被検査体を配置して被検査体の放射
    線検査を行う放射線検査装置において、 放射線発生装置とイメージインテンシファイア装置とを
    被検査体の周方向を含む複数の軸方向に対して同期駆動
    させる前記各軸方向の軸駆動手段と被検査体の検査位置
    決めを行う前記各軸方向の軸駆動手段の駆動量を制御す
    る駆動量制御手段を備えたことを特徴とする放射線検査
    装置。
  2. 【請求項2】 各軸方向の軸駆動手段と該軸駆動手段の
    駆動量を制御する駆動量制御手段は各軸毎に互いに独立
    して駆動とその駆動量制御がされることを特徴とする請
    求項1記載の放射線検査装置。
  3. 【請求項3】 放射線発生装置とイメージインテンシフ
    ァイア装置の軸駆動手段は三次元方向の各座標軸方向に
    移動させるための各座標軸駆動手段と、複数列で配列さ
    れる被検査体の外径と配列ピッチ間隔に基づき設定され
    る放射線の照射角度方向の駆動手段と、各々の被検査体
    の板厚と外径に基づき設定される放射線の二重壁傾斜角
    度方向の駆動手段とで構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の放射線検査装置。
  4. 【請求項4】 放射線発生装置とイメージインテンシフ
    ァイア装置の軸駆動手段の駆動量を制御する駆動量制御
    手段は放射線検査装置に設けられた基準位置からの被検
    査体までの距離に基づき、三次元方向の座標軸の一つの
    特定座標軸上の被検査体の検査位置に移動させる特定座
    標軸の駆動量制御手段と、該特定座標軸の駆動量を基準
    として被検査体の配列ピッチ間隔に基づき予め設定され
    ている三次元方向の座標軸の前記特定座標軸以外の他の
    一つの座標軸上の検査位置に移動させる座標軸駆動制御
    手段と、被検査体の外径と配列ピッチ間隔に基づき予め
    設定されている放射線の照射角度方向の駆動量の駆動量
    制御手段と、各々の被検査体の板厚と外径とに基づき予
    め設定されている放射線照射の二重壁傾斜角度方向の駆
    動量の駆動制御手段と、前記照射角度と二重壁傾斜角度
    とに基づき予め設定される三次元方向の残りの一座標軸
    上の検査位置に移動させる座標軸駆動制御手段と、を備
    えていることを特徴とする請求項1記載の放射線検査装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4記載のいずれかの放射
    線検査装置に、被検査体の正確な検査位置に放射線発生
    装置とイメージインテンシファイア装置を移動させるた
    めのマニアルインチング装置を付設したことを特徴とす
    る放射線検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5記載のいずれかの放射
    線検査装置に、さらにイメージインテンシファイア装置
    からの出力信号を画像処理する画像処理装置を備えたこ
    とを特徴とする放射線検査装置。
  7. 【請求項7】 被検査体が伝熱管の溶接部であることを
    特徴とする請求項1ないし6記載のいずれかの放射線検
    査装置。
  8. 【請求項8】 放射線発生装置とイメージインテンシフ
    ァイア装置との間に被検査体を配置して前記被検査体の
    放射線検査を行う放射線検査方法において、 放射線発生装置とイメージインテンシファイア装置とを
    被検査体の周方向を含む複数の軸方向に対して同期駆動
    させ、被検査体の検査位置決めを行うことを特徴とする
    放射線検査方法。
  9. 【請求項9】 放射線発生装置とイメージインテンシフ
    ァイア装置との間に被検査体を配置して前記被検査体の
    放射線検査を行う放射線検査方法において、 放射線発生装置とイメージインテンシファイア装置を三
    次元方向の各座標軸方向に移動させ、さらに、複数列で
    配列される被検査体の外径と配列ピッチ間隔に基づき予
    め設定される放射線の照射角度方向と、各々の被検査体
    の板厚と外径とに基づき予め設定される放射線照射の二
    重壁傾斜角度方向に放射線発生装置とイメージインテン
    シファイア装置とを移動させることを特徴とする放射線
    検査方法。
  10. 【請求項10】 放射線検査装置に設けられた基準位置
    から被検査体までの距離に基づき、三次元方向の座標軸
    の一つの座標軸上の検査位置に放射線発生装置とイメー
    ジインテンシファイア装置を移動させ、該特定軸の検査
    位置を基準として、その後は被検査体の配列ピッチ間隔
    に基づき予め設定されている三次元方向の前記特定座標
    軸以外の他の一つの座標軸上の検査位置に放射線発生装
    置とイメージインテンシファイア装置を移動させ、ま
    た、被検査体の外径と配列ピッチ間隔に基づき決定され
    る放射線の照射角度と各々の被検査体の板厚と外径とで
    決定される放射線照射の二重壁傾斜角度方向に基づき予
    め設定されている駆動量に基づき放射線発生装置とイメ
    ージインテンシファイア装置をそれぞれ移動させ、さら
    に前記照射角度と二重壁傾斜角度とに基づき予め設定さ
    れる三次元方向の残りの一座標軸上の検査位置に放射線
    発生装置とイメージインテンシファイア装置を移動させ
    ることを特徴とする請求項8または9記載の放射線検査
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし10記載のいずれかの
    放射線検査方法に、被検査体の正確な検査位置に放射線
    発生装置とイメージインテンシファイア装置を移動させ
    るためにのマニアルインチングを行うことを特徴とする
    放射線検査方法。
  12. 【請求項12】 放射線発生装置とイメージインテンシ
    ファイア装置との間に被検査体を配置して放射線検査を
    行う放射線検査装置において、 放射線発生装置とイメージインテンシファイア装置をC
    型アームの両先端部にそれぞれ設け、該C型アームを移
    動架台に載せ、被検査体の周方向を含む複数の軸方向に
    対して互いに独立してC型アームを駆動させる前記各軸
    の駆動手段を備えたことを特徴とする放射線検査装置。
  13. 【請求項13】 放射線発生装置とイメージインテンシ
    ファイア装置の軸駆動手段は三次元方向の各座標軸方向
    に移動させるための各座標軸駆動手段と、複数列で配列
    される被検査体の外径と配列ピッチ間隔に基づき決定さ
    れる放射線の照射角度方向に駆動方向を有する駆動手段
    と、各々の被検査体の板厚と外径とで決定される放射線
    照射の二重壁傾斜角度方向に駆動方向を有する駆動手段
    とで構成されていることを特徴とする請求項12記載の
    放射線検査装置。
  14. 【請求項14】 放射線発生装置とイメージインテンシ
    ファイア装置の軸駆動手段は三次元方向の各座標軸方向
    に移動させるための各座標軸駆動手段と、鉛直方向に対
    してそれぞれ所定角度傾斜する方向であり、互いに略直
    交する二つの放射線照射方向に駆動する二つの傾斜角度
    駆動手段とで構成されていることを特徴とする請求項1
    2記載の放射線検査装置。
  15. 【請求項15】 請求項12ないし14記載のいずれか
    の放射線検査装置に、被検査体の正確な検査位置に放射
    線発生装置とイメージインテンシファイア装置を移動さ
    せるためのマニアルインチング装置を付設したことを特
    徴とする放射線検査装置。
  16. 【請求項16】 請求項12ないし15記載のいずれか
    の放射線検査装置に、さらにイメージインテンシファイ
    ア装置からの出力信号を画像処理する画像処理装置を備
    えたことを特徴とする放射線検査装置。
  17. 【請求項17】 被検査体が伝熱管の溶接部であること
    を特徴とする請求項Mないし16記載のいずれかの放射
    線検査装置。
  18. 【請求項18】 溶接部を有する伝熱管が鉛直方向に多
    段に配置される伝熱管コイルであることを特徴とする請
    求項17記載の放射線検査装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10227797A (ja) * 1997-02-13 1998-08-25 Toshiba Corp 自動分析装置
JPH1122914A (ja) * 1997-07-03 1999-01-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ボイラの最終過熱器
JP2010509608A (ja) * 2006-11-14 2010-03-25 トモグラフィア デ オルミゴン アルマド エセ アー 特にコンクリート構造内の鉄筋の検査に適するトモグラフィ決定を改善する方法および配置
JP2018179857A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 新日鐵住金株式会社 周溶接部の検査方法
KR20190141380A (ko) * 2018-06-14 2019-12-24 (주)로드피아 방사선(능) 오염 탐지장치
JP2021025901A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 日本製鉄株式会社 周溶接部の検査方法及び検査装置

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