JPH0849279A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JPH0849279A
JPH0849279A JP18589394A JP18589394A JPH0849279A JP H0849279 A JPH0849279 A JP H0849279A JP 18589394 A JP18589394 A JP 18589394A JP 18589394 A JP18589394 A JP 18589394A JP H0849279 A JPH0849279 A JP H0849279A
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JP
Japan
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nozzle
cleaning
washing
jet
water
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Application number
JP18589394A
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English (en)
Inventor
Utayoshi Akutsu
詠美 阿久津
Tomohide Matsumoto
朋秀 松本
Hiroaki Yonekubo
寛明 米久保
Hideki Ono
英樹 大野
Motoko Toyoshima
基子 豊島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は局部を洗浄する衛生洗浄装置に関す
るもので、洗浄水流の状態を変化させながら広範囲に洗
浄する。 【構成】 人体局部を洗浄する洗浄ノズルと、洗浄水を
供給する洗浄水供給手段を操作と、前記洗浄ノズルを進
退駆動するノズル駆動手段と、前記ノズル駆動手段を操
作する移動洗浄スイッチと、前記移動洗浄スイッチの投
入に従い前記洗浄ノズルが所定の一間を移動しながら洗
浄するように前記ノズル駆動手段を制御するノズル駆動
制御回路と、前記洗浄ノズルの移動に伴い水勢を変化さ
せる水勢制御回路を設け、各局部に適した水生で洗浄で
きるので肛門、膣、尿道を含む広範囲な洗浄が快適に実
行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は局部を洗浄する衛生洗浄
装置に関し、女性の月経時や小用時に好適な洗浄を提供
するため、水流の状態を変化させながら広範囲に洗浄す
る衛生洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の女性の局部洗浄においては、女性
の膣部に集中的に洗浄噴流を当てて洗浄するものが中心
であったが、女性の月経時には外陰部全体が経血で汚れ
るため広く洗いたいという要望があった。
【0003】これに対して図7に示したように洗浄範囲
を駆動させて広範囲に洗浄するものが提案されている
(実開昭63−56775号公報)。同図において1は
洗浄ノズルであり、洗浄水供給手段(図示せず)から供
給された洗浄水が給水口2から流入し、先端部に設けら
れた噴出孔3から人体局部に向けて噴出する。4は洗浄
ノズル1を進退駆動するための駆動手段であり、その駆
動力はギヤ5a、5b、5c、5d、から構成される減
速手段5と、ギヤ5dの軸6に巻回されたワイヤ7及び
ロータ8から構成される直線運動変換手段9を介して伝
達され、結合部10によってワイヤ7に結合された洗浄
ノズル1を進退駆動可能に構成されている。11は洗浄
ノズル1の進出量を検出するフォトインタラプタであ
り、ギヤ5dの側面に形成されたスリット部(図示せ
ず)のスリット数をカウントすることにより洗浄ノズル
1の進出位置が検出される。上記構成によって洗浄開始
スイッチ(図示せず)が投入されると、駆動手段4が起
動し、減速手段5及び直線変換手段9を介して洗浄ノズ
ル1はノズル収納部12内の後退位置から図6に示した
人体局部位置に進出駆動され、給水口2から流入した洗
浄水が噴出孔3から放出される。一方洗浄ノズル1の進
出量はフォトインタラプタ11により検出されており、
進出位置で駆動手段4を停止するとともに、必要により
洗浄ノズル1を所定間隔で前後駆動し、人体局部に対し
広範囲の洗浄を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような従来の洗浄装置では、噴流の状態や駆動範囲、駆
動速度などを制御することはできなかった。従って所定
の進出位置から前後駆動する際に、月経時に汚れる外陰
部を広範囲に洗浄するには肛門、尿道、膣など各局部の
感覚が異なるため、同じ噴流で洗浄するには使用感が悪
いという課題があった。
【0005】特に女性の膣はデリケートであり、若い女
性や産褥婦、子供を中心に他の部位よりもソフト感のあ
る水勢が要望されている。またノズルから吐出する噴流
についても、その構造上肛門、尿道、膣など局部ごとに
好適な噴流は異なり、さらに世代や体調等によっても好
みの噴流がある。
【0006】特に女性の膣は出産経験等によって感覚も
異なり、未経産婦を中心に集中的な水流が直接膣にあた
ることに対して不快感を持つ人が多い。
【0007】また駆動速度についても月経時や小用時な
ど使用機会によって希望の洗浄時間は異なる。特に小用
の時間は少なく、比較的汚れも取れやすいため短時間で
洗浄できることが望まれている。
【0008】また月経時においても日によって経血量は
異なり、経血量の多い日には十分に洗いたいという要望
もある。
【0009】また従来の衛生洗浄装置の駆動手段は、上
記のように局部を縦断的に洗浄するのに適したものでは
なく、肛門または膣の周囲程度の比較的狭い範囲を洗浄
するというものであった。しかしながら、女性の月経時
には尿道から肛門まで広範囲に汚れるためさらに広範囲
に洗浄したいという要望がある。
【0010】また女性用の局部洗浄ノズルは、従来女性
の膣部に合わせて位置設定されており小用時に尿道部を
洗浄するには、位置が合わず体を前傾させて洗浄位置を
合わせる必要があった。さらにノズルを前後に駆動させ
洗浄位置を調節ができる機種を使用する場合でも位置調
節スイッチを押さねばならず忙しい使用者にとっては煩
わしく面倒なものであった。
【0011】本発明は上記課題を解決するものであり、
洗浄ノズルが所定の位置間を移動しながら洗浄するに際
し水勢の状態を変化させることで、各洗浄部位の感覚に
好適な水勢で洗浄できる使用感のよい衛生洗浄装置を提
供することを第一の目的としている。
【0012】第二の目的は、前記洗浄ノズルの移動に伴
い、女性の膣部をソフトな水勢で洗浄することで若い女
性や子供にも痛くなく安心して洗浄できる衛生洗浄装置
を提供することにある。
【0013】第三の目的は、前記洗浄ノズルの移動に伴
い、各洗浄部位に好適な噴流で洗浄することで、使用機
会や好みに応じて快適な洗浄を提供することにある。
【0014】第四の目的は、前記洗浄ノズルの移動に伴
い、女性の膣部を分散噴流で洗浄することで、出産後や
若い女性にも不快感のない洗浄を提供することにある。
【0015】第五の目的は、前記洗浄ノズルの移動に伴
い、使用機会に適したノズル駆動速度で洗浄すること
で、月経時や小用時など使い勝手のよい衛生洗浄便座を
提供することにある。
【0016】第六の目的は、前記洗浄ノズルの移動に伴
い、使用機会に適したノズル駆動速度を選択できる衛生
洗浄便座を提供することにある。
【0017】第七の目的は、所定の位置間を移動しなが
ら洗浄する回数を設定することで、汚れの状態や好みに
対応した衛生洗浄装置を提供することにある。
【0018】第八の目的は、女性の尿道部から後方に膣
を経て肛門部まで移動しながら洗浄することで、月経時
に汚れる範囲を一回で広範囲に洗浄することができ、小
用にも位置調節の必要のない衛生洗浄装置を提供するこ
とにある。
【0019】第九の目的は、女性の膣部から前方に尿道
部まで移動洗浄し、尿道部から再び後方に向かって膣を
経て肛門部まで移動洗浄することで、経血の多い月経時
にも一回で十分洗える衛生洗浄装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るため本発明の衛生洗浄装置は、女性の局部を洗浄する
洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを進退駆動するノズル駆
動手段と、ノズル駆動手段を操作する移動洗浄スイッチ
と、移動洗浄スイッチの投入に従い前期洗浄ノズルが所
定の位置間を移動しながら洗浄するように駆動手段を制
御するノズル駆動制御回路と、前記洗浄ノズルの移動に
伴い水勢の状態を変化させる水勢制御回路から構成した
ものである。
【0021】また第二の目的を達成するため本発明の衛
生洗浄装置は、女性の膣部に相当する位置を洗浄してい
る間はノズルから吐出する噴流の水勢を他の部位よりも
弱い水勢に切り替える水勢調節手段を設けたものであ
る。
【0022】また第三の目的を達成するため本発明の衛
生洗浄装置は、集中洗浄噴流と、分散洗浄噴流を切り替
え吐出可能な洗浄ノズルと、洗浄水を供給する洗浄水供
給手段と、前記洗浄ノズルを進退駆動するノズル駆動手
段と、ノズル駆動手段を操作する移動洗浄スイッチと、
移動洗浄スイッチの投入に従い前記洗浄ノズルが所定の
位置間を移動しながら洗浄するようにノズル駆動手段を
制御するノズル駆動制御回路と、洗浄ノズルの移動に伴
い集中洗浄噴流と分散洗浄噴流を所定のモードに従って
切り替え吐出する噴流制御回路から構成したものであ
る。
【0023】また第四の目的を達成するため本発明の衛
生洗浄装置は、洗浄ノズルの移動に伴い女性の膣部に相
当する位置を洗浄している間は自動的に分散洗浄噴流を
吐出する噴流調節手段を設けたものである。
【0024】第五の目的を達成するために本発明の衛生
洗浄装置は、女性の局部を洗浄する洗浄ノズルと、洗浄
水を供給する洗浄水供給手段と、前記洗浄ノズルを進退
駆動するノズル駆動手段と、ノズル駆動手段を操作する
移動洗浄スイッチと、移動洗浄スイッチの投入に従い前
記洗浄ノズルが所定の位置間を移動しながら洗浄するよ
うにノズル駆動手段を制御するノズル駆動制御回路と、
前記洗浄ノズルの駆動速度を制御するノズル駆動速度制
御回路から構成したものである。
【0025】第六の目的を達成するために本発明の衛生
洗浄装置は、複数の駆動速度で駆動可能なノズル駆動速
度選択スイッチを設けたものである。
【0026】第七の目的を達成するために本発明の衛生
洗浄装置は、所定の位置間を移動しながら洗浄する回数
を設定する洗浄回数設定スイッチを設けて構成したもの
である。
【0027】第八の目的を達成するために本発明の衛生
洗浄装置は、女性の尿道部に相当する位置まで進出し、
尿道部から後方に向かって膣を経て肛門まで駆動しなが
ら洗浄する第一の駆動範囲設定手段を設けたものであ
る。
【0028】第九の目的を達成するために本発明の衛生
洗浄装置は、女性の膣部に相当する位置まで進出し、膣
部から前方に尿道部まで移動洗浄した後再び後方に向か
って膣を経て肛門部まで移動洗浄する第二の駆動範囲設
定手段を設けたものである。
【0029】
【作用】本発明の衛生洗浄装置は、洗浄ノズルをノズル
駆動手段により進退可能に構成すると共に、移動洗浄ス
イッチの投入に従い前記洗浄ノズルが所定の位置間を移
動しながら洗浄するようにノズル駆動手段を制御するノ
ズル駆動制御回路と、前記洗浄ノズルの移動に伴い水勢
の状態を変化させる水勢制御回路を設けたので、移動洗
浄スイッチの投入に連動して洗浄ノズルは所定の強さに
水勢を変化させながら移動洗浄を行う。従って尿道、
膣、肛門など洗浄部位の感覚や好みに対応させながら一
度に広範囲を快適に洗浄することができる。
【0030】また本発明の衛生洗浄装置は、前記洗浄ノ
ズルが女性の膣部に相当する位置を洗浄している間は、
洗浄ノズルから吐出する噴流の水勢を他の部位よりも弱
い水勢に切り替える水勢調節手段を設けたので、洗浄ノ
ズルが移動して膣部に相当する位置にくるとソフトな水
勢に切り替わり、粘膜がデリケートな若い女性や子供も
安全且つ快適に洗浄できる。
【0031】また本発明の衛生洗浄装置は、洗浄ノズル
の移動に伴い集中洗浄噴流と分散洗浄噴流を所定のモー
ドに従って切り替え吐出する噴流制御回路を設けたの
で、移動洗浄スイッチの投入に連動して洗浄ノズルは所
定の噴流に変化させながら移動洗浄を行う。従って尿
道、膣、肛門など洗浄部位の特性や好みに対応させなが
ら一度に広範囲を快適に洗浄することができる。
【0032】また本発明の衛生洗浄装置は、前記洗浄ノ
ズルが女性の膣部に相当する位置を洗浄している間は、
自動的に分散噴流を吐出する噴流調節手段を設けたの
で、洗浄ノズルが移動して膣部に相当する位置にくると
分散したやわらかい噴流に切り替わり、刺激に敏感な若
い女性や産褥婦にも快適に洗浄できる。
【0033】また本発明の衛生洗浄装置は、洗浄ノズル
の駆動速度を制御するノズル駆動速度制御回路を設けた
ので、洗浄ノズルの駆動速度を設定することにより、忙
しさや汚れ度合いなど使用機会に適した洗浄速度で移動
洗浄することができる。
【0034】また複数の駆動速度で駆動可能なノズル駆
動選択スイッチを設けたので、前記ノズル駆動選択スイ
ッチの選択投入によって使用機会に応じた好みの速度で
移動洗浄できる。
【0035】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。
【0036】図1は本発明の一実施例を示す衛生洗浄装
置の構成図、図2は洗浄ノズルの断面図、また図3は図
2におけるX−X矢視断面図を示す。同図において13
は止水弁、14は水ポンプから構成される洗浄水供給手
段、15は電気ヒータ16によって加熱された温水を貯
湯する温水タンクである。17は洗浄ノズルであり集中
洗浄噴流を吐出する直噴ノズル孔18、分散洗浄噴流を
吐出する分散ノズル孔19、直噴及び分散ノズル孔1
8、19に各々連通する第一、第二の流路20、21及
び第一、第二の流路20、21に連通する第一、第二の
流入口22、23を有している。なお直噴ノズル孔18
と分散ノズル孔19の中心軸線は、図2に示したように
被洗浄部付近の交点Pで交差するように傾斜して設けら
れている。また24は第一、第二の流路20、21に洗
浄水を選択供給する流路切換弁である。
【0037】25は洗浄ノズル17を人体の前後方向に
進退駆動するモータから構成されるノズル駆動手段であ
り、モータの回転運動は減速手段26ピニオン27及び
洗浄ノズル17の下部に設けられたラック28から構成
される変換手段29によって進退運動に変換され、洗浄
ノズル17の洗浄位置への進出駆動と洗浄後の収納位置
への後退駆動が可能に構成されている。30はガイド体
であり、洗浄ノズル17の両側面部に設けられた突出部
31が凹部32によって保持されており、洗浄ノズル1
7を人体前後方向に移動可能に構成されている。
【0038】33は洗浄動作を操作するための操作スイ
ッチであり、34は洗浄操作を停止させる停止スイッ
チ、35は水勢を調節する水勢調節スイッチである。3
6は移動洗浄を操作する移動洗浄スイッチであり、37
は移動洗浄の回数を設定する洗浄回数設定スイッチであ
る。38はノズル駆動制御回路であり、移動洗浄スイッ
チ36の投入に連動して洗浄ノズル17を後退収納位置
から所定の位置まで進出駆動させ、さらに所定の位置ま
で洗浄しながら駆動させた後収納位置まで後退駆動させ
ると共に、以上の駆動動作を洗浄回数設定スイッチ37
の投入に連動して、所定の回数分行う。39は第一の駆
動範囲設定手段であり、これにより洗浄ノズル17は女
性の尿道部に相当する位置まで進出駆動し、尿道部から
後方に向かって膣を経て肛門まで駆動しながら洗浄する
ようノズル駆動制御回路38の駆動範囲を設定する。4
0は第二の駆動範囲設定手段であり、これにより洗浄ノ
ズル17は女性の膣部に相当する位置まで進出駆動し、
膣部から前方に尿道部まで移動洗浄し、尿道部から再び
後方に向かって膣を経て肛門部まで移動洗浄するようノ
ズル駆動制御回路38の駆動範囲を設定する。41はノ
ズル駆動速度を制御するノズル駆動速度制御回路であ
り、42は複数のノズル駆動速度が選択可能なノズル駆
動速度選択スイッチである。
【0039】43は洗浄ノズル17から吐出する噴流の
水勢を所定の水勢に制御する水勢制御回路であり、洗浄
水供給手段14によって供給される洗浄水を制御する水
ポンプ制御回路44と、移動洗浄スイッチ36の投入に
連動して洗浄ノズル17が女性の膣部に相当する位置を
洗浄している間は、前記洗浄ノズルから吐出する水流の
水勢を他の部位よりも弱い水勢に切り替える水勢調節手
段45から構成されている。
【0040】46は洗浄ノズル17から集中洗浄噴流ま
たは分散洗浄噴流を所定のモードに従って切り換え吐出
する噴流制御回路であり、切り換え弁25を制御し集中
洗浄噴流と分散洗浄噴流の切り換えを行う切り換え弁制
御回路47と、移動洗浄スイッチ36の投入に連動して
洗浄ノズル17が女性の膣部に相当する位置を洗浄して
いる間は自動的に分散洗浄噴流を吐出する噴流調節手段
48から構成されている。
【0041】以上の構成において次に本実施例の作用、
動作について説明する。第一の駆動範囲設定手段39が
選択され、移動洗浄スイッチ36が投入されると、ノズ
ル駆動制御回路38によってノズル駆動手段25が制御
され、洗浄ノズル17は後退位置から図4に示した尿道
洗浄開始位置Aまで進出駆動される。一方同時に噴流制
御回路46によって流路切り換え弁24が制御され、第
一の流入口22側へ流路が切り換えられる。その後止水
弁13が開弁されると、洗浄水供給手段14は水勢制御
回路43によって制御された所定の水勢の洗浄水を供給
し、第一の流路20を介して直噴ノズル孔18から集中
した洗浄水が尿道に向かって放出され洗浄が開始され
る。その後洗浄水を吐出したままノズル駆動制御回路3
8が制御され洗浄ノズル17を図4に示したように所定
距離L1m+L2m後退した肛門洗浄終了位置C’にお
いて再度止水弁13が閉弁されて洗浄が終了する。
【0042】その際洗浄ノズル17から吐出される噴流
は噴流調節手段48の設定によって図5、図6に示すよ
うに尿道洗浄位置A−A’間は集中した噴流で、且つ水
勢調節手段45の設定によって所定の水勢の洗浄水を吐
出する。尿道洗浄位置A’に達すると流路切り換え弁2
4によって第二の流入口23側へ流路が切り換えられ分
散した噴流が吐出される。また水勢調節手段45の設定
によって尿道洗浄位置A’から膣洗浄位置Bに至るまで
徐々に弱い水勢に洗浄水供給手段14が制御される。膣
洗浄位置B−B’間に吐出される噴流は分散噴流のまま
水勢調節手段45の設定によって弱い水勢が維持され
る。膣洗浄位置B’に達すると水勢調節手段45の設定
によって肛門洗浄位置Cに至るまで徐々に強い水勢に制
御される。さらに移動洗浄を続け肛門洗浄位置Cに達す
ると流路切り換え弁24によって第一の流入口22側へ
流路が切り換えられ、肛門洗浄位置C−C’間は集中し
た噴流が吐出され、水勢調節手段45の設定によって以
前よりも強めの水勢が維持される。
【0043】また第二の駆動範囲設定手段40が選択さ
れ、移動洗浄スイッチ36が投入されると、ノズル駆動
制御回路によってノズル駆動手段25が制御され、洗浄
ノズル17は後退位置から図4に示した膣洗浄位置B’
まで進出駆動される。一方同時に噴流制御回路46によ
って流路切り換え弁24が制御され、第二の流入口23
側へ流路が切り換えられる。その後止水弁13が開弁さ
れると、洗浄水供給手段14は水勢制御回路43によっ
て制御された所定の水勢の洗浄水を供給し、第二の流路
21を介して分散ノズル孔18から分散した弱めのやわ
らかい洗浄水が膣に向かって吐出され洗浄が開始され
る。その後洗浄水を吐出したままノズル駆動制御回路3
8が制御され洗浄ノズル17を図4に示したように所定
距離L1m進出させ尿道洗浄位置Aに達すると再度L1
+L2m後退し肛門洗浄位置C’に達すると止水弁13
が閉弁されて洗浄が終了する。
【0044】その際洗浄ノズル17から吐出される噴流
は噴流調節手段48の設定によって図5、図6に示すよ
うに膣洗浄位置B’から膣洗浄位置を経て尿道洗浄位置
A’に至るまでは分散した噴流が吐出される。また水勢
調節手段45の設定によって膣洗浄位置B’−B間は所
定の水勢の洗浄水を吐出し、膣洗浄位置Bに達すると尿
道洗浄位置A’に至るまで徐々にやや強めの水勢に制御
される。尿道洗浄位置A’に達すると流路切り換え弁2
4によって第一の流入口22側へ流路が切り換えられ尿
道洗浄位置A’−A間は集中した噴流が吐出されると同
時に、水勢調節手段45の設定によって以前よりもやや
強めの水勢が維持される。尿道洗浄位置Aに達すると再
度洗浄ノズル17は後退を始め再び尿道洗浄位置A’ま
では同様の噴流を吐出する。尿道洗浄位置A’に達する
と流路切り換え弁24によって第二の流入口23側へ流
路が切り換えられ分散した噴流が吐出される。また水勢
調節手段45の設定によって尿道洗浄位置A’から膣洗
浄位置Bに至るまで徐徐に弱い水勢に洗浄水供給手段1
4が制御される。膣洗浄位置B−B’間に吐出される噴
流は分散噴流のまま水勢調節手段45の設定によって弱
い水勢が維持される。膣洗浄位置B’に達すると水勢調
節手段45の設定によって肛門洗浄位置Cに至るまで徐
々に強い水勢に制御される。さらに移動洗浄を続け肛門
洗浄位置Cに達すると流路切り換え弁24によって第一
の流入口22側へ流路が切り換えられ、肛門洗浄位置C
−C’間は集中した噴流が吐出され、水勢調節手段45
の設定によって以前よりも強めの水勢が維持される。
【0045】またノズル駆動速度選択スイッチ42が投
入されるとノズル駆動速度制御回路41がノズル駆動手
段25のモータ回転数を制御し、洗浄ノズル17は選択
された駆動速度で一連の移動洗浄を行う。なおこれら一
連の洗浄動作は洗浄回数設定スイッチの投入によって設
定された回数だけ繰り返される。
【0046】以上述べたように本実施例は、ノズル駆動
制御回路38によって所定の位置間を洗浄ノズル17が
駆動しながら洗浄する移動洗浄において、水勢制御回路
43及び噴流制御回路46を設け、移動中の洗浄水の水
勢と噴流の状態を制御することにより、洗浄部位に適し
た使用感のよい噴流に変化させながら洗浄することがで
きる。
【0047】特に使用者が女性の場合には水勢調節手段
45、噴流調節手段48を設けたので膣部に相当する位
置を洗浄している間は弱めの水勢で且つ分散したやわら
かい噴流で洗浄することによって、デリケートな部分を
安全且つ快適に洗浄することができる。
【0048】また、第一のノズル駆動範囲設定手段3
9、第二のノズル駆動範囲設定手段40を設け、女性の
尿道から膣を経て肛門までを洗浄範囲として設定するこ
とで、女性の月経時にも1回の操作で体を動かすことな
く広範囲に洗浄することができる。また女性の小用時に
も尿道部までノズルが進出するため位置調節の必要がな
い。
【0049】またノズル駆動速度制御回路41、ノズル
駆動速度度設定スイッチ42を設けたので、複数のノズ
ル駆動速度が選択でき、汚れの状態や忙しさなどに対応
した洗浄が可能になる。さらに洗浄回数設定スイッチ3
7を設け、一連の移動洗浄が設定回数分くり返されて停
止するため、余分なスイッチ操作を省略して汚れの状態
態や使用場面に対応した好みの洗浄が可能になる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の衛生洗浄装
置は、洗浄ノズルを進退駆動する駆動手段と、洗浄ノズ
ルが所定の位置間を移動しながら洗浄するように駆動手
段を制御するノズル駆動制御回路を設けると共に、前記
洗浄ノズルの移動に伴い水流の状態を変化させる水勢制
御回路を設け、各局部に適した水勢で洗浄できるので、
肛門、膣、尿道を含む広範囲な洗浄が快適に実現するこ
とができる。
【0051】特に女性の膣部に相当する位置を洗浄して
いる間は他の部位より弱い水勢で洗浄できる水勢調節手
段を設けたのでものであり、粘膜のデリケートな若い女
性や子供に安全且つ好適である。
【0052】また、本発明の衛生洗浄装置は、洗浄ノズ
ルの移動に伴い集中洗浄噴流と分散洗浄噴流を所定のモ
ードに従って切り替え可能な噴流制御回路を設けたもの
であり、各局部に適した噴流で洗浄できるので、肛門、
膣、尿道を含む広範囲な洗浄がさらに快適に実現するこ
とができる。
【0053】特に女性の膣部に相当する位置を洗浄して
いる間は分散洗浄噴流で洗浄できる噴流調節手段を設け
たので、膣に集中的な噴流があたることがないので、刺
激に敏感な若い女性や産褥婦などに好適である。
【0054】また本発明の衛生洗浄装置は、ノズルの駆
動速度を制御するノズル駆動速度制御回路を設けたの
で、忙しさや汚れの度合いなど小用時や月経時等の使用
機会に応じた駆動速度で洗浄することができる。
【0055】さらに複数の駆動速度で駆動可能なノズル
駆動速度選択スイッチを設けたので使用機会に応じて好
みの駆動速度を選択することができる。
【0056】また所定の位置間を移動しながら洗浄する
回数を設定する洗浄回数設定スイッチを設けたので、使
用者は汚れの度合いに応じて好みの回数の洗浄を選択す
ることができる。
【0057】また洗浄ノズルが女性の尿道部に相当する
位置まで進出し、尿道部から後方に向かって膣を経て肛
門まで駆動しながら洗浄する第一の駆動範囲設定手段を
設けたので、小用時にも位置調整に煩わされることな
く、また月経時においても一回の洗浄で広範囲に汚れる
範囲を洗浄でき、さらに前から後方に向かって洗浄する
ため肛門部の汚れが膣にかからず衛生面においても安心
できる。
【0058】また洗浄ノズルが女性の膣部に相当する位
置まで進出し、膣部から前方に尿道部まで移動洗浄し、
尿道部から再び後方に向かって膣を経て肛門部まで移動
洗浄する第二の駆動範囲設定手段を設けたので、膣部は
二度洗いでき、経血量の多い月経時においても一回で十
分に洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す衛生洗浄装置の構成図
【図2】同衛生洗浄装置の洗浄ノズルの断面図
【図3】図2におけるX−X矢視断面図
【図4】同衛生洗浄装置の洗浄ノズル先端部の洗浄水噴
出時の拡大断面図
【図5】ノズル駆動による洗浄位置と水勢の変化の関係
を示す特性図
【図6】ノズル駆動による洗浄位置と噴流の変化の関係
を示す特性図
【図7】従来の衛生洗浄装置上面図
【符号の説明】
13 止水弁 14 洗浄水供給手段 17 洗浄ノズル 18 直噴ノズル孔 19 分散ノズル孔 24 流路切り換え弁 25 ノズル駆動手段 36 移動洗浄スイッチ 37 洗浄回数設定スイッチ 38 ノズル駆動制御回路 39 第一の駆動範囲設定手段 40 第二の駆動範囲設定手段 41 ノズル駆動速度制御回路 42 ノズル駆動速度選択スイッチ 43 水勢制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 豊島 基子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体局部を洗浄する洗浄ノズルと、洗浄水
    を供給する洗浄水供給手段と、前記洗浄ノズルを進退駆
    動するノズル駆動手段と、前記ノズル駆動手段を操作す
    る移動洗浄スイッチと、前記移動洗浄スイッチの投入に
    従い前記洗浄ノズルが所定の位置間を移動しながら洗浄
    するように前記ノズル駆動手段を制御するノズル駆動制
    御回路と、前記洗浄ノズルの移動に伴い水勢を変化させ
    る水勢制御回路を設けた衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】水勢制御回路は、前記洗浄ノズルが女性の
    膣部に相当する位置を洗浄している間は、前記洗浄ノズ
    ルから吐出する噴流の水勢を他の部位よりも弱い水勢に
    切り替える水勢調節手段を備えた請求項1記載の衛生洗
    浄装置。
  3. 【請求項3】集中洗浄噴流と、分散洗浄噴流を切り替え
    吐出可能な洗浄ノズルと、洗浄水を供給する洗浄水供給
    手段と、前記洗浄ノズルを進退駆動するノズル駆動手段
    と、前記ノズル駆動手段を操作する移動洗浄スイッチ
    と、前記移動洗浄スイッチの投入に従い前記洗浄ノズル
    が所定の位置間を移動しながら洗浄するようにノズル駆
    動手段を制御するノズル駆動制御手段と、洗浄ノズルの
    移動に伴い集中洗浄噴流と分散洗浄噴流を所定のモード
    に従って切り替え吐出する噴流制御回路を設けた衛生洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】噴流制御回路は、洗浄ノズルの移動に伴い
    女性の膣部に相当する位置を洗浄している間は自動的に
    分散洗浄噴流を吐出する噴流調節手段を設けた請求項3
    記載の衛生洗浄装置。
  5. 【請求項5】女性の局部を洗浄する洗浄ノズルと、洗浄
    水を供給する洗浄水供給手段と、前記洗浄ノズルを進退
    駆動するノズル駆動手段と、前記ノズル駆動手段を操作
    する移動洗浄スイッチと、前記移動洗浄スイッチの投入
    に従い前記洗浄ノズルが所定の位置間を移動しながら洗
    浄するように駆動手段を制御するノズル駆動制御回路
    と、前記洗浄ノズルの駆動速度を制御するノズル駆動速
    度制御回路を備えた衛生洗浄装置。
  6. 【請求項6】ノズル駆動速度制御回路は、複数の駆動速
    度で駆動可能なノズル駆動速度選択スイッチを設けた請
    求項5記載の衛生洗浄装置。
  7. 【請求項7】所定の位置間を移動しながら洗浄する回数
    を設定する洗浄回数設定スイッチを設けた請求項1ない
    し6いずれか記載の衛生洗浄装置。
  8. 【請求項8】ノズル駆動制御回路は、女性の尿道部に相
    当する位置まで進出し、尿道部から後方に向かって膣を
    経て肛門まで駆動しながら洗浄する第一の駆動範囲設定
    手段を備えた請求項1ないし7いずれか記載の衛生洗浄
    装置。
  9. 【請求項9】ノズル駆動制御回路は、女性の膣部に相当
    する位置まで進出し、膣部から前方に尿道部まで移動洗
    浄し、尿道部から再び後方に向かって膣を経て肛門部ま
    で移動洗浄する第二の駆動範囲設定手段を設けた請求項
    1ないし7いずれか記載の衛生洗浄装置。
JP18589394A 1994-08-08 1994-08-08 衛生洗浄装置 Pending JPH0849279A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8495770B2 (en) 2003-04-28 2013-07-30 Panasonic Corporation Nozzle device and hygienic washing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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