JPH0849265A - 自動掘削制御装置および方法 - Google Patents

自動掘削制御装置および方法

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JPH0849265A
JPH0849265A JP7143512A JP14351295A JPH0849265A JP H0849265 A JPH0849265 A JP H0849265A JP 7143512 A JP7143512 A JP 7143512A JP 14351295 A JP14351295 A JP 14351295A JP H0849265 A JPH0849265 A JP H0849265A
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bucket
boom
stick
cylinder
excavation
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ジェイ デヴィア ロニー
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ビー ハーゲト デイル
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    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/42Drives for dippers, buckets, dipper-arms or bucket-arms
    • E02F3/43Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations
    • E02F3/435Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations for dipper-arms, backhoes or the like
    • E02F3/437Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations for dipper-arms, backhoes or the like providing automatic sequences of movements, e.g. linear excavation, keeping dipper angle constant

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  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削作業サイクルの始めから終わりまで掘削
機械のフロントアタッチメントを自動的に制御する装置
を提供する。 【構成】 フロントアタッチメントはそれぞれが少なく
とも1個の油圧シリンダで動かされるブーム、ステッ
キ、バケットから成る。制御装置は油圧シリンダの1つ
の所望の速度を表すオペレータ制御信号を発生するオペ
レータ制御要素を有する。電子油圧弁は制御信号に応じ
て所定の油圧シリンダを作動させ、作業サイクルを実行
する。センサは少なくとも1個の油圧シリンダに関する
力を表す信号を発生する。論理手段はオペレータ制御信
号の大きさと所定の制御信号の大きさとを比較し、作業
サイクルの所定の部分に関する動作パラメータを決定す
る。論理手段はオペレータ制御信号と力信号を受け取
り、それに応じて電子油圧弁へ指令信号を送り、決定し
た動作パラメータに従ってその後の作業サイクルを自動
的に実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には自動掘削の分
野、より詳細にはオペレータが定めた掘削機械の作業サ
イクルを学習する自動掘削制御装置および制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】掘削作業には、掘削機、バックホウ、フ
ロントショベルなどの掘削機械が使用される。これらの
掘削機械はブーム、ステッキ、およびバケットのリンケ
ージから成るフロントアタッチメントを備えている。ブ
ームは一端が掘削機械本体に旋回自在に取り付けられ、
他端がステッキに旋回自在に取り付けられている。バケ
ットはステッキの自由端に旋回自在に取り付けられてい
る。フロントアタッチメントを構成する各リンケージは
対応する少なくとも1個の油圧シリンダで制御自在に動
かされ、垂直面内で動く。オペレータは一般にフロント
アタッチメントを巧みに操作して全掘削作業サイクルを
構成する一連の個別機能を実行する。
【0003】典型的な作業サイクルの場合、オペレータ
は最初にフロントアタッチメントを掘削位置に置き、バ
ケットが土壌に進入するまでフロントアタッチメントを
下げる。次にオペレータはバケットを掘削機械本体に向
けて動かす掘削行程を実行する。続いてオペレータはバ
ケットを屈曲させて土壌をすくい込む。すくい込んだ土
壌すなわち荷重をダンプするため、オペレータはフロン
トアタッチメントを持ち上げ、決められたダンプ位置ま
で横に旋回させ、ステッキのリーチを広げ、バケットを
まっすぐに伸ばすことによって荷重を放出する。そのあ
とオペレータは作業サイクルを再び開始するためフロン
トアタッチメントを掘削位置へ戻す。以下の説明におい
て、上記の諸動作をそれぞれ「ブームダウン」、「掘削
行程」、「すくい込み」、「旋回」、「ダンプ」、およ
び「復帰」と呼ぶことにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】土ならし作業の分野で
は、幾つかの理由で掘削機械の作業サイクルを自動化す
ることを要望する声が高まってきた。人間のオペレータ
と異なり、自動化した掘削機械は環境条件や長い作業時
間に関係なく生産性が一貫して変わらない。また自動化
した掘削機械は環境条件が人間にとって危険であるか、
適切でないか、あるいは望ましくない作業に理想的であ
る。また自動化した掘削機械はオペレータの未熟な技能
を補って、より正確に掘削することができる。
【0005】従って、自動制御が掘削作業サイクルを実
行することができるように、オペレータが定めた作業サ
イクルを自動制御に「教える」ことが望ましい。しか
し、単に作業サイクルを繰り返すのでなく、掘削を効率
的に行うため掘削環境の変化に応じて作業サイクルを修
正することがたぶん望ましいであろう。
【0006】本発明は、上に述べた1つまたはそれ以上
の問題を解決することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は第1の態様とし
て、掘削作業サイクルの始めから終わりまで掘削機械の
フロントアタッチメントを自動的に制御する制御装置を
提供する。フロントアタッチメントは少なくとも1個の
油圧シリンダによって制御自在に動かされるブーム、ス
テッキ、およびバケットを有する。制御装置は油圧シリ
ンダの所望の速度を表すオペレータ制御信号を発生する
ように構成されたオペレータ制御要素を有する。電子油
圧弁は制御信号に応じて所定の油圧シリンダを作動させ
て掘削作業サイクルを行わせる。センサは少なくとも1
個の油圧シリンダに関する力を表す信号を発生する。論
理手段はオペレータ制御信号を受け取り、制御信号の大
きさと所定の制御信号の大きさとを比較し、作業サイク
ルの所定の部分に関する動作パラメータを決定する。最
後に、論理手段はオペレータ制御信号と力信号を受け取
り、それに応じて電子油圧弁に対する指令信号を発生
し、決定した動作パラメータに従ってその後の作業サイ
クルを自動的に実行させる。
【0008】以下、添付図面を参照して、本発明を詳し
く説明する。
【0009】
【実施例】図1に、掘削機、バックホウローダー、およ
びフロントショベルの機能に類似した掘削機能または積
込み機能を実行する掘削機械のフロントアタッチメント
100の側面図を示す。
【0010】掘削機械には掘削機、パワーショベル、ホ
ィールローダー、または同種の機械が含まれる。フロン
トアタッチメント100はブーム110、ステッキ11
5、およびバケット120を含むことがある。ブーム1
00は掘削機械本体105に旋回自在に取り付けられて
いる。ステッキ115はブーム110の自由端に旋回自
在に連結されている。バケット120はステッキ115
に旋回自在に取り付けられている。バケット120は湾
曲部分130、床面部分、および先端部分を有する。
【0011】図1に示した水平基準軸Rは掘削機械本体
105とフロントアタッチメント100の種々の位置の
相対的な角度関係を測定するために使用される。
【0012】ブーム110、ステッキ115、およびバ
ケット120は直線的に伸縮可能な油圧シリンダによっ
て個別に、制御自在に動かされる。ブーム110は少な
くとも1個のブームシリンダ140によって動かされ、
ステッキ115を上下に動かす。ブームシリンダ140
は掘削機械本体105とブーム110の間に連結されて
いる。ステッキ115は少なくとも1個のステッキシリ
ンダ145によって動かされ、バケット120を縦およ
び水平に動かす。ステッキシリンダ145はブーム11
0とステッキ115と間に連結されている。バケット1
20はバケットシリンダ150によって動かされ、半径
運動範囲を有する。バケットシリンダ150はステッキ
115とリンケージ155に連結されている。リンケー
ジ155はステッキ115とバケット120に連結され
ている。簡潔に示すため、図1にはブームシリンダ14
0、ステッキシリンダ145、およびバケットシリンダ
150をそれぞれ1個だけ示してある。
【0013】フロントアタッチメント100とシリンダ
140,145,150の動作の理解を確実にするた
め、以下の関係に注目されたい。ブームシリンダ140
を伸長させると、ブーム110は引き起こされる。同シ
リンダ140を引っ込めると、ブーム110は下げられ
る。またステッキシリンダ145を引っ込めると、ステ
ッキ115は掘削機械本体105から離れる方向に動か
される。同シリンダ145を伸長させると、ステッキ1
15は掘削機械本体105に向けて動かされる。最後
に、バケットシリンダ150を引っ込めると、バケット
120は掘削機械本体105から離れる方向に回転す
る。同シリンダ150を伸長させると、バケット120
は掘削機械本体105へ近づく方向に回転する。
【0014】図2に、本発明に関する電子油圧装置20
0のブロック図を示す。手段205は、フロントアタッ
チメント100の位置に応じて位置信号を発生する。手
段205はブーム、ステッキ、およびバケットシリンダ
140,145,150のシリンダ伸長量をそれぞれ検
出する変位センサ210,215,220を含んでい
る。変位センサとして米国特許第4,737,705号
(1988年4月12日発行)に記載されている無線周
波数ベースセンサを使用することができる。
【0015】またフロントアタッチメント100の位置
はフロントアタッチメントのジョイント角を測定しても
得られることは明らかである。フロントアタッチメント
位置信号を発生する代替装置として、例えばブーム11
0、ステッキ115、およびバケット120間の角度を
測定するロータリポテンショメータなどの回転角センサ
がある。フロントアタッチメント100の位置はシリン
ダ伸長量またはジョイント角を測定して三角法によって
計算することができる。バケットの位置を決定する上記
の方法は、この分野では周知であり、例えば米国特許第
3,997,071号(1976年12月14日発行)
や同第4,377,043号(1983年3月22日発
行)に記載されている。
【0016】手段225は、フロントアタッチメント1
00に作用する力に応じて圧力信号を発生する。手段2
25はブーム、ステッキ、およびバケットシリンダ14
0,145,150内の油圧を測定する圧力センサ23
0,235,240を含んでいる。各圧力センサ23
0,235,240は対応するシリンダ140,14
5,150の圧力に相当する信号を発生する。例えば、
圧力センサ230,235,240はそれぞれブーム、
ステッキ、およびバケットシリンダヘッド圧力とロッド
エンド圧力を測定する。適当な圧力センサとして、例え
ば Precise Sensors, Inc. (米国) から販売されている
Series 555 Pressure Transducer がある。
【0017】フロントアタッチメント旋回点180に設
置した旋回角センサ243(例えば、ロータリポテンシ
ョメータ)は、掘削位置に対する旋回軸まわりのフロン
トアタッチメントの回転量に相当する角度信号を発生す
る。
【0018】これらの位置信号と圧力信号は信号調整器
245へ送られる。信号調整器245は通常の信号励起
とフィルタリングを行なう。調整された位置信号と圧力
信号は論理手段250へ送られる。論理手段250は演
算装置を使用してソフトウェアプログラムに従ってプロ
セスを制御するマイクロプロセッサベース装置である。
一般に、ソフトウェアプログラムはROM、RAM、ま
たは同種のデバイスに格納されている。ソフトウェアプ
ログラムは後で種々のフローチャートを参照して説明す
る。
【0019】論理手段250は2つの他の出所、すなわ
ち複数のジョイスティック形制御レバー255とオペレ
ータインタフェース260から入力を受け取る。制御レ
バー255はフロントアタッチメント100を手動で制
御するためのものである。制御レバー255は油圧シリ
ンダ140,145,150,185の方向と速度を表
すオペレータ制御信号を発生する。オペレータ制御信号
は論理手段250によって受け取られる。オペレータ制
御信号の大きさはそれぞれのオペレータ制御レバーの変
位量に比例する。従って、制御レバーの変位が大きけれ
ば大きいほど、オペレータ制御信号の大きさ(油圧シリ
ンダの速度がより大きいことを表す)が大きい。また、
制御信号の極性は油圧シリンダの動作方向を示す。例え
ば、制御信号は−100%〜+100%の範囲の値を持
つことがある。
【0020】オペレータはオペレータインタフェース2
60を介して掘削深さや床面の傾きなどの掘削仕様を入
力することができる。またオペレータインタフェース2
60は掘削機械のペイロードに関する情報を表示するこ
とができる。オペレータインタフェース260は英数字
キーパッド付き液晶表示画面を装備することができる。
またタッチ感知式画面はオペレータインタフェースに向
いている。またオペレータインタフェース260はオペ
レータが種々の掘削状態を設定する複数のダイヤルと
(または)スイッチを装備することができる。
【0021】論理手段250は位置信号を受け取り、そ
れに応じて周知の微分法を用いてブーム110、ステッ
キ115、バケット120、および旋回装置185の速
度を決定する。代わりに、個別の速度センサを使用し
て、ブーム、ステッキ、バケット、および旋回装置の速
度を決定できることは明らかであろう。
【0022】論理手段250は、さらに、オペレータ制
御信号の大きさの決定に応じて、ブーム、ステッキ、バ
ケット、および旋回装置の速度を決定することができ
る。
【0023】論理手段250は、さらに、位置信号と圧
力信号の情報に応じて、フロントアタッチメントのジオ
メトリ(幾何学的図形)と力を決定する。
【0024】例えば、論理手段250は圧力信号を受け
取り、次式に従ってブーム、ステッキ、およびバケット
シリンダの力を計算する。シリンダの力=(P2 ×
2 )−(P1 ×A1 )ここで、P2 ,P1 は個々のシ
リンダ140,145,150のシリンダヘッドとロッ
ドエンドにおける油圧であり、A2 ,A1 はそれぞれの
端部の断面積である。
【0025】論理手段250はフロントアタッチメント
100を制御自在に動かす作動手段265へ送るブー
ム、ステッキ、およびバケットシリンダ指令信号を発生
する。作動手段265は、それぞれのブーム、ステッ
キ、およびバケットシリンダ140,145,150へ
の作動油の流れを制御する油圧制御弁270,275,
280を含んでいる。作動手段265は、そのほかに、
旋回装置185への作動油の流れを制御する油圧制御弁
285を含んでいる。
【0026】図3〜図11は、本発明のプログラム制御
を示すフローチャートである。フローチャートに記述し
たプログラムは、適切などんなマイクロプロセッサシス
テムにも使用できるように構成されている。
【0027】次に、図13〜図16に示した複数の制御
曲線について説明する。複数の制御曲線はブーム、ステ
ッキ、およびバケットシリンダ140,145,150
の動きを所望の速度で制御する指令信号を示す。制御曲
線はマイクロプロセッサのメモリに格納されている2次
元ルックアップテーブルまたは一組の方程式によって定
義することができる。制御曲線は土壌の状態を表す土壌
状態設定に応じて変わる。例えば、土壌状態設定1は土
壌がさらさらの状態であることを示し、土壌状態設定9
は土壌が固く締まった状態であることを示す。従って、
中間の土壌状態設定2〜8はさらさらの土壌状態または
軟らかい土壌状態から固い土壌状態までの連続する土壌
状態を示す。制御曲線の数字が所望の制御特性に応じて
変わることは理解されるであろう。
【0028】また土壌状態設定は、オペレータインタフ
ェース260を介してオペレータが設定することもでき
るし、掘削状態に応じて論理手段250が設定すること
もできる。例えば、掘削行程機能に関する制御曲線の土
壌状態設定(図15,16)をオペレータが手動で設定
し、他のテーブルに関する土壌状態設定の残りの部分を
論理手段250が自動的に設定することができる。これ
により、作業サイクルのより重要な制御を熟練したオペ
レータが担当することができる。
【0029】図3は、自動化掘削作業サイクルの第1段
階のフローチャートを示す。掘削機械105の作業サイ
クルは一般に6つの連続する別個の機能;ブームダウン
機能305、予備掘削機能307、掘削行程機能31
0、すくい込み機能315、ダンプ機能320、および
復帰機能323に分けることができる。掘削行程機能3
10は適応機能325を含んでいる。すくい込み機能3
15はブームアップ機能335と旋回機能340を含ん
でいる。ダンプ機能320はブームアップ機能と旋回機
能を含んでいる。以下、各機能について詳しく説明す
る。
【0030】フローチャートに示すように、自動化掘削
作業サイクルは繰り返して実行される。作業サイクルの
実行にオペレータの介入は必要ないが、修正が最大深さ
または制限区域の仕様と矛盾しなければ、オペレータは
フロントアタッチメント100の動きを修正することが
できる。また機能が別個であるので、本発明の各機能は
互いに独立して実行することができる。例えば、オペレ
ータは、オペレータインタフェースによって、作業サイ
クルを実行するとき自動化する機能を事前に選択するこ
とができる。
【0031】図4に、ブームダウン機能305を示す。
ブームダウン機能305はフロントアタッチメント10
0を地面に向けて位置決めする。この機能は、ブロック
405に示すように、バケット位置を計算することによ
って始まる。以下、用語「バケット位置」は、図1に示
すように、バケット角φと共にバケット先端位置を言
う。バケット位置は位置信号に応じて計算する。バケッ
ト位置は周知のいろいろな方法によって計算することが
できる。
【0032】次に判断ブロック410において、プログ
ラム制御は、最初にGRND−ENG=1(フロントア
タッチメント100が地面に接触していることを示す)
かどうか判断する。もし1でなければ、プログラム制御
はブームシリンダ圧力と設定点Aとを比較し、そしてバ
ケットシリンダ圧力と設定点Bとを比較する。設定点
A,Bは、それぞれフロントアタッチメント100が地
面に接触したことを示すブームシリンダ圧力とバケット
シリンダ圧力を表す。さらに、バケット先端15の深さ
と設定点Cとを比較する。設定点Cはオペレータが指定
した最大掘削深さを表す。
【0033】もし判断ブロック410のすべての条件が
満たされなければ、制御はブロック415へ進み、ステ
ッキシリンダ位置すなわちシリンダ伸長量と設定点Dと
を比較する。設定点Dは所望の掘削位置を与えるステッ
キシリンダの最小伸長量を表す。もしステッキ油圧シリ
ンダ位置が設定点Dに等しいか、それより大きければ、
ブロック420において、ステッキシリンダ145(既
に引っ込められている)を徐々に停止させる。しかし、
もしステッキシリンダ位置が設定点Dより小さければ、
ブロック425において、ステッキシリンダ145を所
定の量だけ引っ込めて、ステッキを外側に広げる。その
あと、ブロック427において、ブーム110を地面に
向けて下げる。従って、ブームシリンダ圧力とバケット
シリンダ圧力が、フロントアタッチメント100がまだ
地面に接触しておらず、かつバケット120が最大深さ
を越えていないことを示している限り、ブーム110は
続けて地面に向けて下げられる。
【0034】もし判断ブロック410の条件の1つが満
たされれば、ブロック428において、GRND−EN
G=1にセットする。そのあと、プログラム制御は、ブ
ロック430において、バケット角すなわち掘削角φと
設定点Eとを比較する。設定点Eはバケット120の所
定の掘削角である。設定点Eは図12に示した曲線から
決定することができる。この所定の切削角は土壌状態設
定に応じて変わる。
【0035】もしバケット角φが設定点Eより大きけれ
ば、予備掘削機能307によってバケット120を最大
速度で屈曲させてバケットを所定の切削角に迅速に位置
決めする。例えば、予備掘削機能307はフロントアタ
ッチメント100を所望の開始位置に位置決めする。
【0036】次にブロック440,445,450にお
いて、それぞれシリンダ140,145,150を伸長
させることによって、ブーム110を引き起こし、ステ
ッキ115を掘削機械本体105に向けて動かし、バケ
ット120を屈曲させる。図13に、ブームシリンダ1
40に対する指令レベルを示す。この指令レベルはバケ
ットシリンダ150にかかる圧力すなわち力に応じて変
わる。制御曲線は土壌状態設定に応じて変わる。図14
に、ステッキシリンダ145に対する指令レベルを示
す。この指令レベルは、ステッキシリンダ145にかか
る圧力すなわち力に応じて変わる。この場合には、1本
の曲線ですべての土壌状態設定が満たされる。バケット
120は最大速度に近い速度で屈曲され、所定の掘削角
に迅速に位置決めされる。以上のことから、予備掘削機
能の間に、バケット深さと掘削角φを調整して掘削の準
備ができるように、フロントアタッチメント100が位
置決めされることがわかる。
【0037】しかし、もしバケット角φが設定点Eに等
しいかそれより小さければ、プログラム制御はフローチ
ャートのセクションBへ進み、掘削行程機能310を開
始する(図5参照)。
【0038】掘削行程機能310はバケット120を地
面に沿って掘削機械本体105に向けて動かす。掘削行
程機能は、ブロック505において、バケット位置を計
算することによって始まる。例えば、掘削サイクルが続
くと、バケット120が地面により深く進入することが
ある。従って、プログラム制御は、ブロック510にお
いて、バケット120が地面により深く進入したときの
バケット120の位置を記録する。次に判断ブロック5
15において、ブームシリンダ圧力と設定点Fとを比較
する。もしブームシリンダ圧力が設定点Fより大きけれ
ば、掘削機械は不安定になって倒れてしまうことがあ
る。従って、もしブームシリンダ圧力が設定点Fより大
きければ、ブロック520において、プログラム制御は
終了する。もし大きくなければ、制御は判断ブロック5
25へ進む。設定点Fの値は、フロントアタッチメント
100のいろいろなジオメトリに関する掘削機械の不安
定度を表す複数の値に対応する圧力値の表から得られる
ことに留意されたい。
【0039】掘削機械105は、バケット120を掘削
機械本体に向けて動かすことにより掘削行程すなわち作
業サイクルの掘削部分を実行する。判断ブロック525
は掘削行程が終了したときを指示する。最初に、バケッ
ト角φと設定点Gとを比較する。設定点Gは所望のバケ
ット積込み量に関する所定のバケット屈曲を表す。第2
に、バケット力の角度βと設定点Hとを比較する。設定
点Hは角度値(一般に零である)を表す。例えば、もし
βが設定点Hより小さければ、バケットはヒーリングし
ている(かかとをつけている)と言われる。ヒーリング
はバケットにかかる正味の力がバケットの下側に加わる
と起こり、バケットが土壌をこれ以上すくい込むことが
できないことを示す。バケットのヒーリングの詳細は、
係属中の米国特許出願(Atty. Docket No. 93-326 ;
発明の名称“System and Methodfor Determining the C
ompletion of a Digging Portion of an Excavation Wo
rk Cycle ” )を参照されたい。第3に、ステッキシリ
ンダの位置と掘削行程の完了を示す設定点I(掘削行程
の完了を示す)とを比較する。設定点Iは掘削するため
の最大ステッキシリンダ伸長量を示す。最後に、プログ
ラム制御は、オペレータが例えばオペレータインタフェ
ース260を通じて掘削の中止を指示したかどうか判断
する。もしこれらの条件のうちどれか1つが起きれば、
掘削機械105は掘削を完了し、プログラム制御はフロ
ーチャートのセクションCへ進み、荷重のすくい込みを
開始する。
【0040】もし掘削が完了していないことが判れば、
ブロック540,545,550において、シリンダ1
40,145,150を伸長させることにより、ブーム
110を引き起こし、ステッキ115を掘削機械本体に
向けて動かし、バケット120を屈曲させる。
【0041】図15に、ブームシリンダ140に対する
指令レベルを示す。この指令レベルはステッキシリンダ
145にかかる圧力すなわち力に応じて変わる。図15
の制御曲線は土壌状態設定に応じて変わる。ステッキシ
リンダ145は最大速度のほぼ100%の速度で伸長
し、ステッキ115を掘削機械本体に向けて迅速に動か
す。バケット120は図17の曲線で示した速度で屈曲
する。この指令レベルはバケットシリンダ圧力すなわち
力に応じて変わる。曲線の形状で示されるように、土壌
状態設定が大きければ大きいほど、バケット120と比
べて、ステッキ115によって実行される作業の割合が
多くなる。油圧装置が過荷重になることを防止するた
め、図16の曲線が先細になっていることに注目された
い。
【0042】点Cにおいて、プログラム制御は図6へ進
み、適応機能325を開始する。適応機能325は、掘
削サイクルの間に効率よく掘削を行うために設定点を修
正する。ブロック605において、最後に記録したバケ
ット120の深さに応じて、設定点D(掘削前の所望の
ステッキシリンダ伸長量)を所定量だけ増分する。例え
ば、効率よく掘削を行なうために、バケットが地面によ
り深く進入したとき、ステッキを外側へ増分的に広げる
ことが望ましい。
【0043】ブロック610において、最後に記録した
バケット深さに応じてダンプ角を所定の量だけ増分す
る。例えば、バケットが地面により深く進入すると、地
面からより多量の土壌が取り出される。従って、バケッ
トから地面に土壌をダンプしたとき生じる堆積物が各パ
スに共に増大するであろう。従って、バケットが地面に
より深く進入したとき、堆積物が穴の中に崩落しないよ
うに、ダンプ角を増分することが望ましい。「ダンプ
角」は掘削位置から所望のダンプ位置までのフロントア
タッチメントの所望の角回転量であると定義する。ダン
プ角は、後で旋回機能340に関連して説明する。
【0044】最後に、ブロック615において、最後に
記録したバケット深さに応じて設定点Lを増分する。こ
の設定点Lはダンプする際の所望のブーム高さに相当す
る所望のブームシリンダ伸長量を表す。例えば、ダンプ
堆積物がより大きくなるにつれて、各パスのときバケッ
トが堆積物を確実にクリヤするように、ブーム高さを増
分する。設定点Lは、後でブームアップ機能335に関
連して説明する。
【0045】適応機能は値を図17の曲線に従って直線
的に増分することができる。修正を行なったあと、プロ
グラム制御はセクションDへ進み、すくい込み機能31
5を開始する(図7)。
【0046】すくい込み機能315は、土壌をすくい込
むようにフロントアタッチメント100を位置決めす
る。すくい込み機能315は、ブロック705におい
て、バケット角φと設定点Kとを比較することによって
始まる。設定点Kは一杯に入ったバケット荷重を保持す
るバケット角を表す。もし現在のバケット角φが設定点
Kより小さければ、プログラム制御はセクションEへ進
み、ブームアップ機能335(後で説明する)を呼び出
す。次にプログラム制御はセクションFへ進み、旋回機
能340(同様に後で説明する)を呼び出す。次にブロ
ック710において、ステッキシリンダ145(前に伸
長していた)を徐々に停止させる。次にブロック715
において、バケット120を屈曲させる。バケットは、
バケット角φが設定点Kより大きくなるまで屈曲し続け
ることは明らかである。バケット角φが設定点Kより大
きくなると、プログラム制御はセクションGへ進み、ダ
ンプ機能320(後で説明する)を呼び出す。
【0047】次に図8を参照してブームアップ機能33
5について説明する。ブームアップ機能335は、ブロ
ック805において、ブームシリンダの伸長量が設定点
Lより小さいかどうか判断することによって始まる。前
に述べたように、設定点Lは、フロントアタッチメント
100がダンプ堆積物をクリヤするブームシリンダ伸長
量を表す。もしブームシリンダ伸長量が設定点Lより小
さければ、ブロック810において、ブームシリンダの
伸長を徐々に停止させる。もしブームシリンダ伸長量が
設定点Lより大きければ、所定の速度(一般に、最大速
度の100%)でブームシリンダ140を伸長させ、ブ
ームを迅速に引き起こす。そのあとプログラム制御は前
にブームアップ機能335を呼び出した機能へ戻る。
【0048】次に図9を参照して旋回機能340につい
て説明する。掘削作業サイクルを始める前に、ダンプ位
置と掘削位置、およびそれらの対応する横断角を指定
し、記録することができることに留意されたい。例え
ば、フロントアタッチメント100を所望の掘削位置に
位置決めすることによって掘削角を設定することができ
る。同様に、フロントアタッチメント100を所望のダ
ンプ位置へ旋回すなわち回転させることによってダンプ
角を設定することができる。そのあと所望のダンプ角と
掘削角は制御装置によって保存される。代わりに、オペ
レータが掘削角とダンプ角に対応する所望の横断角をオ
ペレータインタフェースに入力してもよい。
【0049】旋回機能340は、最初に、ブロック90
5において、SWING=1に設定されているかどうか
判断する。もしSWING=0であれば、プログラム制
御はブロック915へ進み、可変SWG−MODEの値
を判断する。可変SWG−MODEは掘削のタイプを表
し、オペレータによって設定される。例えば、0のSW
G−MODEは、掘削機械が溝または穴から横に投下し
ていることを示す。1のSWG−MODEは、掘削機械
が運搬トラックなど1か所へダンプしていることを表
す。オペレータは、オペレータインタフェース250に
よって、キャタピラーの底部分から延びた水平面に対す
るトラック床面の高さを入力する。2のSWG−MOD
Eは、掘削機械が大規模な掘削場所から横に投下してい
ることを表す。プログラム制御は、ブロック925にお
いて、所望のダンプ場所で荷重をダンプするためフロン
トアタッチメントの位置を計算する。
【0050】もしSWG−MODEが2に設定されてい
れば、プログラム制御はブロック925へ進み、掘削ス
パンに従ってダンプ角を修正する。より完全に理解でき
るように、図18に、大規模な掘削を行なっている掘削
機械の平面図を示す。最初にオペレータが掘削スパン、
ダンプスパン、およびデルタ値δの角度値を入力する。
次にプログラム制御は掘削スパンとダンプスパンをそれ
ぞれ掘削経路とダンプ経路にマップする。従って、掘削
機械は、例えば経路“1”で掘削行程を実行し、経路
“1′”でダンプを実行する。各パスのあと、プログラ
ム制御は次式に従ってダンプ角を修正する。 ダンプ角=位置C−ダンプスパン+〔(掘削位置−(位
置C+δ)) ×ダンプスパン/掘削スパン〕−掘削位置 従って、掘削機械が経路1を完了したあと、プログラム
制御は経路“2”で掘削を始めるため掘削場所を増分す
ることができる。代わりに、経路“1”で掘削が完了し
たあと、プログラム制御はフロントアタッチメントを経
路“2”に位置決めするためオペレータに支援を与える
ことができる。この代替例の場合、プログラム制御はオ
ペレータが選択した最後の掘削場所を思い出すであろ
う。従って、オペレータがフロントアタッチメントを現
在の掘削場所から新しい掘削場所へ位置決めできるよう
に、プログラム制御は掘削場所に関するすべての許容誤
差を緩和するであろう。
【0051】図9に戻って、プログラム制御はブロック
930へ進み、バケット120が地面に達する時間を推
定する。この推定時間はバケットの位置と速度に従って
計算される。推定時間を計算したあと、推定時間と設定
点Mとを比較する。この設定点Mは電子油圧式旋回装置
の時間遅れを表す。もし推定時間が設定点Mより小さけ
れば、ブロック940において、SWING=1に設定
する。しかし、推定時間が設定点Mより大きければ、ブ
ロック945において、SWING=0に設定する。
【0052】次にプログラム制御はブロック947へ進
み、旋回角を計算する。「旋回角」は掘削場所に対する
フロントアタッチメントの角回転量と定義する。旋回角
センサ243は掘削場所に対するフロントアタッチメン
トの回転量に相当する角度信号を発生する。ブロック9
50において、プログラム制御はSWING=1に設定
されたかどうか判断する。もしSWING=0に設定さ
れていれば、プログラム制御は前に旋回機能340を呼
び出した機能へ戻る。
【0053】もしSWING=1に設定されていれば、
プログラム制御はブロック955へ進み、フロントアタ
ッチメント100の計算値と設定点Nとを比較する。設
定点Nは所望のダンプ位置からのフロントアタッチメン
ト位置の所定の範囲を表す。もし計算したフロントアタ
ッチメント位置が設定点Nによって定義された範囲内に
あれば、フロントアタッチメント100はダンプ位置の
近くにある。従って、ブロック960において、現在、
ダンプ場所へ向かって回転しているフロントアタッチメ
ント100に逆方向に回転して掘削場所へ戻るように命
令する。例えば、フロントアタッチメントがダンプ位置
の近くにあるので、フロントアタッチメントを掘削場所
に向けて逆駆動して、電子油圧式旋回装置の時間遅れを
考慮に入れる。この結果、フロントアタッチメントが実
際に逆方向に回転し始める頃には、フロントアタッチメ
ントは既にダンプ位置に達しているであろう。
【0054】もしフロントアタッチメント100が設定
点Nによって定義された範囲に達していなかったなら
ば、ブロック965において、旋回角とダンプ角とを比
較する。もし旋回角がダンプ角に等しければ、フロント
アタッチメントは所望のダンプ場所に達している。従っ
て、ブロック970において、フロントアタッチメント
100の回転を停止させる。もし等しくなければ、ブロ
ック975において、フロントアタッチメント100を
最大速度の100%で回転させてフロントアタッチメン
ト100をダンプ場所へ向けて迅速に回転させる。次
に、プログラム制御は前に旋回機能340を呼び出した
機能へ戻る。
【0055】次に図10を参照してダンプ機能320に
ついて説明する。プログラム制御は、ブロック1005
において、RETURN−TO−DIG=1かどうか判
断することによって始まる。もしRETURN−TO−
DIG=0であれば、掘削機械は荷重をダンプし続ける
べきである。従って、プログラム制御はセクションEへ
進み、ブームアップ機能335を呼び出し、次にセクシ
ョンFへ進み、旋回機能340を呼び出す。
【0056】次にプログラム制御は判断ブロック101
0へ進み、ステッキシリンダ145を引っ込めてステッ
キ115をさらに掘削機械本体からより外側に広げるべ
きかどうか判断する。この判断は以下の3つの基準に基
づいて行う。 (1)旋回角がダンプ角の所定の範囲内にあるか、およ
び(2)ブームシリンダ位置が設定点Oより大きいか、
および(3)ステッキシリンダ位置が設定点Pより大き
いか、ここで、設定点Oはダンプするためステッキシリ
ンダが引っ込みを開始するブームシリンダ位置を表す。
設定点Oの値は、一般に、設定点Lで表されたブームシ
リンダ伸長量より小さい所定のブームシリンダ伸長量を
表す。設定点Pはダンプするための最終ステッキシリン
ダ位置を表す。
【0057】もしこれらすべての条件が満たされれば、
プログラム制御はジャーク(急にぐいと動かすこと)機
能を表すブロック1015へ進む。例えば、もしオペレ
ータが湿潤土壌を表す土壌状態設定を選択していれば、
湿潤土壌をバケット120から放出するためにステッキ
115をジャークさせることが望ましい。もしステッキ
シリンダの伸長量がステッキ115をジャークさせる望
ましい範囲内にあると判ったならば、ブロック1020
において、ステッキシリンダ145をジャークさせる。
しかしステッキがジャークさせる所望の範囲内になけれ
ば、ブロック1025において、ステッキシリンダを一
定速度で所定量だけ引っ込める。
【0058】次にプログラム制御はブロック1030へ
進み、バケットシリンダ150を引っ込めてバケット1
20を逆方向に屈曲させるべきかどうか判断する。ブロ
ック1030の判断は次の4つの基準によって決まる。 (1)旋回角がダンプ角の所定の範囲内にあるか、
(2)ブームシリンダ位置が設定点Lより大きいか、
(3)ステッキシリンダ位置が設定点Qより大きいか、
および(4)バケットシリンダ位置が設定点Rより大き
いか、ここで、設定点Qはダンプする際にバケット12
0が逆方向に屈曲を始めるべきステッキシリンダ位置を
表す。設定点Qの値は、一般に、設定点Pより大きな所
定の値である。設定点Rはダンプするための最終バケッ
トシリンダ位置である。
【0059】設定点Pと設定点Rは、図12に示したそ
れぞれの曲線から決定する。図示のように、これらの設
定点の実際の値は土壌状態設定に応じて変わる。これに
より、ダンピングが完了したあと掘削が始まるとき、ス
テッキのリーチとバケットの屈曲が最適な位置に置かれ
る。例えば、軟らかい土壌状態の場合、掘削行程におい
てバケット120は容易に一杯になるので、ステッキシ
リンダの伸長量を相対的に短くする必要がある。しか
し、土壌がより固くなると、土壌への進入が難しいため
にバケット120を一杯にするためにより長い掘削行程
が必要となるので、長い行程が望ましい。
【0060】もしブロック1030のすべての条件が満
たされれば、制御はブロック1035へ進み、バケット
シリンダ150を引っ込める。もし満たされなければ、
制御はブロック1040へ進み、荷重が完全にダンプさ
れたかどうか判断する。ブロック1040では、ブー
ム、ステッキ、およびバケットシリンダ位置と設定点
L、Q、およびRとをそれぞれ比較して、すくい込んだ
荷重が完全にダンプされたかどうか判断する。もしシリ
ンダ位置が対応する設定点の所定の範囲内であれば、荷
重は完全にダンプされたと言える。すなわち、ブーム1
10が引き起こされ、ステッキ115が外側に広げら
れ、バケット120が逆方向に回転される。もし範囲内
になければ、制御はブロック1005へ戻り、ダンピン
グ・サイクルを仕上げる。
【0061】しかし、もし荷重がダンプされたならば、
制御はブロック1045へ進み、オペレータが自動回転
の使用を望んでいるかどうか判断する。オペレータはオ
ペレータインタフェース260を通じてそのことを指示
することができる。もし自動回転の使用を望んでいれ
ば、ブロック1050において、RETURN−TO−
DIG=1に設定し、制御はブロック1005へ戻る。
もし望んでいなければ、RETURN−TO−DIG=
0に設定し、プログラム制御はセクションAのブームダ
ウン機能305へ戻り、サイクルを続行する。
【0062】ブロック1050に戻って、もしRETU
RN−TO−DIG=1であれば、すくい込んだ荷重は
ダンプされているので、フロントアタッチメント100
は掘削場所へ戻される。従って、プログラム制御はセク
ションHへ進み、復帰機能323を実行する。次に図1
1を参照して復帰機能323について説明する。
【0063】制御は、ブロック1105において、旋回
角の計算を始める。次に制御はセクションIへ進み、調
整機能330(あとで説明する)を実行する。
【0064】次に制御はブロック1110へ進み、旋回
速度を計算する。例えば、旋回角を数値的に微分するこ
とによってフロントアタッチメント100の回転速度を
計算することができる。次に制御は、ブロック1115
において、フロントアタッチメント100の回転位置が
掘削場所の所定の範囲内にあるかどうか、そしてフロン
トアタッチメント100の回転速度が所定の値より小さ
いかどうか判断する。例えば、旋回角と掘削角とを比較
し、そして旋回速度と設定点S(比較的遅い回転速度を
表す)とを比較する。もしフロントアタッチメント10
0が掘削場所の所定の範囲内にあり、そして回転速度が
比較的遅ければ、フロントアタッチメントはセクション
Aのブームダウン機能305で始まる掘削を再開する。
従って、ブロック1120において、RETURN−T
O−DIG=0に設定する。
【0065】しかし、もしフロントアタッチメント10
0が掘削場所の所定の範囲内になければ、ブロック11
25において、停止角を計算する。「停止角」は電子油
圧式駆動装置がフロントアタッチメントを掘削場所へ向
けて回転させることを停止させなければならない角度で
ある。停止角は旋回速度に応じて変わり、回転している
フロントアタッチメントの運動量を考慮に入れるために
計算される。停止角を計算したあと、制御はブロック1
130へ進み、旋回角と停止角とを比較する。もし旋回
角が停止角より大きければ、ブロック1135におい
て、電子油圧式駆動装置はフロントアタッチメントを掘
削場所に向けて回転させ続ける。しかし、もし旋回角が
停止角より小さければ、ブロック1140において、電
子油圧式駆動装置はフロントアタッチメントを逆方向に
駆動し、その回転を迅速に停止させる。
【0066】ブロック1145において、ブームを地面
より下に下げる。次に、ブロック1147において、旋
回角と掘削場所とを比較する。もし旋回角が掘削場所の
所定の範囲内にあれば、制御はブロック1150へ進
む。ブロック1150では、ステッキシリンダ位置と設
定点Dとを比較し、ステッキ115が適切なリーチを有
するかどうか判断する。もしステッキシリンダ位置が設
定点Dより小さければ、ブロック1155において、ス
テッキシリンダ145を所定の量だけ引っ込めて、ステ
ッキ115の外側リーチを増加させる。もし設定点Dよ
り大きければ、ブロック1160において、ステッキシ
リンダ145の引っ込みを徐々に停止させる。
【0067】次に学習機能1900について説明する。
学習機能は、論理手段250がオペレータの定めた掘削
作業サイクルの作業包絡線を学習し、作業サイクルの自
動制御を実行する方法である。例えば、作業包絡線は掘
削作業サイクルの所定の設定点によって定義される。ま
た論理手段250は、掘削機械が作業サイクルを実行す
るとき作業環境の変化に対し作業サイクルを連続的に適
応させる。詳しく述べると、論理手段250は位置信号
と圧力信号を受け取り、作業サイクルの所定の部分に関
する所定の動作パラメータを決定し、作動手段265に
対する指令信号を発生して作業サイクルを自動的に実行
させる。
【0068】図19および図20に、学習機能1900
のプログラム制御のフローチャートを示す。図19およ
び図20の各判断ブロックにおいて、プログラム制御は
バケット位置と、油圧シリンダ140,145,150
内の圧力と力を計算することがあることに留意された
い。「バケット位置」とはバケット角φと共にバケット
先端位置を言う。バケット位置は位置信号に応じて周知
のやり方で計算される。この説明では、特に言及しない
限り、以下の設定点は正の値をもつものと仮定する。
【0069】図19のブロック1905において、オペ
レータはフットスイッチまたは同種の装置を押すことに
よって学習機能を開始する。その結果、ブロック191
0において、可変MODE=APPROACH(バケッ
ト120が地面に近づいていることを示す)に指定す
る。この時点で、オペレータは1つの全作業サイクルを
開始する。プログラム制御はブロック1915へ進み、
バケット位置と基準線Xとを比較することによって、バ
ケット位置が掘削機のキャタピラーより下にあるかどう
か判断する。基準線Xは掘削機のキャタピラーの底から
延びている基準線である。もしバケットがキャタピラー
より下にあることが判り、かつ判断ブロック1915の
その他の状態が起きれば、プログラム制御はブロック1
920へ進み、バケット120が地面に接触したかどう
か判断する。
【0070】ブロック1920では、制御はブームシリ
ンダ圧力と設定点Aとを、そしてバケットシリンダ圧力
と設定点Bとを比較する。設定点AとBは、それぞれフ
ロントアタッチメント100が地面に接触したことを示
すブームおよびバケットシリンダ圧力を表す。プログラ
ム制御がバケット120が地面に接触したと判断した
ら、ブロック1925において、フラグIN−GROU
ND=TRUEにに指定し、可変MODE=GROUN
Dに指定する。
【0071】従って、制御はブロック1935へ進み、
オペレータ制御信号を監視することにより、オペレータ
が作業サイクルの掘削行程部分を開始しているかどうか
判断する。最初に、プログラム制御は、ステッキシリン
ダ145の動きに関するオペレータ制御信号と設定点A
Aとを比較する。設定点AAは所定のステッキ速度に相
当する制御信号の大きさを表す。プログラム制御は、さ
らに、バケットおよびブームシリンダ150,140の
動きに関するオペレータ制御信号と設定点BBとCC,
CC′とをそれぞれ比較する。設定点BBとCC,C
C′はそれぞれ所定のバケット120の速度とブーム1
10の速度に相当するオペレータ制御信号を表す。C
C′は下向きを表す負の値をもつことがあることに留意
されたい。これらの比較の結果は、オペレータがブーム
の動きをやや最小限度に保ちながら、ステッキ115を
掘削機本体105に向けて迅速に動かしていることを示
す。さらに、バケット角が掘削の用意ができたかどうか
判断するために、バケット屈曲速度が監視される。
【0072】ブロック1935の条件が満たされたあ
と、制御は、ブロック1940において、設定点E=バ
ケット角φに指定し、可変MODE=DIGに指定す
る。設定点Eは掘削の開始時のバケット120の掘削角
を表す。制御は、さらに、掘削場所に関係する旋回角を
決定する。
【0073】次にプログラム制御はブロック1945へ
進み、フロントアタッチメント100が掘削していると
きステッキシリンダ145に加わる平均的な力と、バケ
ットシリンダ150に関する指令信号の大きさの平均値
を決定する。例えば、バケット指令信号の大きさの平均
値はバケットの平均速度に一致しているもよい。
【0074】プログラム制御は判断ブロック1950へ
進み、オペレータがフロントアタッチメント100にブ
ームアップするように指令したかどうか判断することに
より、掘削すなわち作業サイクルの掘削行程部分が完了
したかどうか判断する。図示のように、制御はステッキ
シリンダ145に関するオペレータ制御信号と設定点D
Dとを比較する。設定点DDは所定のステッキシリンダ
145の速度に対応するオペレータ制御信号の大きさを
表す。次に制御はブームシリンダ140に関するオペレ
ータ制御信号と設定点EEとを比較する。設定点EEは
所定のブームシリンダ140の速度に対応するオペレー
タ制御信号の大きさを表す。最後に、制御はバケットシ
リンダ150に関するオペレータ制御信号と設定点FF
とを比較する。設定点FFは所定のバケットシリンダ1
50の速度に相当するオペレータ制御信号の大きさを表
す。これらの比較の結果は、ステッキの動きが最小であ
るとき、ブームが迅速に持ち上げられ、バケット120
が屈曲して荷重をすくい込んでいることを示す。
【0075】従って、プログラム制御は図20のブロッ
ク1955へ進み、設定点G=バケット角φに指定し、
可変MODE=BOOM−UPに指定する。設定点Gは
掘削の終了時のバケット角を表す。
【0076】次にプログラム制御はブロック1970へ
進み、オペレータがフロントアタッチメント100を掘
削場所からダンプ場所へ旋回すなわち回転させているか
どうか判断する。ブロック1970では、制御は旋回装
置185に関するオペレータ制御信号と設定点GGとを
比較する。設定点GGは所定の旋回速度に相当するオペ
レータ制御信号の大きさを表す。この比較の結果は、オ
ペレータがフロントアタッチメント100を掘削場所か
らダンプ場所へ旋回させていることを示す。ここでは、
正の値をもつオペレータ制御信号の大きさは時計方向に
回転しているフロントアタッチメントに関係しており、
負の値をもつオペレータ制御信号の大きさは反時計方向
に回転しているフロントアタッチメントに関係している
ことに留意されたい。さらに、例えば、フロントアタッ
チメントは掘削場所からダンプ場所へ時計方向に回転す
ると仮定する。
【0077】プログラム制御は、オペレータがフロント
アタッチメント100をダンプ場所へ回転させていると
判断したあと、ブロック1980へ進んで、オペレータ
がバケット120から荷重をダンプすることを始めたか
どうか判断する。ブロック1980では、制御は、旋回
装置に関するオペレータ制御信号と設定点HHとを比較
する。設定点HHは所定の旋回速度に対応するオペレー
タ制御信号の大きさを表す。この比較は、フロントアタ
ッチメント100の回転が減速または停止されたことを
示す。
【0078】制御は、さらに、バケットシリンダ150
に関するオペレータ制御信号の大きさと設定点IIとを
比較する。設定点IIは所定のバケット速度に対応する
オペレータ制御信号の大きさを表す。この比較はバケッ
ト120が開いて、バケット120から荷重がダンプさ
れていることを示す。設定点IIは負の値(バケットシ
リンダが引っ込み中であることを示す)をもつことがあ
ることに留意されたい。
【0079】次にプログラム制御はブロック1983へ
進み、設定点K=BOOM−UPモードまたはSWG−
TO−DUMPモードのときに決定した最大バケット屈
曲量φに指定する。最大バケット屈曲量φは荷重をすく
い込むバケット角を表す。
【0080】次にプログラム制御はブロック1985へ
進み、ダンプ場所を決定し、そして旋回角を計算する。
ダンプ場所はオペレータが荷重を堆積する区域と一致す
る。旋回角はフロントアタッチメントが掘削場所からダ
ンプ場所へ回転する角度量と定義する。
【0081】最後にプログラム制御は判断ブロック19
90へ進み、作業サイクルのダンプ部分が完了したかど
うか判断する。ブロック1990において、制御は旋回
装置185に関するオペレータ制御信号の大きさと設定
点JJとを比較する。設定点JJは所定の旋回速度に対
応するオペレータ制御信号の大きさを表す。この比較は
フロントアタッチメント100がダンプ場所から掘削場
所へ戻るため回転していることを表す。設定点JJは負
の値をもつことがあることに留意されたい。制御は、さ
らに、バケットシリンダ150に関するオペレータ制御
信号と設定点KKとを比較する。設定点KKは所定のバ
ケットシリンダ速度に相当するオペレータ制御信号の大
きさを表す。この比較はオペレータが荷重のダンピング
を終了したことを示す。設定点KKは負の値をもつこと
があることに留意されたい。
【0082】次にプログラム制御はブロック1995へ
進み、設定点L=現在のブームシリンダ位置に指定し、
設定点P=現在ステッキシリンダ位置に指定する。設定
点Lはバケットがダンプ堆積物をクリヤするために必要
なブームシリンダ伸長量を表し、設定点Pはダンプする
ための最終ステッキ位置を表す。
【0083】学習機能1900が完了し、オペレータパ
ラメータが決定されたあと、すなわち設定点が指定され
たあと、ブロック1945において計算した平均ステッ
キシリンダ力とバケットシリンダ指令信号の大きさに応
じて、制御曲線を修正することができる。詳しく述べる
と、論理手段250はブロック1945の計算と図2
1,22に示した二次元ルックアップテーブルの値とを
比較して、制御曲線の土壌状態設定を決定する。
【0084】図21に、複数の所定の土壌状態に対応す
る所定の力の値の表を示す。論理手段250は計算した
力の値と所定の力の値とを突き合わせて、図13,図1
4,図15の制御曲線と図12の設定点Rの曲線の土壌
状態設定を図21に示した土壌状態設定へセットする。
【0085】図22に、複数の所定の土壌状態に対応す
る所定のバケット指令信号の大きさの表を示す。論理手
段250は計算したバケット指令信号の大きさと所定の
指令信号の大きさとを突き合わせて、図16の制御曲線
の土壌状態設定を図22の表に示した土壌状態設定へセ
ットする。
【0086】いろいろな設定点に対する値や、いろいろ
な図に示した曲線は、車両力学の分野の掘削工程に精通
した専門家によって日常的な実験で決定することができ
る。ここに示したどの値も単なる例示として記載したも
のである。
【0087】
【作用】次に、掘削機、バックホウローダー、およびフ
ロントショベルなど、掘削または積込み機能を実行する
地ならし機に使用した場合について本発明の装置の作用
を詳しく説明する。図23に、実例として油圧式掘削機
を示す。直線XとYはそれぞれ水平方向と垂直方向の基
準線である。
【0088】本発明の実施例では、掘削機のオペレータ
は2本のフロントアタッチメント制御レバーと、制御パ
ネルすなわちオペレータインタフェース260を自由に
使用することができる。一方の制御レバーがブーム11
0とバケット120の動作を制御し、他方の制御レバー
がステッキ115と旋回の動作を制御することが好まし
い。オペレータは、オペレータインタフェース260に
よって操作オプションを選択し、かつ機能仕様を入力す
ることができる。例えば、所望の掘削深さを入力するよ
うプロンプトでオペレータに指示することができる。
【0089】次に図24に、掘削作業サイクルのいろい
ろな部分を示す。以下の説明は学習機能の作用に関する
ものである。最初に、論理手段250はオペレータが定
めた作業サイクルの作業包絡線を決定する。作業包絡線
は、オペレータ指令信号の大きさに基づいて作業サイク
ルに関する所定の設定点によって定義される。
【0090】2305において、論理手段250は、バ
ケット120が地面に接触するまでオペレータがブーム
110を下降させると、それに応じて作業サイクルのブ
ームダウン部分の終了を決定する。次に論理手段250
は、2310において、作業サイクルの掘削行程部分の
開始時のバケット120の掘削角(設定点E)と掘削場
所に関係する旋回角を決定する。オペレータがバケット
120の屈曲、ステッキ115の引っ込め、およびブー
ム110の引起しを制御すると、論理手段250は、2
315において、作業サイクルの掘削行程部分の間の平
均ステッキ力と平均バケット指令信号の大きさを決定す
る。論理手段250は、オペレータが作業サイクルの荷
重すくい込み部分を始めている(従って、掘削行程部分
の終了を意味している)と決定したあと、2320にお
いて、掘削終了時のバケット角(設定点G)を決定す
る。次に、論理手段250は、2325において、オペ
レータが作業サイクルの荷重すくい込み部分を終了する
と、それに応じて荷重を一杯にすくい込むバケット角
(設定点K)を決定する。
【0091】次に論理手段250は、2330におい
て、オペレータが作業サイクルの荷重ダンプ部分を実行
すると、すなわちオペレータがダンプ場所へのフロント
アタッチメント100の旋回、ブーム110の引起し、
ステッキ115の伸長、およびバケット120の逆屈曲
を制御すると、それに応じてダンプ場所を決定する。オ
ペレータが荷重をダンプしたあと、論理手段250はブ
ームおよびステッキシリンダ位置(設定点L,P)をそ
れぞれ決定する。
【0092】オペレータが作業サイクルを完了し、作業
包絡線が決定されたあと、論理手段250は自動掘削を
実行する準備が完了する。論理手段250は、最初に、
平均ステッキシリンダ力と平均バケット指令信号の大き
さを使用して、掘削する土壌状態を推定し、適切な制御
曲線を選択して作業包絡線に従ってフロントアタッチメ
ントを制御する。しかし、オペレータの作業サイクルを
単に繰り返すのでなく、論理手段250は変化する掘削
環境に作業サイクルを適応させて効率的な掘削を行う。
【0093】本発明のその他の特徴、目的、および利点
は、添付図面、発明の詳細な説明、および特許請求の範
囲を熟読することによって理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘削機械のフロントアタッチメントの略図であ
る。
【図2】掘削機械の制御装置のハードウェア・ブロック
図である。
【図3】本発明の実施例の第1段階のフローチャートで
ある。
【図4】ブームダウン機能の実施例の第2段階のフロー
チャートである。
【図5】掘削行程機能の実施例の第2段階のフローチャ
ートである。
【図6】適応機能の実施例の第2段階のフローチャート
である。
【図7】すくい込み機能の実施例の第2段階のフローチ
ャートである。
【図8】ブームアップ機能の実施例の第2段階のフロー
チャートである。
【図9】旋回機能の実施例の第2段階のフローチャート
である。
【図10】ダンプ機能の実施例の第2段階のフローチャ
ートである。
【図11】復帰機能の実施例の第2段階のフローチャー
トである。
【図12】いろいろな設定点の値を示すグラフである。
【図13】予備掘削機能中のブームシリンダ指令信号に
関する制御曲線を表すグラフである。
【図14】予備掘削機能中ステッキシリンダ指令に関す
る制御曲線を示すグラフである。
【図15】掘削行程機能中のブームシリンダ指令信号に
関する制御曲線を示すグラフである。
【図16】掘削行程機能中のバケットシリンダ指令信号
に関する制御曲線を示すグラフである。
【図17】適応機能に関する制御曲線を示すグラフであ
る。
【図18】横に投下している掘削機械の平面図である。
【図19】学習機能の実施例の第2段階のフローチャー
トの前半である。
【図20】学習機能の実施例の第2段階のフローチャー
トの後半である。
【図21】複数の所定の土壌状態設定に対応する複数の
ステッキ力の値を示す表である。
【図22】複数の所定の土壌状態設定に対応する複数の
バケット指令信号の大きさを表す表である。
【図23】掘削機械の側面図である。
【図24】掘削作業サイクルのいろいろな部分中のフロ
ントアタッチメントのジオメトリを示す略図である。
【符号の説明】
100 フロントアタッチメント 105 掘削機械本体 110 ブーム 115 ステッキ 120 バケット 130 湾曲部分 140 ブームシリンダ 145 ステッキシリンダ 150 バケットシリンダ 155 リンケージ 180 フロントアタッチメント旋回点 185 旋回装置 200 電子油圧装置 205 位置信号発生手段 210,215,220 変位センサ 225 圧力信号発生手段 230,235,240 圧力センサ 243 旋回角センサ 245 信号調整器 250 論理手段 253 メモリ 255 制御レバー 260 オペレータインタフェース 265 作動手段 270,275,280,285 油圧制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロニー ジェイ デヴィア アメリカ合衆国 イリノイ州 61525 ダ ンラップ ウェスト ティンバーデイル ドライヴ 1613 (72)発明者 デイル ビー ハーゲト アメリカ合衆国 イリノイ州 61614 ピ オーリア ハイツ ノース ヴィンセント 3823

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム、ステッキ、およびバケットを含
    み、該ブーム、ステッキ、およびバケットが加圧作動油
    で作動する少なくとも1個の油圧シリンダによってそれ
    ぞれ制御自在に作動するようになった掘削機械のフロン
    トアタッチメントを掘削作業サイクルの中に自動的に制
    御する装置であって、 前記油圧シリンダの1つの所望の速度を表すオペレータ
    制御信号を発生するオペレータ制御要素、 前記オペレータ制御信号に応じて、掘削作業サイクルを
    実行するため所定の油圧シリンダを制御自在に作動させ
    る作動手段、 少なくとも1個の油圧シリンダに関する力を表す力信号
    を発生する手段、 前記オペレータ制御信号を受け取り、該オペレータ制御
    信号の大きさと所定の制御信号の大きさとを比較し、作
    業サイクルの所定の部分に関係する動作パラメータを決
    定する手段、および前記オペレータ制御信号と前記力信
    号を受け取り、それに応じて指令信号を発生し、決定し
    た動作パラメータに従ってその後の作業サイクルを自動
    的に実行させる手段、から成ることを特徴とする制御装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の土壌状態設定に関する複数の指令
    信号の大きさに対応する複数の制御曲線を保存する記憶
    手段を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の制
    御装置。
  3. 【請求項3】 作業サイクルの掘削部分の間に発生した
    平均ステッキシリンダ力とバケットシリンダに関する平
    均指令信号の決定に応じて、掘削する土壌の状態を推定
    し、推定した土壌状態に応じて制御曲線の1つを選択す
    る手段を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記動作パラメータが複数の位置設定点
    と圧力設定点を含んでおり、制御装置がさらに、 ブーム、ステッキ、およびバケットの位置に応じてそれ
    ぞれの位置信号を発生する位置検出手段、 前記位置信号を受け取り、ブーム、ステッキ、およびバ
    ケット位置信号の少なくとも1つと、複数の位置設定点
    の所定の1つとを比較する手段、 ブーム、ステッキ、およびバケットシリンダのうちの少
    なくとも1つに関する油圧に応じて、それぞれの圧力信
    号を発生する圧力検出手段、 圧力信号を受け取り、ブーム、ステッキ、およびバケッ
    ト圧力のうちの少なくとも1つと複数の圧力設定点のう
    ちの所定の1つとを比較する手段、および圧力および位
    置の比較に応じて指令信号を発生する手段、を含んでい
    ることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 その後の作業サイクルの実行に応じて、
    位置設定点を修正する手段を含んでいることを特徴とす
    る請求項4に記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 ブーム、ステッキ、およびバケットを含
    み、該ブーム、ステッキ、およびバケットが加圧作動油
    により作動する少なくとも1個の油圧シリンダによって
    それぞれ制御自在に作動するようになった、掘削機械の
    フロントアタッチメントを掘削作業サイクルの中に自動
    的に制御する方法であって、 油圧シリンダの1つの所望の速度を表すオペレータ制御
    信号を発生し、 前記オペレータ制御信号に応じて、掘削作業サイクルを
    実行するため所定の油圧シリンダを制御自在に作動さ
    せ、 少なくとも1個の油圧シリンダに関する力を表す力信号
    を発生し、 前記オペレータ制御信号を受け取り、該オペレータ制御
    信号の大きさと所定の制御信号の大きさとを比較し、作
    業サイクルの所定の部分に関係する動作パラメータを決
    定し、 前記オペレータ制御信号と前記力信号を受け取り、それ
    に応じて指令信号を発生し、決定した動作パラメータに
    従ってその後の作業サイクルを自動的に実行させるこ
    と、の諸ステップから成ることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 複数の土壌状態設定に関する複数の指令
    信号の大きさに対応する複数の制御曲線を保存するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 作業サイクルの掘削部分の間に発生した
    平均ステッキシリンダ力とバケットシリンダに関する平
    均指令信号の決定に応じて、掘削する土壌の状態を推定
    し、推定した土壌状態に応じて制御曲線の1つを選択す
    るステップを含んでいることを特徴とする請求項7に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 前記動作パラメータが複数の位置設定点
    と圧力設定点を含んでおり、 ブーム、ステッキ、およびバケットの位置に応じてそれ
    ぞれの位置信号を発生し、 前記位置信号を受け取り、ブーム、ステッキ、およびバ
    ケット位置信号の少なくとも1つと、複数の位置設定点
    の所定の1つとを比較し、 ブーム、ステッキ、およびバケット位置信号の少なくと
    も1つに関する油圧に応じて、それぞれの圧力信号を発
    生し、 前記圧力信号を受け取り、ブーム、ステッキ、およびバ
    ケット圧力の少なくとも1つと複数の圧力設定点の所定
    の1つとを比較し、 圧力および位置の比較に応じて指令信号を発生するこ
    と、の諸ステップを含んでいることを特徴とする請求項
    8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 その後の作業サイクルの実行に応じ
    て、位置設定点を修正するステップを含むことを特徴と
    する請求項9に記載の方法。
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