JPH084834A - パイプの振動吸収部材 - Google Patents
パイプの振動吸収部材Info
- Publication number
- JPH084834A JPH084834A JP13980594A JP13980594A JPH084834A JP H084834 A JPH084834 A JP H084834A JP 13980594 A JP13980594 A JP 13980594A JP 13980594 A JP13980594 A JP 13980594A JP H084834 A JPH084834 A JP H084834A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- cylindrical member
- vibration
- vibration absorbing
- absorbing member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両に装備するパイプの外側にとりつけてパ
イプの防振を図る。 【構成】 振動吸収部材100は、硬質ゴム等でつくら
れる第1の円筒部材110と、発泡ウレタン等でつくら
れる第2の円筒部材120を有する。パイプ1のジャバ
ラ部材10の外側に嵌装されると、第2の円筒部材12
0の内径部は弾性変形してジャバラ部10に密着する。
バンド部材130により振動吸収部材100はパイプに
固定される。第1の円筒部材110はマスとして、第2
の円筒部材120はばねとして働き振動を防止する。
イプの防振を図る。 【構成】 振動吸収部材100は、硬質ゴム等でつくら
れる第1の円筒部材110と、発泡ウレタン等でつくら
れる第2の円筒部材120を有する。パイプ1のジャバ
ラ部材10の外側に嵌装されると、第2の円筒部材12
0の内径部は弾性変形してジャバラ部10に密着する。
バンド部材130により振動吸収部材100はパイプに
固定される。第1の円筒部材110はマスとして、第2
の円筒部材120はばねとして働き振動を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプの一部を可撓性
部として構成するパイプに装着される振動吸収部材に関
する。
部として構成するパイプに装着される振動吸収部材に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば、車両のエンジンの吸気
管、排気管やオイルパイプ1を示す。パイプ1はその一
部をジャバラ構造部10として可撓性を付与し、パイプ
1の取付部20,30の位置誤差を吸収するようにして
ある。このジャバラ部10をばね剛性が高い材料で構成
した場合には、車両の振動やパイプ内部に流れる流体の
影響によってジャバラ部10に振動が発生したときに
は、ジャバラ部10の一部に振動が集中し、ジャバラ部
10の破断等の原因となる。ジャバラ部10をばね剛性
の低い材料で構成した場合には、位置誤差の吸収能力は
向上するが、共振による振幅が大きくなり、パイプ1の
両端の取付部20,30に応力が集中し、取付部20,
30の破損等の不具合の原因となる。
管、排気管やオイルパイプ1を示す。パイプ1はその一
部をジャバラ構造部10として可撓性を付与し、パイプ
1の取付部20,30の位置誤差を吸収するようにして
ある。このジャバラ部10をばね剛性が高い材料で構成
した場合には、車両の振動やパイプ内部に流れる流体の
影響によってジャバラ部10に振動が発生したときに
は、ジャバラ部10の一部に振動が集中し、ジャバラ部
10の破断等の原因となる。ジャバラ部10をばね剛性
の低い材料で構成した場合には、位置誤差の吸収能力は
向上するが、共振による振幅が大きくなり、パイプ1の
両端の取付部20,30に応力が集中し、取付部20,
30の破損等の不具合の原因となる。
【0003】そこで、このパイプのジャバラ部を弾性材
料で覆って振動吸収を図る技術が提案されている。例え
ば実開昭50−54415号公報は、内燃機関の排気管
の触媒コンバータの上流側にベローズ型の可撓管を配設
し、このベローズ型可撓管の外側をダンピング材で被覆
し、ブレード材で固定するものを開示している。
料で覆って振動吸収を図る技術が提案されている。例え
ば実開昭50−54415号公報は、内燃機関の排気管
の触媒コンバータの上流側にベローズ型の可撓管を配設
し、このベローズ型可撓管の外側をダンピング材で被覆
し、ブレード材で固定するものを開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報に記載されたものは、ベローズ部の外周部を石
綿、セラミック、硝子等の耐熱性のダンピング材で覆
い、ダンピング材をステンレス等の耐熱性のブレード材
でパイプ固定する構造となっており、ブレードはクラン
プ等でパイプに直接固定される。ブレード材がクランプ
でパイプに固定されることにより、ブレード材が受ける
振動はパイプに伝達され、パイプ全体の振動は増幅され
てしまう不具合がある。本発明は上述した従来の振動吸
収部材が有する不具合を解消する振動吸収部材を提供す
るものである。
た公報に記載されたものは、ベローズ部の外周部を石
綿、セラミック、硝子等の耐熱性のダンピング材で覆
い、ダンピング材をステンレス等の耐熱性のブレード材
でパイプ固定する構造となっており、ブレードはクラン
プ等でパイプに直接固定される。ブレード材がクランプ
でパイプに固定されることにより、ブレード材が受ける
振動はパイプに伝達され、パイプ全体の振動は増幅され
てしまう不具合がある。本発明は上述した従来の振動吸
収部材が有する不具合を解消する振動吸収部材を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパイプの外周部
に装着されてパイプの振動を吸収する振動吸収部材は、
硬質ゴム等でつくられる第1の円筒部材と、第1の円筒
部材の内周部に挿入され、装着される対象のパイプの外
径寸法より小さい内径寸法を有する弾性材料よりなる第
2の円筒部材と、第1の円筒部材の外周部を径寸法が縮
小する方向に締付ける締付け手段とを具備する。そし
て、振動吸収部材を装着するパイプはジャバラ部を有
し、ジャバラ部の外周部に振動吸収部材は装着される。
に装着されてパイプの振動を吸収する振動吸収部材は、
硬質ゴム等でつくられる第1の円筒部材と、第1の円筒
部材の内周部に挿入され、装着される対象のパイプの外
径寸法より小さい内径寸法を有する弾性材料よりなる第
2の円筒部材と、第1の円筒部材の外周部を径寸法が縮
小する方向に締付ける締付け手段とを具備する。そし
て、振動吸収部材を装着するパイプはジャバラ部を有
し、ジャバラ部の外周部に振動吸収部材は装着される。
【0006】
【作用】振動吸収部材の第2の円筒部材は車両等に装備
されるパイプの外側に密着してばね効果を発揮し、第1
の円筒部材は第2の円筒部材の外側にあってマスとして
機能する。内筒部材と外筒部材の2重筒構造とすること
によって、共振を防止し、車両に装備されるパイプの振
動を確実に防止する。特にジャバラ部を有するパイプの
ジャバラ部に装着することにより防振作用を発揮すると
共に、バンド部材により確実にパイプに固定される。
されるパイプの外側に密着してばね効果を発揮し、第1
の円筒部材は第2の円筒部材の外側にあってマスとして
機能する。内筒部材と外筒部材の2重筒構造とすること
によって、共振を防止し、車両に装備されるパイプの振
動を確実に防止する。特にジャバラ部を有するパイプの
ジャバラ部に装着することにより防振作用を発揮すると
共に、バンド部材により確実にパイプに固定される。
【0007】
【実施例】図1の(A),(B)は、本発明の振動吸収
部材の構造を示す断面図と側面図である。全体を符号1
00で示す振動吸収部材は、外側に配設される第1の円
筒部材110と、第1の円筒部材110の内側に挿入さ
れる第2の円筒部材120を有する。第1の円筒部材1
10は硬質ゴム等の材料で形成されている。第1の円筒
部材110の内側に挿入される第2の円筒部材120
は、発泡ウレタン等のスポンジ状の材料でつくられる。
第2の円筒部材120は、中空部122を有し、その内
径寸法D0は、対象となるジャバラ部分を有するパイプ
のジャバラ部の外径寸法より小さくつくられる。中空部
の内周壁124は可撓性を有している。
部材の構造を示す断面図と側面図である。全体を符号1
00で示す振動吸収部材は、外側に配設される第1の円
筒部材110と、第1の円筒部材110の内側に挿入さ
れる第2の円筒部材120を有する。第1の円筒部材1
10は硬質ゴム等の材料で形成されている。第1の円筒
部材110の内側に挿入される第2の円筒部材120
は、発泡ウレタン等のスポンジ状の材料でつくられる。
第2の円筒部材120は、中空部122を有し、その内
径寸法D0は、対象となるジャバラ部分を有するパイプ
のジャバラ部の外径寸法より小さくつくられる。中空部
の内周壁124は可撓性を有している。
【0007】図2は本発明の振動吸収部材100をジャ
バラ部分を有するパイプに装着した状態を示す説明図で
ある。パイプ1のジャバラ部10は直径D1の外径寸法
を有し、その外側に振動吸収部材100が装着される。
振動吸収部材100の中空部の内径寸法D0は、ジャバ
ラ部10の外径寸法D1より小さく形成してあるので、
第2の円筒部材120の内径部は弾性変形してジャバラ
部10に密着する。第1の円筒部材110の両端の外周
部は、バンド部材130で締付けられる。このバンド部
材130は、径寸法を縮小させる機能を有し、第1の円
筒部材110の両端部をジャバラ部10に向けて締付け
る。第1の円筒部材110は、硬質ゴム等の比較的密度
の高い材料でつくられているので、この締付けによって
も大きく変形することはなく、振動吸収部材100全体
は確実にパイプ1のジャバラ部10に固定される。この
状態にあっては、第2の円筒部材120はジャバラ部材
10に密着し、その弾性によりばね効果を発揮してパイ
プ1の振動を吸収する。第1の円筒部材110は、密度
も高く、共振の発生を防止するマスとして主として機能
する。
バラ部分を有するパイプに装着した状態を示す説明図で
ある。パイプ1のジャバラ部10は直径D1の外径寸法
を有し、その外側に振動吸収部材100が装着される。
振動吸収部材100の中空部の内径寸法D0は、ジャバ
ラ部10の外径寸法D1より小さく形成してあるので、
第2の円筒部材120の内径部は弾性変形してジャバラ
部10に密着する。第1の円筒部材110の両端の外周
部は、バンド部材130で締付けられる。このバンド部
材130は、径寸法を縮小させる機能を有し、第1の円
筒部材110の両端部をジャバラ部10に向けて締付け
る。第1の円筒部材110は、硬質ゴム等の比較的密度
の高い材料でつくられているので、この締付けによって
も大きく変形することはなく、振動吸収部材100全体
は確実にパイプ1のジャバラ部10に固定される。この
状態にあっては、第2の円筒部材120はジャバラ部材
10に密着し、その弾性によりばね効果を発揮してパイ
プ1の振動を吸収する。第1の円筒部材110は、密度
も高く、共振の発生を防止するマスとして主として機能
する。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のように、車両等に装備さ
れるパイプの振動を防止する部材であって、パイプの外
側に密着してばね効果を発揮する第2の円筒部材である
内筒部材と、内筒部材の外側にあって、共振を防止する
マスとして機能する第1の円筒部材である外筒部材の2
重筒構造としたものである。第1の円筒部材はマスとし
て、第2の円筒部材はばねとして働くことによって共振
を防止し、パイプに作用する振動を確実に防止すること
ができる。
れるパイプの振動を防止する部材であって、パイプの外
側に密着してばね効果を発揮する第2の円筒部材である
内筒部材と、内筒部材の外側にあって、共振を防止する
マスとして機能する第1の円筒部材である外筒部材の2
重筒構造としたものである。第1の円筒部材はマスとし
て、第2の円筒部材はばねとして働くことによって共振
を防止し、パイプに作用する振動を確実に防止すること
ができる。
【0009】構造も筒単であって、特にジャバラ部を有
するパイプの防振に好適である。この振動吸収部材はバ
ンド部材により確実にパイプに固定される。
するパイプの防振に好適である。この振動吸収部材はバ
ンド部材により確実にパイプに固定される。
【図1】本発明の実施例を示す断面図と側面図。
【図2】本発明の振動吸収部材をパイプのジャバラ部に
装着した状態を示す説明図。
装着した状態を示す説明図。
【図3】ジャバラ付パイプの振動状態を示す説明図。
1 パイプ 10 ジャバラ部 100 振動吸収部材 110 第1の円筒部材 120 第2の円筒部材 130 バンド部材
Claims (2)
- 【請求項1】 パイプの外周部に装着されてパイプの振
動を吸収する部材であって、硬質ゴム等でつくられる第
1の円筒部材と、第1の円筒部材の内周部に挿入され、
装着される対象のパイプの外径寸法より小さい内径寸法
を有する弾性材料よりなる第2の円筒部材と、第1の円
筒部材の外周部を径寸法が縮小する方向に締付ける締付
け手段とを備えてなるパイプの振動吸収部材。 - 【請求項2】 パイプはジャバラ部を有し、ジャバラ部
の外周部に装着される請求項1記載のパイプの振動吸収
部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13980594A JPH084834A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | パイプの振動吸収部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13980594A JPH084834A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | パイプの振動吸収部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084834A true JPH084834A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15253852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13980594A Pending JPH084834A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | パイプの振動吸収部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084834A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101454347B1 (ko) * | 2013-02-22 | 2014-10-23 | 삼성중공업 주식회사 | 파이프 보강 구조 |
EP2161487B1 (de) * | 2008-09-06 | 2015-06-10 | ThyssenKrupp Marine Systems GmbH | Vorrichtung zur Dämmung von Biegewellen in einem Bauteilverband |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP13980594A patent/JPH084834A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2161487B1 (de) * | 2008-09-06 | 2015-06-10 | ThyssenKrupp Marine Systems GmbH | Vorrichtung zur Dämmung von Biegewellen in einem Bauteilverband |
KR101454347B1 (ko) * | 2013-02-22 | 2014-10-23 | 삼성중공업 주식회사 | 파이프 보강 구조 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040413 |