JPH084829B2 - H形鋼用ガイドを圧延機に取付ける方法及びこのガイド - Google Patents
H形鋼用ガイドを圧延機に取付ける方法及びこのガイドInfo
- Publication number
- JPH084829B2 JPH084829B2 JP4158831A JP15883192A JPH084829B2 JP H084829 B2 JPH084829 B2 JP H084829B2 JP 4158831 A JP4158831 A JP 4158831A JP 15883192 A JP15883192 A JP 15883192A JP H084829 B2 JPH084829 B2 JP H084829B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- rolling
- guides
- rolling mill
- lower guide
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- Expired - Lifetime
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- Metal Rolling (AREA)
Description
【0001】
【産業上に利用分野】この発明は、H形鋼用圧延機に容
易に着脱可能なH形鋼用ガイドを圧延機に取付ける方法
及びこのガイドに関する。
易に着脱可能なH形鋼用ガイドを圧延機に取付ける方法
及びこのガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭52−72538号公報には、圧
延機の取付軸に上下一対のガイド体の係合凹部を嵌合し
てこの取付軸に形鋼用のガイドを保持させ、上記上ガイ
ド体と下ガイド体とからなるH形鋼用ガイドの間隔を調
整する技術が開示されている。
延機の取付軸に上下一対のガイド体の係合凹部を嵌合し
てこの取付軸に形鋼用のガイドを保持させ、上記上ガイ
ド体と下ガイド体とからなるH形鋼用ガイドの間隔を調
整する技術が開示されている。
【0003】このガイドでは、圧延機の圧延サイズ変更
に伴いこの圧延サイズに合うガイドを交換する場合に
は、まずガイドを保持している取付軸から、このガイド
を構成する上ガイド体と下ガイド体とを取り外してか
ら、次に新たな圧延サイズの上ガイド体と下ガイド体と
を上記取付軸に取り付けている。
に伴いこの圧延サイズに合うガイドを交換する場合に
は、まずガイドを保持している取付軸から、このガイド
を構成する上ガイド体と下ガイド体とを取り外してか
ら、次に新たな圧延サイズの上ガイド体と下ガイド体と
を上記取付軸に取り付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上下の両ガイ
ド体の係合凹部を取付軸に取り付ける作業が複雑とな
り、しかも上ガイド体と下ガイド体の取付作業を別々に
行う必要があることから、1回の圧延サイズ変更に伴い
上ガイド体と下ガイド体との取り外し作業と、新たな圧
延サイズの上ガイド体と下ガイド体とを取り付ける作業
の計4回の着脱作業を繰り返さなくてはならないから、
取付軸を有する形鋼圧延機の圧延サイズの変更に伴うガ
イドの交換作業には長時間を要する問題があった。
ド体の係合凹部を取付軸に取り付ける作業が複雑とな
り、しかも上ガイド体と下ガイド体の取付作業を別々に
行う必要があることから、1回の圧延サイズ変更に伴い
上ガイド体と下ガイド体との取り外し作業と、新たな圧
延サイズの上ガイド体と下ガイド体とを取り付ける作業
の計4回の着脱作業を繰り返さなくてはならないから、
取付軸を有する形鋼圧延機の圧延サイズの変更に伴うガ
イドの交換作業には長時間を要する問題があった。
【0005】また従来技術では、上記取付軸に固定した
ガイドを圧延ロールの位置に合わせて前後方向に位置を
微調整する手段を備えていないために、圧延ロールの位
置に合わせてガイドの先端部を前後方向に位置調整する
ことが難しかった。
ガイドを圧延ロールの位置に合わせて前後方向に位置を
微調整する手段を備えていないために、圧延ロールの位
置に合わせてガイドの先端部を前後方向に位置調整する
ことが難しかった。
【0006】この発明の目的は、圧延機にガイドを取付
ける際に、圧延サイズの変更などに伴うガイドの交換時
間を短縮して圧延設備の稼動率を上昇させるようにする
ことにある。この発明の他の目的は、圧延機にガイドを
取り付けた後も、常に圧延ロールとガイド先端部の隙間
を適正に保って精度の高い製品を生産することができる
ようにすることにある。
ける際に、圧延サイズの変更などに伴うガイドの交換時
間を短縮して圧延設備の稼動率を上昇させるようにする
ことにある。この発明の他の目的は、圧延機にガイドを
取り付けた後も、常に圧延ロールとガイド先端部の隙間
を適正に保って精度の高い製品を生産することができる
ようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るH形鋼用ガ
イドを圧延機に取付ける方法の特徴は、分離している上
下一対の上ガイドと下ガイドとを、圧延ロールに干渉し
ない位置において連結装置によって係脱可能に連結し、
この連結した状態で上記上下両ガイドを吊り上げて圧延
機に装着し、この装着後上記連結装置による連結を開放
し、上記上下両ガイドは分離した状態でH形鋼圧延機に
取付けるところにある。
イドを圧延機に取付ける方法の特徴は、分離している上
下一対の上ガイドと下ガイドとを、圧延ロールに干渉し
ない位置において連結装置によって係脱可能に連結し、
この連結した状態で上記上下両ガイドを吊り上げて圧延
機に装着し、この装着後上記連結装置による連結を開放
し、上記上下両ガイドは分離した状態でH形鋼圧延機に
取付けるところにある。
【0008】本発明のH形鋼用のガイドの特徴は、ガイ
ド交換を容易にするために上下一対の上ガイドと下ガイ
ドを上下一体的に連結して圧延機に上ガイドと下ガイド
を同時に着脱するための連結装置と、この両ガイドをそ
れぞれ別々に圧延ロールに合わせて前後方向に移動させ
るための位置調整装置とを備えている。上記連結装置と
して、例えば、上下のガイドの側面を連結するためのタ
ーンバックル方式の固定金具、レバー等がある。また上
ガイド及び下ガイドの前後方向の位置調整装置におい
て、上記上ガイドは上固定ブラケットに、下ガイドは下
固定ブラケットにそれぞれ相対的に圧延ロール側へ移動
可能であって、上記上ガイドに上アジャストスクリュー
を回転可能に軸支してあり、上記下ガイドに下アジャス
トスクリューを回転可能に軸支してあり、上記上固定ブ
ラケット又は上ガイドは上記上アジャストスクリューの
回転操作ににより移動可能であり、上記下固定ブラケッ
ト又は下ガイドは上記下アジャストスクリューの回転操
作により移動可能のものである。
ド交換を容易にするために上下一対の上ガイドと下ガイ
ドを上下一体的に連結して圧延機に上ガイドと下ガイド
を同時に着脱するための連結装置と、この両ガイドをそ
れぞれ別々に圧延ロールに合わせて前後方向に移動させ
るための位置調整装置とを備えている。上記連結装置と
して、例えば、上下のガイドの側面を連結するためのタ
ーンバックル方式の固定金具、レバー等がある。また上
ガイド及び下ガイドの前後方向の位置調整装置におい
て、上記上ガイドは上固定ブラケットに、下ガイドは下
固定ブラケットにそれぞれ相対的に圧延ロール側へ移動
可能であって、上記上ガイドに上アジャストスクリュー
を回転可能に軸支してあり、上記下ガイドに下アジャス
トスクリューを回転可能に軸支してあり、上記上固定ブ
ラケット又は上ガイドは上記上アジャストスクリューの
回転操作ににより移動可能であり、上記下固定ブラケッ
ト又は下ガイドは上記下アジャストスクリューの回転操
作により移動可能のものである。
【0009】
【作用】圧延機の上ガイド昇降装置と下ガイド昇降装置
に上ガイドと下ガイドを取り付けるには、上ガイドの先
端部と下ガイドの先端部が圧延ロールと干渉しない位置
に位置調整しておいてから、上ガイドと下ガイドとの間
を連結装置で結合することにより、上ガイドと下ガイド
を上下一体に固定し、上下一体の上ガイドと下ガイドを
クレーン等により吊り上げて、上ガイド昇降装置と下ガ
イド昇降装置にそれぞれを取り付ける。
に上ガイドと下ガイドを取り付けるには、上ガイドの先
端部と下ガイドの先端部が圧延ロールと干渉しない位置
に位置調整しておいてから、上ガイドと下ガイドとの間
を連結装置で結合することにより、上ガイドと下ガイド
を上下一体に固定し、上下一体の上ガイドと下ガイドを
クレーン等により吊り上げて、上ガイド昇降装置と下ガ
イド昇降装置にそれぞれを取り付ける。
【0010】上記取付作業完了後に上ガイドと下ガイド
を圧延ロールの所要の位置に位置調整するには、上下の
ガイドの結合を解いてから上アジャストスクリューと下
アジャストスクリューを回転させればよく、その回転方
向に応じて上ガイド及び下ガイドを圧延ロールの所要の
位置に位置調整できる。
を圧延ロールの所要の位置に位置調整するには、上下の
ガイドの結合を解いてから上アジャストスクリューと下
アジャストスクリューを回転させればよく、その回転方
向に応じて上ガイド及び下ガイドを圧延ロールの所要の
位置に位置調整できる。
【0011】上ガイド及び下ガイドと圧延ロールの位置
調整が完了したら、例えば上固定ボルトと下固定ボルト
を締め付けて、上ガイドと下ガイドをそれぞれ上固定ブ
ラケットと下固定ブラケットとに固定させる。
調整が完了したら、例えば上固定ボルトと下固定ボルト
を締め付けて、上ガイドと下ガイドをそれぞれ上固定ブ
ラケットと下固定ブラケットとに固定させる。
【0012】
【実施例】図面に基づいてこの発明の実施例を説明す
る。
る。
【0013】本発明にかかるガイドは、上下に分離して
いる一対の上ガイド1及び下ガイド2と、上下両ガイド
間の連結装置3と、ガイドの位置調整装置4とを具備し
ている。
いる一対の上ガイド1及び下ガイド2と、上下両ガイド
間の連結装置3と、ガイドの位置調整装置4とを具備し
ている。
【0014】上下の各ガイド1,2は、H形鋼圧延機の
上ガイド昇降装置5と下ガイド昇降装置6にそれぞれ支
持された状態で、H形鋼を圧延ロールR,Rへ案内する
ものである。
上ガイド昇降装置5と下ガイド昇降装置6にそれぞれ支
持された状態で、H形鋼を圧延ロールR,Rへ案内する
ものである。
【0015】連結装置3は、上下両ガイド1,2を係脱
可能に連結するもので、この連結装置は、図2に示すよ
うに、上下の係止腕7,8と固定金具9とで構成されて
いる。上下の係止腕7,8は、図3に示すように、上下
各ガイド1,2の左右の側面から水平方向に突出されて
おり、その先端部に係止溝部7a,8aが形成してあ
る。上ガイド1の上係止腕7と下ガイド2の下係止腕8
とは、上下方向で対向位置関係にある。固定金具9は、
ターンバックル式の固定金具として知られており、上係
止腕7の係止溝部7aと下係止腕8の係止溝部8aとの
間にこの固定金具を掛け渡してあり、固定金具を締付け
ることにより、上ガイド1と下ガイド2とを上下一体に
連結可能である。
可能に連結するもので、この連結装置は、図2に示すよ
うに、上下の係止腕7,8と固定金具9とで構成されて
いる。上下の係止腕7,8は、図3に示すように、上下
各ガイド1,2の左右の側面から水平方向に突出されて
おり、その先端部に係止溝部7a,8aが形成してあ
る。上ガイド1の上係止腕7と下ガイド2の下係止腕8
とは、上下方向で対向位置関係にある。固定金具9は、
ターンバックル式の固定金具として知られており、上係
止腕7の係止溝部7aと下係止腕8の係止溝部8aとの
間にこの固定金具を掛け渡してあり、固定金具を締付け
ることにより、上ガイド1と下ガイド2とを上下一体に
連結可能である。
【0016】次に、ガイドの位置調整装置4,4を説明
する。
する。
【0017】位置調整装置4の構造は、上ガイド1と下
ガイド2とをそれぞれ別々に前後方向(図1の左右方
向)の圧延ロールR,Rに対する位置調整を行うもの
で、この上ガイドとこの下ガイドの上下両側には、それ
ぞれ水平方向に上アジャストスクリュー10と下アジャ
ストスクリュー11とが回転可能に軸支されている。ま
た、図4に示すように上ガイド1の上側端部に形成され
たT字型のレール部1aには、上固定ブラケット12の
下面の凹部が摺動可能に嵌合されており、同様に下ガイ
ド2の上側端部に形成された逆T字型のレール部2aに
は下固定ブラケット13の上面の凹部が摺動可能に嵌合
されている。そして、図2に示すように上固定ブラケッ
ト12に固定してある上アジャストブロック14のねじ
孔には、上アジャストスクリュー10のねじ部が螺入し
ており、同様に、下固定ブラケット13に固定してある
下アジャストブロック15のねじ孔には、下アジャスト
スクリュー11のねじ部が螺入している。このために、
上下のアジャストスクリュー10,11を回転させるこ
とにより、上下の固定ブラケット12,13を介して上
ガイド1及び下ガイド2は、圧延ロールR,Rとの間隔
を調整すべく前後方向に移動可能となる。
ガイド2とをそれぞれ別々に前後方向(図1の左右方
向)の圧延ロールR,Rに対する位置調整を行うもの
で、この上ガイドとこの下ガイドの上下両側には、それ
ぞれ水平方向に上アジャストスクリュー10と下アジャ
ストスクリュー11とが回転可能に軸支されている。ま
た、図4に示すように上ガイド1の上側端部に形成され
たT字型のレール部1aには、上固定ブラケット12の
下面の凹部が摺動可能に嵌合されており、同様に下ガイ
ド2の上側端部に形成された逆T字型のレール部2aに
は下固定ブラケット13の上面の凹部が摺動可能に嵌合
されている。そして、図2に示すように上固定ブラケッ
ト12に固定してある上アジャストブロック14のねじ
孔には、上アジャストスクリュー10のねじ部が螺入し
ており、同様に、下固定ブラケット13に固定してある
下アジャストブロック15のねじ孔には、下アジャスト
スクリュー11のねじ部が螺入している。このために、
上下のアジャストスクリュー10,11を回転させるこ
とにより、上下の固定ブラケット12,13を介して上
ガイド1及び下ガイド2は、圧延ロールR,Rとの間隔
を調整すべく前後方向に移動可能となる。
【0018】上下のガイド1,2は、上下の固定ブラケ
ット12,13に2本のボルト16,17により結合可
能である。
ット12,13に2本のボルト16,17により結合可
能である。
【0019】図1,2に示すように、上固定ブラケット
12の一端部(右端部)はフック状の取付部12aが形
成されており、この取付部を介して、上ガイド1は圧延
機の上ガイド昇降装置5に取り付けてある。また、下固
定ブラケット13の一端部には下向きの溝状の取付部1
3aが形成されており、この取付部を介して、下ガイド
2は圧延機の下ガイド昇降装置6に取り付けられる。
12の一端部(右端部)はフック状の取付部12aが形
成されており、この取付部を介して、上ガイド1は圧延
機の上ガイド昇降装置5に取り付けてある。また、下固
定ブラケット13の一端部には下向きの溝状の取付部1
3aが形成されており、この取付部を介して、下ガイド
2は圧延機の下ガイド昇降装置6に取り付けられる。
【0020】次にこのガイドの取付け及び位置調整操作
について説明する。
について説明する。
【0021】上ガイド1と下ガイド2とを圧延機に取り
付けるには、予め図2に示すように上アジャストスクリ
ユー10と下アジャストスクリュー11で上ガイド1と
下ガイド2の先端部が圧延ロールR,Rと干渉しないよ
うに位置調整しておいてから、固定金具9を上ガイド1
の上係止腕7と下ガイド2の下係止腕8との間に係止し
て上ガイド1と下ガイド2を上下一体に連結固定する。
そこで、この連結されて一体となった上下のガイド1,
2をクレーン等により吊り上げ、この上ガイドの上固定
ブラケット12とこの下ガイドの下固定ブラケット13
を、それぞれ圧延機の上ガイド昇降装置5と下ガイド昇
降装置6に取り付ける。
付けるには、予め図2に示すように上アジャストスクリ
ユー10と下アジャストスクリュー11で上ガイド1と
下ガイド2の先端部が圧延ロールR,Rと干渉しないよ
うに位置調整しておいてから、固定金具9を上ガイド1
の上係止腕7と下ガイド2の下係止腕8との間に係止し
て上ガイド1と下ガイド2を上下一体に連結固定する。
そこで、この連結されて一体となった上下のガイド1,
2をクレーン等により吊り上げ、この上ガイドの上固定
ブラケット12とこの下ガイドの下固定ブラケット13
を、それぞれ圧延機の上ガイド昇降装置5と下ガイド昇
降装置6に取り付ける。
【0022】このように、上ガイド1と下ガイド2を別
々に圧延機に取り付ける必要がなく1回の取付作業で上
ガイド1と下ガイド2の取付作業が完了する。
々に圧延機に取り付ける必要がなく1回の取付作業で上
ガイド1と下ガイド2の取付作業が完了する。
【0023】上下ガイド1,2を圧延機に取付ける作業
が完了した後は、固定金具9を上係止腕7及び下係止腕
8から取り外して、この固定金具による上下のガイドの
係止を解く。そこで、上アジャストスクリユー10と下
アジャストスクリュー11とで、上ガイド1と下ガイド
2を、図1に示すように圧延ロールR,Rとの所要間隔
の位置に位置調整すると共に、上ガイド1と下ガイド2
の間隔をそれぞれ上ガイド昇降装置5と下ガイド昇降装
置6とで位置調整する。
が完了した後は、固定金具9を上係止腕7及び下係止腕
8から取り外して、この固定金具による上下のガイドの
係止を解く。そこで、上アジャストスクリユー10と下
アジャストスクリュー11とで、上ガイド1と下ガイド
2を、図1に示すように圧延ロールR,Rとの所要間隔
の位置に位置調整すると共に、上ガイド1と下ガイド2
の間隔をそれぞれ上ガイド昇降装置5と下ガイド昇降装
置6とで位置調整する。
【0024】上ガイド1と下ガイド2を圧延ロールRに
対して前後方向に位置調整が完了した後は、固定ボルト
16,17を締め付けて、上ガイド1と下ガイド2をそ
れぞれ上固定ブラケット12と下固定ブラケット13に
固定し、前後方向に移動しないようにする。
対して前後方向に位置調整が完了した後は、固定ボルト
16,17を締め付けて、上ガイド1と下ガイド2をそ
れぞれ上固定ブラケット12と下固定ブラケット13に
固定し、前後方向に移動しないようにする。
【0025】また、圧延中にパスラインの変更作業等に
より圧延ロールRと上ガイド1や下ガイド2の先端部分
との隙間を調整する必要が生じたときにも、上アジャス
トスクリユー10と下アジャストスクリュー11で位置
調整する。
より圧延ロールRと上ガイド1や下ガイド2の先端部分
との隙間を調整する必要が生じたときにも、上アジャス
トスクリユー10と下アジャストスクリュー11で位置
調整する。
【0026】また圧延機から上ガイド1と下ガイド2を
取り外すには、上ガイド昇降装置5と下ガイド昇降装置
6で上ガイド1と下ガイド2を隙間なく近接させると共
に、上アジャストスクリユー10と下アジャストスクリ
ュー11で上ガイド1と下ガイド2を図2に示す位置ま
で位置調整してから、固定金具9を上係止腕7と下係止
腕8との間に取り付けて、上ガイド1と下ガイド2を上
下一体に連結して固定させ、その後にクレーン等で吊り
上げて、上ガイド昇降装置5と下ガイド昇降装置6とに
支持してある上固定ブラケット11と下固定ブラケット
12とを取り外せば、上ガイド1と下ガイド2とは同時
に取り外される。
取り外すには、上ガイド昇降装置5と下ガイド昇降装置
6で上ガイド1と下ガイド2を隙間なく近接させると共
に、上アジャストスクリユー10と下アジャストスクリ
ュー11で上ガイド1と下ガイド2を図2に示す位置ま
で位置調整してから、固定金具9を上係止腕7と下係止
腕8との間に取り付けて、上ガイド1と下ガイド2を上
下一体に連結して固定させ、その後にクレーン等で吊り
上げて、上ガイド昇降装置5と下ガイド昇降装置6とに
支持してある上固定ブラケット11と下固定ブラケット
12とを取り外せば、上ガイド1と下ガイド2とは同時
に取り外される。
【0027】
【発明の効果】この発明の取付方法によれば、1回の作
業で同時に上下のガイドを圧延機に装着または取り外し
ができ、さらに圧延サイズ変更に伴うガイド交換の時間
を短縮して圧延設備の稼動率を上昇させることができ
る。
業で同時に上下のガイドを圧延機に装着または取り外し
ができ、さらに圧延サイズ変更に伴うガイド交換の時間
を短縮して圧延設備の稼動率を上昇させることができ
る。
【0028】また、この発明のガイドによれば、上下ガ
イドにそれぞれ位置調整装置を設けているので、圧延機
にガイドを取り付けた後も、H形鋼の圧延状況や製品の
断面形状、寸法精度をみながらこの上下ガイドを別々に
調整でき、パスライン変更に伴う圧延ロールと上下ガイ
ドとの間隔調整もでき、常に圧延ロールと上下ガイドの
先端部との隙間を適正に保って精度の高い製品を生産す
ることができる。
イドにそれぞれ位置調整装置を設けているので、圧延機
にガイドを取り付けた後も、H形鋼の圧延状況や製品の
断面形状、寸法精度をみながらこの上下ガイドを別々に
調整でき、パスライン変更に伴う圧延ロールと上下ガイ
ドとの間隔調整もでき、常に圧延ロールと上下ガイドの
先端部との隙間を適正に保って精度の高い製品を生産す
ることができる。
【図1】上下一体に固定したガイドを圧延機に取り付け
る状態を示す正面図である。
る状態を示す正面図である。
【図2】ガイドの取付完了後の状態を示す正面図であ
る。
る。
【図3】図2の拡大右側面図である。
【図4】図2のA−A線拡大断面図である。
1 上ガイド 2 下ガイド 3 連結装置 4 位置調整装置 5 上ガイド昇降装置 6 下ガイド昇降装置 7 上係止腕 8 下係止腕 9 固定金具 10 上アジャストスクリュー 11 下アジャストスクリュー 12 上固定ブラケット 13 下固定ブラケット R 圧延ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 團 北海道札幌市西区発寒13条12丁目2番13号 寿産業株式会社 発寒工場内 (56)参考文献 特開 昭63−36914(JP,A) 実開 平2−59806(JP,U) 実開 昭57−111407(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 分離している上下一対の上ガイドと下ガ
イドとを圧延ロールに干渉しない位置において連結装置
によって係脱可能に連結し、この連結した状態で上記上
下両ガイドを吊り上げて圧延機に装着し、この装着後上
記連結装置による連結を開放し、上記上下両ガイドは分
離した状態でH形鋼圧延機に取付けることを特徴とする
H形鋼用ガイドを圧延機に取付ける取付方法。 - 【請求項2】 分離している上ガイド及び下ガイドと、
この上下の両ガイドの連結装置と、上記上下両ガイドの
圧延ロールに対する位置調整装置とを具備し、上記連結装置は、上記上下両ガイドを係脱可能に連結す
るものであり、 上記位置調整装置は、上記 上ガイドが上固定ブラケットに相対的に上記圧延ロ
ール側へ移動可能に取付けてあり、 上記 下ガイドが下固定ブラケットに相対的に上記圧延ロ
ール側へ移動可能に取付けてあり、 上記上ガイドには、上アジャストスクリューが回転可能
に軸支してあり、 上記下ガイドには、下アジャストスクリューが回転可能
に軸支してあり、 上記上固定ブラケットと上ガイドとは、上記上アジャス
トスクリューの回転操作により相対的に前後方向に移動
可能であり、 上記下固定ブラケットと下ガイドとは、上記下アジャス
トスクリューの回転操作により相対的に移動可能であ
り、 上記上ガイド及び上記下ガイドとは、それぞれ別々に圧
延ロールとの間隔を調整できることを特徴とするH形鋼
用のガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158831A JPH084829B2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | H形鋼用ガイドを圧延機に取付ける方法及びこのガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158831A JPH084829B2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | H形鋼用ガイドを圧延機に取付ける方法及びこのガイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05329524A JPH05329524A (ja) | 1993-12-14 |
JPH084829B2 true JPH084829B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=15680350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4158831A Expired - Lifetime JPH084829B2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | H形鋼用ガイドを圧延機に取付ける方法及びこのガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084829B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4325275A1 (de) * | 1993-07-28 | 1995-02-02 | Abb Patent Gmbh | Stromrichterschaltung zur Speisung eines Gleichspannungszwischenkreises |
JP4592579B2 (ja) * | 2005-12-16 | 2010-12-01 | 株式会社神戸製鋼所 | 多段圧延機のストリップガイド装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS592884Y2 (ja) * | 1980-12-24 | 1984-01-26 | 東伸製鋼株式会社 | 圧延機における被圧延材のガイド装置 |
JPS6336914A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-17 | Kawasaki Steel Corp | H形鋼用ロ−ラガイド |
JPH0614882Y2 (ja) * | 1988-10-25 | 1994-04-20 | 川崎製鉄株式会社 | H形鋼圧延用ローラガイド |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP4158831A patent/JPH084829B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05329524A (ja) | 1993-12-14 |
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