JPH0848279A - 動力自転車 - Google Patents

動力自転車

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JPH0848279A
JPH0848279A JP20421294A JP20421294A JPH0848279A JP H0848279 A JPH0848279 A JP H0848279A JP 20421294 A JP20421294 A JP 20421294A JP 20421294 A JP20421294 A JP 20421294A JP H0848279 A JPH0848279 A JP H0848279A
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JP
Japan
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motor
power
battery
pedal
controller
Prior art date
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Pending
Application number
JP20421294A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Matsuura
忠史 松浦
Yasushi Sasaki
康 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH0848279A publication Critical patent/JPH0848279A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 足踏みペダルに加える搭乗者の踏力に補助動
力としてモータの回転力を与える動力自転車において、
乗車感と動力機構の効率向上を図る。 【構成】 車輪に、この車輪を駆動するためのモータ1
7を取付けると共に、このモータ17とその電源となる
バッテリ20との間にコントローラ21を接続し、ペダ
ル15で駆動される発電機16の出力側をコントローラ
21の入力端子21aならびにバッテリ20に接続し
た。ペダル15を踏むことによって発電される電力がコ
ントローラ21の制御信号になるので乗車感が向上する
とともに、構造が簡単になるので、動力機構の効率も向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補助動力機構としての
モータとその電源となるバッテリを搭載した、動力自転
車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に広く使用されている通常の自転車
は、足踏みペダルでスプロケットを回転させ、その回転
力をチェーンを介して後輪に取り付けたスプロケットに
伝達し、後輪を回転させるようになっている。すなわ
ち、走行に使用する力はあくまで自転車に乗った人の踏
力である。
【0003】自転車は、ペダルを踏んで走行するとき、
歩行者の速度よりは速く走行できなければ意味がない。
なぜなら、歩行速度より速く走行できるのが、自転車の
一つの大きな特徴であるからである。このため、足踏み
ペダルが取付けられた駆動側のスプロケットの歯数が車
輪(後車輪)に取付けられたスプロケットの歯数よりも
はるかに多くなっており、足踏みを1回転行うときに車
輪は数回転することになる。
【0004】このようにスプロケットの回転比を大きく
とると、速い速度で走行ができることにはなるが、坂道
を登るときなどにおいては搭乗者に大きな力を要求する
ことになる。このためスプロケットの比を切り換えて走
行を容易にした、変速機構付きの自転車が開発され実用
されているが、操作が煩雑となる等の問題がある。
【0005】そこで開発されたものとして、いわゆる動
力自転車がある。これは、搭乗者の足踏み力と同等ある
いは僅かに小さい力をモータによって発生させ、補助動
力として必要に応じて車輪に供給するのである。動力自
転車の先行技術としては、特開平4−100790号公
報に開示されたものがある。この公報のものは、踏力負
荷を検出し、その検出値に対して所定の変換特性をもっ
て電動モータの出力を制御するコントローラを設けたも
のであって、変速装置やスロットルレバー等の機構を必
要とせずに、踏力に補助動力を加えることができるもの
である。
【0006】図6に示すものは、上記公報に記載された
ものを含む従来の動力自転車の制御システムを示す回路
である。これを説明する。1はペダル入力であり、搭乗
者がペダルを踏むことによって発生する力である。この
力は、トルク検出機構2と回転数検出機構3によって、
それぞれトルクと回転数(ペダルを取付けたスプロケッ
トの回転数)として検出され、電気信号としてコントロ
ーラ4に入力される。
【0007】コントローラ4は、これらの検出値から自
転車を所定の速度で走行させるにはトルクあるいは回転
数のいずれか、あるいは双方が不足であり、補助動力が
必要であると判断したときにその信号をモータ5に送
り、モータ5を回転させる。モータ5の回転出力は減速
機6によって適当な減速比で減速され、その力は合力機
構7によってペダル入力1の力と合力され、チェーン等
の伝達機構8を介して車輪(後車輪)9に供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記システムによれ
ば、登坂時等において搭乗者がペダル入力をする力が不
足になったときに自動的に補助動力が作用するので、楽
に走行できる大きな効果を得ることができるが、一般の
自転車と同様の構造を有するペダル入力機構と、モータ
5および減速機6からなるモータ入力機構とを独立して
設け、さらにこれらの発生力を合力する合力機構7を設
ける必要があることから、構造が複雑となり、車体重量
が大きくなる問題があった。重量が大きくなると、道路
が走行不能のとき、あるいは駐輪するとき自転車の持ち
上げが困難となる。また構造が複雑になれば故障の発生
率も高くなる。
【0009】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、上記問題点を除去した動力自転車を提供しようとす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、車輪に、該車輪を駆動するためのモータを取付け
ると共に、該モータとその電源となるバッテリとの間に
コントローラを接続し、足踏みペダルで駆動される発電
機の出力側を前記コントローラの入力端子ならびにバッ
テリに接続したことを特徴とする動力自転車である。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載のものにおいて、足踏みペダルのクランク軸に発電
機の回転軸を結合したことを特徴とする動力自転車であ
る。
【0012】
【作用】請求項1に記載された発明によれば、足踏みペ
ダルによって発生するトルクや回転数を検出することな
く、踏力で発電される電圧を制御信号としてモータを制
御することになる。これにより、通常の自転車の感覚で
動力自転車を運転することができることになる。発電機
がバッテリにも接続されているので、その充電ができ
る。
【0013】請求項2に記載された発明によれば、足踏
み力をそのまま発電機の駆動力とすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
基いて説明する。図1に示すものは動力自転車10であ
る。この動力自転車10は、車体フレーム11に前輪1
2と後輪13とを支持し、ほぼ中央の上部にサドル14
を、下部にペダル15を設けた、一般の自転車とほぼ同
様の形状をしているものである。ただし、ペダル(本明
細書中においては、ペダル入力と称することもある)1
5によって駆動されるものがスプロケットではなく、こ
のクランク部分に回転軸を直接結合した発電機16であ
り、後輪13の軸部にモータ17と減速機18が設けら
れている点が相違するものである。車体フレーム11の
サドル14の後部には箱19が取付けられており、その
内部にはバッテリとコントローラが収容されている。
【0015】図2は制御システムを示す回路である。こ
れを図1と符号を合わせて説明すると、ペダル15を踏
むことによって回転する軸の力で発電機16が駆動さ
れ、その発生電力はバッテリ20とコントローラ21に
供給される。バッテリ20の発生電力とコントローラ2
1の制御信号はモータ17に供給され、モータ17はこ
れらによって決められた回転数で回転する。モータ17
の回転は減速機18で減速され、後車輪13に供給され
る。
【0016】図3は、図2のうちのコントローラ21の
部分をより具体的な回路にして示したものである。発電
機16の出力側は抵抗器22を介してバッテリ20と電
源の正ライン23に接続されている。この正ライン23
と接地ライン24との間には、バッテリ20および発電
機16によって、所定電圧(一例として24ボルト)の
電圧が加えられ、図示しない灯火類や警報器などに給電
するようになっている。
【0017】コントローラ21はマイクロコンピュータ
25を中心に構成されており、入力端子21a、出力端
子21bと、正側の電源端子21c、負側の電源端子2
1dを有するものである。構成はマイクロコンピュータ
25のほか、インターフェィス26、電源回路27、電
流検出回路28、ドライバ回路29、FET(フィール
ド・エフェクト・トランジスタ)30および抵抗器31
を有する。
【0018】コントローラ21の入力端子21aには、
インターフェィス26を介してマイクロコンピュータ2
5の入力端子25aが接続されており、出力端子21b
と正ライン23の間にはモータ17が接続されている。
【0019】発電機16の出力側はコントローラ21の
入力端子21aに接続されている。またバッテリ20は
正側の電源端子21cに接続されている。接地端子21
dは接地されている。
【0020】コントローラ21の正側の電源端子21c
には、電源回路27を介してマイクロコンピュータ27
の電源端子25dが接続されている。マイクロコンピュ
ータ27の接地端子25eは接地されている。電源回路
27は、電源端子21cと接地端子21d間に与えられ
る電圧を安定化させ、マイクロコンピュータ25に供給
する。
【0021】マイクロコンピュータ27には、さらに一
つの入力端子25bと出力端子25cがあり、入力端子
25bには電流検出回路28の出力端子28cが接続さ
れている。電流検出回路28には二つの入力端子28
a,28bがあり、この間に接続された抵抗器(シャン
ト抵抗)31の両端間電圧から、モータ17に流れる電
流を検出する。入力端子28bと接地回路との間には、
増幅素子としてのFET30のソース、ドレィン側が接
続されている。FET30のゲートは、ドライバ回路2
9を介してマイクロコンピュータ25の出力端子25c
に接続されている。
【0022】このように構成された回路を備えた動力自
転車において、搭乗者がペダル15を踏むと発電機16
がその力に応じた電力を発電する。この電力は抵抗器2
2を介してバッテリ20を充電し、同時に電源の正ライ
ン23に接続された図示しない灯火類や警報器などに給
電する。
【0023】発電機16の出力電圧は、インターフェィ
ス26を介してマイクロコンピュータ25の入力端子2
5aにも与えられる。マイクロコンピュータ25は、こ
の電圧と抵抗器31の両端間電圧により演算し、その結
果に応じてドライバ回路29を作動させる。ドライバ回
路29の作動によってFET30が機能し、モータ17
への通電制御をする。モータ17が回転すれば、その発
生力はペダル入力に加算されるので、搭乗者は楽にな
る。
【0024】図4は、ペダル入力による発電電力と、
この発電電力にバッテリ20からの補助電力を加えてモ
ータ17に供給される電力が変化する様子を、時間と
の関係で示したものである。この図からわかるように、
電力増減の周期は一致しているが、モータ17に供給さ
れる電力がペダル入力による発電電力より大きくな
る。
【0025】図5は、図示しないメインスイッチをオン
した時点から、モータ17に電力が供給されるまでのス
テップを示したフローチャート図である。すなわち、モ
ータ17への電力供給は、人力(踏力)により発電され
た電力Wh を測定し、この電力Wh に補助比率定数Kを
乗じて電力Wm を得、この電力Wm をモータ17に供給
するのである。なお、この場合において定数Kの値は、
K≧1とする。
【0026】以上説明した実施例においては、モータ1
7に流れる電流を制御する素子としてFET30を使用
したが、本発明はこれに限られるものではなく、他の半
導体素子を使用することもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た動力自転車であるから、搭乗者の踏力により発電され
る電力に応じて、モータへの電力供給が行われることに
なる。したがって、従来モータの制御回路に制御信号を
送るために設けていた回路と、ハンドルに設けていたス
イッチが不要となり、構成簡単、軽量化が図れることに
なる上に、通常の自転車の感覚で動力自転車を運転する
ことができることになる。そして発電機がバッテリにも
接続されているので、踏力により得た電力でバッテリの
充電をすることができる。さらにペダルのクランク軸に
発電機の回転軸を結合したことにより、踏力がそのまま
発電機の駆動力になるので、効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自転車の側面図である。
【図2】本発明の実施例の回路の概略を示したブロック
図である。
【図3】図2のうちのコントローラ部分をより具体的な
回路として示した回路図である。
【図4】ペダル入力による発電電力と、モータに供給さ
れる電力が変化する様子を示したグラフである。
【図5】図3の回路の作動を示すフローチャート図であ
る。
【図6】従来の制御回路の概略を示したブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 動力自転車 15 ペダル 16 発電機 17 モータ 20 バッテリ 21 コントローラ 21a 入力端子 25 マイクロコンピュータ 28 電流検出回路 30 FET 31 抵抗器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪に、該車輪を駆動するためのモータ
    を取付けると共に、該モータとその電源となるバッテリ
    との間にコントローラを接続し、足踏みペダルで駆動さ
    れる発電機の出力側を前記コントローラの入力端子なら
    びにバッテリに接続したことを特徴とする動力自転車。
  2. 【請求項2】 足踏みペダルのクランク軸に発電機の回
    転軸を結合したことを特徴とする請求項1に記載の動力
    自転車。
JP20421294A 1994-08-06 1994-08-06 動力自転車 Pending JPH0848279A (ja)

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JP20421294A JPH0848279A (ja) 1994-08-06 1994-08-06 動力自転車

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062769A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Yoshihiro Suda 乗用移動車両
CN102211643A (zh) * 2011-05-13 2011-10-12 重庆和平自动化工程有限公司 电动车油电混合动力控制系统
JP2014195365A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Equos Research Co Ltd 電動車両

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