JPH0848192A - ピラーガーニツシユ取付方法及び取付構造 - Google Patents

ピラーガーニツシユ取付方法及び取付構造

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JPH0848192A
JPH0848192A JP22209095A JP22209095A JPH0848192A JP H0848192 A JPH0848192 A JP H0848192A JP 22209095 A JP22209095 A JP 22209095A JP 22209095 A JP22209095 A JP 22209095A JP H0848192 A JPH0848192 A JP H0848192A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピラーの接合部のずれによるピラーとガーニ
ツシユとの間の隙間及びガーニツシユの撓みが発生しな
いようにする。 【解決手段】 第1のガーニツシユ18は、長孔22A
を利用して側端部をピラーアウタ14の一方の段差部1
4Aに当接させた状態でねじで固定される。第2のガー
ニツシユ20は、台座24に形成された長孔を利用して
側端部を他方の段差部14Aに当接させた状態でピン2
6によって固定される。第2のガーニツシユ20は、連
結用ピンで第1のガーニツシユ18に連結される。これ
により、第1及び第2のガーニツシユ18、20をピラ
ーアウタ14を基準に取付位置を調整して取り付けるこ
とができるので、接合部12A、12Bがずれた場合に
も前記隙間及び撓みは生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のピラーを被覆
するガーニツシユをピラーへ取付けるためのピラーガー
ニツシユ取付方法及び取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のセンタピラーにはピラーインナ側
を被覆するガーニツシユが取付けられている。
【0003】以下、図7を参照してセンタピラー40に
取付けられた従来のガーニツシユの取付構造を説明する
(実開昭62−157653公報参照)。センタピラー
40は、幅方向両端部に長手方向全長に亘ってフランジ
部が形成されたピラーインナ42と、幅方向両端部に長
手方向全長に亘ってフランジ部が形成されたピラーアウ
タ44との各々のフランジ部が接合されることにより形
成されている。ガーニツシユ58は、可撓性を有する軟
質部材54と、軟質部材54を覆う表皮と、軟質部材5
4の両端に対向配置された2個のオープニングトリム部
56とが一体成形されて構成されている。ガーニツシユ
58のセンタピラー40への取付けは、軟質部材54及
び表皮を撓ませて2個のオープニングトリム部56を前
記センタピラー40の接合部に嵌め込むことにより行わ
れる。このように嵌め込みを行うためには、ガーニツシ
ユ58のオープニングトリム部56間の距離L2 をセン
タピラー40の接合部を除いた幅寸法L1 よりも大きく
する必要がある。その結果、ガーニツシユ58をセンタ
ピラー40へ取付けた場合にクリアランス60が生じて
いた。
【0004】これにより、図7に示す構造のガーニツシ
ユ58においては、このクリアランス60によってセン
タピラー40への通常の取付位置に対してガーニツシユ
56が図8C方向またはD方向に移動することがあり、
クリアランス60分のずれが発生することが多かった。
またセンタピラー40は長手方向に亘ってフランジ幅が
一定でないことがある。ガーニツシユ58はセンタピラ
ー40の接合部に嵌め込まれるため、前記のようなセン
タピラー40にガーニツシユ58を取付けた場合、例え
ば、図9に示す如くセンタピラー40のフランジ幅が大
きい部分ではガーニツシユ58から接合部の一部40A
が露出する。
【0005】上記問題を解決するために発明されたガー
ニツシユの取付構造を、図10(A)、(B)を参照し
て説明する。ピラーインナ42には、ガーニツシユ取付
用孔42Aがセンタピラー40の長手方向に複数個設け
られている。ガーニツシユ38は、第1のガーニツシユ
46と第2のガーニツシユ48とに分割されて構成され
ている。ガーニツシユ38のセンタピラー40への取付
けは、以下の手順で行う。まず、第1のガーニツシユ4
6で一方の接合部を被覆し、第1のガーニツシユ46に
設けられた孔46Aとガーニツシユ取付用孔42Aとを
一致させた状態で固定部材50Aを挿嵌し(図10
(A)参照)、第1のガーニツシユ46をピラーインナ
42に固定する。次に、第2のガーニツシユ48で他方
の接合部、ピラーインナ42及び第1のガーニツシユ4
6のピラーインナ42側部分を被覆した状態で、第2の
ガーニツシユ48から突出された固定部材50Bを挿嵌
されていない取付用孔に挿嵌し(図10(B)参照)、
第2のガーニツシユ48をピラーインナ42に固定す
る。
【0006】このガーニツシユ38は第1のガーニツシ
ユ46と第2のガーニツシユ48とに分割され、各々を
センタピラー40に別々に取り付けるため、センタピラ
ー40との間にクリアランスが生ずることがなく、ずれ
が生じない。また、ガーニツシユ38はピラーインナ4
2に取付けられ接合部を接合部の外周から被覆して接合
部に接触しないため、センタピラー40のフランジ幅に
よって接合部の一部が露出することがない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
(A)、(B)に示す構造のガーニツシユ38を、図1
1に示す如くピラーインナ42がピラーアウタ44に対
して図11矢印E方向へずれて接合されたセンタピラー
40に取付けられた場合、ピラーアウタ44と第2のガ
ーニツシユ48との間に隙間52Aが生じ、また第1の
ガーニツシユ46に撓み(図11F線矢視部分)が生じ
るという問題があった。また、ピラーインナ42がピラ
ーアウタ44に対して図11矢印G方向へずれて接合さ
れたセンタピラー40にガーニツシユ38を取付けられ
た場合、ピラーアウタ44と第1のガーニツシユ46と
の間に隙間が生じ、第2のガーニツシユ48に撓みが生
じる。
【0008】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、ピラーの接合部のずれによるピラーとガーニツシユ
との間の隙間及びガーニツシユの撓みが発生しない、ピ
ラーガーニツシユ取付方法及び取付構造を得ることが目
的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、ピラーインナとピラーアウタとを各々の幅方向両端
部に形成されたフランジ部で接合して構成したピラー
に、ピラーインナ及び接合部が被覆されるように、幅方
向に分割されて第1のガーニツシユ及び第2のガーニツ
シユから成るガーニツシユを取り付けるためのピラーガ
ーニツシユ取付方法であって、ピラーインナに対する取
付位置が調整可能とされた第1のガーニツシユを用い、
当該第1のガーニツシユの側端部をピラーアウタの一方
の側壁に当接させることで当該第1のガーニツシユのピ
ラーアウタに対する取付位置を調整した後に、第1のガ
ーニツシユをピラーインナに取り付け、次に、ピラーイ
ンナに対する取付位置が調整可能とされた第2のガーニ
ツシユを用い、当該第2のガーニツシユの側端部をピラ
ーアウタの他方の側壁に当接させることで当該第2のガ
ーニツシユのピラーアウタに対する取付位置を調整した
後に、第2のガーニツシユをピラーインナ及び第1のガ
ーニツシユに取り付ける、ことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の本発明は、ピラーインナと
ピラーアウタとを各々の幅方向両端部に形成されたフラ
ンジ部で接合して構成したピラーに、ピラーインナ及び
接合部が被覆されるように、幅方向に分割されて第1の
ガーニツシユ及び第2のガーニツシユから成るガーニツ
シユを取り付けるためのピラーガーニツシユ取付構造で
あって、第1のガーニツシユに設けられ、第1のガーニ
ツシユのピラーアウタに対する取付位置をピラーアウタ
を基準にして幅方向に調整可能とする第1の調整手段
と、この第1の調整手段によって第1のガーニツシユの
ピラーアウタに対する取付位置が調整された状態で、第
1のガーニツシユをピラーインナに固定する第1の固定
手段と、第2のガーニツシユに設けられ、第2のガーニ
ツシユのピラーアウタに対する取付位置をピラーアウタ
を基準にして幅方向に調整可能とする第2の調整手段
と、この第2の調整手段によって第2のガーニツシユの
ピラーアウタに対する取付位置が調整された状態で、第
2のガーニツシユをピラーインナに固定する第2の固定
手段と、この第2の固定手段によって第2のガーニツシ
ユがピラーインナに固定された状態で、第2のガーニツ
シユを第1のガーニツシユと連結する連結手段と、を有
することを特徴としている。
【0011】請求項1記載の本発明によれば、まず、第
1のガーニツシユの側端部をピラーアウタの一方の側壁
に当接させることで、第1のガーニツシユのピラーアウ
タに対する取付位置が調整される。次いで、第1のガー
ニツシユがピラーインナに取り付けられる。これによ
り、ピラーインナとピラーアウタとの接合部の一方及び
ピラーインナの表面一部が被覆される。
【0012】次に、第2のガーニツシユの側端部をピラ
ーアウタの他方の側壁に当接させることで、第2のガー
ニツシユのピラーアウタに対する取付位置が調整され
る。次いで、第2のガーニツシユがピラーインナ及び第
1のガーニツシユに取り付けられる。これにより、ピラ
ーインナとピラーアウタとの接合部の他方及びピラーイ
ンナの表面の残りの部分が被覆される。
【0013】ここで、ピラーインナとピラーアウタとの
接合部にピラー幅方向へのずれが生じているピラーにガ
ーニツシユを取付ける場合、本発明によれば、第1のガ
ーニツシユ及び第2のガーニツシユのいずれもピラーア
ウタを基準として位置決めをした後に、ピラーインナ、
ピラーインナ及び第1のガーニツシユに取り付けること
が可能である。このため、ガーニツシユとピラーとの間
の隙間及びガーニツシユの撓みは発生しない。
【0014】請求項2記載の本発明によれば、第1の調
整手段によって第1のガーニツシユのピラーアウタに対
する取付位置が幅方向に調整される。この状態で、第1
の固定手段によって第1のガーニツシユがピラーインナ
に固定される。これにより、ピラーインナとピラーアウ
タとの接合部の一方及びピラーインナの表面一部が被覆
される。
【0015】一方、第2の調整手段によって第2のガー
ニツシユのピラーアウタに対する取付位置が幅方向に調
整される。この状態で、第2の固定手段によって第2の
ガーニツシユがピラーインナに固定される。その後、連
結手段によって第2のガーニツシユが第1のガーニツシ
ユと連結される。これにより、ピラーインナとピラーア
ウタとの接合部の他方及びピラーインナの表面の残りの
部分が被覆される。
【0016】ここで、ピラーインナとピラーアウタとの
接合部にピラー幅方向へのずれが生じているピラーにガ
ーニツシユを取付ける場合、本発明によれば、第1のガ
ーニツシユ及び第2のガーニツシユのいずれもピラーア
ウタを基準として位置決めをした後に、ピラーインナ、
ピラーインナ及び第1のガーニツシユに取り付けること
が可能である。このため、ガーニツシユとピラーとの間
の隙間及びガーニツシユの撓みは発生しない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を詳細に
説明する。
【0018】図1には本発明に係る車両のセンタピラー
12及びガーニツシユ10が示されている。センタピラ
ー12は、長手方向に沿った両側にフランジ部が形成さ
れたピラーアウタ14と、長手方向に沿った両側にフラ
ンジ部が形成されたピラーインナ16と、を備え、各々
のフランジが溶接されて2個の接合部12A、12Bを
有する閉断面形状に形成されている。ピラーアウタ14
の2個のフランジ部の近傍にはフランジ部に沿って段差
部14Aが設けられている(図3も参照)。また、ピラ
ーインナ16の長手方向両端近傍の各々の幅方向中央部
には取付用円孔16Aが設けられている。ピラーインナ
16の幅方向の中央部から若干オフセツトした位置には
長手方向に沿って3個の取付用孔16Bが設けられてい
る。この取付用孔16Bは各々雌ねじが切られている。
【0019】ガーニツシユ10は第1のガーニツシユ1
8と第2のガーニツシユ20とで構成されている。第1
のガーニツシユ18は、横断面形状が略コ字状に形成さ
れ(図3も参照)、長手方向に延長されて接合部12A
を被覆する形状となっている。第1のガーニツシユ18
のセンタピラー12に取付けた状態での車両上下方向の
上端部は取付ける車両のセンタピラー12と天井との間
の形状に合わせて屈曲されている。また、第1のガーニ
ツシユ18の端面の前記3個の取付用孔16Bに対応し
た位置には、3個の取付用ステー22が端面から突出す
るように取付けられている。取付用ステー22の各々に
は第1のガーニツシユ18の幅方向へ延長された長孔2
2Aが設けられている。長孔22Aはピラーインナ16
の前記取付用孔16Bに対応するように形成されてい
る。また、各々の取付用ステー22近傍の第1のガーニ
ツシユ18の端面には、第1のガーニツシユ18と第2
のガーニツシユ20とを連結するための連結用孔18A
が設けられている。
【0020】図4に示す如く、第2のガーニツシユ20
は横断面形状が、略コ字状部の一端が延長され他端方向
に直角に屈曲された形状となっている。第2のガーニツ
シユ20の内面にはこの内面から突出する台座24が2
個固定されている。2個の台座24が固定されている位
置は前記ピラーインナ16に設けられた取付用円孔16
A(図1参照)に対応した位置とされている。台座24
には第2のガーニツシユ20の幅方向へ延長された長孔
24Aが設けられている。長孔24Aには合成樹脂製の
ピン26が遊嵌されている。ピン26はセンタピラー1
2の前記取付用円孔16Aに対応する。また、第2のガ
ーニツシユ20の内面にはこの内面から突出する連結用
ピン20Aが固定されている(図3参照)。連結用ピン
20Aの固定されている位置は第1のガーニツシユ18
に設けられている前記連結用孔18Aに対応した位置と
されている。また、第2のガーニツシユ20には長辺が
ガーニツシユ10の長手方向を向いた矩形の孔20Bが
設けられている(図1及び図2参照)。矩形の孔20B
は図示しない巻取り装置から引き出されたウエビングを
巻掛けて着座中の乗員へ案内するスリツプジヨイントが
取付けられるようになっている。
【0021】次に、本実施形態のガーニツシユ10のセ
ンタピラー12への取付手順を説明する。
【0022】図3に示す如く、第1のガーニツシユ18
の側端をピラーアウタ14の段差部14Aに当接させた
状態で、第1のガーニツシユ18が接合部12Aを被覆
するように取付用ステー22をピラーインナ16に接触
させて、取付用ステー22に設けられた長孔22Aとピ
ラーインナ16に設けられた取付用孔16Bとを対応さ
せる。次に、ねじ28を、長孔22Aを介して前記取付
用孔16Bの雌ねじに螺合させる。これにより、第1の
ガーニツシユ18はピラーアウタ14に当接した状態で
ピラーインナ16に固定される。
【0023】次に、図4に示す如く、第2のガーニツシ
ユ20の側端をピラーアウタ14の段差部14Aに当接
させた状態で、第2のガーニツシユ20によって、接合
部12B、ピラーインナ16及び第1のガーニツシユ1
8のピラーインナ16側を被覆する。すなわち、ピン2
6をピラーインナ16に設けられた取付用円孔16Aへ
挿嵌し、連結用ピン20Aを第1のガーニツシユ18の
連結用孔18Aへ挿嵌する。これにより、第2のガーニ
ツシユ18はピラーアウタ14に当接した状態でピラー
インナ16及び第1のガーニツシユ18に固定され、ガ
ーニツシユ10が形成される。
【0024】ここで、第5、6図に示すようにピラーイ
ンナ16がピラーアウタ14に対して図5A方向へずれ
て接合されているセンタピラー12に本実施形態のガー
ニツシユ10を取付ける場合においても、まず、第1の
ガーニツシユ18をピラーアウタ14の段差部14Aに
当接させた状態でピラーインナ16に取付ける。このと
き第1のガーニツシユ18とピラーインナ16との相対
位置は、ずれが無いセンタピラー12と比較して変化す
る。しかしながら、長孔22Aに遊嵌されたねじ28は
その中心軸位置が長孔22A内で移動可能であるため、
第1のガーニツシユ18のピラーインナ16への取付位
置が調整されて第1のガーニツシユ18の撓みは発生し
ない。次に第2のガーニツシユ20をピラーアウタ14
の段差部14Aに当接させた状態で、ピラーインナ16
及び第1のガーニツシユ18に取付ける。このとき、第
2のガーニツシユ20も第1のガーニツシユ18と同様
に、長孔24Aに遊嵌されたピン26の中心軸位置が移
動するので、第2のガーニツシユ20とアウタピラー1
4との間に隙間は発生しない。
【0025】また、ピラーインナ16がピラーアウタ1
4に対して図5B方向へずれて接合されているセンタピ
ラー12にガーニツシユ10を取付ける場合も、ねじ2
8及びピン26の中心軸位置が移動するため第1のガー
ニツシユ18及び第2のガーニツシユ20の取付位置が
調整されて、第1のガーニツシユ18とピラーアウタ1
4との間の隙間及び第2のガーニツシユ20の撓みは発
生しない。
【0026】なお、ピラーインナ16がピラーアウタ1
4に対してずれて接合されている場合もガーニツシユ1
0の側端が当接するピラーアウタ14の2個の段差部1
4Aの間の距離及び相対位置は変化しない。このため、
ピラーインナ16のピラーアウタ14に対するずれに応
じて、第1のガーニツシユ18と第2のガーニツシユ2
0との相対位置を変化させる必要は無く、連結用孔18
Aは円孔でよい。
【0027】以上説明したように、本実施形態では第1
のガーニツシユ18及び第2のガーニツシユ20をピラ
ーアウタ14に当接させた状態で取付けるので、センタ
ピラー12の接合部12A、12Bにずれが生じている
場合にもガーニツシユ10とセンタピラー12との間の
隙間及びガーニツシユ10の撓みは発生しない。
【0028】なお、本実施形態ではセンタピラー12の
ピラーアウタ14に段差部14Aを設け、この段差部1
4Aと、第1のガーニツシユ18及び第2のガーニツシ
ユ20の側端とを当接させていたが、本発明はピラーア
ウタ14に段差部14Aが無くても実施可能である。
【0029】また、本実施形態では第1のガーニツシユ
18及び第2のガーニツシユ20のピラーインナ16へ
の取付位置を各々長孔22A、24Aを用いて調節可能
とし、第1のガーニツシユ18及び第2のガーニツシユ
20をねじ28及びピン26によってピラーインナ16
へ固定していたが、第1のガーニツシユ18及び第2の
ガーニツシユ20のピラーインナ16への固定を接着剤
等によって行ってもよく、この場合、長孔22A、24
Aを省略することができる。
【0030】また、本実施形態では本発明を車両のセン
タピラー12に適用した例を示したが、本発明の適用は
特にセンタピラーのみに限定されるものではなく、フロ
ントピラー、リアピラー等に適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明に係るピラーガーニツシユ取付方法は、ピラーイン
ナに対する取付位置が調整可能とされた第1のガーニツ
シユを用い、当該第1のガーニツシユの側端部をピラー
アウタの一方の側壁に当接させることで当該第1のガー
ニツシユのピラーアウタに対する取付位置を調整した後
に、第1のガーニツシユをピラーインナに取り付け、次
に、ピラーインナに対する取付位置が調整可能とされた
第2のガーニツシユを用い、当該第2のガーニツシユの
側端部をピラーアウタの他方の側壁に当接させることで
当該第2のガーニツシユのピラーアウタに対する取付位
置を調整した後に、第2のガーニツシユをピラーインナ
及び第1のガーニツシユに取り付けるようにしたので、
ピラーの接合部のずれによるピラーとガーニツシユとの
間の隙間及びガーニツシユの撓みが発生しない、という
優れた効果を有する。
【0032】また、請求項2記載の本発明に係るピラー
ガーニツシユ取付構造は、第1のガーニツシユに設けら
れ、第1のガーニツシユのピラーアウタに対する取付位
置をピラーアウタを基準にして幅方向に調整可能とする
第1の調整手段と、この第1の調整手段によって第1の
ガーニツシユのピラーアウタに対する取付位置が調整さ
れた状態で、第1のガーニツシユをピラーインナに固定
する第1の固定手段と、第2のガーニツシユに設けら
れ、第2のガーニツシユのピラーアウタに対する取付位
置をピラーアウタを基準にして幅方向に調整可能とする
第2の調整手段と、この第2の調整手段によって第2の
ガーニツシユのピラーアウタに対する取付位置が調整さ
れた状態で、第2のガーニツシユをピラーインナに固定
する第2の固定手段と、第2の固定手段によって第2の
ガーニツシユがピラーインナに固定された状態で、第2
のガーニツシユを第1のガーニツシユと連結する連結手
段と、を有するので、ピラーの接合部のずれによるピラ
ーとガーニツシユとの間の隙間及びガーニツシユの撓み
が発生しない、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るガーニツシユの分解斜視図
である。
【図2】図2はガーニツシユ組立後の斜視図である。
【図3】図3は図2の3−3線矢視断面図である。
【図4】図4は図2の4−4線矢視断面図である。
【図5】図5は溶接のずれが発生した場合の図2の3−
3線矢視断面図である。
【図6】図6は溶接のずれが発生した場合の図2の4−
4線矢視断面図である。
【図7】図7は従来のガーニツシユの構造を示す断面図
である。
【図8】図8は従来のガーニツシユの問題点を説明する
断面図である。
【図9】図9は従来のガーニツシユの問題点を説明する
断面図である。
【図10】図10(A)及び(B)は従来の他のガーニ
ツシユの構造を示す断面図である。
【図11】図11は従来の他のガーニツシユの問題点を
説明する断面図である。
【符号の説明】
10 ガーニツシユ、 12 センタピラー、 12A 接合部、 12B 接合部、 14 ピラーアウタ、 16 ピラーインナ、 16A 取付用円孔(第2の固定手段)、 16B 取付用孔(第1の固定手段)、 18 第1のガーニツシユ、 18A 連結用孔(連結手段)、 20 第2のガーニツシユ、 20A 連結用ピン(連結手段)、 22 取付用ステー(第1の固定手段)、 22A 長孔(第1の調整手段)、 24 台座(第2の固定手段)、 24A 長孔(第2の調整手段)、 26 ピン(第2の固定手段)、 28 ねじ(第1の固定手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピラーインナとピラーアウタとを各々の
    幅方向両端部に形成されたフランジ部で接合して構成し
    たピラーに、ピラーインナ及び接合部が被覆されるよう
    に、幅方向に分割されて第1のガーニツシユ及び第2の
    ガーニツシユから成るガーニツシユを取り付けるための
    ピラーガーニツシユ取付方法であって、 ピラーインナに対する取付位置が調整可能とされた第1
    のガーニツシユを用い、当該第1のガーニツシユの側端
    部をピラーアウタの一方の側壁に当接させることで当該
    第1のガーニツシユのピラーアウタに対する取付位置を
    調整した後に、第1のガーニツシユをピラーインナに取
    り付け、 次に、ピラーインナに対する取付位置が調整可能とされ
    た第2のガーニツシユを用い、当該第2のガーニツシユ
    の側端部をピラーアウタの他方の側壁に当接させること
    で当該第2のガーニツシユのピラーアウタに対する取付
    位置を調整した後に、第2のガーニツシユをピラーイン
    ナ及び第1のガーニツシユに取り付ける、 ことを特徴とするピラーガーニツシユ取付方法。
  2. 【請求項2】 ピラーインナとピラーアウタとを各々の
    幅方向両端部に形成されたフランジ部で接合して構成し
    たピラーに、ピラーインナ及び接合部が被覆されるよう
    に、幅方向に分割されて第1のガーニツシユ及び第2の
    ガーニツシユから成るガーニツシユを取り付けるための
    ピラーガーニツシユ取付構造であって、 第1のガーニツシユに設けられ、第1のガーニツシユの
    ピラーアウタに対する取付位置をピラーアウタを基準に
    して幅方向に調整可能とする第1の調整手段と、 この第1の調整手段によって第1のガーニツシユのピラ
    ーアウタに対する取付位置が調整された状態で、第1の
    ガーニツシユをピラーインナに固定する第1の固定手段
    と、 第2のガーニツシユに設けられ、第2のガーニツシユの
    ピラーアウタに対する取付位置をピラーアウタを基準に
    して幅方向に調整可能とする第2の調整手段と、 この第2の調整手段によって第2のガーニツシユのピラ
    ーアウタに対する取付位置が調整された状態で、第2の
    ガーニツシユをピラーインナに固定する第2の固定手段
    と、 この第2の固定手段によって第2のガーニツシユがピラ
    ーインナに固定された状態で、第2のガーニツシユを第
    1のガーニツシユと連結する連結手段と、 を有することを特徴とするピラーガーニツシユ取付構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100474046B1 (ko) * 2002-08-19 2005-03-08 삼성전자주식회사 공기조화기의 흡입구 개폐장치

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JPS54120019U (ja) * 1978-02-10 1979-08-22
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