JPH0847466A - 組立式洗い場付き浴槽、これに用いられる洗い場付き浴槽組立て用セットおよびこれを用いた洗い場付き浴槽の組み立て方法 - Google Patents

組立式洗い場付き浴槽、これに用いられる洗い場付き浴槽組立て用セットおよびこれを用いた洗い場付き浴槽の組み立て方法

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JPH0847466A
JPH0847466A JP6201583A JP20158394A JPH0847466A JP H0847466 A JPH0847466 A JP H0847466A JP 6201583 A JP6201583 A JP 6201583A JP 20158394 A JP20158394 A JP 20158394A JP H0847466 A JPH0847466 A JP H0847466A
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Fukuju Kimura
福寿 木村
Katsuo Toribami
勝雄 鳥喰
Tadashi Sunaoka
廉 砂岡
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
Nitto FRP Techno Co Ltd
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Nitto FRP Techno Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】分割して予め製作された、浴槽(A),浴槽受け
(B),洗い場(C) およびこれらを搭載するための架台(D)
の四つを構成部品とする洗い場付き浴槽組立て用セット
を用意して、分割された前記部品ごとに浴室用スペース
内に運び込み、その場所で前記部品を組み合わせて洗い
場付き浴槽を組み立てる。 【効果】本発明の洗い場付き浴槽組立て用セットは、洗
い場付き浴槽の構成部品を四つに分割してあるので、一
体化された洗い場付き浴槽に比較して部品ごとの外形寸
法や重量が小さく、狭い場所でも搬入が容易である。構
成部品は個々に細分化したままでなく、その単位を四つ
に集約してあるので、狭い開口部を残して周囲を壁で囲
まれた限られた空間である浴室用スペース内での洗い場
付き浴槽の組み立て・給排水配管接続・据え付けの作業
を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室ユニットを構成す
る、組立式の洗い場付き浴槽、これに用いられる洗い場
付き浴槽組立て用セットおよびこれを用いた洗い場付き
浴槽の組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室ユニットは、通常、浴槽, 洗い場,
壁および天井が一体に形成されたものか、あるいは少な
くとも洗い場付き浴槽(以下、ハーフユニットともい
う。)と壁および天井から成っている。
【0003】従来、ハーフユニットは、浴槽と洗い場と
を一体成形したもの、あるいは浴槽と洗い場とを分割成
形してから両者を一体化したものとして、予め製作され
たものが建築現場に搬入され設置されている。
【0004】これら従来のハーフユニットの外形寸法は
通常、間口が 1.2〜1.7 mの範囲、奥行きが 1.6〜2.1
mの範囲であり、高さは約 0.6mないし1mに及ぶもの
もある。また、重量は、50kgを超え、150kg に及ぶもの
もある。
【0005】また、従来方式として、洗い場と浴槽受け
の部分とが予め一体成形された防水パンを浴室用スペー
ス内に搬入して設置し、この上に別に製作された浴槽を
載せ置きする方式がある。
【0006】このような、洗い場と浴槽受けの部分とが
予め一体成形された防水パンの外形寸法は通常、高さは
ハーフユニットに比較して小さいが、間口が 1.2〜1.7
m、奥行きが 1.6〜2.1 mに及ぶものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、新築家屋の
浴室を組み立てる場合でも、または既設家屋の浴室を改
築する場合でも、浴室までの通路の幅が狭かったり、浴
室の開口部が小さいときには、一体化された浴室ユニッ
トは勿論のこと、ハーフユニットでも設置予定場所内に
運び入れることができない。
【0008】従来のユニットを用いたとき、浴室を改造
する場合には既設家屋の一部を解体して開口部を拡げて
からユニットを浴室内に運び入れて据えつけることとな
り、費用の点でも、また工期面でも不経済であるという
問題点がある。また、新築の場合でも、家屋の建築工法
として最近多く採用されているパネル工法のように、建
築工事の初期の段階で外周ならびに内部に壁材が設けら
れる工法の場合には、壁で囲まれた幅が1m未満である
通路を経てユニットを家屋内部に運び込み、狭い開口部
を残して壁で囲まれた、ユニットの設置予定場所である
浴室用スペース内に設置することとなるが、搬入や据え
付け作業が困難であり、場合によっては作業ができない
という問題点がある。市場では、このような場面に対応
できるユニットの提供が求められていた。
【0009】また、従来の防水パン上に浴槽を載置する
方式では、給・排水の配管接続工事その他の付帯工事
は、狭い開口部を残して壁で囲まれた浴室用スペースの
内側で行うことが困難であることから、既設家屋の基礎
の一部を解体して開口部を設けて浴室用スペースの外側
から作業を行うが、作業終了後に基礎の補修を要するこ
ととなり、費用の点でも、また工期面でも不経済である
という問題点がある。
【0010】本発明の第一の目的は、通路や浴室用スペ
ース開口部の幅が1m未満、たとえば 0.8m、であるよ
うな場合でも搬入が可能であり、かつ、周囲を壁で囲ま
れた浴室用スペース内において組み立て・給排水の配管
接続・据え付けの作業を容易に行うことができる、組立
式洗い場付き浴槽を提供することにある。本発明の第二
の目的は、上記の組立式洗い場付き浴槽に用いられる洗
い場付き浴槽組立て用セットを提供することにある。本
発明の第三の目的は、上記の洗い場付き浴槽組立て用セ
ットを用いた洗い場付き浴槽の組み立て方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明は、分割して予め製作された、浴槽(A),浴槽
受け(B),洗い場(C) およびこれらを搭載するための架台
(D) の四つを構成部品とする洗い場付き浴槽組立て用セ
ットを用意して、洗い場付き浴槽を設置しようとする場
所に、分割された前記部品ごとに運び込み、その場所で
前記部品を組み合わせて洗い場付き浴槽を組み立てるこ
ととした。
【0012】請求項1の発明は、分割された構成部品と
して予め製作された、浴槽、浴槽受け、洗い場およびこ
れらを搭載するための架台を、洗い場付き浴槽を設置し
ようとする場所で組み合わせて組み立てられた組立式洗
い場付き浴槽である。
【0013】請求項2の発明は、構成部品が浴槽、浴槽
受け、洗い場およびこれらを搭載するための架台に分割
されてなる、洗い場付き浴槽組立て用セットである。
【0014】前記の浴槽受けと洗い場は、ガラス繊維強
化ポリエステル樹脂などのガラス繊維強化熱硬化樹脂を
主な材料として成形されたものであることが好ましい。
【0015】そして請求項4の発明は、分割された構成
部品として予め製作された、浴槽、浴槽受け、洗い場お
よびこれらを搭載するための架台を、洗い場付き浴槽を
設置しようとする場所で組み立てることを特徴とする洗
い場付き浴槽の組み立て方法である。
【0016】
【作用】本発明の洗い場付き浴槽組立て用セットは、洗
い場付き浴槽の構成部品を四つに分割してあるので、一
体化された洗い場付き浴槽に比較して部品ごとの外形寸
法や重量が小さく、狭い場所でも搬入が容易である。
【0017】また、本発明の組立式洗い場付き浴槽は、
洗い場付き浴槽の構成部品を個々に細分化したままでな
く、その単位を四つに集約してあるので、狭い開口部を
残して周囲を壁で囲まれた限られた空間である浴室用ス
ペース内での組み立て・給排水の配管接続・据え付けの
作業を容易に行うことができる。
【0018】本発明の組立式洗い場付き浴槽、洗い場付
き浴槽組立て用セットおよびこれを用いた洗い場付き浴
槽の組み立て方法は、設置場所に種々の制約がある既設
家屋の浴室の改造や、パネル工法に代表される建築工事
の初期段階で外周ならびに内部に壁材が設けられる工法
への対応性に優れる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明について
説明する。図1は、本発明の組立式洗い場付き浴槽なら
びに洗い場付き浴槽組立て用セットの各構成部品(以下
単に、本発明の構成部品という。)の態様の一例を示す
説明図である。図2は、本発明の構成部品組立ての中間
段階の一例を示す説明図である。図3は、本発明の組立
式洗い場付き浴槽の組み立て完了の状態の一例を示す説
明図である。
【0020】図面において、(A) は浴槽、(B) は浴槽受
け、(C) は洗い場、(D) はこれらを搭載するための架台
の、それぞれ一例を示す。
【0021】本発明の構成部品は、それぞれその外形寸
法の縦・横・高さの何れかの最小長さ部分が通路および
浴室用スペース開口部の幅よりも小さく、中間長さ部分
が通路床面から天井までの高さおよび浴室用スペース開
口部の高さよりも小さく、かつ、最大長さ部分が通路の
曲がり角ならびに通路から浴室用スペース開口部への曲
がり角を通り抜けることができる寸法であることが好ま
しい。
【0022】より具体的には、本発明の各構成部品は、
それぞれその外形寸法が次式(1) および(2) の関係を満
たすものであるとき、前記の曲がり角が直角であるとき
にも通り抜けることが可能であるので、好ましい。 式(1): a+2b < 2.8W 式(2): h < H 上式において、 a: 搬入する状態における構成部品の
長さ b: 搬入する状態における構成部品の巾 h: 搬入する状態における構成部品の高さ H: 搬入する通路または浴室用スペース開口部の高さ W: 曲がり角の前後における通路または浴室用スペース
開口部の幅
【0023】前記の関係は、搬入する通路または浴室用
スペース開口部のいずれか低い方の高さがH、曲がり角
の前後における通路または浴室用スペース開口部のいず
れか狭い方の幅がWであるとき、搬入する状態での各構
成部品それぞれの外形寸法の長さをa、巾をb、高さを
hとすると、曲がり角が直角であるときに、各構成部品
それぞれの上記長さ寸法aと、巾寸法bの2倍との和
(a+2b) の値が上記通路または浴室用スペース開口
部の幅Wの 2.8倍の値よりも小さく、かつ、各構成部品
の上記高さ寸法hが上記通路または浴室用スペース開口
部の高さHよりも小さいことが好ましいことを示す。
【0024】たとえば、搬入する通路または浴室用スペ
ース開口部の幅Wが0.75mであるとき、本発明の構成部
品それぞれの外形寸法としては、前記のように規定した
搬入する状態での長さ寸法aと、巾寸法bの2倍との和
(a+2b) の値が、 2.1m以内であることが好まし
い。
【0025】このように外形寸法を規制することによっ
て、本発明の構成部品それぞれの重量は、20〜35kgの範
囲とすることができ、部材として重量が大きくなる人工
大理石を使用した浴槽の場合でも、50kg程度とすること
ができる。
【0026】本発明の構成部品としての浴槽(A) は、特
に限定するものではないが、 JIS規格 A-5532 「浴槽」
の規定に準じて製作されたものであることが好ましい。
【0027】本発明の構成部品としての浴槽(A) は、そ
の材質に制約はなく、木製; ほうろう製; ステンレス鋼
製; 不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂とガラ
ス繊維とを用いたガラス繊維強化熱硬化樹脂製; ポリプ
ロピレン・アクリル樹脂などの熱可塑性樹脂製のものな
どから選択することができる。
【0028】浴槽(A) は、その槽体部分の底部(A-1) か
ら浴槽受け(B) の開口部(B-1) に嵌め込まれ、上縁面(A
-2) が浴槽受け(B) の開口部(B-1) の周囲の縁辺部にパ
ッキング材を介して掛り、防水施工される。浴槽(A) の
底部(A-1) には、浴槽(A) を架台(D) に搭載するための
脚(A-3) が設けられており、架台(D) に設けられている
浴槽脚受け(D-1) で支持される。脚(A-3) の数は、限定
するものではないが、通常2個所に設けられる。本発明
の構成部品としての浴槽(A) には、エプロンは設けなく
てよい。
【0029】本発明の構成部品としての浴槽(A) の概略
の外形寸法の組合せを例示すると、幅 0.7〜0.8 ×長さ
1.1〜1.4 ×高さ 0.5〜0.7 (m)である。外形寸法に
関する前記条件- 式(1) および(2) の関係を満たす範囲
であれば、上記の組合せに限定されない。長さを、 1.6
〜1.8 mとすることもできる。
【0030】本発明の構成部品としての浴槽受け(B)
は、浴槽(A) を支持するための部品であって、浴槽(A)
の槽体部分を嵌め込むための開口部(B-1) を有する枠体
状に形成される。開口部(B-1) の形状・寸法は、嵌め込
まれる浴槽(A) の槽体部分の投影形状・寸法に応じたも
のとする。
【0031】浴槽受け(B) は、その枠体部の下部に受け
脚(B-2) が設けられ、上下両端部にネジを設けた棒状体
(B-3) を介して、ナットなど適宜の固定具を用いて架台
(D)に設けられている浴槽受け固定脚(D-2) に固定され
支持される。受け脚(B-2) の数は、限定するものではな
いが、通常4個所に設けられる。
【0032】浴槽受け(B) には洗い場(C) に面する側面
にエプロン(B-4) が設けられる。エプロン(B-4) 部分に
は、点検口(B-5) を設けることができる。浴槽受け(B)
の上面には、開口部(B-1) に連なる位置に、水栓 (図示
していない) を取り付けるためのデッキ部(B-6) を設け
ることができる。また、浴槽受け(B) の周辺部には、壁
付け部(B-7) を設けることができる。
【0033】本発明の構成部品としての浴槽受け(B) の
概略の外形寸法の組合せを例示すると、幅 0.9〜1.0 ×
長さ 1.2〜1.7 ×高さ 0.4〜0.5 (m)である。外形寸
法に関する前記の条件を満たす範囲であれば、上記の組
合せに限定されない。
【0034】本発明の構成部品としての洗い場(C) は、
洗い場付浴槽における洗い場の機能を有するよう製作さ
れたものである。本発明の構成部品としての洗い場(C)
には、その底部(C-1) に洗い場(C) を架台(D) に固定す
るための脚(C-2) が設けられ、ボルト・ナットなど適宜
の固定具を用いて架台(D) に設けられている固定脚(D-
3) に固定され支持される。脚(C-2) の数は、限定する
ものではないが、通常4個所に設けられる。また、洗い
場(C) の周辺部には、壁付け部(C-3) を設けることがで
きる。
【0035】本発明の構成部品としての洗い場(C) の概
略の外形寸法の組合せの例を示すと、幅 0.8〜1.3 ×長
さ 1.2〜1.7 ×高さ 0.2〜0.4 (m)である。外形寸法
に関する前記の条件を満たす範囲であれば、上記の組合
せに限定されない。
【0036】本発明の構成部品としての浴槽受け(B) お
よび洗い場(C) は、その材質に制約はなく木製, 金属
製, 合成樹脂製のものなど、何れも選択することができ
る。合成樹脂製のものとしては、不飽和ポリエステル樹
脂などの熱硬化性樹脂とガラス繊維とを用いたガラス繊
維強化熱硬化樹脂を主な材料として、たとえば JIS規格
A-5712 「ガラス繊維強化ポリエステル洗い場付浴槽」
の規定に準じて所要の形状・寸法に成形されたものであ
ることが好ましい。成形は、手積み, 吹き付け, 圧縮,
注入など各種の方法によって行うことができる。
【0037】本発明の構成部品としての架台(D) は、浴
槽(A) 、浴槽受け(B) および洗い場(C) を搭載するため
の部品である。架台(D) には、浴槽(A) を受け止めて搭
載するための浴槽脚受け(D-1) 、浴槽受け(B) を固定す
るための固定脚(D-2) および洗い場(C) を固定するため
の固定脚(D-3) が、それぞれ対応する、浴槽の底部に設
けられた脚(A-3),浴槽受けの枠体部の下部に設けられた
受け脚(B-2),洗い場の底部に設けられた脚(C-2) の数に
応じた数で、各構成部品の寸法に応じた位置に設けられ
ている。
【0038】本発明の構成部品としての架台(D) は、そ
の材質に制約はなく木製, 金属製,合成樹脂製のものな
ど、何れも選択することができる。軽量化・耐蝕性を考
慮して、アングル材, チャンネル材などの適宜の型鋼材
またはステンレス鋼製とすることが好ましい。
【0039】本発明の構成部品としての架台(D) の概略
の外形寸法の組合せの例を示すと、幅 0.9〜1.0 ×長さ
1.6〜1.8 ×高さ 0.2〜0.4 (m)である。外形寸法に
関する前記の条件を満たす範囲であれば、上記の組合せ
に限定されない。
【0040】なお、図において、浴槽受け(B) の枠体部
を架台(D) に固定して支持するための部材として、上下
両端部にネジを設けた棒状体を用いた例を示した。ネジ
によって、浴槽受け(B) のレベル調整作業を容易にする
ことができる。なお、支持用部材としては、棒状体に限
定されるものではなく、棒状体の代わりにアングル材,
チャンネル材などの適宜の型鋼材で製作された脚材とす
ることができる。
【0041】本発明の洗い場付き浴槽の組み立て方法を
説明する。構成部品の組み立てに際しては、洗い場付き
浴槽の設置予定場所に、先ず、架台(D) を床面に直置き
するかまたは受梁を使用して、所定の位置に設置する。
【0042】次に、洗い場(C) を架台(D) の上に据え付
ける。洗い場(C) の所定の位置に排水トラップ(C-4) を
取り付けた後、底部(C-1) に設けられた洗い場(C) を架
台(D) に固定するための脚(C-2) を、架台(D) に設けら
れた固定脚(D-3) の上に載せて、洗い場(C) を架台(D)
の上に据え付け、位置決めをしてボルト・ナットなど適
宜の固定具を用いて固定する。
【0043】次に、浴槽受け(B) を、洗い場(C) との合
わせ部を確認しながら、架台(D) の上に据え付ける。浴
槽受け(B) の枠体部の下部に設けられた受け脚(B-2)
を、レベル調整・支持用部材としての上下両端部にネジ
を設けた棒状体(B-3) を介して、架台(D) に設けられた
浴槽受け固定脚(D-2) の上に載せて、浴槽受け(B) を架
台(D) の上に据え付け、位置決めをしてナットなど適宜
の固定具を用いて固定する。図2は、この段階の組み立
て状態の一例を示すものである。浴槽受け(B) と洗い場
(C) との合わせ部など、構成部品の接合部の所要の部分
については、ビス止めコーキングなど防水性をもつよう
施工する。
【0044】本発明の構成部品を用いた洗い場付き浴槽
の組み立て方法においては、給・排水の接続配管工事そ
の他の付帯工事は、浴槽を浴槽受けの開口部(B-1) に嵌
め込む前に、浴槽受けの開口部(B-1) の浴槽スペースを
利用して行うことができ、これによって、浴室用スペー
スの内側のみでの作業が可能である。
【0045】次に、浴槽(A) を浴槽受け(B) の開口部(B
-1) に嵌め込んで据え付け、浴槽受け(B) の洗い場(C)
に面する側面のエプロン(B-4) に設けられた点検口(B-
5) を利用して、浴槽の排水孔 (図示していない) と排
水トラップ(C-4) との接続配管工事を行い、本発明の構
成部品を用いた洗い場付き浴槽の組立てが完了する。
【0046】この後に、必要に応じて、浴槽受け(B) の
周辺部に設けられた壁付け部(B-7)および洗い場(C) の
周辺部に設けられた壁付け部(C-3) を利用して壁材を取
り付け、更に窓・天井・室内調度品などの取り付けを行
う。
【0047】
【発明の効果】本発明の洗い場付き浴槽組立て用セット
は、洗い場付き浴槽の構成部品を四つに分割してあるの
で、一体化された洗い場付き浴槽に比較して部品ごとの
外形寸法や重量は小さく、狭い場所でも運搬が容易であ
る。また、本発明の組立式洗い場付き浴槽は、洗い場付
き浴槽の構成部品を個々に細分化したままでなく、その
単位を四つに集約してあるので、狭い開口部を残して壁
で囲まれた、限られた空間である浴室用スペース内での
組み立て・給排水の配管接続・据え付けの作業を容易に
行うことができる。
【0048】本発明の組立式洗い場付き浴槽、洗い場付
き浴槽組立て用セットおよびこれを用いた洗い場付き浴
槽の組み立て方法は、軸組み工法での建築物内の浴室用
スペースに適用できることは勿論のこと、設置場所に種
々の制約がある既設家屋の浴室の改造や、パネル工法に
代表される建築工事の初期段階で外周ならびに内部に壁
材が設けられる工法への対応性に優れる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の組立式洗い場付き浴槽ならび
に洗い場付き浴槽組立て用セットの各構成部品の一例を
示す説明図である。
【図2】図2は、本発明の組立式洗い場付き浴槽の構成
部品の組み立ての中間段階の一例を示す説明図である。
【図3】図3は、本発明の組立式洗い場付き浴槽の組み
立て完了の状態の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
(A) …浴槽、(B) …浴槽受け、(C) …洗い場、(D) …架
台 (A-1) …浴槽底部、(A-2) …上縁面、(A-3) …脚 (B-1) …浴槽受けの開口部、(B-2) …受け脚、(B-3) …
棒状体、(C-1) …洗い場底部、(C-2) …脚、(D-1) …浴
槽脚受け、(D-2) …浴槽受け固定脚、(D-3) …洗い場固
定脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂岡 廉 青森県八戸市江陽三丁目1番109号 日東 エフアールピーテクノ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割された構成部品として予め製作され
    た、浴槽、浴槽受け、洗い場およびこれらを搭載するた
    めの架台を、洗い場付き浴槽を設置しようとする場所で
    組み合わせて組み立てられた組立式洗い場付き浴槽。
  2. 【請求項2】 構成部品が浴槽、浴槽受け、洗い場およ
    びこれらを搭載するための架台に分割されてなる、洗い
    場付き浴槽組立て用セット。
  3. 【請求項3】 浴槽受けと洗い場が、ガラス繊維強化ポ
    リエステル樹脂を主な材料として成形されたものである
    請求項1または2記載の洗い場付き浴槽。
  4. 【請求項4】 分割された構成部品として予め製作され
    た、浴槽、浴槽受け、洗い場およびこれらを搭載するた
    めの架台を、洗い場付き浴槽を設置しようとする場所で
    組み立てることを特徴とする洗い場付き浴槽の組み立て
    方法。
JP6201583A 1994-08-04 1994-08-04 組立式洗い場付き浴槽、これに用いられる洗い場付き浴槽組立て用セットおよびこれを用いた洗い場付き浴槽の組み立て方法 Pending JPH0847466A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200847A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Toto Ltd ユニットバスおよびユニットバスの施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010200847A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Toto Ltd ユニットバスおよびユニットバスの施工方法

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