JPH084720Y2 - プラズマトーチのノズル - Google Patents

プラズマトーチのノズル

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JPH084720Y2
JPH084720Y2 JP1989072919U JP7291989U JPH084720Y2 JP H084720 Y2 JPH084720 Y2 JP H084720Y2 JP 1989072919 U JP1989072919 U JP 1989072919U JP 7291989 U JP7291989 U JP 7291989U JP H084720 Y2 JPH084720 Y2 JP H084720Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プラズマトーチのノズルの改良に関する。
[従来の技術] プラズマトーチのノズルは第3図に示すように、ほぼ
円錐状の先端中心にプラズマアークを噴出させる小穴7
を備え、作動ガスを旋回流または軸流として電極8とノ
ズル1との間に吹き込むスワラ3を円筒部2内の穴に嵌
着し、前記スワラ3と絶縁体9とを介して電極8を把握
している。
前記スワラ3は、第4図に示すように、外壁から内壁
に向かって内壁の接線方向に作動ガスを吹き込む吹出口
32を円周上に均等に複数備えている。作動ガスは、絶縁
体9の外壁に設けた縦溝91と、スワラ3の外壁に設けた
縦溝31とでなるガス通路を経て前記吹出口32に至る。
尚、このガス通路は絶縁体9やスワラ3の壁内に設けた
縦孔によって構成されたもの等各種ある。
プラズマトーチの電極およびノズルはプラズマアーク
の発生に伴って消耗するため、使用限度に到達した場合
は交換しなければならない。ノズルを交換する場合、ノ
ズル内に嵌着されたスワラは継続使用が可能であるの
で、消耗したノズルから取り外して再使用している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記従来のプラズマトーチのノズルにお
いては、ノズルの円筒部内に設けられた穴の全長にわた
って、スワラを緩みなく嵌着できるような僅かな隙間し
か与えられていないため、前記第3図に示したように、
スワラ3の全体がノズル1の穴内に完全に没して挿入さ
れた形式のプラズマトーチのノズルでは、消耗したノズ
ルを分解する際ノズルからスワラを取り外す作業に多大
の時間を要することがある。通常、プラズマトーチから
ノズルを取り外すと、電極と絶縁体とはノズルから容易
に分離できるが、スワラはノズル内に嵌着されたまま残
っている。この状態のノズルを上下反転してノズルに軽
微な衝撃を与えるとスワラがノズルから脱落するが、時
にはこの程度の操作ではスワラが脱落しない場合が発生
する。このような現象は、ノズルの円筒部が変形した
り、スワラの脱落の途中でスワラとノズルとの間に微小
なごみを噛み込んだ場合に起こりやすく、衝撃を加えて
もスワラが脱落しない場合はノズルを切断してスワラを
取り出している。このようなノズル切断作業がプラズマ
トーチの分解組立作業時間を長引かせているという問題
点がある。
本考案は上記従来の問題点に着目し、ノズルの円筒部
内面に嵌着するスワラの脱着、特にプラズマトーチ分解
時のスワラのノズルからの取り外しが容易にできるよう
なプラズマトーチのノズルを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案に係わるプラズマト
ーチのノズルは、例えば図1を参照して説明すれば、一
端側に所定深さDの穴を備えると共に他端側に前記穴の
中心に直通するプラズマアーク噴出用の小穴7を備えた
ノズル1と、このノズル1の前記穴内の一端側から所定
深さD1だけ挿入されて穴底に着座され、かつ前記所定深
さDよりも低い高さH(H<D、従ってD1+H=D)の
スワラ3とを有するプラズマトーチのノズルにおいて、 ノズル1の所定深さDの穴は一端側を大径穴5とし、ス
ワラ3が着座される前記穴底の側を小径穴4とすると共
に、前記大径穴5の深さD11と小径穴4の深さD12とは、 D11+D12=D、かつD11≧D1(従って、D12≦H) の関係であることを特徴としている。尚、大径穴5の形
状は、一端側をより大径6としたテーパ穴としてもよ
い。
[作用] 上記構成のプラズマトーチのノズルは、スワラの全体
がノイズの穴内に完全に没して挿入された形式のノズル
を対象としている。そしてこのようなノズルに対するゴ
ミ噛込みに基づくスワラ脱着不能の回避は、穴の内壁に
ゴミが付着していても、スワラ脱着時にスワラと穴との
ゴミ噛込みを無くすことである。これに着目した構成が
本願考案である。
即ち本願考案によれば、スワラ3はノズル1の大径穴
5から挿入され、次いで小径穴4で穴底に着座する。言
い換えれば、スワラ3は小径穴4に嵌着される。従って
大径穴5の内壁にゴミが付着していても、このゴミがス
ワラ脱着時に噛込むことがなくなる。この結果、ノズル
1を上下反転してノズル1に軽微な衝撃を与えても、ス
ワラ3はノズル1の穴から容易に脱落するようになる。
尚、この場合におけるスワラ3と大径穴5とのゴミ噛
込みの阻止条件は、大径穴5の深さD11がスワラ挿入深
さD1よりも深いことである(D11≧D1)。
即ち、ノズル1の穴の所定深さDと、この所定深さD
での大径穴5の深さD11及び小径穴4の深さD12と、スワ
ラ挿入深さD1と、スワラ高さHとにおいて、 D=D1+H=D11+D12、かつD11≧D1(従って、D12≦
H)の関係が成り立つことであり、この条件が本願考案
に織り込まれている。尚ここで、 D11=D1(従って、D12=H)とは、スワラ3の外周の
全部が小径穴4に嵌着した状態であり、他方 D11>D1(従ってD12<H)とは、スワラ3の外周の一
部が小径穴4に嵌着した状態であるが、いずれの状態
も、前記ゴミ噛込みの阻止条件なる「大径穴5の深さD1
1がスワラ挿入深さD1よりも深いこと(D11≧D1)」を満
たしていることは言うまでもない。
尚、大径穴5の形状は、例えばスワラ挿入口6をより
大径としたテーパ状とする等、ともかく小径穴4よりも
大径とした形状であればどの様であってもよい。
[実施例] 以下に本考案に係るプラズマトーチのノズルの実施例
について、図面を参照して詳細に説明する。
第1図は第1実施例であるが、プラズマトーチのノズ
ル1の円筒部2内面にはスワラ3を嵌着する穴4と、穴
4より僅かに直径の大きい穴5とが設けられている。前
記穴4の直径はスワラ3の外径より0.05mm程度大きく、
穴4の深さはスワラ3の軸方向長さの約2/3となってい
る。穴5は穴4の上方に相当する部分で、穴5の直径は
穴4の直径より0.5mm程度大きくなっている。
即ち、同図に示すように、穴4(即ち、小径穴4)の
深さをD12、穴5(即ち、大径穴5)の深さをD11、穴の
全深さをD、スワラ挿入口からスワラ頂部までの深さを
D1、そしてスワラ3の高さをHとすると、第1実施例
は、 D=D1+H=D11+D12、かつD11>D1(従って、12<
H) の関係となっている。
上記のようなノズルを用いた場合、スワラとノズルと
のはめ合い隙間の微小な範囲はスワラの軸方向長さの約
2/3に限定され、その上方の部分でははめ合い隙間が大
きくなっているので、プラズマトーチ分解時ノズルを上
下反転して、ノズルに軽微な衝撃を与えるとスワラが容
易にノズルから脱落する。またノズルへのスワラの嵌着
も極めて容易に行うことができる。
第2図は第2実施例であり上記第1実施例のように、
円筒部の内径に段差を設けて2段の穴とする代わりに、
スワラ3を嵌着する穴4の上方に、円筒部2の上端を大
端とするテーパ穴6を設けたものである。穴4の深さは
上記第1実施例と同じくスワラ3の軸方向長さの約2/3
となっている。この場合もスワラとノズルとのはめ合い
隙間の微小な範囲は、スワラの軸方向長さの約2/3の部
分に限定されているので、スワラの脱着は極めて容易で
ある。
通常のプラズマトーチにおいて、真直度が良好で安定
性の高いプラズマアークを得るためには、第3図におけ
る電極8とノズル1との同心度および電極8下端とノズ
ル1のアーク拘束部10との距離が高精度で管理されてい
なければならない。このため、ノズル1の円筒部2内に
嵌着するスワラ3の外径と、これに対応するノズル1の
内径との間には微小のはめ合い隙間しか与えられない。
このことが従来、スワラの脱着を困難にしていたが、本
考案によって解決されることになる。
本実施例ではスワラ3を嵌着する穴4の深さを、スワ
ラ3の軸方向長さの約2/3としたが、これに限るもので
はなく、穴4の深さはスワラ3を所定の位置に正しく着
座させるに必要な長さの範囲内で適宜定めればよい。
例えば、スワラ3の高さHと穴4の深さD12とを同じ
(D12=H)としてもよい。この場合、 D=D1+H=D11+D12、かつD11=D1 の関係となる。尚、穴4の深さD12をスワラ3の高さH
よりも大きくすると(D12>H)、スワラ3と穴4との
間にゴミの噛込みが生じ、スワラ3の脱着が不能となる
場合が生ずる。即ちこのD12>Hは従来技術と実質的に
ゴミ噛込みが生じスワラ脱着不能を来すため、このD12
>Hとしてはならない。
なお、第1図における穴5の直径および第2図におけ
るテーパ穴6の大端部直径は適宜定めることができる。
[考案の効果] 上記実施例の説明から明らかなように、本願考案のプ
ラズマトーチのノズルは、要すれば、前記実用新案登録
請求の範囲記載の手段も講じたものであり、上記実施例
の説明から分かるように、次のような効果を奏する。
スワラ3全体がノズル1の穴内に完全に没して挿入さ
れた形式のプラズマトーチのノズルにおいて、ノズル1
の穴に段差またはテーパなどを設けることによりスワラ
挿入側から大径穴5と小径穴4とを順に設け、小径穴4
でスワラ3を着座させるようにしたので、小径穴4では
スワラ3との微妙なはめ合い隙間の確保が容易となる。
他方、大径部5ではスワラ脱着が容易となる。特にス
ワラ3の抜取りは、ゴミが大径部5の内壁に付着してい
ても、大きなゴミでなければ、ゴミ噛込みとならないた
め、スワラ抜取りの障害とはならない。従ってノズル1
を上下反転してノズル1に軽微な衝撃を与えるだけで、
スワラ3はノズル1の穴から容易に脱落するようにな
る。即ち、スワラ3の脱着を容易に行うことができるの
で、分解組立作業の能率が著しく向上する。
またノズル製作の際、はめ合い制度を保証しなければ
ならない穴加工範囲(即ち、小径穴4)が狭くなるの
で、ノズル1の加工費が低減する。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項(1)の実施例に係るプラズマトーチの
ノズルで、ノズル内面に段付き穴を設けてスワラを嵌着
した状態を示す断面図、第2図は請求項(2)の実施例
に係るプラズマトーチのノズルで、ノズル内面にテーパ
穴を設けてスワラを嵌着した状態を示す断面図、第3図
は従来の技術によるプラズマトーチの先端部分の要部断
面図、第4図は第3図のX−X−断面図である。 1……ノズル 2……円筒部 3……スワラ 6……テーパ穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に所定深さDの穴を備えると共に他
    端側に前記穴の中心に直通するプラズマアーク噴出用の
    小孔を備えたノズルと、このノズルの前記穴内の一端側
    から所定深さD1だけ挿入されて穴底に着座され、かつ前
    記所定深さDよりも低い高さH(H<D、従ってD1+H
    =D)のスワラとを有するプラズマトーチのノズルにお
    いて、 ノズルの所定深さDの穴は一端側を大径穴とし、スワラ
    が着座される前記穴底の側を小径穴とすると共に、前記
    大径穴の深さD11と小径穴の深さD12とは、 D11+D12=D、かつD11≧D1(従って、D12≦H) の関係であることを特徴とするプラズマトーチのノズ
    ル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4521666A (en) * 1982-12-23 1985-06-04 Union Carbide Corporation Plasma arc torch
JPH0832363B2 (ja) * 1987-12-07 1996-03-29 松下電器産業株式会社 プラズマ切断用トーチ

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