JPH0846953A - 情報信号選択装置 - Google Patents

情報信号選択装置

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JPH0846953A
JPH0846953A JP19716894A JP19716894A JPH0846953A JP H0846953 A JPH0846953 A JP H0846953A JP 19716894 A JP19716894 A JP 19716894A JP 19716894 A JP19716894 A JP 19716894A JP H0846953 A JPH0846953 A JP H0846953A
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video
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信手段および受信手段の数が多くても、再
生画像に乱れを生じることなく、接続すべき送信手段と
受信手段とを簡単な装置で容易に切り換えることができ
るようにすることにある。 【構成】 情報信号選択装置は、ビデオ信号を含む電気
的な情報信号をそれぞれ処理する複数の送信手段と、前
記ビデオ信号を選択的に受信する複数の受信手段と、各
受信手段を前記複数の送信手段に接続する複数の情報伝
送線と、外部同期信号を発生し、それを前記複数の送信
手段および前記複数の受信手段に供給する外部同期信号
発生手段とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的なビデオ信号を
複数の送信手段から複数の受信手段のそれぞれに伝送
し、伝送されたビデオ信号を各受信手段において選択的
に受信する情報信号選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報伝送システムの1つとして使用され
る監視テレビジョンシステムにおいては、電子的スイッ
チが少なくとも1つのモニタまたはビデオレコーダを複
数のテレビカメラの1つに選択的に接続する手段として
用いられている。電子的スイッチは、テレビカメラから
の画像をモニタに表示するためまたはビデオレコーダに
順次記録するために、複数のテレビカメラをモニタまた
はビデオレコーダに順次切り換えて接続することに使用
される。
【0003】しかし、この種のシステムに用いられてい
る公知の電子的スイッチでは、送信手段および受信手段
の数が多いほど、切換制御用のソフトウエアが大型化し
て高価になり、また切換のための作業が複雑化する。公
知の電子的スイッチでは、さらに、モニタに表示される
画像のうち、1つのテレビカメラから他のテレビカメラ
への切り換え操作の間およびその直後のビデオ信号によ
る再生画像に乱れを生じることが多い。
【0004】
【解決しようとする課題】本発明は、送信手段および受
信手段の数が多くても、再生画像に乱れを生じることな
く、接続すべき送信手段と受信手段とを簡単な装置で容
易に切り換えることができるようにすることを目的とす
る。
【0005】
【解決手段、作用、効果】本発明の情報信号選択装置
は、ビデオ信号を含む電気的な情報信号をそれぞれ処理
する複数の送信手段と、前記ビデオ信号を選択的に受信
する複数の受信手段と、各受信手段を前記複数の送信手
段に接続する複数の情報伝送線と、外部同期信号を発生
し、それを前記複数の送信手段および前記複数の受信手
段に供給する外部同期信号発生手段とを含む。
【0006】各送信手段は前記情報信号を対応する情報
伝送線を介して前記複数の送信手段に供給する回路を備
え、各受信手段は受信すべき情報信号の切り換えるべく
対応する複数の伝送線の1つを選択する選択回路を備
え、複数の受信手段における前記情報信号の切り換えの
タイミングは前記外部同期信号により同期される。
【0007】各情報伝送線は受信手段と送信手段との組
合せに対応しており、各送信手段は所定の情報信号を対
応する情報伝送線により複数の受信手段に伝送してお
り、各受信手段には複数の送信手段からの情報信号が入
力されている。それゆえに、各受信手段においては、対
応する複数の情報伝送線の1つを選択することにより、
情報信号を受けるべく複数の送信手段の1つと接続する
ことができる。
【0008】情報信号の切換のタイミングは、外部同期
信号により、たとえば垂直帰線期間、好ましくは垂直帰
線消去期間に行なわれる。これにより、切り換え操作の
間およびその直後のビデオ信号による再生画像に乱れを
生じない。
【0009】本発明によれば、各受信手段を対応する複
数の情報伝送線により複数の送信手段に接続し、複数の
受信手段における情報信号の切換のタイミングを外部同
期信号により同期させたから、送信手段および受信手段
の数が多くても、再生画像に乱れを生じることなく、接
続すべき送信手段と受信手段とを簡単な装置で容易に切
り換えることができる。
【0010】さらに、前記送信手段に対応された複数の
ビデオ信号発生手段であって対応する送信手段に前記ビ
デオ信号を供給する複数のビデオ信号発生手段を含み、
各ビデオ信号発生手段は前記外部同期信号に同期した内
部同期信号を発生する内部同期信号発生回路を備え、少
なくとも1つの受信手段は、さらに、前記選択回路から
出力されるビデオ信号に対応する像を再生または記録す
るビデオ信号処理手段を備えることが好ましい。これに
より、ビデオ信号発生手段が同期する。
【0011】前記外部同期信号は前記ビデオ信号の最大
電圧レベルより大きい電圧レベルまたは前記ビデオ信号
の最小電圧レベルより小さい電圧レベルを有するパルス
信号であり、各送信手段は前記外部同期信号を前記ビデ
オ信号発生手段に接続された伝送路に挿入する回路を備
え、各ビデオ信号発生手段は、さらに、前記パルス信号
の信号レベルを所定の電圧レベルを有する基準信号と比
較して前記外部同期信号を抽出し、抽出した外部同期信
号を前記内部同期信号発生回路に供給する比較回路を備
えることが好ましい。これにより、ビデオ信号に影響を
与えることなく、外部同期信号をビデオ信号用の伝送路
を介して伝送することができる。
【0012】前記伝送路は前記ビデオ信号用の伝送路で
あり、各送信手段は、さらに、対応する情報伝送線に出
力する信号中の前記外部同期信号を除去する回路を備え
ることが好ましい。これにより、外部同期信号が伝送線
を介して伝送されるビデオ信号から除去されるから、外
部同期信号が伝送線を介して伝送されるビデオ信号に影
響を与えることがなく、ビデオ信号を伝送線により正確
に伝送することができる。
【0013】各ビデオ信号発生手段は、さらに、そのビ
デオ信号発生手段に割り当てられた識別コードに対応す
る識別コード信号を発生し、該識別コード信号を前記送
信手段に出力するビデオ信号に挿入する識別コード信号
発生回路を備え、前記少なくとも1つの受信手段は、さ
らに、前記選択回路から出力される信号中の前記識別コ
ード信号を抽出し、抽出した識別コード信号に対応する
信号を前記ビデオ信号処理手段に出力する識別コード信
号処理手段を備えることができる。
【0014】前記識別コード信号処理手段は、各識別コ
ード信号に関するデータを記憶しているメモリと、前記
選択回路から出力される信号中の前記識別コード信号を
抽出しかつデコードしてデコーダ信号を発生する抽出回
路と、該デコーダ信号に関するデータを前記メモリから
検索し、検索したデータを前記ビデオ信号に重畳する制
御器とを備えることが好ましい。これにより、ビデオ信
号処理手段で処理するビデオ信号と表示信号とが対応
し、そのビデオ信号を送信しているビデオ信号発生手段
を確認することができる。
【0015】さらに、前記ビデオ信号発生手段を制御す
るコード化された制御命令を含む制御信号を、各ビデオ
信号発生手段に割り当てられた識別コードに対応する識
別コード信号とともに発生する制御手段を含み、前記制
御信号を、これに付随する識別コード信号がそのビデオ
信号発生手段に許された識別コード信号に対応するとき
だけ、その制御信号に対応した回路を動作させるべくそ
のビデオ信号発生手段に供給することが好ましい。これ
により、識別コードに対応するビデオ信号発生手段のみ
が制御され、他のビデオ信号発生手段が制御されないか
ら、特定のビデオ信号発生手段だけを確実に制御するこ
とができる。
【0016】前記制御信号は、前記ビデオ信号発生手段
を前記送信手段に接続するビデオ信号用伝送路に挿入さ
れ、前記ビデオ信号発生手段は、さらに、前記制御信号
を前記ビデオ信号用伝送路から抽出し、抽出した制御信
号を、これに付随する識別コード信号がそのビデオ信号
発生手段に許された識別コードに対応するとき、前記抽
出した制御信号に対応する回路に供給する制御信号処理
手段を含むことが好ましい。これにより、ビデオ信号と
制御信号とを少なくともビデオ信号発生手段と送信手段
との間で共通の伝送路により伝送することができる。
【0017】各送信手段は、さらに、音声信号を前記ビ
デオ信号に挿入することによりビデオ信号と音声信号と
の多重化信号を発生し、それを対応する複数の情報伝送
線に出力する信号結合手段を備えることが好ましい。こ
れにより、ビデオ信号と音声信号とを少なくとも送信手
段と受信手段との間で共通の伝送線により伝送すること
ができる。
【0018】各ビデオ信号発生手段は、さらに、音声信
号を前記ビデオ信号に挿入することによりビデオ信号と
音声信号との多重化信号を発生し、それを対応する前記
送信手段に供給する信号結合手段を備えることが好まし
い。これにより、ビデオ信号と音声信号とを少なくとも
ビデオ信号発生手段と送信手段との間で共通の伝送線に
より伝送することができる。
【0019】各受信手段は、さらに、音声信号を前記多
重化信号から回復して出力する音声信号回復手段を備え
ることができる。
【0020】各受信手段は、さらに、前記制御信号を前
記ビデオ信号の伝播方向と逆の方向に前記複数の情報伝
送線に供給する制御信号ドライバーを備えており、各送
信手段は、さらに、前記制御信号を前記情報伝送線から
取り出し、取り出した制御信号を対応するビデオ信号発
生手段に供給する制御信号抽出器を備えることが好まし
い。これにより、ビデオ信号と制御信号とを少なくとも
受信手段と送信手段との間で共通の伝送路により伝送す
ることができる。
【0021】各送信手段は、前記制御信号を、該送信手
段と前記ビデオ信号発生手段とを接続する伝送路であっ
てビデオ信号用または制御信号用の伝送路に供給するこ
とができる。
【0022】さらに、前記選択回路を個々に制御するた
めに前記受信手段毎に配置された制御手段と、選択禁止
の不一致の止等の目的で前記制御手段による制御状態を
調整するマスター制御ユニットとを含むことができる。
【0023】さらに、前記情報伝送線を介して前記ビデ
オ信号発生手段を個々に制御するために前記受信手段毎
に配置された制御手段と、制御命令または禁止命令の不
一致を防止するために前記制御手段による制御状態を調
整するマスター制御ユニットとを含むことができる。
【0024】前記マスター制御ユニットは、さらに、前
記受信手段の制御回路のそれぞれと、前記複数の伝送線
に接続されたビデオ信号発生手段のそれぞれとを制御す
ることができる。
【0025】
【実施例】図1は、本発明を監視システムのような閉回
路テレビジョンシステムに適用した情報信号伝達装置す
なわち情報信号選択装置10の一実施例を示す。情報信
号は、少なくともビデオ信号を含む。ビデオ信号は、以
下の説明では、複合映像信号であるが、単なる映像信号
であってもよい。
【0026】図1を参照するに、情報信号選択装置10
は、情報を電気的な情報信号として伝送する複数の送信
装置12と、伝送された情報信号を受ける複数の受信装
置14と、情報信号を伝送するための複数の情報伝送線
16と、送信装置12に対応されかつ対応する送信装置
12にビデオ信号を出力する複数のテレビカメラ18
と、該テレビカメラを同期させる外部同期信号発生回路
20と、送信装置12および受信装置14に制御指令を
出力する制御回路22とを含む。
【0027】各情報伝送線16は、送信装置12と受信
装置14との組合せに対応されている。このため、各送
信装置12は、該送信装置から伸びる複数の情報伝送線
16により全ての受信装置14に接続されており、また
各受信装置14は、該受信装置から伸びる複数の情報伝
送線16により全ての送信装置12に接続されている。
したがって、情報伝送線16は、送信装置12の数と受
信装置14の数との積に対応する数だけ配置されてい
る。
【0028】送信装置12、受信装置14、情報伝送線
16、外部同期信号発生回路20および制御回路22
は、監視室に配置されている。これに対し、各テレビカ
メラ18は、被監視箇所に配置されている。対応する送
信装置12とテレビカメラ18とは、同軸ケーブルのよ
うなビデオ信号伝送線24により接続されている。
【0029】各送信装置12は、対応するテレビカメラ
18からのビデオ信号をビデオ信号伝送線24を介して
送信回路26に受け、受けたビデオ信号を情報信号とし
て、ドライバ28により、情報伝送線16を介して各受
信装置14に伝送する。このため、ドライバ28は、情
報信号を複数の情報伝送線16に分配する分配回路とし
て作用する。ドライバ28は、例えば、トランジスタを
用いたバッファとすることができる。
【0030】各受信装置14は、複数の送信装置12か
ら伝送される情報信号を、マルチプレクサのような電子
的スイッチ回路からなる選択回路30に受け、複数の情
報伝送線16の1つを選択する。これにより、選択され
た情報伝送線16により伝送される情報信号が選択回路
30から受信回路32に供給される。
【0031】外部同期信号P1 の周波数は、テレビカメ
ラ18で発生するビデオ信号の垂直周波数に関係されて
おり、フレーム走査周波数またはフィールド走査周波数
のいずれかとすることができる。例えば、NTSC方式
の場合、フレーム走査周波数は30Hzであり、フィー
ルド走査周波数は60Hzであるから、外部同期信号
は、30Hzのフレーム外部同期パルスまたは60Hz
のフィールド外部同期パルスとすることができる。
【0032】図2(A)に示すように、外部同期信号P
1 は、これがテレビカメラ18から送信されるビデオ信
号の垂直帰線期間好ましくは垂直帰線消去期間に対応す
る期間内となるようなタイミングで発生される。これに
より、映像信号に影響を与えることなく、ビデオ信号伝
送線24をビデオ信号と共通に利用して外部同期信号を
送信することができる。また、信号レベルの入力エラー
を避ける上で、外部同期信号P1 の電圧レベルをビデオ
信号の白レベルVw より大きくすることが好ましい。し
かし、外部同期信号P1 の電圧レベルは、ビデオ信号の
黒レベルVb 好ましくはペデスタルレベルVp より小さ
くてもよい。
【0033】以下の説明においては、ビデオ信号の白レ
ベルより大きい電圧レベルを有するフレーム外部同期パ
ルス、特に第2のフィールドの位相に対応するフレーム
外部同期パルスを外部同期信号P1 として用いるものと
する。
【0034】図示の例では、各テレビカメラ18は、外
部同期信号P1 に同期して動作するテレビカメラであ
る。このようなテレビカメラとしては、例えば米国特許
第4603352号に記載されているように、ビデオ信
号の白レベルより大きい電圧レベル(または黒レベルよ
り小さい電圧レベル)を有する外部同期信号により同期
される公知のテレビジョンカメラを用いることができ
る。
【0035】各テレビカメラ18は、そのテレビカメラ
18に許された識別コードを有する。識別コードとして
は、例えば、1,2,3・・・nのような番号を用いる
ことができる。
【0036】各送信装置12から伸びる情報伝送線16
をその送信装置の側においてブラケット等により結束
し、また各受信装置14から伸びる情報伝送線16をそ
の受信装置14の側においてブラケット等により結束す
ることが好ましい。
【0037】図3に示すように、各送信回路26は、図
1の外部同期信号発生回路20から供給される外部同期
信号P1 を基に図2(B)に示すパルス信号P2 すなわ
ちタイミング信号P2 を外部同期信号P1 とともに出力
するパルス整形タイミング回路34と、回路34から出
力される外部同期信号P1 をビデオ信号伝送線24に挿
入する外部同期信号挿入回路36と、ビデオ信号伝送線
24により供給される信号中の外部同期信号P1 をタイ
ミング信号P2 を用いてクリップすることにより、外部
同期信号P1 が除去されたビデオ信号をドライバ28に
出力する外部同期信号クリップ回路38とを含む。
【0038】クリップ回路38は、図2(A)に示す信
号をビデオ信号伝送線24から受け、図2(B)に示す
タイミング信号P2 をパルス整形タイミング回路34か
ら受ける。信号P1 ,P2 は、予め定められた、デュー
ティーサイクルおよび電圧レベルを有しており、またビ
デオ信号の垂直帰線期間内好ましくは垂直帰線消去期間
内の所定のタイミングすなわち位相に調整されており、
さらに第2のフィールド垂直同期パルス毎に発生され
る。
【0039】クリップ回路38は、一方の入力端子に供
給される信号中の部位であって外部同期信号P1 に対応
する部位の信号レベルを、タイミング信号P2 を利用し
て、ビデオ信号の黒レベルVb 以下に低下させる。その
結果、図2(C)に示すように、外部同期信号P1 は、
クリップ回路38において、受信装置14に伝送される
複合ビデオ信号から除去される。
【0040】これにより、外部同期信号P1 がクリップ
回路38に供給されるビデオ信号中に含まれていても、
外部同期信号P1 は、クリップ回路38から出力される
ビデオ信号が外部同期信号P1 を含まないように、クリ
ップ回路38により本質的に除去される。しかし、ビデ
オ信号伝送線24に挿入された外部同期信号P1 は、ビ
デオ信号伝送線24を介して送信装置からこれに対応す
るテレビカメラに伝送される。
【0041】テレビカメラ18が音声信号をも発生する
場合、音声信号をドライバ28に供給し、音声信号をビ
デオ信号とともに受信装置に伝送してもよい。この場
合、音声信号は、伝送線40を利用して送信装置12に
供給してもよいし、ビデオ信号伝送線24を利用して送
信装置12に供給してもよい。
【0042】伝送線40を利用して音声信号を送信装置
12に供給する場合、ビデオ信号と音声信号とを合成す
る合成回路42がクリップ回路38とドライバ28との
間に配置される。しかし、ビデオ信号伝送線24を利用
して音声信号を送信装置12に供給する場合、ビデオ信
号と音声信号とがすでに合成されているから、合成回路
42は不要であり、クリップ回路38の出力信号をドラ
イバ28に供給すればよい。
【0043】各送信回路26は、また、対応するテレビ
カメラ18を制御する制御信号発生器44を含む。制御
信号発生器44は、ビデオ信号伝送線24を伝送される
ビデオ信号から水平および垂直同期信号H,Vを分離す
る同期分離回路46と、分離された同期信号H,Vと図
1の制御回路22から伝送線48に供給される制御指令
とを用いて、対応するテレビカメラ18を動作させる制
御信号を所定のタイミングで出力する制御信号発生回路
50と、分離された同期信号H,Vを基に水平走査回数
をフレーム走査毎またはフィールド走査毎に計数するカ
ウンタ52と、カウンタ52の計数値が所定の値のとき
にゲート信号を発生するゲート信号発生回路54と、該
ゲート信号により開放されて制御信号発生回路50から
出力される制御信号をビデオ信号伝送線24に挿入する
ゲート回路56とを備える。
【0044】伝送線48に供給される制御指令は、電
源、ワイパ、ティルティング、パニング、ズーム等のオ
ン・オフを指示する制御コード、または、ビデオ信号の
送信の開始指令、中止指令である。制御信号は、制御指
令に対応した制御コードとテレビカメラ18毎に割り当
てられた識別コードとを組合せた信号であり、またゲー
ト回路56によりビデオ信号の垂直帰線期間好ましくは
垂直帰線消去期間内に所定のタイミングでビデオ信号伝
送線24に挿入される。制御コードおよび識別コードを
ビデオ信号伝送線24に挿入するタイミングは、外部同
期信号をビデオ信号伝送線24に挿入するタイミングと
異なる。
【0045】伝送線48は、テレビカメラ毎すなわち送
信装置毎に設けてもよいし、複数の送信装置で共通に使
用してもよい。伝送線48を複数の送信装置で共通に使
用する場合、制御指令は、制御の内容を特定する制御コ
ードと、送信装置を特定する装置コードとを含み、各送
信装置は伝送された装置コードがその送信装置に割り当
てられた装置コードと一致するか否かを判定する回路を
含む。
【0046】制御信号発生回路50は、伝送線48に供
給された装置コードがその送信装置に割り当てられた装
置コードと一致した場合に、制御信号を出力する。装置
コードとして、対応するテレビカメラの識別コードを用
いてもよい。また、制御指令を制御回路22から各テレ
ビカメラ18に直接伝送してもよい。
【0047】上記から明らかなように、外部同期信号
と、制御信号とがビデオ信号伝送線24を介して各送信
装置から対応するテレビカメラに伝送される。
【0048】しかし、制御コードおよび識別コードから
なる制御信号をビデオ信号伝送線24によりテレビカメ
ラに伝送する代わりに、制御信号専用の伝送線58、音
声信号用の伝送線40、電話回線等、他の伝送線を利用
して制御信号を伝送してもよい。伝送線40,48とし
て、ツイストペア線、光ファイバー線等を用いてもよ
い。制御コードおよび識別コード専用の伝送線を備える
場合、制御コードのみを送信装置から対応するテレビカ
メラに伝送してもよい。
【0049】同様に、外部同期信号P1 をビデオ信号伝
送線24によりテレビカメラに伝送する代わりに、外部
同期信号P1 専用の伝送線、音声信号用の伝送線40、
制御信号用の伝送線58等、他の伝送線を利用して外部
同期信号P1 を伝送してもよい。
【0050】図4に示すように、各テレビカメラ18
は、所定の電圧レベルを有する基準電圧を発生する基準
電圧源60と、送信装置からビデオ信号伝送線24を介
して伝送される外部同期信号の電圧レベルを基準電圧源
60から供給される基準電圧と比較して両電圧レベルが
所定の関係を有するときパルス信号P3 を発生するレベ
ル比較回路62と、パルス信号P3 に同期した内部同期
信号Hi ,Vi を発生する内部同期信号発生回路64
と、内部同期信号Hi ,Vi に同期したビデオ信号をビ
デオ信号伝送線24に出力するビデオ信号発生回路66
と、ビデオ信号に応じた音声信号を発生する音声信号発
生回路68と、音声信号を伝送路40に挿入する音声信
号挿入回路70とを含む。
【0051】図2(A)に示すように、ビデオ信号の白
レベルより大きい電圧レベルを有する外部同期信号を用
いる場合、レベル比較回路62は、外部同期信号の電圧
レベルが基準電圧と等しいかそれより高いときすなわち
外部同期信号を受けたとき、パルス信号P3 を発生す
る。しかし、ビデオ信号の黒レベルより小さい電圧レベ
ルの外部同期信号を用いる場合、レベル比較回路62
は、外部同期信号の電圧レベルが基準電圧と等しいかそ
れより小さいとき、パルス信号P3 を発生する。
【0052】内部同期信号発生回路64は、レベル比較
回路62から出力されるパルス信号P3 を受け、受けた
パルス信号P3 に同期した水平および垂直内部同期信号
HiおよびViを発生する。ビデオ信号発生回路66
は、水平および垂直内部同期信号HiおよびViを受
け、受けた両内部同期信号に同期して被写体を撮像し、
撮像した被写体に対応する複合映像信号を発生する。こ
れにより、外部同期信号の位相と複合映像信号の位相と
が対応する。
【0053】ビデオ信号伝送線24を利用して音声信号
を伝送する代わりに、伝送線40を利用して音声信号を
伝送する場合は、音声信号挿入回路70を設けなくても
よい。
【0054】図4に示すように、各テレビカメラ18
は、また、そのテレビカメラ18に許された識別コード
が設定されておりかつ設定されている識別コードを内部
同期信号Hi ,Vi を利用して、ビデオ信号の帰線期
間、好ましくは垂直帰線期間、より好ましくは垂直帰線
消去期間内に所定のタイミングで出力する識別コード設
定回路72と、設定回路72から出力される識別コード
をビデオ信号伝送線24に挿入する識別コード挿入回路
74とを含む。
【0055】挿入回路74によりビデオ信号伝送線24
に挿入される識別コードは、図3に示す送信装置12か
ら制御コードとともにテレビカメラ18に伝送される識
別コードと同じであるが、図3に示す送信装置12から
制御コードとともにテレビカメラ18に伝送される識別
コードと異なってもよい。
【0056】挿入回路74が識別コードをビデオ信号伝
送線24に挿入するタイミングは、図3に示す送信装置
12が外部同期信号および制御信号をビデオ信号伝送線
24に挿入するタイミングと異なる。このようにするに
は、たとえば、送信装置12が外部同期信号および制御
信号をビデオ信号伝送線24に挿入するタイミングを、
それぞれ、ビデオ信号の帰線期間内、好ましくは垂直帰
線期間内、より好ましくは垂直帰線消去期間内の所定の
1以上の水平走査期間内とし、テレビカメラが識別コー
ドをビデオ信号伝送線24に挿入するタイミングをビデ
オ信号の帰線期間内、好ましくは垂直帰線期間内、より
好ましくは垂直帰線消去期間内の他の1以上の水平走査
期間内とすればよい。
【0057】ビデオ信号伝送線24に挿入される識別コ
ードに対応する電気信号は、2以上の電圧レベルを有す
るバイナリーコードまたはバーコードの形の信号であ
る。このような識別コードに対応する信号の電圧レベル
としては、例えば、図5(A)に示すように、テレビカ
メラにより発生されるビデオ信号中の映像信号の、最大
電圧レベルである白レベルすなわち高レベル”H”、最
小電圧レベルである黒レベルすなわち低レベル”L”お
よび中間電圧レベルである緑レベルすなわち中間レベ
ル”M”等、パルス信号の振幅変化を利用することがで
きる。
【0058】しかし、識別コードに対応する電気信号と
して、図5(B)に示すように、パルス幅の変化を利用
してもよい。また、識別コードに対応する電気信号とし
て、図5(C)に示すように、識別コードに対応する周
波数を有する正弦波信号またはパルス信号のいずれかを
利用してもよい。このような正弦波信号またはパルス信
号は、ビデオ信号の1以上の水平走査期間の間に発生し
てもよい。
【0059】図3に示す制御信号発生回路50から出力
される制御コードに対応する信号も、上記のような識別
コードに類似した信号とすることができる。しかし、制
御コードに対応する信号と識別コードに対応する信号と
を異なる形の電気信号としてもよい。
【0060】各テレビカメラ18は、さらに、図3に示
す制御信号発生回路50から伝送される制御コードおよ
び識別コードを抽出するコード抽出回路76と、抽出さ
れた識別コードと設定回路72から出力される識別コー
ドとを比較し、両コードが一致したとき一致信号を出力
するコード比較回路78と、一致信号を用いてコード抽
出回路76の出力信号中の制御コードを解読し、その制
御コードに対応する制御指令を出力するデコーダ80と
を含む。
【0061】コード抽出回路76としては、例えば、水
平内部同期信号Hiと垂直内部同期信号Viとを基に、
水平内部同期信号をビデオ信号のフィールドまたはフレ
ーム走査毎に計数するカウンタと、計数値が制御信号の
ために予め定められた値のときにビデオ信号伝送線24
から供給される信号を出力するゲート回路と、該ゲート
回路から出力される信号の制御コードおよび識別コード
を再生するコード再生回路とを備える回路を用いること
ができる。
【0062】コード再生回路としては、制御コードおよ
び識別コードに対応する電気信号の形に応じて、レベ
ル、包落線、周波数、位相を感知することにより制御コ
ードおよび識別コードを再生するレベルセンサ、包落線
検波器、周波数検出器、位相検出器等を用いることがで
きる。
【0063】コード比較回路78としては、抽出回路7
6から供給される再生コードが設定回路72から供給さ
れる設定コードに対応するとき一致信号を発生し、抽出
回路76から供給される再生コードが設定回路72から
供給される設定コードに対応しないとき不一致信号を発
生する。
【0064】図5(A)または(B)に示す信号波形を
有する制御コードおよび識別コードを用いる場合、抽出
回路76は、たとえば図6に示すように、テレビカメラ
から伝送される合成信号中の水平および垂直同期信号を
取り出す同期信号分離回路82と、テレビカメラの水平
走査線数を垂直走査毎に計数するカウンタ84と、テレ
ビカメラから伝送される合成信号をカウンタ84の計数
値が所定の値の間だけ出力するゲート回路86と、該ゲ
ート回路の出力信号のレベルを感知してコード信号を再
生するコード再生回路すなわちレベルセンサ88とで構
成することができる。
【0065】デコーダ80から出力される制御指令は、
電源、ワイパ、ティルティング、パニング、ズーム等の
オン・オフを指示するコード、または、ビデオ信号の送
信の開始または中止を指令するコードである。これらの
制御指令は、対応する機器を制御する信号として、対応
する機器のドライバに供給される。
【0066】上記の説明から明らかなように、複合映像
信号からなるビデオ信号と、該ビデオ信号に対応する音
声信号と、テレビカメラに割り当てられた識別コードと
を合成した合成信号すなわち多重化信号が、各テレビカ
メラ18からビデオ信号伝送線24を介して対応する送
信装置に伝送される。
【0067】図7に示すように、各受信回路32は、選
択回路30により選択された情報伝送線16により伝送
される情報信号を受けるインターフェース90を含む。
インターフェース90は、受けた合成信号を、モニタ9
2とビデオレコーダ94に供給する。
【0068】モニタ92は送信装置から伝送されるビデ
オ信号に対応する画像を表示するとともに対応する音声
信号に応じた音声を再生するテレビ受像機であり、ビデ
オレコーダ94は送信装置から伝送されるビデオ信号お
よび音声信号を再生可能に記録するビデオテープレコー
ダである。
【0069】各受信回路32は、また、モニタ92に接
続されたテレビカメラを確認するための表示信号をテレ
ビカメラ毎に記憶しているメモリ96と、合成信号中の
識別コードを抽出するデコーダすなわち識別コード抽出
回路98と、該抽出回路の出力信号を基に、抽出された
コード信号に対応するテレビカメラの表示信号をメモリ
96から読み出し、これを対応する選択回路30からの
信号に重畳すべく表示信号をインターフェース90へ供
給する制御器100と、該制御器により制御されて選択
回路30を駆動させるドライバ102とを含む。
【0070】表示信号は、対応するテレビカメラの、設
置箇所、番号、識別コード等をモニタ92に文字で表示
するための信号であり、インターフェース90において
対応するテレビカメラからのビデオ信号に重畳される。
このため、表示信号は、対応するビデオ信号および音声
信号とともにビデオレコーダ94において、磁気テープ
等に記録される。表示信号に対応する表示内容は、文字
のみならず、記号、絵、バーコード等であってもよい。
【0071】抽出回路98としては、図4に示すテレビ
カメラ18の抽出回路76と同様に、水平内部同期信号
Hiと垂直内部同期信号Viとを基に、水平内部同期信
号をビデオ信号のフィールド走査毎またはフレーム走査
毎に計数するカウンタと、計数値が識別コードのために
予め定められた値のときにビデオ信号伝送線24から供
給される信号を出力するゲート回路と、該ゲート回路か
ら出力される信号中の識別コードを再生するコード再生
回路とを備える回路を用いることができる。
【0072】抽出回路98で用いるコード再生回路とし
ても、識別コードに対応する電気信号の形に応じて、レ
ベル、包落線、周波数、位相を感知することにより識別
コードを再生するレベルセンサ、包落線検波器、周波数
検出器、位相検出器等を用いることができる。
【0073】このため、図5(A)または(B)に示す
信号波形を有する識別コードを用いる場合、抽出回路9
8は、図6に示す抽出回路76のように、同期信号分離
回路82と、カウンタ84と、ゲート回路86と、コー
ド再生回路すなわちレベルセンサ88とで構成すること
ができる。
【0074】抽出回路98により再生された識別コード
は、制御器100において、再生された識別コードに対
応する表示信号をメモリ96から読み出すことに利用さ
れる。制御器100からインターフェース90へ供給さ
れる表示信号は、該表示信号に対応する文字等がモニタ
92に表示されるように、インターフェース90におい
てビデオ信号に重畳される。このため、監視者は、モニ
タ92の画面により、再生画像がどの被監視箇所である
かを知ることができる。
【0075】制御器100は、モニタ92における表示
信号に対応する文字または絵の表示位置の変更、モニタ
92への前記文字等の表示の可否の選択等を行なう表示
制御機能と、モニタ92およびビデオレコーダ94をオ
ン・オフさせる機能をも有する。
【0076】制御器100は、図1に示す制御回路22
との間で伝送線104を介して情報の送受信をする。制
御回路22から制御器100に供給される信号は、選択
すべき情報伝送線を指定する伝送線選択情報と、切り換
えのタイミングを指定する外部同期信号とを含む。
【0077】伝送線選択情報および外部同期信号が制御
器100に供給されると、制御器100は、受けた伝送
線選択情報に対応する駆動指令を、外部同期信号を受け
たときにすなわち外部同期信号と同期して、ドライバ1
02に供給する。これにより、ドライバ102が駆動指
令に対応する情報伝送線16を選択するように選択回路
30を駆動させるから、選択された情報伝送線に接続さ
れた送信装置からの情報信号がインターフェース90に
入力する。
【0078】上記の結果、伝送線選択情報により指定さ
れたテレビカメラからのビデオ信号および音声信号がモ
ニタ92により再生され、ビデオレコーダに記録される
から、監視者は、所定の被監視箇所をモニタ92の画面
により監視することができ、また表示された画像中の表
示信号に対応する文字等により、再生中の被監視箇所の
場所を確認することができる。
【0079】また、監視者は、表示信号に対応する文字
等がモニタ92に再生されている画像の重要な部位に重
畳されているとき、前記文字等の表示を中止する指令、
またはモニタ92における前記文字等の位置を変更する
指令を、制御器100に直接入力するかまたは図1に示
す制御回路22から供給することにより、ビデオ信号に
対応する画像を正確に確認することができる。
【0080】情報信号選択装置10によれば、簡単な装
置により、送信装置と受信装置とを一対一の形に任意に
組合せて接続することができるし、1つの送信装置を任
意な複数の受信装置に接続することができる等、送信装
置と受信装置とを任意に組合せて接続することができ
る。
【0081】また、選択回路30における情報伝送線の
切り換えのタイミングが伝送線選択情報とともに制御器
100に供給された外部同期信号の位相に対応するすな
わち一致するから、選択回路30はビデオ信号の帰線期
間に情報伝送線の切り換えをする。その結果、情報伝送
線の切り換えの間、およびその直後のビデオ信号に対応
する再生画像に乱れが生じない。
【0082】テレビカメラが、水平および垂直同期信
号、複合同期信号、または水平および垂直駆動信号によ
り同期される場合、水平および垂直同期信号、複合同期
信号、または水平および垂直駆動信号の発生回路を外部
同期信号回路44、外部同期信号挿入回路36およびク
リップ回路38の代わりに配置してもよい。
【0083】外部同期信号挿入回路36およびクリップ
回路38を送信装置12に設ける代わりに、外部同期信
号P1 をテレビカメラ18のレベル比較回路62に直接
供給してもよい。テレビカメラがレベル比較回路を備え
ていない場合は、パルス信号P3 に対応する信号を外部
同期信号としてテレビカメラ18の内部同期信号発生回
路64に直接供給してもよい。後者の場合も、送信装置
12の外部同期信号挿入回路36とクリップ回路38
は、必要でない。
【0084】送信回路26の合成回路42は、テレビ放
送用電波のように、ビデオ信号用搬送波をビデオ信号に
より変調し、音声信号用搬送波を音声信号により変調
し、両搬送波の合成信号を出力する回路とすることがで
きる。この場合、受信回路32は、両搬送波を分離し、
ビデオ信号および音声信号を復調する回路を備える。
【0085】また、合成回路42は、たとえば、音声信
号の時間軸を、ビデオ信号の1垂直走査期間に対応する
音声信号がビデオ信号の1以上の水平走査期間に対応す
る時間となるような割合に圧縮し、圧縮した音声信号を
ビデオ信号の垂直帰線期間好ましくは垂直帰線消去期間
に挿入する回路とすることができる。この場合、受信回
路32は、音声信号をビデオ信号から抽出し、抽出した
音声信号に時間軸を復調する回路を備える。
【0086】合成回路42として、上記以外の他の回路
を用いてもよい。テレビカメラ18の音声信号挿入回路
70も、送信回路26の合成回路42と同様の回路とす
ることができる。
【0087】テレビカメラ18のための制御信号を単一
の制御回路から全ての送信装置12に供給する代わり
に、制御信号を1つの制御回路から2以上の任意な数の
送信装置に供給してもよいし、送信装置毎に制御回路を
設け、制御信号を各制御回路から対応する送信装置に供
給してもよく、さらに制御信号を受信装置から情報伝送
線16を利用して各送信装置に伝送してもよい。
【0088】また、全ての受信装置を単一の制御回路に
より制御する代わりに、1つの制御回路により2以上の
任意な数の受信装置を制御してもよいし、受信装置毎に
制御回路を設け、各受信装置を対応する制御回路により
制御してもよい。
【0089】図8に示す情報信号選択装置110は、マ
スター制御ユニットすなわち主制御回路112により選
択の状態を調整される制御回路22を受信装置14毎に
設け、各受信装置14特に選択回路30を対応する制御
回路22により制御する。
【0090】主制御回路112は、受信装置14相互の
選択禁止の不一致、受信装置14による重畳選択等、受
信装置14における受信状態を調整し、調整用の命令を
所定の制御回路22に供給する。調整用の命令は、たと
えば、選択可能の情報伝送線、選択不能の情報伝送線等
を指示するコードである。
【0091】各制御回路22は、操作者等により伝送線
選択情報が入力されると、入力された伝送線選択情報
と、外部同期信号発生回路20から供給される外部同期
信号P1 とを、対応する受信装置14の受信回路32に
供給する。伝送線選択情報と外部同期信号とは、実際に
は、制御器100に供給される。
【0092】これにより、制御器100は、受けた伝送
線選択情報に対応する駆動指令を外部同期信号と同期し
てドライバ102に供給し、ドライバ102は駆動指令
に対応する情報伝送線16を選択するように選択回路3
0を駆動させる。
【0093】なお、情報信号選択装置110において、
制御器100の機能を制御回路22に持たせてもよい。
また、外部同期信号は、主制御回路112を介して制御
回路22に供給してもよい。
【0094】図9に示す情報信号選択装置120は、制
御信号を、各受信装置14から情報伝送線16を介して
送信装置12に伝送する。このため、各送信装置12は
制御信号を受信するためのインターフェース122を備
え、各受信装置14は制御信号を送信するためのドライ
ブ回路124を備える。
【0095】図9に示すように、各受信装置14の制御
器100は、制御回路22から伝送される制御信号を抽
出し、抽出した制御信号をドライブ回路124に出力す
る。ドライブ回路124は、制御器100が制御回路2
2から制御信号の送信指令を受けたことにより、制御器
100から供給される制御信号を所定の情報伝送線16
に挿入する。しかし、ドライブ回路124は、制御器1
00から供給される制御信号中の装置コードに対応する
送信装置に接続された情報伝送線にのみ、制御信号を挿
入してもよい。
【0096】各インターフェース122は、情報伝送線
16により伝送される制御信号を抽出し、抽出した制御
信号を図3における制御信号発生回路50に供給する。
制御回路22は、同じテレビカメラ18が複数の受信装
置14からの制御信号により駆動されることを防止する
とともに、矛盾する制御信号が同じテレビカメラに供給
されることを防止する。
【0097】図11に示す情報信号選択装置130は、
図8に示す情報信号選択装置110の機能と図9に示す
情報信号選択装置120の機能とを有する。このため、
情報信号選択装置130は、主制御回路112と、受信
装置14毎に設けられた制御回路22と、送信装置12
毎に設けられたインターフェース122と、受信装置1
4毎に設けられたドライブ回路124とを含む。これら
の各回路は、図8および図9における対応する回路と同
様に動作する。
【0098】図12に示す情報信号選択装置140は、
図11に示す情報信号選択装置130において、制御信
号を、受信装置14および情報伝送線16を介してのみ
伝送する。情報信号選択装置140において、主制御回
路112は、現在選択している情報伝送線を意味する信
号を各制御装置22から受け、送信装置を制御する信号
を、その送信装置12に接続された情報伝送線を選択し
ている受信装置の制御回路22に出力する。
【0099】なお、上記の実施例では、同じ数の送信装
置12および受信装置14が配置されているが、送信装
置12の数と受信装置14の数とは異なってもよい。ま
た、図示の例では、各テレビカメラ18は送信装置12
に対応されているが、各テレビカメラ18を複数の送信
装置12に対応させてもよい。さらに、伝送すべき情報
を発生する情報発生装置として、テレビカメラ18から
なるビデオ信号発生装置を用いる代わりに、ビデオ信号
再生装置のような他の装置からなるビデオ信号発生装置
を用いてもよい。
【0100】本発明は、監視システムに用いる情報信号
選択装置のみならず、他の情報伝送装置にも適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報信号選択装置の好ましい一実
施例を示す図である。
【図2】図1に示す装置により伝送される信号の波形を
示す図である。
【図3】図1に示す装置における送信装置の好ましい一
実施例を示す電気回路のブロック図である。
【図4】図1に示す装置におけるテレビカメラの好まし
い一実施例を示す電気回路のブロック図である。
【図5】識別コード信号の波形を示す図である。
【図6】図4に示すテレビカメラにおけるコード抽出回
路の好ましい一実施例を示す電気回路のブロック図であ
る。
【図7】図1に示す装置における受信装置の好ましい一
実施例を示す電気回路のブロック図である。
【図8】本発明に係る情報信号選択装置の好ましい他の
実施例を示す図である。
【図9】本発明に係る情報信号選択装置の好ましい他の
実施例を示す図である。
【図10】図9に示す装置における受信装置の好ましい
一実施例を示す電気回路のブロック図である。
【図11】本発明に係る情報信号選択装置の好ましい他
の実施例を示す図である。
【図12】本発明に係る情報信号選択装置の好ましい他
の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10,110,120,130 情報信号選択装置 12 送信装置 14 受信装置 16 情報伝送線 28 ドライバ 122 インターフェース

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号を含む電気的な情報信号をそ
    れぞれ処理する複数の送信手段と、前記ビデオ信号を選
    択的に受信する複数の受信手段と、各受信手段を前記複
    数の送信手段に接続する複数の情報伝送線と、外部同期
    信号を発生し、それを前記複数の送信手段および前記複
    数の受信手段に供給する外部同期信号発生手段とを含
    み、各送信手段は前記情報信号を対応する情報伝送線を
    介して前記複数の送信手段に供給する回路を備え、各受
    信手段は受信すべき情報信号の切り換えのために対応す
    る複数の伝送線の1つを選択する選択回路を備え、複数
    の受信手段における前記情報信号の切換のタイミングは
    前記外部同期信号により同期される、情報選択装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記送信手段に対応された複数
    のビデオ信号発生手段であって対応する送信手段に前記
    ビデオ信号を供給する複数のビデオ信号発生手段を含
    み、各ビデオ信号発生手段は前記外部同期信号に同期し
    た内部同期信号を発生する内部同期信号発生回路を備
    え、少なくとも1つの受信手段は、さらに、前記選択回
    路から出力されるビデオ信号に対応する像を再生または
    記録するビデオ信号処理手段を備える、請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 前記外部同期信号は前記ビデオ信号の最
    大電圧レベルより大きい電圧レベルまたは前記ビデオ信
    号の最小電圧レベルより小さい電圧レベルを有するパル
    ス信号であり、各送信手段は前記外部同期信号を前記ビ
    デオ信号発生手段に接続された伝送路に挿入する回路を
    備え、各ビデオ信号発生手段は、さらに、前記パルス信
    号の信号レベルを所定の電圧レベルを有する基準信号と
    比較して前記外部同期信号を抽出し、抽出した外部同期
    信号を前記内部同期信号発生回路に供給する比較回路を
    備える、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記伝送路は前記ビデオ信号用の伝送路
    であり、各送信手段は、さらに、対応する情報伝送線に
    出力する信号中の前記外部同期信号を除去する回路を備
    える、請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 各ビデオ信号発生手段は、さらに、その
    ビデオ信号発生手段に割り当てられた識別コードに対応
    する識別コード信号を発生し、該識別コード信号を前記
    送信手段に出力するビデオ信号に挿入する識別コード信
    号発生回路を備え、前記少なくとも1つの受信手段は、
    さらに、前記選択回路から出力される信号中の前記識別
    コード信号を抽出し、抽出した識別コード信号に対応す
    る信号を前記ビデオ信号処理手段に出力する識別コード
    信号処理手段を備える、請求項2〜4のいずれか1項に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記識別コード信号処理手段は、各識別
    コード信号に関するデータを記憶しているメモリと、前
    記選択回路から出力される信号中の前記識別コード信号
    を抽出しかつデコードしてデコーダ信号を発生する抽出
    回路と、該デコーダ信号に関するデータを前記メモリか
    ら検索し、検索したデータを前記ビデオ信号に重畳する
    制御器とを備える、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記ビデオ信号発生手段を制御
    するコード化された制御命令を含む制御信号を、各ビデ
    オ信号発生手段に割り当てられた識別コードに対応する
    識別コード信号とともに発生する制御手段を含み、前記
    制御信号は、これに付随する識別コード信号がそのビデ
    オ信号発生手段に許された識別コード信号に対応すると
    きだけ、その制御信号に対応した回路を動作させるべく
    そのビデオ信号発生手段に供給される、請求項3〜6の
    いずれか1項に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記制御信号は、前記ビデオ信号発生手
    段を前記送信手段に接続するビデオ信号用伝送路に挿入
    され、前記ビデオ信号発生手段は、さらに、前記制御信
    号を前記ビデオ信号用伝送路から抽出し、抽出した制御
    信号を、これに付随する識別コード信号がそのビデオ信
    号発生手段に許された識別コードに対応するとき、前記
    抽出した制御信号に対応する回路に供給する制御信号処
    理手段を含む、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 各送信手段は、さらに、音声信号を前記
    ビデオ信号に挿入することによりビデオ信号と音声信号
    との多重化信号を発生し、それを対応する複数の情報伝
    送線に出力する信号結合手段を備える、請求項1〜8の
    いずれか1項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 各ビデオ信号発生手段は、さらに、音
    声信号を前記ビデオ信号に挿入することによりビデオ信
    号と音声信号との多重化信号を発生し、それを対応する
    前記送信手段に供給する信号結合手段を備える、請求項
    1〜8のいずれか1項に記載の装置。
  11. 【請求項11】 各受信手段は、さらに、音声信号を前
    記多重化信号から回復して出力する音声信号回復手段を
    備える、請求項9または10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 各受信手段は、さらに、前記制御信号
    を前記ビデオ信号の伝播方向と逆の方向に前記複数の情
    報伝送線に供給する制御信号ドライバーを備えており、
    各送信手段は、さらに、前記制御信号を前記情報伝送線
    から取り出し、取り出した制御信号を対応するビデオ信
    号発生手段に供給する制御信号抽出器を備える、請求項
    7に記載の装置。
  13. 【請求項13】 各送信手段は、前記制御信号を、該送
    信手段と前記ビデオ信号発生手段とを接続する伝送路で
    あってビデオ信号用または制御信号用の伝送路に供給す
    る、請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 さらに、前記選択回路を個々に制御す
    るために前記受信手段毎に配置された制御手段と、前記
    制御手段による制御状態を調整するマスター制御ユニッ
    トとを含む、請求項1に記載の装置。
  15. 【請求項15】 さらに、前記情報伝送線を介して前記
    ビデオ信号発生手段を個々に制御するために前記受信手
    段毎に配置された制御手段と、制御命令または禁止命令
    の不一致を防止するために前記制御手段による制御状態
    を調整するマスター制御ユニットとを含む、請求項6に
    記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記マスター制御ユニットは、さら
    に、前記受信手段の制御回路のそれぞれと、前記複数の
    情報伝送線に接続されたビデオ信号発生手段のそれぞれ
    とを制御する、請求項14または15に記載の装置。
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