JPH0846639A - パケット化装置 - Google Patents

パケット化装置

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JPH0846639A
JPH0846639A JP9903095A JP9903095A JPH0846639A JP H0846639 A JPH0846639 A JP H0846639A JP 9903095 A JP9903095 A JP 9903095A JP 9903095 A JP9903095 A JP 9903095A JP H0846639 A JPH0846639 A JP H0846639A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、出力するパケット間の衝突は実質
上付加的な遅延が導入されることなしに回避されること
のできるパケット化装置を提供することを目的とする。 【構成】 多重化され、入力データ流の一部分を形成す
る対応している各個々のデータ流から個々のパケット流
のパケットを生成する少なくとも1つのパケット化デバ
イスPDPI1 …を含み、パケットのそれぞれは対応し
ている各個々のデータ流の次の1組のデータ部分を含ん
でおり、パケット化デバイスPDPI1 …は、1つのパ
ケットの直前のパケットが生成された後の実質上の時間
間隔に入るものとして前記1組に含まれる最後のデータ
部分を決定する処理手段OBCを含み、前記時間間隔が
パケットの長さに対応していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重化され、入力デー
タ流の一部を形成するそれぞれ対応している個々のデー
タ流からの個々のデータ流のパケットであり、各1つが
前記対応している各個々のデータ流の1組の後続するデ
ータ部分を含んでいるパケットを生成する少なくとも1
つのパケット化デバイスを含んでいるパケット化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】このようなパケット化装置は、B.Pauwel
s 氏らによる文献(1992年10月の横浜においてのIntern
ational Switching Symposium の第1巻、324 乃至328
頁における「Application of the multipath self-rout
ing switch in a combined STM/ATM cross-connect sys
tem 」)から既に知られている。入力データ流はSTM
−N(同期転送モジュールN)フレームによる同期デジ
タル階級(SDH)信号によって構成されており、それ
におけるVC−n(仮想容器n)は写像され、個々のデ
ータ流はこれらのVC−n中に写像される。パケット流
はパケットスイッチに供給され、同じ個々のデータ流の
全データ部分、すなわち同じパケット流の全パケットは
このパケットスイッチの同じ出力にスイッチされる。こ
のパケットスイッチはいわゆるマルチパス自己経路設定
(MPSR)スイッチであり、同じパケット流の異なる
パケットが通過する通路は異なることができ(マルチパ
ス)、パケットは入力からこのパケットに含まれた自己
経路設定タグに基づいてパケットスイッチの出力に導か
れている。入力からパケットスイッチの出力へ個々のデ
ータ流またはVC−nを切換えるため、VC−nはパケ
ット流のパケットを構成するマルチスロットセル(MS
C)中にパケット化される。各パケットは、パケットが
切換えられるべきパケットスイッチ出力を示している自
己経路設定タグを含んでいる第1のスロットと、個々の
データ流に属している多数の連続的なバイトを含んでい
る別のスロットとを含み、これらのバイトは次のデータ
部分のセットを構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】個々のデータ流(VC
−n)が入力データ流(STM−Nフレーム)において
多重化される方法により、複数のパケットはほぼ同時
に、すなわち1バイトのみの間隔でパケットスイッチに
転送される準備ができる。それによって入力データ流に
おいて多重化される個々のデータ流の数は、同時にパケ
ットスイッチに転送されることができるパケットの数を
超え、全てのパケットがその準備をするときにパケット
スイッチに転送されるとは限らないので、それらの幾つ
かは入力バッファにおいてバッファされなければならな
い。それによって、これらのパケットはほぼパケット化
遅延に等しい付加的な遅延を受ける。すなわち、パケッ
ト化デバイスからの個々のデータ流出力のデータの最大
ビット速度は、このデータがこのパケット化デバイスに
入力されているビット速度に少なくとも等しくなければ
ならないという事実によって、パケットはこの最大の付
加的な遅延内のパケットスイッチに常に転送されること
ができる。さらに、パケット流の次のパケットがパケッ
ト化遅延にほぼ等しい間隔で形成されることに注意すべ
きであるので、付加的な遅延は、パケットの順序の指示
が失われないようにパケット化遅延より長くは許容され
ない。
【0004】一方、パケットスイッチは、供給される個
々のデータ流からパケット化装置によって得られた各パ
ケットへの複数の入力を有する。さらに、使用されたパ
ケットスイッチは、その入力のいずれかと出力のいずれ
かとの間のスイッチング遅延が鋭いピークを有する分布
に従う特性を有している。すなわち実質上一定な特性を
有する。同じスイッチ出力に予定された異なるパケット
がパケット化装置によって異なるパケットスイッチ入力
に同時に放出され、後者の同じ出力によって実質上同時
に受けられるとき、衝突が生じる。すなわち、パケット
はこの出力でバッファされなければならない。それ故、
多数のパケットのこのような同時到着を処理することが
できるような大きさのバッファがパケットスイッチに含
まれている。このようなバッファにもかかわらずパケッ
ト損失が生じる。しかしながら、入力データ流がSTM
データ流であるとき、パケットのトラフィックパターン
は不変である。すなわち、パケット損失は規則的に生じ
る。この不変的な特性を壊すため、パケットがパケット
化装置からパケットスイッチに転送される瞬間のランダ
ム化が入力で導入される。これは、上述された入力バッ
ファによって行われることができる。ランダム化は、導
入されたランダム化遅延がゼロとパケット化遅延との間
に均等に分配されるとき、すなわち、上記付加的な遅延
の最大値ができる限り大きくされるときに最も有効であ
る。この最大値がパケット化遅延を超えてはならないと
いう既に上記された制限を思い出すと、最大の付加的な
遅延はパケット化遅延に等しく選択されることが効果的
である。
【0005】さらに、パケットスイッチへのパケットの
転送の瞬間が上記されたようにランダム化されるときで
さえ、パケットの転送の瞬間は時間的に均等には分配さ
れていない。すなわち、パケット化は、パケットスイッ
チにおける増加したパケット損失率と、パケットスイッ
チの入力から出力までの増加したスイッチング遅延とを
生じるパケットスイッチにバーストで転送され、パケッ
ト損失率とスイッチング遅延はパケットがさらに均等に
拡がりまたは一定の速度でパケットスイッチに転送され
る状況に関する。
【0006】本発明の目的は、上記既知のタイプのパケ
ット化装置であるが、そこから出力するパケット間の衝
突は実質上付加的な遅延が導入されることなしに回避さ
れることのできるパケット化装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、前記1つのパケットの直前のパケットが生成され
た後に前記パケット化デバイスが実質上時間間隔に入る
ものとして前記セットに含まれるべき最後のデータ部分
を決定する処理手段を含み、前記時間間隔が前記パケッ
トの長さに対応するという事実により達成される。
【0008】この方法において、時間間隔の適当な選択
により、入力データ流から得られるパケットは、時間的
に実質上均等に拡散した瞬間にパケット化装置から出力
する準備ができる。それによって、パケットは、そこに
含まれるべき最後のデータ部分の到着においてパケット
化装置から実質上直ちに出力されることができる。すな
わち、実質上パケットのバッファリングは必要とされな
い。それ故、パケット化装置から出力されるべきパケッ
ト間の衝突は、実質上付加的な遅延が導入されることな
しに回避される。
【0009】さらに、パケットはバーストでパケット化
装置から出力されるのではなく、実質上時間的に均等に
拡散される。結果として、パケット流が供給されるパケ
ットスイッチにおけるパケット損失率、およびその入力
と出力との間の最大のスイッチング遅延は、パケットが
このパケットスイッチにバーストモードで転送される状
況において減少され、およびパケットがさらに均等に拡
散する速度でこのパケットスイッチに転送される状況に
おいて僅かしか増加され、または増加されない。
【0010】本発明の別の特徴は、前記パケットが次の
データ部分の前記セットを含む可変長のデータ部分を有
することである。
【0011】それ故、パケットがパケットスイッチに転
送される準備がされた瞬間はデータパートの長さを簡単
に変更することによって選択されることができ、それに
よってパケットに含まれた最後のデータ部分を構成する
データ部分を示し、または選択する。
【0012】本発明のさらに別の特徴は、前記パケット
が前記次のデータ部分を少なくとも部分的に含む予め定
められた長さのデータ部分をそれぞれ有することであ
る。
【0013】それ故、パケットが多少のデータ部分を有
するデータ部分を単に満たすことによって、すなわち、
このデータ部分を完全には満たさない可能性によって選
択されることができる。それによって、パケットに含ま
れた最後のデータ部分を構成するデータ部分が選択され
る。
【0014】本発明のさらに別の特徴は、前記個々のデ
ータ流のビット速度が実質上一定であり、前記各パケッ
トに関しては前記データ部分が予め定められたデータ部
分で開始することである。
【0015】この方法において、パケットの予め定めら
れた長さのデータ部分が完全に満たされるとき、パケッ
トに対する予め定められたデータ部分の選択は、最後の
データ部分が到着するとき、すなわち、後者の予め定め
られたデータ部分後の固定した時間間隔の経過したとき
に決定する。それ故、予め定められたデータ部分を適当
に選択することによって、後者のデータ部分は、他にパ
ケットがスイッチに転送されないときに到着することが
保証されている。
【0016】本発明のさらに別の特徴は、パケットスイ
ッチの入力にそれぞれ結合され、それにパケットを供給
して前記パケットスイッチの出力に切換えられる前記複
数のパケット化装置を含み、同じ個々のパケット流のパ
ケットが前記パケットスイッチの同じ出力に切換えら
れ、前記各パケット化デバイスに関して、供給される前
記個々のデータ流の第1のパケットの前記最後のデータ
部分がランダムに選択されることである。
【0017】それによって、個々のデータ流の第1のパ
ケットの最後のデータ部分の選択はランダム化されるの
で、パケットスイッチの出力において、さらにパケット
が同時に出力されることができるという事実による衝突
が生じる確率は低く、これらのパケットは異なるパケッ
ト化装置から生じ、このパケットスイッチ出力に同時に
到着する。この確率は、このようなランダム化が適用さ
れていない状況に関して減少されることに注意すべきで
ある。
【0018】本発明のさらに別の特徴は、パケットスイ
ッチの入力にそれぞれ結合され、それにパケットを供給
して前記パケットスイッチの出力に切換えられる前記複
数のパケット化装置を含み、同じ個々のパケット流のパ
ケットが前記パケットスイッチの同じ出力に切換えら
れ、前記各パケット化デバイスに関して、供給される前
記個々のパケット流の第1のパケットの前記最後のデー
タ部分が、最後の第1のパケットが切換えられるパケッ
トスイッチ出力で利用可能な帯域幅によって決定される
ことである。
【0019】それによって、最後のデータ部分の選択は
パケットが切換えられるパケットスイッチ出力での帯域
幅有効性によって決定されるので、さらにパケットが同
時に出力されることができるという事実による衝突が生
じる確率は減少され、これらのパケットは異なるパケッ
ト化デバイスから始まり、このパケットスイッチ出力に
同時に到達する。
【0020】本発明のさらに別の実施例において、前記
各パケットは前記パケットスイッチ入力から前記パケッ
トスイッチ出力に切換えられるときに予め定められた遅
延を受け、前記第1のパケットの前記スイッチングの前
に、タイミングメッセージが切換えられるべき出力から
供給される入力に伝送され、前記タイミングメッセージ
はパケットが後者の出力で受信される瞬間を時間的に示
すことによって後者の出力で利用可能な前記帯域幅を示
し、パケットの数が受信される。
【0021】この方法において、パケットが受信される
瞬間および受信されるパケットの数を示すことによっ
て、パケットが出力で衝突することを回避するためにパ
ケットスイッチに転送されるべき瞬間は、後者の出力で
パケットを受信する最適な瞬間から予め定められた遅延
を単に減算することによって決定されることができる。
すなわち、最後のデータ部分が選択されることができ
る。出力でそれぞれの瞬間に受信されるパケットの数が
高過ぎるとき、この瞬間および最後のデータ部分をラン
ダムに選択することによって衝突は最小にされる。
【0022】本発明の上記およびその他の目的および特
徴はさらに明瞭となり、発明自体は添付図面と共に実施
例の以下の説明を参照することによって良く理解される
であろう。
【0023】
【実施例】図1に示されたスイッチングノードは、パケ
ット化デバイスPDPI1乃至PDPIMを備えた入力
パケット化装置と、M個の入力I1乃至IMおよびM個
の出力O1乃至OMを備えたパケットスイッチPSW
と、パケット化デバイスPDPO1乃至PDPOMを備
えた出力パケット化装置とを含む。パケット化デバイス
PDPI1乃至PDPIMは、スイッチングノードの各
入力IN1乃至INMとパケットスイッチPSWの入力
I1乃至IMのそれぞれ1つとの間に接続されている。
同様に、パケット化デバイスPDPO1乃至PDPOM
は、パケットスイッチPSWの出力O1乃至OMのそれ
ぞれ1つとスイッチングノードの各出力OUT1乃至O
UTMとの間に接続されている。種々のパケット化デバ
イスとパケットスイッチとの間の全リンクは4線式の両
方向性リンクであり、パケットスイッチPSWの全入力
および出力は4端子入力−出力によって実際に構成され
る。同様に、スイッチングノードの全入力および出力
は、実際に入力−出力端子である。任意の入力IN1乃
至INMに供給されるデータ流はパケット化デバイスP
DPI1乃至PDPIMでパケット化され、パケットス
イッチPSWによってその1以上の出力に切換えられ
る。後者のパケットは、パケット化デバイスPDPO1
乃至PDPOMのそれぞれ1つによって出力データ流中
に非パケット化される。同様に、実際に入力として動作
するスイッチングノードの任意の出力OUT1乃至OU
TMに供給されるデータ流はパケット化デバイスPDP
O1乃至PDPOMによってパケットにおいて配列さ
れ、その後これらのパケットは出力として動作する1以
上の入力I1乃至IMにPSWによって切換えられる。
後者のパケットは、パケット化デバイスPDPI1乃至
PDPIMのそれぞれ1つによってデータ流中に非パケ
ット化される。それ故、パケット化デバイスPDPI1
乃至PDPIMおよびPDPO1乃至PDPOMは、パ
ケット化および非パケット化動作をそれぞれ実行する。
【0024】パケット化デバイスPDPI1はパケット
化器PMを含み、そのデータ入力はPDPI1の入力I
N1を構成する。さらにパケット化器PMは、パケット
化デバイスPDPI1に含まれている4つのバッファB
UF1乃至BUF4のそれぞれ1つを介してPSWの4
端子入力−出力I1の4つの端子のそれぞれ1つにそれ
ぞれ結合された4つのデータ出力を有する。最後に、パ
ケット化デバイスはパケット化器PMおよびバッファB
UF1乃至BUF4の動作を制御する制御手段OBCを
含む。パケット化デバイスPDPI2乃至PDPIMお
よびPDPO1乃至PDPOMは、PDPI1と同様の
方法で形成されている。
【0025】パケットスイッチPSWはB.Pauwels 氏ら
による文献(1992年10月の横浜においてのInternationa
l Switching Symposium の第1巻、324 乃至328 頁にお
ける「Application of the multipath self-routing sw
itch in a combined STM/ATMcross-connect system
」)に記載されているようないわゆるマルチパス自己
経路設定(MPSR)スイッチである。このようなMP
SRスイッチの入力に供給されるパケットは、多数のい
わゆるスロットを含んでいるマルチスロットセル(MS
C)である。各マルチスロットセルは、切換えられるべ
きスイッチの1以上の出力O1乃至OMを示す自己経路
設定タグ、およびパケットが属する接続を識別する接続
基準番号を含む。
【0026】スイッチングノードの動作を、図1および
2を参照して以下説明する。複合データ流、例えば図2
に示された複合データ流CDSは、スイッチングノード
の各入力IN1乃至INMに供給される。例えば、この
複合データ流CDSは、VC−n(仮想容器−n)が写
像される、すなわちVC−nおよび複合オーバーヘッド
データを構成するSTM−N(同期転送モジュール−
N)フレームを有する同期デジタル階級(SDH)信号
である。個々のデータ流IDS1乃至IDSNおよび個
々のオーバーヘッドデータはVC−n中に写像される。
それ故、図示されていないオーバーヘッドデータに加え
て、複合データ流CDSは、データ部分がそれぞれ数字
1乃至Nで示されているN個のインターリーブされた個
々のデータ流IDS1乃至IDSNを含む。VC−nに
おける個々のデータ流IDS1乃至IDSNおよびST
M−NフレームにおけるVC−nのこのような写像は、
M.Sexton氏らによる文献(1992年、ボストンのArtech H
ouse社出版の「Transmission networking: SONET and t
he Synchronous Digital Hierarchy」、第3.4 乃至3.8
章)に記載されている。
【0027】パケットスイッチPSWによって切換えら
れることができるように、複合データ流CDSは多数の
スロットをそれぞれ具備しているパケットにおいて整列
されている。さらに、各個々のデータ流IDS1乃至I
DSNは接続基準番号によって示された別々の接続に属
する。すなわち、同じ個々のデータ流のデータは同じ出
力にスイッチされるが、それは異なる個々のデータ流に
関しては異なっていてもよい。それ故、各パケットは、
自己経路設定タグおよび接続基準番号を含んでいるオー
バーヘッドデータの次に、同じ個々のデータ流のデータ
部分のみを含む。複合データ流CDSの配列およびオー
バーヘッドデータの付加は、複合データ流CDSが供給
されるパケット化デバイスにおいて実行される。例え
ば、入力IN1に供給された複合データ流CDSはパケ
ット化デバイスPDPI1においてパケットに整列さ
れ、その後これらのパケットはパケットスイッチPSW
の入力I1に供給される。同じパケット流、すなわち同
じ個々のデータ流から得られる異なるパケットによって
後続される通路は異なるが、スイッチの入力と出力との
間のパケットの遅延は鋭いピークの分布を有する。すな
わちその値は実質上一定である。
【0028】第1の実施例において、このパケット化装
置PDPI1における再整列動作はパケットスイッチの
出力上の負荷を考慮に入れずに実行される。複合データ
流CDSが入力IN1に供給され、Kバイトの予め定め
られた一定の長さを有するパケットにPDPIにおいて
整列され、個々のデータ流IDS1乃至IDSNは複合
データ流CDSにおいてバイトインターリーブされる、
すなわち各個々のデータ流IDS1乃至IDSNのバイ
トは複合データ流CDSにおいてNバイト毎に1度現れ
ると想定すると、任意の個々のデータ流のパケットは少
なくともN×Kバイト毎に1度パケットスイッチへ転送
されるべきである。各パケットに含まれるべきバイト
は、最後のこのようなバイトの到着によりパケットがパ
ケットスイッチPSWに実質上直ちに転送されるように
選択される。それ故、(図2に示されたように)第1の
個々のデータ流IDS1のバイトで始まるN×Kバイト
の時間窓を考慮すると、上記最後のバイトの到達により
OBCはパケットスイッチPSWにそれらの内容を転送
するようにOBCによって制御されているバッファBU
F1乃至BUF4の1つに第1の個々のデータ流IDS
1用の第1のパケットを転送するようにPDPI1を制
御する。PSWの4端子入力出力、付随した4線式リン
ク、およびバッファBUF1乃至BUF4はPSWとの
間でのデータ速度を係数4だけ減少させることに注意す
べきである。しかしながら、第1の実施例における動作
は、PSWの1端子入力出力、付随する1線リンクおよ
び単一のバッファを有する状況を参照してここに説明さ
れる。この第1のパケットは最後が後者の第1のバイト
であるIDS1のKバイトを含み、時間窓の(K+1)
番目のバイトの到着によりパケットスイッチに完全に転
送される。そのとき第2の個々のデータ流IDS2用の
第1のパケットは、PSWに転送される。後者の第1の
パケットに含まれた最後のバイトは時間窓のx番目のバ
イトであり、x=j×N+2において、xがK+1より
小さいまたは等しいためjは最大の整数である。それに
よって、後者の第1のパケットの転送はIDS1の第1
のパケットが完全に転送されるまで延期されなければな
らないので、x番目のバイトの到着においてPDPI1
によってバッファに既に送られたIDS2の第1のパケ
ットは、K−j×N−1バイト中バッファされる。それ
故、(K−1)/Nが整数であるときバッファは必要と
されず、この場合においてjは(K−1)/Nに等しく
選択されるのでxはK+1に等しい。同様に、別の個々
のデータ流IDS3乃至IDSNの第1のパケットは続
いてパケットスイッチPSWに転送される。例えば、k
が3乃至Nの整数である個々のデータ流IDSkの第1
のパケットに含まれた最後のバイトは時間窓のy番目の
バイトであり、ここでy=j×N+kであり、yが(k
−1)×K+1より小さいまたは等しいためjは最大の
整数である。y番目のバイトの到着においてPDPI1
によってバッファに既に送られた後者の第1のパケット
は、(k−1)×(K−1)/Nが整数であるときにゼ
ロである(k−1)×K−j×N−k+1バイトに対し
てバッファされなければならない。すなわち、この場合
においてjは{(k−1)×K−k+1}/Nに等しく
選択されるので、yは(k−1)×K+1に等しく、バ
ッファは必要とされない。それ故、(K−1)/Nが整
数であるとき、バッファは必要とされない。(K−1)
/Nが整数でないとき、最小のバッファが上記方法によ
って得られる。さらに、スイッチングノードに最初に供
給されたときに複合データ流CDSから得られた第1の
パケットが少ないデータ部分を含むことは明瞭である。
それ故、上記されたように一定長のパケットが使用され
る場合、これらの第1のパケットはデータ部分で完全に
は満たされていない。一方、これらの第1のパケットが
後続するパケットより短い長さを有する場合には可変長
パケットを使用する。
【0029】出力上の負荷制限が考慮に入れられている
別の実施例を、ここに詳細に記載する。
【0030】例えば、図2に示された複合データ流CD
Sがスイッチングノードの入力IN1に供給されると
き、多数のスロットから成るパケットにおいて整列さ
れ、これらのパケットはパケットスイッチPSWを介し
て1以上の出力に切換えられる。その場合、接続はCD
Sの各個々のデータ流IDS1乃至IDSNに対して設
定されなければならない。すなわち、様々な個々のデー
タ流IDS1乃至IDSNから得られたパケットが入力
パケット化装置においても出力パケット化装置において
も衝突を生じさせないためにパケットスイッチPSWに
供給されることができる時間が計算されなければならな
い。同様に、新しい個々のデータ流が複合データ流CD
S中に含まれるとき、新しい接続はこの新しい個々のデ
ータ流に対して設定されなければならない。
【0031】例えばスイッチングノードの入力IN1と
出力OUT2との間の新しい個々のデータ流IDS1に
対する新しい接続が設定される各個々のデータ流に関し
て、以下のアルゴリズムが実行される。
【0032】先ず、メッセージは、発生源制御手段OB
Coと呼ばれているパケット化デバイスPDPI1の制
御手段OBCから、目的地制御手段OBCdと呼ばれて
いるパケット化デバイスPDPO2の制御手段に送られ
る。このメッセージは、パケットが既にPDPIによっ
て送信されている時点をCBCdに通信する。OBCd
における新しい個々のデータ流IDS1から得られたパ
ケットを送信するための新しい時点は、後に説明される
リセットタイミングアルゴリズムによって計算される。
この新しい時点は、周期TSTPRを有する周期的に再
発生する時間基準に関する時間値TSTTPVALとし
て表される。それ故、新しい時点は、事実上周期TST
PRで周期的に再発生する時点に関係し、ここではリセ
ット時点と呼ばれている。OBCdはOBCdの図示さ
れていないメモリにこの新しい時点TSTPVALを記
憶し、それにTSTPVALを通信するOBCoにメッ
セージを送り、その後新しい時点TSTPVALはOB
Coの図示されていないメモリに記憶される。全パケッ
トはパケットスイッチPSWの入力と出力との間の実質
上一定値の遅延を受けるから、PDPI1とPDPO2
との間に固定した時間関係が存在する、すなわちPDP
I1によってPSWに送られたパケットはPDPO2の
後に固定した時間、すなわち一定値の遅延を生ずる。さ
らに、複合データ流CDSは固定ビット速度を有するS
DH流であるので、そこから得られる次のパケット間の
時間関係も実質上固定されるが、STM−1フレームに
おけるオーバーヘッドバイトと、いわゆるポインタデク
レメントまたはポインタインクレメントと、後に明瞭と
なるように個々のデータ流IDS1を具備している複合
データ流のビット速度とPSWに伝送されたパケットの
データ速度との間の周波数シフトとにより完全ではな
い。それによって、実質上固定された時間関係が同じ個
々のデータ流から得られた次のパケット間に存在する。
【0033】IDS1から得られた第1のパケットは、
新しい時点でPDPI1によってパケットスイッチPS
Wに伝送される。この第1のパケットは、新しい時点で
PDPI1に既に到着している新しい個々のデータ流I
DS1のデータ部分を含む。第1のパケットは上記リセ
ット時点において伝送された多数のパケットの最初のも
のあり、後者のパケットはここではリセットパケットと
呼ばれている。ここで中間パケットと呼ばれている別の
パケットは、リセット時点間の中間時点でPSWに伝送
される。後者の中間時点は、以下説明する中間タイミン
グアルゴリズムにしたがってOBCoによって計算され
る。
【0034】2つのリセットパケット間のパケットスイ
ッチPSWに伝送されなければならない中間パケットの
数sはs=r(b/p)であり、r(ξ)=int
(ξ)+1−int(1−ξ+int(ξ))である。
b=B X TSTPRは2つのリセットパケット間の
パケットスイッチに伝送されなければならない新しい個
々のデータ流IDS1のバイトの数であり、BはIDS
1の有効なバイト速度、すなわちPSWに伝送されるバ
イトのバイト速度であり、このIDS1の有効なバイト
速度BはPSWに伝送されていないオーバーヘッドの原
因となるIDS1の全体のビット速度に必ずしも等しく
なく、TSTPRは上述された時間基準周期であり、す
なわち2つのリセット時点間の時間の間隔であり、pは
1パケット当りの使用可能なバイトの数である。b/p
が整数であるときはs=b/pであり、b/pが整数で
ないときはs=int(b/p)+1である。
【0035】パケットは155.52メガビット毎秒で
伝送されており、それぞれ68ビットの2つのスロット
で構成されている。各パケットに含まれた1つのスロッ
トおよび各スロットにおける1バイトおよび4ビットの
オーバーヘッドにより、各パケットはp=7の使用可能
なバイトを伝える。時間間隔TSTPRは512スロッ
ト、すなわち224.8μ秒に対応する。例えば個々の
データ流IDS1が125μ秒のSTM−1フレーム周
期当り26バイトを含むいわゆる仮想容器VC−11に
おいて写像され、有効なバイト速度Bは26/125メ
ガバイト毎秒に等しく、バイトの数bは46.565に
等しい。それ故、中間パケットの数sは7に等しい。バ
イトの数bは平均数であり、STM−1フレームにおけ
るオーバーヘッドバイトと、いわゆるポインタデクレメ
ントまたはポインタインクレメントと、個々のデータ流
IDS1を含む複合データ流のデータ速度とPSWに伝
送されたパケットのデータ速度との間の周波数シフトと
により、時間間隔TSTPRにおけるパケットに含まれ
るべきバイトの数は変化できる。一般に、これは中間パ
ケットの数を変えさせる。その場合、余分のパケットは
リセットパケットの直前にパケットスイッチPSWに伝
送されなければならないかも知れない。STM−1フレ
ームにおいて写像するVC−11の上記例に関して、2
つのリセットパケット間に伝送されるべき全体のバイト
数は45乃至49の間で変化するような変化が生じる。
この中間パケットの数sは、2つのリセットパケット
間、すなわち時間間隔TSTPR内のパケットスイッチ
PSWに伝送されなければならない。
【0036】パケットスイッチPSW内のパケットの損
失および遅延を最小にするため、中間パケットは、リセ
ット時点で伝送されるリセットパケットと共にパケット
流ができる限り同期されるような中間時点でパケットス
イッチPSWに伝送されるべきである。パケットは、で
きる限りバッファ作用を避けるためにその中に含まれる
べき個々のデータ流IDS1の最後のバイトの到着にお
いて直ちに伝送されるべきであるので、これらの中間時
点は、IDS1のバイトが受信される時点と一致しなけ
ればならない。それ故、これらの中間時点は両方向性ダ
イアグラムにおける線に隣接している点によって表さ
れ、座標は、IDS1のバイトがPDPI1によって受
信される時間および最後のリセット時点後PSWに転送
された中間パケットの数である。両方の座標はディスク
リートな値、すなわちIDS1のバイトがPDPI1に
よって受信されているディスクリートな時間であり、中
間パケットの数に関する0乃至sの数は最後のリセット
パケット後PSWに送られ、0はリセットパケットを示
し、sは次のリセットパケットを示す。中間タイミング
アルゴリズムは、以下に示されるようなバイトアルゴリ
ズムをIDS1の各新しいバイトに関して実行すること
において存在し、当業者に知られているいわゆるBresen
ham アルゴリズムに基づいており、W.M.Newman氏らによ
る文献(1979年、McGraw-Hill International Student
Editionsの「Principles of Interactive Computer Gra
phics 」の25乃至27頁)に記載されている。 TIMEREL=(BYTETIME−TSTPVA
L)mod512 ((0≦TIMERE<256)および(RESPAC
K=1))ならば パケット準備 e=dx RESPACK=0 e=e+dy (e≧0)ならば パケット準備 e=e−dx (256≦TIMEREL)ならば RESPACK=1 このバイトアルゴリズムにおいて、BYTETIME
は、バイトアルゴリズムが実行されるバイトがPDPI
1によって受信された最後に始まる時間間隔TSTPR
に関してスロットの数で時間を示している0乃至511
の整数である。TSTPVALは既に上述されており、
最後のリセットパケットがパケットスイッチPSWに伝
送された最後に始まる時間間隔TSTPRに関してスロ
ットの数でリセット時点を示す。TSTPVALは、後
に説明される既に上述されたリセットタイミングアルゴ
リズムによって決定される。それ故、TIMEREL
は、バイトアルゴリズムが実行されているためのバイト
がPDPI1によって受信された時間を最後のリセット
時点に関してスロットの数で示している0乃至511の
整数である。RESPACKは、リセットパケットがそ
れぞれ2進の1または0に等しいときにパケットスイッ
チPSWに伝送されなければならないまたは伝送されな
いことを示している1ビットの値である。RESPAC
KはリセットパケットがPSWに伝送されているときに
0にリセットされ、スロットの数が256に等しく選択
された後に1に設定される。このスロットの数は見付け
られるスロットの数より小さいTIMERELの値を確
認するのに十分な大きさでなければならないが、512
より小さくなければならない。すなわち、個々のデータ
流IDS1のバイトは、TIMERELが0に等しい最
後のリセット時点と、TIMERELが上記例に関する
256に等しい最後のリセット時点の後のスロットの数
と間でPDPI1に到達すべきである。命令「パケット
準備」は、パケットがパケットスイッチPSWに伝送さ
れる準備がされたことを示す。バイトアルゴリズムが後
者の命令が実行されることなしに実行されるとき、バイ
トアルゴリズムが実行された新しいバイトはパケット化
器PMに記憶される。一方、命令「パケット準備」が実
行されるとき、後者の新しいバイトはすでにパケット化
器PMに集められ、IDS1に割当てられたバッファB
UF1乃至BUF4のそれぞれ1つを介してPSWに伝
送されたバイトと共にパケット中に含まれている。値e
は、バイトアルゴリズムにおいて使用される整数変数を
表す。値dyおよびdxはそれぞれ分子および上記隣接
する線の傾斜を表す。これらの値dyおよびdxは、少
数のビットによってのみ表され、値dx/dyが1時間
間隔TSTPR当りに伝送されるべきパケットの平均値
b/pに近接するように選択される。例えば、中間パケ
ットの数sが7に等しい上記例に関して、dyは3に等
しく、dxは20に等しく選択される。
【0037】それ故、PDPI1に到達するIDS1の
それぞれ新しいバイトに関して、TIMERELの値が
計算される。リセット時点後に到着した第1の新しいバ
イトに関して、0乃至256の間にあるTIMEREL
の値およびRESPACKの値は1であり、それによっ
てリセットパケットはPSWに送られ、eの値は−dx
に設定され、RESPACKは0にリセットされる。次
のリセット時点までのPDPI1に到達するIDS1の
別のバイトに関して、eはdyによってインクレメント
され、バイトはパケット化器PM(バイトアルゴリズム
において示されていない)eの値が正となるまでに記憶
され、その場合においてパケットはパケットスイッチP
SWに転送され、eの値はdxによってデクレメントさ
れる。さらに、TIMERELが十分に大きい、すなわ
ち256より大きいとき、RESPACKは1に再び設
定される。
【0038】「packnum」は、表において0に等
しい「packnum」の値によって示されている最後
のリセットパケットの後に伝送される中間パケットの数
を示す。「Trigbyte」は、最後のリセットパケ
ットの後に受信されるIDS1のバイトの数を示し、上
記命令「パケット準備」は実行される。それ故、「tr
igbyte」は、「packnum」の数を有してパ
ケットに含まれたIDS1の最後のバイトを示す。「p
ackbyte」は、「packnum」の数を有して
パケットに含まれたバイトの数を示す。
【0039】 packnum trigbyte packbyte 0 0 変数 1 7 7 2 14 7 3 20 6 4 27 7 5 34 7 6 40 6 7 47 7 ここで、次の式が当てはまる。
【0040】
【数1】 「packbyte」は「trigbyte」と「tr
igbyte」の前の値との間の差である。「pack
num」が7に等しい表の最後の行は、次のリセットパ
ケットの前、すなわち時間間隔TSTPR内にパケット
スイッチPSWに伝送されるべきIDS1のバイトの数
が47より大きいときにパケットスイッチPSWに伝送
されるべき可能な余分の中間パケットを示す。その場
合、この余分の中間パケットの後に伝送されるリセット
パケットは、時間間隔TSTPR中にPSWに伝送され
るべきバイトの全体の数に依存して1または2バイトの
みを含むことができる。例えば、45バイトのみがこの
時間間隔TSTPR内にPSAWに送られなければなら
ないとき、リセットパケットは5バイトのみを含むこと
に注意すべきである。これは、表における0に等しい
「packnum」に対する「packbyte」の変
数から明らかである。
【0041】それ故、2つのリセット時点間の中間時点
のシーケンスはほぼ同期シーケンスを構成し、その同期
性はSTM−1フレームにおける既に前述されたオーバ
ーヘッドバイトと、ポインタデクレメントおよびインク
レメントと、パケットがその中に含まれるべき最後のバ
イトの到着においてのみ伝送されるという事実とによっ
て乱されるだけである。
【0042】上記を参照してリセット時点を決定するリ
セットタイミングアルゴリズムをここで詳細に説明す
る。各パケットは2つのスロットを含むので、可能なリ
セット時点はTSTPVALの偶数値によって示され
る。512個のスロットに対応している時間間隔TST
PRおよびこの時間間隔TSTPRにおける7に等しい
中間パケットの数sを有する上記実施例に関して、パケ
ットは平均してS=73.143のスロット毎にPSW
に伝送される。それ故、長さSの時間間隔内のTSTP
VALの36の可能な値は、値73.143は73.1
43個のスロットの次の間隔に対して値0に対応し、こ
の値と72との間の差は2つのスロットより小さいの
で、値72を除いた0乃至73.143の偶数が識別さ
れる。それ故、減少したリセット時点TSTPREDと
呼ばれる長さSの時間間隔内のTSTPVALの可能な
値は0とTとの間の偶数値であり、ここでTは上記実施
例において70に等しい。TSTP−過剰と呼ばれてい
る差S−Tは、上記実施例において3.143に等し
い。
【0043】TSTPREDのこれらの可能な値は次の
要求によって選択される。
【0044】−TSTPREDの各可能な値において多
くて3つのパケットがPSWに送られるので、パケット
化装置をパケットスイッチPSWに接続する4本の線の
多くて3本が使用され、それによってこれらの線の1本
の故障はなんら問題とならない。
【0045】−PSWに伝送されるパケットの数はTS
TPREDの全ての可能な値にわたってできるだけ均等
に分配されなければならない。
【0046】TSTPREDの全ての可能な値にわたっ
てパケットの平滑な分布を得るために、ξがTSTPR
EDの選択された候補値xに対するスロットの数の距離
である加重関数w(ξ)は次のように選択される。
【0047】
【数2】 位相分布関数f(x)の関数である位相影響関数c
(f,x)が計算される。種々のこのような様々な位相
分布関数f(x)が識別されることができる。すなわち
fo(x)は時間xで発生源パケット化装置PDPI1
からPSWに伝送されるパケットの数の値であり、fd
(x)はIDS1からのパケットが受信される同じリン
ク上の目的地パケット化デバイスPDPO2における時
間xにおいてPSWから受信されるパケットの数の値で
あり、fd' (x)、fd''(x)およびfd'''
(x)はIDS1からのパケットが受信されるリンクと
異なる各リンク上の目的地パケット化デバイスPDPO
2における時間xにおけるPSWから受信されるパケッ
トの数の値である。位相影響関数c(f,x)は、上記
長さSを有する間隔におけるξの値に対してw(ξ)に
よって加重され、xに対して対称的に延在している位相
分布f(ξ)の値の合計である。位相分布f(ξ)は、
この長さSに等しい周期で周期的である。それ故、f
(ξ)が0とSとの間のξを有する基準間隔Rにおいて
知られているとき、 c(f,x)=c0(f,x)+c1(f,x)+c2
(f,x)+c3(f,x) であり、c0(f,x)=2f(x)はxにおける位相
分布の影響を表す。
【0048】
【数3】 は、基準間隔Rの左の第1の拡張間隔における位相分布
の影響を表し、
【数4】 は、基準間隔R中の位相分布の影響を表し、
【数5】 は、基準間隔Rの右の第2の拡張間隔における位相分布
の影響を表す。
【0049】ここで、既に上述されたようなr(ξ)=
int(ξ)+1−int(1−ξ+int(ξ))に
よって、i1,i2,i3およびi4の値は、次の通り
である。
【0050】
【数6】 TSTPREDは、次のように決定される。値f(x)
が3より小さいTSTPREDの全ての可能な値xに関
して、cdo(x)=c(9fd+fd+fd' +f
d''+fd''' +fo,x)を計算し、cdo(x)が
最小値に達するそれらの値xのみをTSTPREDに関
する可能な値として保持する。fd(x)に割当てられ
た9の加重は、fd(x)の高い値を補償するために位
相分布関数fd' (x)、fd''(x)およびfd'''
の低い値を避けることに注意すべきである。さらに、パ
ケットは、3つの他のリンクにわたって均等に拡散され
るときより3倍遅くIDS1に関係したリンクを介して
パケットスイッチPSWのみに転送され、この加重は実
際にfd' (x)、fd''(x)およびfd''' の合計
した加重の3倍に大きくすべきである。しかしながら、
fd(x)に割当てられた加重の他の値が、多少変更し
た位相拡張特性を有してリセットタイミングアルゴリズ
ムを均等に良好に実行させることは明らかである。残り
の可能な値xに関して、cd(x)=c(fd,x)を
計算し、cd(x)が最小値mdに達する値xのみをT
STPREDの可能な値として保持する。この最小値
は、出力パケット化装置におけるパケットのオーバーフ
ローを避けるためにしきい値より小さくすべきである。
mdがこのしきい値より大きいとき、IDS1に対する
新しい接続は設定されない。xの1つの可能な値のみが
残存する場合、これはTSTPREDとして選択され
る。xの1以上の可能な値が残存する場合、co(x)
=c(fo,x)を計算し、co(x)が最小値moに
達するxの値をTSTPREDの値として選択する。
【0051】TSTPREDのこのように計算した値か
ら、TSTPVALは次のように計算される。全体の位
相影響関数C(f,x)は次のように計算される。
【0052】
【数7】 ここで、x<256であるとき:I1=x+256=I
3およびI2=0=I4であり、x>256であると
き:I1=511=I3およびI2=x−256=I4
である。
【0053】TSTPVALの各可能な値x、すなわち
各値TSTPRED+j×Sに関して、jは6に等しい
0からs−1までの整数であり、sおよびSは既に上述
されており、C(fo,x)は計算される。C(fo,
x)が最小値に達するxの値は、TSTPVALに対す
る値として選択される。
【0054】IDS1のバイトがリセット時点でPDP
I1に達するとき、リセットパケットおよび次の中間パ
ケットはバッファBUF1乃至BUF4においてバッフ
ァされる必要はないことを注意すべきである。しかしな
がら、リセットパケットがリセット時点ではPSWに送
られず、このリセット時点またはその後のIDS1の第
1のバッファの到着においてPSWに送られるという事
実により、バッファ動作はバッファBUF1乃至BUF
4において依然必要である。さらに、上記リセットタイ
ミングアルゴリズムにおける位相影響関数cd(x)の
値がTSTPVALのすべての残存する可能な値に対し
て大き過ぎるとき、これらの残存する可能な値xの1つ
はTSTPVALの値としてランダムに選択されること
ができる。その場合、この接続に対するパケットはPS
Wに送られるまでバッファBUF1乃至BUF4におい
てバッファされなければならない。
【0055】本発明の原理が特定の装置に関して上記説
明されているが、この説明が単なる例示として行われ、
本発明の技術的範囲を限定するものではないことは明瞭
に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】パケット化デバイスPDPI1乃至PDPIM
およびPDPO1乃至PDPOMを含む本発明によるパ
ケット化装置を有するスイッチングノードのブロック
図。
【図2】図1のスイッチングノードに供給された入力複
合データ流CDSを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ・カレンス ベルギー国、ビー − 3320 ホエガール デン、ブス 3、ストープケンストラート 79

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重化され、入力データ流の一部分を形
    成する対応している各個々のデータ流から個々のパケッ
    ト流のパケットを生成する少なくとも1つのパケット化
    デバイスを含み、前記パケットのそれぞれ1つが前記対
    応している各個々のデータ流の次の1組のデータ部分を
    含んでいるパケット化装置において、 前記パケット化デバイスは、前記1つのパケットの直前
    のパケットが生成された後の実質上の時間間隔に入るも
    のとして前記1組に含まれるべき最後のデータ部分を決
    定する処理手段を含み、前記時間間隔が前記パケットの
    長さに対応していることを特徴とするパケット化装置。
  2. 【請求項2】 前記パケットが、前記次のデータ部分を
    含む可変長のデータ部分を有することを特徴とする請求
    項1記載のパケット化装置。
  3. 【請求項3】 前記パケットが、前記次のデータ部分を
    少なくとも部分的に含む予め定められた長さのデータ部
    分をそれぞれ有する請求項1記載のパケット化装置。
  4. 【請求項4】 前記個々のデータ流のビット速度が実質
    上一定であり、前記各パケットに関しては前記データパ
    ートが予め定められたデータ部分で開始することを特徴
    とする請求項3記載のパケット化装置。
  5. 【請求項5】 前記個々のデータ流の前記ビット速度間
    に予め定められた比例が存在し、前記各個々のデータ流
    の前記データ部分が前記入力データ流にわたって実質上
    均等に拡散していることを特徴とする請求項4記載のパ
    ケット化装置。
  6. 【請求項6】 パケットスイッチの入力にそれぞれ結合
    され、それにパケットを供給して前記パケットスイッチ
    の出力に切換えられる前記複数のパケット化デバイスを
    含み、同じ個々のパケット流のパケットが前記パケット
    スイッチの同じ出力に切換えられ、前記各パケット化デ
    バイスに対しては供給された前記個々のデータ流の第1
    のパケットの前記最後のデータ部分がランダムに選択さ
    れることを特徴とする請求項1記載のパケット化装置。
  7. 【請求項7】 パケットスイッチの入力にそれぞれ結合
    され、それにパケットを供給して前記パケットスイッチ
    の出力に切換えられる前記複数のパケット化デバイスを
    含み、同じ個々のパケット流のパケットが前記パケット
    スイッチの同じ出力に切換えられ、前記各パケット化デ
    バイスに対して供給された前記個々のパケット流の第1
    のパケットの前記最後のデータ部分が、後者の第1のパ
    ケットが切換えられるべきパケットスイッチ出力で利用
    可能な帯域幅によって決定されることを特徴とする請求
    項1記載のパケット化装置。
  8. 【請求項8】 前記各パケットは前記パケットスイッチ
    入力から前記パケットスイッチ出力に切換えられるとき
    に予め定められた遅延を受け、前記第1のパケットの前
    記スイッチングの前に、タイミングメッセージが切換え
    られるべき出力から供給されるべき入力に伝送され、前
    記タイミングメッセージはパケットが後者の出力で受信
    される瞬間の時間を示すことによって後者の出力で利用
    可能な前記帯域幅を示し、パケットの数が受信されるこ
    とを特徴とする請求項7記載のパケット化装置。
JP9903095A 1994-04-22 1995-04-24 パケット化装置 Expired - Lifetime JP3676422B2 (ja)

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