JPH0845182A - 磁気テープ装置及び記録方法 - Google Patents

磁気テープ装置及び記録方法

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JPH0845182A
JPH0845182A JP17736694A JP17736694A JPH0845182A JP H0845182 A JPH0845182 A JP H0845182A JP 17736694 A JP17736694 A JP 17736694A JP 17736694 A JP17736694 A JP 17736694A JP H0845182 A JPH0845182 A JP H0845182A
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JP17736694A
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Hidehiko Tanaka
英彦 田中
Tetsuo Nagabori
哲夫 長堀
Osamu Omori
治 大森
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】限定されたデータ量の記録処理であっても、巻
戻し処理の時間を必要最小限に抑えて高速に処理する。 【構成】隣接する一対のトラックを1組として一方のト
ラックにフォワード方向のテープ走行でデータを記録
し、他方のトラックにリバース方向のテープ走行でデー
タを記録する記録機構、例えば36トラック記録方式を
対象とする。折返し処理部38は、上位装置10からの
書込命令に伴う折返し記録の指示を解読した際に、記録
する全データ量からテープ折返し点までのデータ長RL
を算出し、算出した折返し点までテープのフォワード走
行でデータを記録した後に、テープ走行方向をリバース
方向に逆転走行させて残りのデータを記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォワード走行とリバ
ース走行の各々で磁気テープ上の隣接したトラックにデ
ータを記録する複数トラック記録方式、例えば36トラ
ック記録方式の磁気テープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープ装置は、磁気テープの
フォワード走行でデータを並列的に記録する18トラッ
ク記録方式を採用していたが、記録密度を倍にできる3
6トラック記録方式の普及も進んでいる。図7は36ト
ラック記録方式の概略である。記録ヘッド60のヘッド
構造により、磁気テープ上には36トラックが形成され
る。この36トラックは、フォワード方向のテープ走行
でデータを記録するフォワードトラック62−1〜62
−18と、リバース方向のテープ走行でデータを記録す
るリバーストラック64−1〜64−18から構成され
る。
【0003】即ち、隣接するフォワードトラックとリバ
ーストラック、例えばフォワードトラック62−1とリ
バーストラック64−1を1組とし、まずフォワードト
ラック62−1にデータを記録する。フォワードトラッ
ク62−1の記録が終了したら、テープ走行方向を逆転
してリバース方向に走行し、フォワードトラックの記録
データに続くデータを記録する。
【0004】磁気ヘッド60には、1トラックにつきリ
ードヘッドとライトヘッドを1つずつ設けている。例え
ば、フォワードトラック62−1に対してはライトヘッ
ド66−1とリードヘッド68−1が設けられる。リバ
ーストラック64−1には逆の順番でライトヘッド66
−2とリードヘッド68−2が設けられる。リードヘッ
ド68−1,68−2は記録後の再生を行うと共に、記
録時には書込確認のためのベリファイリードを行う。
【0005】図8(A)は従来の36トラック記録方式
の記録の様子であり、説明を容易にするため、1組のフ
ォワードトラックとリバーストラックを例にとってい
る。記録動作は、まず磁気テープ46をテープ開始位置
(BOT)からテープ終端位置(EOT)に向けてフォ
ワード走行させ、テープ先頭位置のID部に、密度ID
パターンを規格長に亘り記録した後、ボリュームIDを
記録する。
【0006】次に、ホストコンピュータから転送される
パケットブロックの複数をまとめて1つの大きなブロッ
クに再構成し、更に圧縮したブロック1〜nを順次記録
する。フォワード走行による記録中にテープ終端(EO
T)に近づいて、テープ・ワーニング領域が検出された
ならば、記録を停止し、記録終端を示す第1ラップマー
ク48を記録し、リバース走行に逆転する。
【0007】リバース走行に切替わったら、リバースト
ラックの先頭に記録開始位置を示す第2ラップマーク5
0を記録した後、残りのブロックn+1〜ブロックn+
mを順次記録する。最後に論理的なテープ終端を示す終
端マーク52を記録し、物理的なテープ先頭位置BOT
に巻き戻す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の36トラック記録方式の磁気テープ装置にあって
は、図8(A)のように、フォワード側及びリバース側
のトラック全体に亘ってデータ記録を行った場合の記録
終了から巻戻し完了までの時間は、論理的なテープ終端
マーク52から物理的なデータ開始位置までの僅かな巻
戻し距離L1で済み、巻戻しコマンド(Rewind
Command)の処理時間は約2秒と殆どかからな
い。
【0009】しかしながら、磁気テープの記録容量に対
し限られたデータ量を記録する場合、リバーストラック
側への折返し記録に移行する前に記録終了となり、記録
終了位置からテープ先頭位置への巻戻しの処理時間が長
くなる。特に、データ記録がフォワードトラックのテー
プ終端位置EOTに近い位置で終わる場合には、巻戻し
コマンドの処理時間は最大になる。具体的には、通常長
のテープ媒体(540フィート)で約41秒となり、2
倍長のテープ媒体(11フィート)で媒体で約80秒と
なる。
【0010】このように巻戻しコマンドの処理時間が最
大となるような限定されたデータ量を、かなりの巻数に
亘って処理する場合には、データ記録後の巻戻しに要す
る時間が全体としてかなりの時間になり、作業効率が低
下する原因となっている。本発明は、このような従来の
問題点に鑑みてなされたもので、限定されたデータ量の
記録処理であっても、巻戻し処理の時間を必要最小限に
抑えて高速に処理できる磁気テープ装置及びその記録方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明の磁気テープ装置は、磁気テープ
上に複数のトラックを有し、隣接する一対のトラックを
1組として一方のトラックにフォワード方向のテープ走
行でデータを記録し、他方のトラックにリバース方向の
テープ走行でデータを記録する記録機構、例えば36ト
ラック記録方式を対象とする。
【0012】このような記録方式の磁気テープ装置につ
き、本発明は、折返し処理部38によって、上位装置1
0からの書込命令に伴う折返し記録の指示を解読した際
に、記録する全データ量からテープ折り返し点までの記
録長(RL)を算出し、算出した折り返し点までテープ
のフォワード走行でデータを記録した後に、テープ走行
方向をリバース方向に逆転走行させて残りのデータを記
録することを特徴とする。
【0013】ここで、折返し点は、全データ量の少くと
も1/2とする。更に、全データ量の1/2にマージン
αを加算した値としてもよい。
【0014】
【作用】このような本発明の磁気テープ装置及び記録方
法によれば、限定的なデータ量の記録であっても、全デ
ータ量を1/2にした折返し点を求め、フォワードトラ
ックの記録が折返し点に達したら、リバーストラックの
記録に切り替えてテープ先頭位置に戻るように折返し記
録する。このため、記録データ長の如何に関わらず、記
録終了位置は、テープ先頭位置BOT側の巻戻し最小距
離の位置となり、巻戻しコマンドの処理時間を常に最小
時間、例えば2秒に抑えることができる。
【0015】
【実施例】図2は本発明の磁気テープ装置の実施例であ
る。上位装置としてのホストコンピュータ10に対して
は、入出力制御装置として機能する磁気テープ制御ユニ
ット12が接続され、磁気テープ制御ユニット12の配
下に磁気テープドライブユニット14を接続している。
ホストコンピュータ10のOS(オペレーディングシス
テム)16の磁気テープ装置に対する入出力機能とし
て、本発明の折返し記録を指示する機能が準備されてい
る。
【0016】このOS16によるソフトウェアの折返し
指示機能は、データ記録の際に使用するライトコマンド
の先頭に必ずモードセットコマンドが付いてくることか
ら、このモードセットコマンドのコマンドパラメータの
1つとして、本発明による折返し記録を指示する。図3
は、OS16から発行するライトコマンド先頭のモード
セットコマンド42と、そのコマンドパラメータ44を
示している。モードセットコマンド42は所定のコード
ビットをもち、これに続くコマンドパラメータ44は、
b7〜b0の8ビットであり、この例ではビットb1〜
b4およびb7を使用しており、ビットb0,b1およ
びb5,b6が空きビットとしてリザーブされている。
本発明にあっては、コマンドパラメータ44の例えばビ
ットb5を使用して折返し書込モード(ラップライトモ
ード)を指示する。
【0017】ここで、コマンドパラメータ44の中のビ
ットb2は、テープ書込高速モード(テープライト・イ
ミディエートモード)、ビットb3はスーパバイザ抑止
(スーパバイザ・インヒビット)、ビットb4はEDR
Cモードの設定に使用する。ここで、EDRCモードは
ANSI(アメリカ標準規格)に規定されたモードで、
ホストコンピュータから送られてきたパケットブロック
を複数まとめて1つの大きなデータブロックに再構成
し、このデータブロックを圧縮した後に磁気テープに書
き込むモードである。更にビットb7は、データ・チェ
ック・リトライ抑止(データ・チェック・パリティ・イ
ンヒビット)に使用される。
【0018】再び図2を参照するに、磁気テープ制御ユ
ニット12は、ホストインタフェース部18、バッファ
メモリ20およびフォーマッタ部22で構成される。ホ
ストインタフェース部18には、パケットプロセッサ2
4、MPU26およびファームウェア28が設けられ
る。パケットプロセッサ24は、圧縮伸長部25とパケ
ット処理部27で構成されており、ホストコンピュータ
10からの入出力要求例えばライトコマンドを受けた際
に、ライトコマンドに伴って送られてくるデータを受信
して、圧縮データとこれに対応するパケットデータをバ
ッファメモリ20に格納する。またリードコマンドの際
には、磁気テープドライブユニット14より読み出され
たブロックを元のパケットブロックに再構成して、パケ
ットブロック単位に伸長データをホストコンピュータ1
0に転送する。
【0019】フォーマッタ部22は、パケットプロセッ
サ30、MPU34およびファームウェア36で構成さ
れる。このパケットプロセッサ30に、折返し処理部3
8の機能とデータブロックのリードライト処理部40を
設けている。勿論、本発明の折返し処理部38の機能
は、パケットプロセッサ30に設けず、MPU34に設
けてもよい。
【0020】折返し処理部38は、ホストコンピュータ
10からのライトコマンドに伴う図3のモードセットコ
マンド42を最初に受けると、そのコマンドパラメータ
44を解読し、ビットb5で指示された折返し書込モー
ド(ラップライトモード)の指示の有無を判断する。も
しビットb5が1にセットされて折返し書込モードが指
示されていると、ホストコンピュータ10からのライト
コマンドに伴って送られてくる記録データ長(全記録デ
ータ量)を認識し、基本的には全データ量の1/2とな
る折返し点を設定するための記録長RL(リターンレン
グス)を求め、バッファメモリ20に受信されたパケッ
トブロックから再構成したデータブロックを順次、算出
された折返し点の記録長RLに達するまで記録させる。
ブロック記録長が算出された折返し点のデータ長RLに
達したら第1ラップマークを記録し、続いてテープ走行
方向をリバース方向に逆転し、残りのデータを記録す
る。全データの記録が済んだならば、最後に、論理的テ
ープ終端位置を示す終端マークを記録する。更に、巻戻
しコマンドを受領すると、テープを物理的な先頭位置ま
で巻き戻す。
【0021】図4は本発明による折返し記録の状態を説
明する。図4(A)は、全データ数がブロック数で2I
N個の場合であり、折返し記録が指示された場合には、
全データ長の1/2となるブロック1からブロックiま
での記録長RL1を算出する。そして、磁気テープ46
をフォワード方向に走行しながら、ID部に続いて折返
し点までのデータ長RLを与えるブロック1〜ブロック
iを記録する。
【0022】ブロックiの記録が済んだならば、折返し
点までの記録長RL1に達したことを認識し、フォワー
ドトラックの折返し位置を示す第1ラップマーク48を
記録する。次に、磁気テープ46の走行方向をリバース
方向(バックワード方向)に反転し、リバーストラック
の記録開始位置を示す第2ラップマーク50を記録した
後、残りのブロックi+1〜ブロック2iを記録する。
【0023】そしてブロック2iの最後に論理的なテー
プ終端位置を示すテープ終端マーク52を記録する。こ
の折返し記録により、テープ終端マーク52までの記録
を終了した時点での磁気テープ46の物理的な先頭位置
BOTまでの巻戻し距離はL1となっている。図4
(B)は、全データ量を図4のブロック数2iの半分の
ブロック数iとした場合の本発明の折返し記録の説明で
ある。この場合には、全ブロック数iの1/2となるブ
ロック1からブロックi/2までの記録長が、フォワー
ド走行でのブロック記録を行う折返し点までの長RL2
として求められる。
【0024】そして図4(A)と同様、磁気テープ46
のフォワード走行でフォワードトラックにブロックi〜
ブロックi/2を記録した後に第1ラップマーク48を
記録し、テープ走行をリバース方向に逆転して第2ラッ
プマーク50を記録した後、残りのブロックi/2+1
〜ブロックiを記録し、論理的テープ終端位置を示すテ
ープ終端マーク52を記録する。この場合にも、論理的
なテープ終端マーク52から物理的なテープ開始位置B
OTまでの巻戻し距離はL1と同じになる。
【0025】更に、記録ブロック数が磁気テープ46の
全記録長に一致した場合には、図8(A)に示したと同
じ記録状態となり、この場合にもテープ巻戻し距離はL
1と同じになる。本発明の折返し記録におけるフォワー
ドトラックの折返し点までの記録長RLは、基本的には
全データ長の1/2として算出するが、記録中の媒体欠
陥に伴うライトエラーによるリトライ動作で記録ブロッ
ク数が実質的に増加することを考慮し、フォワード走行
の折返し点までの記録長RLを折返し後のリバース走行
での記録長に対し大きめに設定する。
【0026】即ち、全データ量の1/2に所定のマージ
ンαを加え、次式で算出する。 RL=(全記録データ量)×0.5+α[バイト] とする。ここで、マージンαは α=(全記録データ量)×0.5×0.1 程度とすればよい。即ち、全データ量の1/2の10%
程度をマージンαとして長目にすればよい。
【0027】また、36トラック記録方式の記録容量
は、EDRCモードによるブロック再構成と圧縮を行っ
た場合、540フィートの通常長のテープ媒体で1.2
Gバイトとなり、また1100フィートとなる2倍長の
テープ媒体で2.4Gバイトとなる。そして本発明にあ
っては、この各テープ媒体の最大記録容量の範囲内の記
録データ量を限定的なデータ量であると判断し、ライト
コマンドに伴う最初のモードセットコマンドで折返し記
録を指示して、常に記録終了位置からテープ開始位置ま
での巻戻し距離を最も短い距離L1とする記録を行う。
【0028】図5は、計算機システムの処理データをバ
ックアップするために、磁気テープ装置を使用して記録
しているバックアップデータを用いてシステムダウンな
どの際にデータを回復するリカバリ処理の際の作業処理
である。このようなバックアップデータを記録した磁気
テープ媒体を使用したリカバリ処理にあっては、オペレ
ータもしくは自動投入装置が磁気テープ媒体の投入を行
い、ステップS1でドライブユニットにテープをロード
するロード処理を行い、ロードが完了すると、ステップ
S2に進み、折返し指示に伴う本発明のライト処理を行
い、ライト処理が終了すると、ステップS3で、磁気テ
ープをイジェクトするテープアンロード処理を行う。
【0029】このようなステップS1〜S3の処理をテ
ープ媒体ごとに繰り返す。このため、ステップS2のラ
イト処理の終了時における磁気テープを記録終了位置か
らテープ開始位置に巻き戻すための処理時間が全体の作
業に大きく影響するが、本発明にあっては、この巻戻し
時間が最小時間で済み、全体のテープ媒体を交換しなが
ら行うライト処理の作業時間を大幅に短縮できる。
【0030】図6は、図5のステップS2のライト処理
の詳細である。まずステップS1で磁気テープをフォワ
ード方向に走行する。ステップS2でホストコンピュー
タからの折返し書込指示を判別すると、ステップS3に
進み、全データ記録長に0.5を掛け合わせると共に、
マージンαを加えて折返し記録長RLを算出する。続い
てステップS4で、ホストコンピュータから受信したパ
ケットブロックを1つの大きなブロックにまとめ圧縮後
に書き込む書込処理を、ステップS5で折返し点の書込
記録長RLに達するまで繰り返す。
【0031】書込記録長が折返し点の記録長RLに達し
たならば、ステップS6に進み、フォワードトラックの
記録終了位置を示す第1ラップマークを書き込み、テー
プ走行方向をリバース方向(バックワード方向)に逆転
して、リバーストラックの記録開始位置を示す第2ラッ
プマークを書き込む。続いてステップS7に進み、ステ
ップS4と同様、ホストコンピュータから受信したパケ
ットブロックを1つの大きなブロックにまとめ圧縮後に
書き込む処理を繰り返す。
【0032】ステップS8で全データの記録終了が判別
されると、ステップS9で論理的なテープ終端マークE
OTを書き込み、ステップS10で巻戻しコマンドによ
る巻戻し指示を行う。この巻戻し指示に対し、ドライブ
ユニット側より巻戻し終了応答が得られると、ステップ
S11で巻戻し完了を判別し、図5のメインルーチンに
リターンする。
【0033】一方、ステップS2でホストコンピュータ
からの折返し書込指示がなかった場合には、ステップS
12に進み、ホストコンピュータから受信したパケット
ブロックを1つの大きなブロックにまとめた後に圧縮し
て、フォワード走行しながら書込処理を繰り返す。この
フォワード走行のブロック書込中に磁気テープの終端E
OT側に近付いて、磁気記録が保証されていないテープ
ワーニング領域への走行をステップS13で認識する
と、フォワードトラックに対する記録を終了し、ステッ
プS6に進んで、第1ラップマークを書き込み、もし記
録データが残っていれば、第1ラップマークを書き込ん
だ後にテープ走行方向をリバース方向に逆転し、第2ラ
ップマークを書き込んだ後に、ステップS7,S8によ
り残りのデータブロックを書き込み、書込終了で、ステ
ップS9の論理的なテープ終端マークEOTの書込みを
行い、ステップS10で巻戻しコマンドによる巻戻し指
示を行い、ドライブユニット側から完了応答を受ける
と、ステップS11で巻戻し完了を判別して、図5のメ
インルーチンにリターンする。
【0034】尚、上記の実施例は36トラック記録方式
を例にとっているが、本発明はこれに限定されず、48
トラック記録方式、72トラック記録方式など、適宜の
複数トラック並列記録方式についてそのまま適用でき
る。また上記の実施例は、ホストコンピュータからの指
示で折返し記録を行っているが、磁気テープ制御ユニッ
ト側で記録データ長を判別して、通常記録とするか折返
し記録とするかを決めるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、磁気テープの最大記録データ量に対し限られたデー
タ量の記録であっても、記録全データ量の少なくとも半
分の記録が済むと、途中で折り返してテープ開始位置に
向けて記録し、これによって記録データ量の如何に関わ
らず記録終了位置をテープ開始位置側の最小巻戻し距離
の位置で終わることができ、巻戻し処理時間を最小限に
抑えることができる。
【0036】例えば、従来、540フィートの通常長の
テープ媒体で巻戻し時間は最大41秒となっていたもの
が、本発明にあっては最小の2秒に抑えることができ
る。また、1100フィートの2倍長のテープ媒体で、
従来、巻戻し時間が最大80秒となっていたものが、本
発明にあっては最小の2秒に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の実施例を示したブロック図
【図3】モード・セット・コマンドのパラメータとして
セットされる折返し指示のラップ・ライト・モードの説
明図
【図4】本発明による折返し記録の様子を示した説明図
【図5】磁気テープ媒体を交換しながらデータを記録す
る処理のフローチャート
【図6】本発明による折返し記録のフローチャート
【図7】36トラック記録方式の概略図
【図8】従来の記録状態と巻戻し時間の説明図
【符号の説明】
10:ホストコンピュータ 12:磁気テープ制御ユニット 14:磁気テープドライブユニット 16:OS(オペレーティング・システム) 18:ホストインタフェース部 20:バッファメモリ 22:フォーマッタ部 24,30:パケットプロセッサ 25:圧縮伸長部 26,34:MPU 27:パケット処理部 28,36:ファームウェア 38:折返し処理部 40:リードライト処理部 42:モードセットコマンド 44:コマンドパラメータ 46:磁気テープ 48:第1ラップマーク 50:第2ラップマーク 60:記録再生ヘッド 62−1〜62−18:フォワードトラック 64−1〜64−18:リバーストラック 66−1〜66−18:ライトヘッド 68−1〜68−18:リードヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ上に複数のトラックを有し、隣
    接する一対のトラックを1組として一方のトラックにフ
    ォワード方向のテープ走行でデータを記録し、他方のト
    ラックにリバース方向のテープ走行でデータを記録する
    記録機構を備えた磁気テープ装置に於いて、 上位装置からの書込命令に伴う折返し記録の指示を解読
    した際に、記録する全データ量からテープ折り返し点ま
    での記録長(RL)を算出し、算出した折り返し点まで
    テープのフォワード走行でデータを記録した後に、テー
    プ走行方向をリバース方向に逆転走行させて残りのデー
    タを記録する折返し処理部を設けたことを特徴とする磁
    気テープ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気テープ装置に於いて、
    前記折返し処理部は、全データ量の少くとも1/2を、
    折返し点までの記録長(RL)とすることを特徴とする
    磁気テープ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の磁気テープ装置に於いて、
    前記折返し処理部は、全データ量の1/2にマージンα
    を加算した値を、折返し点までの記録長(RL)とする
    ことを特徴とする磁気テープ装置。
  4. 【請求項4】磁気テープ上に複数のトラックを有し、隣
    接する一対のトラックを1組として一方のトラックにフ
    ォワード方向のテープ走行でデータを記録し、他方のト
    ラックにリバース方向のテープ走行でデータを記録する
    複数トラックの記録機構を備えた磁気テープ装置の記録
    方法に於いて、 上位装置からの書込命令に伴う折返し記録の指示を解読
    した際に、記録する全データ量からテープ折返し点まで
    の記録長(RL)を算出し、 算出した折返し点までテープのフォワード走行でデータ
    を記録し、 該折返し点までの記録が済んだら、テープ走行方向をリ
    バース方向に逆転走行させて残りのデータを記録するこ
    とを特徴とする磁気テープ装置の記録方法。
JP17736694A 1994-07-29 1994-07-29 磁気テープ装置及び記録方法 Pending JPH0845182A (ja)

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