JPH0844923A - 硬貨送出装置 - Google Patents

硬貨送出装置

Info

Publication number
JPH0844923A
JPH0844923A JP6209026A JP20902694A JPH0844923A JP H0844923 A JPH0844923 A JP H0844923A JP 6209026 A JP6209026 A JP 6209026A JP 20902694 A JP20902694 A JP 20902694A JP H0844923 A JPH0844923 A JP H0844923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
receiving portion
coins
contact point
rotating disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6209026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2990571B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Mizuta
吉亮 水田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Seiko Co Ltd
Original Assignee
Asahi Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Seiko Co Ltd filed Critical Asahi Seiko Co Ltd
Priority to JP6209026A priority Critical patent/JP2990571B2/ja
Priority to TW085213581U priority patent/TW301437U/zh
Publication of JPH0844923A publication Critical patent/JPH0844923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2990571B2 publication Critical patent/JP2990571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 硬貨送出効率の高い硬貨送出装置を提供す
る。 【構成】 硬貨供給手段24は、第1の硬貨受け部12
に向かって開口し、第2の硬貨を受け入れるべく構成さ
れた第2の硬貨受け部26を有し、第2の硬貨受け部
は、第2の硬貨を拾い上げる硬貨拾い上げ部と、拾われ
た第2の硬貨を第1の硬貨受け部に落下放出する硬貨放
出部とを有し、硬貨放出部が、回転円板6の回転に伴
い、第2の硬貨を第1の硬貨受け部に落下放出し得る相
対的位置を、硬貨拾い上げ部及び硬貨放出部に対して有
する、ことを特徴とする硬貨送出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の硬貨、コイン、
メダル、トークンその他これに類する円板状のもの(本
明細書において「硬貨」と総称する。)をバラ状態でホ
ッパ内に収容し、それらの硬貨をホッパ外へ送出する硬
貨送出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでの硬貨送出装置として、たとえ
ば、本願出願人が提案した実公昭63−49793号公
報に記載(以下「第1の従来技術」という。)されたも
のがある。これを図11及び図12に基づき説明する。
この第1の従来技術にかかる装置は、図11に示すよう
に、多数の硬貨をバラ状態で収容するホッパ101内に
水平に対して傾斜した位置で回転軸の回りに回転する硬
貨送出円板102を備え、この硬貨送出円板202がそ
の表面中心部に位置する中心円形台部103と同表面外
周部分に円周方向に一定の距離を隔てて突出させた硬貨
送出ピン104とを有している。そして、さらに前記し
た中心円形台部103の上端部に先端部を接するように
配した硬貨送出ナイフ105を前記硬貨送出円板の外周
部分を横切る位置に有している。これにより、硬貨送出
円板102の回転により前記硬貨送出ピン104がホッ
パ101内から硬貨を拾い上げ、その硬貨をピン104
とそれに並ぶ次のピン104によって作られる硬貨ポケ
ット106内に受け入れた状態で硬貨送出円板の上方部
まで運び上げ、そして硬貨送出ナイフ105により硬貨
出口に案内するように構成している。
【0003】さらに、第1の従来技術は、図12に示す
ように、ホッパ101内の硬貨を撹拌するための撹拌手
段として硬貨送出円板102の中心円形台部103上に
中心から放射状に半径方向に延長する攪拌部材107に
ついて言及している。この硬貨撹拌部材107は、同公
報第2頁左欄第32行目以下に示すように、エラストマ
状弾性撹拌部材が好適に利用し得ることに着眼して上で
考案されたものであるが、その形態は、図12に示すよ
うに、3本の撹拌腕部分108からなり、各撹拌腕部分
の間109は、なだらかな円弧状に形成してあり、全体
として略三角形の形をしている。この撹拌部材107を
中心円形台部103の表面に取り付けて硬貨を撹拌する
と、半径方向に放射状に伸びる撹拌腕部分108がバラ
状態にある硬貨の固まりを崩し、効率よい撹拌効果を得
ることができる。
【0004】一方、硬貨送出円板の硬貨送出ピンが、ホ
ッパ内の硬貨を拾い上げ得る手段として、特公平3−7
8673号に記載(第4頁右欄第17行〜第5頁左欄第
26行)されたものが知られている(以下「第2の従来
技術」という。)。これを図13に基づき、同公報に記
載された名称を用いて説明する。すなわち、回転部材2
02の前面203に、等間隔に直立させた突起部208
が設けられ、これらの突起部208間の空間に、ホッパ
ー201からのコインを受け取るコイン受け部が区画さ
れている。中央部材209の外周縁部には、4枚分のコ
イン(硬貨)の厚さに等しい高さの第1部分215aを
有する案内壁215によって区画されている。この第1
部分215aは段差をなして下げられ、2枚分のコイン
の厚さに等しい高さを有する第2の部分215bに連ね
て設けられている。また、コイン通路216は、コイン
2枚分の厚さを有する第1部分216a及びコイン1枚
分の厚さを有する第2部分216bとから構成されてい
る。ここで回転部材2が反時計回りに回転すると、それ
ぞれのコイン受け部は、番号217で示す4枚のコイン
からなるコイン柱を拾い上げて、それらを上方へ移動さ
せ、案内壁215と外壁213との間へ案内する。やが
てコイン通路216の設けてある位置まで案内されたコ
イン柱の4枚のコインは、2方向に分かれて案内される
ことになる。すなわち、上記の4枚のうち上部2枚は、
第1の部分216aに導かれて回転部材202の内側へ
向かって転がり落ちる。一方、コイン受け部内に残され
た下部2枚のコインは、そのままコイン出口214に向
けて突起部208により案内される。そして、第1の部
分216aに導かれた2枚のコインのうち上部の1枚
は、第1の部分216b上を滑り落ちてコイン受け部内
に収容される。一方、下部の一枚すなわち最後の一枚
は、第2の部分216bの端縁から落下して他のコイン
受け部内に収容される。このようにして、コイン通路2
16に導かれた2枚のコインは、それぞれが相異なるコ
イン受け部に収容されることになる。しかしながら、第
2の従来技術にかかる装置によると、コイン受け部が4
枚以上のコインを拾い上げることが前提となっている。
つまり、コイン受け部が1枚ないし2枚しかコインを拾
い上げない場合は、これらのコインはコイン出口214
に向けて案内され、コイン通路216に導かれるわけで
はない。また、4枚以上のコインがコイン受け部に入る
のを消極的に待ち続けるだけで、積極的にコインを導き
入れることができない。さらに、コイン受け部の中に縦
(回転部材に対して垂直な方向)に並んだ硬貨が入って
しまった場合は、その硬貨を正しい姿勢に直すことがで
きない。以上のことから、第2の従来技術にかかる硬貨
送出装置では必ずしも効率よい送出機能が得られるわけ
ではなく、この点の改良が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した第1及び第2の従来技術の利点を損なうことなく、
これらの技術に一層の改良を加え、もって、その製品機
能を大幅に改善することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、発明者は、硬貨撹拌手段の作用を詳細に観察し
た結果、次のような結論を得た。すなわち、硬貨を効率
よく送出するには、無秩序な撹拌作用に代え、またはこ
れに加えて、回転円板の表面に設けてある第1の硬貨受
け部に硬貨を供給し、もって、第1の硬貨受け部に硬貨
を拾わせるという積極的手段が有効であることを確認し
た。これを具体化するために発明者は、バラ状態の硬貨
を所定箇所に秩序をもって移動させるように改良を加
え、当該ホッパ内の硬貨を受け取り、これを第1の硬貨
受け部が拾い易い位置に供給するための硬貨供給手段を
施すことによりその具体化に成功した。その具体的な構
成は、次の通りである。
【0007】本装置は、ホッパタンクと、回転円板と、
第1の硬貨受け部および硬貨供給手段からおおむね構成
してある。ホッパタンクは、バラ状態の硬貨を収容する
容器のことであり、硬貨を収容することができる限り、
その材質形状に何ら制限はない。このホッパタンクの中
に設けた回転円板は、一般に回転ディスクなどとも呼ば
れるもので、水平に対して傾斜して回転し、その回転作
用により当該ホッパ内にある硬貨を拾い、それらをホッ
パタンク外へ送出するためのものである。このようにし
て硬貨を拾うのは、回転円板の表面に設けられた第1の
硬貨受け部の作用によるものである。この第1の硬貨受
け部は、回転円板の外周部分に突出する硬貨送りピンを
円周方向に間隔を空けて配置して、そのピンとピンとの
間に硬貨を保持できるように構成するのが一般的であ
る。しかし、これに限ることはなく、たとえば、この外
周域に硬貨を受け入れうる大きさの硬貨受け孔を回転円
板の厚み方向に貫通させたものや、中心から円周方向に
向けてに切り欠いたもの等、硬貨を保持・運搬できるも
のであればどのように構成してもよい。また、この硬貨
受け部は、少なくとも1個設ければ足りるが、送出効率
をさらに向上させるためには、円周方向に一定の距離を
隔てて複数個設けることが好ましい。
【0008】そして、回転円板の外周部分に囲まれた中
央部分に、硬貨供給手段を設ける。この硬貨供給手段は
回転円板の回転に伴い当該ホッパ内にあるバラ状態の硬
貨を撹拌しつつ拾い、その拾った硬貨を先に述べた第1
の硬貨受け部に硬貨を落下供給するためのものである。
この硬貨供給手段は、ホッパタンクから拾った硬貨(第
2の硬貨)を受け入れるように構成された第2の硬貨受
け部を有している。この第2の硬貨受け部は、第1の硬
貨受け部に硬貨を落下供するためのものであるから、第
1の硬貨受け部に向かって開口させ、第2の硬貨を受け
入れできる形態に構成する。この第2の硬貨受け部は、
ホッパ内の第2の硬貨を拾い上げる硬貨拾い上げ部と、
このようにして拾い上げられた第2の硬貨を受け取り、
先の第1の硬貨受け部に落下放出する硬貨放出部とを有
しており、かつ、回転円板が回転した時に、受け取った
第2の硬貨を第1の硬貨受け部に落下放出し得る相対的
位置を、硬貨拾い上げ部及び硬貨放出部に対して有して
いる。このように構成することによって、硬貨の放出を
妨げないように配慮している。
【0009】さらに、この硬貨拾い上げ部は、回転円板
の回転方向に突き出した硬貨受け入れ突起を含んでお
り、これは、ホッパタンク内の第2の硬貨を第2の硬貨
受け部に受け入れるように働くも放出を妨げないような
相対的位置を、硬貨拾い部及び硬貨放出に対して有して
いる。この位置関係は、処理硬貨の寸法に応じて調整す
る。このように構成することにより、ホッパタンク内の
低い位置、特に装置を正面から見た場合に時計の3時か
ら6時までの位置にある硬貨を効率よく拾うことができ
るようになる。そして、このようにして拾い上げられた
第2の硬貨は、さらなる回転円板の回転に伴って所定位
置まで運ばれ、やがて、硬貨放出部に沿って自重落下し
て第1の硬貨受け部内に入る。なお、かかる硬貨受け入
れ突起は、硬貨の拾い上げ・保持を目的とする限り、そ
の形態に制限はなく、たとえば、当該硬貨拾い壁から距
離を隔てた位置にピンを設けて、このピンと当該硬貨拾
い壁との共同の働きによっても同じ目的を達成すること
ができる。
【0010】また、本発明にかかる硬貨送出装置によれ
ば、上述した硬貨拾い上げ部と硬貨放出部及び硬貨受け
入れ突起の三者の各々を、硬貨供給手段の上面から回転
円板の表面に向かって延びる壁面から構成して、これら
の三者を、回転円板の表面と平行に略円弧状に連ねて設
けたことを特徴としている。これらの壁面は、第2の硬
貨を拾い上げ、そして放出するためのものであり、これ
らを円弧状に連ねたのは、回転円板6の回転に伴い、第
2の硬貨受け部内を第2の硬貨が円滑に移動できるよう
にするためである。
【0011】さらに、本発明にかかる硬貨送出装置によ
れば、硬貨供給手段の外周縁に、その円周方向に渡り、
その中心から外方へ向けて傾斜する硬貨滑り傾斜面を設
けたことを特徴としている。
【0012】上述した実施例において、当該硬貨撹拌手
段に、さらに、当該ホッパ内の硬貨に向かって突き出し
た硬貨撹拌突起を設けたことを特徴としている。この硬
貨撹拌突起は、ホッパ内の硬貨を単に撹拌する作用の他
に、当該硬貨供給手段に硬貨が入ることを助ける働きも
行うので、さらに、硬貨拾い上げ等の効率を高めること
が可能となる。この突起は、後で述べる実施例に示すよ
うに、矩形の突起をホッパ内の硬貨に向けて直立して設
けるのが効果的であるが、その形状・寸法は適宜変更が
可能であり、たとえば、コイルバネやナイロン毛からな
るブラシ等をこれに代えることもできる。また、その突
起の個数にも制限はない。
【0013】さらに、本発明の他の実施例においては、
当該硬貨撹拌手段の一部または全部をエラストマ弾性体
で構成したことを特徴としている。このエラストマ弾性
体が硬貨撹拌に有効なことは、先の第1の従来技術の説
明において述べてある通りであり、本発明にかかる硬貨
送出装置においても、かかる利点を踏襲したものであ
る。ここで、一部とは、たとえば、前述した硬貨撹拌突
起の部分のみをエラストマ弾性体で構成し、他の部分を
それ以外の素材で構成することをいい、一方、全部と
は、硬貨撹拌突起だけでなく、硬貨撹拌手段全体をその
ような素材で構成することをいう。なお、エラストマ弾
性体とは、たとえば、天然ゴムや合成ゴム、さらに、合
成樹脂等が該当するが、その素材は問わない。硬貨撹拌
の際に生じる硬貨衝撃によって永久変形せずに弾性復帰
する素材であればどのようなものでもよい。
【0014】本発明にかかる他の実施例は、第2の硬貨
受け部が受け入れた第2の硬貨の外周縁と少なくとも2
か所(接点A、接点B)接触するように構成したことを
特徴とする。ここで、接点Aと接点Bを通る直線LBA
が、接点Bと第2の硬貨の中心点Mを通る直線LBM
り当該回転円板の回転方向に遅れた位置にあり、当該接
点Aと当該接点Bとは、当該回転円板の回転時に、当該
第2の硬貨を保持し得るも当該第2の硬貨の直径を超え
ない距離だけ当該回転円板の円周方向に隔てて設ける。
このように構成することにより、回転円板が回転する際
に、両接点の間に硬貨を保持することができるようにな
る。
【0015】もっとも、両接点以外の接点が第2の硬貨
と接触することを妨げるものではなく、たとえば、第3
の接点や、次に述べるような接点Cを設けてもよい。こ
の接点Cを、接点Aより回転円板の回転方向に進めた位
置に置き、さらに、受け入れた第2の硬貨の脱落を防止
するも放出を妨げないような相対的位置を接点A及び接
点Bに対して持たせることにより、ホッパタンク内の低
い位置にある硬貨をさらに効率よく拾うことができるよ
うになる。このようにして拾われた第2の硬貨は、さら
なる回転円板の回転に伴い、所定位置まで運ばれ、やが
て、回転円板の表面と面接触しながら、自重落下して第
1の硬貨受け部内に入る。なお、この硬貨供給手段は、
硬貨送出手段と別体に構成して当該硬貨送出手段に対し
て着脱自在に取りつけるのが硬貨寸法の変更に対応しう
る等の点で有利であるが、当該硬貨送出手段と一体に成
型しても何ら差し支えない。
【0016】
【作用】上述のように構成した硬貨送出装置は、次のよ
うに作用する。すなわち、バラ状態の硬貨を収容してい
るホッパ内において、回転円板が回転すると、硬貨の送
出が始まるが、これと同時に、この硬貨供給手段に設け
てある第2の硬貨受け部が、第1の硬貨受け部と同じよ
うに硬貨を拾い、さらに、この拾った硬貨を回転円板に
設けてある第1の硬貨受け部に落下供給する。この時、
その硬貨は回転円板の表面と面接触しながら落下する。
このように、硬貨を硬貨保持部に積極的に移動させるこ
とにより、回転円板の外周部分に配されている第1の硬
貨受け部が硬貨を拾うのを助け、もって効率の良い硬貨
送出を行うことができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の代表的実施例について説明す
る。図1は、本発明にかかる硬貨送出装置1を示してい
る。符号1aは、支持スタンドを、また、符号2は、水
平に対して傾斜した状態で支持スタンド1に固定支持さ
せた傾斜支持板をそれぞれ示している。符号3は、ねじ
4により傾斜支持板2に取り付けたホッパヘッドであ
り、このホッパヘッド2と傾斜支持板2によってホッパ
タンク5を構成している。このホッパタンク5は、送出
する硬貨をバラ状態で収容するためのものである。ホッ
パタンク5内には、傾斜支持板2に対して回転可能に支
持した回転円板6を設けている。この回転円板6は、傾
斜支持板2の裏側、すなわち、ホッパヘッド2と反対側
に設けてある駆動装置8(図3)によって回転させるよ
うに構成する。
【0018】図2において、回転円板6の外周部分7
に、その円周方向に等距離を隔てて複数個の硬貨送りピ
ン9,9をホッパタンク5内の硬貨に向けて突き出すよ
うに設けてあり、これらの硬貨送りピン9,9は、処理
硬貨の厚みに対応する高さを、回転円板6の行面に対し
て有している。これらの硬貨送りピン9,9と、回転円
板6の中心部にホッパタンク5に向けて突き出すように
設けた円形台部10の外周縁11とによって第1の硬貨
受け部12を構成している。すなわち、本実施例におけ
る第1の硬貨受け部は、2本の硬貨送りピン9,9と、
円形台部10の外周縁11によって構成される。
【0019】この第1の硬貨受け部12は、ホッパタン
ク5の中にある硬貨を1枚づつ拾い上げて、これらをホ
ッパタンク5の上方部に設けてある上方硬貨出口13に
案内するためのものである。上方出口部13には、出口
ナイフ14を設けてある。出口ナイフ14は、回転円板
6の外周部分7を横切るように延長して設けるととも
に、その先端部15を、円形台部10の外周縁11と円
形台部10の上方位置11aにおいて接するように配置
している。さらに、出口ナイフ10の上端縁16は、同
先端部15から始まる円形台部10の上方位置11aに
おける接線方向に延長して設けてあり、これにより、回
転円板6が回転する際に、硬貨送りピン9,9によって
上方硬貨出口13に送られた硬貨を、円形台部10の外
周縁11上から出口ナイフ14上に取り上げて、その硬
貨を、出口ナイフ14の先端部15と同上端縁を介して
硬貨出口シュート17を経て装置外に送出し得るよう構
成する。この送出作用は、出口シュート17内において
出口ナイフ14の上端縁16を外方へ向けて傾斜下降さ
せて、硬貨を、このナイフ上端縁16の上を転動落下さ
せることにより達成できる。
【0020】一方、出口ナイフ14の上方には、硬貨計
数用スイッチ(図示せず)に取り付けてあるバネ付勢作
動腕18の下方端に回転可能に設けたローラ19を配し
てある。このローラ19は、上方硬貨出口13を通過す
る硬貨の枚数を計数するためのものである。通過する硬
貨は、ローラ19をバネ力に反しながら押し上げ、これ
により、硬貨計数用スイッチ(図示せず)を作動させて
計数を行うように構成する。符号20は、上方硬貨出口
13に硬貨が重なり合った状態で送り込まれるのを防止
するための硬貨重なり防止用ワイパである。この硬貨重
なり防止用ワイパ20は、傾斜支持板2の上に設けてあ
る取付用固定片21の上に、硬貨重なり防止用ワイパ2
0の基部21aを押さえバネ板22とともにネジ23に
よって、通過しようとする重なり合った2枚の硬貨のう
ち、上側の硬貨を払い落として下側の硬貨だけを通過さ
せるように取り付ける。
【0021】次に、図2及び図3に基づいて説明する。
図2はホッパヘッド3を取り外した状態の装置を正面か
ら見た図であり、また、図3は図2のI−I断面図であ
る。なお、両図において、図1と共通の部分について
は、同一の符号を用いている。回転円板6の中央部分に
ある円形台部10表面外周部分に、硬貨供給手段24を
設ける。この硬貨供給手段24は、ホッパタンク5の中
にバラ状態で収容されている硬貨を、回転円板6の回転
に伴い、2本の硬貨送りビン9,9と、円形台部10の
外周縁11によって構成された第1の硬貨受け部12に
落下供給するためのものである。なお、回転円板6は、
図中の矢印Sで示す方向(反時計回りの方向)に回転す
る。硬貨供給手段24の直径は、円形台部10の直径と
ほぼ等しく構成してあるので、円形台部10は、硬貨供
給手段24の陰に隠れて見えなくなる。これらの円形台
部10と硬貨供給手段24とを、一体に構成することも
できる。硬貨供給手段24は、回転円板6と一体に回転
できるように、ここでは4個のねじ孔25...を介し
て、ねじによって円形台部10に固定する。このように
構成することにより、回転円板6の回転により、ホッパ
タンク5の下端にある第1の硬貨Pが第1の硬貨受け部
12に拾われるとともに、第1の硬貨Pより幾分上方に
ある第2の硬貨Qが硬貨供給手段24の第2の硬貨受け
部28に拾われて上方に運ばれる。その後、第1の硬貨
Pは出口ナイフ14の上を転動落下し、出口シュート1
7を経て装置外へ送出される。一方、第2の硬貨Qは、
そのまま移動を続け、図中の想像線で示すように回転円
板6の表面と面接触しながら落下し、やがて、第1の硬
貨受け部12の中に入る。ここで、第2の硬貨Qが第1
の硬貨Pに変身して第1の硬貨受け部12に拾われたこ
とになり、その後は、先に述べたように出口シュート1
7に向けて運ばれる。
【0022】次に、図4から図6に基づき、硬貨供給手
段24の具体的な構造を説明する。図4は硬貨供給手段
24の平面図を、図5は同じく正面図を、さらに、図6
は同じく斜視図であって硬貨を落下供給する状態を、そ
れぞれ示している。硬貨供給手段24は、ここではポリ
アセタール材を一体成型して製造するが、これに限る必
要はなく、たとえば、他の合成樹脂や金属はもとより、
後で述べるように、エラストマ弾性体で構成することも
できる。その形状は、正面から見て円形を呈しており、
その円周方向に一定の距離を隔てて第2の硬貨受け部2
6・・・を形成する凹部をここでは4個設けてある。こ
の第2硬貨受け部26は、処理硬貨を1枚受け入れ得る
ようにその間口寸法Wを処理硬貨1枚の直径より大き
く、また、2枚の直径を合計した寸法より小さく構成す
る。
【0023】さらに、第2の硬貨受け部26に、ホッパ
タンク5内の第2の硬貨Qを拾う硬貨拾い部27と、そ
の拾われた硬貨Qを受け取って第1の硬貨受け部12に
落下放出する硬貨放出部28とを持たせ、また、さら
に、必要に応じてホッパタンク5の中にある硬貨Qを第
2の硬貨受け部に受け入れるように働く回転円板6の回
転方向に突き出した硬貨受け入れ突起29を持たせるこ
ともできる。硬貨受入突起29は、硬貨を第2の硬貨受
け部26に受け入れるように働くも放出を妨げないよう
な相対的位置を、硬貨拾い部27及び硬貨放出部28に
対して有するように構成する。
【0024】図4に示すように、硬貨受け入れ突起29
を設けると、これを設けない場合に比べて広い範囲の硬
貨を拾うことができるようになる。すなわち、図中に実
線で示す硬貨Qの中心Mが、硬貨受け入れ突起29の頂
点29aを通る鉛直線(図中の一点鎖線)の第2の硬貨
受け部28側(向かって左側)にあれば、硬貨Qを第2
の硬貨受け部28が拾うことができ、その結果、硬貨を
拾うことのできる範囲が広がることになる。また、この
硬貨受け入れ突起29は、一旦拾った硬貨が、第2の硬
貨受け部28外へ落下するのを防止する働きもする。
【0025】次に、硬貨放出部28について説明する。
図4及び図6に示すように、第2の硬貨受け部26を、
第1の硬貨受け部12に向かって開口させ、回転円板6
の回転に伴って、図中の硬貨Q”が硬貨放出部28に沿
って転動落下して第1の硬貨受け部12の中に入りえる
ように、硬貨放出部28の角度を調整する。この時、硬
貨Q”は、硬貨放出部28に沿いながら、硬貨硬貨供給
手段24の底板30表面とこれに続く回転円板6の表面
と面接触しつつ滑り落ちる。
【0026】そして、硬貨を円滑に拾い、かつ放出でき
るように、これら三者を略円弧状に連ねて設けるととも
に、少なくとも1枚の硬貨を運べるように凹部の深さt
(図5)を調整する。もっとも、この深さtを、たとえ
ば、2枚の硬貨を運べるように調整することにより、第
1の硬貨受け部に落下供給する硬貨の枚数を増加させて
も良い。また、凹部の底板30(図5)を取り去って貫
通させることもでき、この場合は、受け入れられた硬貨
が直接円形台部10の表面と直接に面接触することにな
る。
【0027】なお、先に述べたように、硬貨供給手段2
4は、ねじ25...によって円形台部10に対して着
脱可能に設けてあるので、相異なるWとtの組み合わせ
を持たせた硬貨供給手段24を複数個用意して置き、処
理しようとする硬貨の寸法に合わせて適宜選択して使用
すると便利である。
【0028】また、硬貨供給手段24の外周縁には、円
周方向の全域に渡り、硬貨滑り傾斜面31を、中心から
外方へ向けて傾斜させてある。硬貨滑り傾斜面31は、
回転円板6の回転時に硬貨が詰まるのを防止するととも
に、、ホッパタンク5内にある硬貨を、その表面に乗り
上げさせ、これにより同硬貨を撹拌するのが主な目的で
ある。また、これに加えて、第2の硬貨受け部26の中
にある硬貨を円滑に滑り落とさせる目的もある。硬貨滑
り傾斜面の勾配θは、図5に示すように、ここでは45
°としているが、20°から60°の間で好適に用いる
ことができる。
【0029】さらに、本発明にかかる他の実施例につい
て図7に基づいて説明する。本実施例における硬貨供給
手段24は、上述した構成に加えて、ホッパタンク5内
にある硬貨に向かって突き出した硬貨撹拌突起35を設
けてある。この硬貨撹拌突起35は、ホッパタンク5の
中にある硬貨を撹拌しつつ効率よく第2の硬貨受け分へ
導くためのものであり、ここでは4個設けてあるが、そ
れ以下でもそれ以上でも良い。硬貨撹拌突起35...
は、図に示すように、略逆T字の断面形状を呈してお
り、これを硬貨供給手段24の各硬貨拾い部と硬貨放出
部の間に厚み方向に貫通させた取り付け孔36...に
下方から嵌め入れて、硬貨撹拌突起35の本体35aを
硬貨供給手段24の表面から突き出るように構成する。
この際に、取付孔36を、硬貨撹拌突起35の形状に対
応するように構成すれば、硬貨撹拌突起のリブ35bの
働きにより、硬貨撹拌突起35が抜け落ちるのを防止す
ることができる。
【0030】また、本発明にかかる他の実施例において
は、これまで述べてきた硬貨硬貨供給手段24の一部ま
たは全部をエラストマ弾性体、たとえば、ウレタン材で
構成する。特に、上述した硬貨撹拌突起35をウレタン
材で構成すると、硬貨の衝突による衝撃を程よく吸収す
るとともに、その弾性変形により硬貨の詰まりを防止す
ることができる。もっとも、硬貨供給手段全体をエラス
トマ弾性体で一体成型する場合も、上述と同様の効果が
期待できる。
【0031】ここで、第2の実施例における第2の硬貨
受け部24について説明する。図8は、ホッパヘッド3
を取り外した状態の装置を正面から見た概略図である
が、図1と共通の部分については、同一の符号を用い、
また、説明を省略してある。本実施例における硬貨供給
手段24は、掛合ピン32と掛合ピン33とを有してお
り、これらの両掛合ピンが第2の硬貨受け部28を構成
している。掛合ピン32と掛合ピン33の両掛合ピン
は、共に、円形台部10の表面からホッパタンク5内の
硬貨に向かって突き出して設けてあり、その高さは、処
理硬貨2枚の厚みと等しい厚みを円形台部10の表面に
対して持たせている。もっとも、この厚みは硬貨2枚分
の厚みに限る必要はなく、少なくとも1枚の硬貨を受け
入れ得る厚みであればよく、一方、3枚以上の硬貨を受
け入れ得るものでもよい。また、このような働きをする
ものであれば、ピン形状のものに限る必要はなく、たと
えば、円形台部1O表面に膨出させた突起を用いるな
ど、本発明の趣旨に沿う限り種々の変形が可能である。
このことは、次に述べる掛合ピン34についても、同様
である。
【0032】掛合ピン32は硬貨Q(第2の硬貨)の外
周縁Qと接触する接点Aを含み、また、掛合ピン33
は同様に接点Bを含んでいる。このような接点Aと接点
Bの位置関係は、次ぎのように構成する。すなわち、図
中に一点鎖線で示した、接点Aと接点Bを通る直線L
BAが、これと同様に示した接点Bと硬貨Qの中点Mを
通る直線より回転方向に遅れた位置におき、かつ、接点
Aと接点Bとの間を、硬貨Qの直径幅を超えない範囲で
硬貨Qを回転時に受け入れ得る距離とする。硬貨Qの直
径幅を超えないようにしたのは、そのように構成しない
と硬貨Qが両接点の間をすり抜けてしまうからであり、
その反面、回転時に受け入れ得る距離としたのは、両接
点が互いに近寄りすぎていると安定して硬貨を拾うこと
ができないからであり、どちらも確実に硬貨Qを拾うた
めの条件である。
【0033】次に、図9及び図10に移り説明する。第
2の実施例の変形例として、掛合ピン32及び掛合ピン
33に加えて、硬貨Qの外周縁Qと接触する接点Cを
含む掛合ピン34を設けると、さらに、効率のよい硬貨
供給を実現できる。すなわち図4に示すように新たな掛
合ピン34を設けた場合は、図中に想像線で示す硬貨
Q’の中心にM’が、掛合ピン34の接点Cを通る鉛直
線(図中の一点鎖線)の第2の硬貨受け部28側(向か
って左側)にあれば、硬貨Q’を第2の硬貨受け部28
が拾うことができ、その結果、第2の硬貨受け部28が
硬貨を拾うことのできる範囲が広がることになる。ま
た、この掛合ピン34は、一旦拾った硬貨が第2の硬貨
受け部28外へ落下するのを防止する働きもする。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかる硬貨送出装置によれば、
ホッパタンク内にあるバラ状態の硬貨を効率よく拾うこ
とができるようになる結果、送出効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる硬貨送出装置の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】 図1に示す硬貨送出装置のホッパヘッドを外
した状態を示す正面図である。
【図3】 図2のI−I断面図である。
【図4】 図1に示す硬貨送出装置の硬貨供給手段の拡
大平面図である。
【図5】 図4に示す硬貨供給手段の正面図である。
【図6】 図1に示す硬貨供給手段の斜視図である。
【図7】 図1に示す硬貨供給手段に硬貨撹拌突起を設
けた状態を示す斜視図である。
【図8】 本発明にかかる他の実施例のホッパヘッドを
取り外した状態での硬貨供給手段を示す正面図である。
【図9】 図8に示す硬貨供給手段の作用説明図であ
る。
【図10】 図8に示す硬貨供給手段の作用説明図であ
る。
【図11】 第1の先行技術にかかる硬貨送出装置を示
す斜視図である。
【図12】 第1の先行技術にかかる硬貨送出装置に使
用する撹拌部材の拡大平面図である。
【図13】 第2の先行技術にかかる硬貨送出装置を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 硬貨送出装置 1a 支持スタンド 2 傾斜支持板 3 ホッパヘッド 4 ねじ 5 ホッパタンク 6 回転円板 7 外周部分 8 駆動装置 9 硬貨送りピン 10 円形台部 11 外周縁 11a 上方位置 12 第1の硬貨受け部 13 上方硬貨出口 14 出口ナイフ 15 出口ナイフ先端部 16 出口ナイフ上端縁 17 出口シュート 18 バネ付勢作動腕 19 ローラ 20 硬貨重なり防止用ワイパ 21 取付用固定片 22 押さえバネ板 23 ねじ 24 硬貨供給手段 25 ねじ孔 26 第2の硬貨受け部 27 硬貨拾い上げ部 28 硬貨放出部 29 硬貨受け入れ突起 29a 硬貨受け入れ突起頂点 30 底板 31 硬貨傾斜滑り面 32 掛合ピン 33 掛合ピン 34 掛合ピン 35 硬貨撹拌突起 35a 本体 35b リブ 36 取付孔 P 第1の硬貨 Q 第2の硬貨

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バラ状態の硬貨を収容するホッパタンク
    と、 当該ホッパ内で水平に対して傾斜して回転する回転円板
    と、 当該回転円板の外周部分に配され、当該回転円板の回転
    に伴い、当該ホッパタンク内の第1硬貨を、当該ホッパ
    タンクに設けた硬貨出口に案内するために当該第1の硬
    貨を保持する第1の硬貨受け部と、 当該回転円板の外周部分に囲まれ、当該回転円板の回転
    に伴い、当該ホッパタンク内の第2の硬貨を拾い上げ
    て、当該第1の硬貨受け部に落下供給する硬貨供給手段
    とを、 を有する硬貨送出装置において、 当該硬貨供給手段は、当該第1の硬貨受け部に向かって
    開口し、当該第2の硬貨を受け入れるべく構成された第
    2の硬貨受け部を有し、 当該第2の硬貨受け部は、当該第2の硬貨を拾い上げる
    硬貨拾い上げ部と、拾われた当該第2の硬貨を当該第1
    の硬貨受け部に落下放出する硬貨放出部とを有し、 当該硬貨放出部が、当該回転円板6の回転に伴い、当該
    第2の硬貨を当該第1の硬貨受け部に落下放出し得る相
    対的位置を、当該硬貨拾い上げ部及び当該硬貨放出部に
    対して有する、 ことを特徴とする硬貨送出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の硬貨送出装置において、 当該硬貨拾い上げ部は、さらに、当該回転円板の回転方
    向に突き出した硬貨受け入れ突起を含み、 当該硬貨受け入れ突起は、受け入れた当該第2の硬貨を
    当該第2の硬貨受け部に受け入れるように働くも放出を
    妨げないような相対的位置を、当該硬貨拾い上げ部及び
    当該硬貨放出部に対して有する、 ことを特徴とする硬貨送出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2記載の硬貨送出装置にお
    いて、 当該硬貨拾い上げ部と当該硬貨放出部及び当該硬貨受け
    入れ突起の各々を、当該硬貨供給手段の上面から当該回
    転円板の表面に向かって延びる壁面から構成するととも
    に、これらを当該回転円板6の表面と平行に略円弧状に
    連ねて設けた、 ことを特徴とする硬貨送出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の硬貨送出装置にお
    いて、 当該硬貨供給手段の外周縁には、当該硬貨供給手段の円
    周方向の全域に渡り、当該硬貨供給手段の中心から外方
    へ向けて傾斜する硬貨滑り傾斜面を設けた、 ことを特徴とする硬貨送出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4何れか記載の硬貨送出装
    置であって、 当該硬貨供給手段は、さらに、当該ホッパタンク内の硬
    貨に向かって突き出した硬貨撹拌突起を含む、 ことを特徴とする硬貨送出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5何れか記載の硬貨送出装
    置であって、 当該硬貨供給手段の一部又は全部を、エラストマ弾性体
    で構成した、 ことを特徴とする硬貨送出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6何れか記載の硬貨送出装
    置であって、 当該硬貨供給手段は、当該回転円板に対して着脱自在に
    構成した、 ことを特徴とする硬貨送出装置。
  8. 【請求項8】 バラ状態の硬貨を収容するホッパタンク
    と、 当該ホッパ内で水平に対して傾斜して回転する回転円板
    と、 当該回転円板の外周部分に配され、当該回転円板の回転
    に伴い、当該ホッパタンク内の第1の硬貨を、当該ホッ
    パタンクに設けた硬貨出口に案内するために当該第1の
    硬貨を保持する第1の硬貨受け部と、 当該回転円板の外周部分に囲まれ、当該回転円板の回転
    に伴い、当該ホッパタンク内の第2の硬貨を拾い上げ
    て、当該第1の硬貨受け部に落下供給する硬貨供給手段
    とを、 を有する硬貨送出装置において、 当該硬貨供給手段は、当該第1の硬貨受け部に向かって
    開口し、当該第2の硬貨を受け入れるべく構成された第
    2の硬貨受け部を有し、 当該第2の硬貨受け部は、当該第2の硬貨を受け入れた
    ときに、当該第2の硬貨の外周縁と接触する接点Aと、
    接点Bとを少なくとも含み、 当該接点Aと当該接点Bを通る直線LBAが、当該接点
    Bと当該第2の硬貨の中心点Mを通る直線LBMより当
    該回転円板の回転方向に遅れた位置にあり、 当該接点Aと当該接点Bとは、当該回転円板の回転時
    に、当該第2の硬貨を保持し得るも当該第2の硬貨の直
    径を超えない距離だけ当該回転円板の円周方向に隔てて
    設けてある、 ことを特徴とする硬貨送出装置。
  9. 【請求頂9】 請求項8記載の硬貨送出装置であって、 当該第2の硬貨受け部は、さらに、受け入れた当該第2
    の硬貨と接触する接点Cを含み、 当該接点Cは、当該接点Aより当該回転円板の回転方向
    に進めた位置にあり、かつ、受け入れた当該第2の硬貨
    の脱落を防止するも放出を妨げないような相対的位置
    を、当該接点A及び当該接点Bに対して有する、 ことを特徴とする硬貨送出装置。
JP6209026A 1994-08-01 1994-08-01 拾い機能をもつ硬貨送出装置 Expired - Lifetime JP2990571B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6209026A JP2990571B2 (ja) 1994-08-01 1994-08-01 拾い機能をもつ硬貨送出装置
TW085213581U TW301437U (en) 1994-08-01 1994-08-05 Coin sending-out device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6209026A JP2990571B2 (ja) 1994-08-01 1994-08-01 拾い機能をもつ硬貨送出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0844923A true JPH0844923A (ja) 1996-02-16
JP2990571B2 JP2990571B2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=16566044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6209026A Expired - Lifetime JP2990571B2 (ja) 1994-08-01 1994-08-01 拾い機能をもつ硬貨送出装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2990571B2 (ja)
TW (1) TW301437U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2990571B2 (ja) 1999-12-13
TW301437U (en) 1997-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5098339A (en) Coin feeding device
US5316517A (en) Coin dispensing device
US5098340A (en) Coin feeder
JPS6155156B2 (ja)
US6139419A (en) High capacity dispenser for ejecting coins and tokens
GB2353129A (en) Coin dispensing apparatus with adjustable coin apertures
US5984771A (en) High capacity dispenser for coins and tokens
US6579166B2 (en) Coin hopper with peripheral coin transport device
JPH0844923A (ja) 硬貨送出装置
AU2001227077B2 (en) Coin feeder
JPH0816886A (ja) 硬貨送出装置
US2978148A (en) Automatic fish feeder
EP0731962A4 (en) EAR PLUG DISPENSER
JP4226268B2 (ja) コイン貯蔵・分配装置
JP4206224B2 (ja) 球払出装置
JPS6362030B2 (ja)
JPH057654Y2 (ja)
JPS6336556B2 (ja)
JP3791725B2 (ja) 円板体放出装置
JP2826552B2 (ja) 硬貨放出装置
US5152716A (en) Coin dispensing apparatus
JPS635095Y2 (ja)
JP2003236048A (ja) メダル送り出し装置
JPH0330932Y2 (ja)
US571931A (en) Trustees

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071015

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term