JPH0844894A - モンタージュ作成装置 - Google Patents

モンタージュ作成装置

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Publication number
JPH0844894A
JPH0844894A JP6179276A JP17927694A JPH0844894A JP H0844894 A JPH0844894 A JP H0844894A JP 6179276 A JP6179276 A JP 6179276A JP 17927694 A JP17927694 A JP 17927694A JP H0844894 A JPH0844894 A JP H0844894A
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JP
Japan
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montage
pattern
image
display
parts
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JP6179276A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiro Ikedo
辰裕 池戸
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Priority to US08/507,924 priority patent/US5808624A/en
Publication of JPH0844894A publication Critical patent/JPH0844894A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡大・縮小時にも表示品質を損なうことがな
く、結果としてパーツパターンの容量を少なくしても多
様な顔を表現し得ること。 【構成】 モンタージュ作成用のデータとして、髪、
目、鼻、口等の顔の各パーツ毎に複数個のパターンがあ
り、各パターンはアウトラインデータとして与えられて
いる。このアウトラインデータは、パーツフレームPF
eyeL内の座標点によるラスタライズデータで規定されて
おり、必要に応じて拡大・縮小され、各々の占有領域当
てはめられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モンタージュ作成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭57−156952号公
報、特開平4−338877号公報、特開平6−682
20号公報等に記載の様に、髪型,眉毛,目,鼻,耳,
口,…等の人の顔の中のパーツのパターンをそれぞれ複
数個ずつメモリに記憶しておき、これらのパーツのパタ
ーンから所望のものを選択してディスプレイに表示し、
人の似顔を作成するようにしたモンタージュ作成装置が
知られている。
【0003】これら従来のモンタージュ作成装置では、
各パーツがビットマップデータとしてメモリに記憶され
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、合成した顔を
拡大・縮小するにはビットマップ操作によることとな
り、特に、拡大時にドットのエッジが目立って表示品質
が低下するという問題があった。
【0005】また、顔全体ではなく、個々のパーツだけ
を拡大・縮小すると、例えば目だけがドットのエッジの
目立つギザギザの表示となるなど表示品質が一層悪くな
る。このため、品質よく表示をするには、大きな目、小
さな目といった具合いに大きさが異なる毎に別個のパー
ツパターンとしてメモリに記憶しておかなくてはなら
ず、記憶能力との関係から表現できる顔が制限されるこ
ととなった。
【0006】そこで、本発明は、拡大・縮小時にも表示
品質を損なうことがなく、結果としてパーツパターンの
容量を少なくしても多様な顔を表現し得るモンタージュ
作成装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明の
モンタージュ作成装置は、髪,目,鼻,口等の顔の各パ
ーツ毎に、アウトラインデータで表された複数個のパタ
ーンを記憶する記憶手段と、該記憶手段から所望のパー
ツの所望のパターンを選択する選択手段と、該選択され
たパターンのアウトラインデータに基づいて、画面上に
モンタージュ画像を表示するモンタージュ画像表示手段
とを備える。
【0008】このモンタージュ作成装置によれば、パタ
ーンのアウトラインデータに基づいて画面上にモンター
ジュ画像を表示するので、この画像全体を拡大してもド
ットのエッジが目立つことがない。また、反対に縮小し
ても細部が潰れ難い。このモンタージュ作成装置におい
て、さらに、前記選択されたパーツのパターンを、アウ
トラインデータの状態で拡大・縮小する拡大・縮小手段
を備えるようにするとよい。この場合、例えば、あるパ
ーツだけを拡大したとしても、その表示におけるドット
のエッジは標準倍率で表示されている他のパーツのそれ
と変わりがなく、画像全体でのドットのエッジの目立ち
具合いは一定となる。
【0009】なお、これらのモンタージュ作成装置にお
いて、前記モンタージュ画像表示手段が、前記選択され
たパーツのパターンのアウトラインデータを、一旦、ビ
ットマップ表現による画像表示用情報に変換するビット
マップ化手段と、該ビットマップ表現による画像表示用
情報に基づいてモンタージュ画像を表示するビットマッ
プ表示手段とを備えると一層よい。
【0010】例えば、アウトラインデータのままで画面
上に表示しようとすると、CADなどで経験する様に、
線が順番に引かれる様にして表示がなされるため、特
に、拡大や縮小、移動等の表示を変更する操作をしたと
き、最初から線を引き直す様に表示がなされ、見るもの
にイライラ感を与える。これに対し、上述の様に構成す
れば、画面上に表示するときにはビットマップ表現にな
っているので、線の引き直しはなく、画面が一気に切り
替わる様に表示の変更がなされる。従って、見る者にイ
ライラ感を与えない効果がある。
【0011】この場合、前記ビットマップ化手段は、パ
ターンの変更,拡大,縮小又は移動等、表示を変更する
操作がなされたとき、画像全体の中で、当該変更等の前
後で画像を変更すべき範囲を抽出する画像変更範囲抽出
手段と、該抽出された範囲に関してだけ、前記変更等の
ビットマップ表現による画像表示用情報を形成する部分
的ビットマップ化手段とを備え、前記ビットマップ表示
手段は、前記部分的ビットマップ化手段により形成され
た部分的な画像表示用情報に基づいて、前記抽出された
範囲のモンタージュ画像の表示を変更する部分的表示変
更手段を備えることとしておくと一層よくなる。
【0012】目のパターンだけを変更したり、移動した
りする場合に、口や鼻など目と重ならない部分について
までビットマップ化をやり直さなくてよく、表示の切り
替えのための処理時間が短くて済む様になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例としての
モンタージュ作成装置について図面を参照しつつ説明す
る。実施例のモンタージュ作成装置1は、図1に示すよ
うに、キーボード3、マウス5及びディスプレイ7が接
続されたパーソナルコンピュータ9に、モンタージュ作
成用のアプリケーションプログラム及び各種データをイ
ンストールしたものである。
【0014】本実施例のシステムはVGA表示可能なも
のであり、最大640×480ドットの解像度で画像を
表示することができる。アプリケーションプログラム
は、マイクロソフト社製のWINDOWS(登録商標、
以下同じ)上で動作するものであり、アウトラインデー
タに基づきBスプライン曲線による画像を表示する機能
を有する。
【0015】データとしては、髪,目,鼻,口等の顔の
各パーツ毎に複数個のパターンが与えられる。各パター
ンは、アウトラインデータとして与えられている。図2
は、左目のアウトラインデータの一例である。各アウト
ラインデータは、図示の様に、枠(以下、「パーツフレ
ーム」という)PFeyeL内の座標点によるラスタライズ
データで規定されている。このラスタライズデータは、
Bスプライン曲線描画用に定められており、大きな○で
示されているのがBスプライン曲線描画用の基準点を、
小さな○で示されているのが同じく補助点を意味する。
【0016】パーツフレームPFeyeLは、髪,目,鼻,
口等の顔の各パーツ別に(幅)×(高さ)が定められて
いる。例えば、パーツフレームは、髪なら1000×1
000ドット、顔の輪郭なら1000×1000ドッ
ト、…といった具合いである。なお、目、耳について
は、右目,左目、右耳,左耳としてそれぞれ左右対象の
データを同じパターン番号を付して与えておく。これに
よって、後述の左右連動モードでは、右目のパターン番
号を指定するだけで左目も同時に同じパターン番号のも
のを選択可能になっている。
【0017】また、これらパターンのデータとは別に、
各パーツがモンタージュ画像として占めるべき領域及び
位置関係を定めた「顔の基準スタイル」のデータも与え
られる。実施例では、「顔の基準スタイル」として、
「標準」、「太め」、「細め」、「子供」の4種類のデ
ータを与えている。
【0018】例えば、「子供」という基準スタイルで
は、図3に示すように各パーツの占めるべき領域及び位
置関係が定められている。具体的には、モンタージュ画
像の全体表示領域を座標(0,0)〜(400,40
0)の400×400ドットとしたとき、下の表の様に
各パーツの占有領域PAh,PAf,…が定められてい
る。これらは、子供の顔におけるパーツの大きさや位置
のバランスを統計的に分析するなどして定めることがで
きる。
【0019】
【表1】
【0020】この「子供」に対するパーツ占有領域PA
h ,PAf 等は、各パターンデータのパーツフレームが
収まるべき領域を意味している。例えば、図2の右目の
パーツフレームPFeyeLは、上表のPAeyeLに収まる様
に、その縦横それぞれに拡大・縮小されて画面上に表示
される。
【0021】「標準」は大人の標準的な顔での各パーツ
のバランス分析の結果に基づいて各占有領域を定めたも
のであり、「太め」や「細め」についても、「太り気味
の大人」、「痩せ気味の大人」の顔における各パーツの
バランス分析の結果に基づいて占有領域を定めてある。
従って、例えば、「子供」の場合には、右目の占有領域
が(100,198)〜(187,247)であった
が、「標準」では、右目の占有領域はこれよりも狭くな
る。これは、大人の方が顔全体に対して目の占める面積
が小さくなるからである。従って、全く同じの右目のパ
ターンであっても、基準スタイルが「子供」の場合には
大きく、「標準」では小さく表示されるようになる。
【0022】この基準スタイルの違いによる表示結果
を、図4に示す。図示の様に「(A)標準」、「(B)
太め」、「(C)細め」の三者で比べると、「眉毛」,
「目」,「鼻」,「口」,「耳」といったパーツの占有
領域の面積自体は変わりないものの、その位置が微妙に
ずれており、特に、「目」,「耳」の間隔が変わってい
ることが分かる。また、「髪型」,「前髪」及び「顔の
輪郭」については占有領域の幅が変わり、それぞれの基
準スタイルで表現されるように標準、太め、細めと顔全
体のイメージが微妙に変化することが分かる。また、
「(A)標準」と「(D)子供」とを比較すると、各パ
ーツとして同じパターンが選択されているにも拘らず、
占有領域の違いによって大人の雰囲気と子供の雰囲気と
が表現されていることが分かる。
【0023】この様に、各パーツの占有領域にパーツフ
レームを当てはめる様にして各パターンを表示すると、
全く同じパターンが選ばれていても、それぞれ微妙にイ
メージの異なる顔を表現することができるのである。こ
の場合、特に、実施例では、各パターンにアウトライン
データを用いているので、サイズの異なる占有領域に当
てはめても、ギザギザができたりしない。なお、最終的
には、このアウトラインデータを占有領域に当てはめて
得られる画像に基づいてビットマップデータを作成し、
このビットマップデータをフレームバッファにセットし
て、サンプル表示欄21又は描画領域10に貼り付ける
ようにしてモンタージュの描画をしている。
【0024】一方、インストールされたアプリケーショ
ンプログラムが起動されると、図5に示すように、ディ
スプレイ7上に、描画領域画面10の他に、サンプル表
示欄21、スタイル選択表示欄22、パーツ選択表示欄
23、パターン値表示欄24、左右連動指示欄25、O
K欄26、キャンセル欄27及び初期設定欄28からな
る操作領域画面20を表示するようになっている。
【0025】描画領域画面10の中には、デフォルトで
128×128ドットの範囲の描画領域が設定されてい
る。これは、本実施例の装置で作成したモンタージュ画
像を、テープライター(24mm幅の粘着テープに文字
等を印字して、ファイルなどタイトル作成などに使用す
る印字装置の商品名、以下同じ)に出力することを想定
した画像の大きさである。より幅の狭いテープを使用し
たり、出力装置をレーザプリンタとしてA4サイズの用
紙に出力するといった場合には、上記描画領域を拡大・
縮小することもできるようになっている。
【0026】サンプル表示欄21とは、出来上りの顔を
確認するための欄であって、180×180ドットの描
画領域を確保されている。スタイル選択表示欄22と
は、顔の基準スタイルの選択結果を表示する欄である。
実施例では、既述の通り、顔の基準スタイルを「標
準」、「太め」、「細め」、「子供」の中から選択でき
るようになっている。図では、顔の基準スタイルとして
「子供」が選択されている。従って、顔全体が子供らし
いイメージになるようにモンタージュ画像が作成される
ことになる。また、マウス5を動かしてこの欄22にマ
ウスカーソルを合わせ、マウス5に設けられた右側のボ
タンを押すと(以下、この操作を右クリックと呼ぶ)、
順方向に「標準」→「太め」→「細め」→「子供」→
「標準」→…と、マウス5に設けられた左側のボタンを
押すと(以下、この操作を左クリックと呼ぶ)、逆方向
に「子供」→「細め」→「太め」→「標準」→「子供」
→…と、スタイル選択状態を変更することができるよう
に構成されている。なお、Siftキー3Sと共に右カ
ーソルキー3Rを操作すればマウス5の右クリックと同
様に順方向にスタイル選択状態を変更し、Siftキー
3Sと共に左カーソルキー3Lを操作すればマウス5の
左クリックと同様に逆方向にスタイル選択状態を変更す
ることができる様にもなっている。
【0027】パーツ選択表示欄23とは、髪,目,鼻,
口等の顔の各パーツの中で、現在選択対象となっている
パーツを表示する欄である。図では、パーツとして「顔
の輪郭」が選択されている。従って、「顔の輪郭」を変
更することが可能な状態になっている。この欄23につ
いても、マウスカーソルを合わせて右クリックすると、
「髪形」→「顔の輪郭」→「眉毛」→「目」→…と順方
向に、左クリックするとこれとは逆方向に選択対象パー
ツを変更することができるようにも構成されている。キ
ー入力では、上下カーソルキー3U,3Dを操作すると
ことにより、順方向、逆方向にパーツ種類を変更するこ
とができるようになっている。
【0028】パターン値表示欄24とは、現在選択対象
となっているパーツの複数のパターンの中で、実際に選
択されているパターンの番号に相当する値を数値とスク
ロールバーで表示する欄である。図では、顔の輪郭のパ
ターンとして1番から37番まで37個あるパターンの
中から23番のパターンが選択されていることを示して
いる。この欄24については、マウスカーソルを合わせ
てマウス5の左側のクリックボタンを押したまま左右に
ドラッグするとスクロールバーが左右に動いてパターン
番号を変更し、所望のパターン番号のところでリリース
するとパターンの選択を変更することができるように構
成されている。なお、キー入力では、右カーソルキー3
Rを操作すれば順送りに選択番号を変更することがで
き、左カーソルキー3Lを操作すれば逆送りに選択番号
を変更することができるようになっている。
【0029】左右連動指示欄25とは、目や耳の様に左
右で対になるパーツについて、パターン及び配置を左右
対象とする「左右連動モード」でモンタージュ画像を作
成するか、あるいはパターン及び配置を左右非対象とす
る「左右非連動モード」でモンタージュ画像を作成する
かの指示をするための欄である。この欄25をチェック
状態(図示の状態)にすることにより、「左右連動モー
ド」が選択される。マウスカーソルをこの欄25に合わ
せて左または右クリックすることにより、「左右連動モ
ード」と「左右非連動モード」とを切り換えることがで
きるようになっている。キー入力としては、連動キー3
Xを押下することによりサイクリックにモードが切り替
わるようになっている。
【0030】OK欄26及びキャンセル欄27は、「O
K」及び「キャンセル」の指示を入力するためのスイッ
チである。また、初期設定欄28は、初期設定モードを
起動するためのスイッチである。いずれもこれらの欄2
6〜28にマウスカーソルを合わせて左または右クリッ
クすることによりスイッチとして機能する。キー入力に
よるときは、OKキー3Y又はキャンセルキー3Zを操
作する。
【0031】次に、アプリケーションプログラムの内容
について説明する。アプリケーションプログラムは、図
6,図7に示す様なメインルーチンを基本とするプログ
ラムである。メインルーチンは、まず最初に、前回のモ
ンタージュデータの取得・設定を実行する(S5)。こ
れは、一種のリジューム機能でもあり、常にゼロの状態
からモンタージュ作成をするよりは、前回のモンタージ
ュ作成結果を参考にして作業を始める方が使い易い場合
が多いからである。なお、前回のモンタージュデータ
は、メインルーチンの最後に示したモンタージュ決定処
理(S95)により、パーソナルコンピュータ9に内蔵
又は外付けされた記憶装置(バックアップメモリやハー
ドディスクなど)に登録されている。
【0032】こうして前回のモンタージュデータをバッ
クアップメモリやハードディスクから読み出し、RAM
のワークエリアに設定したら、このデータに基づいてモ
ンタージュ画像を描画する(S10)。前回のモンター
ジュデータに基づく描画は、図5に示した様に、ディス
プレイ7のサンプル表示欄21に対してなされる。な
お、以下の処理において、S90で「OK」が入力され
るまでのモンタージュ描画も、サンプル表示欄21に対
してなされる。
【0033】こうして前回作成のモンタージュ画像を描
画し終えると、いよいよ、モンタージュ作成処理が開始
する。モンタージュの作成に当たっては、マウス及びキ
ーボードからの入力を取り込み(S15)、初期設定変
更処理(S20:YES,S25)、スタイル選択処理
(S30:YES,S35)、パーツ選択処理(S4
0:YES,S45)、パーツサイズ変更処理(S5
0:YES,S55)、左右連動モード設定処理(S6
0:YES,S65)、パターン選択処理(S70:Y
ES,S75)、パーツ移動処理(S80:YES,S
85)、モンタージュ決定処理(S90:YES,S9
5)、出力用画像描画処理(S100)、拡大・縮小処
理(S110:NO,S120)、出力用データ登録処
理(S110:YES,S130)の内のいずれかを実
行する。なお、モンタージュ決定処理に抜けるまでは、
「初期設定変更処理」〜「パーツ移動処理」を繰り返し
実行でき、これらの処理が実行される毎に、モンタージ
ュ描画処理(S10)が繰り返され、最新のモンタージ
ュ画像がサンプル表示欄21に表示される様に構成され
ている。また、モンタージュ決定処理後の「出力用画像
描画処理」では、描画領域画面10の方に対してモンタ
ージュ描画が実行される。
【0034】次に、各処理の詳細を説明する。モンター
ジュ描画処理は、図8,図9に示す様に構成されてい
る。この処理では、まず最初に、画面上で画像を更新す
べき領域を得る(A10)。「画像を更新すべき領域」
は、例えば、前回のモンタージュデータを最初に描画す
るときならばサンプル表示欄21の全領域となり、目の
パターンを変更する場合ならば目の領域となり、目を移
動する場合なら移動前の目の位置と移動後の目の位置の
両方の領域となる。
【0035】次に、モンタージュ全体の占有領域を得る
(A20)。モンタージュ全体の占有領域とは、サンプ
ル表示欄21の全体の領域であり、本実施例では180
×180ドットとなる。なお、ディスプレイ7に解像度
がより高いもの(例えば800×600ドットのSVG
A対応のものなど)を使用する場合には、もっと大きな
占有領域が得られる。
【0036】次に、更新領域に合わせてビットマップデ
ータ作成領域を取得・初期化する(A30)。「前回モ
ンタージュデータ」を描画する場合には、ビットマップ
作成領域として180×180ドットが取得・初期化さ
れる。一方、「目」のパターンを変更する場合ならば、
全体を180×180ドットとしたときの目の占有領域
に相当する部分だけの「ビットマップデータ作成領域」
が取得され、初期化される。
【0037】次に、描画対象パーツとして、最も背面側
に位置すべきパーツである髪型をセットする(A4
0)。次に、セットされている描画対象パーツのオリジ
ナルの占有領域を、A10で取得された全体領域に対す
るサイズに拡大・縮小する(A50)。実施例では、4
00×400ドットを全体領域として各パーツの占有領
域が定められているので、具体的には、0.45倍に縮
小される。例えば、基準スタイル=「子供」のパーツ=
「髪型」のオリジナル占有領域PAh は(10,15)
〜(389,399)であるが、これが(4.5,6.
75)〜(175.05,179.55)に縮小される
ことになる。また、右目の場合にはオリジナル占有領域
PAeyeRが(100,198)〜(187,247)か
ら(45,89.1)〜(84.15,111.15)
に縮小されることになる。
【0038】次に、A50によって縮小した占有領域が
更新領域と重複する部分を有するか否かを判断する(A
60)。「前回モンタージュデータ」に基づく描画の場
合なら、全てのパーツの占有領域が更新領域と重複する
ことになり、常に「YES」と判断される。しかし、
「目」のパターンだけを変更するためにモンタージュ描
画処理が行われているときなら、例えば「耳」について
の占有領域が更新領域と重なることはないので「NO」
と判断される場合も出て来る。
【0039】「YES」と判断されると、描画対象パー
ツについて選択されているパターン番号に基づいてアウ
トラインデータを読み出し、ワークエリアにセットする
(A70)。そして、A50によって縮小された占有領
域にパーツフレームを当てはめる様に、アウトラインデ
ータを構成する各基準点及び補助点の座標を変換する
(A80)。
【0040】次に、描画対象パーツが顔の輪郭又は耳で
あるか否かを判断する(A90)。「YES」と判断さ
れたなら、A80で座標変換されたアウトラインデータ
に基づいて背景抜き用のデータを作成する(A10
0)。次に、A80で得たアウトラインデータ及びA1
00で得た背景抜き用データに基づいてA30で初期化
した「ビットマップデータ作成領域」にビットマップデ
ータを形成する(A110)。
【0041】そして、描画対象パーツをより前面側のパ
ーツに変更し、残りパーツがなくなるまでA50以下の
処理を繰り返す(A120,A130)。なお、A60
で「NO」と判断された場合にはA70〜A110はパ
スされ、A90で「NO」と判断された場合にはA10
0はパスされる。
【0042】こうして全てのパーツについてビットマッ
プデータ化が完了したら、「ビットマップデータ作成領
域」に作成された最終的なビットマップデータをモンタ
ージュ描画用のフレームバッファに転送する(A14
0)。これによって、サンプル表示欄21にモンタージ
ュ画像が描画される。
【0043】この間の処理をより明瞭にするため、顔全
体を描画する場合のビットマップ作成領域におけるビッ
トマップデータ化の進行状況を図10に示す。図示の様
に、まず髪型が描画され(A)、次に耳が描画され
(B)、顔の輪郭が描画され(C)、前髪が描画され
(D)、眉毛が描画され(E)、目が描画され(F)、
鼻が描画され(G)、口が描画されて(H)、「ビット
マップデータ作成領域」にモンタージュ画像が完成す
る。この「ビットマップデータ作成領域」の最終的なビ
ットマップデータ(H)がサンプル表示欄21に貼付け
られるようにしてモンタージュ画像が描画される。従っ
て、顔はサンプル表示欄に一瞬にして表示され、アウト
ラインデータを用いながらも「いらいら」を感じさせる
ことがない。
【0044】また、口のパターンを変更した場合の「ビ
ットマップデータ作成領域」におけるビットマップデー
タ化の進行状況を図11に示す。図示の様に、まず髪型
が描画され(A)、顔の輪郭が描画され(B)、口が描
画されて(C)、「ビットマップデータ作成領域」に更
新部分のモンタージュ画像が完成する。このビットマッ
プデータがサンプル表示欄21の口の表示領域に貼付け
られるようにしてモンタージュ画像が描画される。口の
場合には、前髪,耳,目,鼻などは更新領域にかからな
いのでビットマップ化の対象とならない。
【0045】次に、初期設定変更処理について説明す
る。初期設定変更処理は、図12,図13に示すように
構成されている。まず、図14に示すような初期設定画
面30を表示する(B10)。初期設定画面30は、参
考例設定欄31、髪型設定欄32、顔の輪郭設定欄3
3、眉毛設定欄34、目設定欄35、OK欄36、キャ
ンセル欄37及びスタイル選択表示欄38からなる。
【0046】参考例設定欄31とは、「女性アイド
ル」、「OL」、「おかあさん」、「サラリーマン」、
「男子学生」、「女子学生」、…といった多数のキャラ
クターの中からキャラクターを選択し、選択結果を表示
するため欄である。キャラクターの選択は、マウスカー
ソルを参考例設定欄31に合わせて右クリックするか、
数字キー3NMで1,2,3,…とキャラクタ番号を数
字入力することによって実行する。また、マウス5の左
側のボタンを短時間に2回押すこと(以下、この操作を
左ダブルクリックと呼ぶ。)によってキャラクタ一覧表
39を表示させ、その中から選択するやり方も用意され
ている(図15)。
【0047】この参考例設定欄31で特定のキャラクタ
ーを選択すると、各キャラクターに対して髪型、顔の輪
郭、眉毛、目のそれぞれに対する属性が自動的に選択さ
れる様になっている。実施例では、髪型の属性として
「ショート」、「セミロング」、「ロング」の3種類を
定めており、髪型の各パターンのそれぞれは、これら3
種類のいずれかの属性に関連付けられて番号付けされて
いる。具体的には、1番〜n番が「ショート」に相当す
る髪型のパターンであり、続くn+1番〜k(>n)番
が「セミロング」に相当する髪型のパターンであり、続
くk+1番〜l(>k)番が「ロング」に相当する髪型
のパターンであるといった具合いに属性に応じて番号付
けをしている。顔の輪郭についてはその属性として「丸
顔」、「四角」、「(ホーム)ベース型」の3種類を、
眉毛についてはその属性として「太い」、「細い」の2
種類を、目についてはその属性として「大きい」、「小
さい」、「細い」の3種類を定めている。
【0048】髪型設定欄32、顔の輪郭設定欄33、眉
毛設定欄34及び目設定欄35は、それぞれに直接マウ
スカーソルを合わせて右クリックすることにより、参考
例として選ばれたキャラクタとは無関係にそれぞれの属
性を変更することができるようにもなっている。ただ
し、これらの設定欄32〜35で属性を設定した後で再
び参考例設定欄31のキャラクタを変更すると、当該キ
ャラクタに対してデフォルトとして設定されている各属
性の方が優先して再設定されてしまう。即ち、これら設
定欄32〜35は、参考例としてのキャラクタ設定後
に、各パーツの属性を微調整するのに用いるものなので
ある。なお、各設定欄32〜35についてキー操作で属
性を設定する場合には、上下カーソルキー3U,3Dで
選択・表示欄を指定し、左右カーソルキー3L,3Rで
属性を選択することができるようになっている。
【0049】OK欄36及びキャンセル欄37は、「O
K」及び「キャンセル」の指示を入力するためのスイッ
チである。また、スタイル選択表示欄38は、操作領域
画面20におけるスタイル選択表示欄22と同じ機能の
欄であり、初期設定変更処理においても顔の基準スタイ
ルを選択することができるように構成されているのであ
る。
【0050】この様に構成される初期設定画面30を表
示した後で、マウス及びキーボードからの入力を取り込
み(B20)、参考例設定処理(B30:YES,B3
5)、髪型の属性変更処理(B40:YES,B4
5)、顔の輪郭の属性変更処理(B50:YES,B5
5)、眉毛の属性変更処理(B60:YES,B6
5)、目の属性変更処理(B70:YES,B75)の
内のいずれかを実行する。これらの処理は、キャンセル
が指示されて本ルーチンを抜けるか(B80:YE
S)、OKが指示されて初期設定決定処理へ抜けるまで
(B90:YES→B100)、繰り返し実行すること
ができる。
【0051】B100の初期設定決定処理では、髪型,
顔の輪郭,眉毛,目について設定された属性に基づい
て、各パーツから優先して選択すべきパターンの番号を
決定し、実際にこれらのパターンを選択する。そして、
既述のモンタージュ描画処理と全く同様に構成されるモ
ンタージュ描画処理(B110)を実行する。これによ
って、サンプル表示欄21には、初期設定を変更したこ
とに基づき、新たなモンタージュ画像が描画される。
【0052】この初期設定の変更によるモンタージュ画
像の描画がなされたら、これでOKか否かを確認する
(B120)。キャンセルが指示されたら、初期設定に
基づく次候補の髪型,顔の輪郭,眉毛,目の組み合せを
選択し直し(B130)、再びモンタージュ描画(B1
10)を実行する。そして、OKが指示されたら、初期
設定画面30を消去(B140)すると共に、本ルーチ
ンを抜ける。
【0053】ここでB100以下の処理内容についての
理解を深めるため、かかる処理を設けた理由を具体例を
上げつつ説明する。例えば、参考例設定処理においてキ
ャラクタとして「女性アイドル」が選択されたとする。
ところで、「女性アイドル」といっても色々なアイドル
があり、例えば歌手の「中森 A」もいれば、女優の
「薬師丸 H」もいる。そして、モンタージュを作成し
ようとしている人物が、「中森 A」に似ているのであ
れば、「中森 A」を初期設定としてそこから各パーツ
の微調整をしていけばよいが、「薬師丸 H」の方に似
ているというのであれば、「薬師丸 H」からスタート
したい。本実施例において初期設定を可能にしているの
は、こうした要望に応えるためなのであるが、「中森
A」、「薬師丸 H」、さらには「菊池 M」、…とキ
ャラクタを多数選択できるようにしたのでは、参考例の
設定に当たって選択枝が増えすぎて操作性を悪化させ
る。
【0054】そこで、こうした要望にも応えつつ、操作
性も悪化させないことを考慮して、B100で初期設定
の属性を決定した上で、さらに、当該初期設定の条件を
満足する次候補、次々候補、次々々候補、…と表示を変
更して上記要望に応えることができるようにしたのであ
る。この結果、操作者は、例えば、「女性アイドル」を
設定することで、第1候補=「中森 A」、次候補=
「薬師丸 H」、次々候補=「菊池 M」、…と予め準
備されている人物の似顔をスタート条件として容易に選
択できるようになるのである。なお、キャンセル欄37
を左クリックするか、Siftキー3Sと共にキャンセ
ルキー3Zを押下すると、B130では次候補ではなく
一つ前の候補を選択し直す様にも構成してある。
【0055】次に、スタイル選択処理(S35)につい
て説明する。スタイルの選択は、上述の様に初期設定変
更処理の中でも実行できるが、ここでいうスタイル選択
処理(S35)は、図5の様な操作領域画面20におい
てスタイルを選択する処理である。この処理は、図16
に示すように構成され、マウス及びキーボードからの入
力を取り込み(C10)、スタイルを選択し(C2
0)、OKが指示されたところでスタイルを決定する
(C30,C40)。
【0056】次に、パーツ選択処理(S45)について
説明する。この処理は、図17〜図19に示すように構
成される。まず、パーツ選択処理が開始されると、図1
7に示すように、パーツの選択をキー入力で行うのかマ
ウスで行うのかを判断し(D10)、キー入力の場合に
は既述の通り、上下カーソルキー3U,3Dの指示に従
ってパーツを選択する(D20)。一方、マウス入力の
場合には、ダブルクリック(マウス5のボタンを短時間
に2回押すこと。)であったかシングルクリック(マウ
ス5のボタンを1回押すこと。)であったかを判断し
(D30)、シングルクリックの場合にはシングルクリ
ック処理(D100)へ、ダブルクリックの場合にはダ
ブルクリック処理(D200)へ移行する。
【0057】シングルクリック処理では、図18に示す
ように、まずマウスカーソルのクリックポイント(クリ
ック時のマウスカーソルの位置のこと。以下同様。)の
ディスプレイ上の座標データを取り込む(D110)。
そして、モンタージュ描画処理におけるA20と同様
に、モンタージュ全体の占有領域、即ちサンプル表示欄
21の全体の領域を得る(D120)。
【0058】次に、選択対象パーツとして、顔の最も前
面側に相当するパーツを設定する(D130)。なお、
眼鏡がパーツとして使用される場合には、眼鏡よりも目
の方を前面側としてセットする。次に、D130でセッ
トされた選択対象パーツのオリジナルの占有領域を、D
120で取得された全体領域に対するサイズに縮小した
ときの座標データを算出する(D140)。このD14
0の処理は、モンタージュ描画処理のA50と同じ内容
の処理である。
【0059】次に、D140で縮小された選択対象パー
ツの占有領域をサンプル表示欄21に表示したときのデ
ィスプレイ上の座標データを算出する(D150)。そ
して、このD150で得られた座標データとD110で
取り込んだマウスクリックポイントの座標データが重な
っているか否かを判断する(D160)。重なっていな
いと判断された場合には、現在セットされているパーツ
の背面側に位置するパーツがあるか否かを判断し(D1
70)、ある場合には選択対象パーツを背面側に位置す
るパーツにセットし直してD140へと戻る(D18
0)。こうして、D160で「YES」と判定されるパ
ーツが現れるまでD140以下の処理を繰り返す(D1
80)。一方、D160で「YES」と判断された場合
には、その選択対象パーツ名を操作領域画面20のパー
ツ選択表示欄23に表示し、当該パーツについてパター
ン選択が可能な状態をセットする(D190)。
【0060】これに対し、ダブルクリック処理では、図
19に示すように、まず上記D110〜D180と同じ
内容の処理を実行する(D210〜D290)。そし
て、D290の次に、ダブルクリック処理の特徴とし
て、例えば、図20に示すようなパターン一覧表40を
操作領域画面20に重ねて表示する(D300)。この
図は、前髪がパーツとして選択された場合の一覧表であ
る。
【0061】次に、パーツサイズ変更処理(S55)に
ついて説明する。この処理は、図21に示すように構成
されている。まず、マウスの操作を読み込み、移動すべ
きパーツとして何が指定されているかを特定する(E1
0)。この特定は、上記D110〜D180と同様にマ
ウスのクリックポイントとパーツの占有領域の重複関係
を把握することによりなされる。こうして移動すべきパ
ーツが特定できたら、当該移動対象パーツについてのオ
リジナルの占有領域を取得する(E20)。子供の左目
が指定されているのなら、オリジナルの占有領域として
は、表1のPAeyeL=(212,198)〜(299,
247)の矩形領域が取得されることになる。
【0062】次に、図22(A)に示すようなパーツサ
イズ変更処理メニュー50を表示する(E30)。この
とき、現在の占有領域とオリジナルの占有領域とを比較
し、現在の状態をチェックし(E40)、メニュー50
中の現在の状態にチェック記号をマークする(E5
0)。図22(A)は、オリジナルの占有領域よりもや
や大きい状態の目へと既にサイズが変更されている状態
を例示している。
【0063】次に、マウス及びキーの操作状態から、メ
ニュー50中でどの状態が選択されかつ確定されたかを
判断し(E60〜E100)、それぞれのサイズへと占
有領域を変更する(E110〜E150)。具体的に
は、占有領域を、「標準」ではオリジナル占有領域の矩
形に戻し(E110)、「やや大」ではオリジナル占有
領域を縦横1.2倍した矩形に拡大し(E120)、
「やや小」ではオリジナル占有領域を縦横の0.8倍の
矩形に縮小し(E130)、「縦長」ではオリジナル占
有領域の縦を1.2倍すると共に横を0.9倍した矩形
にし(E140)、「横長」ではオリジナル占有領域の
縦を0.9倍すると共に横を1.2倍した矩形にする
(E150)。
【0064】こうして占有領域が変更されたら、現在の
占有領域の面積中心と変更された占有領域の面積中心と
を一致させた状態で占有領域を更新する(E160)。
そして、パーツサイズ変更処理メニュー50を閉じる
(E180)。なお、「標準」等のいずれかの状態が確
定される前にキャンセル操作がなされたときは、占有領
域の更新を行うことなくメニュー50を閉じる(E17
0=YES)。
【0065】こうしてパーツサイズ変更処理が実行され
ると、メインルーチン(図6)に示した様に、モンター
ジュ描画処理(S10)が実行される。図22(B)
は、サイズ変更対象のパーツとして左目が選択され、元
々は両目が「やや大」であったところを左目だけ「やや
小」へと変更した状態の描画例を示している。
【0066】次に、左右連動モード設定処理(S65)
について説明する。この処理は、図23に示すように構
成されている。まず、モード変更が指示されたか否かを
判断する(F10)。F10は、左右連動モード表示欄
がマウスによりクリックされるか、左右連動キー3Xが
押下される毎に「YES」となり、続いて、前回のモー
ドが連動であったか否かが判断される(F20)。前回
が「連動」であったなら「非連動」へとモードを変更し
(F30)、左右連動指示欄25のチェックマークを消
す(F40)。一方、前回が「非連動」であったなら
「連動」へとモードを変更し(F50)、左右連動指示
欄25にチェックマークを付ける(F60)。このチェ
ックマークの付加(F60)または消去(F40)に連
動して、RAMにその旨を示すデータが記憶される。
【0067】次に、パターン選択処理(S75)につい
て説明する。この処理は、図24に示すように構成され
ている。まず、パターン選択の対象パーツが左右の
「目」又は「耳」であるか否かを判断する(G10)。
「YES」と判断された場合には、さらに、RAMに記
憶されているデータに基づいて左右連動モードが設定さ
れているか否かを判断する(G20:YES)。そし
て、左右連動モードが設定されているならば、対のパー
ツについても強制的にパターン選択対象パーツに設定す
る(G30)。即ち、連動モードがオンとなっていると
きには、例えば「右目」がパターンの選択対象パーツと
して設定されているならば「左目」も強制的に選択対象
パーツに設定してしまい、以下の処理をするのである。
一方、左右非連動モードが設定されていたり(G20:
NO)、「目」、「耳」以外のパーツが選択されている
(G10:NO)ならば、選択されたパーツに対してG
40以下の処理をする。続く処理では、まず、パターン
の選択をキー入力で行うのかマウスで行うのかを判断し
(G40)、キー入力の場合には既述の通り、左右カー
ソルキー3L,3Rの指示に従ってパターンを選択する
(G50)。一方、マウス入力の場合には、本処理の前
提となるパーツ選択がダブルクリックによりなされたの
かシングルクリックによりなされたのか判断し(G6
0)、シングルクリックの場合にはシングルクリック時
の処理(G100)へ、ダブルクリックの場合にはダブ
ルクリック時の処理(G200)へ移行する。
【0068】シングルクリック時の処理では、図25に
示す様に、まず、パターン選択のためのマウスカーソル
がパターン値表示欄24の方へ移動しているか否かを確
認する(G110)。パターン値表示欄24の方へ移動
しているときには、マウスのクリック・ドラッグ操作に
応じてスクロールバーを移動させ(G120)、リリー
ス操作時にスクロールバーを停止させると共にパターン
値を確定する(G130)。
【0069】一方、マウスカーソルがパターン値表示欄
24の方へ移動していないときには、マウスが右クリッ
ク又は左クリックされたか否かを判断し(G140)、
右クリックならばパターン値をインクリメントし(G1
50)、左クリックならパターン値をデクリメントする
(G160)。なお、G150,G160では、これら
インクリメント又はデクリメントに合わせてパターン値
表示欄24のスライダーの位置を更新する。ここで、イ
ンクリメントによってパターン値が最大値までいったと
きには、次の右クリックで最小値に移行し、そこから再
びインクリメントしていく。デクリメントについても同
様になっている。こうやってG130、G150又はG
160でパターン値が定まる毎にこのルーチンを抜け、
S10のモンタージュ描画処理が実行されて現在選択中
のパターンがサンプル画面に描画し直される。
【0070】ダブルクリック時の処理では、図26に示
す様に、まず、マウスカーソルがパターン一覧表40の
外でクリックされたか否かを判断する(G210)。パ
ターン一覧表40の外でクリックされた場合には一覧表
40を消して本処理を抜ける(G260)。
【0071】一方、マウスカーソルがパターン一覧表4
0の中でクリックされた場合には、そのクリックポイン
トがパターン上であるか、スクロールバー上であるか、
OK又はキャンセルスイッチ上であるか否かを判断する
(G220,G230,G240,G250)。パター
ン上であるときには、当該パターンのパターン値を選択
候補とする(G225)。スクロールバー上であるとき
には、一覧表の内容をスクロールする(G235)。O
Kスイッチ上であるときには、候補として選択されてい
るパターン値を採用し、パターン値及び表示欄24のス
ライダー位置の更新を実行し(G245)、一覧表を消
去(G260)して本ルーチンを抜ける。キャンセルス
イッチ上あるときには、パターン値の更新は行わずに、
そのまま一覧表を消去(G260)して本ルーチンを抜
ける。
【0072】このように、パターンの選択処理では、左
右対のパーツに関して、連動モードと非連動モードとを
取り得るので、次の様な効果がある。例えば、図27
(A)に示すように両目を大きく見開いた女の子供の顔
が作成されていたとき、非連動モードを設定し、左目の
パターンを目を閉じた状態のものに変更すると、同図
(B)に示すようにウインクをした顔にすることができ
る。一方、図示(A)の状態から、連動モードの方を設
定しておいて左目を閉じた状態のものに変更すると、同
図(C)のように両目を閉じた女の子になる。(B)の
顔と(C)の顔は、いずれも左目のパターンとして同じ
目を閉じた状態のものを選んだだけであるが、左右連動
モードと非連動モードとの違いにより、全く違った表情
にすることができるのである。そして、この全く違った
表情の顔にするのに、閉じた状態の目のパターンがあれ
ば足り、記憶しておくべきパターンの量を増やしたりす
ることがない。
【0073】ここで、非連動モードだけにしておいても
パターンの量を増やさずにウインクしている顔を作成す
ることができるのであるが、図示(A)の表情から
(C)の表情へと変更する場合には操作量が多くなって
しまう。これに対し、本実施例によれば、連動モードへ
の切り替えが可能であるので、そのような操作量の増加
を招くことなく、図示(A)の表情から(C)の表情へ
と簡単に変更することができる。
【0074】このように、実施例では、連動モードと非
連動モードとを切り替え可能とすることで、パターンの
記憶量を増やすことなく多くの表情の顔を作成可能にす
ると共に、左右の目、耳をを統一させつつ表情を変更す
る場合の操作量の増大をも招くことがないのである。
【0075】また、パーツ選択処理及びパターン選択処
理において、マウスのクリック操作によってサンプル画
面上から直接パーツを指定してパターン選択をできるよ
うにしたので、オペレータは目線を動かすことなくパタ
ーンを変更すべきパーツを指定していくことができる。
シングルクリック時の処理では、そのまま目線を動かす
ことなくマウスのクリックを繰り返すだけでパターンが
変更表示されるので、オペレータが頭の中で描いている
イメージが崩されることがなく操作性が向上する。
【0076】一方、ダブルクリックによってパターン一
覧表40を表示できる様にも構成したので、各パターン
の微妙な違いを直接見比べてパターン選びをすることが
でき、これはこれで非常に操作性を向上させる場合もあ
る。例えば、イメージがある程度固まっているのだが、
さらに、表情の微妙な差をも出したいといったときなど
に有効である。
【0077】次に、パーツ移動処理(S85)について
説明する。この処理は、図28に示すように構成されて
いる。パーツ移動処理では、移動対象パーツが何である
かによって制限を設けているので、まずは、移動対象パ
ーツが何であるかを把握する(H10)。このH10の
処理は、パーツ選択処理においていずれのパーツが選択
されているのかを把握するのと同様になされる。
【0078】こうして把握された移動対象パーツが「髪
型」又は「顔の輪郭」であるときには(H20:YE
S)、そのまま本ルーチンを抜ける。移動対象パーツが
「眉毛」、「鼻」、「口」又は「前髪」であるときには
(H30:YES)、マウスのドラッグ操作量を取り込
み(H32)、水平方向へのドラッグ操作量は強制的に
0とみなし(H34)、垂直方向へのドラッグ操作量に
ついては顔の輪郭の外へ出ているか否かを判断し(H3
6)、外へ出ているときには0とみなしてそのまま本ル
ーチンを抜け、外へ出ていないときだけ垂直方向移動量
を算定する(H38)。
【0079】移動対象パーツが左右の「目」又は「耳」
であるときには(H40:YES)、まず、左右連動モ
ードが設定されているか否かを判断する(H42)。左
右連動モードがオフ、即ち、左右非連動モードが設定さ
れているなら、マウスカーソルの垂直・水平方向へのド
ラッグ操作量を当該パーツの移動量として算定する(H
44)。
【0080】一方、左右連動モードがオン(設定)な
ら、対のパーツを左右対称位置への移動対象パーツとし
て設定する(H50)。即ち、連動モードがオンとなっ
ているときには、例えば「右目」が移動対象パーツとし
て設定されているならば「左目」も強制的に移動対象パ
ーツに設定すると共に、左右対称位置へと移動させる様
に構成されているのである。続く処理では、左右両方の
パーツの移動量を算定する(H52)。具体的には、マ
ウスカーソルの垂直・水平方向へのドラッグ操作量その
ままの値をオペレータが指定した方のパーツの移動量と
して算定すると共に、水平方向操作量を符号反転した値
をH50で強制的に移動対象パーツに指定した方のパー
ツ移動量として算定する。
【0081】この様に、パーツ移動処理では、パーツの
種類に応じて移動できる範囲を制限している。この結
果、熟練度の低いオペレータがパーツ移動の最中に不用
意にマウスをドラッグしてしまった様な場合にも配置が
目茶目茶に崩れてしまうということがない。
【0082】具体例で説明すると、図29(A)に示す
当初の顔から、同図(C)の様に鼻の位置をもう少し上
方へ移動させたいといった場合に、オペレータが同図
(B)に矢印aで示すように斜めにマウスをドラッグし
ても鼻の占有領域PAn は矢印bの様に上方へしか移動
しないのである。この結果、オペレータは安心して鼻を
移動させることができ、熟練者でなくてもスムーズな配
置変更ができるのである。
【0083】また、このパーツ移動の処理においても、
目及び耳については左右連動モードと非連動モードとを
切り替えることができるようにしたので、次の様な効果
がある。連動モードの効果について具体例を示すと、図
30(A)の顔を同図(C)の様に目の間隔の狭い顔に
変更する場合に、同図(B)に示すように、片目を移動
させるというたった一つの操作でよく、非常に簡単とな
る。しかも、左右対象位置に配置されるので、その位置
も正確である。
【0084】一方、非連動モードを取り得ることの効果
は、図31の具体例が分かり易い。この例は、同図
(C)の様に片方の耳だけを出した顔を作成するとき、
右耳だけを顔の後ろに隠れる様に移動させればよく、簡
単に片耳だけを出した顔にすることができる。この場
合、ウインクしている表情を作成するときと同じく、パ
ターン記憶量を増やさずに多くの表情を作成できるとい
う記憶量削減効果もあることはもちろんである。
【0085】次にモンタージュ決定処理(S95)〜出
力用データ登録処理(S130)について説明する。モ
ンタージュ決定処理(S95)は、上述の様にして、前
回モンタージュデータあるいはそれを初期設定の変更に
よって変更したものを出発点として、スタイルの選択、
パターンの選択、パーツの移動、パーツサイズの変更等
の操作を経て、最終的にこれでよいという顔のモンター
ジュになったときに操作領域画面20のOK欄26をク
リックするかOKキー3Yを押下することによって実行
される。このモンタージュ決定処理では、その時点で選
択されている各パーツのパターン値及び各パーツの占有
領域のサイズと配置を記憶装置にストアする。これが、
次回実行時にメインルーチンのS5により前回モンター
ジュデータとして取得・設定されることになる。
【0086】出力用画像描画処理(S100)では、図
32に示すように、モンタージュ描画処理(S10)と
同様の処理であり、まず最初に、描画領域のデフォルト
値(実施例では128×128ドット)を読み込み(J
10)、当該描画領域に相当するビットマップデータ作
成領域を取得・初期化する(J20)。以下、描画領域
とモンタージュ画像のオリジナル領域(400×400
ドット)との比を求めると共に(J30)、髪型、耳、
顔の輪郭、…と、背面側から順番にパーツをセットし
(J40)、J30で算出した比率に応じてサイズを拡
大・縮小しつつアウトラインデータのビットマップデー
タ化を行う(J50)。そして、全部のパーツのビット
マップデータ化が終わったら(J60)、最終的な顔全
体のビットマップデータを描画用のフレームバッファに
転送し描画領域画面10の方へ描画する(J70)。こ
れによって、ディスプレイの下半分に取られている描画
領域画面10にまずはテープライター出力用のドット粗
さでモンタージュ画像が描画される。
【0087】拡大・縮小処理(S120)は、描画領域
画面10のモンタージュ画像を相似形で拡大・縮小する
ものである。その詳細は、図33に示すように、まず、
マウスの右クリック又は右カーソルキー3Rの押下によ
る拡大の指示がなされたか否かを判断し(K10)、な
ければ、左クリック又は左カーソルキー3Lの押下によ
る縮小の指示がなされたか否かを判断し(K20)、こ
れもなければ処理を抜ける。K10で「YES」と判断
されたら、現在の描画領域に対して、縦横所定ドットを
加えて描画領域を拡大し(K30)、処理を抜ける。K
20が「YES」のときには、現在の描画領域から、縦
横所定ドットを減じて描画領域を縮小し(K40)、処
理を抜ける。
【0088】こうして描画領域が拡大・縮小された後に
上述の出力用画像描画処理(S100)が実行され、描
画領域画面10には拡大・縮小後の画像が描画される。
こうしてオペレータの意図する出力媒体に適する大きさ
にモンタージュ画像が拡大・縮小できたら、後はOKを
入力すれば、出力用データ登録処理(S130)へ進
み、出力用のビットマップデータが記憶装置にストアさ
れる。このビットマップデータをテープライターやレー
ザプリンタといった出力装置に転送してやれば、粘着テ
ープや紙にモンタージュ画像を出力することができる。
【0089】このように、本実施例によれば、最終的に
出力する媒体に合わせてモンタージュ画像を拡大・縮小
することができる。そして、この場合の拡大・縮小も、
アウトラインデータを拡大・縮小してからビットマップ
データ化する手法を採用しているので、拡大によってド
ットのギザギザが目立つということがなく、品質のよい
モンタージュ画像を得ることができる。
【0090】なお、最後に、この実施例に含まれている
技術的思想をいくつか例示する。 [例示1]パーツをバランスよく配置したり、同じパタ
ーンの縦横比などを種々に変更して使用できるようにし
て、モンタージュ画像の表現の可能性を広げるに当り、
操作に熟練を必要としないモンタージュ作成装置とし
て、髪,目,鼻,口等の顔の各パーツ毎に複数個のパタ
ーンを記憶する記憶手段と、画面上での各パーツの占有
領域を定める占有領域決定手段と、前記記憶手段から所
望のパーツの所望のパターンを選択する選択手段と、該
選択されたパーツのパターンが当該パーツの占有領域に
所定の状態で収まる様に、該パターンの表示サイズを決
定する表示サイズ決定手段と、該決定された表示サイズ
にて、当該パーツに対して定められている占有領域内に
パターンを表示するパターン表示手段とを備えるものが
含まれている。
【0091】このモンタージュ作成装置によれば、占有
領域決定手段にて画面上での各パーツの占有領域を定め
ておくことにより、選択手段にて髪,目,鼻,口等の顔
の各パーツのパターンを選択すると、表示サイズ決定手
段が、各パーツのパターンについてそれぞれが占有領域
に所定の状態で収まるための表示サイズを決定する。そ
して、パターン表示手段は、この表示サイズに基づい
て、各パーツのパターンを画面上に表示する。こうして
モンタージュ画像が作成される。
【0092】従って、占有領域を決定するとき、例え
ば、矩形の占有領域であるならその縦横比を変えること
で一つのパターンを種々の形態に表示させることができ
る。よって、パターンの記憶量を増やすことなく、バリ
エーションに富んだモンタージュ画像を作成することが
可能になる。
【0093】また、占有領域として決定するので、例え
ば矩形の占有領域なら、その縦横比の決定にそれほどの
熟練は必要なく、また、占有領域を定めることによって
一義的にパターンの表示形態が決定できるので、特開平
6−68220号公報記載の技術の様な面倒な操作をす
る必要もない。
【0094】ここで、このモンタージュ作成装置におい
て、前記占有領域決定手段は、顔のタイプに応じて、各
パーツ同士の占有領域のバランスを予め定める顔タイプ
別占有領域規定手段を備えることが望ましい。この様に
構成すれば、顔タイプを選ぶだけで、例えば、大人の顔
を直ちに子供の顔に変更することができる。即ち、大人
の顔タイプを最初に選択しておいて各パーツのパターン
を選択すると、これらパターンがそれぞれの占有領域に
所定の状態で収まる様に表示サイズを決定されて大人の
顔が表示されるが、そのまま子供の顔タイプに切り換え
ると、新たにパターンを選び直さなくても各パターンを
子供の顔タイプ用の占有領域に当てはめる様に表示が変
更され、直ちに子供の顔に変更するといった態様でモン
タージュ画像を作成することができる様になる。
【0095】従って、大人の顔からその人の子供の頃の
顔を予想するなど、興味深いモンタージュ画像を作成す
ることもできるようになり、その用途が一層広がり、利
用者の多様な要望に応えることが可能になる。なお、こ
れらのモンタージュ作成装置において、さらに、画面上
でのパーツの占有領域の位置を調整する占有領域位置調
整手段を備えたり、あるいは、さらに、画面上でのパー
ツの占有領域の大きさを調整する占有領域大きさ調整手
段を備えると一層よい。
【0096】この様に構成することで、例えば、目の高
さや間隔を変えたり、同じタイプの目を大きな目,小さ
な目として表現するなど、表現の自由度が一層増大す
る。そして、縦にも横にも伸ばしたり縮めたりする様な
操作も、占有領域を変更するという一つの操作で行うこ
とができ、特開平6−68220号公報記載の技術に比
べて非常に操作性がよい。
【0097】こうした占有領域に当てはめるパターン
は、ビットマップ形式で表現されていても構わないが、
より望ましくは、前記記憶手段には、各パーツのパター
ンをアウトラインデータとして記憶しておき、前記表示
サイズ決定手段は、選択されたパーツのパターンを、ア
ウトラインデータの状態で占有領域に所定の状態で収ま
る様に表示サイズを決定する様に構成するとよい。アウ
トラインデータであれば、縦横比などが変わったとして
も、最終的に画面上に表示されたときにビットのギザギ
ザが目だってしまったりすることがなく、美しく見える
からである。
【0098】実施例からは、以上の技術思想を把握可能
である。 [例示2]拡大・縮小時にも表示品質を損なうことがな
く、結果としてパーツパターンの容量を少なくしても多
様な顔を表現し得るモンタージュ作成装置として、髪,
目,鼻,口等の顔の各パーツ毎に、アウトラインデータ
で表された複数個のパターンを記憶する記憶手段と、該
記憶手段から所望のパーツの所望のパターンを選択する
選択手段と、該選択されたパターンのアウトラインデー
タに基づいて、画面上にモンタージュ画像を表示するモ
ンタージュ画像表示手段とを備えるものが含まれてい
る。
【0099】このモンタージュ作成装置によれば、パタ
ーンのアウトラインデータに基づいて画面上にモンター
ジュ画像を表示するので、この画像全体を拡大してもド
ットのエッジが目立つことがない。また、反対に縮小し
ても細部が潰れ難い。このモンタージュ作成装置におい
て、さらに、前記選択されたパーツのパターンを、アウ
トラインデータの状態で拡大・縮小する拡大・縮小手段
を備えるようにするとよい。この場合、例えば、あるパ
ーツだけを拡大したとしても、その表示におけるドット
のエッジは標準倍率で表示されている他のパーツのそれ
と変わりがなく、画像全体でのドットのエッジの目立ち
具合いは一定となる。
【0100】なお、これらのモンタージュ作成装置にお
いて、前記モンタージュ画像表示手段が、前記選択され
たパーツのパターンのアウトラインデータを、一旦、ビ
ットマップ表現による画像表示用情報に変換するビット
マップ化手段と、該ビットマップ表現による画像表示用
情報に基づいてモンタージュ画像を表示するビットマッ
プ表示手段とを備えると一層よい。
【0101】例えば、アウトラインデータのままで画面
上に表示しようとすると、CADなどで経験する様に、
線が順番に引かれる様にして表示がなされるため、特
に、拡大や縮小、移動等の表示を変更する操作をしたと
き、最初から線を引き直す様に表示がなされ、見るもの
にイライラ感を与える。これに対し、上述の様に構成す
れば、画面上に表示するときにはビットマップ表現にな
っているので、線の引き直しはなく、画面が一気に切り
替わる様に表示の変更がなされる。従って、見る者にイ
ライラ感を与えない効果がある。
【0102】この場合、前記ビットマップ化手段は、パ
ターンの変更,拡大,縮小又は移動等、表示を変更する
操作がなされたとき、画像全体の中で、当該変更等の前
後で画像を変更すべき範囲を抽出する画像変更範囲抽出
手段と、該抽出された範囲に関してだけ、前記変更等の
ビットマップ表現による画像表示用情報を形成する部分
的ビットマップ化手段とを備え、前記ビットマップ表示
手段は、前記部分的ビットマップ化手段により形成され
た部分的な画像表示用情報に基づいて、前記抽出された
範囲のモンタージュ画像の表示を変更する部分的表示変
更手段を備えることとしておくと一層よくなる。
【0103】目のパターンだけを変更したり、移動した
りする場合に、口や鼻など目と重ならない部分について
までビットマップ化をやり直さなくてよく、表示の切り
替えのための処理時間が短くて済む様になる。実施例か
らは、以上の技術思想を把握可能である。
【0104】[例示3]顔の中でのパーツ同士のバラン
スや位置が崩れ過ぎることのないモンタージュ作成装置
として、髪,目,鼻,口等の顔の各パーツ毎に複数個の
パターンを記憶する記憶手段と、該記憶手段から所望の
パーツの所望のパターンを選択する選択手段と、該選択
されたパターンに基づいて画面上にモンタージュ画像を
表示するモンタージュ画像表示手段と、該モンタージュ
画像表示手段によって画面上に表示されているパーツの
表示されるべき位置を変更する表示位置変更手段とを備
えるモンタージュ作成装置において、前記表示位置変更
手段は、パーツの種類に応じた位置変更の自由度を定め
る位置変更自由度決定手段をもを備えることを特徴とす
るものが含まれている。
【0105】このモンタージュ作成装置によれば、髪,
目,鼻,口等の顔の各パーツについて選択したパターン
に基づいて画面上にモンタージュ画像を表示した後で、
個々のパーツの表示されるべき位置を変更することがで
きる。この表示位置の変更の際には、位置変更自由度決
定手段が作動し、パーツの種類に応じた位置変更の自由
度の範囲内でだけ位置の変更を可能としている。換言す
れば、当該自由度を越える位置変更は制限している。
【0106】この位置変更自由度決定手段としては、具
体的には、目,耳など左右で対となるパーツについて、
対の内の片方のパーツの位置を変更するともう一方のパ
ーツを左右対象となる位置へ移動させる様に自由度を制
限する様にすることができる。これによって、右目と左
目の高さのバランスが崩れたり、右目だけが中央に寄っ
てしまうなどといったことをなくすことができる。
【0107】また、他の具体例としては、前記位置変更
自由度決定手段は、鼻,口など顔の中心線上に配置され
るべきパーツについては、上下方向にだけしか位置を変
更できない様に自由度を制限しておくことができる。こ
れにより、鼻が左右にずれてしまったり、口が左右にず
れてしまうなどといったことが起こらない。
【0108】さらに、前記位置変更自由度決定手段は、
顔の輪郭,髪など顔のベースとなるべきパーツについて
は位置を変更できない様に自由度を制限することとして
もよい。この場合には、髪や顔の輪郭といった基本とな
るパーツが誤って移動していまわない。
【0109】あるいは、前記位置変更自由度決定手段
は、目,鼻,口など顔の内部に収まるべきパーツについ
ては、顔の輪郭外へは位置を変更できない様に自由度を
制限しておくこともできる。この場合には、操作者が誤
って目などを大きく移動させようとしても、顔の外には
み出すことがない。
【0110】この様に、本発明によれば、顔を構成する
パーツに応じて、その移動の自由度が制限されているた
め、操作者が不用意に移動を指示しても、大幅に位置関
係が崩れてしまうことがなく、修正も容易である。よっ
て、熟練者でなくても、顔の中でのパーツの配置を最適
な範囲内で自由に変更できるようになり、操作が簡単と
なる。
【0111】実施例からは、以上の技術思想を把握可能
である。 [例示4]メモリの容量を増やさなくてもウインクなど
の表現ができ、しかも、対のパーツの移動や変更を面倒
にすることのないモンタージュ作成装置として、髪,
目,鼻,口等の顔の各パーツ毎に複数個のパターンを記
憶する記憶手段と、該記憶手段から所望のパーツの所望
のパターンを選択する選択手段と、該選択されたパター
ンに基づいて画面上にモンタージュ画像を表示するモン
タージュ画像表示手段とを備えるモンタージュ作成装置
において、前記選択手段は、目,耳など左右で対となる
パーツについて、対の片方だけを独立して選択する独立
選択モードと、対の両方を同時に選択する同時選択モー
ドとを切換可能に構成されることを特徴とするものが含
まれている。
【0112】このモンタージュ作成装置によれば、独立
選択モードに切り換えることにより、選択手段が片目、
片耳などと対の片方だけのパターンを選択できるので、
ウインクしている状態を表現したりするのにウインク状
態の両目パターンを備えておかなくてよい。一方、同時
選択モードに切り換えれば、左右の目、耳などを同時に
選択でき、通常のパーツ選択時においては、従来同様に
1回の選択操作で対のパーツを同時に選択でき、面倒が
ない。
【0113】また、本発明における他のモンタージュ作
成装置は、髪,目,鼻,口等の顔の各パーツ毎に複数種
類のパターンを記憶する記憶手段と、該記憶手段から所
望のパーツの所望のパターンを選択する選択手段と、該
選択されたパターンに基づいて画面上にモンタージュ画
像を表示するモンタージュ画像表示手段と、該モンター
ジュ画像表示手段によって画面上に表示されているパー
ツの表示されるべき位置を変更する表示位置変更手段と
を備えるモンタージュ作成装置において、前記表示位置
変更手段は、目,耳など左右で対となるパーツについ
て、対の片方だけを独立して移動させる独立移動モード
と、対の両方を同時に移動させる同時移動モードとを切
換可能に構成されることを特徴とする。
【0114】このモンタージュ作成装置によれば、独立
移動モードに切り換えることにより、片目だけを中央に
寄せたり、左右の耳の出方を変えたりといった豊かな表
現を可能にし、しかも、そのために記憶量を増加させな
くてよい。一方、同時移動モードに切り換えれば、左右
の目、耳などの高さを同時に変えたり、左右対象を保ち
ながら目の間隔を変更したりすることができ、通常のパ
ーツ移動時において面倒がない。
【0115】実施例からは、以上の技術思想を把握可能
である。 [例示5]初期画像を固定的にせず、ある程度以上のバ
リエーションの中から初期画像を選択し得る様にしたモ
ンタージュ作成装置として、髪,目,鼻,口等の顔の各
パーツ毎の複数個のパターンを、モンタージュ表現上の
特徴情報と関連付けて記憶する記憶手段と、該記憶手段
から各パーツのパターンを選択する際に優先して選択す
べきパターンを含むモンタージュ表現上の特徴情報を設
定する優先条件設定手段と、該優先条件設定手段の設定
内容に基づいて、少なくとも一部のパーツについての第
1候補のパターンを選択し、該選択したパターンによる
モンタージュ画像を初期画像として画面上に表示する初
期画像表示手段とを備えるモンタージュ作成装置におい
て、初期画像の変更を指示する初期画像変更指示手段
と、該初期画像変更指示手段により初期画像の変更が指
示されたとき、前記優先条件設定手段の設定条件を満足
する次候補としてのパターンを前記少なくとも一部のパ
ーツについて選択し直し、画面上の初期画像を、該選択
し直したパターンによる次候補のモンタージュ画像に変
更する初期画像変更手段とを備えることを特徴とするも
のが含まれている。
【0116】このモンタージュ作成装置によれば、優先
条件設定手段によりあるタイプの顔の特徴情報を設定す
ると、初期画像表示手段が、この設定内容に基づいて、
少なくとも一部のパーツについての第1候補のパターン
を選択し、初期画像としての顔を表示する。このとき、
初期画像のイメージが違う様なら、初期画像変更指示手
段にて、初期画像の変更を指示する。すると、初期画像
変更手段が、優先条件設定手段の設定条件を満足する次
候補としてのパターンを前記少なくとも一部のパーツに
ついて選択し直し、次候補による初期画像に変更する。
こうしてイメージに最も近い初期画像を表示させた後
で、個々のパーツの変更に移行することになる。この結
果、初期画像をある程度柔軟に選ぶことができるように
なり、より早く自分のイメージに合うモンタージュ画像
を作成することができるようになる。
【0117】ここで、このモンタージュ作成装置におい
て、前記初期画像変更指示手段を直前に表示していた初
期画像へと戻ることをも指示可能に構成し、該直前の表
示への戻りが指示されたとき、直前のモンタージュ画像
へと戻す初期画像戻し手段をも備えると一層よい。
【0118】イメージに最も近い画像か否かは相対的な
ものであるから、次候補だけでなく前候補へも直ちに戻
れる様にすることで、一層操作性が向上する。この様
に、本発明のモンタージュ作成装置によれば、単に各パ
ーツについて優先して選択するための特徴情報を設定す
るだけでなく、初期画像自体をある程度柔軟に選ぶこと
ができるので、単にパターンの優先順位だけを決めるに
留まる特開平4−338877号公報記載の技術と比較
したとき、モンタージュ作成のスタート条件をより自分
のイメージに近いとことに簡単に持っていくことがで
き、操作性が著しく向上し、熟練者でなくても早く目的
のモンタージュ画像に到達することができるようにな
る。
【0119】実施例からは、以上の技術思想を把握可能
である。 [例示6]オペレータのイメージを分断することなくパ
ターンを選択することができるモンタージュ作成装置と
して、髪,目,鼻,口等の顔の各パーツ毎の複数個のパ
ターンを記憶する記憶手段と、該記憶手段から所望のパ
ーツの所望のパターンを選択する選択手段と、該選択さ
れたパターンに基づいて画面上にモンタージュ画像を表
示するモンタージュ画像表示手段とを備えるモンタージ
ュ作成装置において、前記選択手段は、前記モンタージ
ュ画像を表示している画面上の任意の点を指定する任意
点指定手段と、該任意点指定手段により指定された点と
モンタージュ画像を構成する各パーツの表示位置との対
応関係に基づいて、当該指定された点に対応するパーツ
を判別するパーツ判別手段と、該パーツ判別手段により
判別されたパーツについて、前記記憶手段からパターン
の選択を開始可能な状態とする選択開始化手段とを備え
たことを特徴とするものが含まれている。
【0120】このモンタージュ作成装置によれば、任意
点指定手段によって画面上の任意の点を指定すると、指
定された点とモンタージュ画像を構成する各パーツの表
示位置との対応関係に基づいて、パーツ判別手段が当該
指定された点に対応するパーツを判別する。そして、選
択開始化手段は、このパーツ判別の結果に基づいて、当
該パーツについて記憶手段からパターンの選択を開始可
能な状態とする。
【0121】従って、オペレータは、画面から視線を移
さなくてもパターンを変更すべきパーツを指定すること
ができ、イメージを分断することなく最適なパターンを
選択していくことができる。さらに、パターンを選択す
る際に相対的な比較が容易なモンタージュ作成装置とし
て、上記モンタージュ作成装置において、前記選択開始
化手段は、パターンの選択を開始可能とされたパーツの
パターンを画像として一覧表示する一覧表示手段と、該
一覧表示手段により表示された画像上の任意の点を指定
する第2の任意点指定手段と、該第2の任意点指定手段
により指定された点と一覧表示された各パターンの表示
位置との対応関係に基づいて、当該指定された点に対応
するパターンを判別するパターン判別手段と、該パター
ン判別手段により判別されたパターンに基づいて、モン
タージュ画像の表示を変更するパターン変更手段とを備
えることを特徴とするものが含まれている。
【0122】このモンタージュ作成装置によれば、画面
上の任意の点の指定によってパターン選択を開始可能と
なったパーツについて、それに属するパターンを画像と
して一覧表示する。そして、この画像上の任意の点を指
定することにより、指定された点と一覧表示された各パ
ターンの表示位置との対応関係に基づいて、当該指定さ
れた点に対応するパターンを判別し、モンタージュ画像
の表示を変更する。
【0123】これにより、オペレータは、パターン同士
を画像として比較しながら最適なものを選び出すことが
できるようになり、より好みに近いパターンを容易に選
択することができるようになる。これらもまた、実施例
から把握可能な技術思想である。 [例示7]実施例からは、少なくとも、これら例示1〜
例示6の技術思想が把握可能であるが、さらに、一実施
例としてまとめあげられていることから明かな様に、こ
れら例示1〜例示6の技術思想がさらに任意に2以上組
み合わされた技術思想もまた、すべて含まれていること
ももちろんである。
【0124】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されることがなく、例え
ば、パーツの占有領域やパーツフレームを矩形ではなく
円形などで表してもよいし、その他、種々なる態様にて
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のモンタージュ装置の全体構成図であ
る。
【図2】 実施例でのアウトラインデータの一例を示す
説明図である。
【図3】 実施例での顔の基準スタイルの一例を示す説
明図である。
【図4】 実施例での各基準スタイルでのイメージの変
化を示す説明図である。
【図5】 実施例でのアプリケーションプログラムを起
動したときの初期画面の一例を示す説明図である。
【図6】 実施例でのメインルーチンのフローチャート
である。
【図7】 実施例でのメインルーチンのフローチャート
である。
【図8】 実施例でのモンタージュ描画処理のフローチ
ャートである。
【図9】 実施例でのモンタージュ描画処理のフローチ
ャートである。
【図10】 実施例での顔全体のビットマップデータ化
の進行状況を示す説明図である。
【図11】 実施例での目の部分だけのビットマップデ
ータ化の進行状況を示す説明図である。
【図12】 実施例での初期設定変更処理のフローチャ
ートである。
【図13】 実施例での初期設定変更処理のフローチャ
ートである。
【図14】 実施例での初期設定画面の説明図である。
【図15】 実施例での初期設定画面の説明図である。
【図16】 実施例でのスタイル選択処理のフローチャ
ートである。
【図17】 実施例でのパーツ選択処理のフローチャー
トである。
【図18】 実施例でのパーツ選択処理のフローチャー
トである。
【図19】 実施例でのパーツ選択処理のフローチャー
トである。
【図20】 実施例でのパーツ選択処理中の画面の説明
図である。
【図21】 実施例でのパーツサイズ変更処理のフロー
チャートである。
【図22】 実施例でのパーツサイズ変更処理中の画面
の説明図である。
【図23】 実施例での左右連動モード設定処理のフロ
ーチャートである。
【図24】 実施例でのパターン選択処理のフローチャ
ートである。
【図25】 実施例でのパターン選択処理中のシングル
クリック時の処理のフローチャートである。
【図26】 実施例でのパターン選択処理中のダブルク
リック時の処理のフローチャートである。
【図27】 実施例でのパターン選択処理中の画面の説
明図である。
【図28】 実施例でのパーツ移動処理のフローチャー
トである。
【図29】 実施例でのパーツ移動処理中の画面の説明
図である。
【図30】 実施例でのパーツ移動処理中の画面の説明
図である。
【図31】 実施例でのパーツ移動処理中の画面の説明
図である。
【図32】 実施例での出力用画像描画処理のフローチ
ャートである。
【図33】 実施例での拡大・縮小処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1・・・モンタージュ作成装置、3・・・キーボード、
3L・・・左カーソルキー、3NM・・・数字キー、3
R・・・右カーソルキー、3S・・・Siftキー、3
U・・・上カーソルキー、3D・・・下カーソルキー、
3X・・・左右連動キー、3Y・・・OKキー、3Z・
・・キャンセルキー、5・・・マウス、7・・・ディス
プレイ、9・・・パーソナルコンピュータ、10・・・
描画領域画面、20・・・操作領域画面、21・・・サ
ンプル表示欄、22・・・スタイル選択表示欄、23・
・・パーツ選択表示欄、24・・・パターン値表示欄、
25・・・左右連動指示欄、26・・・OK欄、27・
・・キャンセル欄、28・・・初期設定欄、30・・・
初期設定画面、31・・・参考例設定欄、32・・・髪
型設定欄、33・・・顔の輪郭設定欄、34・・・眉毛
設定欄、35・・・目設定欄、36・・・OK欄、37
・・・キャンセル欄、38・・・スタイル選択表示欄、
40・・・パターン一覧表、PAh,PAf,…・・・
パーツ占有領域、PFeyeL・・・パーツフレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 3/40 G06F 15/62 465 K 15/66 355 J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 髪,目,鼻,口等の顔の各パーツ毎に、
    アウトラインデータで表された複数個のパターンを記憶
    する記憶手段と、 該記憶手段から所望のパーツの所望のパターンを選択す
    る選択手段と、 該選択されたパターンのアウトラインデータに基づい
    て、画面上にモンタージュ画像を表示するモンタージュ
    画像表示手段とを備えるモンタージュ作成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモンタージュ作成装置に
    おいて、さらに、前記選択されたパーツのパターンを、
    アウトラインデータの状態で拡大・縮小する拡大・縮小
    手段を備えることを特徴とするモンタージュ作成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のモンタージ
    ュ作成装置において、前記モンタージュ画像表示手段
    が、 前記選択されたパーツのパターンのアウトラインデータ
    を、一旦、ビットマップ表現による画像表示用情報に変
    換するビットマップ化手段と、 該ビットマップ表現による画像表示用情報に基づいてモ
    ンタージュ画像を表示するビットマップ表示手段とを備
    えることを特徴とするモンタージュ作成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のモンタージュ作成装置に
    おいて、 前記ビットマップ化手段は、 パターンの変更,拡大,縮小又は移動等、表示を変更す
    る操作がなされたとき、画像全体の中で、当該変更等の
    前後で画像を変更すべき範囲を抽出する画像変更範囲抽
    出手段と、 該抽出された範囲に関してだけ、前記変更等のビットマ
    ップ表現による画像表示用情報を形成する部分的ビット
    マップ化手段とを備え、 前記ビットマップ表示手段は、 前記部分的ビットマップ化手段により形成された部分的
    な画像表示用情報に基づいて、前記抽出された範囲のモ
    ンタージュ画像の表示を変更する部分的表示変更手段を
    備えることを特徴とするモンタージュ作成装置。
JP6179276A 1994-07-29 1994-07-29 モンタージュ作成装置 Pending JPH0844894A (ja)

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US08/507,924 US5808624A (en) 1994-07-29 1995-07-27 Picture making apparatus for creating a picture for printing by assembling and positioning component parts

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020073098A (ko) * 2002-04-03 2002-09-19 (주)이야토탈솔루션 네트워크 상에서 베지어곡선을 이용한 캐리커쳐 제작장치및 그 제작방법
US6901172B1 (en) 2000-09-27 2005-05-31 Nec Corporation Method and apparatus for drawing likeness
JP2009031832A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Kyocera Communication Systems Co Ltd 配線設計装置

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