JPH0844637A - データ転送制御機能を有した計算機システム - Google Patents

データ転送制御機能を有した計算機システム

Info

Publication number
JPH0844637A
JPH0844637A JP6178935A JP17893594A JPH0844637A JP H0844637 A JPH0844637 A JP H0844637A JP 6178935 A JP6178935 A JP 6178935A JP 17893594 A JP17893594 A JP 17893594A JP H0844637 A JPH0844637 A JP H0844637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
data transfer
abnormality
module
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6178935A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Honda
亮 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6178935A priority Critical patent/JPH0844637A/ja
Publication of JPH0844637A publication Critical patent/JPH0844637A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】周辺装置等に故障が発生した際に、自動的に回
復すると共に信頼性の高い、耐故障性に優れたデータの
転送を可能にする。 【構成】ユーザプロセスと装置20,30を介した物理
伝送媒体18との間でのデータの転送を制御する回線規
約モジュール14と、装置20,30と、装置20,3
0の異常を検知する故障検知モジュール24,34とが
それぞれ設けられ、回線規約モジュール14と物理伝送
媒体18との間でデータを転送する主系10と従系12
の経路と、経路10,12中の各故障検知モジュール2
4,34による異常の検知に基づいて故障を診断し、故
障が発生した一方の経路から正常な他方の経路に、回線
規約モジュール14と物理伝送媒体18との間の接続形
態を自動的に切替える回線切替えモジュール16とを具
備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐故障性の機能をもつ
計算機システムにおける、ユーザプロセスと、周辺装置
を介した通信回線、各種入出力装置等の外部との間でデ
ータの転送を行なうデータ転送制御機能を有した計算機
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムの代表的なオペレーティ
ングシステムであるUNIXでは、周辺装置や物理伝送
媒体を介したネットワーク通信を行なうためのコントロ
ーラを駆動するドライバや、回線規約等を処理するモジ
ュールを「STREAMS」と呼ばれる組み合わせ機能
を使って実装しているものがある。「STREAMS」
については、例えば「UNIX SYSTEM V RELEASE 4 Progra
mamer's Guide,STREAMS」Prentice Hall に記載されて
いる。
【0003】「STREAMS」では、特にネットワー
ク処理などは各プロトコルをモジュールとして記述し、
1つのプロトコル階層を1つのストリームとして実装し
ている。
【0004】「STEAMS」は、カーネル空間の装置
ドライバあるいは回線規約モジュールと、ユーザ空間の
ユーザプロセス間の全2重のデータ伝送路を提供する。
このデータ伝送路は、図5に示すように、先頭モジュー
ル、回線規約モジュール、装置ドライバなどによって構
成され、データはそれらの間をメッセージとして転送さ
れる。各モジュール及びドライバには、入力用待ち行
列、出力用待ち行列を管理する機能が設けられており、
転送するデータを一時保持して、データの流量制御が可
能となっている。
【0005】また、モジュールやドライバは多重接続が
でき、1のモジュールに複数のドライバをリンクするこ
とや、1つの装置ドライバを複数のプロトコル階層で共
有するといったことも可能である。
【0006】このように、「STREAMS」によるデ
ータ伝送路は、装置ドライバや回線規約処理などをモジ
ュールとして機能別に実装でき、それらの間の接続が柔
軟であるためプロトコル処理に適した機構となってい
る。
【0007】しかし、計算機システムは正常であっても
周辺装置や物理伝送媒体に故障が発生した場合には、
「STREAMS」によって実装されたデータ伝送路で
はデータ転送が不可能となる。「STREAMS」の機
構は、故障からの回線切替えによる回復機能はない。
【0008】このため従来では、周辺装置や物理伝送媒
体に故障が発生した場合、装置ドライバによって異常発
生したことを検出すると、ユーザプロセスに通知して、
管理者に通知するようになっている。この場合、管理者
は、異常発生したことを認識すると、例えば装置の電源
を切って、正常な装置に入れ替え、装置ドライバの初期
化を行なうことで、改めて正常なデータ伝送路を確立す
る。
【0009】または、異常発生時に備えて、周辺装置と
装置ドライバを2重に用意しておくことによって、異常
が発生した際に、管理者の手によって回線の切替えが行
なわれるようにしている。
【0010】しかし、ユーザプロセスと、物理伝送媒体
を介した遠隔先のプロセスとのネットワークサービスの
形態によっては、故障発生からの回復には迅速さが要求
される場合が多い。従って、管理者によって故障を回復
する構成では、要求に対して十分に対応することができ
なかった。
【0011】また、異常発生時に備えた構成として、回
線規約モジュール内に故障検知機能を用意し、主系から
従系へのリンク切替えをユーザプロセスから自動的に行
なう方法もある。しかしながら、回線規約モジュールが
複雑になり複数のプロトコル階層への対応は困難であ
る。さらに周辺装置の故障が要因によるエラーをネット
ワークサービスを行なっているユーザプロセスに返して
リンク切替えを行なわせると、ユーザプロセスの処理負
担が大きくなってしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の計算
機においては、周辺装置あるいはネットワーク用の物理
伝送媒体と、装置ドライバ、回線規約モジュール等を介
したユーザプロセスとの間のデータ伝送路には、周辺装
置、物理伝送媒体の故障に対して自動回復するための機
構がなく、管理者に手によって回復させる必要があった
ため、多くの労力を要し、また短時間で故障の回復を図
ることが困難となっていた。
【0013】また、ユーザプロセスによって主系から従
系への伝送路のリンクの切替えを行なう方法もあるが、
回線規約モジュールが複雑となり複数のプロトコル階層
への対応も困難となってしまう。さらにユーザプロセス
の処理負担が増大してしまい、本来実行すべき処理(ネ
ットワークサービス等)に影響してしまうという問題が
あった。
【0014】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、故障が発生した際に、自動的に回復すると
共に信頼性の高い、耐故障性に優れたデータの転送を可
能にするデータ転送制御機能を有した計算機システムを
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部と接続さ
れる周辺装置とユーザプロセスとの間でデータを転送す
る機能を有する計算機システムにおいて、前記ユーザプ
ロセスと前記周辺装置を介した外部との間でのデータの
転送を制御するデータ転送制御手段と、前記周辺装置
と、前記周辺装置の異常を検知する異常検知手段とがそ
れぞれ設けられ、前記データ転送制御手段と外部との間
でデータを転送する複数の経路と、前記経路中の各異常
検知手段による異常の検知に基づいて故障を診断し、故
障が発生した一方の経路から正常な他方の経路に、前記
データ転送制御手段と外部との間の接続形態を自動的に
切替える切替え手段とを具備したことを特徴とする。
【0016】また、前記異常検知手段は、自経路がデー
タの転送に用いられている場合に、前記データ転送制御
手段を介した外部に送信されるデータの複写を前記切替
え手段に転送する機能と、自経路がデータの転送に用い
られていない場合に、データの転送に用いられている経
路を介して受信される同じデータを周辺装置を介して受
信して前記切替え手段に転送する機能とを有し、前記切
替え手段は、前記異常検知手段の各機能によって転送さ
れたデータを保持する機能を有し、データの転送に用い
られている経路に異常が発生した際には、前記保持する
機能によって保持していたデータを、前記切替え手段に
よって切り替えられた経路を使って再送受信を行なう機
能を有することを特徴とする。
【0017】また本発明は、外部と接続される周辺装置
とユーザプロセスとの間でデータを転送する機能を有す
る計算機システムにおいて、前記ユーザプロセスと前記
周辺装置を介した外部との間でのデータの転送を制御す
る複数のデータ転送制御手段と、前記周辺装置と、前記
周辺装置の異常を検知する、前記データ転送制御手段と
同数の異常検知手段とがそれぞれ設けられ、前記データ
転送制御手段と外部との間でデータを転送する複数の経
路と、前記経路中の各異常検知手段による異常の検知に
基づいて故障を診断し、故障が発生した一方の経路から
正常な他方の経路に、全ての前記データ転送制御手段と
他方の経路中のそれぞれに対応する前記異常検知手段を
介した外部との間の接続形態を自動的に切替える切替え
手段とを具備したことを特徴とする。
【0018】また前記異常検知手段は、自経路がデータ
の転送に用いられている場合に、前記データ転送制御手
段を介した外部に送信されるデータの複写を前記切替え
手段に転送する機能と、自経路がデータの転送に用いら
れていない場合に、データの転送に用いられている経路
を介して受信される同じデータを周辺装置を介して受信
して前記切替え手段に転送する機能とを有し、前記切替
え手段は、前記異常検知手段の各機能によって転送され
たデータを保持する機能を有し、データの転送に用いら
れている経路に異常が発生した際には、前記保持する機
能によって保持していたデータを、前記切替え手段によ
って切り替えられた経路を使って、故障発生時に処理を
行なっていた全ての前記データ転送制御手段に対するデ
ータの再送受信を行なう機能を有することを特徴とす
る。
【0019】
【作用】このような構成によれば、例えば2重に用意さ
れた同じ機能の経路を、一方を主系、他方を従系とし、
故障が検出されると切替え手段(回線切替えモジュー
ル)が自動的にデータ転送制御手段(回線規約モジュー
ル)のリンクを張り替えることにより、耐故障性の高い
データ伝送路を実現できる。
【0020】また、正常時には回線切替えモジュールに
おいて送受信データを蓄積しておき、故障発生時には、
このデータを用いて回線切替えモジュールのレベルで通
信を継続させるので、回線規約モジュールや装置ドライ
バ、アプリケーションに依存せずに故障回復が行なえる
ため、異なった回線規約処理が多重に結合されたデータ
伝送路へも実装可能である。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は第1実施例に係わるデータ転送制御機能を
有した計算機システムのデータ伝送路の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では計算機間が物理伝送媒体を
介して接続されてネットワークシステムを構成する場合
を例にして説明する。本実施例のデータ伝送路は、ネッ
トワークサービスを実行するユーザプロセスと物理伝送
媒体までの間でデータを伝送する経路となる。
【0022】図1に示すように、第1実施例のデータ伝
送路は、主系10と従系12の経路が実装され、回線規
約処理を行なう回線規約モジュール14と選択的にリン
クされる。また、主系10と従系12の経路は、それぞ
れ経路の切替え制御を行なう回線切替えモジュール16
とリンクされている。主系10と従系12の各経路は、
ネットワークを構成する物理伝送媒体18と接続されて
いる。
【0023】回線規約モジュール14は、例えば図示せ
ぬユーザプロセスまたは先頭モジュールと故障検出モジ
ュール24,34との間でデータの送受を行なうもので
回線規約処理を実行する。
【0024】回線切替えモジュール16は、後述する故
障検知モジュール24,34によって異常が検知された
際に、回線規約モジュール14と主系10または従系1
2の経路との間のリンクの張り替えを行なう。また、回
線切替えモジュール16は、回線規約モジュール14か
ら故障検知モジュール24または故障検知モジュール3
4に送信されるデータ、各装置ドライバ22,32から
故障検知モジュール24,34に送信されるデータを、
故障検知モジュール24,34を介して入力して一時保
持し、故障発生に伴う経路切り替えの際に送出する。
【0025】主系10のデータ伝送路は、装置20、装
置ドライバ22、及び故障検知モジュール24によって
構成され、従系12のデータ伝送路は、装置30、装置
ドライバ32、及び故障検知モジュール34によって構
成されている。
【0026】装置20,30は、それぞれ物理伝送媒体
18とのインタフェースを司るハードウェア部であり、
例えばネットワークインタフェースユニット、ネットワ
ークインタフェースコントローラ等であって、計算機の
拡張スロットに装着可能なボード化あるいはICカード
スロットに装着可能なカード化されて計算機に装着され
る。
【0027】装置ドライバ22,32は、それぞれ装置
20,30を制御するためのハードウェア制御用のモジ
ュールである。装置ドライバ22,32は、装置20,
30の異常を検出した際には、それぞれ故障検知モジュ
ール24,34にエラー通知を送出する。
【0028】故障検知モジュール24,34は、それぞ
れ装置ドライバ22,32と回線規約モジュール14と
の間で、データの送受を行なうもので、装置ドライバ2
2,32からエラー通知などにより異常の発生を検出
し、回線切替えモジュール16に通知する機能を有す
る。また、故障検知モジュール24,34は、それぞれ
回線規約モジュール14から受け取った送信用データ、
及び装置ドライバ22,32から受けとった受信用デー
タを、通常の経路に送出すると共に、故障発生時に備え
て保存するために回線切替えモジュール16にも送出す
る。
【0029】主系10と従系12の各経路は、それぞれ
故障検知モジュール24,34、装置ドライバ22,3
2、及び装置20,30が一体化されて予め実装されて
おり、状況に応じて、回線規約モジュール14との間の
リンクが張り替えられるものである。
【0030】図1中に示すデータ伝送路は、各モジュー
ル及びドライバが入力待ち行列と出力待ち行列の2つの
待ち行列を持ち、この待ち行列を介してモジュール間が
結合されて、全2重の伝送路となっているものとする。
また、回線規約モジュール14と結合される先頭モジュ
ール、さらにユーザ空間にあって先頭モジュールと結合
されるユーザプロセスの各機能が、計算機上で実現され
ているものとする。
【0031】次に、正常運転時のデータ伝送路の状態及
び動作について、図1を参照しながら説明する。正常運
転時においては、図1に示すように、回線規約モジュー
ル14は、主系10の経路にリンク1を張り、データ伝
送を行なう。すなわち、故障検知モジュール24を通し
て装置ドライバ22と回線規約モジュール14との間で
相互にデータが伝送される。
【0032】故障検知モジュール24は、回線規約モジ
ュール14から受け取ったデータを装置ドライバ22に
送ると共に、回線切替えモジュール16にも送る。ま
た、故障検知モジュール24は、装置ドライバ22から
受け取ったデータについても同様に回線切替えモジュー
ル16にも送る。回線切替えモジュール16は、故障検
知モジュール24から送られた送信用データを保持す
る。
【0033】故障検知モジュール24は、装置ドライバ
22からのエラー通知などにより装置20の異常を検知
した場合には、回線切替えモジュール16に装置20の
異常を伝える。
【0034】一方、正常動作時には、従系12の経路
は、物理伝送媒体18を介して伝送されてきた装置20
宛のデータと、主系10の装置20から送出されたデー
タのみを装置30から受信する。従系12の伝送路に受
信されたデータは、装置ドライバ32、故障検知モジュ
ール34を介して回線切替えモジュール16に送出され
る。回線切替えモジュール16は、故障検知モジュール
34から送られた受信用データを保持する。
【0035】物理伝送媒体18にデータを送出する場
合、回線切替えモジュール16は、実際に物理伝送媒体
18に送出されるデータについては故障検知モジュール
24と、物理伝送媒体18を介して従系12から得るこ
とができる。回線切替えモジュール16は、故障検知モ
ジュール24,34から受信したデータを比較して、デ
ータの内容が同一であるかを判別する。すなわち、デー
タの内容が同一であれば、異常が発生していないと判別
し、内容が異なっていれば装置20または物理伝送媒体
18に異常が発生したものと判別する。また、回線切替
えモジュール16は、故障検知モジュール24を介して
データを受信してから、所定時間内に従系12の経路を
介してデータが得られなかった場合には、異常が発生し
ているものと判別する。
【0036】回線切替えモジュール16は、データが主
系10、物理伝送媒体18を介して、正常に送出された
ものと判別した場合には保持していたデータを破棄す
る。逆に物理伝送媒体18からデータを受信する場合、
回線切替えモジュール16は、物理伝送媒体18を介し
た装置20宛のデータについても、主系10の故障検知
モジュール24と従系12の経路を介して得ることがで
きる。回線切替えモジュール16は、前述したデータ送
信の場合と同様に、異常が発生したか否かを判別する。
また、所定時間内に両方の経路から同じデータが受信さ
れなかった場合には異常が発生したものとして判別す
る。正常にデータが受信された場合には、回線切替えモ
ジュール16は、保持していた受信用データを破棄す
る。
【0037】こうして、装置20あるいは物理伝送媒体
18の異常を検出することができるようになる。次に、
データ送信時における、異常の発生から検知、回復する
までの手続きについて説明する。
【0038】1.故障検知モジュール24は、装置ドラ
イバ22から装置20の異常を示すエラーが返された場
合には、回線切替えモジュール16に装置20の異常を
通知する。
【0039】2.回線切替えモジュール16は、故障検
知モジュール24からの異常通知、あるいは故障検知モ
ジュール24と従系12の故障検知モジュール34から
受け取ったデータを比較、確認することにより故障発生
を判別する。
【0040】3.回線切替えモジュール16によって故
障が発生したと判別されると、現在使用していた主系1
0の経路、すなわち故障検知モジュール24、装置ドラ
イバ22、装置20に動作停止を通知する。
【0041】また、回線切替えモジュール16は、図2
に示すように、回線規約モジュール14と主系10の経
路とのリンク1を、従系12の経路のリンク2に張り替
え、従系12の装置30、装置ドライバ32、故障検知
モジュール34を正常動作するように切替える。
【0042】この時、装置20、装置30が共に物理ア
ドレスを有する装置の場合には、装置20の物理アドレ
スを装置30に複写し、主系10に代えて従系12の伝
送路によってデータの送信が可能な状態にする。これに
より、物理伝送媒体18を介して接続されたネットワー
ク通信の相手先は、経路の切替えの実行と無関係にデー
タの送受信を継続して実行できる。
【0043】4.故障発生のために送出できなかったデ
ータは、回線切替えモジュール16内に保持されている
ので、データの送受信が可能な状態となった従系12を
通して物理伝送媒体18に送出する。その後、回線規約
モジュール14からリンク2が張られた従系12の伝送
路を用いて継続してデータの送信が実行される。
【0044】次に、データ受信時における故障の発生か
ら、検知、回復の手続きについて説明する。 1.装置ドライバ22が異常を故障検知モジュール24
に通知した場合には、故障検出モジュール24は、装置
20の異常を回線切替えモジュール16に通知する。
【0045】2.回線切替えモジュール16は、故障検
知モジュール24からの異常通知、あるいは故障検知モ
ジュール24と従系12の故障検知モジュール34から
受け取ったデータを比較、確認することにより故障発生
を判別する。
【0046】3.回線切替えモジュール16によって故
障が発生したと判別されると、現在使用していた主系1
0の経路、すなわち故障検知モジュール24、装置ドラ
イバ22、装置20に動作停止を通知する。
【0047】また、回線切替えモジュール16は、図2
に示すように、回線規約モジュール14と主系10の経
路とのリンク1を、従系12の経路のリンク2に張り替
え、従系122の装置30、装置ドライバ32、故障検
知モジュール34を正常動作するように切替える。
【0048】この時、装置20、装置30が共に物理ア
ドレスを有する装置の場合には、装置20の物理アドレ
スを装置30に複写し、主系10に代えて従系の伝送路
によってデータの受信が可能な状態にする。これによ
り、物理伝送媒体18を介して接続されたネットワーク
通信の相手先は、経路の切替えの実行と無関係にデータ
の送受信を継続して実行できる。
【0049】4.故障発生のために回線規約モジュール
14へ転送できなかった受信データは、従系12を介し
て回線切替えモジュール16内に保持されているので、
従系12の故障検知モジュール34を通して回線規約モ
ジュール14に転送する。その後、回線規約モジュール
14からリンク2が張られた従系12の伝送路を用いて
継続してデータの受信が実行される。
【0050】このようにして、回線規約モジュール14
と物理伝送媒体18との間に設けられた主系10と従系
12の経路を、異常発生時にユーザプロセスに通知する
ことなく、回線切替えモジュール16において自動的
に、リンクを張り替えてデータの送受信を継続して行な
うので、耐故障性の高いデータ伝送路を実現することが
できる。従って、管理者に対する作業負担を軽減し、ま
たユーザプロセス(アプリケーション)における処理負
担を増加させることもないのでネットワークサービス
等)に影響してしまうこともない。
【0051】また、異常発生に伴って経路の切替えが自
動的に行なわれる際に、その間に物理伝送媒体18との
間で送受信されたデータは、回線切替えモジュール16
に保持されており、失われることなく確実に送受信され
る。従って、通信相手との間で失われたデータの送受信
を行なうための処理等は不要であり、経路の切替えに伴
って通信相手に影響を与えることもない。
【0052】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図3は第2実施例に係わるデータ転送制御機能を有
した計算機システムのデータ伝送路のモジュール構成を
示すブロック図である。第2実施例は複数の回線規約を
処理するデータ伝送路に対して本発明を適用した例を示
すものである。
【0053】図3に示すように、第2実施例のデータ伝
送路は、主系40と従系42の経路が実装され、回線規
約処理を行なう2つの回線規約モジュール44a,44
bと選択的にリンクされる。また、主系40と従系42
のデータ伝送路は、それぞれ伝送路の切替え制御を行な
う回線切替えモジュール46とリンクされている。主系
40と従系42の各伝送路は、ネットワークを構成する
物理伝送媒体48と接続されている。
【0054】回線規約モジュール44a,44bは、例
えば図示せぬ先頭モジュールと各系40,43内の故障
検出モジュール54a,54b,64a,63bとの間
でデータの送受を行なうもので回線規約処理を実行す
る。
【0055】回線切替えモジュール46は、後述する全
ての故障検知モジュール54a,54b,64a,63
bとリンクされており、故障検知モジュール54a,5
4b,64a,63bによって異常が検知された際に、
回線規約モジュール44a,44bと主系40または従
系42との間のリンクの張り替えを行なう。また、回線
切替えモジュール46は、回線規約モジュール44a,
44bから故障検知モジュール54a,54bまたは故
障検知モジュール64a,63bに送信されるデータ、
各装置ドライバ52,62から故障検知モジュール54
a,54b,64a,64bに送信されるデータを、故
障検知モジュール54a,54b,64a,64bを介
して入力して一時保持、故障発生に伴う経路切り替えの
際に送出する。
【0056】主系40のデータ伝送路は、装置50、装
置ドライバ52、及び故障検知モジュール54a,54
bによって構成され、従系42のデータ伝送路は、装置
60、装置ドライバ62、及び故障検知モジュール64
a,64bによって構成されている。
【0057】装置50,60は、それぞれ物理伝送媒体
48とのインタフェースを司るハードウェア部であり、
ネットワークインタフェースユニット、ネットワークイ
ンタフェースコントローラ等であって、計算機の拡張ス
ロットに装着可能なボード化あるいはICカードスロッ
トに装着可能なカード化されて計算機に装着される。
【0058】装置ドライバ52,62は、それぞれ装置
50,60を制御するためのハードウェア制御用のモジ
ュールである。装置ドライバ52,62は、それぞれ装
置50,60の異常を検出した際には、それぞれ故障検
知モジュール54a,54b,64a,64bにエラー
通知を送出する。
【0059】主系40の故障検知モジュール54a,5
4bは、それぞれ装置ドライバ52と回線規約モジュー
ル44a,44bとの間で、データの送受を行なうもの
で、装置ドライバ52からエラー通知などにより異常の
発生を検出し、回線切替えモジュール46に通知する機
能を有する。また、故障検知モジュール54a,54b
は、回線規約モジュール44a,44bから受け取った
データを、装置ドライバ52の他に、回線切替えモジュ
ール46にも送出する。
【0060】従系42の故障検知モジュール64a,6
4bは、それぞれ装置ドライバ62と回線規約モジュー
ル44a,44bとの間で、データの送受を行なうもの
で、装置ドライバ62からエラー通知などにより異常の
発生を検出し、回線切替えモジュール46に通知する機
能を有する。また、故障検知モジュール64a,64b
は、回線規約モジュール44a,44bから受け取った
データを、装置ドライバ62の他に、回線切替えモジュ
ール46にも送出する。
【0061】図3中に示すデータ伝送路は、各モジュー
ル及びドライバが入力待ち行列と出力待ち行列の2つの
待ち行列を持ち、この待ち行列を介してモジュール間が
結合されて、全2重の伝送路となっているものとする。
また、回線規約モジュール44a,44bと結合される
先頭モジュール、さらにユーザ空間にあって先頭モジュ
ールと結合されるユーザプロセスの各機能が、計算機上
で実現されているものとする。
【0062】次に、正常運転時のデータ伝送路の状態及
び動作について、図3を参照しながら説明する。正常運
転時においては、回線規約モジュール44a,44bか
ら、図3に示すように、主系40の伝送路、すなわち故
障検知モジュール54a,54bにそれぞれリンク1、
リンク2を張り、データ伝送を行なう。すなわち、回線
規約モジュール44aについてのデータ伝送は、故障検
知モジュール54、装置ドライバ52、及び装置50を
通して行なわれ、回線規約モジュール44bについての
データ伝送は、故障検知モジュール54b、装置ドライ
バ52、及び装置50を通して行なわれる。
【0063】故障検知モジュール54aは、回線規約モ
ジュール44aから受け取ったデータを装置ドライバ5
2に送ると共に、回線切替えモジュール46にも送る。
また、故障検知モジュール54aは、装置ドライバ52
から受け取ったデータについても同様に回線切替えモジ
ュール46にも送る。回線切替えモジュール46は、故
障検知モジュール54aから送られたデータを保持す
る。
【0064】故障検知モジュール54bも、故障検知モ
ジュール54aと同様に機能し、受け取ったデータを回
線切替えモジュール46に送る。回線切替えモジュール
46は、故障検知モジュール54bから送られたデータ
を保持する。
【0065】物理伝送媒体48にデータを送出する場
合、回線切替えモジュール46は、実際に故障検知モジ
ュール54aを通して物理伝送媒体48に送出されるデ
ータについては故障検知モジュール54aと、物理伝送
媒体48を介して従系42の故障検知モジュール64a
から得ることができる。回線切替えモジュール46は、
故障検知モジュール54a,64aから受信したデータ
を比較して、データの内容が同一であるかを判別する。
すなわち、データの内容が同一であれば、異常が発生し
ていないと判別し、内容が異なっていれば装置50また
は物理伝送媒体48に異常が発生したものと判別する。
回線切替えモジュール46は、データが主系40、物理
伝送媒体48を介して正常に送出されたものと判別した
場合には保持していたデータを破棄する。
【0066】逆に物理伝送媒体48からデータを受信す
る場合、回線切替えモジュール46は、物理伝送媒体4
8を介した装置50宛のデータについても故障検知モジ
ュール54aと従系42の故障検知モジュール64aか
ら得ることができる。回線切替えモジュール46は、前
述したデータ送信の場合と同様に、異常が発生したか否
かを判別する。また、正常にデータが受信された場合に
は保持していたデータを破棄する。
【0067】こうして、装置50あるいは物理伝送媒体
48の異常を検出することができるようになる。次に、
データ送信時における、異常の発生から検知、回復する
までの手続きについて説明する。
【0068】1.故障検知モジュール54aは、装置ド
ライバ52から装置50の異常を示すエラーが返された
場合には、回線切替えモジュール46に装置50の異常
を通知する。
【0069】2.回線切替えモジュール46は、故障検
知モジュール54aからの異常通知、あるいは故障検知
モジュール54aと従系42の故障検知モジュール64
aから受け取ったデータを比較、確認することにより故
障発生を判別する。
【0070】3.回線切替えモジュール46によって故
障が発生したと判別されると、現在使用していた主系4
0の経路、すなわち故障検知モジュール54a、装置ド
ライバ52、装置50に動作停止を通知する。
【0071】また、回線切替えモジュール46は、図3
に示すように、回線規約モジュール44aのリンクを従
系42の故障検知モジュール64aへのリンク2に張り
替え、従系42の装置60、装置ドライバ62、故障検
知モジュール64aを正常動作するように切替える。
【0072】この時、装置50、装置60が共に物理ア
ドレスを有する装置の場合には、装置50の物理アドレ
スを装置60に複写し、主系40に代えて従系42の伝
送路によってデータの送信が可能な状態にする。これに
より、物理伝送媒体48を介して接続されたネットワー
ク通信の相手先は、経路の切替えの実行と無関係にデー
タの送受信を継続して実行できる。
【0073】4.装置50の故障発生時に送出できなか
ったデータは、回線切替えモジュール46内に保持され
ているので、データの送受信が可能な状態となった従系
42を通して物理伝送媒体48に送出する。その後、回
線規約モジュール44aからリンク2が張られた従系4
2の伝送路を用いてデータの送信が実行される。
【0074】一方、回線規約モジュール44aの回線規
約処理時には、前述した回線規約モジュール44aの回
線規約処理時と同じようにして、異常の発生が検出され
た場合には、回線切替えモジュール46によって、回線
規約モジュール44bから故障検知モジュール54bに
張られたリンク2を、図4に示すように、従系42の故
障検知モジュール64aへのリンク4に張り替え、従系
42の装置60、装置ドライバ62、故障検知モジュー
ル64bを正常動作するように切替える。この時、装置
50、装置60が共に物理アドレスを有する装置の場合
には、前述と同様に装置50の物理アドレスを装置60
に複写し、主系40に代えて従系42の伝送路によって
データの送信が可能な状態にする。
【0075】装置50の故障発生時に送出できなかった
データは、回線切替えモジュール46内に保持されてい
るので、データの送受信が可能な状態となった従系42
を通して物理伝送媒体48に送出する。その後、回線規
約モジュール44bからリンク4が張られた従系42の
伝送路を用いてデータの送信が実行される。
【0076】次に、データ受信時における故障の発生か
ら、検知、回復の手続きについて説明する。 1.装置ドライバ52が異常を故障検知モジュール54
aに通知した場合には、故障検知モジュール54aは、
装置50の異常を回線切替えモジュール46に通知す
る。
【0077】2.回線切替えモジュール46は、故障検
知モジュール54aからの異常通知、あるいは故障検知
モジュール54aと従系42の故障検知モジュール64
aから受け取ったデータを比較、確認することにより故
障発生を判別する。
【0078】3.回線切替えモジュール46によって故
障が発生したと判別されると、故障検知モジュール54
a、装置ドライバ52、装置50に動作停止を通知す
る。また、回線切替えモジュール46は、図4に示すよ
うに、回線規約モジュール44aのリンクを従系42へ
のリンク3に張り替え、従系42の装置60、装置ドラ
イバ62、故障検知モジュール64aを正常動作するよ
うに切替える。この時、装置50、装置60が共に物理
アドレスを有する装置の場合には、装置50の物理アド
レスを装置60に複写し、主系40に代えて従系42の
伝送路によってデータの受信が可能な状態にする。
【0079】4.装置50の故障発生時に回線規約モジ
ュール44aへ転送できなかった受信データは、従系4
2を介して回線切替えモジュール46内に保持されてい
るので、従系42の故障検知モジュール64aを通して
回線規約モジュール44aに転送する。その後、回線規
約モジュール44aからリンク3が張られた従系42の
伝送路を用いてデータの受信が実行される。
【0080】このように、装置50の異常診断は、回線
規約モジュール44aの処理時には故障検知モジュール
54aと回線切替えモジュール46において、また回線
規約モジュール44bの処理時には故障検知モジュール
54bと回線規約モジュール44bにおいて行なわれ、
どちらの場合も異常発生時には、回線切替えモジュール
46によって、全ての回線規約モジュール44a,44
bに対してリンクの張り替えが行なわれる。すなわち、
図4に示すように、回線規約モジュール44aに対する
リンク1はリンク3に張り換えられ、回線規約モジュー
ル44bに対するリンク3はリンク4に張り換えられ
る。
【0081】このようにして、複数の回線規約処理を行
なうデータ伝送路(複数の回線規約モジュール44a,
44bが存在する)においても、故障検出と従系42へ
の回線切替えが可能となる。その他、前述した第1実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0082】また、第2実施例では2つの回線規約処理
を行なう回線規約モジュール44a,44bがある場合
を例にして説明したが、3つ以上の回線規約モジュール
が設けられていても良い。その際、回線規約モジュール
と同数の故障検知モジュールが、主系40及び従系42
のそれぞれに設けられる。
【0083】すなわち、主系40、従系42の経路の切
替えを、ユーザプロセス(アプリケーション)の他に、
回線規約モジュール44a,44bや装置ドライバ5
2,62にも依存していないので、異なった回線規約処
理が多重に結合されたデータ伝送路へも実装可能とな
る。
【0084】なお、前記各実施例では計算機間が物理伝
送媒体を介して接続されてネットワークシステムを構成
する場合を例にして説明したが、データ伝送路の接続先
が物理伝送媒体の他にプリンタ装置等であっても同様に
本発明を適用することができる。
【0085】また、前述した各実施例では一般的なデー
タ伝送路として説明しているが、UNIXの「STRE
MS」によって実装されるデータ伝送路に適用すること
ができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、故
障検知モジュールが故障を検出すると回線切替えモジュ
ールが自動的に回線規約モジュールと予め用意された経
路との間のリンクを張り替えることができるので、周辺
装置の故障時におけるデータ伝送路の耐故障性を向上さ
せることが可能となるものである。
【0087】また、故障発生時に送受信できなかったデ
ータについては、主系、従系の周辺装置の異常を検知す
るモジュールを通して回線切替えモジュールに一時的に
保持することができ、保持されたデータを使って再送受
信を行なうことにより、故障発生時に送受信されたデー
タを救うことが可能なので、信頼性の高いデータ伝送路
を実現することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わるデータ転送制御機
能を有した計算機システムのデータ伝送路のモジュール
構成を示すブロック図。
【図2】第1実施例における非常運転時のデータ伝送路
のモジュール構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第2実施例に係わる複数の回線規約を
処理するためのデータ伝送路のモジュール構成を示すブ
ロック図。
【図4】第2実施例における非常運転時のデータ伝送路
のモジュール構成を示すブロック図。
【図5】「STREAMS」によるデータ伝送路の基本
的なモジュール構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10,40…主系(経路)、12,42…従系(経
路)、14,44a,44b…回線規約モジュール(デ
ータ転送制御手段)、16,46…回線切替えモジュー
ル(切替え手段)、18,48…物理伝送媒体、20,
30,50,60…装置(周辺装置)、22,32,5
2,62…装置ドライバ、24,34,54a,54
b,64a,64b…故障検知モジュール(異常検知手
段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 29/14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部と接続される周辺装置とユーザプロ
    セスとの間でデータを転送する機能を有する計算機シス
    テムにおいて、 前記ユーザプロセスと前記周辺装置を介した外部との間
    でのデータの転送を制御するデータ転送制御手段と、 前記周辺装置と、前記周辺装置の異常を検知する異常検
    知手段とがそれぞれ設けられ、前記データ転送制御手段
    と外部との間でデータを転送する複数の経路と、 前記経路中の各異常検知手段による異常の検知に基づい
    て故障を診断し、故障が発生した一方の経路から正常な
    他方の経路に、前記データ転送制御手段と外部との間の
    接続形態を自動的に切替える切替え手段と、 を具備したことを特徴とするデータ転送制御機能を有し
    た計算機システム。
  2. 【請求項2】 前記異常検知手段は、 自経路がデータの転送に用いられている場合に、前記デ
    ータ転送制御手段を介した外部に送信されるデータの複
    写を前記切替え手段に転送する機能と、 自経路がデータの転送に用いられていない場合に、デー
    タの転送に用いられている経路を介して受信される同じ
    データを周辺装置を介して受信して前記切替え手段に転
    送する機能とを有し、 前記切替え手段は、 前記異常検知手段の各機能によって転送されたデータを
    保持する機能を有し、 データの転送に用いられている経路に異常が発生した際
    には、前記保持する機能によって保持していたデータ
    を、前記切替え手段によって切り替えられた経路を使っ
    て再送受信を行なう機能を有することを特徴とする請求
    項1記載のデータ転送制御機能を有した計算機システ
    ム。
  3. 【請求項3】 外部と接続される周辺装置とユーザプロ
    セスとの間でデータを転送する機能を有する計算機シス
    テムにおいて、 前記ユーザプロセスと前記周辺装置を介した外部との間
    でのデータの転送を制御する複数のデータ転送制御手段
    と、 前記周辺装置と、前記周辺装置の異常を検知する、前記
    データ転送制御手段と同数の異常検知手段とがそれぞれ
    設けられ、前記データ転送制御手段と外部との間でデー
    タを転送する複数の経路と、 前記経路中の各異常検知手段による異常の検知に基づい
    て故障を診断し、故障が発生した一方の経路から正常な
    他方の経路に、全ての前記データ転送制御手段と他方の
    経路中のそれぞれに対応する前記異常検知手段を介した
    外部との間の接続形態を自動的に切替える切替え手段
    と、 を具備したことを特徴とするデータ転送制御機能を有し
    た計算機システム。
  4. 【請求項4】 前記異常検知手段は、 自経路がデータの転送に用いられている場合に、前記デ
    ータ転送制御手段を介した外部に送信されるデータの複
    写を前記切替え手段に転送する機能と、 自経路がデータの転送に用いられていない場合に、デー
    タの転送に用いられている経路を介して受信される同じ
    データを周辺装置を介して受信して前記切替え手段に転
    送する機能とを有し、 前記切替え手段は、 前記異常検知手段の各機能によって転送されたデータを
    保持する機能を有し、 データの転送に用いられている経路に異常が発生した際
    には、前記保持する機能によって保持していたデータ
    を、前記切替え手段によって切り替えられた経路を使っ
    て、故障発生時に処理を行なっていた全ての前記データ
    転送制御手段に対するデータの再送受信を行なう機能を
    有することを特徴とする請求項3記載のデータ転送制御
    機能を有した計算機システム。
JP6178935A 1994-07-29 1994-07-29 データ転送制御機能を有した計算機システム Pending JPH0844637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6178935A JPH0844637A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 データ転送制御機能を有した計算機システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6178935A JPH0844637A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 データ転送制御機能を有した計算機システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0844637A true JPH0844637A (ja) 1996-02-16

Family

ID=16057221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6178935A Pending JPH0844637A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 データ転送制御機能を有した計算機システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0844637A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6334194B1 (en) 1997-11-07 2001-12-25 Nec Corporation Fault tolerant computer employing double-redundant structure
JP2002247142A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 East Japan Railway Co 多重系伝送システム
US8358428B2 (en) 2007-03-28 2013-01-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6334194B1 (en) 1997-11-07 2001-12-25 Nec Corporation Fault tolerant computer employing double-redundant structure
JP2002247142A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 East Japan Railway Co 多重系伝送システム
US8358428B2 (en) 2007-03-28 2013-01-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5968189A (en) System of reporting errors by a hardware element of a distributed computer system
US8332729B2 (en) System and method for automatic communication lane failover in a serial link
EP1768320A2 (en) Information processing apparatuses, communication method, communication load decentralizing method and communication system
JPH0666783B2 (ja) ネツトワーク・モジュールの相互接続方法
AU737333B2 (en) Active failure detection
US7424640B2 (en) Hybrid agent-oriented object model to provide software fault tolerance between distributed processor nodes
JPH04217136A (ja) データインテグリティを保証する通信システム
JP3101604B2 (ja) 分散コンピュータ・システムのエラーを報告する方法
US6002665A (en) Technique for realizing fault-tolerant ISDN PBX
JPH09130408A (ja) ネットワークインタフェース装置
JPH0844637A (ja) データ転送制御機能を有した計算機システム
JP2005244672A (ja) ネットワークの障害監視処理システム及び方法
JP2006254096A (ja) Ip電話システム
US7467321B1 (en) Fast software fault detection and notification to a backup unit
JPH08298535A (ja) Osi通信システム
JP4579018B2 (ja) Ip電話システム
US7577135B2 (en) IP telephone system
JPH04137008A (ja) 設備の制御方法およびその装置
KR100442433B1 (ko) 교환기의 공통 제어 프로세서 이중화 장치
JP4781697B2 (ja) Ip電話システム
US6870814B1 (en) Link extenders with error propagation and reporting
JP3419979B2 (ja) 装置状態管理方法およびデータ通信システム
JP4628823B2 (ja) Ip電話システム
JP2000295236A (ja) Atm伝送装置
JP4916670B2 (ja) Ip電話システム