JPH0844636A - バスインタフェース装置及び同バスインタフェース装置を複数備えた情報処理システム - Google Patents

バスインタフェース装置及び同バスインタフェース装置を複数備えた情報処理システム

Info

Publication number
JPH0844636A
JPH0844636A JP6179035A JP17903594A JPH0844636A JP H0844636 A JPH0844636 A JP H0844636A JP 6179035 A JP6179035 A JP 6179035A JP 17903594 A JP17903594 A JP 17903594A JP H0844636 A JPH0844636 A JP H0844636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
interface device
bus interface
data
shared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6179035A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Hatakeyama
哲夫 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6179035A priority Critical patent/JPH0844636A/ja
Publication of JPH0844636A publication Critical patent/JPH0844636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】個々のバスインタフェース装置を多重化ことな
く冗長処理が実現でき、より少ないハードウェア量で信
頼性の向上が図れるようにする。 【構成】処理装置20によって共有バス10から外部バ
ス40-1へのデータ転送が要求されたバスインタフェー
ス装置30-1が、共有バス10から矢印aのようにデー
タを入力して誤り検査を行い、外部バス40-1へ矢印b
のようにデータを出力する転送動作時には、他のバスイ
ンタフェース装置30-2においても当該共有バス10上
のデータを矢印cのように入力して、その入力データの
誤り検査を行う構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共有バスと特定の外部
バスとの間でデータの入出力を行うバスインタフェース
装置及び同バスインタフェース装置を複数備えた情報処
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、システム内部に複数のバスを
持ち、異なるバスに接続された装置間で入出力を行うた
めに、その装置が接続された各バス間での情報の入出力
を行うバスインタフェース装置を備えた情報処理システ
ムが提案されている。
【0003】そのような情報処理システムの例を図6に
示す。この図6のシステムでは、共有バス1、外部バス
4-1及び外部バス4-2の3つのバスが設けられており、
共有バス1には処理装置2が接続されている。処理装置
2は、例えば外部バス4-1に接続されている装置(図示
せず)との間で情報を入出力する場合、これらのバス
1,4-1間での入出力処理を行うバスインタフェース装
置3-1を介して通信を実行する。
【0004】このようなシステムでは、上記したバス間
での入出力通信処理時以外のときは各バスの処理を独立
して行うことができる。このため、1つのバスに全ての
装置を接続したシステムに比べて、備えたバスの数だけ
バスによる処理を多く実行でき、したがって処理能力の
より優れたシステムを実現することが可能となる。
【0005】ところで、図6に示したようなシステムに
おいて、バスインタフェース装置での信頼性を高める方
法として、当該バスインタフェース装置で入出力される
データを符号化により冗長化して符号により誤り検出処
理を行う誤り処理手段を備えることが考えられている。
【0006】また、誤り処理手段を多重化し、複数の誤
り処理手段の処理結果を比較することにより、誤り処理
手段の信頼性を上げ、更にバスインタフェース装置自体
を多重化して、複数のバスインタフェース装置の動作内
容を比較することによりバスインタフェース装置の信頼
性を上げることも考えられている。
【0007】図7は図6に示したのと同様のシステムで
の各バスインタフェース装置を2重化した情報処理シス
テムの例を示したものである。この図7のシステムで
は、バス1,4-1間の入出力処理を行う2重化されたバ
スインタフェース装置3A-1,3B-1と、バス1,4-2
間の入出力処理を行う2重化されたバスインタフェース
装置3A-2,3B-2と、比較装置5-1,5-2とを備えて
おり、バスインタフェース装置3A-1,3B-1の動作内
容は比較装置5-1により、バスインタフェース装置3A
-2,3B-2の動作内容は比較装置5-2により、それぞれ
比較されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにシステム内
の各バスインタフェース装置を多重化すると、バスイン
タフェース装置の信頼性は向上するものの、システムで
のバスインタフェース装置のハードウェア量は確実に元
の2倍以上となり、システム中のバスインタフェース装
置の数が多い場合には、必要とされるハードウェア量が
非常に多くなるという問題があった。
【0009】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、個々のバスインタフェース装置を多重化
することなく誤り検出処理の冗長化が実現でき、より少
ないハードウェア量で信頼性の向上が図れるバスインタ
フェース装置及び同バスインタフェース装置を複数備え
た情報処理システムを提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、個々のバスインタフ
ェース装置を多重化することなく転送処理の冗長化が実
現でき、より少ないハードウェア量で信頼性の向上が図
れるバスインタフェース装置及び同バスインタフェース
装置を複数備えた情報処理システムを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1の
構成は、情報処理システムの共有バスに複数台接続して
用いられ、共有バスと特定の外部バスとの間でデータの
入出力を行うバスインタフェース装置において、共有バ
スから特定の外部バスへのデータ転送処理時に、共有バ
スからの入力データの誤り検査を行う他、共有バスに接
続される他のバスインタフェース装置による共有バスか
ら他の特定の外部バスへのデータ転送処理時にも、共有
バスからデータを入力してその入力データの誤り検査を
行う誤り処理手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0012】上記第1の構成においては、共有バスから
のデータ入力時の入力データの誤り検出処理が、外部バ
スへのデータ転送処理状態にあるバスインタフェース装
置内の誤り処理手段と、外部バスへのデータ転送処理状
態にないバスインタフェース装置内の誤り処理手段とに
より冗長に行われることから、個々のバスインタフェー
ス装置を多重化することなく、バスインタフェース装置
の共有バスからのデータ入力時における誤り検出処理の
信頼性を向上できる。
【0013】次に、本発明の第2の構成は、情報処理シ
ステムの共有バスに複数台接続して用いられ、共有バス
と特定の外部バスとの間でデータの入出力を行うバスイ
ンタフェース装置において、共有バスに接続される他の
バスインタフェース装置による共有バスから当該他のバ
スインタフェース装置に対応する外部バスへのデータ転
送処理時に、共有バスからデータを入力して、自装置に
対応する外部バスへの実際のデータ転送を伴わない疑似
的な転送処理を実行する転送処理手段と、上記他のバス
インタフェース装置による上記データ転送処理時の内部
動作状態を入力し、当該内部動作状態と疑似的転送処理
の実行中にある自装置の内部動作状態とを比較して転送
処理の正当性を判断する比較手段とを備えたことを特徴
とする。
【0014】上記第2の構成においては、共有バスから
外部バスへの転送処理状態にあるバスインタフェース装
置と、当該共有バスに接続される他のバスインタフェー
ス装置とにより、共有バスからのデータ入力に伴う転送
処理(但し、他のバスインタフェース装置においては実
際のデータ転送を伴わない疑似転送処理)が冗長に行わ
れることから、個々のバスインタフェース装置を多重化
することなく、バスインタフェース装置の共有バスから
のデータ入力に伴う転送処理の信頼性を向上できる。
【0015】ここで、第1の構成と同様に、実際に転送
処理を行っていないバスインタフェース装置において
も、共有バス上のデータを入力して誤り検査を行う機能
を持たせ、上記内部動作状態に誤り検査結果を含めるな
らば、バスインタフェース装置の信頼性を一層向上でき
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。 [第1の実施例]図1は本発明の第1の実施例を示す情
報処理システムのブロック構成図である。
【0017】図1に示すシステムにおいて、共有バス1
0には、処理装置20及びバスインタフェース装置30
-1,30-2が接続されている。このバスインタフェース
30-1,30-2は外部バス40-1,40-2にも接続され
ており、共有バス10と外部バス40-1,40-2との間
のデータの入出力、換言すれば共有バス10に接続され
た処理装置20と外部バス40-1,40-2に接続された
装置(図示せず)との間のデータ入出力を行う。ここ
で、入出力されるデータは誤り検査が可能なように符号
化されている。
【0018】バスインタフェース装置30-1,30-2が
図6に示したような従来のバスインタフェース装置と異
なる点は、もう一方のバスインタフェース30-2,30
-1(他のバスインタフェース装置)により共有バス10
(に接続された処理装置20)と外部バス40-1,40
-2(に接続された装置)との間のデータ入出力が行われ
ている場合に、その入出力データを共有バス10から入
力して、当該データの誤り検出を行う機能を有している
ことである。図1では、処理装置20から共有バス10
に出力されたデータを矢印aに示すようにバスインタフ
ェース装置30-1で入力して、矢印bに示すように外部
バス40-1に出力している状態で、その共有バス10上
のデータを矢印cに示すようにバスインタフェース装置
30-2で入力している様子が示されている。
【0019】図2は、図1中のバスインタフェース装置
30-i(i=1,2)の構成を共有バス10及び外部バ
ス40-iと対応付けて示すブロック図である。まず、共
有バス10はアドレス信号とデータ信号の転送に供され
るアドレス/データバス101と、制御信号の転送に供
される制御バス102から構成される。同様に、外部バ
ス40-iは、アドレス信号とデータ信号の転送に供され
るアドレス/データバス401と、制御信号の転送に供
される制御バス402から構成される。
【0020】バスインタフェース装置30-iは、独立し
て動作可能な2つの転送処理制御部31,32を有して
いる。転送処理制御部31は、共有バス10との間の入
力制御信号331の授受と外部バス40-iとの間の出力
制御信号332の授受により、共有バス10から外部バ
ス40-iへのデータの転送(共有バス10からのデータ
入力と外部バス40-iへのデータ出力)を制御し、転送
処理制御部32は、外部バス40-iとの間の入力制御信
号333の授受と共有バス10との間の出力制御信号3
34の授受により、外部バス40-iから共有バス10へ
のデータの転送(外部バス40-iからのデータ入力と共
有バス10へのデータ出力)を制御するものである。転
送処理制御部31,32は所定の方向の転送処理を行う
場合には、その旨を方向制御信号335によりもう一方
の転送処理制御部32,31に通知することで、転送処
理の排他をとるようになっている。
【0021】転送処理制御部31は、共有バス10から
データを入力して外部バス40-iへ転送する転送処理部
311と、この入力データ(符号化されたデータ)の誤
り検査を行う誤り処理部312とから構成される。一
方、転送処理制御部32は、外部バス40-iからデータ
を入力して共有バス10へ転送する転送処理部321
と、この入力データの誤り検査を行う誤り処理部322
とから構成される。
【0022】次に、本発明の第1の実施例の動作を説明
する。今、処理装置20から外部バス40-1に接続され
た装置へのデータ転送が必要となり、処理装置20から
共有バス10上にバスインタフェース装置30-1による
外部バス40-1への転送処理を要求する入力制御信号3
31が送出されたものとする。
【0023】バスインタフェース装置30-1は、当該イ
ンタフェース装置30-1の転送処理を要求する共有バス
10上の入力制御信号331により選択される。する
と、バスインタフェース装置30-1が有する2つの転送
処理制御部31,32のうち、共有バス10から外部バ
ス40-1へのデータ転送を制御する転送処理制御部31
は、方向制御信号335をもう一方の転送処理制御部3
2に出力して、当該転送処理制御部32により外部バス
40-1から共有バス10へのデータ転送が行われないよ
うにする。
【0024】バスインタフェース装置30-1内の転送処
理制御部31は、処理装置20から出力された共有バス
10上の符号化されたデータを入力する。転送処理制御
部31内の誤り処理部312は、当該転送処理制御部3
1に入力されたデータの検査(誤り検出処理)を行い、
その検査結果を同じ転送処理制御部31内の転送処理部
311に通知する。特に、入力データに誤りがあり、そ
の誤りが訂正可能な場合には、誤り処理部312は、そ
の誤り箇所(誤り検出箇所)を転送処理部311に通知
する。
【0025】転送処理部311は、例えば誤り処理部3
12により訂正不可能な誤り検出が通知された場合に
は、その旨を入力制御信号331により共有バス10を
介して処理装置20に通知する。また、転送処理部31
1は、誤り処理部312からの誤り検査結果が誤り無し
を示しているならば、転送処理制御部31に入力された
データを例えば外部バス40-1の仕様に合ったデータに
変換し(同一仕様ならば、この変換は不要)、外部バス
40-1との間で出力制御信号332を授受しながら当該
データを外部バス40-1に出力する転送処理を行う。こ
れに対し、誤り処理部312からの誤り検査結果が誤り
有りを示し、且つ誤り箇所が通知されたならば、転送処
理部311は、その誤り箇所の情報に従って、転送処理
制御部31に入力されたデータの誤りを訂正した後、上
記したような対応するデータを外部バス40-1へ出力す
る動作を行う。
【0026】以上が、処理装置20からの要求(に従う
入力制御信号331)により選択されたバスインタフェ
ース装置30-1の動作である。一方、他のバスインタフ
ェース装置30-2、即ち処理装置20からの転送処理要
求の対象外のバスインタフェース装置30-2(非選択状
態にあるバスインタフェース装置30-2)においても、
選択されたバスインタフェース装置30-1(の転送処理
制御部31)により上記したように共有バス10上のデ
ータの入力処理が行われている間、この共有バス10上
のデータの入力処理が行われ、当該インタフェース装置
30-2内の(転送処理制御部31に設けられた)誤り処
理部312により、その入力データの誤り検査が行われ
る。
【0027】非選択状態にあるバスインタフェース装置
30-2内の(転送処理制御部31に設けられた)転送処
理部311は、当該バスインタフェース装置30-2内の
(同じ転送処理制御部31に設けられた)誤り処理部3
12で共有バス10からの入力データの例えば訂正不可
能な誤りが検出された場合、その旨を、共有バス10に
接続されている処理装置(ここでは、選択状態にあるバ
スインタフェース装置30-1での転送処理を要求してい
る処理装置20)に入力制御信号331により通知す
る。
【0028】このように本実施例においては、共有バス
10からの入力データを対象とする誤り検出処理が、当
該データの転送処理を行っているバスインタフェース装
置30-1内の(転送処理制御部31に設けられた)誤り
処理部312と、当該データの転送処理を行っていない
他のバスインタフェース装置30-2内の(転送処理制御
部31に設けられた)誤り処理部312とにより冗長に
行われ、誤り(ここでは、訂正不可能な誤り)が検出さ
れた場合には、その旨が処理装置20に通知される。
【0029】処理装置20は、選択状態にあるバスイン
タフェース装置30-1及び非選択状態にあるバスインタ
フェース装置30-2の少なくとも一方から誤り通知を受
けた場合には、システムの異常を判断する。この場合、
処理装置20がどのようなエラー処理を行うかについて
は本発明に関係しないため、説明を省略する。
【0030】また、処理装置20は、バスインタフェー
ス30-1,30-2のいずれからも誤り通知がない場合に
は、即ちバスインタフェース30-1,30-2の両方で誤
りが検出されなかった場合には、システムは正常である
と判断する。
【0031】この入力データに対する各バスインタフェ
ース装置での誤り検査結果に従うシステム状態の判断の
信頼性は、従来のように、選択状態にあるバスインタフ
ェース装置においてのみ行われる入力データの誤り検査
の結果に従うシステム状態の判断に比べて高いことは明
白である。
【0032】このように本実施例によれば、処理装置2
0によって転送処理が要求されていないバスインタフェ
ース装置においても、当該処理装置20から共有バス1
0に出力された転送対象データを入力して、処理装置2
0によって転送処理が要求されているバスインタフェー
ス装置におけるのと同様に、その誤り検出処理を行うこ
とにより、個々のバスインタフェース装置を2重化(多
重化)することなく、誤り検出の冗長処理を実現するこ
とができるため、バスインタフェース装置の共有バスか
らのデータ入力時の入力データに対する誤り検出処理の
信頼性を向上できる。
【0033】以上は、処理装置20からバスインタフェ
ース装置30-1に対して外部バス40-1へのデータ転送
が要求された場合の動作であるが、処理装置20からバ
スインタフェース装置30-2に対して外部バス40-2へ
のデータ転送が要求されて、当該バスインタフェース装
置30-2が選択された場合にも、バスインタフェース装
置30-1,30-2において同様の誤り検出処理が行われ
る。必要ならば、前記した処理装置20からバスインタ
フェース装置30-1に対してデータ転送が要求された場
合の動作説明において、バスインタフェース装置30-1
をバスインタフェース装置30-2に、バスインタフェー
ス装置30-2をバスインタフェース装置30-1に読み替
えられたい。 [第2の実施例]前記した第1の実施例では、バスイン
タフェース装置30-iにおける共有バス10から外部バ
ス40-iへのデータ転送処理時(共有バス10からのデ
ータ入力時)に、転送処理状態にない他のバスインタフ
ェース装置においても、共有バス10上のデータを入力
して誤りを検出する誤り検出処理が行われ、個々のバス
インタフェース装置を2重化(多重化)することなく、
誤り検出の冗長処理を実現することができた。しかし、
転送処理動作自体は冗長化されていない。そこで、共有
バス10からデータを入力して外部バス40-iに転送す
る際の転送処理動作も冗長化できるようにした第2の実
施例につき説明する。
【0034】図3は本発明の第2の実施例を示す情報処
理システムのブロック構成図である。なお、図1と同一
部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。図
3に示す情報処理システムが前記第1の実施例における
図1の情報処理システムとシステム構成上で異なる点
は、共有バスに接続されたバスインタフェース装置間で
情報を交換するための専用のバス(情報交換バス)が設
けられていることである。
【0035】図3に示すシステムにおいて、共有バス1
0には、処理装置20及び(図1のバスインタフェース
装置30-1,30-2に相当する)バスインタフェース装
置60-1,60-2が接続されている。このバスインタフ
ェース装置60-1,60-2は、情報交換バス70にも接
続されている。この情報交換バス70は、(共有バス1
0に接続された)バスインタフェース装置60-1,60
-2間で情報(後述する内部動作情報信号636および外
部バス情報信号637)を交換するのに用いられる専用
のバスである。
【0036】図4は、図3のバスインタフェース装置6
0-i(i=1,2)の構成を共有バス10、外部バス4
0-i及び情報交換バス70と対応付けて示すブロック図
である。
【0037】バスインタフェース装置60-iは、独立し
て動作可能な2つの転送処理制御部61,62を有して
いる。転送処理制御部61は、共有バス10との間の入
力制御信号631の授受と外部バス40-iとの間の出力
制御信号632の授受により、共有バス10から外部バ
ス40-iへのデータの転送を制御し、転送処理制御部6
2は、外部バス40-1との間の入力制御信号633の授
受と共有バス10との間の出力制御信号634の授受に
より、外部バス40-iから共有バス10へのデータの転
送を制御するものである。転送処理制御部61,62は
所定の方向の転送処理を行う場合には、その旨を方向制
御信号635によりもう一方の転送処理制御部62,6
1に通知するようになっている。
【0038】転送処理制御部61,62のうちの転送処
理制御部61は、情報交換バス70との間で内部動作情
報信号636と外部バス情報信号637の入出力を行う
ようにもなっている。ここで内部動作情報信号636
は、共有バス10から外部バス40-iへのデータ転送動
作中にあるバスインタフェース装置の内部動作状態を示
すもので、後述する誤り処理部612の誤り検査結果を
含む。また、外部バス情報信号637は同じく外部バス
40-iとの間で入出力される制御信号等のうち、外部バ
ス40-iへのデータ出力(データ転送)動作のシーケン
スを決定するための信号(応答信号等)に相当するもの
である。
【0039】転送処理制御部61は、共有バス10から
データを入力して外部バス40-iへ転送する(図2中の
転送処理部311に相当する)転送処理部611と、こ
の入力データ(符号化されたデータ)の誤り検査を行う
(図2中の誤り処理部312に相当する)誤り処理部6
12と、内部動作情報生成/比較部613と、外部バス
情報生成部614とから構成される。
【0040】内部動作情報生成/比較部613は、自バ
スインタフェース装置が(共有バス10から外部バス4
0-iへの)データ転送動作中の場合には内部動作情報信
号636を生成出力し、他のバスインタフェース装置が
データ転送動作中の場合には、そのバスインタフェース
装置(内の内部動作情報生成/比較部613)からの内
部動作情報信号636を情報交換バス70から入力して
自バスインタフェース装置の内部動作状態と比較するも
のである。
【0041】外部バス情報生成部614は、転送処理部
611と外部バス40-iとのインタフェースをなしてお
り、当該転送処理部611がデータ転送動作中の場合に
外部バス40-iとの間で入出力される制御信号(出力制
御信号632)等をもとに外部バス情報信号637を生
成して情報交換バス70に出力するものである。
【0042】一方、転送処理制御部62は、外部バス4
0-iからデータを入力して共有バス10へ転送する(図
2中の転送処理部321に相当する)転送処理部621
と、この入力データの誤り検査を行う誤り処理部(図2
中の誤り処理部322に相当する)622とから構成さ
れる。
【0043】次に、本発明の第2の実施例の動作を説明
する。今、処理装置20からバスインタフェース装置6
0-1に対して、入力制御信号631により共有バス10
から外部バス40-1への転送処理が要求された結果、当
該バスインタフェース装置60-1が選択されたものとす
る。
【0044】この場合、バスインタフェース装置60-1
では、前記第1の実施例においてバスインタフェース装
置30-1が選択された場合と同様の処理が行われる。即
ち、処理装置20から出力された共有バス10上の符号
化されたデータが、バスインタフェース装置60-1に入
力され、当該バスインタフェース装置60-1内の転送処
理制御部61に設けられた誤り処理部612による誤り
検査に供される。この誤り処理部612の誤り検査で誤
りが検出されなかったならば、共有バス10からの入力
データはそのまま転送処理部611により外部バス40
-1の仕様に合ったデータに変換され、外部バス40-1と
の間で授受される出力制御信号332に応じて当該外部
バス40-1に出力される。また、誤り処理部612によ
り訂正可能な誤りが検出されたならば、共有バス10か
らの入力データは転送処理部611により訂正された
後、外部バス40-1への出力に供される。
【0045】このように、処理装置20(からの入力制
御信号631)により選択されたバスインタフェース装
置60-1(内の転送処理制御部61)では、共有バス1
0から外部バス40-1への通常のデータ転送処理(共有
バス10からのデータ入力と外部バス40-1へのデータ
出力)が行われる。なお、選択状態にあるバスインタフ
ェース装置60-1内の誤り処理部612により訂正不可
能な誤りが検出された場合には、その旨が当該バスイン
タフェース装置60-1内の転送処理部611により共有
バス10を介して処理装置20に通知される。
【0046】さて、この選択状態にあるバスインタフェ
ース装置60-1においては、転送処理中の転送処理制御
部61内の内部動作情報生成/比較部613により、そ
の際の内部動作状態を示す内部動作情報信号636が、
転送処理部611の動作状態を示す入出力ステータス及
び誤り処理部612の誤り検査結果をもとに生成され
る。
【0047】また、当該バスインタフェース装置60-1
においては、転送処理制御部61内の外部バス情報生成
部614により、外部バス40-1の状態を示す外部バス
情報信号637が、当該転送処理制御部61(内の転送
処理部611)と外部バス40-1との間で授受される出
力制御信号632等(データ出力のシーケンスを決定す
るためのデータ送出信号、応答信号等)をもとに生成さ
れる。
【0048】このようにして、選択状態にある(転送処
理中の)バスインタフェース装置60-1内の(転送処理
制御部61に設けられた)内部動作情報生成/比較部6
13により生成された内部動作情報信号636および外
部バス情報生成部614により生成された外部バス情報
信号637は情報交換バス70に送出され、図3におい
て矢印dで示されるように、他のバスインタフェース装
置60-2に伝達される。
【0049】一方、他のバスインタフェース装置60-
2、即ち処理装置20からの転送処理要求の対象外のバ
スインタフェース装置60-2(非選択状態にあるバスイ
ンタフェース装置60-2)においても、選択されたバス
インタフェース装置60-1(の転送処理制御部61)に
より共有バス10から外部バス40-1へのデータ転送処
理が行われている間、当該インタフェース装置60-2内
の(転送処理制御部61に設けられた)誤り処理部61
2により、この共有バス10上のデータを入力してその
誤りを検査する誤り検出処理が行われる。この誤り処理
部612の誤り検出処理の結果は、同じバスインタフェ
ース装置60-2(内の転送処理制御部61)に設けられ
た転送処理部611に通知される。特に、入力データに
誤りがあり、その誤りが訂正可能な場合には、誤り処理
部612から転送処理部611に誤り箇所(誤り検出箇
所)が通知される。
【0050】この非選択状態にあるバスインタフェース
装置60-2内の転送処理部611は、選択状態にあるバ
スインタフェース装置60-1内の転送処理部611と同
様に、共有バス10上のデータを入力し、誤り処理部6
12から誤り箇所の通知があれば誤り箇所を訂正する処
理を行う。また、バスインタフェース装置60-2内の転
送処理部611は、誤り処理部612により訂正不可能
な誤りが検出されたならば、その旨を共有バス10を介
して処理装置20に通知する。
【0051】さて、非選択状態にあるバスインタフェー
ス装置60-2内の転送処理部611は、以上の入力処理
を行うと、自身が入力制御信号631により選択された
かのように、外部バス40-2へデータを出力するための
転送処理の動作を行う。但し、この転送処理では、以下
に述べるように外部バス40-2への実際のデータ転送は
行われないことに注意されたい。
【0052】まず、非選択状態にあるバスインタフェー
ス装置60-2内の転送処理部611は、処理装置20に
より選択されて実際に外部バス40-2に対するデータ転
送を行う場合とは異なり、当該外部バス40-2との間で
出力制御信号632の入出力を行わない。即ちバスイン
タフェース装置60-2内の転送処理部611は、外部バ
ス40-2との間で出力制御信号332を授受しながら外
部バス40-2へのデータ出力を行うのに代えて、選択状
態にある(転送処理中の)バスインタフェース装置60
-1から出力されている外部バス情報信号637を情報交
換バス70から自装置内の外部バス情報生成部614を
通して入力し、当該外部バス情報信号637により決定
されるシーケンスで、外部バス40-2への実際のデータ
転送は行わずに転送処理の動作だけを行う。そこで、こ
の実際のデータ転送(データ出力)を伴わない転送処理
を、疑似転送処理と呼ぶことにする。
【0053】非選択状態にあるバスインタフェース装置
60-2内の内部動作情報生成/比較部613は、選択状
態にある(転送処理中の)バスインタフェース装置60
-1から出力されている内部動作情報信号636を情報交
換バス70から入力し、自装置内の転送処理部611の
動作状態及び誤り処理部612の誤り検査結果と比較す
る。即ち、バスインタフェース装置60-2内の内部動作
情報生成/比較部613は、内部動作情報信号636に
より示される実際に転送動作を行っているバスインタフ
ェース装置60-1の転送動作状態及び入力データに対す
る誤り検査結果と、疑似転送処理を行っている自装置の
疑似転送動作状態及び入力データに対する誤り検査結果
とを比較する。
【0054】バスインタフェース装置60-2内の内部動
作情報生成/比較部613は、この比較の結果、一致が
検出されたか否かにより、バスインタフェース装置60
-1により正しく転送処理が実行されていることが保証で
きるか否かを判断し、保証できない場合には、その旨を
入力制御信号631により共有バス10を介して処理装
置20に通知する。
【0055】このように本実施例においては、(選択状
態にある)バスインタフェース装置60-1の転送処理制
御部61と、他の非選択状態にあるバスインタフェース
装置60-2の転送処理制御部61とにより、共有バス1
0からのデータ入力に伴う転送処理動作(但し、非選択
状態にあるバスインタフェース装置においては実際のデ
ータ転送を伴わない疑似転送処理動作)が冗長に行われ
る。そして、実際の転送処理動作状態(選択状態)にあ
るバスインタフェース装置60-1の内部動作状態(転送
処理の動作状態及び入力データに対する誤り検査結果)
と疑似転送処理動作状態(非選択状態)にあるバスイン
タフェース装置60-2の内部動作状態(転送処理の動作
状態及び入力データに対する誤り検査結果)とが比較さ
れ、一致していないならば、転送処理の誤りが処理装置
20に通知される。また、非選択状態にあるバスインタ
フェース装置60-2において入力データに対する誤りが
検出された場合には、入力データの誤りが処理装置20
に通知される。
【0056】処理装置20は、非選択状態にあるバスイ
ンタフェース装置60-2から転送処理の誤りが通知され
るか否かにより、システムにおける転送処理の異常/正
常を判断することができる。この転送処理の誤り通知
は、選択状態にあるバスインタフェース装置60-1と非
選択状態にあるバスインタフェース装置60-2-2とで冗
長に行われる転送処理時の内部動作状態の比較結果をも
とになされるものであるため、信頼性が高い。 [第3の実施例]次に、本発明を、複数のバスインタフ
ェース装置間が共有バスとして機能する外部バスにより
接続された情報処理システムに適用した第3の実施例に
つき説明する。
【0057】図5は本発明の第3の実施例に係る情報処
理システムの全体構成を示すブロック図である。図5に
示すシステムにおいて、10A〜10Cは共有バス(以
下、内部共有バスと称する)である。内部共有バス10
Aには、処理装置20A及びバスインタフェース装置6
0A-1,60A-2が接続されている。このバスインタフ
ェース装置60A-1,60A-2は、情報交換バス(以
下、内部情報交換バスと称する)70Aにも接続されて
いる。次に内部共有バス10Bには、処理装置20B及
びバスインタフェース装置60B-1,60B-2が接続さ
れている。このバスインタフェース装置60B-1,60
B-2は、内部情報交換バス70Bにも接続されている。
次に内部共有バス10Cには、処理装置20C及びバス
インタフェース装置60C-1,60C-2が接続されてい
る。このバスインタフェース装置60C-1,60C-2
は、内部情報交換バス70Cにも接続されている。
【0058】バスインタフェース装置60A-1,60B
-1,60C-1は、共有バスとして機能する外部バス(以
下、外部共有バスと称する)41-1及び情報交換バス
(以下、外部情報交換バスと称する)71-1にも接続さ
れている。一方、バスインタフェース装置60A-2,6
0B-2,60C-2は、外部共有バス41-2及び外部情報
交換バス71-2にも接続されている。
【0059】バスインタフェース装置60A-1,60A
-2,60B-1,60B-2,60C-1,60C-2は、図4
に示したような前記第2の実施例におけるバスインタフ
ェース装置60-i(i=1,2)と同様の構成を有して
いる。
【0060】バスインタフェース装置60A-1,60A
-2,60B-1,60B-2,60C-1,60C-2が、バス
インタフェース装置60-iと異なる点は、(図4中の外
部バス40-iに相当する)外部共有バス41-iからデー
タを入力して内部共有バス10j(j=A,B,C)に
出力するデータ転送動作時にも、図4中の内部動作情報
信号636に相当する内部動作情報信号及び外部バス情
報信号637に相当する内部共有バス情報信号を生成し
て(外部情報交換バス71-iに)出力するように構成さ
れている点である。
【0061】即ちバスインタフェース装置60A-1,6
0A-2,60B-1,60B-2,60C-1,60C-2は、
図4中の転送処理制御部61と同様の構成の転送処理制
御部と、図4中の転送処理制御部62の構成(即ち、転
送処理部621及び誤り処理部622に相当する各要
素)に、図4中の転送処理制御部61における内部動作
情報生成/比較部613及び外部バス情報生成部614
に相当する各要素(但し、外部バス情報生成部614に
相当する要素は、外部バス情報信号ではなくて、内部共
有バス10jとの間で入出力される制御信号等に対応す
る内部共有バス情報信号を生成出力する機能を持つ)が
付加された転送処理制御部(いずれも図示せず)とから
構成される。
【0062】次に、本発明の第3の実施例の動作を、処
理装置20Aから処理装置20Bへ外部共有バス41-1
を介してデータを転送する場合を例に説明する。この場
合、まずバスインタフェース装置60A-1が選択され
る。このバスインタフェース装置60A-1は、図5中の
矢印eに示すように内部共有バス10Aからデータを入
力して、矢印fに示すように外部共有バス41-1にデー
タを出力するデータ転送処理を行う。また、バスインタ
フェース装置60A-1は入力データの誤り検出処理も行
う。更にバスインタフェース装置60A-1は、自身の内
部動作状態と外部バス情報信号を矢印hに示すように内
部情報交換バス70Aに出力する。
【0063】一方、転送処理中のバスインタフェース装
置60A-1と共に内部共有バス10A(及び内部情報交
換バス70A)に接続されている(非選択状態にある)
バスインタフェース装置60A-2は、図5中の矢印gに
示すように内部共有バス10Aからデータを、矢印hに
示すように内部情報交換バス70Aから外部バス情報信
号をそれぞれ入力して、疑似転送処理(実際のデータ転
送を伴わない転送処理)を行う。バスインタフェース装
置60A-2はまた、転送処理中のバスインタフェース装
置60A-1の内部動作状態を内部情報交換バス70Aか
ら取得して、自身の内部動作状態(誤り検査結果を含
む)と比較する。
【0064】このように本実施例においては、処理装置
20Aから処理装置20Bへ外部共有バス41-1を介し
てデータを転送する場合、共有バス10Aからデータを
入力して転送処理を行う動作が、選択状態にあるバスイ
ンタフェース装置60A-1と、他の非選択状態にあるバ
スインタフェース装置60A-2とにより冗長に行われ、
その両インタフェース装置60A-1,60A-2での転送
処理時の動作状態(誤り検査結果を含む)が非選択状態
にあるバスインタフェース装置60A-2にて比較され
る。この比較により、不一致が検出された場合には、転
送処理におけるシステム異常が処理装置20Aに通知さ
れる。
【0065】さて、バスインタフェース装置60A-1に
よる内部共有バス10Aから外部共有バス41-1へのデ
ータ転送動作が行われた場合、当該バスインタフェース
装置60A-1によりバスインタフェース装置60B-1が
選択される。バスインタフェース装置60B-1は、図5
中の矢印fに示すように外部共有バス41-1からデータ
を入力して、矢印iに示すように内部共有バス10Bに
データを出力するデータ転送処理を行う。また、バスイ
ンタフェース装置60B-1は入力データの誤り検出処理
も行う。更にバスインタフェース装置60B-1は、自身
の内部動作状態と内部共有バス情報信号を矢印kに示す
ように外部情報交換バス71-1に出力する。
【0066】一方、転送処理中のバスインタフェース装
置60B-1と共に同じ外部共有バス41-1(及び外部情
報交換バス71-1)に接続されている(非選択状態にあ
る)バスインタフェース装置60C-1は、図5中の矢印
jに示すように外部共有バス41-1からデータを、矢印
kに示すように外部情報交換バス71-1から内部共有バ
ス情報信号をそれぞれ入力し、実際の転送を伴わない疑
似転送処理を行う。バスインタフェース装置60C-1は
また、実際の転送動作を行っているバスインタフェース
装置60B-1の内部動作状態を外部情報交換バス71-1
から取得して、自身の内部動作状態(誤り検査結果を含
む)と比較し、不一致が検出された場合には、転送処理
におけるシステム異常を処理装置20Cに通知する。
【0067】このように本実施例においては、処理装置
20Aから処理装置20Bへ外部共有バス41-1を介し
てデータ転送を行う場合に、バスインタフェース装置6
0A-1による内部共有バス10Aから外部共有バス41
-1への実際のデータ転送処理と並行して、内部共有バス
10Aに接続されている他のバスインタフェース装置6
0A-2による内部共有バス10Aから外部共有バス(4
1-2)への実際のデータ転送を伴わない疑似転送処理が
冗長に行われる他、バスインタフェース装置60B-1に
よる外部共有バス41-1から内部共有バス10Bへの実
際のデータ転送処理と並行して、外部共有バス41-1に
接続されている他のバスインタフェース装置60C-1に
よる外部共有バス41-1から内部共有バス(10C)へ
の実際のデータ転送を伴わない疑似転送処理が冗長に行
われ、それらを比較することにより、バスインタフェー
ス装置の信頼性を高めることができる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、共
有バスからのデータ入力時の入力データの誤り検出処理
が、外部バスへのデータ転送処理状態にあるバスインタ
フェース装置と、外部バスへのデータ転送処理状態にな
い他のバスインタフェース装置とにより冗長に行われる
ことから、個々のバスインタフェース装置を多重化する
ことなく、共有バスからのデータ入力時における誤り検
出処理の信頼性を向上でき、少ないハードウェア量で信
頼性の高いバスインタフェース装置を実現することがで
きる。
【0069】また、本発明によれば、共有バスから外部
バスへの転送処理状態にあるバスインタフェース装置
と、当該共有バスに接続される他のバスインタフェース
装置とにより、共有バスからのデータ入力に伴う転送処
理(但し、他のバスインタフェース装置においては実際
のデータ転送を伴わない疑似転送処理)が冗長に行われ
ることから、個々のバスインタフェース装置を多重化す
ることなく、バスインタフェース装置の共有バスからの
データ入力に伴う転送処理の信頼性を向上でき、少ない
ハードウェア量で信頼性の高いバスインタフェース装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す情報処理システム
のブロック構成図。
【図2】図1中のバスインタフェース装置30-i(i=
1,2)の構成を共有バス10及び外部バス40-iと対
応付けて示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す情報処理システム
のブロック構成図。
【図4】図3中のバスインタフェース装置60-i(i=
1,2)の構成を共有バス10及び外部バス40-iと対
応付けて示すブロック図。
【図5】本発明の第3の実施例を示す情報処理システム
のブロック構成図。
【図6】共有バスと外部バスとの間の入出力処理を行う
バスインタフェース装置を備えた従来の情報処理システ
ムのブロック図。
【図7】共有バスと外部バスとの間の入出力処理を行う
バスインタフェース装置を2重化した従来の情報処理シ
ステムのブロック図。
【符号の説明】
10…共有バス、10A,10B,10C…内部共有バ
ス、20,20A,20B,20C…処理装置、30-
1,30-2,30-i,60-1,60-2,60-i,60A-
1,60A-2,60B-1,60B-2,60C-1,60C-
2…バスインタフェース装置、31,32,61,62
…転送処理制御部、40-1,40-2,40-i…外部バ
ス、41-1,41-2…外部共有バス、70…情報交換バ
ス、71-1,71-2…外部情報交換バス、311,32
1,611,621…転送処理部、312,322,6
12,622…誤り処理部、613…内部動作情報生成
/比較部、614…外部バス情報生成部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共有バスと特定の外部バスとの間でデー
    タの入出力を行うバスインタフェース装置において、 前記共有バスから前記特定の外部バスへのデータ転送処
    理時に、前記共有バスからの入力データの誤り検査を行
    うと共に、前記共有バスに接続される他のバスインタフ
    ェース装置による前記共有バスから他の特定の外部バス
    へのデータ転送処理時にも、前記共有バスからデータを
    入力してその入力データの誤り検査を行う誤り処理手段
    を備えたことを特徴とするバスインタフェース装置。
  2. 【請求項2】 共有バスと第1の外部バスとに接続さ
    れ、これら両バス間でデータの入出力を行うバスインタ
    フェース装置において、 前記共有バスに接続される他のバスインタフェース装置
    による前記共有バスから前記第1の外部バスとは異なる
    第2の外部バスへのデータ転送処理時に、前記共有バス
    からデータを入力して、前記第1の外部バスへの実際の
    データ転送を伴わない疑似的な転送処理を実行する転送
    処理手段と、 前記他のバスインタフェース装置により前記データ転送
    処理時の内部動作状態を入力し、当該内部動作状態と前
    記転送処理手段による疑似的転送処理の実行中にある自
    装置の内部動作状態とを比較して転送処理の正当性を判
    断する比較手段とを具備することを特徴とするバスイン
    タフェース装置。
  3. 【請求項3】 共有バスと第1の外部バスとに接続さ
    れ、これら両バス間でデータの入出力を行うバスインタ
    フェース装置において、 前記共有バスに接続される他のバスインタフェース装置
    による前記共有バスから前記第1の外部バスとは異なる
    第2の外部バスへのデータ転送処理時に、前記共有バス
    からデータを入力して、前記第1の外部バスへの実際の
    データ転送を伴わない疑似的な転送処理を実行する転送
    処理手段と、 前記共有バスから前記第1の外部バスへのデータ転送処
    理時に、前記共有バスからの入力データの誤り検査を行
    うと共に、前記他のバスインタフェース装置による前記
    共有バスから前記第2の外部バスへのデータ転送処理時
    にも、前記共有バスからデータを入力してその入力デー
    タの誤り検査を行う誤り処理手段と、 前記他のバスインタフェース装置による前記データ転送
    処理時の入力データに対する誤り検査結果を含む内部動
    作状態を入力し、当該内部動作状態と前記転送処理手段
    による疑似的転送処理の実行中にある自装置の前記誤り
    処理手段の誤り検査結果を含む内部動作状態とを比較し
    て転送処理及び誤り検出処理の正当性を判断する比較手
    段とを具備することを特徴とするバスインタフェース装
    置。
  4. 【請求項4】 共有バスと、前記共有バスに接続される
    複数のバスインタフェース装置であって、前記共有バス
    と自装置に固有の外部バスとの間でデータの入出力を行
    うバスインタフェース装置とを備えた情報処理システム
    において、 前記各バスインタフェース装置に、 前記共有バスから自装置に固有の外部バスへのデータ転
    送処理時に、前記共有バスからの入力データの誤り検査
    を行うと共に、他のバスインタフェース装置による前記
    共有バスから当該他のバスインタフェース装置に固有の
    外部バスへのデータ転送処理時にも、前記共有バスから
    データを入力してその入力データの誤り検査を行う誤り
    処理手段を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  5. 【請求項5】 共有バスと、前記共有バスに接続される
    複数のバスインタフェース装置であって、前記共有バス
    と自装置に固有の外部バスとの間でデータの入出力を行
    うバスインタフェース装置とを備えた情報処理システム
    において、 前記各バスインタフェース装置間で情報を交換するため
    の専用のバスである情報交換バスを備えると共に、 前記各バスインタフェース装置に、 前記共有バスから自装置に固有の外部バスへのデータ転
    送処理時に、自装置の内部動作状態を示す内部動作情報
    を前記情報交換バスに送出する内部動作情報生成手段
    と、 他のバスインタフェース装置による前記共有バスから当
    該他のバスインタフェース装置に固有の外部バスへのデ
    ータ転送処理時に、前記共有バスからデータを入力し
    て、自装置に固有の外部バスへの実際のデータ転送を伴
    わない疑似的な転送処理を実行する転送処理手段と、 前記他のバスインタフェース装置による前記データ転送
    処理時に、当該他のバスインタフェース装置からの前記
    内部動作情報を前記情報交換バスから入力し、その内部
    動作情報の示す前記他のバスインタフェース装置の内部
    動作状態と前記転送処理手段による疑似的転送処理の実
    行中にある自装置の内部動作状態とを比較して転送処理
    の正当性を判断する比較手段とを備えたことを特徴とす
    る情報処理システム。
  6. 【請求項6】 共有バスと、前記共有バスに接続される
    複数のバスインタフェース装置であって、前記共有バス
    と自装置に固有の外部バスとの間でデータの入出力を行
    うバスインタフェース装置とを備えた情報処理システム
    において、 前記各バスインタフェース装置間で情報を交換するため
    の専用のバスである情報交換バスを備えると共に、 前記各バスインタフェース装置に、 前記共有バスから自装置に固有の外部バスへのデータ転
    送処理時に、前記共有バスからの入力データの誤り検査
    を行うと共に、他のバスインタフェース装置による前記
    共有バスから当該他のバスインタフェース装置に固有の
    外部バスへのデータ転送処理時にも、前記共有バスから
    データを入力してその入力データの誤り検査を行う誤り
    処理手段と、 前記共有バスから自装置に固有の外部バスへのデータ転
    送処理時に、自装置の前記誤り処理手段の誤り検査結果
    を含む内部動作状態を示す内部動作情報を前記情報交換
    バスに送出する内部動作情報生成手段と、 他のバスインタフェース装置による前記共有バスから当
    該他のバスインタフェース装置に固有の外部バスへのデ
    ータ転送処理時に、前記共有バスからデータを入力し
    て、自装置に固有の外部バスへの実際のデータ転送を伴
    わない疑似的な転送処理を実行する転送処理手段と、 前記他のバスインタフェース装置による前記データ転送
    処理時に、当該他のバスインタフェース装置からの前記
    内部動作情報を前記情報交換バスから入力し、その内部
    動作情報の示す前記他のバスインタフェース装置の誤り
    検査結果を含む内部動作状態と前記転送処理手段による
    疑似的転送処理の実行中にある自装置の前記誤り処理手
    段の誤り検査結果を含む内部動作状態とを比較して転送
    処理及び誤り検出処理の正当性を判断する比較手段とを
    備えたことを特徴とする情報処理システム。
JP6179035A 1994-07-29 1994-07-29 バスインタフェース装置及び同バスインタフェース装置を複数備えた情報処理システム Pending JPH0844636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6179035A JPH0844636A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 バスインタフェース装置及び同バスインタフェース装置を複数備えた情報処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6179035A JPH0844636A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 バスインタフェース装置及び同バスインタフェース装置を複数備えた情報処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0844636A true JPH0844636A (ja) 1996-02-16

Family

ID=16058983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6179035A Pending JPH0844636A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 バスインタフェース装置及び同バスインタフェース装置を複数備えた情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0844636A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008158826A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Sharp Corp 半導体集積回路
US7650453B2 (en) 2004-09-16 2010-01-19 Nec Corporation Information processing apparatus having multiple processing units sharing multiple resources

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7650453B2 (en) 2004-09-16 2010-01-19 Nec Corporation Information processing apparatus having multiple processing units sharing multiple resources
JP2008158826A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Sharp Corp 半導体集積回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1227874A (en) Resilient bus system
US5838899A (en) Digital data processing methods and apparatus for fault isolation
JP3206006B2 (ja) 二重化バス制御方法及び装置
WO2011036727A1 (ja) メモリシステム及びメモリシステムの制御方法
JPH0312772A (ja) 自動的な故障の識別およびバイパス機能を備えたリアル・タイム制御式コンピュータ・ネットワーク・システム
JPH0347537B2 (ja)
US20040221195A1 (en) Information processing apparatus
JP3211878B2 (ja) 通信処理制御手段及びそれを備えた情報処理装置
JPH0844636A (ja) バスインタフェース装置及び同バスインタフェース装置を複数備えた情報処理システム
JP2011159119A (ja) 情報処理装置、情報送信方法および情報受信方法
JP2008146236A (ja) 二重化制御装置、及びその制御権設定信号の冗長化方法
JPH06168218A (ja) マルチプロセッサシステム
US8264948B2 (en) Interconnection device
JP2003167755A (ja) 信号処理系の故障診断方法および装置
JP3884643B2 (ja) プロセス制御装置
JP2000105675A (ja) ディスクアレイ装置
JP2635794B2 (ja) パス診断方式
JP3015537B2 (ja) 電子計算機の二重化方式
JP2007323190A (ja) データ通信を行う計算制御システム及びその通信方法
JP2645021B2 (ja) バス異常検査システム
JPH03127248A (ja) 複合計算機システム
JPH03160529A (ja) 二重化計算機システム
JPH02138636A (ja) 多重化システムの運用中における診断方式
JPWO2008050456A1 (ja) コンピュータシステム、データ中継装置およびコンピュータシステム制御方法
KR20000066429A (ko) 공간 스위치 보드 상태 점검 방법