JPH0844193A - 現像装置の現像ローラ - Google Patents

現像装置の現像ローラ

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JPH0844193A
JPH0844193A JP17627294A JP17627294A JPH0844193A JP H0844193 A JPH0844193 A JP H0844193A JP 17627294 A JP17627294 A JP 17627294A JP 17627294 A JP17627294 A JP 17627294A JP H0844193 A JPH0844193 A JP H0844193A
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JP
Japan
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developing roller
toner
roll portion
developing
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP17627294A
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English (en)
Inventor
Shiro Tanami
史郎 田波
Yosuke Iino
洋輔 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像ローラのロール部とトナー横漏れ防止用
のパッド部との間の摩擦抵抗を小さくする。 【構成】 金属製のシャフト18のまわりにエチレンプ
ロピレンゴムにて形成したロール部19を加硫成形して
現像ローラ14とする。ロール部19の両端部のうちパ
ッド10と摺接する部分にシリコーン含有ウレタン塗料
を塗布して、摩擦係数が小さく且つ耐摩耗性にすぐれた
保護層12を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置や静電記
録装置等において、静電潜像を可視像化する現像装置の
現像ローラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の現像装置においては、図4に示
すように、一成分系のトナー2が収容されたトナートレ
イ1と、このトナートレイ1内に配置されたトナー供給
ローラ3と、このトナー供給ローラ3と接触してトナー
担持体として機能する導電性を有する現像ローラ4、お
よびこの現像ローラ4と接触する感光体としての感光ド
ラム5等を中心として構成されている(例えば、特開平
2−259785号公報参照)。
【0003】そして、トナー供給ローラ3が回転するこ
とによりトナートレイ1内のトナー2がそのトナー供給
ローラ3の外周面に付着する一方、このトナー供給ロー
ラ3と接触しつつ同期回転する現像ローラ4の外周面に
はそのトナー供給ローラ3側のトナー2が供給されて、
コーティングブレード6にて均一に薄膜化されたトナー
層が形成される。さらに、このトナー層を担持する現像
ローラ4の回転に同期して感光ドラム5が回転すること
により、該感光ドラム5の外周面に予め露光されている
静電潜像がトナー像として可視像化され、最終的にはこ
のトナー像が転写紙7に転写されて定着処理されること
になる。
【0004】前記現像ローラ4はトナー担持体として機
能するために適度な弾性と導電性を有することが条件と
され、一般的にはシャフト8の外周にウレタンウォー
ム、エチレンプロピレンゴム、NBRゴム等からなる弾
性体層のロール部9を形成し、その表面に導電化した樹
脂等をコーティングして導電体層を形成したものが使用
されている。
【0005】そして、前記現像ローラ4は、図4のほか
図5,6に示すように、そのシャフト8の両端にて図示
外の支持部材に軸受支持されるほか、そのロール部9の
両端部がパッド10に軸受支持されるようなかたちでこ
のパッド部材10と摺接するようになっている。これに
より、図5に示すようにトナー像の記録領域以外の横方
向にトナー2が漏れるのを防止するようになっている。
なお、11は現像ローラ4を駆動するためのドリブンギ
ヤである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の現
像ローラ4の構造では、現像ローラ4のロール部9の表
面に導電性を具備させることに主眼がおかれているた
め、現像ローラ4のロール部9とパッド10との摺接部
における摩擦抵抗の低減に充分な配慮がなされていな
い。そのため、ロール部9とパッド10との間の摩擦抵
抗が大きく該現像ローラ4の回転トルクが大きくなるほ
か、その摩擦力のためにロール部9が局部的に摩滅して
耐久性の面でも問題を残している。
【0007】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、現像ローラのうちトナー横漏れ防止用のパ
ッド部材との摺接部位での摩擦係数の低減を耐摩耗性の
向上を図った現像ローラを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、トナー担持体として機能する導電性のあるゴム製の
現像ローラと、この現像ローラの表面にトナー薄膜層を
形成する手段と、このトナー薄膜層と接触して表面の静
電潜像を可視像化する感光体とを備えた現像装置におい
て、前記現像ローラは、ロール部の長手方向の両端部外
周面がトナーの横漏れを防止するパッド部材と摺接する
ように構成されてなり、さらに前記ロール部の長手方向
両端部の外周面のうち前記パッド部材と摺接する部分
に、摩擦係数が小さく且つ耐摩耗性に優れた樹脂製の保
護層が形成されていることを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の要件に加えて、前記ロール部がエチレンプロピレンゴ
ムを主成分とするゴム材料で形成され、その長手方向両
端部の保護層が、シリコーン含有ウレタン塗料を塗布す
ることにより形成されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によると、現像ローラの
ロール部のうちトナー横漏れ防止用のパッド部材と摺接
する部分に保護層が形成されていることにより、ロール
部表面が直接パッド部材と摺接する従来の構造と比べ
て、その摺接部での摩擦係数が小さくなり、耐摩耗性も
向上する。
【0011】特に、請求項2に記載の発明のように、シ
リコーン含有ウレタン塗料を塗布して保護層を形成する
と、摩擦係数の一層の低減が図れる。
【0012】
【実施例】図1,2は本発明の一実施例を示す図で、図
4〜6の従来構造と共通する部分には同一符号を付して
ある。
【0013】図1,2に示すように、現像ローラ14は
金属製のシャフト18のまわりにエチレンプロピレン
(EPDM)ゴムを主成分とするゴム材料にて形成され
たロール部19を加硫接着することにより形成されてい
る。そして、そのロール部19の長手方向両端部の外周
面のうちトナー横漏れ防止用のパッド20と摺接する部
分には、摩擦係数が小さく且つ耐摩耗性にすぐれた保護
層12を形成してある。この保護層12は、後述するよ
うに、ロール部19の表面にシリコーン含有ウレタン塗
料を塗布することにより形成される。
【0014】前記現像ローラ14を製造するには、例え
ばエチレンプロピレンゴム(三井石油化学社製 EPD
M4030)100重量部に対して、一号亜鉛華5重量
部、アセチレンブラック40重量部、パラフィン系可塑
剤(共同石油社製 PW−90)30重量部、有機過酸
化物系架橋剤(日本油脂社製 パーヘキサ25B−4
0)5重量部をそれぞれ配合したものを混練後、シャフ
ト18とともに円筒状の図示外の金型に仕込んでロール
部19を加硫成形する。その後、所定の直径となるよう
に円筒研削盤にてロール部19に研削加工を施し、表面
粗さがRmax10μm以下となるように仕上げる。
【0015】そして、ウレタン(大日本インキ社製 パ
ンデックス)をトルエンに溶解し、この溶解後のウレタ
ン100重量部に対してシリコーンオイル(東レダウコ
ーニング社製 SH−200)を5重量部添加したもの
を、スプレー方式にて前記ロール部19の両端部に塗布
する。塗布膜圧は乾燥後の厚みで30μmとし、塗布幅
aはロール部19が実際にパッド10に接触する幅bよ
りもわずかに幅広とする。
【0016】このように形成された現像ローラ14を図
4に示す現像装置に組み込んだ場合、そのロール部19
とパッド10との間の摩擦抵抗が従来よりも小さくなっ
て、現像ローラ14の回転トルクの低減が図れ、併せて
耐摩耗性の向上に伴って耐久性も向上する。本発明者等
が実験を行った結果では、ウレタン製のロール部9の表
面がパッド20と直接摺接する従来の構造では、その摩
擦係数μが1.2であったのに対し、上記実施例構造で
は0.2まで大幅に低下することが判明した。
【0017】ここで、前記保護層12を形成する方法と
しては、シリコーン含有ウレタン塗料を塗布する方法以
外に次の方法とすることもできる。
【0018】すなわち、オレフィン系熱可塑性樹脂であ
る熱収縮性樹脂(三井ポリケミカル社製 ハイミラン)
を用いて、厚みが40μmで且つ直径がロール部19の
直径より2mm程度大きなチューブを成形し、このチュ
ーブを保護層12の幅寸法に合わせてカットした上で前
記ロール部19の両端部に挿入し、100℃、15分の
処理条件でオーブンに入れて加熱処理する。これによ
り、前記チューブが熱収縮を起こしてロール部19の両
端部密着してに保護層が形成される。
【0019】また、他の方法としては、図3に示すよう
に、ロール部19の両端に小径部19aを形成する一
方、ポリアセタール樹脂(ポリプラスチックス社製 ジ
ュラコン)製のリング部材13を用意し、このリング部
材13の外径をロール部19の外径と同一径とするとと
もに、リング部材13の内径を小径部19aの外径より
も0.2mm程度予め小さく形成しておく。そして、ロ
ール部19の小径部19aにリング部材13を圧入する
ことにより、ロール部19の両端部に保護層が形成され
る。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本願発明
によれば、現像ローラのロール部の長手方向両端部のう
ちトナー横漏れ防止用のパッド部材と摺接する部分に、
摩擦係数が小さく且つ耐摩耗性に優れた樹脂製の保護層
を形成したことにより、そのロール部とパッド部材との
間の摩擦抵抗が低減されることにより現像ローラの回転
トルクを小さくすることができ、また前記保護層によっ
て現像ローラの耐摩耗性が向上して耐久性が向上する。
特に、保護層を、シリコーン含有ウレタン塗料を塗布す
ることによって形成した場合には、ロール部とパッド部
材との間の摩擦係数を一段と低減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部分解斜視図。
【図2】図1に示す現像ローラと感光ドラムとの関係を
示す平面説明図。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部構成説明図。
【図4】従来の現像装置の基本構造を示す概略説明図。
【図5】図4の平面説明図。
【図6】図4の要部分解斜視図。
【符号の説明】
1…トナートレイ 2…トナー 3…トナー供給ローラ 5…感光ドラム(感光体) 10…トナー横漏れ防止用のパッド(パッド部材) 12…保護層 14…現像ローラ 18…シャフト 19…ロール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー担持体として機能する導電性のあ
    るゴム製の現像ローラと、この現像ローラの表面にトナ
    ー薄膜層を形成する手段と、このトナー薄膜層と接触し
    て表面の静電潜像を可視像化する感光体とを備えた現像
    装置において、 前記現像ローラは、ロール部の長手方向の両端部外周面
    がトナーの横漏れを防止するパッド部材と摺接するよう
    に構成されてなり、 さらに前記ロール部の長手方向両端部の外周面のうち前
    記パッド部材と摺接する部分に、摩擦係数が小さく且つ
    耐摩耗性に優れた樹脂製の保護層が形成されていること
    を特徴とする現像装置の現像ローラ。
  2. 【請求項2】 前記ロール部がエチレンプロピレンゴム
    を主成分とするゴム材料で形成され、その長手方向両端
    部の保護層が、シリコーン含有ウレタン塗料を塗布する
    ことにより形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の現像装置の現像ローラ。
JP17627294A 1994-07-28 1994-07-28 現像装置の現像ローラ Pending JPH0844193A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100497488B1 (ko) * 2003-02-11 2005-07-01 삼성전자주식회사 화상형성장치의 현상롤러 제조방법
US20130089362A1 (en) * 2011-10-06 2013-04-11 Kenichi Kuroda Developing roller

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100497488B1 (ko) * 2003-02-11 2005-07-01 삼성전자주식회사 화상형성장치의 현상롤러 제조방법
US20130089362A1 (en) * 2011-10-06 2013-04-11 Kenichi Kuroda Developing roller
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