JPH0844041A - 露光マスク - Google Patents

露光マスク

Info

Publication number
JPH0844041A
JPH0844041A JP6177786A JP17778694A JPH0844041A JP H0844041 A JPH0844041 A JP H0844041A JP 6177786 A JP6177786 A JP 6177786A JP 17778694 A JP17778694 A JP 17778694A JP H0844041 A JPH0844041 A JP H0844041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slits
light
exposure
array
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6177786A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Chijimatsu
達夫 千々松
Isamu Hairi
勇 羽入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6177786A priority Critical patent/JPH0844041A/ja
Publication of JPH0844041A publication Critical patent/JPH0844041A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口部にスリットを形成した露光マスクを用
いてレジストパターンを形成する際、現像時にレジスト
パターンがウェハから剥がれて流れたり、倒れたりして
しまうのを抑えて、安定した形状のレジストパターンを
形成することができる。 【構成】 露光光を透過する透明基板1上に露光光を透
過する開口部を有する露光光を遮光する遮光部2が形成
され、該開口部内に露光光の波長以下の幅を有するスリ
ット3の並びが形成されてなる露光マスクにおいて、前
記スリット3の長辺方向の一定の間隔毎に、解像しない
幅で、かつ前記スリット3の並びを横切るような遮光部
2を形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光マスク係り、詳し
くは、半導体素子を作るためのパターンが描かれたマス
クを用いて、このマスク全体に光を照射し、そのマスク
パターンをウェハ上に転写してレジストを感光させる露
光技術に適用することができ、特に、開口部にスリット
を形成した露光マスクを用いて、レジストパターンを形
成する際、現像時にレジストパターンがウェハから剥が
れて流れたり、倒れたりしてしまうのを抑えて、安定し
た形状のレジストパターンを形成することができる露光
マスクに関する。
【0002】近年、電子デバイスを量産するための露光
装置として光投影露光装置が広く用いられている。年々
高まる解像度を向上するために、変形照明による露光法
や位相シフトマスクを用いた露光法、ハーフトーンマス
クを用いた露光法等様々な方法が開発されている。更に
最近では、マスクパターンの繰り返しの方向と垂直な方
向に直線偏光している光線を用いて解像性を上げる方法
や、光学的に互いに直交する2つの直線偏光は干渉しな
いことを用いて解像性を上げる方法の開発が進められて
いる。
【0003】前者の方法については、例えば“Sato
ru Asai,Micro Process Con
ference ’93”で記載されており、また、後
者の方法については、例えば特願平5−176958号
や特願平6−74585号で記載されている。この後者
の方法では、マスクの開口部に露光波長では解像しない
幅を有するスリットの並びによって、直線偏光をするよ
うに構成するため、最近接する開口部同志の透過光を干
渉させ難くすることができ、解像性を上げることができ
るという利点を有する。
【0004】しかしながら、この方法では、実際にマス
ク上にスリットを電子線描画等で形成する際、レジスト
パターンのアスペクト比が大きくなり(例えばレジスト
厚0.5μm、スリット幅0.15μmの場合のアスペ
クト比は3.3)、スリット並びの数が多く、しかもス
リット長辺が長くなる。このため、レジストを現像した
時、レジストパターンのアスペクト比が大き過ぎてウェ
ハとの密着性が悪いので、現像液の表面張力によってレ
ジストパターンがウェハから剥がれて流れたり、倒れた
りしてしまい、レジストパターンとしての機能を損なわ
れてしまうという問題があった。
【0005】そこで、どんなに面積の大きな開口部にお
いても、現像時にレジストパターンがウェハから剥がれ
て流れたり、倒れたりしてしまうのを抑えて、安定した
形状のレジストパターンを形成することができる露光マ
スクが要求されている。
【0006】
【従来の技術】従来の位相シフトマスクやハーフトーン
マスクは、マスクから透過する光波の位相を一部反転す
ることによって、位相シフトを有さない透過型マスクよ
りも解像度及び焦点深度を向上できるという利点を有す
る。しかしながら、例えば図3(a)、(b)に示す透
明基板101上に開口部102を有する遮光部や半透明
部103を形成した位相シフトマスクやハーフトーンマ
スクでは、図3(c)〜(e)に示す如く、各々の開口
部102パターンからの透過光強度のサブピークが重な
り合って大きくなってしまう。
【0007】ここで、図3(c)のA1は、a部の開口
部102近傍に現れる光強度のサブピークであり、図3
(d)のA2は、b部の開口部102近傍に現れる光強
度のサブピークであり、図3(e)のA3は、サブピー
クA1とサブピークA2が重なって合成されたサブピー
クである。このように、不必要なサブピークが大きくな
った状態で例えばポジ型のレジストを現像処理すると、
サブピークが生じた部分のレジスト部分も現像処理され
てレジストが膜減りしてしまい、エッチングした時に膜
減りした部分のレジスト部分が消失してしまうことがあ
る等、レジストマスクとしての機能が損なわれてしまう
という問題がある。これは、特に段差基板を用いた時顕
著になる傾向がある。
【0008】なお、パターンピッチ、パターンの大き
さ、露光光強度等様々な条件でサブピークの現れかたは
異なるが、特に、複数の開口部102パターンを近い位
置に配置したり、形成される開口部分の光強度を強くし
たりして解像度を向上させようとすると、不必要なサブ
ピークは顕著に大きくなってしまう。そこで、この問題
を解決する従来手段には、前述の如く、例えば特願平6
−74585号で記載されたものがある。この従来の露
光マスクでは、図4に示す如く、開口部102内に、開
口部102内を透過する透過光を直線偏光にするため
に、露光光の波長以下の開口幅を有するスリット104
を形成し、最近接する開口部102同志を透過する各直
線偏光を直交させるために、そのスリット104の並び
方向を最近接する開口部102同志で互いに直交してな
るように構成したため、最近接する開口部102同志の
透過光を互いに直交する直線偏光にすることができる。
【0009】このため、最近接する開口部102同志の
透過光を干渉させ難くすることができるので、透過光の
メインピーク同志の干渉によるコントラストの低下やサ
ブピーク同志の干渉によって、必要なパターン間の不必
要な場所でレジストを感光させ難くすることができる。
従って、現像処理した時に、レジストの膜減りを生じ難
くすることができる等、レジストマスクとしての機能を
損なわないようにすることができるという利点を有す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た図4に示す従来の露光マスクでは、実際にマスク上に
スリットを電子線描画等で形成する際、レジストパター
ンのアスペクト比が大きくなるため(例えばレジスト厚
0.5μm、スリット幅0.15μmの場合のアスペク
ト比は3.3)、図5に示す如く、スリット104並び
の数が多く、しかもスリット長辺が長くなる場合、レジ
ストを現像した時、レジストパターンのアスペクト比が
大き過ぎてウェハとの密着性が悪いので、現像液の表面
張力によってレジストパターンがウェハから剥がれて流
れたり、倒れたりしてしまい、レジストパターンとして
の機能を損なわれてしまうという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、開口部にスリットを形
成した露光マスクを用いてレジストパターンを形成する
際、現像時にレジストパターンがウェハから剥がれて流
れたり、倒れたりしてしまうのを抑えて、安定した形状
のレジストパターンを形成することができる露光マスク
を提供することを目的としている
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
露光光を透過する透明基板上に露光光を透過する開口部
を有する露光光を遮光する遮光部が形成され、該開口部
内に露光光の波長以下の幅を有するスリットの並びが形
成されてなる露光マスクにおいて、前記スリットの長辺
方向の一定の間隔毎に、解像しない幅で、かつ前記スリ
ットの並びを横切るような遮光部を形成してなることを
特徴とするものである。
【0013】請求項2記載の発明は、露光光を透過する
透明基板上に露光光を透過する開口部を有する露光光を
遮光する遮光部が形成され、該開口部内に露光光の波長
以下の幅を有するスリットの並びが形成されてなる露光
マスクにおいて、前記スリットの並びを、前記スリット
の長辺方向の一定の間隔毎に、前記スリットの並びの1
周期より小さい範囲でずれるように形成してなることを
特徴とするものである。
【0014】請求項3記載の発明は、露光光を透過する
透明基板上に露光光を透過する開口部を有する露光光を
所定量透過する半透明部が形成され、該開口部内に露光
光の波長以下の幅を有するスリットの並びが形成されて
なる露光マスクにおいて、前記スリットの長辺方向の一
定の間隔毎に、解像しない幅で、かつ前記スリットの並
びを横切るような遮光部を形成してなることを特徴とす
るものである。
【0015】請求項4記載の発明は、露光光を透過する
透明基板上に露光光を透過する開口部を有する露光光を
所定量透過する半透明部が形成され、該開口部内に露光
光の波長以下の幅を有するスリットの並びが形成されて
なる露光マスクにおいて、前記スリットの並びを、前記
スリットの長辺方向の一定の間隔毎に、前記スリットの
並びの1周期より小さい範囲でずれるように形成してな
ることを特徴とするものである。
【0016】請求項5記載の発明は、露光光を透過する
透明基板上に露光光を透過する開口部を有する露光光を
遮光する遮光部が形成され、該開口部内に露光光の波長
以下の幅を有するスリットの並びが形成され、該開口部
を透過する透過光の位相が0の領域とπの領域とからな
る露光マスクにおいて、前記スリットの長辺方向の一定
の間隔毎に、解像しない幅で、かつ前記スリットの並び
を横切るような遮光部を形成してなることを特徴とする
ものである。
【0017】請求項6記載の発明は、露光光を透過する
透明基板上に露光光を透過する開口部を有する露光光を
遮光する遮光部が形成され、該開口部内に露光光の波長
以下の幅を有するスリットの並びが形成され、該開口部
を透過する透過光の位相が0の領域とπの領域とからな
る露光マスクにおいて、前記スリットの並びが、前記ス
リットの長辺方向の一定の間隔毎に、前記スリットの並
びの1周期より小さい範囲でずれるように形成してなる
ことを特徴とするものである。
【0018】請求項7記載の発明は、上記請求項1乃至
6記載の発明において、前記スリットの並び方向は、最
近接する前記開口部同志で互いに直交若しくは略直交し
てなることを特徴とするものである。請求項8記載の発
明は、上記請求項1乃至7記載の発明において、前記ス
リットは、前記遮光部又は、前記半透明部を構成する構
成材料からなることを特徴とするものである。
【0019】
【作用】本発明は、後述する実施例1の図1に示す如
く、スリット3の長辺方向の一定の間隔毎に、解像しな
い幅で、かつスリット3の並びを横切るような遮光部2
を残して構成している。このため、長辺方向のスリット
3を一定間隔毎に分割しているので、従来の長辺方向の
スリット3を分割しない場合よりも、長辺方向の実効的
なスリット3のアスペクト比を小さくすることができ
る。
【0020】従って、この露光マスクを用いてウェハ上
にパターンを形成して現像する時に、従来の場合より
も、レジストパターンがウェハから剥がれて流れたり、
倒れたりするのを生じ難くすることができるため、安定
した形状のレジストパターンを形成することができる。
次に、本発明では、後述する実施例2の図2に示す如
く、スリット3の並びを、スリット3の長辺方向の一定
の間隔毎に、1/2周期分ずれるようにスリット3を形
成して構成している。
【0021】このため、長辺方向のスリット3を一定間
隔毎に1/2周期分ずらしながら分割しているので、従
来の長辺方向のスリット3を分割しない場合よりも長辺
方向の実効的なスリット3のアスペクト比を小さくする
ことができる。従って、この露光マスクを用いてウェハ
上にレジストパターンを形成して現像する時に、従来の
場合よりも、レジストパターンがウェハから剥がれて流
れたり、倒れたりするのを生じ難くすることができるた
め、安定した形状のレジストパターンを形成することが
できる。
【0022】なお、スリット3の並びのずらし方は、長
辺方向のスリット3の分割具合から上記効果を効率良く
得ることを考慮すると、1/2周期ずらすのが最も好ま
しいが、1周期より小さい範囲でずらせば、従来の場合
よりも上記効果を得ることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は本発明に係る実施例1の露光マスク
の開口部に形成したスリット並びを示す図である。
【0024】本実施例では、露光光を透過する石英ガラ
ス等の透明基板1上に露光光(無偏光な入射光)を透過
する開口部を有する露光光を遮光するクロム等の遮光部
2を形成し、この開口部内に、遮光部2と同じ構成材料
で露光光の波長以下の幅0.15μm程度を有するスリ
ット3の並びを形成し、スリット3の長辺方向の一定間
隔、例えば数十μm毎に、解像しない幅(0.15μm
程度)で、かつスリット3の並びを横切るような遮光部
2を残して構成する。
【0025】この時、スリット3の幅は例えば0.15
μmで、ピッチは例えば0.30μmとする。そして、
露光は、i線を用い、開口部内にスリット3があるのを
見込んで露光時間を適宜長めにし、その他の露光条件は
通常の条件で行う。このように、本実施例では、スリッ
ト3の長辺方向の一定の間隔毎に、解像しない幅で、か
つスリット3の並びを横切るようなスリット3を残して
構成している。
【0026】このため、長辺方向のスリット3を一定間
隔毎に分割しているので、従来の長辺方向のスリット3
を分割しない場合よりも、長辺方向の実効的なスリット
3のアスペクト比を小さくすることができる。従って、
この露光マスクを用いてウェハ上にレジストパターンを
形成して現像する時に、従来の場合よりも、レジストパ
ターンがウェハから剥がれて流れたり、倒れたりするの
を生じ難くすることができるため、安定した形状のレジ
ストパターンを形成することができる。
【0027】また、本実施例では、スリット3を、遮光
部2を構成する構成材料で構成したため、スリット3と
遮光部2を同じフォトリソグラフィー工程とエッチング
工程等により同時に容易に形成することができる。な
お、スリット3は、遮光部2とは異なる構成材料で構成
してもよい。なお、上記実施例1では、Cr等の遮光部
2で構成する場合について説明したが、本発明において
は、この部分を露光光をある割合だけ透過させる酸化ク
ロム等の半透明(ハーフトーン)部で構成してもよく、
この場合、上記実施例1よりも解像度及び焦点深度を向
上させることができる。
【0028】また、露光マスクの開口部を透過する透過
光の位相が0の領域とπの領域とからなるように、例え
ばスリット3上に遮光部2幅よりも小さい幅のSiO2
等のシフターを形成し構成してもよく、この場合も、上
記実施例1よりも解像度及び焦点深度を向上させること
ができる。 (実施例2)図2は本発明に係る実施例2の露光マスク
の開口部に形成したスリット並びを示す図である。
【0029】本実施例では、露光光を透過する石英ガラ
ス等の透明基板1上に露光光(無偏向な入射光)を透過
する開口部を有する露光光を遮光するクロム等の遮光部
2を形成し、この開口部内に、遮光部2と同じ構成材料
で露光光の波長以下の幅0.15μm程度を有するスリ
ット3の並びを形成し、スリット3の並びを、スリット
3の長辺方向の一定間隔、例えば数十μm毎に、1/2
周期分ずれるように形成して構成する。
【0030】この時、スリット3の幅は例えば0.15
μmで、ピッチは例えば0.30μmとする。そして、
露光は、i線を用い、開口部内にスリット3があるのを
見込んで露光時間を適宜長めにし、その他の露光条件は
通常の条件で行う。このように、本実施例では、スリッ
ト3の並びを、スリット3の長辺方向の一定の間隔毎
に、1/2周期分ずれるように形成して構成している。
【0031】このため、長辺方向のスリット3を一定間
隔毎に1/2周期分ずらしながら分割しているので、従
来の長辺方向のスリット3を分割しない場合よりも長辺
方向の実効的なスリット3のアスペクト比を小さくする
ことができる。従って、この露光マスクを用いてウェハ
上にレジストパターンを形成して現像する時に、従来の
場合よりも、レジストパターンがウェハから剥がれて流
れたり、倒れたりするのを生じ難くすることができるた
め、安定した形状のレジストパターンを形成することが
できる。
【0032】また、本実施例では、スリット3を、遮光
部2を構成する構成材料で構成したため、スリット3と
遮光部2を同じフォトリソグラフィー工程とエッチング
工程等により同時に容易に形成することができる。な
お、スリット3は、遮光部2とは異なる構成材料で構成
してもよい。なお、上記実施例2では、Cr等の遮光部
2で構成する場合について説明したが、本発明において
は、この部分を露光光をある割合だけ透過させる酸化ク
ロム等の半透明(ハーフトーン)部で構成してもよく、
この場合、上記実施例1よりも解像度及び焦点深度を向
上させることができる。
【0033】また、露光マスクの開口部を透過する透過
光の位相が0の領域とπの領域とからなるように、例え
ばスリット3上に遮光部2幅よりも小さい幅のSiO2
等のシフターを形成し構成てもよく、この場合も、上記
実施例1よりも解像度及び焦点深度を向上させることが
できる。上記実施例2では、スリット3の並びを、長辺
方向の一定間隔毎に1/2周期ずつずらし、効率良く分
割して上記効果を得るうえで最も好ましい態様の場合に
ついて説明したが、本発明はこれのみに限定されるもの
ではなく、従来のような長辺方向で直線的に繋がってい
るスリットの場合よりも、上記効果を得ることができる
直線態様を考慮すると、スリット3の並びのずらし方
は、1周期より小さい範囲でずらせばよい。
【0034】なお、上記実施例1,2においては、露光
マスクの開口部内に開口部内を透過する透過光を直線偏
光にするために、露光光の波長以下の開口幅を有するス
リット3を形成し、最近接する開口部同志を透過する各
直線偏光を直交させるために、そのスリット3の並び方
向を最近接する開口部同志で互いに直交してなるように
構成してもよい。
【0035】この場合、最近接する開口部同志の透過光
を互いに直交する直線偏光して、最近接する開口部同志
の透過光を干渉させ難くすることができるため、透過光
のメインピーク同志の干渉によるコントラストの低下や
サブピーク同志の干渉によって必要なパターン間の不必
要な場所でレジストを感光させ難くすることができる。
従って、現像処理した時に、レジストの膜減りを生じ難
くすることができる等、レジストマスクとしての機能を
損なわないようにすることができる。
【0036】上記実施例1,2では、露光装置にi線ス
テッパー(露光波長λ=0.365μm)を用いて露光
する場合について説明したが、本発明はこれのみに限定
されるものでなく、例えば変形照明を用いた露光装置
や、i線ばかりでなく今後主流になると思われるエキシ
マステッパー等を用いて露光する場合にも適用すること
ができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、開口部にスリットを形
成した露光マスクを用いてレジストパターンを形成する
際、現像時にレジストパターンがウェハから剥がれて流
れたり、倒れたりしてしまうのを抑えて、安定した形状
のレジストパターンを形成することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の露光マスクの開口部に
形成したスリット並びを示す図である。
【図2】本発明に係る実施例2の露光マスクの開口部に
形成したスリット並びを示す図である。
【図3】従来の露光マスクとその問題を示す図である。
【図4】従来の露光マスクの構造を示す平面図である。
【図5】従来例の課題を示す図である。
【符号の説明】
1 透明基板 2 遮光部 3 スリット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光光を透過する透明基板(1)上に露光
    光を透過する開口部を有する露光光を遮光する遮光部
    (2)が形成され、該開口部内に露光光の波長以下の幅
    を有するスリット(3)の並びが形成されてなる露光マ
    スクにおいて、前記スリット(3)の長辺方向の一定の
    間隔毎に、解像しない幅で、かつ前記スリット(3)の
    並びを横切るような遮光部(2)を形成してなることを
    特徴とする露光マスク。
  2. 【請求項2】露光光を透過する透明基板(1)上に露光
    光を透過する開口部を有する露光光を遮光する遮光部
    (2)が形成され、該開口部内に露光光の波長以下の幅
    を有するスリット(3)の並びが形成されてなる露光マ
    スクにおいて、前記スリット(3)の並びを、前記スリ
    ット(3)の長辺方向の一定の間隔毎に、前記スリット
    の並びの1周期より小さい範囲でずれるように形成して
    なることを特徴とする露光マスク。
  3. 【請求項3】露光光を透過する透明基板(1)上に露光
    光を透過する開口部を有する露光光を所定量透過する半
    透明部が形成され、該開口部内に露光光の波長以下の幅
    を有するスリット(3)の並びが形成されてなる露光マ
    スクにおいて、前記スリット(3)の長辺方向の一定の
    間隔毎に、解像しない幅で、かつ前記スリット(3)の
    並びを横切るような遮光部(2)を形成してなることを
    特徴とする露光マスク。
  4. 【請求項4】露光光を透過する透明基板(1)上に露光
    光を透過する開口部を有する露光光を所定量透過する半
    透明部が形成され、該開口部内に露光光の波長以下の幅
    を有するスリット(3)の並びが形成されてなる露光マ
    スクにおいて、前記スリット(3)の並びを、前記スリ
    ット(3)の長辺方向の一定の間隔毎に、前記スリット
    の並びの1周期より小さい範囲でずれるように形成して
    なることを特徴とする露光マスク。
  5. 【請求項5】露光光を透過する透明基板(1)上に露光
    光を透過する開口部を有する露光光を遮光する遮光部
    (2)が形成され、該開口部内に露光光の波長以下の幅
    を有するスリット(3)の並びが形成され、該開口部を
    透過する透過光の位相が0の領域とπの領域とからなる
    露光マスクにおいて、前記スリット(3)の長辺方向の
    一定の間隔毎に、解像しない幅で、かつ前記スリット
    (3)の並びを横切るような遮光部(2)を形成してな
    ることを特徴とする露光マスク。
  6. 【請求項6】露光光を透過する透明基板(1)上に露光
    光を透過する開口部を有する露光光を遮光する遮光部
    (2)が形成され、該開口部内に露光光の波長以下の幅
    を有するスリット(3)の並びが形成され、該開口部を
    透過する透過光の位相が0の領域とπの領域とからなる
    露光マスクにおいて、前記スリット(3)の並びを、前
    記スリット(3)の長辺方向の一定の間隔毎に、前記ス
    リットの並びの1周期より小さい範囲でずれるように形
    成してなることを特徴とする露光マスク。
  7. 【請求項7】前記スリット(3)の並び方向は、最近接
    する前記開口部同志で互いに直交若しくは略直交してな
    ることを特徴とする請求項1乃至6記載の露光マスク。
  8. 【請求項8】前記スリット(3)は、前記遮光部(2)
    又は、前記半透明部を構成する構成材料からなることを
    特徴とする請求項1乃至7記載の露光マスク。
JP6177786A 1994-07-29 1994-07-29 露光マスク Withdrawn JPH0844041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6177786A JPH0844041A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 露光マスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6177786A JPH0844041A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 露光マスク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0844041A true JPH0844041A (ja) 1996-02-16

Family

ID=16037085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6177786A Withdrawn JPH0844041A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 露光マスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0844041A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7742130B2 (en) 2001-08-30 2010-06-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Color filter plate and thin film transistor plate for liquid crystal display, and methods for fabricating the plates

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7742130B2 (en) 2001-08-30 2010-06-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Color filter plate and thin film transistor plate for liquid crystal display, and methods for fabricating the plates

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2986086B2 (ja) 位相シフト・マスクおよびその製造方法
KR950002172B1 (ko) 편광자를 사용한 편광노광장치 및 편광마스크 제조방법
JPH0950116A (ja) フォトマスク及びその製造方法並びにそのフォトマスクを用いた露光方法
KR100215354B1 (ko) 패턴 형성 방법
KR100190762B1 (ko) 사입사용 노광마스크
KR100297081B1 (ko) 위상전이마스크
US6495297B1 (en) Type mask for combining off axis illumination and attenuating phase shifting mask patterns
US5219686A (en) Photomask
JPS62189468A (ja) ホトマスク,及びそれを用いた投影露光方法、並びにホトマスクの製造方法
KR0166497B1 (ko) 위상반전 마스크 및 그 제조방법
US5914204A (en) Phase shifting mask and a manufacturing method therefor
KR100353406B1 (ko) 위상 반전 마스크 및 그 제조 방법
KR100219079B1 (ko) 해프톤 위상 반전 마스크
TWI408729B (zh) 雷文生(Levenson)型光罩之製造方法
JPH07287386A (ja) 位相シフトマスク及びその製造方法
JPH07253649A (ja) 露光用マスク及び投影露光方法
KR100193873B1 (ko) 메모리반도체구조 및 위상시프트마스크
JPH0844041A (ja) 露光マスク
JP3462650B2 (ja) レジスト露光方法及び半導体集積回路装置の製造方法
JPH0476550A (ja) ホトマスク及びその製造方法
KR100429860B1 (ko) 교번형 위상반전 마스크 및 그 제조방법
JPH07281416A (ja) 露光マスク
KR100597764B1 (ko) 두 개의 크롬 마스크를 이용하는 위상 반전 노광 시스템
KR100277933B1 (ko) 위상반전마스크제조방법
KR0152925B1 (ko) 부분 투과성을 갖는 하프톤 위상반전마스크 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002