JPH0843694A - 光ファイバテープ心線およびその製造方法,製造装置 - Google Patents

光ファイバテープ心線およびその製造方法,製造装置

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JPH0843694A JP6174134A JP17413494A JPH0843694A JP H0843694 A JPH0843694 A JP H0843694A JP 6174134 A JP6174134 A JP 6174134A JP 17413494 A JP17413494 A JP 17413494A JP H0843694 A JPH0843694 A JP H0843694A
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    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 捩りを与えた光ファイバ心線を用いても、捩
れが生じない光ファイバテープ心線を提供する。 【構成】 直線状に平行配置され、テープ樹脂2でテー
プ状に固定された光ファイバ心線1は長さ方向に所定の
捻りを入れながら集線されたものである。図の両端に位
置する光ファイバ心線である1番心と4番心の中心同士
を結んだ線の中心から、各構成光ファイバ心線1の中心
までの距離xiと、単位長さ当たりの捻り量φiは、x
1 φ1 +x2 φ2 +x3 φ3 +x4 φ4 =0を満足し、
それぞれ捻られた各光ファイバ心線の、捻り剛性による
捻り戻し力を釣り合わせるようにした。したがって、張
力を解放した状態でも、捻れの発生はない。また、光フ
ァイバ心線に捩りが与えられていることにより十分小さ
い偏波モード分散を有する光ファイバケーブルを実現で
き、長距離光増幅伝送を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバケーブルに
収納するに適した光ファイバテープ心線、ならびに、そ
の製造方法、および製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバテープ心線は、捻れる
ことなく長さ方向に直線状に平行配置させた複数本の光
ファイバ心線を、紫外線硬化樹脂(UV樹脂)などのテ
ープ樹脂でテープ状に被覆固定し、形成したものであ
り、例えば、「J.Kohtala,J.Tanska
nen,P.Fickling,and M.Erik
sson,”A High Speed Coatin
g Process for Optical Fib
re Ribbon,” in Proceeding
s of International Wire&C
able Symposium ’91(St.Lou
is,U.S.A.),1991,pp.550−55
5.」に、その構造や製造方法が記載されている。
【0003】図4は、従来の光ファイバテープ心線の1
例の説明図である。図中、1は光ファイバ心線、2はテ
ープ樹脂である。この例では4心光ファイバテープ心線
構造を示す。光ファイバ心線1は、直径125μmの光
ファイバ素線に、被覆層および数μmの着色層を施して
外径250μmとしたものである。光ファイバ素線とし
ては、マルチモード光ファイバ、シングルモード光ファ
イバ、分散シフト光ファイバ等があり、基本的にシリカ
ガラスあるいはゲルマガラスを基本に構成されている。
被覆層および着色層は、一般的には、UV樹脂により構
成されている。テープ樹脂2は、これら光ファイバ心線
を、長さ方向に平行配置し、テープ状に固定、形成する
樹脂である。テープ樹脂としては、一般には、UV樹脂
が使用されている。なお、光ファイバテープ心線に含ま
れる光ファイバ心線数は、2心、4心、8心、10心、
12心、16心、18心が実用化もしくは実用化を目標
に検討されている。
【0004】なお、図4で光ファイバ心線上に描いた破
線は、光ファイバ心線が捻られていないことを概念的に
示すものである。
【0005】このような光ファイバテープ心線は、その
多数枚を集合してケーブル化して光ファイバケーブルを
構成するに適したものである。近年の光増幅技術の進展
により、シングルモード光ファイバもしくは分散シフト
光ファイバを用いて、数100km〜数1000kmも
の無再生中継伝送が可能になっている。しかし、このよ
うな長距離光増幅伝送を行なうためには、偏波モード分
散による光信号波形劣化が問題となるため、偏波モード
分散が小さい光ファイバケーブルの実現が強く要求され
ている。伝送速度が数ギガビット(Gbit)/秒〜数
10Gbit/秒(1Gbit=109 bit)の伝送
速度で、数100km〜数1000kmもの長距離光増
幅伝送を行なうためには、光ファイバケーブルの偏波モ
ード分散値を、約0.1ピコ秒(psec)/√km
(1psec=10-12 sec)以下にする必要があ
る。
【0006】ここで、偏波モード分散値とは、光ファイ
バの構造が真円からずれた場合、直交する2つの偏波モ
ードが異なる群伝搬速度で進むために生ずる群遅延時間
の分散である。
【0007】しかしながら、従来のシングルモード光フ
ァイバ,分散シフト光ファイバ心線の偏波モード分散の
代表値は、約1psec/√kmであり、現状の光ファ
イバ心線をそのまま使って、例えば、上記の文献にある
ような光ファイバケーブルを構成しても、偏波モード分
散による光信号波形の劣化が問題となり、長距離光増幅
伝送は不可能であった。光ファイバ心線の偏波モード分
散を低減する1つの方法に、「A.J.Barlow,
J.J.Ramskov−Hansen,and D.
N.Payne,”Birefringence an
d polarization mode−dispa
rsion in spun single−mode
fibers,”Applied Optics,v
ol.20.pp.2962−2968,1981.」
に記載されているように、光ファイバ心線に捩りを加え
る方法がある。
【0008】しかし、光ファイバケーブルに収納する光
ファイバテープ心線内の光ファイバ心線に捩りを加える
と、光ファイバの剛性により光ファイバテープ心線が捩
りを戻す方向に捩れてしまい、光ファイバケーブルに収
納できない、という重大な問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、捩りを与えた光ファイバ心
線を用いても、捩れがない光ファイバテープ心線、なら
びに、その製造方法および製造装置を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、光ファイバテープ心線において、
それを構成する光ファイバ心線のうち、少なくとも2心
は単位長さ当たりの捻り量が零でない値で捻られてお
り、各構成光ファイバ心線の単位長さ当たりの捻り量
と、断面内で両端に位置する光ファイバ心線の中心同士
を結んだ線の中心から各構成光ファイバ心線中心までの
距離との積の総和が実質的に零となっていることを特徴
とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の光ファイバテープ心線の製造方法において、
複数の光ファイバ心線繰り出しボビンを、光ファイバ心
線外周方向にそれぞれ所要の回転数で回転して、光ファ
イバ心線を捻りながら繰り出した後に、全光ファイバ心
線を長さ方向に平行配列し、テープ樹脂で被覆すること
を特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明においては、請求項
1に記載の光ファイバテープ心線の製造装置において、
複数の光ファイバ心線繰り出しボビンを、光ファイバ心
線外周方向にそれぞれ所要の回転数で回転させる回転支
持手段と、該回転支持手段によって捻りながら繰り出さ
れた光ファイバ心線を長さ方向に平行に配列する配列手
段と、該配列手段により配列された光ファイバテープ心
線をテープ樹脂で被覆する被覆手段を有することを特徴
とするものである。
【0013】請求項4に記載の発明においては、請求項
1に記載の光ファイバテープ心線の製造方法において、
単位長さ当たり所要の捻り量の捻りが与えられてボビン
に巻き取られた光ファイバ心線を、ボビンから引き出し
て長さ方向に平行配列し、テープ樹脂で被覆することを
特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の光ファイバテープ心線におい
て、各構成光ファイバ心線の単位長さ当たりの捻り量を
φi(単位は、例えば、回転/m)(φiは0であって
もよいが、少なくとも2心のφiは0でない。)、光フ
ァイバテープ心線断面内で、両端に位置する光ファイバ
心線の中心同士を結んだ線の中心から、各構成光ファイ
バ心線中心までの距離をxi(単位は、例えば、mm)
としたとき、下記の式1、すなわち、x1 φ1 +x2 φ
2 +x3 φ3 +・・・・+xn-1 φn-1 +xn φn =0
が実質的に満足されている。ただし、ここで、n(≧
2)は光ファイバテープ心線中の光ファイバ心線数であ
り、その捻りφiは、光ファイバテープ心線断面方向か
ら観察して右回りを正、左回りを負としている。
【0015】このように、本発明の光ファイバテープ心
線では、各構成光ファイバ心線の単位長さ当たりの捻り
量φiと、光ファイバテープ心線断面内で、両端に位置
する光ファイバ心線の中心同士を結んだ線の中心から、
各構成光ファイバ心線までの距離Xiの積の総和が実質
的に零となっている。したがって、それぞれ捻られた各
光ファイバ心線の、捻り剛性による捻り戻し力を釣り合
わせることで、光ファイバテープ心線全体としては捻り
戻し力を持たないようにすることができる。
【0016】なお、式1が実質的に満足されること、す
なわち、光ファイバテープ心線を構成する光ファイバ心
線の単位長さ当たりの捻り量と、断面内で両端に位置す
る光ファイバ心線の中心同士を結んだ線の中心から各構
成光ファイバ心線中心までの距離との積の総和が実質的
に零となっているということは、完全に零である場合だ
けでなく、光ファイバテープ心線全体としての捩り戻し
力がケーブル化に影響を与えない程度の大きさである場
合をも含む意味である。
【0017】複数の光ファイバ心線繰り出しボビンを、
光ファイバ心線外周方向にそれぞれ所要の回転数で回転
して、光ファイバ心線を捻りながら繰り出した後に、全
光ファイバ心線を長さ方向に平行配列することにより、
光ファイバ心線に捩りを与えることができる。各構成光
ファイバ心線に与える捩りを上記の式を実質的に満足さ
せ、テープ樹脂で被覆することにより、請求項1に記載
の光ファイバテープ心線を製造することができる。
【0018】その製造装置は、複数の光ファイバ心線繰
り出しボビンを、光ファイバ心線外周方向にそれぞれ所
要の回転数で回転させる回転支持手段と、該回転支持手
段によって捻りながら繰り出された光ファイバ心線を長
さ方向に平行に配列する配列手段と、該配列手段により
配列された光ファイバテープ心線をテープ樹脂で被覆す
る被覆手段を備えることにより実現できる。
【0019】また、単位長さ当たり所要の捻り量の捻り
が与えられてボビンに巻き取られた光ファイバ心線を、
ボビンから引き出して長さ方向に平行配列して、テープ
樹脂で被覆することによっても製造できる。各ボビンに
巻かれた構成光ファイバ心線に与えられている捩りは、
上記の式を実質的に満足させるようにしておくことによ
って、請求項1に記載の光ファイバテープ心線を製造す
ることができる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の4心光ファイバ
テープ心線の製造装置の概略構成図である。図中、1は
光ファイバ心線、3は光ファイバ心線集線ダイス、4は
テープ樹脂供給装置、5はテープ樹脂供給ダイス、6は
紫外線硬化炉、7はベルトキャプスタン、8はダンサ
ー、9は巻取ボビン、10は繰り出しボビン、11はボ
ビン把持具、12は回転モータ、13はモータ回転数制
御装置である。
【0021】光ファイバ心線1は、繰り出しボビン10
に巻かれ、繰り出しボビン10は、ボビン把持具11に
より支持されている。従来の光ファイバテープ心線製造
装置では、ボビン把持具またはボビンを回転支持する支
持軸は固定されているが、この実施例では、それぞれの
ボビン把持具11が、各別に、回転モータ12により回
転可能に支持されている。回転モータ12は、モータ回
転数制御装置13により、それぞれの回転数および回転
方向が制御され、繰り出しボビン10から繰り出された
光ファイバ心線に捻りを与えるように制御されている。
【0022】このようにして、所定の捻りが与えられな
がら繰り出しボビン10から供給された光ファイバ心線
1は、光ファイバ心線集線ダイス3で長さ方向に平行配
列され、その周囲に、テープ樹脂供給装置4から供給さ
れたUV樹脂が、テープ樹脂供給ダイス5で充填、塗布
される。ついで、テープ樹脂が紫外線硬化炉6で硬化さ
れ、ベルトキャプスタン7を経て、ダンサー8で張力を
調節されて、巻取ボビン9で巻き取られる。
【0023】光ファイバ心線1に与える捻りの方向は、
回転モータ12の回転方向で決定される。また、捻り量
は、回転モータ12の回転数および光ファイバテープ心
線の製造速度、すなわち、ベルトキャプスタン7の速度
で決定できる。例えば、光ファイバテープ心線1を10
0m/分のスピードで製造する場合、光ファイバ心線1
に、φ=10回転/mの捻りを与えるには、回転モータ
12を1000回転/分で回転させればよいことが分か
る。
【0024】図2は、図1で説明した実施例の光ファイ
バテープ心線製造装置により製造された本発明の光ファ
イバテープ心線の第1の実施例の説明図である。上述し
たように、この実施例では4心光ファイバテープ心線構
造である。図中、1は光ファイバ心線、2はテープ樹脂
である。
【0025】光ファイバ心線1は、直径125μmの光
ファイバ素線に、被覆層および数μmの着色層を施して
外径250μmとしたものである。光ファイバ素線とし
ては、シングルモード光ファイバ、分散シフト光ファイ
バ等があり、基本的にシリカガラスあるいはゲルマガラ
スを基本に構成されている。被覆層および着色層は、従
来例と同様に、UV樹脂等により構成されている。それ
ぞれの光ファイバ心線1を、長さ方向に所定の捻りを入
れながら、直線状に平行配置させ、テープ樹脂2でテー
プ状に固定、形成したものであり、幅は1.1mm、厚
さは0.38mmであった。テープ樹脂も、従来例と同
様のUV樹脂等が用いられる。
【0026】図2の光ファイバ心線の断面に向かって、
左端の光ファイバ心線から1番心、2番心、3番心、4
番心と番号を付けた場合、両端に位置する光ファイバ心
線である1番心と4番心の中心同士を結んだ線の中心か
ら、各構成光ファイバ心線1の中心までの距離xiは、 x1 =0.375mm x2 =0.125mm x3 =0.125mm x4 =0.375mm であった。また、各構成光ファイバ心線1の単位長さ当
たりの捻り量φiは、 φ1 =φ2 =+5回転/m φ3 =φ4 =−5回転/m とし、式1 x1 φ1 +x2 φ2 +x3 φ3 +x4 φ4 =0 を満足し、それぞれ捻られた各光ファイバ心線の、捻り
剛性による捻り戻し力を釣り合わせるようにした。した
がって、第1の実施例の4心光ファイバテープ心線で
は、張力を解放した状態でも、従来技術では問題になっ
ていたような捻れは全く発生しなかった。
【0027】なお、図2で、光ファイバ心線上に描いた
破線は、光ファイバ心線が捻られていることを概念的に
示すものである。
【0028】図3は、本発明の光ファイバテープ心線の
第2の実施例の説明図である。図中、図2と同様な部分
には同じ符号を付して説明を省略する。この実施例は、
8心の光ファイバテープ心線であり、図1で説明した製
造方法と同様な方法で製造したものである。この光ファ
イバテープ心線は、幅は2.1mm、厚さは0.38m
mであった。
【0029】図3の光ファイバ心線の断面に向かって左
端の光ファイバ心線から1番心、2番心、・・・7番
心、8番心と番号を付けた場合、両端に位置する光ファ
イバ心線である1番心と8番心の中心同士を結んだ線の
中心から、各構成光ファイバ心線中心までの距離xi
は、 x1 =x8 =0.875mm x2 =x7 =0.625mm x3 =x6 =0.375mm x4 =x5 =0.125mm であった。また、各構成光ファイバ心線の単位長さ当た
りの捻り量φiは、 φ1 =+5回転/m φ2 =−6回転/m φ3 =+7回転/m φ4 =−6回転/m φ5 =−8回転/m φ6 =+4回転/m φ7 =+5回転/m φ8 =−7回転/m とし、式1 x1 φ1 +x2 φ2 +・・・・x7 φ7 +x8 φ8 =0 を満足し、それぞれ捻られた各光ファイバ心線の、捻り
剛性による捻り戻し力を釣り合わせるようにした。した
がって、第2の実施例1の8心光ファイバテープ心線で
も、第1の実施例の4心光ファイバテープ心線と同様
に、張力を解放した状態でも、従来技術では問題になっ
ていたような捻れは全く発生しなかった。
【0030】なお、図3で、光ファイバ心線上に描いた
破線は、光ファイバ心線が捻られていることを概念的に
示すものである。
【0031】なお、本発明は、上述した実施例で示した
4心光ファイバテープ心線、8心光ファイバテープ心線
のみならず、複数心の光ファイバ心線からなる光ファイ
バテープ心線全般に適用されることはいうまでもない。
【0032】また、各構成光ファイバ心線に捻りを与え
る方法は、上述した実施例で示した方法に限られるもの
ではない。例えば、各光ファイバ心線をあらかじめ集合
機等で捻りを与えながら巻き取っておくようにして、所
定の捻りを与えておき、光ファイバテープ心線の製造時
には、繰り出しボビンを固定したまま捻らずに光ファイ
バ心線を繰り出すことによって、各構成要素の光ファイ
バ心線に所定の捩りを与えた状態で終線化でき、従来技
術では問題になっていたような捻りがまったくない本発
明の光ファイバテープ心線を製造することができる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の光ファイバテープ心線は、張力を開放した状態でも、
光ファイバテープ心線に問題となるような捻れは発生し
ない。したがって、本発明による光ファイバ心線テープ
心線は、問題なく光ファイバケーブル中に収納できるた
め、十分小さい偏波モード分散を有する光ファイバケー
ブルを実現でき、長距離光増幅伝送を可能にするという
効果がある。
【0034】また、本発明の光ファイバテープ心線の製
造方法、および、製造装置は、光ファイバテープ心線を
構成する光ファイバ心線に所定の捩りを与えた状態で集
線し、テープ樹脂を施すことによって、光ファイバテー
プ心線を簡単に製造できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光ファイバテープ心線の製
造装置の概略構成図である。
【図2】本発明の光ファイバテープ心線の第1の実施例
の説明図である。
【図3】本発明の光ファイバテープ心線の第2の実施例
の説明図である。
【図4】従来の光ファイバテープ心線の1例の説明図で
ある。
【符号の説明】
1…光ファイバ心線、2…テープ樹脂、3…光ファイバ
心線集線ダイス、4…テープ樹脂供給装置、5…テープ
樹脂供給ダイス、6…紫外線硬化炉、7…ベルトキャプ
スタン、8…ダンサー、9…巻取ボビン、10…繰り出
しボビン、11…ボビン把持具、12…回転モータ、1
3…モータ回転数制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立田 光廣 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 大橋 正治 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバテープ心線を構成する光ファ
    イバ心線のうち、少なくとも2心は単位長さ当たりの捻
    り量が零でない値で捻られており、各構成光ファイバ心
    線の単位長さ当たりの捻り量と、断面内で両端に位置す
    る光ファイバ心線の中心同士を結んだ線の中心から各構
    成光ファイバ心線中心までの距離との積の総和が実質的
    に零となっていることを特徴とする光ファイバテープ心
    線。
  2. 【請求項2】 複数の光ファイバ心線繰り出しボビン
    を、光ファイバ心線外周方向にそれぞれ所要の回転数で
    回転して、光ファイバ心線を捻りながら繰り出した後
    に、全光ファイバ心線を長さ方向に平行配列し、テープ
    樹脂で被覆することを特徴とする請求項1に記載の光フ
    ァイバテープ心線の製造方法。
  3. 【請求項3】 複数の光ファイバ心線繰り出しボビン
    を、光ファイバ心線外周方向にそれぞれ所要の回転数で
    回転させる回転支持手段と、該回転支持手段によって捻
    りながら繰り出された光ファイバ心線を長さ方向に平行
    に配列する配列手段と、該配列手段により配列された光
    ファイバテープ心線をテープ樹脂で被覆する被覆手段を
    有することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバテ
    ープ心線の製造装置。
  4. 【請求項4】 単位長さ当たり所要の捻り量の捻りが与
    えられてボビンに巻き取られた光ファイバ心線を、ボビ
    ンから引き出して長さ方向に平行配列し、テープ樹脂で
    被覆することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ
    テープ心線の製造方法。
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