JPH08430Y2 - セルフクライミング足場 - Google Patents

セルフクライミング足場

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Publication number
JPH08430Y2
JPH08430Y2 JP1993001610U JP161093U JPH08430Y2 JP H08430 Y2 JPH08430 Y2 JP H08430Y2 JP 1993001610 U JP1993001610 U JP 1993001610U JP 161093 U JP161093 U JP 161093U JP H08430 Y2 JPH08430 Y2 JP H08430Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scaffold
guide unit
pinion
scaffolding
rack
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993001610U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662096U (ja
Inventor
安夫 樋口
康博 佐藤
俊実 宮田
満 横山
正博 神尾
俊輔 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高層建築物工事に用い
られる盛り替え可能なセルフクライミング足場に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の足場は、一般に躯体の立上りに伴
い、足場を積み重ねて構築するようにしている。また、
建造物の構築現場などで用いられる昇降ケージの昇降手
段として、例えば特開昭54−12122号公報、特開
昭63−110365号公報、実開昭60−16168
0号公報に見られるように、ラックとそれに噛み合うピ
ニオンとにより昇降ケージをセルフクライミングさせる
ものが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の最下部からの積
み重ねによる足場は、資材量、作業量が共に建築物の高
層化に伴って多量となり、また、危険作業を余儀なくさ
れる。また、ラックとそれに噛み合うピニオンとにより
昇降ケージをセルフクライミングさせる従来のものの場
合は、ガイド部材を兼ねるラックを躯体側に固定し、昇
降ケージにピニオン及びそれを駆動する駆動ユニット
(通常、モータ及び減速機構からなる)を設けていたた
め、長尺なラックの移設に手間取り、また駆動ユニット
が昇降ケージ側に設けられていることからして昇降ケー
ジの重量が嵩みその分出力の大きい駆動ユニットを必要
とする等の問題点があった。
【0004】したがって、本考案は、足場資材を節減
し、構築作業を容易かつ安全に行うセルフクライミング
足場を提供することを目的とし、その際、躯体側に固設
するガイド金物を小型のものとしてその移設を容易に
し、また駆動ユニットを昇降部側に設けないようにして
昇降部の重量を小さくし駆動ユニットの出力が小さくて
済むセルフクライミング足場を提供することも本考案の
目的とするところである。さらに本考案は、ガイド金具
を設けた躯体の各フロアのどこでも足場の昇降駆動が可
能であり、また複数の足場の昇降駆動を1台の駆動ユニ
ットで兼用できるセルフクライミング足場を提供するこ
とも合せ本考案の目的とするとこである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本考案によれ
ば、躯体の各フロアにそれぞれガイドユニットを設け、
該ガイドユニットは、足場側のメインフレームを挟むよ
うに設けた一対のサイドプレートと、各サイドプレート
にそれぞれピニオンシャフトにより支持された一対のピ
ニオンと、ピニオンシャフトの1つに一体的に設けられ
ハンディタイプの駆動ユニットの駆動ピースが係合する
係合部を有していてピニオンの1つを駆動するためのカ
ップリングとからなり、また足場の前記ガイドユニット
側には一対のメインフレームが固設されていて、各メイ
ンフレームのそれぞれに前記ガイドユニット側のピニオ
ンが噛み合うラックが設けられているセルフクライミン
グ足場が提供される。
【0006】上記メインフレームは、足場の両側にそれ
ぞれ設けた一対の溝形鋼で構成し、ラックは該溝形鋼の
溝の躯体側の側面に固設するのが好ましい。
【0007】また、ハンディタイプの駆動ユニットは、
ハンディタイプモータと減速機とが一体とされたものと
するのが好ましい。
【0008】また、足場と躯体との間には、ロック装置
を設けるのが好ましい。
【0009】また、足場は、強風時対策として折り畳み
式に構成するのが好ましい。
【0010】
【作用】上記のように構成されたセルフクライミング足
場においては、躯体が立ち上って足場を上昇させる必要
が生じると、ハンディタイプモータの駆動ピースをピニ
オンシャフトの駆動手段係合部であるカップリングに係
合し、モータでピニオンを駆動してラックを介して足場
をクライミングさせる。さらに躯体が立ち上がれば、下
段のフロアのガイドユニットを新たに立ち上った躯体の
上段のフロアに移設し、そのガイドユニットを用いて足
場をさらにクライミングさせる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0012】図1において、縦長枠状の全体を符号1で
示すクライミング足場1は、強風対策のため図示しない
手段で折り畳み自在に構成されており、その躯体10側
の両側部には、それぞれ一対のメインフレーム4が固設
されている。
【0013】図2及び図3をも参照し、そのメインフレ
ーム4は、溝形鋼で形成され、一対のメインフレーム4
は、足場1の横梁2の端部に溝部5が外側方を向くよう
に、リベット3により固設されている。そして、溝部5
の躯体10側の側面には、ラック6が躯体10に背面を
向けて固設されている。なお、図中の符号7は足場面板
であり、また、足場1と躯体10との間には、足場1を
躯体10にロックする図示しないロック装置が設けられ
ている。
【0014】他方、躯体10の各フロア11には、それ
ぞれガイドユニット12が足場側に突設されている。こ
のユニット12のフロア11に固設されたベース13に
は、メインフレーム4、4を挟むように設けた一対のサ
イドプレート14a、14bが立設されている。その一
方のサイドプレート14aには、溝部5側に延びるピニ
オンシャフト15aが回転自在に突設され、このピニオ
ンシャフト15aには、ラック6に噛み合うピニオン1
6が固設されている。そして、ピニオンシャフト15a
の外方端部に一体的に設けたカップリング17には、係
合凹部17aが形成されている。また、他方のサイドプ
レート14bに固設されたピニオンシャフト15bに
は、ラック6に噛み合うピニオン16が回転自在に支持
されている。そして、係合凹部17aには、減速機21
を備えたハンディタイプモータ20のトルクチューブ2
2の先端に形成された駆動ピース23が係合されるよう
になっている。
【0015】次に作用について説明する。
【0016】躯体10がフロア11Aの上方に立ち上
り、図示の足場1では作業が不可能になった場合は、ガ
イドユニット12の係合凹部17aにハンディタイプモ
ータ20の駆動ピース23を係合して前記ロック装置の
ロックを解除し、モータ20を作動してピニオン16を
回転し、ラック6を介して足場1をクライミングさせ
る。そして、所定高さまでクライミングさせたら、ロッ
ク装置により足場1を躯体10にロックする。さらに躯
体10が立ち上がれば、下段のフロア11のガイドユニ
ット12を新たに立ち上がった躯体10の上段のフロア
11に移設し、そのガイドユニット12を用い前記の態
様に従い足場1をさらにクライミングさせる。
【0017】
【考案の効果】本考案は次の優れた効果を奏するもので
ある。
【0018】(1) 足場をセルフクライミングさせて
作業を行うことにより、足場資材を節減することがで
き、かつ足場構築の危険な作業を回避することができ
る。 (2) 躯体の各フロアに設置されるガイドユニットは
小型のものであるため容易に移設できる。 (3) 昇降される足場には駆動ユニット(モータと減
速機)は設けられておらず、したがって昇降される足場
の重量は小さくて済み、駆動ユニットの出力も小さくて
良い。 (4) ガイドユニットを設けた躯体の各フロアのどこ
でも駆動が可能である。 (5) 通常、複数の足場を使用するが、1台の駆動ユ
ニットで兼用でき、各足場毎に駆動ユニットを用意する
必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図。
【図2】図1の上面図。
【図3】ガイドユニットの詳細を示す上面図。
【符号の説明】
1・・・クライミング足場 2・・・横梁 3・・・リベット 4・・・メインフレーム 5・・・溝部 6・・・ラック 7・・・足場面板 10・・・躯体 11・・・フロア 12・・・ガイドユニット 13・・・ベース 14a、14b・・・サイドプレート 15a、15b・・・ピニオンシャフト 16・・・ピニオン 17・・・カップリング 17a・・・係合凹部 20・・・ハンディタイプモータ 21・・・減速機 22・・・トルクチュープ 23・・・駆動ピース
フロントページの続き (72)考案者 横山 満 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 神尾 正博 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 白井 俊輔 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−110365(JP,A) 特開 昭54−12122(JP,A) 実開 昭60−161680(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体の各フロアにそれぞれガイドユニッ
    トを設け、該ガイドユニットは、足場側のメインフレー
    ムを挟むように設けた一対のサイドプレートと、各サイ
    ドプレートにそれぞれピニオンシャフトにより支持され
    た一対のピニオンと、ピニオンシャフトの1つに一体的
    に設けられハンディタイプの駆動ユニットの駆動ピース
    が係合する係合部を有していてピニオンの1つを駆動す
    るためのカップリングとからなり、また足場の前記ガイ
    ドユニット側には一対のメインフレームが固設されてい
    て、各メインフレームのそれぞれに前記ガイドユニット
    側のピニオンが噛み合うラックが設けられていることを
    特徴とするセルフクライミング足場。
JP1993001610U 1993-01-26 1993-01-26 セルフクライミング足場 Expired - Lifetime JPH08430Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993001610U JPH08430Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 セルフクライミング足場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993001610U JPH08430Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 セルフクライミング足場

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0662096U JPH0662096U (ja) 1994-09-02
JPH08430Y2 true JPH08430Y2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=11506279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993001610U Expired - Lifetime JPH08430Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 セルフクライミング足場

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JP (1) JPH08430Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2729381C2 (de) * 1977-06-29 1982-11-25 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Aufzug zum Befahren von senkrechten oder nahezu senkrechten Wänden
JPS60161680U (ja) * 1984-04-06 1985-10-26 日立造船株式会社 鉛直面自動昇降装置
JPH0745778B2 (ja) * 1986-10-27 1995-05-17 清水建設株式会社 リフト用蓮台の昇降方法と装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0662096U (ja) 1994-09-02

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