JPH0843033A - 寸法測定用照明方法及び装置と寸法測定装置 - Google Patents

寸法測定用照明方法及び装置と寸法測定装置

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JPH0843033A
JPH0843033A JP18239094A JP18239094A JPH0843033A JP H0843033 A JPH0843033 A JP H0843033A JP 18239094 A JP18239094 A JP 18239094A JP 18239094 A JP18239094 A JP 18239094A JP H0843033 A JPH0843033 A JP H0843033A
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JP
Japan
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dimension
edge portion
illuminating
image
dimension measurement
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JP18239094A
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Yutaka Katsube
豊 勝部
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ASUTEMU ENG KK
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ASUTEMU ENG KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】Rやテーパのあるエッジ部分の寸法測定精度を
向上する。 【構成】Rのあるエッジ部分に斜め後方30°の方向から
照明光を照射してTVカメラにて撮影する。これによ
り、エッジ部分の端縁に近接した部分で反射する光がカ
メラの光軸と平行に入射されて高明度となるため、2値
化等の画像処理による端縁検出による寸法の測定精度が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物を撮影し、画像
処理して寸法測定を行う際に対象物を照明する技術及び
該照明された対象物を画像処理して寸法測定を行う技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子部品の基板に装着されるコ
ネクタにおいて、コネクタから突出する多数のピンを基
板上の半田をコーティングした面に接触させた後、半田
を溶解して電気接続する所謂面実装型のものがある。こ
の場合、列設された多数のピンの基板との接触面が同一
平面にあるように揃えないと、半田コーティング面から
浮き上がりを生じたりして良好な半田付けが行われず、
延いては電気接続機能が損なわれてしまうこととなる。
【0003】そこで、前記コネクタのピンを前方に向け
てTVカメラで撮影し、撮影された画像の明度を2値化
する等の画像処理を施してピンの半田コーティング面と
の接触面の基準面からの高さ寸法を測定し、各ピンの高
さ寸法が許容誤差範囲内にあるか否かを検査することが
行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような画像処理
で寸法測定を行う場合、ピンの画像領域と外側の領域と
の明度差をつけるべく、撮影時にピンに向けて照明され
るが、従来の照明は図4に示すようにTVカメラ11と同
じ前方側からコネクタ12のピン13に向けて照射されてい
る。
【0005】しかしながら、かかる方向からの照明を行
った場合、次のような問題が発生していた。即ち、コネ
クタ12のピン13は図5に示すように、先端部をカッター
14によって一方向から剪断され、この際、カッター14が
突き当たる側のピン13のエッジ部分13aにカッター14の
押し込みによってR (丸み) が付けられ、一方、前記エ
ッジ部分13aとは反対側のエッジ部分13bにはバリが形
成される。そして、ピン13は前記Rの付いた側のエッジ
部分が基板の半田コーティング面に接触するようにコネ
クタ本体に取り付けられる。バリのある側を半田コーテ
ィング面に接触させると、バリによってピンが半田コー
ティング面から浮き上がり半田付け性能が損なわれるか
らである。
【0006】ここで、前記したようにピンの前方から照
明を行うと、前記Rのついたエッジ部分はピン前面のR
の付き始める部分から半田コーティング面との接触面に
至る間の前方、即ちTVカメラ11方向への反射光が徐々
に減少することとなる。したがって、撮影された画像の
前記Rのついたエッジ部分は、図6に示すように、明か
ら暗に徐々に変化する。このため、ピン13の半田コーテ
ィング面との接触面位置を画像処理、例えば明度を2値
化して検出しようとしても、2値化用の基準レベルによ
りエッジ部分の高さ範囲内で誤差を生じることとなる。
また、微分処理により明度の変化で検出しようとする場
合も、明度変化が連続的であるため同様に誤差を発生し
てしまう。
【0007】本発明は、このような従来の寸法測定用の
照明の問題点に鑑みなされたもので、適切な方向から照
明を行うことにより寸法測定精度を向上できるようにし
た方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明に係る寸
法測定用照明方法又は装置は、対象物を撮影し、該撮影
された画像を画像処理して得られたデータに基づいて対
象物の寸法を計測する際に対象物を照明する方法又は装
置において、前記対象物の前方に位置する撮影手段に対
して、対象物の後方から対象物前面の寸法測定対象とな
るエッジ部分に向けて照明光を照射すること又は該照射
する照明手段を設けることを特徴とする。
【0009】また、前記照明光は前記エッジ部分に沿う
ように照射範囲を絞られるようにし、又は該絞りを行う
絞り手段を設けた構成としてもよい。また、寸法測定の
対象物としては、例えば、前記寸法測定対象となるエッ
ジ部分が対象物の先端をカッターで剪断される際にカッ
ターの突き当たり側にあって微小なRが形成されている
ようなものとすることができる。
【0010】また、本発明に係る寸法測定装置は、前記
のようにして照明された対象物の撮影画像を画像処理
し、前記照明されたエッジ部分の高明度領域と低明度領
域との明度差に基づいて該エッジの端縁を検出して寸法
測定を行うことを特徴とする。
【0011】
【作用】対象物の前方に位置する撮影手段に対して、後
方から対象物の測定対象となるエッジ部分に向けて照明
光を照射すると、該エッジ部分にR又はテーパがついて
いる場合、エッジ部分から反射して撮影手段の光軸方向
へ入射される部分は他の部分より明るく照射される。そ
の結果、寸法測定装置において、前記高明度領域と低明
度領域との明度差に基づいて2値化や微分等の画像処理
によって測定される寸法の精度が向上する。
【0012】また、照明光が前記エッジ部分に沿うよう
に照射範囲を絞ることにより、該照明光のエッジ部分か
らの反射光のみが撮影手段に入射されるので、良好な撮
影画像を得ることができる。また、対象物としては、前
記したようなコネクタのピン等カッターの剪断によりR
の付けられたエッジ部分の寸法測定等に対して特に有効
である。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。本発明の一実施例を示す図1において、電子部品を
搭載する基板に装着される面実装型のコネクタ1の多数
本列設されたピン2を下側にして前方に向け、該ピン2
の前端を正面から撮影すべくTVカメラ3が設置されて
いる。
【0014】そして、コネクタ1の下側後方に位置して
本発明に係る照明装置4が設置されている。照明装置4
はコネクタ1のピン2に向けて照明するように設置され
ると共に、前面にスリット5が装着され、該スリット5
で絞られた照明光が前記ピン2の前端下側エッジ部分を
照射するように設定されている。図2は、前記照明装置
4で照明されるピン2の下側エッジ部分を拡大して示し
たもので、本実施例では照明光の照射方向とピン2の軸
方向 (水平とする) とのなす角θを30°に設定する。ピ
ン2のエッジ部分に半径0.1 mmのRが形成されていると
した場合、照明光とエッジ部分の接点とRの中心Oとを
結ぶ方向と垂直方向とのなす角も30°となり、エッジ部
分を滑らかな反射面と仮定すると、中心Oとエッジ面と
のなす角が垂直方向に対して15°である部分に入射した
光が水平方向前方に反射して撮影手段の光軸と平行に入
射され、該入射光近傍が最も明るく撮影されることとな
る。
【0015】そこで、撮影画像に対して明度の2値化や
微分等の画像処理を行うと、前記エッジ部分の中心Oと
結ぶ線が垂直方向と15°をなす角度部分近傍が端縁とし
て検出されることとなる。ここで、該15°をなす角度部
分を端縁として検出したときの真の端縁との誤差を算出
すると、誤差δ=0.1 × (1− cos15°) ≒0.003 mmと
なり、1/100 mmの要求精度を十分満たしている。
【0016】なお、理論上は、照明光の照射方向をピン
の軸方向 (=TVカメラの光軸方向) と平行に近づける
ほど、水平方向に反射する点が真の端縁に近づけられる
のであるが、近づけすぎると今度は入射角が90°に近づ
きすぎて反射光量が不足して撮影画像の明度を十分に高
めることができなくなるので、予測されるRの半径等に
応じて適当な照射方向に設定すればよい。
【0017】そのため、エッジ部分のR半径が異なる種
々の対象物の寸法測定が行えるように、照射方向を可変
に調整できるようにしてもよい。したがって、例えば、
スリット5を図1に示すように照明装置4に対して回転
部材を介して装着する等によって回転位置を調整できる
ようにするとよい。また、エッジ部分のRは、本実施例
のようにカッターの剪断によって形成されるもの以外に
も、殆どの物品のエッジ部分は、微視的にみれば (1/10
0 mmレベル程度では) 微小Rをもっているので、これら
に対しても広く利用できるものである。
【0018】更に、本発明はRの他、テーパを有するエ
ッジ部分にも適用できる。例えば、図3のようにテーパ
面Tを有するエッジ部分の場合、該テーパ面の前方から
照明光を照射すると撮影画像のテーパ面部分は中間的な
明度になってやはり画像処理による端縁検出に誤差を生
じる可能性がある。そこで、本実施例では、該テーパ面
に対して斜め後方から照明光を照射することにより、水
平方向前方に反射させることができ、テーパ面部分を高
明度に撮影することができるので、Rを有する場合と同
様寸法測定精度を高めることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、後方からエッジ部分に照射され撮影手段の光軸方向
に入射される部分が他の部分より明るく撮影されるの
で、画像処理によって測定される寸法の精度が向上す
る。また、照明光が前記エッジ部分に沿うように照射範
囲を絞ることにより、該照明光のエッジ部分からの反射
光のみが撮影手段に入射されるので、良好な撮影画像を
得ることができる。
【0020】また、対象物としては、前記したようなコ
ネクタのピン等カッターの剪断によりRの付けられたエ
ッジ部分の寸法測定等に対して特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示す図。
【図2】図1の一部拡大図。
【図3】本発明の別の実施例の概略を示す図。
【図4】従来の寸法測定時の照明方法を示す図。
【図5】ピンのエッジ部分形成時の様子を示す図。
【図6】従来のピンの撮影画像の明度変化を示す図。
【符号の説明】
2 ピン 3 TVカメラ 4 照明装置 5 スリット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物を撮影し、該撮影された画像を画像
    処理して得られたデータに基づいて対象物の寸法を計測
    する際に対象物を照明する方法において、 前記対象物の前方に位置する撮影手段に対して、対象物
    の後方から対象物前面の寸法測定対象となるエッジ部分
    に向けて照明光を照射することを特徴とする寸法測定用
    照明方法。
  2. 【請求項2】前記照明光は前記エッジ部分に沿うように
    照射範囲を絞られることを特徴とする請求項1に記載の
    寸法測定用照明方法。
  3. 【請求項3】前記寸法測定対象となるエッジ部分が対象
    物の先端をカッターで剪断される際にカッターの突き当
    たり側にあって微小なRが形成されていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の寸法測定用照明方
    法。
  4. 【請求項4】対象物を撮影し、該撮影された画像を画像
    処理して得られたデータに基づいて対象物の寸法を計測
    する際に対象物を照明する装置において、 前記対象物の前方に位置する撮影手段に対して、対象物
    の斜め後方から対象物前面の寸法測定対象となるエッジ
    部分に向けて照明光を照射する照明手段を設けたことを
    特徴とする寸法測定用照明装置。
  5. 【請求項5】前記照明光の照射範囲を前記エッジ部分に
    沿うように絞る絞り手段を設けたことを特徴とする請求
    項4に記載の寸法測定用照明装置。
  6. 【請求項6】前記寸法測定対象となるエッジ部分が対象
    物の先端をカッターで剪断される際にカッターの突き当
    たり側にあって微小なRが形成されていることを特徴と
    する請求項4又は請求項5に記載の寸法測定用照明装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1〜請求項3のいずれか1つに係る
    寸法測定用照明方法又は請求項4〜請求項6のいずれか
    1つに係る寸法測定用照明装置によって照明された対象
    物の撮影画像を画像処理し、前記照明されたエッジ部分
    の高明度領域と低明度領域との明度差に基づいて該エッ
    ジの端縁を検出して寸法測定を行うことを特徴とする寸
    法測定装置。
JP18239094A 1994-08-03 1994-08-03 寸法測定用照明方法及び装置と寸法測定装置 Pending JPH0843033A (ja)

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Effective date: 20040217

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