JPH0842455A - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

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JPH0842455A
JPH0842455A JP17955395A JP17955395A JPH0842455A JP H0842455 A JPH0842455 A JP H0842455A JP 17955395 A JP17955395 A JP 17955395A JP 17955395 A JP17955395 A JP 17955395A JP H0842455 A JPH0842455 A JP H0842455A
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JP
Japan
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suction
cylinder head
chamber
air
discharge
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JP17955395A
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Michio Nitta
道夫 新田
Hiroshi Mihashi
博 三橋
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダヘッド内の吸込室からシリンダ内に
吸込まれる空気の温度上昇を抑制する。 【構成】 ピストン12が往復動するシリンダ13の上
部に弁座板14を介してシリンダヘッド18を載置した
空気圧縮機において、シリンダヘッド18に設ける吸込
室15及び吐出室16を冷却溝26により分離した周壁
25,17にて形成し、吐出室16から吸込室15への
熱伝達を冷却溝26内の空気層により阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストンの往復動によ
り空気を圧縮する往復型の空気圧縮機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気圧縮機は、図4に示
すように、ピストン9を摺動自在に内装したシリンダ1
の上に吸込ポート8及び吐出ポート10を有する弁座板
2を載置し、この弁座板2の上に、吸込ポート8に通じ
る吸込室5と吐出ポート10に通じる吐出室4とを有す
るシリンダヘッド3を載置し、弁座板2にはさらに、吸
込ポート8を開閉する吸込弁8aと吐出ポート10を開
閉する吐出弁10aとを設けた構造となっている。かゝ
る空気圧縮機においては、ピストン9の下動に応じて吸
込弁8aが開き、シリンダヘッド3の吸気口7から吸込
室5及び吸込ポート8を経てシリンダ1内に空気が吸込
まれ、一方、この空気はピストン9の上動に応じて圧縮
され、吐出弁10aを開いて吐出ポート10から吐出室
4へ流入し、さらにシリンダヘッド3の排気口11から
負荷へと供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の空気圧縮機によれば、シリンダヘッド2内の吸込室
5と吐出室4とは、単に隔壁6により分離されているだ
けであるため、圧縮行程で加熱された空気(圧縮空気)
の熱が前記隔壁6を通して吸込室5内の空気に直接的に
熱伝達され、この結果、吸込室5内への吸込み空気が加
熱されて膨張し、圧縮効率を低下させてしまうという問
題があった。また、このように吸込み空気の温度が高く
なると、圧縮空気もより高熱となり、この結果、シリン
ダ内の潤滑油の劣化が進んで、その炭化物等の残滓が吸
込弁8aや吐出弁10aに付着し、これら弁やピストン
の円滑な作動を阻害するという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、ピストンが往復動する
シリンダの上部に吸込ポート及び吐出ポートを有する弁
座板を設け、該弁座板上に、前記吸気ポートに通じる吸
込室と前記吐出ポートに通じる吐出室とを有するシリン
ダヘッドを設けてなる空気圧縮機において、前記シリン
ダヘッドを単一の部材から形成すると共に、前記吸込室
と吐出室とを冷却溝により分離した周壁にて形成したこ
とを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記のように構成した空気圧縮機においては、
シリンダヘッド内の吸込室と吐出室とを冷却溝により分
離した周壁にて形成したので、冷却溝内の空気層が吐出
室から吸込室への熱の伝達を阻止し、吸込室内の吸込み
空気の加熱が抑制される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基いて説
明する。
【0007】図1乃至図3において、ピストン12を摺
動自在に内装したシリンダ13の上には吸込ポート28
及び吐出ポート(図示せず)を有する弁座板14が載置
され、この弁座板14の上には、前記吸込ポート28に
通じる吸込室15と前記吐出ポートに通じる吐出室16
とを有するシリンダヘッド18が載置され、弁座板14
にはさらに、吸込ポート28を開閉する吸込弁29と吐
出ポートを開閉する吐出弁31とが設けられている。シ
リンダヘッド18は、単一の部材(鋳造品)からなり、
シリンダ13に対して弁座板14と共にボルト19,2
0,21,22により締め付け固定されている。
【0008】シリンダヘッド18の吸込室15は、図1
に良く示されるように、平面的に見てほゞ三角形をなす
周壁25によりシリンダヘッド18の上面の片側中央に
寄せて形成され、一方、吐出室16は、前記吸込室15
を形成する周壁25を囲みかつシリンダヘッド18の上
面全体に拡がりをもつ周壁17により形成されている。
これら周壁25と周壁17との間には、深く切れ込んだ
ほゞV字形をなす冷却溝26が形成されており、これに
より吸込室15側の周壁25の両側外壁面26a,26
bと吐出室16側の周壁17の外壁面26cとは、冷却
溝26内の空気層を介して対面するようになる(図
1)。
【0009】吸込室15に通じる吸気口24は、前記弁
座板14と直交するシリンダヘッド18の壁面に設けら
れている。こゝで、吸込室15を形成する周壁25の内
周壁の上面は、吸気口24から吸込ポート28に向かう
につれて弁座板14に近づくように傾斜させられてい
る。なお、吐出室16に通じる排気口32は、前記吸気
口24とは反対側となるシリンダヘッド18の壁面に設
けられている。また、弁座板14は、シリンダヘッド1
8を上方から挿通させたボルト27を用いて該シリンダ
ヘッドに仮止めされるようになっている。
【0010】上記のように構成した空気圧縮機において
は、ピストン12の下動に応じて吸気口24から吸込室
15内に吸込まれた外部の冷たい空気は、吸込弁29を
開いて吸込ポート28からシリンダ13内に流入し、ピ
ストン12の上動により圧縮される。そして、この圧縮
された空気は、図示を略す吐出ポートから吐出室16内
に流入し、吐出室16を形成する周壁17の内面に衝突
または接触しながら排気口32から負荷側へ供給され
る。しかしてこの際、ピストン12による圧縮空気は熱
をもち、この熱により吐出室16を形成する周壁17が
次第に加熱される。
【0011】しかしながら、該周壁17と吸込室15を
形成する周壁25とは、上記したように冷却溝26を介
して隔離されているので、冷却溝26内の空気層が吐出
室16から吸込室15への熱の伝達を阻止し、これによ
り吸込室15内の吸込み空気の加熱が抑制され、吸気温
度の上昇に起因する圧縮効率の低下が防止される。しか
も、シリンダ13内への吸気の加熱が抑制されることに
より、圧縮空気の温度上昇も可及的に抑制され、したが
ってシリンダ13内の潤滑油の劣化も抑制される。さら
に、吐出室16を形成する周壁17はシリンダヘッド1
8の上面に大きく拡がっているので、吐出室16の放熱
性がきわめて良好となり、圧縮空気の温度上昇はより一
層抑えられる。
【0012】また本実施例では、吸込室15をシリンダ
ヘッド18の狭い領域に限定的に形成し、かつ吸込室1
5側の周壁25の内周壁の上面を吸気口24から吸込ポ
ート28に向かって傾斜させるようにしているので、吸
気口24から吸込まれた空気は吸込室15内で澱みを生
じることなくスムーズに吸込ポート28に流れ、吸込室
15内における空気の加熱はより一層抑制される。
【0013】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝる空気圧縮機によれば、シリンダヘッド内の吸込室
と吐出室とを冷却溝により分離した周壁にて形成したの
で、冷却溝内の空気層が吐出室から吸込室内への熱の伝
達を阻止し、吸込室内の空気の加熱が抑制されて、吸気
温度の上昇に起因する圧縮効率の低下が防止される。ま
た、吸気の加熱が抑制されることから、圧縮空気の温度
上昇も可及的に抑制され、潤滑油の劣化が抑えられて弁
類やピストンの作動も長期にわたって円滑となる。さら
に、シリンダヘッドは単一の部材から形成されているの
で、組付け、分解が複雑になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる空気圧縮機を構成するシリンダ
ヘッドを一部開放して示す平面図である。
【図2】図1のA−A矢視線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B矢視線に沿う断面図である。
【図4】従来の空気圧縮機の要部を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
13 シリンダ 14 弁座板 15 吸込室 16 吐出室 17 周壁 18 シリンダヘッド 24 吸気口 25 周壁 26 冷却溝 28 吸込ポート 32 排気口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンが往復動するシリンダの上部に
    吸込ポート及び吐出ポートを有する弁座板を設け、該弁
    座板上に、前記吸込ポートに通じる吸込室と前記吐出ポ
    ートに通じる吐出室とを有するシリンダヘッドを設けて
    なる空気圧縮機において、前記シリンダヘッドを単一の
    部材から形成すると共に、前記吸込室と吐出室とを冷却
    溝により分離した周壁にて形成したことを特徴とする空
    気圧縮機。
JP7179553A 1995-06-22 1995-06-22 空気圧縮機 Expired - Lifetime JP2688809B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1294359C (zh) * 2002-12-02 2007-01-10 三电有限公司 可控制气缸盖中的传热的压缩机
JP2020133431A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 アネスト岩田株式会社 往復動式流体機械

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236966U (ja) * 1975-09-08 1977-03-16
JPS55161072U (ja) * 1979-05-09 1980-11-19

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