JPH08423Y2 - 化粧枠押え治具 - Google Patents
化粧枠押え治具Info
- Publication number
- JPH08423Y2 JPH08423Y2 JP9123192U JP9123192U JPH08423Y2 JP H08423 Y2 JPH08423 Y2 JP H08423Y2 JP 9123192 U JP9123192 U JP 9123192U JP 9123192 U JP9123192 U JP 9123192U JP H08423 Y2 JPH08423 Y2 JP H08423Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative frame
- base
- piece
- wing
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、化粧枠を化粧枠下地に
見映えよく取付けうる化粧枠押え治具に関する。
見映えよく取付けうる化粧枠押え治具に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば図３に示すように、階上廊下、バ
ルコニー、階段等の袖壁、手すりの他、出入口などの開
口部に面する壁体などを形成する化粧枠下地ａの上面に
は、接着剤を用いて笠木、化粧開口枠などの化粧枠ｂが
取付けられる。
ルコニー、階段等の袖壁、手すりの他、出入口などの開
口部に面する壁体などを形成する化粧枠下地ａの上面に
は、接着剤を用いて笠木、化粧開口枠などの化粧枠ｂが
取付けられる。
【０００３】又前記接着剤が固化するまでの仮止め用と
して、従来、頭部が丸みを帯びたいわゆるフィニシング
釘ｃが化粧枠ｂ上面から化粧枠下地ａに打入されてい
た。
して、従来、頭部が丸みを帯びたいわゆるフィニシング
釘ｃが化粧枠ｂ上面から化粧枠下地ａに打入されてい
た。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらフィニシ
ング釘ｃを用いて化粧枠ｂを仮止めする従来のものにあ
っては、フィニシング釘ｃの頭部が丸みを帯びているた
めその釘頭を幾分かは隠すことができるものの、ややも
すると化粧枠ｂに傷が付くことがある他、化粧枠ｂに釘
頭が残り、見映えを低下させがちであった。
ング釘ｃを用いて化粧枠ｂを仮止めする従来のものにあ
っては、フィニシング釘ｃの頭部が丸みを帯びているた
めその釘頭を幾分かは隠すことができるものの、ややも
すると化粧枠ｂに傷が付くことがある他、化粧枠ｂに釘
頭が残り、見映えを低下させがちであった。
【０００５】本考案は、化粧枠の上面を押圧するネジ具
と、上広がりの楔状の弾性片とを具えることを基本とし
て、化粧枠を釘を用いることなく化粧枠下地に仮止めで
き、見映えを高めうる化粧枠押え治具の提供を目的とし
ている。
と、上広がりの楔状の弾性片とを具えることを基本とし
て、化粧枠を釘を用いることなく化粧枠下地に仮止めで
き、見映えを高めうる化粧枠押え治具の提供を目的とし
ている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本考案の化粧枠押え治具は、化粧枠下地の上面に接着
剤を介して配される化粧枠の上面を押圧するネジ具を螺
着する基片と、この基片に伸縮可能に取付きかつ両端で
前記化粧枠下地の両面に向かって折曲がる一対の翼片と
を具え、かつ翼片の先端に、この翼片の上向き移動によ
りこの翼片を化粧枠下地の面に押付ける上広がりの楔状
の弾性片を設けている。
に本考案の化粧枠押え治具は、化粧枠下地の上面に接着
剤を介して配される化粧枠の上面を押圧するネジ具を螺
着する基片と、この基片に伸縮可能に取付きかつ両端で
前記化粧枠下地の両面に向かって折曲がる一対の翼片と
を具え、かつ翼片の先端に、この翼片の上向き移動によ
りこの翼片を化粧枠下地の面に押付ける上広がりの楔状
の弾性片を設けている。
【０００７】
【作用】このように化粧枠押え治具は、化粧枠の上面を
押圧するネジ具を螺着する基片と、この基片に取付く一
対の翼片とを具えるとともに、翼片の先端に、該翼片を
化粧枠下地の面に押付ける上広がりの楔状の弾性片を設
けている。このようにネジ具を締め付けることによって
上向きに移動する翼片が弾性片により化粧枠下地の両面
に固定される結果、ネジ具が化粧枠上面を押圧でき、化
粧枠を化粧枠下地に釘などを用いずに仮止めしうる。従
って、化粧枠に傷を付けたり、釘頭を残したりすること
がなく、見映えを高めうるとともに、化粧枠押え治具の
翼片は化粧枠下地に弾性片を用いて固定されるため、該
化粧枠下地にも傷を付けることがなく、仕上がりの際の
美的外観を一層向上しうる。
押圧するネジ具を螺着する基片と、この基片に取付く一
対の翼片とを具えるとともに、翼片の先端に、該翼片を
化粧枠下地の面に押付ける上広がりの楔状の弾性片を設
けている。このようにネジ具を締め付けることによって
上向きに移動する翼片が弾性片により化粧枠下地の両面
に固定される結果、ネジ具が化粧枠上面を押圧でき、化
粧枠を化粧枠下地に釘などを用いずに仮止めしうる。従
って、化粧枠に傷を付けたり、釘頭を残したりすること
がなく、見映えを高めうるとともに、化粧枠押え治具の
翼片は化粧枠下地に弾性片を用いて固定されるため、該
化粧枠下地にも傷を付けることがなく、仕上がりの際の
美的外観を一層向上しうる。
【０００８】又化粧枠押え治具はネジ具の締め付けによ
りワンタッチで化粧枠下地に取付けでき、使い勝手を向
上しうる。
りワンタッチで化粧枠下地に取付けでき、使い勝手を向
上しうる。
【０００９】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。図１、図２において本考案の化粧枠押え治具１は、
化粧枠下地Ａの上面に接着剤を介して配される化粧枠Ｂ
の上面を押圧するネジ具２を螺着する基片３と、この基
片３に伸縮可能に取付きかつ両端で前記化粧枠下地Ａの
両面Ｆ、Ｆに向かって折曲がる一対の翼片４、４とを具
え、かつ翼片４の先端に、この翼片４の上向き移動によ
りこの翼片４を化粧枠下地Ａの面Ｆに押付ける上広がり
の楔状の弾性片５を設けている。
る。図１、図２において本考案の化粧枠押え治具１は、
化粧枠下地Ａの上面に接着剤を介して配される化粧枠Ｂ
の上面を押圧するネジ具２を螺着する基片３と、この基
片３に伸縮可能に取付きかつ両端で前記化粧枠下地Ａの
両面Ｆ、Ｆに向かって折曲がる一対の翼片４、４とを具
え、かつ翼片４の先端に、この翼片４の上向き移動によ
りこの翼片４を化粧枠下地Ａの面Ｆに押付ける上広がり
の楔状の弾性片５を設けている。
【００１０】前記化粧枠下地Ａは、階段の手すり、階上
廊下、バルコニーなどの袖壁、あるいは家屋の出入口を
形成する開口部に面する壁体などを含み、その上面、あ
るいは側面には笠木、化粧開口枠などの化粧枠Ｂが接着
剤を用いて固定される。
廊下、バルコニーなどの袖壁、あるいは家屋の出入口を
形成する開口部に面する壁体などを含み、その上面、あ
るいは側面には笠木、化粧開口枠などの化粧枠Ｂが接着
剤を用いて固定される。
【００１１】本考案に係る化粧枠押え治具１は、接着剤
が固化するまでの化粧枠Ｂの仮止め用の治具であって、
基片３と一対の翼片４、４とを具える。
が固化するまでの化粧枠Ｂの仮止め用の治具であって、
基片３と一対の翼片４、４とを具える。
【００１２】基片３は、横長矩形の基部１０の両側縁か
ら小高さの立部１１、１１を立上げるとともに、基部１
０の略中央と両端近傍とにはネジ穴１０ａ…が刻設され
ている。
ら小高さの立部１１、１１を立上げるとともに、基部１
０の略中央と両端近傍とにはネジ穴１０ａ…が刻設され
ている。
【００１３】又前記ネジ具２は、前記基部１０の略中央
に設けられたネジ穴に螺着するネジ軸１２と、このネジ
軸１２の下端にプレート１３を介して取付く直方体状の
ゴムなどからなる弾性材１４とを有するとともに、ネジ
軸１２の上端にはつまみ１５が設けられている。なお前
記弾性材１４の下部には小体積の空洞部１４Ａが設けら
れる。
に設けられたネジ穴に螺着するネジ軸１２と、このネジ
軸１２の下端にプレート１３を介して取付く直方体状の
ゴムなどからなる弾性材１４とを有するとともに、ネジ
軸１２の上端にはつまみ１５が設けられている。なお前
記弾性材１４の下部には小体積の空洞部１４Ａが設けら
れる。
【００１４】前記翼片４は、前記基部１０上を摺動しか
つ摺動方向にのびる長孔１６を通り基部１０の端部近傍
に設けられた前記ネジ穴１０ａに螺着するビス１７によ
り摺動可能に基部１０に取付く矩形の摺動部１９と、こ
の摺動部１９の端部から下方に垂下する垂下部２０と、
この垂下部２０の下端から前記摺動部１９と向き合う方
向にのびる突部２１とからなるとともに、該突部２１の
先端は、上向きかつＵ字状に折曲げられることによりＵ
字部２１Ａを形成している。
つ摺動方向にのびる長孔１６を通り基部１０の端部近傍
に設けられた前記ネジ穴１０ａに螺着するビス１７によ
り摺動可能に基部１０に取付く矩形の摺動部１９と、こ
の摺動部１９の端部から下方に垂下する垂下部２０と、
この垂下部２０の下端から前記摺動部１９と向き合う方
向にのびる突部２１とからなるとともに、該突部２１の
先端は、上向きかつＵ字状に折曲げられることによりＵ
字部２１Ａを形成している。
【００１５】従って、翼片４は、前記摺動部１９により
基片３に該基片３の長手方向に伸縮可能に取付くととも
に、基片３の両端で前記垂下部２０、突部２１が配され
ることにより前記化粧枠下地Ａの面Ｆに向かって折曲が
る。
基片３に該基片３の長手方向に伸縮可能に取付くととも
に、基片３の両端で前記垂下部２０、突部２１が配され
ることにより前記化粧枠下地Ａの面Ｆに向かって折曲が
る。
【００１６】又翼片４の前記突部２１先端には、弾性片
５が設けられる。弾性片５は、ゴムなどから成形される
とともに、突部２１の下面に鋲着された取付片２３と一
体に形成され、突部２１の先端で上向きに立上がり、か
つその断面形状を上広がりの楔状としている。なお一対
の翼片４、４先端に取付けた弾性片５、５の向き合う面
５Ａは、波形状に成形される。
５が設けられる。弾性片５は、ゴムなどから成形される
とともに、突部２１の下面に鋲着された取付片２３と一
体に形成され、突部２１の先端で上向きに立上がり、か
つその断面形状を上広がりの楔状としている。なお一対
の翼片４、４先端に取付けた弾性片５、５の向き合う面
５Ａは、波形状に成形される。
【００１７】然して、前記ネジ具２の前記弾性材１４を
化粧枠Ｂ上面に当接し、前記弾性片５、５の面５Ａ、５
Ａが化粧枠下地Ａの両面Ｆ、Ｆに当接するまで前記摺動
片１９、１９を長孔１６、１６に沿って摺動させ、然る
後、前記ビス１７を本締めすることにより一対の翼片
４、４を基片３に固定する。
化粧枠Ｂ上面に当接し、前記弾性片５、５の面５Ａ、５
Ａが化粧枠下地Ａの両面Ｆ、Ｆに当接するまで前記摺動
片１９、１９を長孔１６、１６に沿って摺動させ、然る
後、前記ビス１７を本締めすることにより一対の翼片
４、４を基片３に固定する。
【００１８】さらにネジ具２を締め込むことにより、前
記翼片４、４の突部２１、２１が上向きに移動し、その
結果、弾性片５、５が上広がりの楔状をなすため、前記
Ｕ字部２１Ａ、２１Ａにより該弾性片５、５を化粧枠下
地Ａの両面Ｆ、Ｆに押付けることが出来る。又ネジ具２
の前記弾性材１４は、化粧枠Ｂの上面を押圧する。
記翼片４、４の突部２１、２１が上向きに移動し、その
結果、弾性片５、５が上広がりの楔状をなすため、前記
Ｕ字部２１Ａ、２１Ａにより該弾性片５、５を化粧枠下
地Ａの両面Ｆ、Ｆに押付けることが出来る。又ネジ具２
の前記弾性材１４は、化粧枠Ｂの上面を押圧する。
【００１９】従って、化粧枠押え治具１の一対の翼片
４、４の先端、即ち前記突部２１、２１の先端は弾性片
５、５により化粧枠下地Ａの両面Ｆ、Ｆに固定され、こ
れにより化粧枠Ｂを化粧枠下地Ａに仮止めする。
４、４の先端、即ち前記突部２１、２１の先端は弾性片
５、５により化粧枠下地Ａの両面Ｆ、Ｆに固定され、こ
れにより化粧枠Ｂを化粧枠下地Ａに仮止めする。
【００２０】このように化粧枠押え治具１は、釘などを
用いずにワンタッチで化粧枠下地Ａに取付けでき、使い
勝手を向上しうるとともに、化粧枠Ｂ、化粧枠下地Ａへ
の釘による傷の付着、あるいは釘頭の残留を防止でき、
見映えを高めうる。
用いずにワンタッチで化粧枠下地Ａに取付けでき、使い
勝手を向上しうるとともに、化粧枠Ｂ、化粧枠下地Ａへ
の釘による傷の付着、あるいは釘頭の残留を防止でき、
見映えを高めうる。
【００２１】
【考案の効果】叙上の如く本考案の化粧枠押え治具は、
化粧枠の上面を押圧するネジ具を螺着する基片と、この
基片に伸縮可能に取付く一対の翼片とを具え、かつ該翼
片の先端に、上向き移動によりこの翼片を化粧枠下地の
両面に押付ける弾性片を設けたため、ネジ具の締め付け
によりワンタッチで化粧枠押え治具を化粧枠下地に化粧
枠上面を押圧しつつ取付けでき、使い勝手を向上しうる
とともに、釘などを用いないため、化粧枠、あるいは化
粧枠下地に傷が付いたり、釘頭が残ることがなく、仕上
がりの際の見映えを高めうる。
化粧枠の上面を押圧するネジ具を螺着する基片と、この
基片に伸縮可能に取付く一対の翼片とを具え、かつ該翼
片の先端に、上向き移動によりこの翼片を化粧枠下地の
両面に押付ける弾性片を設けたため、ネジ具の締め付け
によりワンタッチで化粧枠押え治具を化粧枠下地に化粧
枠上面を押圧しつつ取付けでき、使い勝手を向上しうる
とともに、釘などを用いないため、化粧枠、あるいは化
粧枠下地に傷が付いたり、釘頭が残ることがなく、仕上
がりの際の見映えを高めうる。
【図１】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図２】その分解斜視図である。
【図３】従来の技術を説明する部分斜視図である。
２ ネジ具 ３ 基片 ４ 翼片 ５ 弾性片 Ａ 化粧枠下地 Ｂ 化粧枠 Ｆ 化粧枠下地の面
Claims (1)
- 【請求項１】化粧枠下地の上面に接着剤を介して配され
る化粧枠の上面を押圧するネジ具を螺着する基片と、こ
の基片に伸縮可能に取付きかつ両端で前記化粧枠下地の
両面に向かって折曲がる一対の翼片とを具え、かつ翼片
の先端に、この翼片の上向き移動によりこの翼片を化粧
枠下地の面に押付ける上広がりの楔状の弾性片を設けて
なる化粧枠押え治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9123192U JPH08423Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 化粧枠押え治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9123192U JPH08423Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 化粧枠押え治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0674739U JPH0674739U (ja) | 1994-10-21 |
| JPH08423Y2 true JPH08423Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=14020653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9123192U Expired - Lifetime JPH08423Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 化粧枠押え治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08423Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102625943B1 (ko) * | 2023-03-24 | 2024-01-17 | 와이에이치 주식회사 | 지주 고정용 기초틀 |
| KR102625942B1 (ko) * | 2023-03-24 | 2024-01-17 | 와이에이치 주식회사 | 지주 고정용 쐐기 |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP9123192U patent/JPH08423Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0674739U (ja) | 1994-10-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960702 |