JPH0841917A - 含浸体によるマンホール築造工法 - Google Patents
含浸体によるマンホール築造工法Info
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- JPH0841917A JPH0841917A JP6181540A JP18154094A JPH0841917A JP H0841917 A JPH0841917 A JP H0841917A JP 6181540 A JP6181540 A JP 6181540A JP 18154094 A JP18154094 A JP 18154094A JP H0841917 A JPH0841917 A JP H0841917A
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Abstract
場合に、接着樹脂がマンホールの内壁及び外壁に垂れ流
れないようにする含浸体によるマンホール築造工法を提
供することを目的とする。 【構成】 含浸体35を、縦断面を略四角形状に形成
し、該含浸体35の両側面上部にシート状の遮液部材3
6を固着して該両側面全域を覆うようにし、接着樹脂が
含浸されている前記含浸体35を押しつぶす際に、樹脂
の滲み出し力により前記遮液部材36が外方向に広がっ
て樹脂が凹部32内から合わせ面に流出し、その後遮液
部材36により凹部32内に滞留する樹脂の流動を規制
するように構成する。
Description
ル築造工法に関し、特に傾斜等による接着樹脂の垂れ流
れを防止するマンホール築造工法に関する。
上には、その管路の維持管理のためにマンホールが不可
欠であり、下水道施設用のマンホールには一般にコンク
リート製のものが多用されている。
において、複数のコンクリートブロックを下から順に積
み上げ、調整リング等で路面に対して高さ調整されて築
造されている。また、コンクリートブロック同士の接合
方法として、図2(a)に示すように、該コンクリート
ブロック3の合わせ面の上面31に凹部32を、また下
面33に凸部34を該合わせ面の中央付近に環状に形成
し、前記凹部32内にエポキシ樹脂等の接着樹脂を含浸
させた含浸体35を配設し、凹部と凸部との嵌合で前記
含浸体35を押しつぶしてコンクリートブロック3同士
を樹脂接着する。その際、図2(b)に示すように、接
着樹脂は押しつぶしにより凹部32内からコンクリート
ブロック3の内外周方向へ滲み出し、合わせ面全域に均
等に流出して、コンクリートブロック3同士は強固に接
着される。
ンホールを築造する場合等で、コンクリートブロックを
傾けた状態で積み上げてマンホールを築造することがあ
る。この場合、含浸体の押しつぶしによって一旦は凹部
内からコンクリートブロックの内外周方向(傾斜上部方
向、傾斜下部方向)へ滲み出した樹脂は、傾斜下部方向
へ流動する。そのため、傾斜上部方向へ滲み出した樹脂
も再び含浸体を通過して傾斜下部方向へ流れ出てしま
い、その結果、合わせ面から樹脂がマンホールの内壁及
び外壁に垂れ流れてしまう。さらには、傾斜上部方向の
合わせ面には接着樹脂が行き渡らないため、コンクリー
トブロック同士の接合強度が低下してしまう問題点が派
生する。
されたものであり、コンクリートブロック同士を傾けて
接合する場合に、接着樹脂がマンホールの内壁及び外壁
に垂れ流れないようにする含浸体によるマンホール築造
工法を提供することを目的とする。
に、本発明は、合わせ面の上面に凹部、下面に凸部が環
状に形成される複数のコンクリートブロックを、前記凹
部内に接着樹脂が含浸されている含浸体を配設して該含
浸体を凸部で押しつぶすことで接着樹脂を合わせ面に流
出させて、互いに含浸接合して構成されるマンホール築
造工法において、前記含浸体は、縦断面を略四角形状に
形成し、含浸体の両側面上部にシート状の遮液部材を固
着して該両側面全域を覆うように構成してなり、接着樹
脂が含浸されている前記含浸体を押しつぶす際に、樹脂
の滲み出し力により前記遮液部材が外方向に広がって樹
脂が凹部内から合わせ面に流出し、その後遮液部材によ
り凹部内に滞留する樹脂の流動を規制したことを特徴と
するものである。
樹脂はコンクリートブロックの凹部から内外周方向へ滲
み出し、その滲み出し力により該含浸体の両側面に設け
られている遮液部材が外方向に広がる。そして滲み出し
が完了すると前記遮液部材の自由側の端部は凹部の内壁
に当接する状態になり、遮液部材の内外間の樹脂の通過
が遮断される。そのため、該遮液部材により凹部内に滞
留する樹脂の流動が規制されるため、含浸体より滲み出
た樹脂が含浸体を通過して反対方向に流れ出ることが防
止されるようになる。
明する。図1は道路下に築造されるマンホールの概略図
で、該マンホール1は、底部に底板2と、該底板2に積
み上げられるコンクリートブロック3と、図示しないが
路面との高さ調整を行うための調整リングと、マンホー
ル上段に配設される斜壁ブロック4とで構成されてい
る。また、最下段のコンクリートブロック3には下水管
路等と接続される流入管および流出管が設けられてい
る。
のコンクリート遠心力成型法またはロール転圧成型法等
により十分に締め固めることで高強度、高水蜜性に成型
され、また図2(a)に示すように、該コンクリートブ
ロック3の上面31中央付近には凹部32が、下面33
中央付近には凸部34がそれぞれ環状に形成され、合わ
せ面において凹部と凸部とが嵌合することでコンクリー
トブロック3同士はずれることなく接合される。また、
コンクリートブロック3同士の接着方法として、エポキ
シ樹脂等の接着樹脂が含浸されている含浸体35を前記
凹部32内の全周に亘って配設し、該含浸体35を凹部
と凸部との嵌合で押しつぶすことで接着樹脂を合わせ面
に流出させて接着する。
うに、ウレタンスポンジをその材質とし、縦断面が略四
角形状に形成されている。また含浸体35の両側面に
は、接着樹脂が通過しないフィルム等の遮液部材36が
該両側面全域を覆うように設けられており、該遮液部材
36の上部のみを含浸体35の上部に固着することで一
体になっている。換言すると、遮液部材36の上端は固
定され、下端は自由になっており、左右外側に羽根のよ
うに広がることができるようになっている。
る。図4に示すものは、傾斜地にマンホールを築造する
場合等で、コンクリートブロック3が傾いた状態で接合
されるものを示している。図4(a)に示すように、コ
ンクリートブロック3の凹部32内に遮液部材36を備
えて接着樹脂を含浸させた含浸体35を環状の全周に亘
って配設する。そしてコンクリートブロック3同士を凹
部32に凸部34を嵌合させることで接合する。
5の押しつぶしにより接着樹脂はコンクリートブロック
の凹部32から内外周方向(図面上では左右)へ滲み出
し、その滲み出し力により該含浸体35の両側面に設け
られている遮液部材36が外方向(左右方向)に広が
る。この際、コンクリートブロック3は傾いた状態にあ
るが、含浸体35の押しつぶしによって、接着樹脂は傾
斜上部方向(図面上で左方向)と傾斜下部方向(図面上
で右方向)とに滲み出る。
液部材36の自由側の端部は凹部32の内壁に当接する
状態になり、遮液部材36の内外間の樹脂の通過が遮断
される。そのため凹部32内において接着樹脂は傾斜上
部方向から傾斜下部方向への流動が規制されるようにな
り、一旦含浸体35より傾斜上部方向へ滲み出た樹脂が
再び含浸体35を通過して、傾斜下部方向へ流れ出るこ
とが防止されるようになる。
浸体に設けられた遮液部材によって該含浸体を押しつぶ
した際にコンクリートブロックの凹部内に滲み出た樹脂
の流動を規制できるようになるため、傾斜地にマンホー
ルを築造する場合等でコンクリートブロックを傾けて接
合する時にマンホールの内外壁に樹脂が垂れ流れること
が防止できるようになり、さらにはコンクリートブロッ
クの合わせ面に接着樹脂が行き渡らないことがなくな
る。その結果、適正な接着強度を有するマンホールを築
造することができるようになる。
Claims (1)
- 【請求項1】 合わせ面の上面に凹部、下面に凸部が環
状に形成される複数のコンクリートブロックを、前記凹
部内に接着樹脂が含浸されている含浸体を配設して該含
浸体を凸部で押しつぶすことで接着樹脂を合わせ面に流
出させて、互いに含浸接合して構成されるマンホール築
造工法において、 前記含浸体は、縦断面を略四角形状に形成し、含浸体の
両側面上部にシート状の遮液部材を固着して該両側面全
域を覆うように構成してなり、 接着樹脂が含浸されている前記含浸体を押しつぶす際
に、樹脂の滲み出し力により前記遮液部材が外方向に広
がって樹脂が凹部内から合わせ面に流出し、その後遮液
部材により凹部内に滞留する樹脂の流動を規制したこと
を特徴とする含浸体によるマンホール築造工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18154094A JP3524962B2 (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 含浸体によるマンホール築造工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18154094A JP3524962B2 (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 含浸体によるマンホール築造工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0841917A true JPH0841917A (ja) | 1996-02-13 |
JP3524962B2 JP3524962B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=16102570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18154094A Expired - Fee Related JP3524962B2 (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 含浸体によるマンホール築造工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3524962B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010016306A (ko) * | 2000-12-01 | 2001-03-05 | 양학래 | 조립식 맨홀의 시공방법 |
JP2002356865A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-13 | Hakko Co Ltd | マンホール構築方法とその構造 |
WO2007048408A1 (en) * | 2005-09-19 | 2007-05-03 | Lm Glasfiber A/S | A layer of material for uptake of excess adhesive |
CN114319445A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-04-12 | 广东广基建设集团有限公司 | 一种装配式检查井及其施工方法 |
-
1994
- 1994-08-02 JP JP18154094A patent/JP3524962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20010016306A (ko) * | 2000-12-01 | 2001-03-05 | 양학래 | 조립식 맨홀의 시공방법 |
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WO2007048408A1 (en) * | 2005-09-19 | 2007-05-03 | Lm Glasfiber A/S | A layer of material for uptake of excess adhesive |
US8426018B2 (en) | 2005-09-19 | 2013-04-23 | Lm Glasfiber A/S | Layer of material for uptake of excess adhesive |
CN114319445A (zh) * | 2022-01-25 | 2022-04-12 | 广东广基建设集团有限公司 | 一种装配式检查井及其施工方法 |
CN114319445B (zh) * | 2022-01-25 | 2024-04-09 | 广东广基建设集团有限公司 | 一种装配式检查井及其施工方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3524962B2 (ja) | 2004-05-10 |
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