JPH0840522A - リング状パッキンの供給方法および装置 - Google Patents
リング状パッキンの供給方法および装置Info
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- JPH0840522A JPH0840522A JP18006794A JP18006794A JPH0840522A JP H0840522 A JPH0840522 A JP H0840522A JP 18006794 A JP18006794 A JP 18006794A JP 18006794 A JP18006794 A JP 18006794A JP H0840522 A JPH0840522 A JP H0840522A
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- Japan
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- ring
- shaped packing
- belt conveyor
- shaped
- packing
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】リング状パッキンを多数個ランダムに収納した
容器から所定量を制御しながら振動式パーツフィーダに
供給し、リング状パッキンを自動的に整列供給する。 【構成】リング状パッキンを多数個ランダムに収納した
容器からパッキンを取り出す際に、ベルトコンベアの表
面にリング状パッキンを引っかけ搬送する突起物を有す
ることおよびリング状パッキンが自重で滑落するために
ベルトコンベアを傾斜させることによりリング状パッキ
ンの重なりを防止することを特徴とするリング状パッキ
ン供給装置。
容器から所定量を制御しながら振動式パーツフィーダに
供給し、リング状パッキンを自動的に整列供給する。 【構成】リング状パッキンを多数個ランダムに収納した
容器からパッキンを取り出す際に、ベルトコンベアの表
面にリング状パッキンを引っかけ搬送する突起物を有す
ることおよびリング状パッキンが自重で滑落するために
ベルトコンベアを傾斜させることによりリング状パッキ
ンの重なりを防止することを特徴とするリング状パッキ
ン供給装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リング状パッキン、例
えばゴム製のＯリングや平パッキン等を所定の供給量に
制御しながら供給するリング状パッキン供給装置であ
る。
えばゴム製のＯリングや平パッキン等を所定の供給量に
制御しながら供給するリング状パッキン供給装置であ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、ゴム製のＯリングや平パッキン等
のリング状パッキンをキャップやフランジ等に設けられ
たパッキン溝に装着する作業において、多数のリング状
パッキンが通常、製造元から一括して箱またはビニール
袋に多数個収納され届けられるため、それをキャップ等
に組み付ける際にはリング状パッキンを１個ずつ分離し
てからの手作業となり、非常に手間を要していた。
のリング状パッキンをキャップやフランジ等に設けられ
たパッキン溝に装着する作業において、多数のリング状
パッキンが通常、製造元から一括して箱またはビニール
袋に多数個収納され届けられるため、それをキャップ等
に組み付ける際にはリング状パッキンを１個ずつ分離し
てからの手作業となり、非常に手間を要していた。
【０００３】これを解消するためにリング状パッキンを
自動的に整列供給する装置としては、振動を利用したパ
ーツフィーダがある。
自動的に整列供給する装置としては、振動を利用したパ
ーツフィーダがある。
【０００４】しかしながら、リング状パッキンは柔軟で
あって変形し易いものであるため、振動式パーツフィー
ダ内に多数個のリング状パッキンを１度に投入すると各
リング状パッキンが重なり、各リング状パッキンに振動
が伝わらなくなり整列供給できないという問題があっ
た。
あって変形し易いものであるため、振動式パーツフィー
ダ内に多数個のリング状パッキンを１度に投入すると各
リング状パッキンが重なり、各リング状パッキンに振動
が伝わらなくなり整列供給できないという問題があっ
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたものであり、リング状パッキ
ンを多数個ランダムに収納した容器から所定量を制御し
ながら振動式パーツフィーダに供給し、リング状パッキ
ンを自動的に整列供給することをその目的とする。
を解決するためになされたものであり、リング状パッキ
ンを多数個ランダムに収納した容器から所定量を制御し
ながら振動式パーツフィーダに供給し、リング状パッキ
ンを自動的に整列供給することをその目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、本発明はリング状パッキンを多数個ランダム
に収納した容器からパッキンを取り出す際に、ベルトコ
ンベアの表面にリング状パッキンを引っかけ搬送する突
起物を有することおよびリング状パッキンが自重で滑落
するためにベルトコンベアを傾斜させることによりリン
グ状パッキンの重なりを防止することを特徴とするもの
である。
るために、本発明はリング状パッキンを多数個ランダム
に収納した容器からパッキンを取り出す際に、ベルトコ
ンベアの表面にリング状パッキンを引っかけ搬送する突
起物を有することおよびリング状パッキンが自重で滑落
するためにベルトコンベアを傾斜させることによりリン
グ状パッキンの重なりを防止することを特徴とするもの
である。
【０００７】ここで、本発明の装置に適用可能なリング
状パッキンとは第２図ａ、第２図ｂ、第２図ｃに示すご
とき円環状のものであり、具体的には、JIS B 2401、JI
S B2402、JIS B 2403、等に示されるような、断面が円
形やＶ形、Ｗ形、角形、等の形状であるリング状のパッ
キンでガスケットにも用いられるものである。
状パッキンとは第２図ａ、第２図ｂ、第２図ｃに示すご
とき円環状のものであり、具体的には、JIS B 2401、JI
S B2402、JIS B 2403、等に示されるような、断面が円
形やＶ形、Ｗ形、角形、等の形状であるリング状のパッ
キンでガスケットにも用いられるものである。
【０００８】これらのリング状パッキンは外圧を受けた
際には変形し、また変形する外力を除去すれば概略円形
状態に復元するものである。
際には変形し、また変形する外力を除去すれば概略円形
状態に復元するものである。
【０００９】材質としてはニトリルゴム、スチレンブタ
ジエンゴム、シリコンゴム、ふっ素ゴム、アクリルゴ
ム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴ
ム、エピクロロヒドリンゴム、クロロプレンゴム、等の
弾性を有する材料である。
ジエンゴム、シリコンゴム、ふっ素ゴム、アクリルゴ
ム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴ
ム、エピクロロヒドリンゴム、クロロプレンゴム、等の
弾性を有する材料である。
【００１０】リング状パッキンを多数個ランダムに収納
するためには第１図に１例を示すごとく所定容量の収納
容器を用いるのが一般的である。
するためには第１図に１例を示すごとく所定容量の収納
容器を用いるのが一般的である。
【００１１】ベルトコンベア２の表面に有する突起物３
は、多数個ランダムの中からリング状パッキンを１個ず
つ引っかけ搬送するものであり、ベルトコンベア２の傾
斜部にて突起物３により引っかけられたリング状パッキ
ン以外の大部分は滑り落下して収納容器１に戻るのでリ
ング状パッキンの所定量のみ収納容器１より取り出し供
給することができる。
は、多数個ランダムの中からリング状パッキンを１個ず
つ引っかけ搬送するものであり、ベルトコンベア２の傾
斜部にて突起物３により引っかけられたリング状パッキ
ン以外の大部分は滑り落下して収納容器１に戻るのでリ
ング状パッキンの所定量のみ収納容器１より取り出し供
給することができる。
【００１２】所定量を精度良く供給するには、ベルトコ
ンベア２上の突起物３の位置および間隔Ｌは、突起物間
にリング状パッキンが挟まり取り出されることを防ぐた
めに、第３図ａに示すごとくリング状パッキンの外径Ｏ
Ｄより大きいこと（Ｌ＞ＯＤ）が望ましい。
ンベア２上の突起物３の位置および間隔Ｌは、突起物間
にリング状パッキンが挟まり取り出されることを防ぐた
めに、第３図ａに示すごとくリング状パッキンの外径Ｏ
Ｄより大きいこと（Ｌ＞ＯＤ）が望ましい。
【００１３】ベルトコンベア２上の突起物３の形状は、
第４図ａ、第４図ｂ、第４図（矢印：ベルト進行方向）
ｃのように棒状または鈎状の突起であり、突起物３の高
さＨはリング状パッキンが１個引っかかるために、第２
図ａに示すリング状パッキンの厚さＷＴの０．８〜１．
５倍であることが望ましい。
第４図ａ、第４図ｂ、第４図（矢印：ベルト進行方向）
ｃのように棒状または鈎状の突起であり、突起物３の高
さＨはリング状パッキンが１個引っかかるために、第２
図ａに示すリング状パッキンの厚さＷＴの０．８〜１．
５倍であることが望ましい。
【００１４】ベルトコンベア２上の突起物３の位置や配
列は、第３図ａや第３図ｂに示すように等間隔配列や千
鳥配列にすることが望ましい。
列は、第３図ａや第３図ｂに示すように等間隔配列や千
鳥配列にすることが望ましい。
【００１５】ベルトコンベア２の搬送面と突起物３の材
質は特に限定されるものではないが、ベルトコンベア２
の搬送面材質はリング状パッキンとの摩擦係数が低いも
の、例えばリング状パッキンの材質がシリコンゴムのよ
うな場合にはベルトコンベアの搬送面の材質はポリエス
テルやふっ素樹脂が望ましい。また、静電気による影響
を抑制するために帯電防止剤入りの材質を用いてもよ
い。
質は特に限定されるものではないが、ベルトコンベア２
の搬送面材質はリング状パッキンとの摩擦係数が低いも
の、例えばリング状パッキンの材質がシリコンゴムのよ
うな場合にはベルトコンベアの搬送面の材質はポリエス
テルやふっ素樹脂が望ましい。また、静電気による影響
を抑制するために帯電防止剤入りの材質を用いてもよ
い。
【００１６】ベルトコンベア２傾斜部の傾斜角度Ｘは、
水平方向に対し５０度以上が望ましいが、ベルトコンベ
ア２とリング状パッキン間の摩擦係数が低い場合は傾斜
角度Ｘが５０度以下であってもよい。
水平方向に対し５０度以上が望ましいが、ベルトコンベ
ア２とリング状パッキン間の摩擦係数が低い場合は傾斜
角度Ｘが５０度以下であってもよい。
【００１７】ベルトコンベア２の側面および上部はリン
グ状パッキンを搬送中に落下させないためにガイドを設
けることが一般的であるが、設けなくてもよい。
グ状パッキンを搬送中に落下させないためにガイドを設
けることが一般的であるが、設けなくてもよい。
【００１８】リング状パッキンを整列、供給するために
用いる搬送手段としては、一般的に市販されている振動
式パーツフィーダーを用いればよい。しかし、リング状
パッキンが比較的大きかったり、材質が摩擦係数の高
い、例えばシリコンゴム製であったりする場合には、振
動搬送面をテフロンコーティングあるいは焼結金属とし
てリング状パッキンとの密着力を極力少なくするよう配
慮した振動式パーツフィーダを用いることが好ましい。
用いる搬送手段としては、一般的に市販されている振動
式パーツフィーダーを用いればよい。しかし、リング状
パッキンが比較的大きかったり、材質が摩擦係数の高
い、例えばシリコンゴム製であったりする場合には、振
動搬送面をテフロンコーティングあるいは焼結金属とし
てリング状パッキンとの密着力を極力少なくするよう配
慮した振動式パーツフィーダを用いることが好ましい。
【００１９】振動式パーツフィーダー４内にはリング状
パッキンの有無を検知するセンサー５が設置されてお
り、リング状パッキンが減少しセンサー５がリング状パ
ッキンを検知しなくなるとリング状パッキンの供給装置
へ供給命令の電気的信号が送られるようなシステムにな
っているのが一般的である。
パッキンの有無を検知するセンサー５が設置されてお
り、リング状パッキンが減少しセンサー５がリング状パ
ッキンを検知しなくなるとリング状パッキンの供給装置
へ供給命令の電気的信号が送られるようなシステムにな
っているのが一般的である。
【００２０】前記振動式パーツフィーダーにリング状パ
ッキンを供給するベルトコンベアの部位は、ベルトコン
ベアの傾斜部であっても水平部であっても差し支えな
い。
ッキンを供給するベルトコンベアの部位は、ベルトコン
ベアの傾斜部であっても水平部であっても差し支えな
い。
【００２１】ベルトコンベア２より振動式パーツフィー
ダー４への供給量は、振動式パーツフィーダーから後工
程または後装置への供給量により決定されるのが一般的
であり特に限定されるものではないが、振動式パーツフ
ィーダー内に重なりあったリング状パッキンが存在しな
いためにはベルトコンベア２より振動式パーツフィーダ
ー４へ一度に供給される量は一般的な大きさの振動式パ
ーツフィーダーでは数個／秒から１０個／秒が望まし
い。
ダー４への供給量は、振動式パーツフィーダーから後工
程または後装置への供給量により決定されるのが一般的
であり特に限定されるものではないが、振動式パーツフ
ィーダー内に重なりあったリング状パッキンが存在しな
いためにはベルトコンベア２より振動式パーツフィーダ
ー４へ一度に供給される量は一般的な大きさの振動式パ
ーツフィーダーでは数個／秒から１０個／秒が望まし
い。
【００２２】
【作用】本発明による装置は、リング状パッキン、例え
ばゴム製のＯリングや平パッキン等を多数個のランダム
な状態から所定の供給量に制御しながら供給する作用を
もつ。
ばゴム製のＯリングや平パッキン等を多数個のランダム
な状態から所定の供給量に制御しながら供給する作用を
もつ。
【００２３】
【実施例】以下、この発明の実施例を具体的に説明す
る。
る。
【００２４】第１図に本発明によるリング状パッキン供
給装置の全体構成の１実施例を示す。 本実施例に用い
たリング状パッキンは第２図ｃに示すごとき形状を有
し、その寸法は、外径６０ｍｍ、内径５０ｍｍ、厚み
３．５ｍｍ、各部のＲ１．５ｍｍであった。リング状パ
ッキンの材質はシリコンゴムであった。
給装置の全体構成の１実施例を示す。 本実施例に用い
たリング状パッキンは第２図ｃに示すごとき形状を有
し、その寸法は、外径６０ｍｍ、内径５０ｍｍ、厚み
３．５ｍｍ、各部のＲ１．５ｍｍであった。リング状パ
ッキンの材質はシリコンゴムであった。
【００２５】リング状パッキンを多数個収納するために
第１図にの１例を示すように８０リットルの収納容器を
用いた。
第１図にの１例を示すように８０リットルの収納容器を
用いた。
【００２６】ベルトコンベア２の搬送面の材質はふっ素
樹脂とし、コンベア幅を４００ｍｍとした。
樹脂とし、コンベア幅を４００ｍｍとした。
【００２７】ベルトコンベア２の表面に有する突起物３
は等間隔配列とし、突起物３の間隔Ｌはリング状パッキ
ンの外径よりも大きい８０ｍｍとし、突起物３の形状は
第４図ａのごとく外径８ｍｍ棒状で、突起物３の高さＨ
は５ｍｍ、突起物３のピッチＭを１００ｍｍとした。
は等間隔配列とし、突起物３の間隔Ｌはリング状パッキ
ンの外径よりも大きい８０ｍｍとし、突起物３の形状は
第４図ａのごとく外径８ｍｍ棒状で、突起物３の高さＨ
は５ｍｍ、突起物３のピッチＭを１００ｍｍとした。
【００２８】ベルトコンベア２の傾斜部の傾斜角度Ｘ
は、水平方向に対して６０度とした。ベルトコンベア２
の稼働時の搬送速度は６ｍｍ／分とした。
は、水平方向に対して６０度とした。ベルトコンベア２
の稼働時の搬送速度は６ｍｍ／分とした。
【００２９】ここで、全体の動きについて説明を行う
と、ビニール袋に多数個（４０００個）収納されたリン
グ状パッキン６は一括して第１図の収納容器１に供給さ
れる。供給されたリング状パッキン６はベルトコンベア
２の表面に有する突起物３によって１個ずつ引っかけら
れ搬送される。
と、ビニール袋に多数個（４０００個）収納されたリン
グ状パッキン６は一括して第１図の収納容器１に供給さ
れる。供給されたリング状パッキン６はベルトコンベア
２の表面に有する突起物３によって１個ずつ引っかけら
れ搬送される。
【００３０】ベルトコンベア２の傾斜部にて突起物３に
より引っかけられたリング状パッキン以外の大部分は滑
り落下して収納容器１に戻る。ベルトコンベア２の１列
に有している突起物３は４本であるため、１列当たり３
〜４個のリング状パッキン３が収納容器１より取り出さ
れ、振動式パーツフィーダー４に３〜４個／秒を安定し
て供給することができた。
より引っかけられたリング状パッキン以外の大部分は滑
り落下して収納容器１に戻る。ベルトコンベア２の１列
に有している突起物３は４本であるため、１列当たり３
〜４個のリング状パッキン３が収納容器１より取り出さ
れ、振動式パーツフィーダー４に３〜４個／秒を安定し
て供給することができた。
【００３１】振動式パーツフィーダー４内にはリング状
パッキンの有無を検知するセンサー５が設置されてお
り、リング状パッキンが減少しセンサーがリング状パッ
キン６を検知しなくなるとリング状パッキンの供給装置
へ供給命令の電気的信号が送られるようになっており、
振動式パーツフィーダー４にリング状パッキン６を前記
能力で安定して供給でき且つ振動式パーツフィーダー４
内で重なり合ったリング状パッキンが存在することなく
供給できた。
パッキンの有無を検知するセンサー５が設置されてお
り、リング状パッキンが減少しセンサーがリング状パッ
キン６を検知しなくなるとリング状パッキンの供給装置
へ供給命令の電気的信号が送られるようになっており、
振動式パーツフィーダー４にリング状パッキン６を前記
能力で安定して供給でき且つ振動式パーツフィーダー４
内で重なり合ったリング状パッキンが存在することなく
供給できた。
【００３２】この装置構成でベルトコンベア及び振動式
パーツフィーダーを長時間連続運転を行ったが問題もな
く運転することができた。
パーツフィーダーを長時間連続運転を行ったが問題もな
く運転することができた。
【００３３】
【比較例】前記突起物付きベルトコンベア２で搬送面の
材質をウレタン樹脂とし、傾斜部の傾斜角度Ｘを水平方
向に対して４０度としそのほかの条件を前記実施例と同
様とした場合は、ベルトコンベア２の傾斜物で突起物３
に引っかからないリング状パッキンが落下せず、このた
め供給量の精度が低下し、４〜１８個／秒のリング状パ
ッキンを振動式パーツフィーダーに供給した。
材質をウレタン樹脂とし、傾斜部の傾斜角度Ｘを水平方
向に対して４０度としそのほかの条件を前記実施例と同
様とした場合は、ベルトコンベア２の傾斜物で突起物３
に引っかからないリング状パッキンが落下せず、このた
め供給量の精度が低下し、４〜１８個／秒のリング状パ
ッキンを振動式パーツフィーダーに供給した。
【００３４】また、前記突起物付きベルトコンベア２で
搬送面の材質をウレタン樹脂とし、突起物３の間隔Ｌは
リング状パッキンの外径よりも小さい３０ｍｍとし、突
起物３の高さＨはリング状パッキンの厚さの約３倍の１
０ｍｍとし、そのほかの条件を前記実施例と同様とした
場合は、ベルトコンベア２の傾斜部で突起物３にリング
状パッキンが２〜３個引っかかり取り出され、また、突
起物３の間にリング状パッキンが挟まれ取り出されたり
した。このため、供給量の精度が低下し、６〜１４個／
秒のリング状パッキンを振動式パーツフィーダーに供給
した。
搬送面の材質をウレタン樹脂とし、突起物３の間隔Ｌは
リング状パッキンの外径よりも小さい３０ｍｍとし、突
起物３の高さＨはリング状パッキンの厚さの約３倍の１
０ｍｍとし、そのほかの条件を前記実施例と同様とした
場合は、ベルトコンベア２の傾斜部で突起物３にリング
状パッキンが２〜３個引っかかり取り出され、また、突
起物３の間にリング状パッキンが挟まれ取り出されたり
した。このため、供給量の精度が低下し、６〜１４個／
秒のリング状パッキンを振動式パーツフィーダーに供給
した。
【００３５】また、平坦なベルトコンベアを用いて多数
個（４０００個）のリング状パッキンを有する収納容器
よりリング状パッキンを抜き出す場合は、コンベア上の
リング状パッキンの数量を制御することができず、１度
に４０個／秒以上のリング状パッキンが振動式パーツフ
ィーダーに供給されるため、振動式パーツフィーダー内
でリング状パッキンが重なり合い各リング状パッキンに
振動が伝わらなくなり整列供給できなかった。
個（４０００個）のリング状パッキンを有する収納容器
よりリング状パッキンを抜き出す場合は、コンベア上の
リング状パッキンの数量を制御することができず、１度
に４０個／秒以上のリング状パッキンが振動式パーツフ
ィーダーに供給されるため、振動式パーツフィーダー内
でリング状パッキンが重なり合い各リング状パッキンに
振動が伝わらなくなり整列供給できなかった。
【００３６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リング状
パッキンを多数個ランダムに収納した状態からリング状
パッキンを連続的に抜き出し振動式パーツフィーダーに
供給する方法において、表面にリング状パッキンを引っ
かけ搬送するための突起物を有するベルトコンベアを少
なくとも一部を傾斜させ、駆動させることにより所定量
のリング状パッキンを振動式パーツフィーダーに供給で
き且つ制御することにより、振動式パーツフィーダー内
でリング状パッキンが多数個重なり合うことを防ぎ、リ
ング状パッキンを自動的に整列供給することが可能にな
った。
パッキンを多数個ランダムに収納した状態からリング状
パッキンを連続的に抜き出し振動式パーツフィーダーに
供給する方法において、表面にリング状パッキンを引っ
かけ搬送するための突起物を有するベルトコンベアを少
なくとも一部を傾斜させ、駆動させることにより所定量
のリング状パッキンを振動式パーツフィーダーに供給で
き且つ制御することにより、振動式パーツフィーダー内
でリング状パッキンが多数個重なり合うことを防ぎ、リ
ング状パッキンを自動的に整列供給することが可能にな
った。
【図１】発明による装置の全体構成の１実施例を示す。
【図２】第２図ａ、第２図ｂ、第２図ｃは本発明装置に
適用可能なリング状パッキンの形状を示す。
適用可能なリング状パッキンの形状を示す。
【図３】第３図ａ、第３図ｂは突起物の位置と間隔の構
造例を示す。
造例を示す。
【図４】第４図ａ、第４図ｂ、第４図ｃは突起物の形状
と高さの構造例を示す。
と高さの構造例を示す。
１・・・収納容器 ２・・・ベルトコンベア ３・・・突起物 ４・・・振動式パーツフィーダー ５・・・センサー ６・・・リング状パッキン Ｌ・・・突起物の間隔 Ｍ・・・突起物のピッチ Ｈ・・・突起物の高さ ＷＴ・・・リング状パッキンの厚さ ＯＤ・・・リング状パッキンの外径 Ｘ・・・ベルトコンベアの傾斜角度
Claims (6)
- 【請求項１】所定量のリング状パッキンを次工程に供給
するに際し、ベルトコンベアの表面に該リング状パッキ
ンを引っかけ搬送するための突起物を有し且つ該リング
状パッキンが自重で滑落するように傾斜しているベルト
コンベアを使用することを特徴とするリング状パッキン
供給方法。 - 【請求項２】所定量のリング状パッキンを次工程に供給
する装置であって、該ベルトコンベアの表面に該リング
状パッキンを引っかけ搬送するための突起物を有し且つ
該リング状パッキンが自重で滑落するように傾斜したベ
ルトコンベアを有することを特徴とするリング状パッキ
ン供給装置。 - 【請求項３】所定量のリング状パッキンを次工程に供給
する装置であって、該ベルトコンベアの表面に該リング
状パッキンを引っかけ搬送するための突起物を有し且つ
該リング状パッキンが自重で滑落するように傾斜したベ
ルトコンベアと該ベルトコンベアより供給されたリング
状パッキンを整列するため振動式パーツフィーダを用い
ることを特徴とするリング状パッキン供給装置。 - 【請求項４】該ベルトコンベアの表面の突起物の間隔が
該リング状パッキンの外径より大きいことを特徴とする
請求項２または３のリング状パッキン供給装置。 - 【請求項５】該ベルトコンベアの表面の突起物の高さが
該リング状パッキンの厚さの０．８〜１．５倍であるこ
とを特徴とする請求項２または３のリング状パッキン供
給装置。 - 【請求項６】少なくとも一部が水平方向に対し５０度以
上の角度で傾斜し駆動することを特徴とする請求項２ま
たは３のリング状パッキン供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18006794A JPH0840522A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | リング状パッキンの供給方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18006794A JPH0840522A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | リング状パッキンの供給方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0840522A true JPH0840522A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16076895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18006794A Pending JPH0840522A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | リング状パッキンの供給方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0840522A (ja) |
Cited By (27)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101018269B1 (ko) * | 2009-08-27 | 2011-03-04 | 배경식 | 마늘 운반용 컨베이어 |
| CN107671222A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-02-09 | 江阴方圆环锻法兰有限公司 | 全自动环锻件输送线 |
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