JPH0840190A - 車両の緊急状態判定装置 - Google Patents

車両の緊急状態判定装置

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JPH0840190A
JPH0840190A JP6183701A JP18370194A JPH0840190A JP H0840190 A JPH0840190 A JP H0840190A JP 6183701 A JP6183701 A JP 6183701A JP 18370194 A JP18370194 A JP 18370194A JP H0840190 A JPH0840190 A JP H0840190A
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JP
Japan
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value
acceleration
vehicle
time
integration
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Application number
JP6183701A
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English (en)
Inventor
Masaki Hayashi
政樹 林
Tamotsu Horiba
保 堀場
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 斜め衝突等の正面衝突でない衝突時に比較的
低い加速度が長時間続く場合にも、早い時期にエアバッ
グ等を作動させることができる判定装置。 【構成】 ステップ208において検出加速度値が積分
開始から3msを越えない場合には積分値へ係数X
(1)を乗算し、ステップ228において検出加速度値
が積分開始から20msを越えない場合には積分値へ係
数Y(10)を乗算し、ステップ236において検出加
速度値が積分開始から20ms以上の場合には積分値へ
係数Z(20)を乗算することにより、積分初期からの
経過時間によって演算値に重み付けを付し、比較的低加
速度が長時間継続する斜め衝突のような正面衝突でない
場合にも初期に車両緊急状態であると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両に搭載されて車
両衝突などの緊急状態を判定するための車両の緊急状態
判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエアバッグ装置や、シ
ートベルト装置のプリテンショナ装置においては、加速
度センサーからの信号を判断して車両が衝突などの緊急
状態に陥っていることを判断する装置が必要である。
【0003】加速度センサーからの電気的信号によって
車両緊急状態を判断する装置では、加速度センサーで検
出される加速度値を所定時間内で積分し、この積分値が
所定値を越えた場合に車両緊急状態であると判断し、起
動装置を作動させてエアバッグ袋体を膨張させたり、シ
ートベルト装置のウエビングを引き締めプリテンショナ
を作動させるようになっている。
【0004】ところが従来の判定装置では、検出された
加速度値を単に所定時間内に積分するだけであるため、
加速度波形に大きな影響を受ける。すなわち車両の縦軸
線が対象物と正面で衝突することなく、車両の縦軸線か
ら平行状にずれた軸線上で対象物と衝突する所謂オフセ
ット衝突をしたり、車両が正面ではなく斜めに対象物と
衝突する斜め衝突の場合には、正面衝突に比べて比較的
低い加速度値が長時間継続することになるので、衝突判
定が遅れることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、比較的低い加速度が長時間続く場合にも緊急状態
の判定が遅れることのない緊急状態判定装置を得ること
が目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願に係る請求項1の
発明は、車両の加速度を検出して緊急状態を判定する装
置であって、検出加速度を時間に関して積分する積分手
段と、この積分手段による積分開始初期の所定時間内の
積分値よりも、積分開始後期の所定時間内の積分値へ大
きな係数をかけて、これらの合計積分値が所定値を越え
た状態で車両緊急状態であると判断する判断手段と、を
有することを特徴とする。
【0007】本出願に係る請求項2の発明は、請求項1
において前記積分手段が検出加速度の自乗値を時間に関
して積分することを特徴とする。
【0008】本出願に係る請求項3の発明は、請求項1
において前記積分手段が検出加速度の絶対値を時間に関
して積分することを特徴とする。
【0009】本出願に係る請求項4の発明は、車両の加
速度を検出して緊急状態を判定する装置であって、検出
加速度を時間に関して積分する第1積分手段と、検出加
速度の自乗値を時間に関して積分する第2積分手段と、
第2積分手段による積分開始初期の所定時間内の積分値
よりも、積分開始後期の所定時間内の積分値へ大きな係
数をかけて、これらの合計積分値が所定値を越えた状
態、及び第1積分手段による積分値が所定値を越えた状
態で車両緊急状態であると判断する判断手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0010】本出願に係る請求項5の発明は、車両の加
速度を検出して緊急状態を判定する装置であって、検出
加速度を時間に関して積分する第1積分手段と、検出加
速度の絶対値を時間に関して積分する第2積分手段と、
第2積分手段による積分開始初期の所定時間内の積分値
よりも、積分開始後期の所定時間内の積分値へ大きな係
数をかけて、これらの合計積分値が所定値を越えた状
態、及び第1積分手段による積分値が所定値を越えた状
態で車両緊急状態であると判断する判断手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に係る発明では、積分手段により検出
加速度を時間に関して積分した積分値を、積分開始初期
の所定時間内の積分値よりも積分開始後期の所定時間内
の積分値へ大きな係数をかけて積分値に重み付けをする
ので、本来的に緊急状態ではないごく短時間発生のみ生
ずる高加速度値があった場合にはこれを緊急状態と判断
することなく、かつこれらの合計積分値は重み付けをし
ない場合よりも合計積分値が所定値を越える時間が早く
なり、緊急状態を早期に判断できる。
【0012】請求項2に係る発明では、積分手段による
積分は検出加速度の自乗値を積分するので、負の加速度
が検出された場合であっても、全体として検出加速度が
高加速度であれば車両の緊急状態であると判断できる。
【0013】請求項3に係る発明では、積分手段による
積分は検出加速度の絶対値を積分するので、負の加速度
が検出された場合であっても、全体として検出加速度が
高加速度であれば車両の緊急状態であると判断できる。
【0014】請求項4に係る発明では、第1積分手段に
より検出加速度を時間に関して積分する他に、第2積分
手段で検出加速度の自乗値を時間に沿って積分すると共
に、第2積分手段による積分値を積分開始初期の所定時
間内の積分値よりも積分開始後期の所定時間内の積分値
へ大きな係数をかけて積分値に重み付けをするので、本
来的に緊急状態ではないごく短時間発生のみ生ずる高加
速度値があった場合にはこれを緊急状態と判断すること
なく、かつこれらの合計積分値は重み付けをしない場合
よりも合計積分値が所定値を越える時間が早くなり、緊
急状態を早期に判断でき、負の加速度が検出された場合
であっても、全体として検出加速度が高加速度であれば
車両の緊急状態であると判断できる。
【0015】請求項5に係る発明では、第1積分手段に
より検出加速度を時間に関して積分する他に、第2積分
手段で検出加速度の絶対値を時間に沿って積分すると共
に、第2積分手段による積分値を積分開始初期の所定時
間内の積分値よりも積分開始後期の所定時間内の積分値
へ大きな係数をかけて積分値に重み付けをするので、本
来的に緊急状態ではないごく短時間発生のみ生ずる高加
速度値があった場合にはこれを緊急状態と判断すること
なく、かつこれらの合計積分値は重み付けをしない場合
よりも合計積分値が所定値を越える時間が早くなり、緊
急状態を早期に判断でき、負の加速度が検出された場合
であっても、全体として検出加速度が高加速度であれば
車両の緊急状態であると判断できる。
【0016】
【実施例】図1に示される如く本発明の第1実施例で
は、マイクロコンピューター12へアナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器15を介して加速度
センサー14が接続され、車両加速度を検知できるよう
になっている。なお、この加速度センサー14は、速度
が減少して行く方向の加速度を正、速度が増加して行く
方向の加速度を負として検出する。
【0017】このマイクロコンピューター12は第1積
分手段、第2積分手段及び判断手段として機能し、これ
らの積分値及び判断手段による判断に基づいてエアバッ
グアクチュエータ16が作動され、火薬が爆発されるこ
とによって燃焼ガスが発生したりあらかじめ蓄積された
ガスが放出されることによってエアバッグ袋体18が膨
張するようになっている。
【0018】図2は加速度センサーによる各種の加速度
検出波形が示されており、波形101は通常の車両走行
による加減速で生ずる加速度波形であって加速度値が比
較的低く(通常1G以内)、継続時間も比較的短い。こ
れに対して波形102は車両衝突時等に発生する高加速
度波形を示しており、加速度値が極めて大きく(通常1
5G以上)であり継続時間も比較的長い(通常は15m
s程度)。また波形103は同様に衝突時の加速度波形
であるが加速度値が急激に上昇したのちに負の加速度値
まで一旦降下している。これは車両の衝突時の姿勢によ
って車体構成部品の一部が座屈することによって発生す
る逆方向Gであり、このような波形103は同様にマイ
クロコンピューター12において衝突状態であると判断
しなければならない。波形104は波形102、103
よりは低加速度であるが、継続時間の長い(20ms以
上)加速度波形であり、車両の正面衝突ではなく斜め衝
突や横方向衝突の場合に生ずる波形であり、この場合に
も車両緊急状態であると判断する必要がある。一方、波
形105は極めて短時間(5ms以下)に高い加速度値
(40G以上)を生ずるピーク波形であり、これは車両
衝突ではなく、車両が側溝に落ち込んだり、悪路走行、
路上の石等に乗り上げた場合などの状態であるため、こ
の波形は緊急状態であると判断してはならない。
【0019】本実施例ではマイクロコンピューター12
の第1積分手段によって各波形の検出加速度値が時間に
関して積分され、第2積分手段によって検出加速度の自
乗値が時間に関して積分される。これをフローチャート
に従って説明する。
【0020】図3に示されるように検出された加速度値
Gnを取込み(ステップ201)、加速度値Gnが所定
位置Gth(一例として5G)を越えると(ステップ2
02)、マイクロコンピューター12内のタイマーがリ
セットされてカウント値nが0にセットされ演算が開始
される(ステップ204)。次のステップ205では、
エアバック展開判定処理が実行される。ステップ206
では、所定時間(一例として0.1ms)経過したか否
か判断し、所定時間経過しているときにはタイマーのカ
ウント値nがインクリメントされ(ステップ218)、
演算開始から所定時間(例えば150ms)以下の場合
にはステップ220を経てステップ205へと戻る。従
って、ステップ205のエアバック展開判定処理は0.
1ms毎に実行されることになる。なお、ステップ22
2では、次の処理のため積分値S(n)、S (n) 2 をイ
ニシャライズする。
【0021】次に、ステップ205の詳細を図4及び図
5を参照して説明する。演算開始時から3ms未満の場
合では、各サンプリングされた加速度値G(n)の自乗
値に係数Xが乗算されて演算値GS(n)が演算され
(ステップ207、208)、これが前回の積分値S
(n-1) 2 へ加えられ、すなわち積分される(ステップ2
10)。この積分値S (n) 2 が所定値(一例として50
0)を越えるとフラグ2が「H」とされる(ステップ2
12、214)。なおステップ208における係数Xは
この実施例では「1」とされる。
【0022】ステップ212において積分値S (n) 2
所定値以下である場合にはフラグ2が「L」にされる
(ステップ216)。
【0023】演算開始から3msを越えかつ20ms未
満の場合には、ステップ208と同様に、検出された加
速度値の自乗値G (n) 2 に係数Yが乗算されて演算値G
( n)が演算され(ステップ207、226、22
8)、演算開始からの時間が判断され(ステップ23
0)、これが5ms未満の場合にはステップ210へ進
み、5ms以上の場合にはステップ232へ進む。
【0024】一方、ステップ226においてサンプリン
グ開始から20ms以上の場合にはステップ236でス
テップ208と同様の演算(但し、乗算される係数は
「Z」である)がなされステップ232へと至る。ここ
でステップ228における係数Yは一例として「1
0」、ステップ236における係数Zは一例として「2
0」が採用される。これによって積分初期の段階では、
すなわち積分開始から3msまでの初期では係数X=1
とされ、積分開始から中程度の時間が経た3ms〜20
msまでは係数Y=10とされ、積分開始から所定時間
経た積分後期では20ms以降が係数Z=20とされ
て、重み付けが成され、波形104のような比較的長時
間でかつ中程度の加速度値が生じた場合にもこれを車両
緊急状態であると判断させる。
【0025】なおステップ232においては積分開始か
ら5msが過ぎると、新たにGS ( n)を加えると共に最
も初期のGS(n-50)を除外する、いわゆる移動積分が行
われ、常に一定時間(5ms)の間の積分値が求められ
ている。
【0026】次のステップ306(図5)において演算
開始からの経過時間を判断し、経過時間が演算開始から
30m以下の場合には、前回の積分値S (n-1)にサンプ
リングされた加速度値G(n)を加算して積分値S (n)
を求め、これが所定値(一例として900)を越えると
エアバッグのアクチュエータを作動させてエアバッグ袋
体18を膨張させる(ステップ308、310、31
2)。
【0027】一方、ステップ306において演算開始か
ら30msを越えると前回の積分値S (n-1)に、サンプ
リングされた加速度値G (n)が加えられると共に、最も
初期に加えられていた加速度値G (n-300)を除外する、
いわゆる移動積分がなされて積分値S (n)が求められ
(ステップ316)、ステップ310へと至る。この移
動積分では、30ms前の加速度値G (n-300)が減算さ
れるので、30ms毎の積分値が演算されることにな
る。
【0028】ステップ310において、積分値S (n)
ステップ310における所定値ΔGth2を越えない場
合にも、ステップ314ではそれよりも低い所定値ΔG
th1(一例として200)を越えた場合にはフラグ1
を「H」とし(ステップ317)、ステップ318にお
いてフラグ2の値を読み込み、フラグ1、フラグ2共に
「H」である場合にはステップ312と同様にエアバッ
グアクチュエータ16を作動させる(ステップ320、
322)。このようにステップ320においてフラグ2
が「H」の場合、すなわち演算値S (n) 2 が所定値を越
える場合だけでなく、積分値S (n)が所定値を越える場
合をも検知してこれらの条件が共に得られた場合にのみ
エアバッグアクチュエータ16を作動させるので、高周
波の振動的加速度が生じた場合にはエアバッグアクチュ
エータ16を作動させることがない。
【0029】またステップ314において積分値S (n)
が所定値を越えていない場合にはステップ326におい
てフラグ1を「L」とする。
【0030】このようにステップ208、228、23
6において検出加速度値の自乗値を積分することによ
り、波形103のように逆方向Gが発生する場合にも、
通常の加速度値積分とAND回路を構成することによっ
て安定な作動を得ることができる。またステップ20
8、228、236において係数X、Y、Zを採用する
ことにより波形105のような比較的短時間で高いGが
発生する加速度値の場合に車両緊急状態であると判断す
ることなく、長時間衝撃が持続する波形104のような
場合には加速度値が急激に立ち上がる波形102、10
3に比べたエアバッグ作動の時間遅れを短くすることが
できる。上記係数X,Y,Zの各値は上記のような
「1、10、20」に限らず各種の値を採用できるが、
X<Y<Zとするのが、またY/X>Z/Yとするのが
それぞれ好ましい。またこれらの係数を適用するサンプ
リングタイムも演算開始から3ms未満、3ms〜20
ms,20ms以上の時間区分けでなく各種の区分けが
可能である。なお、上記実施例では検出加速度の自乗値
に重み付けの係数X,Y,Zを乗算したが、自乗値では
なく検出加速度値のそのまま係数を乗算してもよい。
【0031】上記ステップ230、232における移動
積分の開始条件がサンプリング開始から5msであり、
ステップ306、316においては移動積分がサンプリ
ング開始から30ms過ぎてから開始されているのに比
べて早期に移動積分が開始されるのは、低い加速度が継
続する場合に車両衝突状態であるとの判断をしないよう
にするためであり、ステップ230では10ms以下、
ステップ306では25ms以上で移動積分を開始させ
るのが好ましい。
【0032】なお上記実施例では加速度値の自乗値を積
分することによって負の加速度の悪影響を除外している
が、本発明はこれに代えて、検出加速度の絶対値を採用
することによっても負の加速度値の悪影響を除外するこ
とができる。
【0033】次にこの発明の第2実施例を図6により説
明する。この実施例は、2つのマイクロコンピューター
を用いて上記実施例のステップ207〜ステップ216
の自乗積分処理と、ステップ306〜ステップ326の
処理とを並列に行なうようにしたものである。
【0034】A/D変換器15は、第1のマイクロコン
ピューター30、第2のマイクロコンピューター32の
各々に接続され、第1のマイクロコンピューター30の
出力ポートP2、第2のマイクロコンピューター32の
出力ポートP2の各々は、アンドゲート34の入力端に
接続されている。また、アンドゲート34の出力端はオ
アゲート36の一方の入力端に接続され、第2のマイク
ロコンピューター32の出力ポートP3はオアゲート3
6の他方の入力端に接続されている。
【0035】第1のマイクロコンピューター30は、上
記実施例のステップ207〜ステップ216の自乗積分
処理を実行し、ステップ214でフラグ2を「H」にす
るのに代えて、出力ポートP2からハイレベルの信号を
出力し、ステップ214でフラグ2を「L」にするのに
代えて、出力ポートP2からロウレベルの信号を出力す
る。
【0036】第2のマイクロコンピューター32は、上
記実施例のステップ306〜ステップ326の処理を実
行し、ステップ317でフラグ1を「H」にするのに代
えて、出力ポートP1からハイレベルの信号を出力し、
ステップ326でフラグ1を「L」にするのに代えて、
出力ポートP1からロウレベルの信号を出力する。ま
た、第2のマイクロコンピューター32は、ステップ3
10で肯定判断されたときに、出力ポートP3からハイ
レベルの信号を出力する。
【0037】これによって、エアバッグアクチュエータ
16がオアゲート36からハイレベル信号を受けて上記
実施例と同様にエアバックを展開することができる。な
お、この実施例においても上記実施例と同様に加速度値
の自乗値を積分することに代えて、検出加速度の絶対値
を採用してもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので、比較的
低い加速度が長時間続く場合にも緊急状態の判定が遅れ
ることのない緊急状態判定装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例が適用された判断装置の回
路図。
【図2】各種波形を模式的に示す時間に対する加速度を
示す線図である。
【図3】第1実施例に適応するフローチャートである。
【図4】図3のステップ205の一部分の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図5】図3のステップ205の他の部分の詳細を示す
フローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【符号の簡単な説明】
12 マイクロコンピューター(積分手段、判断手
段) 14 加速度センサー 16 エアバッグアクチュエータ 18 袋体 30 第1のマイクロコンピューター(積分手段、
判断手段) 32 第2のマイクロコンピューター(積分手段、
判断手段) 34 アンドゲート(判断手段) 36 オアゲート(判断手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の加速度を検出して緊急状態を判定
    する装置であって、 検出加速度を時間に関して積分する積分手段と、 この積分手段による積分開始初期の所定時間内の積分値
    よりも、積分開始後期の所定時間内の積分値へ大きな係
    数をかけて、これらの合計積分値が所定値を越えた状態
    で車両緊急状態であると判断する判断手段と、を有する
    ことを特徴とする車両の緊急状態判定装置。
  2. 【請求項2】 前記積分手段は、検出加速度の自乗値を
    時間に関して積分することを特徴とする請求項1に記載
    の車両の緊急状態判定装置。
  3. 【請求項3】 前記積分手段は、検出加速度の絶対値を
    時間に関して積分することを特徴とする請求項1に記載
    の車両の緊急状態判定装置。
  4. 【請求項4】車両の加速度を検出して緊急状態を判定す
    る装置であって、 検出加速度を時間に関して積分する第1積分手段と、 検出加速度の自乗値を時間に関して積分する第2積分手
    段と、 第2積分手段による積分開始初期の所定時間内の積分値
    よりも、積分開始後期の所定時間内の積分値へ大きな係
    数をかけて、これらの合計積分値が所定値を越えた状
    態、及び第1積分手段による積分値が所定値を越えた状
    態で車両緊急状態であると判断する判断手段と、を有す
    ることを特徴とする車両の緊急状態判定装置。
  5. 【請求項5】車両の加速度を検出して緊急状態を判定す
    る装置であって、 検出加速度を時間に関して積分する第1積分手段と、 検出加速度の絶対値を時間に関して積分する第2積分手
    段と、 第2積分手段による積分開始初期の所定時間内の積分値
    よりも、積分開始後期の所定時間内の積分値へ大きな係
    数をかけて、これらの合計積分値が所定値を越えた状
    態、及び第1積分手段による積分値が所定値を越えた状
    態で車両緊急状態であると判断する判断手段と、を有す
    ることを特徴とする車両の緊急状態判定装置。
JP6183701A 1994-08-04 1994-08-04 車両の緊急状態判定装置 Pending JPH0840190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264420A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Calsonic Kansei Corp エアバッグの展開制御装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264420A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Calsonic Kansei Corp エアバッグの展開制御装置
JP4593330B2 (ja) * 2005-03-23 2010-12-08 カルソニックカンセイ株式会社 エアバッグの展開制御装置

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