JPH083A - 畦塗機の掻上げロータリ - Google Patents

畦塗機の掻上げロータリ

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JPH083A
JPH083A JP13863294A JP13863294A JPH083A JP H083 A JPH083 A JP H083A JP 13863294 A JP13863294 A JP 13863294A JP 13863294 A JP13863294 A JP 13863294A JP H083 A JPH083 A JP H083A
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JP
Japan
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ridge
blade
soil
rotary
claws
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JP13863294A
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Tatsuo Yamazaki
辰雄 山崎
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Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 畦塗機における畦成形作業で、圃場面の土を
掻上げる土寄せロータリでの持ち上げ量を所定量確保
し、きれいな畦が成形できるようにする。 【構成】 トラクターT後部に装着され、圃場の畦際及
び古い畦の表面を掻上げロータリにて砕土し、畦上に掻
上げて畦整形板で畦面を塗り固める畦塗機において、掻
上げロータリRのロータリ軸34上に切り込み用の直刃
60と砕土用のナタ爪61と跳ね上げ用のブレード爪6
2をそれぞれ偶数本ロータリ軸34を中心に対称となる
ように放射状に配置し、該直刃60は前にナタ爪61と
ブレード爪62は後に配置したものである。また、前記
直刃の回転半径L2をナタ爪とブレード爪の回転半径L
3より長くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畦塗機における古い畦
の表面を削り、圃場面の土を掻上げる掻上げロータリの
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクターの後部に牽引する畦
塗機は公知となっており、この畦塗機は回転する爪部材
を有する掻上げロータリにて圃場の畦際及び古い畦の表
面を削り、畦上へ土上げして、振動器付き畦整形板にて
畦表面を塗り固めるようにしていた。このような従来の
畦塗機における掻上げロータリは、回転軸上に一列数本
のナタ爪及びブレード爪を固設して回転させて、畦際の
圃場面の土を削り畦の上面側へ掻上げていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような掻上げロー
タリがナタ爪の回転だけで、削り取ることと掻上げるこ
とを同時に行うようにしていたが、草等が生えていると
削り量が少なく持ち上げ量も少なくなり、所望の畦が得
られないことがあり、また、圃場が泥等でぬかるんでい
ると、持ち上げ量が少なくなったり、草の根とともに固
まりで持ち上げて凹凸ができたりして、きれいな畦が成
形できないことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラクター後
部に装着され、圃場の畦際及び古い畦の表面を掻上げロ
ータリにて砕土し、畦上に掻上げて畦整形板で畦面を塗
り固める畦塗機において、掻上げロータリのロータリ軸
上に切り込み用の直刃と砕土用のナタ爪と跳ね上げ用の
ブレード爪をそれぞれ偶数本ずつ設け、それぞれの爪を
ロータリ軸を対称に配置したものである。また、前記直
刃をナタ爪及びブレード爪よりも前方に配置し、直刃の
回転半径をナタ爪とブレード爪の回転半径より長くし
た。
【0005】
【作用】このような手段を用いることによって、掻上げ
ロータリを駆動することによって、前方に位置した直刃
により旧畦及び側面の表面部に切り込みを入れて、雑草
及びその根を切断して砕土し易くし、次に、ナタ爪とブ
レード爪で砕土と掻上げを行って、成形板で押さえられ
て成形され、径の大きい直刃で切り込んだ部分に砕土が
入り込んで新畦の境界部の付着が確実で強固な畦が成形
される。
【0006】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の一実施例を
説明する。図1はトラクタ後部に畦塗機を装着した後部
側面図、図2は畦塗機の後面図、図3は動力伝達ケース
下部のロータリ軸部の側面断面図、図4はロータリ軸に
直刃とナタ爪とブレード爪を装着した後面図、図5はブ
レード爪の正面図、図6はナタ爪の正面図である。
【0007】畦塗機の全体構成について、図1、図2よ
り説明する。トラクターTの後部に作業機装着用のトッ
プリンク63及び左右のロアリンク64が配設され、畦
塗機の動力伝達ケース30前面より前方に上部装着板2
8及び左右装着板29・29が突設されて、前記トップ
リンク63及び左右のロアリンク64の後端が上部装着
板28及び左右装着板29・29に装着されて、トラク
タTのリフトアームを回動することにより、畦塗機を昇
降可能としている。
【0008】前記動力伝達ケース30後面の左側には油
圧ポンプPと作動油を貯留する作動油タンク20が配設
され、動力伝達ケース30後面の右側にはリンク機構を
介して振動部を装着し、該振動部の下部に畦成形板27
が配設されている。前記リンク機構は動力伝達ケース3
0後面より後方に複数の支持杆(図示せず)を突設し
て、該支持杆後端に支持リンク1が斜めに固設されてお
り、該リンク1の左下端に枢支軸5を突出してリンク2
の左上端と枢結され、該リンク2の右下端が枢支軸6を
介してリンク3の左下端と枢結され、該リンク3の上部
が枢支軸7を介してリンク4の右下端と枢結されてお
り、更に、フローティングリンク8が前記リンク1の右
上端と枢支軸9を介して枢結され、該フローティングリ
ンク8下部と前記リンク4の左上端とが枢支軸10を介
して、それぞれ枢結され、略平行リンク機構を構成して
いる。
【0009】また、動力伝達ケース30より支持杆18
を後方に延設して支持板19を固設し、該支持板19の
先端に正逆転可能な電動モーター付きの昇降シリンダー
21を枢支し、該昇降シリンダー21のピストンロッド
下端をリンク2・3間を枢支する枢支軸6に枢結し、該
昇降シリンダー21を駆動にて伸縮させることにより、
リンク2・4のリンク1・3に対するリンク角度を変更
でき、畦整形板27の高さを調節できるようにしてい
る。また、前記枢支軸6にはロータリカバー37を支持
する支持杆38の下端が枢支され、該支持杆38は
「へ」字状に折り曲げられて、先端でロータリカバー3
7と畦Aの角部に目標を定めるマーカー59の後端が固
設されている。そして、前記支持杆38の枢支軸6との
枢支部よりやや上部にリンク65の下部が枢支され、該
リンク65の上端は前記支持リンク1の中途部に枢支軸
12によって枢支され、前記リンク2とリンク65が平
行リンクとなるように構成している。
【0010】また、前記フローティングリンク8の下側
にロックレバー8aの上端が固設され、該ロックレバー
8aは下方に延設されて、該ロックレバー8aの中途部
より後方にロックピン8bが突設されて揺動制止板11
に開口した長孔を貫通している。該揺動制止板11はリ
ンク1に設けた枢支軸12に枢支され、該揺動制止板1
1にロックアーム13が枢支され、該ロックアーム13
に設けた切欠部に前記ロックピン8bを嵌合することに
より、二段階の高さで軟らかい畦の場合等で揺動(フロ
ーティング)をロックできるようにしている。
【0011】そして、前記リンク3上端にバネ支持板2
2を固設し、該バネ支持板22にバネ23・23・23
の一端を固定し、他端を振動体24上部に固定し、該振
動体24は側部に油圧モーターMを固定して、前記油圧
ポンプPからの圧油によって駆動され振動するように
し、振動体24下部に畦成形板27が固定されている。
該畦成形板27は後面視「へ」字状に構成されて、畦A
の上面と法面を押さえるようにしている。
【0012】また、畦塗機を下方より支持するよう橇体
40が垂設支持されており、該橇体40の接地高さを調
節すべく橇体高さ調節ハンドル41が付設され、該橇体
40の後部には、掻上げロータリRにより掻上げた畦際
の土壌を埋め戻すための後プラウ42が配設されてい
る。
【0013】そして、本発明の要部である掻上げロータ
リRを駆動するための動力伝達ケース30内には、平行
に入力軸31、カウンター軸32、油圧ポンプ軸33、
及びロータリ軸34が軸受支持されており、これら4本
の軸にスプロケットがそれぞれ固設されて、このスプロ
ケット間に、動力伝達用のチェーン35が巻回されて、
油圧ポンプ及び掻上げロータリRを駆動可能としてい
る。前記入力軸31は該動力伝達ケース30から前方に
突設されていて、トラクターのPTO軸からユニバーサ
ルジョイントを介して入力軸31に動力が伝達される。
【0014】そして、前記ロータリ軸34は図3に示す
ように、動力伝達ケース30より後方へ突出されて、こ
の突出部分に爪座を設けて、図4に示すように、この爪
座69に後面視で直刃60、ナタ爪61、ブレード爪6
2がそれぞれ偶数本放射状に固設されて掻上げロータリ
Rが形成され、該直刃60は前方に、ナタ爪61とブレ
ード爪62は後方に配置される。本発明ではブレード爪
62を四本90度毎に側面視で一列配置し、このブレー
ド爪62とブレード爪62の間に直刃60を二本180
度ズラせて配置し、他のブレード爪62とブレード爪6
2の間にナタ爪61を二本180度ズラせて配置し、全
ての爪が等間隔でロータリ軸34を中心に対称の位置と
なるように配置している。
【0015】そして、図3に示すように、ロータリ軸3
4上で直刃60はナタ爪61とブレード爪62よりも長
さL1だけ前方に配置し、また、直刃60の作用直径L
2、即ちロータリ軸34に装着した状態でロータリ軸3
4を回転させた回転直径が700mm、ナタ爪61とブ
レード爪62の作用直径が650mm、或いはブレード
爪62の二つは650mm、その他の二本のブレード爪
62は600mmとしている。但し、直刃60(回転半
径L2)をナタ爪61とブレード爪62(回転半径L
3)よりも長く(L2>L3)構成するように構成すれ
ばよく、トラクタの大きさによって畦塗り機の大きさも
変わる場合があり長さは限定するものではなく、また偶
数本であれば本数も限定しない。この直刃60、ナタ爪
61及びブレード爪62の回転方向は後面視で左回転と
してアップカットとなるように駆動している。
【0016】そして、前記ブレード爪62は図5に示す
ように、刃縁62aは曲線(直線でも可能)に構成さ
れ、先端部62bは回転方向と直角方向に「く」字状に
曲げられ、或いは湾曲して形成され、この先端部62b
は溶接によって固着するように構成してもよい。また、
ナタ爪61は図6に示すように、刃縁61aは直線(曲
線でも可能)に構成され、先端部61bは回転方向と直
角方向に「し」字状にひねって湾曲に形成され、直刃6
0は二点鎖線で示すようにナタ爪61を曲げない元の状
態のままに構成している。
【0017】このように構成することによって、畦塗り
作業を行う場合、ロータリ軸34の回転によって前部に
配設される直刃60が旧畦表面の雑草及びその根を切断
し、はぎ取る。そして、ナタ爪61は旧畦表面上の土を
砕土し、ブレード爪62は砕土した旧畦上面へ掻上げて
被せる。そして、成形板27によって成形し、振動体2
4によって押し固められ、畦が成形されるのである。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。即ち、同一軸上に直刃、ナタ爪
及びブレード爪が装着されて、軸上の空間を有効に利用
できて、爪の脱着も容易に行えるようになり、また、掻
上げロータリを駆動させることによって、畦際の圃場と
畦の法面に生えた雑草等が直刃によって切り込まれて表
面の雑草及びその根を切り取ることができ、しかも、旧
畦内部にスジ状の切り込みができて砕土し易くなり、ナ
タ爪で土が砕かれて、ブレード爪で砕土した表層の土を
畦上へ跳ね上げられ、また、径の大きい直刃で切り込ま
れた旧畦の部分が一部残るので、その部分に砕土した土
が載せられて押し固められ、新畦の内面での新旧の土の
付着性が向上し、畦が従来よりも崩れ難くなり、きれい
に成形されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタ後部に畦塗機を装着した後部面図であ
る。
【図2】畦塗機の後面図である。
【図3】動力伝達ケース下部のロータリ軸部の側面断面
図である。
【図4】ロータリ軸に直刃とナタ爪とブレード爪を装着
した後面図である。
【図5】ブレード爪の正面図である。
【図6】ナタ爪の正面図である。
【符号の説明】
A 畦 R 掻上げロータリ 27 畦成形板 34 ロータリ軸 60 直刃 61 ナタ爪 62 ブレード爪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクター後部に装着され、圃場の畦際
    及び古い畦の表面を掻上げロータリにて砕土し、畦上に
    掻上げて畦整形板で畦面を塗り固める畦塗機において、
    掻上げロータリのロータリ軸上に切り込み用の直刃と砕
    土用のナタ爪と跳ね上げ用のブレード爪をそれぞれ偶数
    本ずつ設け、それぞれの爪をロータリ軸を対称に配置し
    たことを特徴とする畦塗機の掻上げロータリ。
  2. 【請求項2】 トラクター後部に装着され、圃場の畦際
    及び古い畦の表面を掻上げロータリにて砕土し、畦上に
    掻上げて畦整形板で畦面を塗り固める畦塗機において、
    掻上げロータリのロータリ軸上に切り込み用の直刃と砕
    土用のナタ爪と跳ね上げ用のブレード爪をそれぞれ放射
    状に配置し、該直刃をナタ爪及びブレード爪よりも前方
    に配置し、該直刃の回転半径をナタ爪とブレード爪の回
    転半径より長くしたことを特徴とする畦塗機の掻上げロ
    ータリ。
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