JPH0839278A - レーザ溶接管の製造方法 - Google Patents

レーザ溶接管の製造方法

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JPH0839278A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 レーザ溶接機4の溶接トーチ5の上流側に、
蒸気ブロー手段3のガスパージノズル3a,3aを配置
し、更にこれらガスパージノズル3a,3aの上流側に
高周波加熱手段2のコンタクトチップ2a,2aを配置
する。 【効果】 溶接前に潤滑剤を気化蒸発させ、この蒸気を
溶接点から遠ざかる方向へブローすることで、気化蒸気
が溶接部に至ることを防止したので、水素割れや気泡発
生が阻止でき、溶接部の品質を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ溶接管、特に非オ
ーステナイト系鋼製の溶接管の製造技術の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーザ溶接は他の溶接方法と比べて熱源
のエネルギ密度が高いため溶込みが深く高速溶接が可能
であり、また総入熱量を少なくできるため溶接部の性能
も良好である。このため、鋼管の溶接法としても注目さ
れ、適用が進められている。また、上記レーザ溶接法に
高周波予熱を付加して更なる高速化を図る技術も提案
(特開昭56−168981号等)されている。
【0003】ところで、上記のレーザ溶接法で高速溶接
が可能となったために、高速圧延でのロール疵の発生が
問題となってきた。ロール疵はロールで金属帯を成形す
る際につく疵であり、平板状金属帯を管状に曲げ成形す
るときに金属帯の幅方向において、ロール周速度と金属
帯速度が異なるために発生するものである。即ち、高速
溶接にともなって成形速度が大きくなるのでロール疵が
発生しやすくなる。ロール疵は金属帯の肉厚が大きくな
り成形荷重が大きくなると、やはり著しくなる。
【0004】逆に、成形速度の小さな従来の製管方法や
3mm厚さ程度までの薄い金属帯を対象としたレーザ溶
接方法は、ロール疵の発生が問題とならず、具体的には
ロール成形の際に圧延油を使用する必要はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、レーザ
溶接機の大容量化および高周波予熱併用により、厚肉の
金属帯を高速で溶接することが可能となり、ロール疵の
発生を抑制するために、潤滑剤(圧延油や冷却水)を使
わざるを得なくなってきた。潤滑剤なしでロール圧延を
する技術として、分割ロール法や高硬度ロールまたは低
硬度ロールを使用する方法などが知られている。しか
し、分割ロール法ではロール疵の発生をそれほど抑制で
きず、また、高硬度ロールでもロール疵の発生をそれほ
ど抑制できず、更に、低硬度ロールではロールの摩耗が
著しいという問題がある。
【0006】そこで、大圧延荷重および高成形速度に対
処するために潤滑剤を使用することになる。なお、潤滑
剤は、鉱物性油脂あるいは動・植物性樹脂をベースに乳
化剤(界面活性剤)を添加した水溶性潤滑剤、潤滑性能
を向上させるためにリン系,硫黄系あるいは二硫化モリ
ブデンなどの極圧添加剤を配合した水溶性潤滑剤、又は
鉱物性油脂あるいは動・植物性樹脂に多めの極圧添加剤
を配合した難水溶性潤滑剤が好適である。しかし、上記
潤滑剤を使用したところ、潤滑剤の一部が溶接部に侵入
し、溶接金属中に気泡や水素を介在させることが分かっ
た。水素は溶接金属の水素割れの要因となり、気泡は強
度低下の要因となるので好ましくない。
【0007】また、油に水を併用した潤滑剤で成形加工
熱の冷却を実施することが一般になされているが、水も
熱分解により水素を発生するので、水素割れを起す恐れ
がある。そこで、本発明の目的は、潤滑剤の使用を前提
として水素割れ等の心配の無いレーザ溶接方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明者等は、先ず潤滑剤の溶接に及ぼす影響を詳細
に検討し、溶接前の溶接端部に潤滑剤が付着残存した場
合に水素割れが発生し易いこと、また、潤滑剤の気化蒸
気が溶接部に混入しただけでも溶接金属中に気泡が発生
することを見出した。なお、溶接端部以外の部分に潤滑
剤が存在しても上記水素割れや気泡の発生は殆ど問題に
ならないことを確認した。
【0009】つまり、潤滑剤を無害化するためには、溶
接端面部及びその近傍に存在する潤滑剤を溶接前に除去
すればよく、除去する方法として「加熱」による気化法
が適当であると知見するに至った。具体的方法は次の通
りである。
【0010】平板状の金属帯を管状に曲げ成形するロー
ル式管成形装置と、曲げられた金属帯の対向両端部を加
熱する高周波加熱手段と、圧縮空気や不活性ガスにて気
化蒸気を上流へブローする蒸気ブロー手段と、レーザ溶
接機とをこの順に直列配列し、ロール式管成形装置で使
用した潤滑油や冷却水などの潤滑剤を前記高周波加熱手
段で蒸発させ、この気化蒸気を蒸気ブロー手段で溶接ト
ーチから遠ざかる方向へブローし、潤滑剤が除かれた状
態の対向両端部をレーザ溶接する。
【0011】前記蒸気ブロー手段を溶接トーチのシール
ドガスで代替してもよい。
【0012】
【作用】溶接前に、潤滑剤を気化蒸発させ、この蒸気を
溶接点から遠ざかる方向へブローすることで、気化蒸気
が溶接部に至ることを防止する。
【0013】前記ブローを溶接用シールドガスにて実施
させれば、設備の簡略化が図れる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を添付図に基づいて以下に説
明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図
1は本発明に係るレーザ溶接機を備えたロール式管成形
装置の概略図であり、ロール式管成形装置1は平板状の
金属帯Wを、徐々に管状に曲げ成形する装置であり、高
速成形するために、潤滑剤を使用している。このロール
式管成形装置1の出側に、高周波加熱手段2、蒸気ブロ
ー手段3及びレーザ溶接機4をこの順に配置する。
【0015】図2は本発明に係るレーザ溶接機及び付帯
装置の平面図(第1実施例)であり、レーザ溶接機の溶
接トーチ5の上流側に、蒸気ブロー手段3のガスパージ
ノズル3a,3aを配置し、更にこれらガスパージノズ
ル3a,3aの上流側に高周波加熱手段2のコンタクト
チップ2a,2aを配置する。2bは高周波発振器であ
り、この高周波発振器2bから給電されたコンタクトチ
ップ2a,2aはレーザ溶接前の金属帯Wの端部W1,
W1に通電する接触子である。なお、コンタクトチップ
2aは一例であり、例えば誘導加熱用の環状コイルでも
よい。
【0016】図3は本発明に係るガスパージノズルの配
置例を示す側面断面図(第2実施例)であり、金属帯W
は鼓状のスクイズロール6で幅寄せされるために溶接ト
ーチ5の上流側でほぼ密接(便宜上、密接部分を//
/、溶接ビード部分をXXXのハッチングを付した。)
し、この密接部分より上流部分をブローするように上部
パージノズル3bと下部パージノズル3cとを配置した
ものである。このパージノズル3b,3cから噴出され
るガスは、圧縮空気、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウ
ムガスが好適である。ただし、圧縮ガスは清浄化及び乾
燥処置されたものを使用する。
【0017】以上に述べたレーザ溶接機及び付帯装置の
作用をテスト結果に基づいて説明する。表1は比較例及
び実施例に共通のテスト条件を示す。
【0018】
【表1】
【0019】即ち、供試材をAPI X−65 外径1
01.6mm,肉厚6.0mmの炭素鋼鋼管を作るため
の金属帯である。潤滑剤は、油と水の両方の影響を調べ
ることができるように水溶性油脂を水で溶解してなるエ
マルジョン(例えば、共同油脂製マルチカット)を採用
した。予熱装置(高周波加熱手段)は、発振周波数を4
50kHzとした。ガスパージノズルは、10mm×5
0mmの矩形断面ノズルであり、このノズルからトータ
ル300l/minの圧縮空気を流した。溶接機は、2
5kW炭酸ガスレーザ加工機とし、溶接トーチからは2
0m/secの割合でヘリウムガスを流すようにした。
以上の共通条件のもとに比較テストを実施したのでその
内容及び結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】表中、ロール疵は長さ6mのパイプ3本を
外観検査して判定して1本でも不具合品があれば不合格
とし、また、溶接品質は溶接長さ200mmのサンプル
3本を透過X線検査して1本でも不具合品があれば不合
格とした。
【0022】比較例1〜11は、ガスパージをせずに実
験したものである。比較例1,3は、溶接速度=2また
は5m/minと低速なので、潤滑剤を使用せずに圧延
可能であり、ロール疵は良好であり、溶接品質は良好で
あった。しかし、生産性は低いので、総合的な評価は
「×」である。比較例2,4は、溶接速度=2または5
m/minで、あえて潤滑剤を使用して圧延したもので
あり、ロール疵は良好であるが、水素割れが発生して溶
接品質は不良であったので評価は「×」である。
【0023】比較例5は、溶接速度=10m/minと
高速であるにも拘わらず、潤滑剤を使用しなかったため
ロール疵が発生し、評価は「×」である。比較例6は、
溶接速度=10m/minと高速であるから、潤滑剤を
使用して圧延した。ロール疵は発生しなかったが水素割
れが発生したため評価は「×」である。
【0024】比較例7,8は改善を図るべく、100℃
又は200℃に供試材を予熱したものであるが、水素割
れの発生を押さえるには至らずに評価は「×」であっ
た。比較例9,10,11は、供試材をより高温の30
0℃,600℃又は100℃に予熱したものであり、気
泡の発生に留まったので溶接品質は若干の改善が認めら
れ評価は「△」であった。
【0025】実施例1,2,3は、ガスパージを実施し
たものであり、溶接速度=10m/min、潤滑剤あり
の条件のもとに、予熱温度を300℃,600℃又は1
000℃と変えた実験例であるが、いずれもロール疵並
びに溶接品質は良好であり、評価は「○」であった。
【0026】図4はパージガス流量と気泡の検出個数と
の相関図であり、上記実施例ではパージガス流量を30
0l/minとしたが、このガス流量を実用的にどの程
度まで減少できるかを調べたものである。すなわち、1
20l/min程度までは絞ることができ、それ以下で
はパージが不十分となって気泡が発生すると考えられ
る。また、予熱温度を300℃,1000℃のいづれも
傾向は類似しており、実験で使用したエマルジョンが2
00〜300℃で良好に蒸発することから、300℃の
予熱で十分であることが分かった。逆に1000℃に予
熱しても、蒸発が盛んとなって気泡の発生が増加するこ
とからあまり好ましくないと言える。そこで、使用する
潤滑剤の特性に合せて予熱温度を決めれば良いことが分
かった。
【0027】次に、本発明方法を実施するのに好適な装
置の別実施例を説明する。図5は図3の別実施例図(第
3実施例)、図6は2重シール型溶接トーチの断面図で
あり、溶接トーチのシールドガスを巧みに利用して図3
の上部パージノズル3bを廃止したことを特徴とする。
図6に示す通り、2重シール型溶接トーチ10はレーザ
光を直接囲う第1ガスノズル11と、この第1ガスノズ
ル11より径外方に配置され且つ径外方下向きに金属帯
Wに向ってシールドガスを吹出す第2ガスノズル12と
を備えたことを特徴とする。この第2ガスノズル12か
らの気流で潤滑剤の気化蒸気を上流側に押し戻す。すな
わち、図5のコンタクトチップ2aで潤滑剤を蒸発さ
せ、溶接トーチ10及び下部ガスパージノズル3cで気
化蒸気を上流側へ押し戻す。図6の2重シール型溶接ト
ーチ10は第1ガスノズル11の流量と第2ガスノズル
12の流量を自由に選択できるので好ましい。
【0028】図7は図3の更なる別実施例図(第4実施
例)であり、管の外方に上部パージノズル3b、内方に
図6の第2ガスノズル10とほぼ同形のシールド部材1
4を配置したものである。以上の図2,図3,図5及び
図7の示した通り、本発明のガスパージノズル3a,3
b,3cや溶接トーチ10やシールド部材14を、任意
に組合わせて管状金属帯Wの外方および/または内方に
配置すればよい。
【0029】図8は本発明方法を実施するのに好適なス
クイズロールのために潤滑剤供給機構の平面図、図9は
図8の要部説明図であり、図9に示す通りにスクイズロ
ール6に、ブラケット21、プレート22、ゴム板23
とからなるスイーパ機構20を付設したことを特徴とす
る。上記ゴム板23はスクイズロール6の回転方向に沿
って、潤滑剤スプレーパイプ24の下流側に且つ金属帯
Wの上流側に配置され、しかもスクイズロール6の外周
面に触れるかまたは所定のギャップを置いて配置され
る。従って、潤滑剤スプレーパイプ24からスプレーさ
れた潤滑剤のうち余分の潤滑剤25は下に落とされ、必
要分だけスクイズロール6に皮膜の形で付着して金属帯
−ロール間の潤滑に供される。
【0030】次にスイーパ機構20の作用効果を述べ
る。上述した通り本発明は、レーザ溶接前に潤滑剤を予
熱(高周波加熱)して気化蒸発させ、しかもこの気化蒸
気をガスパージしたことに特徴がある。しかし、溶接点
(溶接トーチ5)近傍のスクイズロール6,6に供給し
た潤滑剤が直接溶接部に至る恐れがある。そこで、図8
に示したゴム板23,23で潤滑剤を制限することによ
り溶接部への影響を無視できる程度に弱めるものであ
る。
【0031】図10は図9の別実施例図であり、ゴム板
26をスクイズロール6のロール面のみならず上面まで
廻り込ませたことを特徴とする。溶接点が管状金属帯W
の最上位置にあるため、上位部分の潤滑剤を特に制限す
ることにより、良好に潤滑剤の侵入を抑制する。
【0032】図11は本発明に係るガスパージノズルの
補足説明図であり、ガスパージノズル3aは溶接トーチ
5から逆向き、即ち溶接点より上流向きに圧縮空気等の
ガスを噴射するものであるが、その噴射速度が大き過ぎ
ると、ノズル3aの周りに渦流28が発生し、この渦流
28によって溶接トーチ5のガスシールド5aが乱され
ることがある。ここで、ガスパージノズル3aからの噴
流を程度に押さえ、好しくはガスシールド5aの速度以
下とする。そうすれば、溶接性は良好に保たれる。ま
た、溶接トーチ5付近まで潤滑剤の蒸気又は微粒子29
が飛んでくることがある。しかし、これら蒸気又は微粒
子29はガスシールド5aで阻止されるので問題とはな
らない。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、溶接前に潤滑剤を気化蒸発させ、こ
の蒸気を溶接点から遠ざかる方向へブローすることで、
気化蒸気が溶接部に至ることを防止したので、水素割れ
や気泡発生が阻止でき、溶接部の品質を向上させること
ができる。
【0034】請求項2は、気化蒸気のブローを溶接用シ
ールドガスにて実施させるものであるから、ガスパージ
ノズルを省略でき、設備の簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ溶接機を備えたロール式管
成形装置の概略図
【図2】本発明に係るレーザ溶接機及び付帯装置の平面
図(第1実施例)
【図3】本発明に係るガスパージノズルの配置例を示す
側面断面図(第2実施例)
【図4】本発明に係るパージガス流量と気泡の検出個数
との相関図
【図5】図3の別実施例図(第3実施例)
【図6】本発明に係る2重シール型溶接トーチの断面図
【図7】図3の更なる別実施例図(第4実施例)
【図8】本発明方法を実施するのに好適なスクイズロー
ルのために潤滑剤供給機構の平面図
【図9】図8の要部説明図
【図10】図9の別実施例図
【図11】本発明に係るガスパージノズルの補足説明図
【符号の説明】
1…ロール式管成形装置、2…高周波加熱手段、2a…
コンタクトチップ、2b…高周波発振器、3…蒸気ブロ
ー手段、3a,3b,3c…ガスパージノズル、4…レ
ーザ溶接機、5…溶接トーチ、5a…ガスシールド、6
…スクイズロール、10…2重シール型溶接トーチ、W
…金属帯、W1…端部(対向両端部)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の金属帯を管状に曲げ成形するロ
    ール式管成形装置と、曲げられた金属帯の対向両端部を
    加熱する高周波加熱手段と、圧縮空気や不活性ガスにて
    気化蒸気を上流へブローする蒸気ブロー手段と、レーザ
    溶接機とをこの順に直列配列し、前記ロール式管成形装
    置で使用した潤滑油や冷却水などの潤滑剤を前記高周波
    加熱手段で蒸発させ、この気化蒸気を前記蒸気ブロー手
    段で溶接トーチから遠ざかる方向へブローし、潤滑剤が
    除かれた状態の対向両端部をレーザ溶接することを特徴
    としたレーザ溶接管の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記蒸気ブロー手段を溶接トーチのシー
    ルドガスで代替することを特徴とした請求項1記載のレ
    ーザ溶接管の製造方法。
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