JPH0839167A - ワークの結合装置 - Google Patents

ワークの結合装置

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JPH0839167A
JPH0839167A JP19782294A JP19782294A JPH0839167A JP H0839167 A JPH0839167 A JP H0839167A JP 19782294 A JP19782294 A JP 19782294A JP 19782294 A JP19782294 A JP 19782294A JP H0839167 A JPH0839167 A JP H0839167A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易な構成でプレス加工でき、耐久性及びコス
ト性を向上しうるとともに、プレス力を軽減できる。 【構成】複数の板状部A、Bをポンチ2によりダイス穴
4に押込み、この板状部A、Bに絞り部12を形成しか
つ前記ポンチ2が絞り部12の底部をダイス穴4の底面
との間で挟圧することによるポンチ2側のワークの拡径
によってワーク間を結合する一方、ダイス3は、ダイス
穴4を設けたダイス本体6と、ダイス穴4の底面をなす
ダイス底部9とからなり、かつ前記ダイス穴4は、大径
部10と上面の開口付近の小径部11とからなる段付状
をなすとともに、前記ダイス穴4の周壁5側に弾性材7
を配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のワークの重ねた
板状部をプレス成形によって強固に結合しうる構成簡易
なワークの結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図12に示すように、プレハブ工
法の建築物に用いられる各種パネル体の枠組を、溝形鋼
からなるワークw…から形成することが多々ある。この
ようなワークw、wの結合は、リベット、溶着の他、一
般に「かしめ」と俗称される一種のプレス成形によって
行われる。
【0003】この「かしめ」型のワークの結合装置とし
て、従来、特開昭62−77130号公報に記載された
装置(以下従来例1という)、特公昭60−18259
号公報に記載された装置(以下従来例2という)、特公
昭61−53133号公報に記載された装置(以下従来
例3という)などが挙げられる。
【0004】従来例1は、図13に示すように、有底か
つ円柱状の側壁を有する深絞り開口a3を設けたダイa
2と、成型ラムのポンチ状の深絞り部a7とを具え、ダ
イa2上に重ねて載置された薄板w1、w1を、前記深
絞り部a7によって深絞り開口a3内で深絞り、圧縮変
形させて該薄板w1、w1を結合する装置である。
【0005】又従来例2は、図14に示すように、ポン
チb1と、このポンチb1により内部に2枚の金属薄板
w2、w2を押出させて結合させる凹溝を形成するとと
もに結合された金属薄板w2、w2を取去ると回動して
元の状態に復帰する可動型のダイス部分b2、b2とを
具える。なお前記凹溝の底面をなすアンビルb3は静止
した状態に留められる。
【0006】又従来例3は、図15に示すように、ポン
チc1と、可動型の分壁部c2…からなるダイスc3と
を具え、ダイスc3上に載置された板材w3、w3をポ
ンチc1の軸棒c4方向への圧入により結合するととも
に、軸棒c4を圧縮スプリングによって突上げ、これに
よりダイスc3の各分壁部c2…を図中矢印で示す方向
に拡開させて板材w3、w3を抜け出させる装置であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例1
は、前記深絞り開口a3の体積が不変であるため、最終
加圧工程において薄板w1を形成する材料の逃げ場がな
く、その圧縮変形のために多大のプレス力を要し、ダイ
a2に極めて大きな偏負荷が掛かるという問題点があ
り、しかも油逃がし用穴をダイa2に設けると該ダイa
2の剛性が不足し、大きな偏負荷を確実に受けられない
ことがある。
【0008】又従来例2は、その凹溝の体積がプレス工
程において変化するため、プレス力の過度の増大は避け
られるものの、ダイス部分b2…を可動型としているの
で、構成が複雑となり、コストを上昇させるとともに、
耐久性の低下が懸念される。
【0009】又従来例3も、可動型の分壁部c2…から
なるダイスc3を用いているため、前記従来例2と同様
の問題点がある。
【0010】本発明は、ダイス穴の周壁側にゴムからな
る弾性材を配することを基本として、ダイス穴の体積を
変化させることができ、プレス力の低減化を図りうると
ともに、構成を簡略化して、コストを削減し、かつ耐久
性を維持しうるワークの結合装置の提供を目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のワークの結合装置は、複数のワークの重ねた
板状部をポンチにより、ダイスの上面で開口するダイス
穴に押込み、この板状部に、板面と直角にダイス穴内で
凹む絞り部を形成しかつ前記ポンチが絞り部の底部をダ
イス穴の底面との間で挟圧することによるポンチ側のワ
ークの拡径によってワーク間を結合するとともに、前記
ダイスは、上面で開口しかつ開口から下にのびる周壁を
有する前記ダイス穴を設けたダイス本体と、前記ダイス
穴の底面をなしかつ前記ダイス本体と一体又は別体のダ
イス底部とからなるとともに、前記ダイス穴は、前記上
面でのこのダイス穴の開口よりも大きい大径で連続する
大径部を下方に有することにより、この大径部と、上面
の開口付近の小径部とからなる段付状をなすとともに、
前記ダイス穴の周壁側にゴムからなる弾性材を配してい
る。
【0012】
【作用】複数のワークの重ねた板状部を、ポンチにより
ダイスのダイス穴に押込み、この板状部に、板面と直角
にダイス穴で凹む絞り部を形成したのち、前記ポンチが
この絞り部の底部をダイス穴の底面との間でさらに挟圧
し、ポンチ側のワークの拡径によってワーク間を結合す
るとともに、前記ダイスは、上面で開口しかつ開口から
下にのびる周壁を有する前記ダイス穴を設けたダイス本
体と、前記ダイス穴の底面をなしかつ前記ダイス本体と
一体又は別体のダイス底部とからなり、しかもダイス穴
を下方の大径部と上面の開口付近の小径部とからなる段
付状とし、かつこのダイス穴の周壁側に弾性材を配す
る。従って、前記絞り部の形成ののち、ポンチがこの絞
り部の底部をダイス穴の底面との間で挟圧するときに、
下側の板状部の前記周壁側への迫出しを前記弾性材によ
って抑制しつつポンチ側の板状部を側方に十分に迫出さ
せるポンチのプレス力を、該弾性材の押込みによるダイ
ス穴の体積変化により低減しうるとともに、深絞り(絞
り部の形成)とポンチ側のワークの拡径、圧延との各工
程における負荷を夫々ダイス本体とダイス底部とで別々
に受持たせるため、ダイス穴体積不変型に比べて構造的
な偏負荷を減じることができ、ダイスのコンパクト化を
図りうる。
【0013】さらに拡径する従来の可動型のダイスに比
べて、構成を簡略化でき、耐久性を向上しうるととも
に、単純な形状でダイスを構成しうるため、コストの削
減を図りうる。
【0014】又ダイス全体に加わるプレス力を減じるた
め潤滑油を絞り部の形成に際して用いることができる
が、この潤滑油の前記ダイス穴内での貯溜を防ぐため
に、油逃がし用穴をダイス底部に設けることができ、又
ダイス底部を別体とするときには、その外周壁に溝をつ
けることによって油を逃がしうる。
【0015】又ダイス穴を、上面の開口付近に小径部を
有する段付状としたため、ポンチ側の板状部の拡径、迫
出しをダイス穴の周壁に向かって増大でき、結合強度を
高めうるとともに、前記弾性材によって下側の板状部の
迫出しを抑制しうるため、結合された板状部のダイス穴
からの取出しを容易とする。
【0016】このように請求項1の発明によれば、構成
の簡略化とプレス力の低減化とによって、結合強度を低
下させることなく耐久性の向上、コストの削減とダイス
に掛かる負荷の軽減とを両立して達成しうる。
【0017】なお前記弾性材として、耐油性、耐クラッ
ク性、耐疲労性、耐摩耗性などを考慮して、ウレタンゴ
ムを好適に採用しうる他、天然ゴム、NBR、SBR、
BR、CR、アクリルゴムなど、又はそれらの混合又は
積層物を採用しうるとともに、つるまきバネ、円筒バネ
などの半径方向に拡縮する金属又は非金属製のバネ等を
も用いうる。
【0018】又請求項2の発明において、ダイス底部
に、切欠状の凹部を前記周壁に沿って設け、かつこの凹
部に前記弾性材を設けたときには、ポンチが前記絞り部
の底部をダイス穴の底面との間で挟圧する際のポンチ側
のワーク材料の前記凹部への迫出しを増大でき、結合強
度をより一層高めうるとともに、弾性材によって迫出し
圧力を適正化できる。
【0019】さらに請求項3の発明において、前記弾性
材を小径部と大径部との交わり部に配したときには、該
弾性材に向かってポンチ側の板状部を十分に迫出させる
ことができ、確実な結合を得ることが出来る。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜3において本発明のワークの結合装置1は、
円柱状のポンチ2と、上面で開口するダイス穴4を設け
たダイス3とを具える。
【0021】又ワークWは、本実施例では図12に示す
ように、ウエブW1の上下縁からフランジW2、W3を
張出した溝形鋼から形成されるとともに、このワーク
W、Wの端部で重ねる上、下のフランジW2、W2、W
3、W3がなす各2枚の板状部A、A、B、Bを相互に
結合するために、本発明のワークの結合装置1を用いて
いる。
【0022】なおワークの結合装置1は、本実施例では
図10に示すように、基台20の一端部から立上がる下
の支持台21上面と、この下の支持台21に下面が向き
合いかつ前記基台20の他端部から立上がる本体部22
に垂直なシリンダ23を介して取付けられる上の支持台
24の下面とに夫々ポンチ2、2を同芯に配するととも
に、前記本体部22側面に上下動可能に取付けられた上
下の移動台25、26の前記ポンチ2、2と向き合う各
面にダイス3、3を固着している。
【0023】従って、2つのワークW、Wが直角をなす
端部を図10、図11に示すように前記上下の移動台2
5、26に対してく字状に配し、かつ前記シリンダ23
を作動させて上の支持台24を下降させることにより、
上下一対の前記板状部A、B、A、Bを一挙に結合でき
る。
【0024】又前記上下の移動台25、26は、前記ウ
エブW1の高さに応じて、先端にテーパ部27を設けた
進退具の該テーパ部27の進退によって上下動でき、か
つワークW、Wを、シリンダ23の作動による上のポン
チ2の下降により下のポンチ2に下の板状部A、Bを押
圧する如く下降させる。
【0025】なおワークの結合装置1は、1つのポンチ
2とダイス3とを具えるものでもよく、例えば図12に
示すように、ワークWのウエブW1がなす板状部Aにプ
レート状のワークの板状部Bを結合するために用いるこ
とが出来る。
【0026】前記ダイス3は、図1に示すように、上面
で開口しかつ開口から下にのびる周壁5を有するダイス
穴4を設けたダイス本体6と、前記ダイス穴4の底面4
Aをなす円柱状のダイス底部9とからなるとともに、こ
のダイス底部9は、パッキン32を用いてダイス本体6
に取付けられ、ダイス3を単体で取扱うときの抜け落ち
を防止する。なおダイス底部9は、ダイス本体6と一体
に形成してもよい。
【0027】又前記ダイス穴4は、ダイス本体6の上面
でのこのダイス穴4の開口よりも大きな大径で連続する
大径部10を下方に有することにより、この大径部10
と、ダイス本体6の上面と上面を揃えて張出す断面略台
形状もしくは略三角形状の張出し部34によって形成さ
れかつ上面の開口付近、本実施例では開口で小径となる
小径部11とからなる段付状をなす。
【0028】さらに前記小径部11と大径部10との交
わり部には、本実施例では、ダイス穴4の底面4A、す
なわち前記ダイス底部9の上面に下端が巾広となるよう
に開口からはみ出して傾いてのびる斜面37を有するゴ
ムからなる弾性材7がダイス穴4の周壁5側に配されて
いる。
【0029】ワークW、Wの複数、本実施例では2枚の
板状部A、Bは、図1に示すように、ダイス本体6の上
面に重ねて載置されるとともに、この板状部A、Bを図
2に示すように、前記ポンチ2により前記ダイス穴4に
押込み、該板状部A、Bに、板面と直角にダイス穴4内
で凹む絞り部12、12を形成する。
【0030】さらにポンチ2により、該ポンチ2側の前
記絞り部12の上を向く底部12Aを、ダイス穴4の底
面4A、すなわち前記ダイス底部9の上面との間で挟圧
することにより、図3に示すように、前記弾性材7によ
って下側の板状部Bの拡径、迫出しを抑制しつつポンチ
2側のワークWの板状部Aを拡径させて膨出部17を形
成し、これにより板状部A、Bを強固に結合する。
【0031】このとき前記弾性材7の前記斜面37は前
記周壁5に向かって押圧されてダイス穴4の体積を増大
させるが、下側の板状部Bの拡径は前記張出し部34の
内側で弾性材7により留められ、結合されたワークW、
Wのダイス穴4から取出しを可能とする。
【0032】このようにポンチ2の下降時にダイス穴4
の体積変化(増大)を伴うため、プレス力を低減しうる
とともに、ダイス穴体積不変型に比べて、構造的偏負荷
を著減しうる一方、ダイス本体6を不動としたため、構
成を簡略化でき、耐久性の向上及びコストの削減を図り
うる。
【0033】図4、5に本発明の他の実施例を示す。本
例においてダイス底部9の上面周縁部には、切欠状の凹
部13がダイス穴4の前記周壁5に沿って設けられると
ともに、ダイス穴4の周壁5側に配されるゴムからなる
弾性材7は前記凹部13に設けられる。
【0034】従ってポンチ2が絞り部12の底部12A
をダイス穴4の底面4Aとの間で挟圧すると、図5に示
すように、下側の板状部Bの下面周縁部が外側及び下方
に幾分圧延され、このためポンチ2側の板状部Aを十分
に拡径して膨出部17を形成でき、結合強度を高めう
る。
【0035】なおダイス穴4の周壁5側に配する弾性材
7を、図6、図7に示すように、前記小径部11と大径
部10との交わり部かつダイス底部9に設けた凹部13
に固着してもよい。
【0036】この場合、比較的断面積の大きい前記弾性
材7を確実にダイス3に取付けることができ、耐久性を
向上しうるとともに、ポンチ2側の板状部Aの拡径巾、
つまり前記膨出部17の張出し長さを大きくでき、強固
な結合が得られる。
【0037】図8、図9に本発明の他の実施例を示す。
本例においてダイス本体6に設けられるダイス穴4は、
上面での開口で突出する断面矩形状の張出し部34によ
って形成される小径部11と、その下方の大径部10と
からなるとともに、この小径部11と大径部10との交
わり部からダイス底部9の上面にのびるゴムからなる弾
性材7をダイス穴4の周壁5側に配している。
【0038】又ポンチ2側の板状部Aは、重置される板
状部A、Bを介してダイス本体6がポンチ2の加圧によ
って受ける反力によりダイス底部9に案内されて弾性材
7を圧縮変形させることにより、ダイス穴4の体積を変
化させながら拡径、迫出される。
【0039】
【発明の効果】叙上の如く本発明のワークの結合装置
は、複数のワークの重ねた板状部を、ポンチによりダイ
スのダイス穴に押込み、この板状部に、板面と直角にダ
イス穴で凹む絞り部を形成したのち、前記ポンチがこの
絞り部の底部をダイス穴の底面との間でさらに挟圧し、
ポンチ側のワークの拡径によってワーク間を結合すると
ともに、前記ダイスは、上面で開口しかつ開口から下に
のびる周壁を有する前記ダイス穴を設けたダイス本体
と、前記ダイス穴の底面をなすダイス底部とからなり、
しかもダイス穴を下方の大径部と上面の開口付近の小径
部とからなる段付状とし、かつこのダイス穴の周壁側に
弾性材を配する。従って、前記絞り部の形成ののち、ポ
ンチがこの絞り部の底部をダイス穴の底面との間で挟圧
するときに、下側の板状部の前記周壁側への迫出しを前
記弾性材によって抑制しつつポンチ側の板状部を側方に
十分に迫出させるポンチのプレス力を、該弾性材の押込
みによるダイス穴の体積変化により低減しうるととも
に、深絞り(絞り部の形成)とポンチ側のワークの拡
径、圧延との各工程における負荷を夫々ダイス本体とダ
イス底部とで別々に受持たせるため、ダイス穴体積不変
型に比べて構造的な偏負荷を減じることができ、ダイス
のコンパクト化を図りうる。
【0040】さらに拡径する従来の可動型のダイスに比
べて、構成を簡略化でき、耐久性を向上しうるととも
に、単純な形状でダイスを構成しうるため、コストの削
減を図りうる。
【0041】又ダイス全体に加わるプレス力を減じるた
め潤滑油を絞り部の形成に際して用いることができる
が、この潤滑油の前記ダイス穴内での貯溜を防ぐため
に、油逃がし用穴をダイス底部に設けることができ、又
ダイス底部を別体とするときには、その外周壁に溝をつ
けてもよい。
【0042】又ダイス穴を、上面の開口付近に小径部を
有する段付状としたため、ポンチ側の板状部の拡径、迫
出しをダイス穴の周壁に向かって増大でき、結合強度を
高めうるとともに、前記弾性材によって下側の板状部の
迫出しを抑制しうるため、結合された板状部のダイス穴
からの取出しを容易とする。
【0043】このように請求項1の発明によれば、構成
の簡略化とプレス力の低減化とによって、結合強度を低
下させることなく耐久性の向上、コストの削減とダイス
に掛かる負荷の軽減とを両立して達成しうる。
【0044】なお前記ダイス底部は、ダイス本体と一体
に形成してもよく、又別体としてもよい。
【0045】又請求項2の発明において、ダイス底部
に、切欠状の凹部を前記周壁に沿って設け、かつこの凹
部に前記弾性材を設けたときには、ポンチが前記絞り部
の底部をダイス穴の底面との間で挟圧する際のポンチ側
のワーク材料の前記凹部への迫出しを増大でき、結合強
度をより一層高めうるとともに、弾性材によって迫出し
圧力を適正化できる。
【0046】さらに請求項3の発明において、前記弾性
材を小径部と大径部との交わり部に配したときには、該
弾性材に向かってポンチ側の板状部を十分に迫出させる
ことができ、確実な結合を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】絞り部を形成した状態を示す断面図である。
【図3】ポンチ側のワークの拡径を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】その作用を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図7】その作用を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図9】その作用を示す断面図である。
【図10】ワークの結合装置を例示する側面図である。
【図11】ワークの配置状態を示す部分平面図である。
【図12】ワークを例示する部分斜視図である。
【図13】従来の技術を説明するための断面図である。
【図14】従来の技術を説明するための断面図である。
【図15】従来の技術を説明するための断面図である。
【符号の説明】
2 ポンチ 3 ダイス 4 ダイス穴 5 周壁 6 ダイス本体 7 弾性材 9 ダイス底部 10 大径部 11 小径部 12 絞り部 13 凹部 A、B 板状部 W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のワークの重ねた板状部をポンチによ
    り、ダイスの上面で開口するダイス穴に押込み、この板
    状部に、板面と直角にダイス穴内で凹む絞り部を形成し
    かつ前記ポンチが絞り部の底部をダイス穴の底面との間
    で挟圧することによるポンチ側のワークの拡径によって
    ワーク間を結合するとともに、 前記ダイスは、上面で開口しかつ開口から下にのびる周
    壁を有する前記ダイス穴を設けたダイス本体と、前記ダ
    イス穴の底面をなしかつ前記ダイス本体と一体又は別体
    のダイス底部とからなるとともに、 前記ダイス穴は、前記上面でのこのダイス穴の開口より
    も大きい大径で連続する大径部を下方に有することによ
    り、この大径部と、上面の開口付近の小径部とからなる
    段付状をなすとともに、前記ダイス穴の周壁側に弾性材
    を配してなるワークの結合装置。
  2. 【請求項2】前記ダイス底部は、切欠状の凹部を前記周
    壁に沿って設けるとともに、前記弾性材は前記凹部に設
    けられたことを特徴とする請求項1記載のワークの結合
    装置。
  3. 【請求項3】前記弾性材は、小径部と大径部との交わり
    部に配されたことを特徴とする請求項1記載のワークの
    結合装置。
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