JPH083892A - 填料含有シート及びその製造方法、並びにそれを用いた記録媒体 - Google Patents
填料含有シート及びその製造方法、並びにそれを用いた記録媒体Info
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- JPH083892A JPH083892A JP6134008A JP13400894A JPH083892A JP H083892 A JPH083892 A JP H083892A JP 6134008 A JP6134008 A JP 6134008A JP 13400894 A JP13400894 A JP 13400894A JP H083892 A JPH083892 A JP H083892A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 不透明性と強度の優れた填料含有シートとそ
の製造方法、並びにそのシートを用いた画像均一性の優
れた記録媒体を提供することである。 【構成】 パルプ、填料、特定範囲の置換度を有するカ
チオン変性バクテリアセルロース離解物を含有する填料
含有シート及びその表面に記録層を塗設した記録媒体。
更に、填料と該バクテリアセルロース離解物を混合攪拌
し、該バクテリアセルロース表面上に填料を定着させた
後、パルプと混合し抄紙する製造方法。 【効果】 填料が効率よく留まり、不透明度と強度の優
れた填料含有シートを与え、そのシートを用いた記録媒
体は、画像の均一性が優れている。
の製造方法、並びにそのシートを用いた画像均一性の優
れた記録媒体を提供することである。 【構成】 パルプ、填料、特定範囲の置換度を有するカ
チオン変性バクテリアセルロース離解物を含有する填料
含有シート及びその表面に記録層を塗設した記録媒体。
更に、填料と該バクテリアセルロース離解物を混合攪拌
し、該バクテリアセルロース表面上に填料を定着させた
後、パルプと混合し抄紙する製造方法。 【効果】 填料が効率よく留まり、不透明度と強度の優
れた填料含有シートを与え、そのシートを用いた記録媒
体は、画像の均一性が優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、填料の歩留まりが良
く、不透明度と強度の優れた填料含有シート及びその製
造方法、並びにそれを用いた、画像濃度の均一性に優れ
た、記録媒体に関するものである。
く、不透明度と強度の優れた填料含有シート及びその製
造方法、並びにそれを用いた、画像濃度の均一性に優れ
た、記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、熱帯林の保護、二酸化炭素の排出
規制等に見られるような地球環境に対する関心の高まり
に伴い、木材資源を有効に活用して紙を生産することが
求められるようになってきている。他方、最近の文字画
像記録機器の進歩に伴って、紙の使われ方にも変化が生
じている。例えば、従来のように印字や加工条件の微調
整が人間により十分行われないため、印字機械や装置に
合った安定した品質の紙を供給することが求められてい
る。また、高画質で均一性の優れた情報記録への要求も
厳しくなる傾向にある。したがって、紙の分野において
も環境保護と高品質の両者を満たす新技術の開発が期待
されている。
規制等に見られるような地球環境に対する関心の高まり
に伴い、木材資源を有効に活用して紙を生産することが
求められるようになってきている。他方、最近の文字画
像記録機器の進歩に伴って、紙の使われ方にも変化が生
じている。例えば、従来のように印字や加工条件の微調
整が人間により十分行われないため、印字機械や装置に
合った安定した品質の紙を供給することが求められてい
る。また、高画質で均一性の優れた情報記録への要求も
厳しくなる傾向にある。したがって、紙の分野において
も環境保護と高品質の両者を満たす新技術の開発が期待
されている。
【0003】環境保護の観点から再生紙の利用等が試み
られ、ある程度の効果を上げてきている。しかし、古紙
処理や紙力増強のために使用する化学薬品の量が増す、
或いは品質が大きく変化する等の好ましくない影響も指
摘されている。一方、木材パルプの使用量を少なくする
ため、填料含有率の高い紙を製造する試みも行われてい
る。この場合は、填料を効率よく紙に留めて不透明性を
向上させる方法や、填料による紙力低下を防止する方法
に工夫が必要とされている。
られ、ある程度の効果を上げてきている。しかし、古紙
処理や紙力増強のために使用する化学薬品の量が増す、
或いは品質が大きく変化する等の好ましくない影響も指
摘されている。一方、木材パルプの使用量を少なくする
ため、填料含有率の高い紙を製造する試みも行われてい
る。この場合は、填料を効率よく紙に留めて不透明性を
向上させる方法や、填料による紙力低下を防止する方法
に工夫が必要とされている。
【0004】紙に填料を効率的に留める技術としては、
特公昭57−13680号公報、特開昭54−1164
05号公報、特開昭60−119299号公報等に記載
されているように、予め凝集させた填料を紙に抄き込む
方法、特開昭56−63099号公報に記載されている
ような叩解したカチオン変性パルプと填料を抄紙する方
法、特開昭63−295793号公報、特開昭63−1
52495号公報等に記載されているような微細なセル
ロースフィブリルと填料を共凝集して紙に抄き込む方法
等が知られている。
特公昭57−13680号公報、特開昭54−1164
05号公報、特開昭60−119299号公報等に記載
されているように、予め凝集させた填料を紙に抄き込む
方法、特開昭56−63099号公報に記載されている
ような叩解したカチオン変性パルプと填料を抄紙する方
法、特開昭63−295793号公報、特開昭63−1
52495号公報等に記載されているような微細なセル
ロースフィブリルと填料を共凝集して紙に抄き込む方法
等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、填料歩
留まり及び強度の優れた填料含有シートを製造するため
に、紙に填料を抄き込むための方法を検討した。その結
果、予め凝集させた填料を紙に抄き込む方法では、凝集
により填料が粗大粒子として紙中に留まるため、不透明
性の向上が不十分であることが分かった。また、叩解し
たカチオン変性パルプと填料を抄紙する方法では、軽度
に叩解した場合は填料がパルプ繊維表面にほぼ均一に留
まるが、填料が留まるべき表面を増やす目的で叩解を進
めると、カチオン変性されていない表面が新たに生じる
ため、パルプ表面での填料分布が不均一になり、不透明
性、強度いずれも不十分な結果となった。微細なセルロ
ースフィブリルと填料を共凝集して紙に抄き込む方法
は、前二者より優れた方法であるが、共凝集時に添加し
たカチオン性薬品の影響で一部分の填料に凝集を生じる
ため、得られる不透明性には限界があった。
留まり及び強度の優れた填料含有シートを製造するため
に、紙に填料を抄き込むための方法を検討した。その結
果、予め凝集させた填料を紙に抄き込む方法では、凝集
により填料が粗大粒子として紙中に留まるため、不透明
性の向上が不十分であることが分かった。また、叩解し
たカチオン変性パルプと填料を抄紙する方法では、軽度
に叩解した場合は填料がパルプ繊維表面にほぼ均一に留
まるが、填料が留まるべき表面を増やす目的で叩解を進
めると、カチオン変性されていない表面が新たに生じる
ため、パルプ表面での填料分布が不均一になり、不透明
性、強度いずれも不十分な結果となった。微細なセルロ
ースフィブリルと填料を共凝集して紙に抄き込む方法
は、前二者より優れた方法であるが、共凝集時に添加し
たカチオン性薬品の影響で一部分の填料に凝集を生じる
ため、得られる不透明性には限界があった。
【0006】すなわち、本発明の目的は、填料を効率よ
く留めて不透明性と強度の優れた填料含有シートを提供
すること及びその製造方法を提供すること、並びにそれ
を用いた画像濃度の均一性が優れた記録媒体を提供する
ことにある。
く留めて不透明性と強度の優れた填料含有シートを提供
すること及びその製造方法を提供すること、並びにそれ
を用いた画像濃度の均一性が優れた記録媒体を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、種々の方法について検討を試みた結果、主として、
パルプ、填料、置換度0.02〜0.05のカチオン変
性バクテリアセルロース離解物の3成分を含有させるこ
と、特に填料と置換度が0.02〜0.05のカチオン
変性バクテリアセルロース離解物を混合攪拌し、バクテ
リアセルロース離解物上に填料を定着させた後、パルプ
と混合し、抄紙することにより、填料が効率よく留ま
り、不透明性と強度の優れた填料含有シートの得られる
ことを見いだした。また、この填料含有シート上に機能
性の塗層を設けることにより画像濃度等の均一性が優れ
た記録媒体の得られることを見い出した。さらに、この
填料含有シートは、製造工程の大幅な変更を伴わずに実
施できる点、及び木材資源の保護につながる点でも好ま
しいことが明らかになった。
め、種々の方法について検討を試みた結果、主として、
パルプ、填料、置換度0.02〜0.05のカチオン変
性バクテリアセルロース離解物の3成分を含有させるこ
と、特に填料と置換度が0.02〜0.05のカチオン
変性バクテリアセルロース離解物を混合攪拌し、バクテ
リアセルロース離解物上に填料を定着させた後、パルプ
と混合し、抄紙することにより、填料が効率よく留ま
り、不透明性と強度の優れた填料含有シートの得られる
ことを見いだした。また、この填料含有シート上に機能
性の塗層を設けることにより画像濃度等の均一性が優れ
た記録媒体の得られることを見い出した。さらに、この
填料含有シートは、製造工程の大幅な変更を伴わずに実
施できる点、及び木材資源の保護につながる点でも好ま
しいことが明らかになった。
【0008】以上の検討を通じて、填料(A)と置換度
0.02〜0.05のカチオン変性バクテリアセルロー
ス離解物(B)の重量比(A/B)が75/25〜95
/5である場合に、特に不透明度と強度の優れた填料含
有シートの得られることが明らかになった。また、置換
度0.02〜0.05のカチオン変性バクテリアセルロ
ース離解物が、培養により得られるバクテリアセルロー
スゲルに、アルカリの存在下でカチオン化剤を反応させ
た後、高速攪拌機により離解して調製されるものである
場合に、特に填料歩留まりの良いことも明らかになっ
た。
0.02〜0.05のカチオン変性バクテリアセルロー
ス離解物(B)の重量比(A/B)が75/25〜95
/5である場合に、特に不透明度と強度の優れた填料含
有シートの得られることが明らかになった。また、置換
度0.02〜0.05のカチオン変性バクテリアセルロ
ース離解物が、培養により得られるバクテリアセルロー
スゲルに、アルカリの存在下でカチオン化剤を反応させ
た後、高速攪拌機により離解して調製されるものである
場合に、特に填料歩留まりの良いことも明らかになっ
た。
【0009】本発明のバクテリアセルロースとは、微生
物により生産された、セルロース、セルロースを主鎖と
したヘテロ多糖、β−1,3、β−1,2等のグルカ
ン、のいずれか或はそれらの混合物である。なお、ヘテ
ロ多糖の場合のセルロース以外の構成成分は、マンノー
ス、フラクトース、ガラクトース、キシロース、アラビ
ノース、ラムノース、グルクロン酸等の6炭糖、5炭
糖、又は有機酸等である。
物により生産された、セルロース、セルロースを主鎖と
したヘテロ多糖、β−1,3、β−1,2等のグルカ
ン、のいずれか或はそれらの混合物である。なお、ヘテ
ロ多糖の場合のセルロース以外の構成成分は、マンノー
ス、フラクトース、ガラクトース、キシロース、アラビ
ノース、ラムノース、グルクロン酸等の6炭糖、5炭
糖、又は有機酸等である。
【0010】バクテリアセルロースを生産する微生物
は、特に限定されないが、アセトバクター・アセチ・サ
ブスピーシス・キシリナム(Acetobactor acetisubsp xy
linum)ATCC 10821或は同パストウリアン(A.p
asteurium)、同ランセンス(A.rancens)、サルシナ・ベ
ントリクリ(Sarcina ventriculi)、 バクテリウム・キ
シロイデス(Bacterium xyloides)、シュードモナス属細
菌、アグロバクテリウム属細菌等で、バクテリアセルロ
ースを生産するものを利用することができる。なお、培
養方法としては、静置培養、通気攪はん培養のいずれを
使用しても構わない。
は、特に限定されないが、アセトバクター・アセチ・サ
ブスピーシス・キシリナム(Acetobactor acetisubsp xy
linum)ATCC 10821或は同パストウリアン(A.p
asteurium)、同ランセンス(A.rancens)、サルシナ・ベ
ントリクリ(Sarcina ventriculi)、 バクテリウム・キ
シロイデス(Bacterium xyloides)、シュードモナス属細
菌、アグロバクテリウム属細菌等で、バクテリアセルロ
ースを生産するものを利用することができる。なお、培
養方法としては、静置培養、通気攪はん培養のいずれを
使用しても構わない。
【0011】カチオン変性バクテリアセルロースは、ア
ルカリの存在下にバクテリアセルロースにジエチルアミ
ノエチルクロライド、エタノールアミン、エチレンイミ
ン、2−3−エポキシ−プロピルトリメチルアンモニウ
ムクロライド等のカチオン化剤を反応させることにより
得られるものである。カチオン変性の置換度は、0.0
2〜0.05の範囲が好ましい。置換度0.02未満の
場合は、十分な填料定着効果が得られず、置換度が0.
05を超えると、バクテリアセルロースの分解が顕著に
なるため、シートに含有させた場合の強度向上効果が低
下し好ましくない。
ルカリの存在下にバクテリアセルロースにジエチルアミ
ノエチルクロライド、エタノールアミン、エチレンイミ
ン、2−3−エポキシ−プロピルトリメチルアンモニウ
ムクロライド等のカチオン化剤を反応させることにより
得られるものである。カチオン変性の置換度は、0.0
2〜0.05の範囲が好ましい。置換度0.02未満の
場合は、十分な填料定着効果が得られず、置換度が0.
05を超えると、バクテリアセルロースの分解が顕著に
なるため、シートに含有させた場合の強度向上効果が低
下し好ましくない。
【0012】バクテリアセルロースのカチオン変性は、
バクテリアセルロースを離解後行うことも可能である
が、その場合は水分散液の粘度が高く、水洗、薬品の置
換処理が困難なため、離解前のゲル状態で処理する方が
好ましい。通常、培養により得られたゲル状のバクテリ
アセルロースは、培養液を搾り出した後、菌体とセルロ
ースを分離するためアルカリに浸漬処理をされる。この
アルカリ処理に引き続いてカチオン変性を行い、その後
中和し水洗することにより、既存のバクテリアセルロー
ス製造プロセスを大きく変更することなくカチオン変性
することが可能である。変性後のゲル状バクテリアセル
ロースは、高速攪拌機を用いて分散され、フィブリル状
の離解物として使用される。
バクテリアセルロースを離解後行うことも可能である
が、その場合は水分散液の粘度が高く、水洗、薬品の置
換処理が困難なため、離解前のゲル状態で処理する方が
好ましい。通常、培養により得られたゲル状のバクテリ
アセルロースは、培養液を搾り出した後、菌体とセルロ
ースを分離するためアルカリに浸漬処理をされる。この
アルカリ処理に引き続いてカチオン変性を行い、その後
中和し水洗することにより、既存のバクテリアセルロー
ス製造プロセスを大きく変更することなくカチオン変性
することが可能である。変性後のゲル状バクテリアセル
ロースは、高速攪拌機を用いて分散され、フィブリル状
の離解物として使用される。
【0013】本発明におけるパルプは、シートの低密度
化、剛直度や引裂き強度の付与を目的として配合され
る。通常の木材パルプのみでなく、リンター、アバカ、
サイザル、アシ、バガス、ケナフ等の非木材パルプを使
用することも出来る。非木材パルプは、繊維長が長く、
繊維直径に対する繊維壁厚さが大きいため、木材パルプ
に比べて低密度化や剛直度の優れたシートを与える。し
たがって、木材資源の節約及び品質の両面から、非木材
パルプの使用が好ましい。
化、剛直度や引裂き強度の付与を目的として配合され
る。通常の木材パルプのみでなく、リンター、アバカ、
サイザル、アシ、バガス、ケナフ等の非木材パルプを使
用することも出来る。非木材パルプは、繊維長が長く、
繊維直径に対する繊維壁厚さが大きいため、木材パルプ
に比べて低密度化や剛直度の優れたシートを与える。し
たがって、木材資源の節約及び品質の両面から、非木材
パルプの使用が好ましい。
【0014】本発明で使用する填料としては、タルク、
クレー、二酸化チタン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸
カルシウム、カオリン、焼成カオリン、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、合成シリケート、プラスチックピグメント等の紙
に通常使用しうる填料を単独または混合して用いること
が出来る。さらに、機能性を付与する目的で、酸化第一
鉄、酸化第二鉄、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸化亜鉛等
の各種顔料を使用することも可能である。
クレー、二酸化チタン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸
カルシウム、カオリン、焼成カオリン、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、合成シリケート、プラスチックピグメント等の紙
に通常使用しうる填料を単独または混合して用いること
が出来る。さらに、機能性を付与する目的で、酸化第一
鉄、酸化第二鉄、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸化亜鉛等
の各種顔料を使用することも可能である。
【0015】本発明の填料(A)と置換度0.02〜
0.05のカチオン変性バクテリアセルロース離解物
(B)の重量比(A/B)が、75/25〜95/5の
範囲内にある場合に、特に不透明度と強度の優れた填料
含有シートの得られる。A/Bが75/25未満の場合
には、十分な不透明度向上効果が得られず、95/5を
超える場合には、填料歩留まりと強度が低下するため好
ましくない。
0.05のカチオン変性バクテリアセルロース離解物
(B)の重量比(A/B)が、75/25〜95/5の
範囲内にある場合に、特に不透明度と強度の優れた填料
含有シートの得られる。A/Bが75/25未満の場合
には、十分な不透明度向上効果が得られず、95/5を
超える場合には、填料歩留まりと強度が低下するため好
ましくない。
【0016】本発明の填料含有シートは、先ず填料と置
換度0.02〜0.05のカチオン変性バクテリアセル
ロース離解物を混合攪拌し、バクテリアセルロース上に
填料を定着させた後、パルプと混合し、抄紙することに
より製造するのが好ましい。填料とカチオン変性バクテ
リアセルロース離解物の混合攪拌には、攪拌機を取り付
けた填料分散タンクやスタティックミキサー等を使用す
ることが出来る。填料とバクテリアセルロース混合物
は、目的に応じて、抄紙機のマシンチェスト、スタッフ
チェスト等における比較的高濃度のパルプスラリーに添
加、或いはファンポンプ後の希釈されたパルプスラリー
に添加される。抄紙には、長網抄紙機、オントップ抄紙
機、ツインワイヤー抄紙機、円網抄紙機等を用いること
が出来る。
換度0.02〜0.05のカチオン変性バクテリアセル
ロース離解物を混合攪拌し、バクテリアセルロース上に
填料を定着させた後、パルプと混合し、抄紙することに
より製造するのが好ましい。填料とカチオン変性バクテ
リアセルロース離解物の混合攪拌には、攪拌機を取り付
けた填料分散タンクやスタティックミキサー等を使用す
ることが出来る。填料とバクテリアセルロース混合物
は、目的に応じて、抄紙機のマシンチェスト、スタッフ
チェスト等における比較的高濃度のパルプスラリーに添
加、或いはファンポンプ後の希釈されたパルプスラリー
に添加される。抄紙には、長網抄紙機、オントップ抄紙
機、ツインワイヤー抄紙機、円網抄紙機等を用いること
が出来る。
【0017】本発明の紙には、通常抄紙で用いられる、
染料、填料、サイズ剤、定着剤、乾燥紙力増強剤などを
必要に応じて含有するものである。さらに、紙表面にサ
イズプレス等により、澱粉やポリビニルアルコールなど
を塗布することも可能である。また、用途に応じて表面
に塗工層を設けることも可能である。なお、その際の塗
工装置としては、エアナイフコーター、グラビアコータ
ー、カーテンコーター、ダイコーター、ブレードコータ
ーなどが用いられる。
染料、填料、サイズ剤、定着剤、乾燥紙力増強剤などを
必要に応じて含有するものである。さらに、紙表面にサ
イズプレス等により、澱粉やポリビニルアルコールなど
を塗布することも可能である。また、用途に応じて表面
に塗工層を設けることも可能である。なお、その際の塗
工装置としては、エアナイフコーター、グラビアコータ
ー、カーテンコーター、ダイコーター、ブレードコータ
ーなどが用いられる。
【0018】本発明による填料歩留まりが良く、不透明
度と強度の優れた填料含有シートは、未塗工の状態で、
印刷用紙、電子写真用転写紙、熱転写受像紙、インクジ
ェット記録紙等の記録用紙や消臭シート等の機能性シー
トあるいはそれらの支持体として用いられる。また、表
面に機能性塗工層を塗設し、印刷用塗工紙、感熱記録
紙、インクジェット記録紙、磁気記録紙等、記録媒体と
して使用される。特に、感熱記録層やインク受理層を塗
設した場合には、画像濃度の均一性の優れた記録媒体が
得られる。
度と強度の優れた填料含有シートは、未塗工の状態で、
印刷用紙、電子写真用転写紙、熱転写受像紙、インクジ
ェット記録紙等の記録用紙や消臭シート等の機能性シー
トあるいはそれらの支持体として用いられる。また、表
面に機能性塗工層を塗設し、印刷用塗工紙、感熱記録
紙、インクジェット記録紙、磁気記録紙等、記録媒体と
して使用される。特に、感熱記録層やインク受理層を塗
設した場合には、画像濃度の均一性の優れた記録媒体が
得られる。
【0019】本発明の感熱記録媒体の場合、必要に応じ
て中間層を設けることも可能である。中間層とは、平滑
性、圧縮性あるいは熱保持能力等を向上させることを目
的として支持体上に設ける焼成カオリン、酸化アルミニ
ウム、無定型シリカ、アルミノ珪酸マグネシウム等の吸
油性が50ml/g以上の顔料を主成分とする塗層であ
り、塗工にはブレード塗工法、エアナイフ塗工法、バー
塗工法、カーテン塗工法などが使用される。
て中間層を設けることも可能である。中間層とは、平滑
性、圧縮性あるいは熱保持能力等を向上させることを目
的として支持体上に設ける焼成カオリン、酸化アルミニ
ウム、無定型シリカ、アルミノ珪酸マグネシウム等の吸
油性が50ml/g以上の顔料を主成分とする塗層であ
り、塗工にはブレード塗工法、エアナイフ塗工法、バー
塗工法、カーテン塗工法などが使用される。
【0020】本発明の填料含有シートに塗設される感熱
記録層としては、特開昭57−87995号公報に開示
されているようなロイコ染料系感熱記録層、特開昭57
−12509号公報に開示されているような光定着型ジ
アゾ感熱記録層、特開昭62−284782号公報に記
載されているような金属塩タイプ感熱記録層、特開昭6
3−193881号公報に記載されているようなアンチ
フェードタイプの感熱記録層等各種の感熱記録層が使用
できる。
記録層としては、特開昭57−87995号公報に開示
されているようなロイコ染料系感熱記録層、特開昭57
−12509号公報に開示されているような光定着型ジ
アゾ感熱記録層、特開昭62−284782号公報に記
載されているような金属塩タイプ感熱記録層、特開昭6
3−193881号公報に記載されているようなアンチ
フェードタイプの感熱記録層等各種の感熱記録層が使用
できる。
【0021】本発明における、感熱記録層の形成方法と
しては、ブレード塗工法、エアナイフ塗工法、グラビア
塗工法、ロール塗工法、カーテン塗工法等の公知の塗工
方法が利用可能である。感熱記録層を保護する等の目的
で、感熱塗工層の上にさらにオーバーコート層を設ける
ことも可能である。
しては、ブレード塗工法、エアナイフ塗工法、グラビア
塗工法、ロール塗工法、カーテン塗工法等の公知の塗工
方法が利用可能である。感熱記録層を保護する等の目的
で、感熱塗工層の上にさらにオーバーコート層を設ける
ことも可能である。
【0022】本発明の感熱記録媒体は、熱によって発色
しうる感熱記録層と、必要に応じて中間層を、原紙上に
設けたものであり、計測器の熱ペンプリンター、コンピ
ューター端末のサーマルプリンター、CRTの画像コピ
ー用プリンター、感熱ファクシミリ等の記録材料あるい
は、CD/ATM、自動発券機等の用紙として使用され
るものである。
しうる感熱記録層と、必要に応じて中間層を、原紙上に
設けたものであり、計測器の熱ペンプリンター、コンピ
ューター端末のサーマルプリンター、CRTの画像コピ
ー用プリンター、感熱ファクシミリ等の記録材料あるい
は、CD/ATM、自動発券機等の用紙として使用され
るものである。
【0023】本発明の填料含有シートに塗設されるイン
ク受理層としては、例えば、特公平3−26665号公
報、特開昭59−38087号公報、特開昭60−63
191号公報、特開平3−38376号公報等に開示さ
れているようなインク受理層を用いることが出来る。イ
ンク受理層を構成する無機顔料としては、コロイダルシ
リカ、アルミナゾル、カチオン性アルミニウム酸化物ま
たはその水和物、擬ベーマイト、珪酸アルミニウム、珪
酸マグネシウム、炭酸マグネシウム等の微粒子無機顔料
を単独で或いは、軽質炭酸カルシウム、カオリン、焼成
カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二
酸化チタン、水酸化アルミニウム等の公知の顔料と共に
用いることが出来る。また、プラスチックピグメント、
マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔
料を無機顔料と併用することも出来る。無機顔料と共に
使用されるバインダーとしては、酸化澱粉の様な水溶性
天然高分子化合物、ポリビニルアルコール、スチレン−
ブタジエン共重合体、アクリル系共重合ラテックス等の
各種合成高分子化合物を単独或いは数種類組み合わせて
使用することが出来る。
ク受理層としては、例えば、特公平3−26665号公
報、特開昭59−38087号公報、特開昭60−63
191号公報、特開平3−38376号公報等に開示さ
れているようなインク受理層を用いることが出来る。イ
ンク受理層を構成する無機顔料としては、コロイダルシ
リカ、アルミナゾル、カチオン性アルミニウム酸化物ま
たはその水和物、擬ベーマイト、珪酸アルミニウム、珪
酸マグネシウム、炭酸マグネシウム等の微粒子無機顔料
を単独で或いは、軽質炭酸カルシウム、カオリン、焼成
カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二
酸化チタン、水酸化アルミニウム等の公知の顔料と共に
用いることが出来る。また、プラスチックピグメント、
マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔
料を無機顔料と併用することも出来る。無機顔料と共に
使用されるバインダーとしては、酸化澱粉の様な水溶性
天然高分子化合物、ポリビニルアルコール、スチレン−
ブタジエン共重合体、アクリル系共重合ラテックス等の
各種合成高分子化合物を単独或いは数種類組み合わせて
使用することが出来る。
【0024】本発明における、インク受理層の形成方法
としては、ブレード塗工法、エアナイフ塗工法、グラビ
ア塗工法、ロール塗工法、カーテン塗工法等の公知の塗
工方法が利用可能である。インク受理層の塗工量につい
ては特に限定するものではないが、1〜10g/m2の比較
的低塗工量であることが好ましい。
としては、ブレード塗工法、エアナイフ塗工法、グラビ
ア塗工法、ロール塗工法、カーテン塗工法等の公知の塗
工方法が利用可能である。インク受理層の塗工量につい
ては特に限定するものではないが、1〜10g/m2の比較
的低塗工量であることが好ましい。
【0025】
【作用】本発明の填料含有シートは、パルプ、填料、並
びに置換度0.02〜0.05のカチオン変性バクテリ
アセルロース離解物の3成分を含有してなり、その製造
に当って、填料と該カチオン変性バクテリアセルロース
離解物とを混合攪拌した場合、置換度0.02〜0.0
5の範囲内にあるカチオン変性バクテリアセルロース離
解物の表面上には選択的に填料が定着されるため、填料
を定着した該カチオン変性バクテリアセルロース離解物
とパルプとを混合して抄紙した時に填料が効率良く留ま
ることができると考えられる。その結果、填料含有シー
トは、不透明度に優れ、高い強度を有するものとなり、
これを用いた記録媒体は、画像濃度の均一性が優れたも
のとなる。
びに置換度0.02〜0.05のカチオン変性バクテリ
アセルロース離解物の3成分を含有してなり、その製造
に当って、填料と該カチオン変性バクテリアセルロース
離解物とを混合攪拌した場合、置換度0.02〜0.0
5の範囲内にあるカチオン変性バクテリアセルロース離
解物の表面上には選択的に填料が定着されるため、填料
を定着した該カチオン変性バクテリアセルロース離解物
とパルプとを混合して抄紙した時に填料が効率良く留ま
ることができると考えられる。その結果、填料含有シー
トは、不透明度に優れ、高い強度を有するものとなり、
これを用いた記録媒体は、画像濃度の均一性が優れたも
のとなる。
【0026】
【実施例】以下では、本発明を実施例により詳細に説明
する。なお、本発明は実施例に限定されるものではな
い。以下における部、%はすべて重量によるものであ
る。また、塗工量を示す値は断わりのないかぎり乾燥後
の重量である。
する。なお、本発明は実施例に限定されるものではな
い。以下における部、%はすべて重量によるものであ
る。また、塗工量を示す値は断わりのないかぎり乾燥後
の重量である。
【0027】実施例1 シュークロース5g/dl、酵母エキス0.5g/d
l、硫安0.5g/dl、リン酸水素カリウム0.3g
/dl、硫酸マグネシウム(MgSO4 7H2O)0.
05g/dlからなる組成の培地(pH5.0)50m
lを容量200mlの三角フラスコに張り込み、120
℃で20分間蒸気殺菌して培養液を作製した。次いで、
この培養液に酵母エキス0.5g/dl、ペプトン0.
3g/dl、マンニトール2.5g/dlからなる組成
の試験管斜面寒天培地(pH6.0)で30℃、3日間
生育させたアセトバクター・アセチ・サブスピーシス・
キシリナム(ATCC 10821)を1白金耳ずつ接
種し、30℃で培養した。
l、硫安0.5g/dl、リン酸水素カリウム0.3g
/dl、硫酸マグネシウム(MgSO4 7H2O)0.
05g/dlからなる組成の培地(pH5.0)50m
lを容量200mlの三角フラスコに張り込み、120
℃で20分間蒸気殺菌して培養液を作製した。次いで、
この培養液に酵母エキス0.5g/dl、ペプトン0.
3g/dl、マンニトール2.5g/dlからなる組成
の試験管斜面寒天培地(pH6.0)で30℃、3日間
生育させたアセトバクター・アセチ・サブスピーシス・
キシリナム(ATCC 10821)を1白金耳ずつ接
種し、30℃で培養した。
【0028】上記条件で30日間培養したところ、培養
液の上層に白色のバクテリアセルロース性多糖類を含む
(重量の1%がバクテリアセルロース)厚さ10mmの
ゲル状の膜が形成された。このゲル状の膜を水洗後、1
0×10mmの大きさに切断した。500ml容の攪拌
機付き容器に、乾燥重量で1g相当のバクテリアセルロ
ースを水100mlと共に入れ、室温で攪拌しながら5
gの水酸化ナトリウムを添加、次いで、0.03、0.
05、並びに0.07gと3水準に異なる量のジエチル
アミノエチルクロライドを添加し、室温で24時間反応
させ、置換度の異なるカチオン変性バクテリアセルロー
スを得た。水洗し、それぞれ乾燥重量1g相当を100
mlの水と共にエキセルオートホモジナイザー(日本精
機社製)を用いて15000rpmで10分間処理し、
3種類のカチオン変性バクテリアセルロースの0.1%
懸濁液を調製した。
液の上層に白色のバクテリアセルロース性多糖類を含む
(重量の1%がバクテリアセルロース)厚さ10mmの
ゲル状の膜が形成された。このゲル状の膜を水洗後、1
0×10mmの大きさに切断した。500ml容の攪拌
機付き容器に、乾燥重量で1g相当のバクテリアセルロ
ースを水100mlと共に入れ、室温で攪拌しながら5
gの水酸化ナトリウムを添加、次いで、0.03、0.
05、並びに0.07gと3水準に異なる量のジエチル
アミノエチルクロライドを添加し、室温で24時間反応
させ、置換度の異なるカチオン変性バクテリアセルロー
スを得た。水洗し、それぞれ乾燥重量1g相当を100
mlの水と共にエキセルオートホモジナイザー(日本精
機社製)を用いて15000rpmで10分間処理し、
3種類のカチオン変性バクテリアセルロースの0.1%
懸濁液を調製した。
【0029】これら3種類のカチオン変性バクテリアセ
ルロースについて、ケルダール法で窒素量を求め、下記
数1により置換度を算出した。得られた置換度は、添加
したジエチルアミノエチルクロライドの添加量が少ない
ものから順に、それぞれ0.02、0.035、並びに
0.05であった。
ルロースについて、ケルダール法で窒素量を求め、下記
数1により置換度を算出した。得られた置換度は、添加
したジエチルアミノエチルクロライドの添加量が少ない
ものから順に、それぞれ0.02、0.035、並びに
0.05であった。
【0030】
【数1】DS=162×N/(1400−199N) DS:置換度、N:窒素量(%)
【0031】上記のカチオン変性バクテリアセルロース
(B)それぞれについて、軽質炭酸カルシウム(A)と
の重量比(A/B)が80/20、固形分濃度が10%
になるように水中で分散混合し、沈降性炭酸カルシウム
が該バクテリアセルロース表面に定着したことを顕微鏡
で確認後30部を、ビーターによりカナダ標準ろ水度で
350mlまで叩解した広葉樹クラフトパルプ(LBK
P)70部と混合し、3種類の紙料を調製した。
(B)それぞれについて、軽質炭酸カルシウム(A)と
の重量比(A/B)が80/20、固形分濃度が10%
になるように水中で分散混合し、沈降性炭酸カルシウム
が該バクテリアセルロース表面に定着したことを顕微鏡
で確認後30部を、ビーターによりカナダ標準ろ水度で
350mlまで叩解した広葉樹クラフトパルプ(LBK
P)70部と混合し、3種類の紙料を調製した。
【0032】次いで、それぞれの紙料100部に対し、
アルキルケテンダイマーサイズ剤(SPK−903、荒
川化学社製)を0.07部、両性でんぷん(ケイト32
10、王子ナショナル社製)を0.7部添加し、坪量5
4g/m2の手すきシートを製造した。円筒式ドライヤーで
乾燥後のシートは、酸化澱粉の3%水溶液でサイズプレ
ス処理し乾燥後、40kg/cm、1ニップの条件でマ
シンカレンダー処理を行った。これらの試料を、カチオ
ン変性バクテリアセルロースの置換度が小さいものから
順に、試料1−2、1−3、並びに1−4とする。
アルキルケテンダイマーサイズ剤(SPK−903、荒
川化学社製)を0.07部、両性でんぷん(ケイト32
10、王子ナショナル社製)を0.7部添加し、坪量5
4g/m2の手すきシートを製造した。円筒式ドライヤーで
乾燥後のシートは、酸化澱粉の3%水溶液でサイズプレ
ス処理し乾燥後、40kg/cm、1ニップの条件でマ
シンカレンダー処理を行った。これらの試料を、カチオ
ン変性バクテリアセルロースの置換度が小さいものから
順に、試料1−2、1−3、並びに1−4とする。
【0033】比較例1 実施例1において、カチオン変性バクテリアセルロース
の置換度を0.01及び0.06の2水準に変化させる
以外は、すべて同一の方法でシートを得た。これらの試
料を、それぞれ試料1−1及び1−5とする。
の置換度を0.01及び0.06の2水準に変化させる
以外は、すべて同一の方法でシートを得た。これらの試
料を、それぞれ試料1−1及び1−5とする。
【0034】実施例2 実施例1で、置換度0.035のカチオン変性バクテリ
アセルロース(A)と軽質炭酸カルシウム(B)の重量
比(A/B)を、70/30、75/25、95/5、
並びに98/2の4水準に変化させる以外は、すべて同
一の方法で試料を得た。これらの試料を重量比が小さい
ものから順に、試料2−1、2−2、2−3、並びに2
−4とする。
アセルロース(A)と軽質炭酸カルシウム(B)の重量
比(A/B)を、70/30、75/25、95/5、
並びに98/2の4水準に変化させる以外は、すべて同
一の方法で試料を得た。これらの試料を重量比が小さい
ものから順に、試料2−1、2−2、2−3、並びに2
−4とする。
【0035】実施例3 実施例1で置換度0.035のカチオン変性バクテリア
セルロースを用い、広葉樹クラフトパルプの代わりにケ
ナフパルプを用いる以外は、すべて同一の方法でシート
を得た。この試料を試料2−5とする。
セルロースを用い、広葉樹クラフトパルプの代わりにケ
ナフパルプを用いる以外は、すべて同一の方法でシート
を得た。この試料を試料2−5とする。
【0036】比較例2 実施例1で、カチオン変性バクテリアセルロースの代わ
りに、未変性のバクテリアセルロース(C)を軽質炭酸
カルシウム(A)と共に分散混合し、次いで、分子量が
500万のカチオン性ポリアクリルアミドを両者の合計
重量の0.03部加えることにより凝集させ30部を、
叩解後のパルプ70部に混合する以外は全て同一の方法
でシートを得た。この試料を試料3とする。
りに、未変性のバクテリアセルロース(C)を軽質炭酸
カルシウム(A)と共に分散混合し、次いで、分子量が
500万のカチオン性ポリアクリルアミドを両者の合計
重量の0.03部加えることにより凝集させ30部を、
叩解後のパルプ70部に混合する以外は全て同一の方法
でシートを得た。この試料を試料3とする。
【0037】比較例3 実施例1で、カチオン変性バクテリアセルロースを使用
せず、代わりに特開昭56−63099号公報に記載さ
れている方法で調製した、置換度0.035のカチオン
変性LBKPを200mlまで叩解したパルプ76部と
軽質炭酸カルシウム24部を混合して紙料とする以外
は、全て同一の方法でシートを得た。この試料を試料4
とする。
せず、代わりに特開昭56−63099号公報に記載さ
れている方法で調製した、置換度0.035のカチオン
変性LBKPを200mlまで叩解したパルプ76部と
軽質炭酸カルシウム24部を混合して紙料とする以外
は、全て同一の方法でシートを得た。この試料を試料4
とする。
【0038】比較例4 カチオン変性バクテリアセルロースを使用せずに、35
0mlまで叩解した広葉樹パルプ70部と軽質炭酸カル
シウム30部からなる試料に、歩留まり向上剤として比
較例2と同じカチオン性ポリアクリルアミドを0.05
部を添加する以外は、全て実施例1と同一の方法でシー
トを得た。この試料を試料5とする。以上の結果を一括
して下記表1に示す。これらの試料の填料含有率は、試
料2−3、2−4が22%、他は18〜20%であっ
た。
0mlまで叩解した広葉樹パルプ70部と軽質炭酸カル
シウム30部からなる試料に、歩留まり向上剤として比
較例2と同じカチオン性ポリアクリルアミドを0.05
部を添加する以外は、全て実施例1と同一の方法でシー
トを得た。この試料を試料5とする。以上の結果を一括
して下記表1に示す。これらの試料の填料含有率は、試
料2−3、2−4が22%、他は18〜20%であっ
た。
【0039】
【表1】
【0040】なお、上記表1の置換度は、カチオン変性
バクテリアセルロース離解物の置換度を表し、A/B
は、軽質炭酸カルシウム(A)とカチオン変性バクテリ
アセルロース離解物(B)の重量比を表す。歩留まり
は、手抄き原料と白水中の填料濃度から求めた、手抄き
時の填料歩留まりを表す。不透明度は、JIS P81
38に従って測定した値であり、不透明性の良好な填料
含有シートとして用いられるためには、80%以上、さ
らに好ましくは82%以上が必要である。強度は、JI
S P8113にに準拠して測定した引張り強さの値で
あり、良好な印字作業性を得るには、5.0kg/15
mm以上、さらに好ましくは5.3kg/15mm以上
であることが求められている。
バクテリアセルロース離解物の置換度を表し、A/B
は、軽質炭酸カルシウム(A)とカチオン変性バクテリ
アセルロース離解物(B)の重量比を表す。歩留まり
は、手抄き原料と白水中の填料濃度から求めた、手抄き
時の填料歩留まりを表す。不透明度は、JIS P81
38に従って測定した値であり、不透明性の良好な填料
含有シートとして用いられるためには、80%以上、さ
らに好ましくは82%以上が必要である。強度は、JI
S P8113にに準拠して測定した引張り強さの値で
あり、良好な印字作業性を得るには、5.0kg/15
mm以上、さらに好ましくは5.3kg/15mm以上
であることが求められている。
【0041】表1の試料1−2〜1−4の結果と試料1
−1、1−5、3、4並びに5の結果を比較すると、パ
ルプ、填料、置換度が0.02〜0.05のカチオン変
性バクテリアセルロース離解物の3成分を含有した場合
に、填料が効率よく留まり、不透明性と強度の優れた填
料含有シートを得られることが明らかである。また、シ
ート中の填料含有率が若干異なるものの、試料2−1〜
2−4の結果から、カチオン変性バクテリアセルロース
離解物(B)と軽質炭酸カルシウム(A)の重量比(A
/B)が75/25〜95/5の場合に、特に不透明度
と強度の優れた填料含有シート与えることが明らかであ
る。さらに、試料1−3と試料2−5を比較すると、パ
ルプとして非木材パルプを使用することにより、さらに
不透明度と強度の優れたシートの得られることが判る。
−1、1−5、3、4並びに5の結果を比較すると、パ
ルプ、填料、置換度が0.02〜0.05のカチオン変
性バクテリアセルロース離解物の3成分を含有した場合
に、填料が効率よく留まり、不透明性と強度の優れた填
料含有シートを得られることが明らかである。また、シ
ート中の填料含有率が若干異なるものの、試料2−1〜
2−4の結果から、カチオン変性バクテリアセルロース
離解物(B)と軽質炭酸カルシウム(A)の重量比(A
/B)が75/25〜95/5の場合に、特に不透明度
と強度の優れた填料含有シート与えることが明らかであ
る。さらに、試料1−3と試料2−5を比較すると、パ
ルプとして非木材パルプを使用することにより、さらに
不透明度と強度の優れたシートの得られることが判る。
【0042】実施例4 次の配合からなる混合物を、それぞれサンドミルで平均
粒径が約1μmになるまで粉砕分散して〔A液〕と〔B
液〕を調製した。 〔A液〕3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン:70部、10%ポリビニルアルコール水
溶液:20部、水40部 〔B液〕ビスフェノールA:50部、ベンジルオキシナ
フタレン:50部、10%ポリビニルアルコール水溶
液:50部、水:100部 次いで、調製した〔A液〕と〔B液〕を用い、次の配合
で感熱塗液を調製した。 〔A液〕:50部、〔B液〕:250部、ステアリン酸
亜鉛(40%分散液):25部、10%ポリビニルアル
コール水溶液:216部、炭酸カルシウム:50部、
水:417部
粒径が約1μmになるまで粉砕分散して〔A液〕と〔B
液〕を調製した。 〔A液〕3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン:70部、10%ポリビニルアルコール水
溶液:20部、水40部 〔B液〕ビスフェノールA:50部、ベンジルオキシナ
フタレン:50部、10%ポリビニルアルコール水溶
液:50部、水:100部 次いで、調製した〔A液〕と〔B液〕を用い、次の配合
で感熱塗液を調製した。 〔A液〕:50部、〔B液〕:250部、ステアリン酸
亜鉛(40%分散液):25部、10%ポリビニルアル
コール水溶液:216部、炭酸カルシウム:50部、
水:417部
【0043】その後、実施例1の試料1−2〜1−4、
並びに実施例2の試料2−5の填料含有シートの片面
に、上述の感熱塗液をエアナイフ塗工機で5g/m2塗工し
た。続いて、スーパーカレンダーにより、感熱記録面の
PPS平滑度が2.5〜3.0μmになるように処理し
て感熱記録媒体を得た。これらの試料を、それぞれ試料
6−2〜6−4、並びに7とする。
並びに実施例2の試料2−5の填料含有シートの片面
に、上述の感熱塗液をエアナイフ塗工機で5g/m2塗工し
た。続いて、スーパーカレンダーにより、感熱記録面の
PPS平滑度が2.5〜3.0μmになるように処理し
て感熱記録媒体を得た。これらの試料を、それぞれ試料
6−2〜6−4、並びに7とする。
【0044】比較例5 比較例1の試料1−1と1−5、並びに比較例2〜4の
試料3〜5の片面に、実施例4と同様の方法で感熱記録
層を塗工し、感熱記録媒体を得た。これらの試料をそれ
ぞれ、試料6−1、6−5、並びに試料8〜10とす
る。以上の結果を下記表2に一括して示す。
試料3〜5の片面に、実施例4と同様の方法で感熱記録
層を塗工し、感熱記録媒体を得た。これらの試料をそれ
ぞれ、試料6−1、6−5、並びに試料8〜10とす
る。以上の結果を下記表2に一括して示す。
【0045】
【表2】
【0046】上記表2には、感熱記録層を塗工した填料
含有シート(支持体)の試料番号、添加したカチオン変
性バクテリアセルロース離解物の置換度及び不透明度を
示した。また、発色濃度は、G3ファクシミリ試験機
(TH−PMD、大倉電機社製)で通電時間0.6ms
ecの条件で感熱記録媒体に印字した部分(50×50
mm)の反射濃度をマクベス濃度計(RD−918)で
10箇所測定した値の平均値であり、濃度変動はそれら
の変動係数(標準偏差/平均濃度)を表す。濃度変動の
値は小さい方が好ましく、発色濃度の均一性が優れた感
熱記録媒体としては0.03以下が必要である。
含有シート(支持体)の試料番号、添加したカチオン変
性バクテリアセルロース離解物の置換度及び不透明度を
示した。また、発色濃度は、G3ファクシミリ試験機
(TH−PMD、大倉電機社製)で通電時間0.6ms
ecの条件で感熱記録媒体に印字した部分(50×50
mm)の反射濃度をマクベス濃度計(RD−918)で
10箇所測定した値の平均値であり、濃度変動はそれら
の変動係数(標準偏差/平均濃度)を表す。濃度変動の
値は小さい方が好ましく、発色濃度の均一性が優れた感
熱記録媒体としては0.03以下が必要である。
【0047】表2の試料6−2〜6−4、並びに7の結
果を試料6−1、6−5、8、9、並びに10の結果と
比較すると、パルプ、填料、置換度が0.02〜0.0
5のカチオン変性バクテリアセルロース離解物の3成分
を含有したシートに感熱記録層を塗工した場合に、填料
含有シートの不透明性にほぼ対応するように、発色濃度
及びその均一性の優れた感熱記録媒体の得られることが
明らかである。また、パルプが非木材パルプである場合
に、特に優れていることも明らかである。
果を試料6−1、6−5、8、9、並びに10の結果と
比較すると、パルプ、填料、置換度が0.02〜0.0
5のカチオン変性バクテリアセルロース離解物の3成分
を含有したシートに感熱記録層を塗工した場合に、填料
含有シートの不透明性にほぼ対応するように、発色濃度
及びその均一性の優れた感熱記録媒体の得られることが
明らかである。また、パルプが非木材パルプである場合
に、特に優れていることも明らかである。
【0048】実施例5 実施例4と同一の填料含有シートの片面に、粉体シリカ
の30%水分散液(平均粒子径1.0μm)333部、
接着剤としてのポリビニルアルコールの10%水溶液3
00部、カチオン樹脂(ジアリルアミン)の60%水溶
液50部からなる固形分濃度10%のインク受理層塗液
をロッドコータで5g/m2塗工した。続いて、スーパーカ
レンダーにより処理してインクジェット記録媒体を得
た。これらの試料を、支持体の違いにより、それぞれ試
料11−2〜11−4、並びに12とする。
の30%水分散液(平均粒子径1.0μm)333部、
接着剤としてのポリビニルアルコールの10%水溶液3
00部、カチオン樹脂(ジアリルアミン)の60%水溶
液50部からなる固形分濃度10%のインク受理層塗液
をロッドコータで5g/m2塗工した。続いて、スーパーカ
レンダーにより処理してインクジェット記録媒体を得
た。これらの試料を、支持体の違いにより、それぞれ試
料11−2〜11−4、並びに12とする。
【0049】比較例6 比較例1の試料1−1と1−5、並びに比較例2〜4の
試料3〜5の片面に、実施例5と同様の方法でインク受
理層を塗工し、インクジェット記録媒体を得た。これら
の試料をそれぞれ、試料11−1、11−5、並びに試
料13〜15とする。以上の結果を下記表3に一括して
示す。
試料3〜5の片面に、実施例5と同様の方法でインク受
理層を塗工し、インクジェット記録媒体を得た。これら
の試料をそれぞれ、試料11−1、11−5、並びに試
料13〜15とする。以上の結果を下記表3に一括して
示す。
【0050】
【表3】
【0051】上記表3には、インク受理層を塗工した填
料含有シート(支持体)の試料番号、添加したカチオン
変性バクテリアセルロースの置換度及び不透明度を示し
た。また、画像濃度はインクジェット記録媒体にブラッ
クインクでベタ印字した部分の反射濃度をマクベス濃度
計(RD−918)で値であり、ドット形状はインクジ
ェットプリンタ(IO−720、シャープ社製)を用い
て、ブラックインクからなる単色ドットを印字して、画
像解析装置によりドットの周囲長L及び面積Aを測定
し、式2を用いて算出したドット形状係数Cである。ド
ット形状係数が1.0から離れ、大きくなるほどドット
形状が不均一になることを表す。
料含有シート(支持体)の試料番号、添加したカチオン
変性バクテリアセルロースの置換度及び不透明度を示し
た。また、画像濃度はインクジェット記録媒体にブラッ
クインクでベタ印字した部分の反射濃度をマクベス濃度
計(RD−918)で値であり、ドット形状はインクジ
ェットプリンタ(IO−720、シャープ社製)を用い
て、ブラックインクからなる単色ドットを印字して、画
像解析装置によりドットの周囲長L及び面積Aを測定
し、式2を用いて算出したドット形状係数Cである。ド
ット形状係数が1.0から離れ、大きくなるほどドット
形状が不均一になることを表す。
【0052】
【数2】C=L2/(4π×A) C:ドット形状係数、L:ドットの周囲長、A:ドット
の面積
の面積
【0053】上記表3の試料11−2〜11−4、並び
に12の結果を試料11−1、11−5、13、14、
並びに15の結果と比較すると、パルプ、填料、並びに
置換度0.02〜0.05のカチオン変性バクテリアセ
ルロース離解物の3成分を含有した填料含有シートにイ
ンク受理層を塗工した場合に、画像濃度及びドット均一
性の優れたインクジェット記録媒体の得られることが明
らかである。また、パルプが非木材パルプである場合
に、特に優れていることも明らかである。
に12の結果を試料11−1、11−5、13、14、
並びに15の結果と比較すると、パルプ、填料、並びに
置換度0.02〜0.05のカチオン変性バクテリアセ
ルロース離解物の3成分を含有した填料含有シートにイ
ンク受理層を塗工した場合に、画像濃度及びドット均一
性の優れたインクジェット記録媒体の得られることが明
らかである。また、パルプが非木材パルプである場合
に、特に優れていることも明らかである。
【0054】
【発明の効果】以上から、本発明の填料含有シートは、
パルプ、填料、並びに特定の置換度を有するカチオン変
性バクテリアセルロース離解物を含有したもので、填料
が効率よく留まり、不透明性と強度の優れた填料含有シ
ートを与え、そのシートを用いた記録媒体は、画像の均
一性が優れていた。
パルプ、填料、並びに特定の置換度を有するカチオン変
性バクテリアセルロース離解物を含有したもので、填料
が効率よく留まり、不透明性と強度の優れた填料含有シ
ートを与え、そのシートを用いた記録媒体は、画像の均
一性が優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26 D21H 17/67 B41M 5/18 H D21H 3/78
Claims (7)
- 【請求項1】 主として、パルプ、填料、並びに置換度
0.02〜0.05のカチオン変性バクテリアセルロー
ス離解物を含有してなることを特徴とする填料含有シー
ト。 - 【請求項2】 置換度0.02〜0.05のカチオン変
性バクテリアセルロース離解物が、ゲル状のバクテリア
セルロースをアルカリ存在下にカチオン化剤と反応させ
た後、高速せん断力を加えて離解する方法により得られ
たものである請求項1記載の填料含有シート。 - 【請求項3】 填料(A)と置換度0.02〜0.05
のカチオン変性バクテリアセルロース離解物(B)の重
量比(A/B)が、75/25〜95/5である請求項
1又は2記載の填料含有シート。 - 【請求項4】 パルプが、非木材パルプである請求項1
〜3のいずれか記載の填料含有シート。 - 【請求項5】 填料と置換度0.02〜0.05のカチ
オン変性バクテリアセルロース離解物を混合攪拌し、該
カチオン変性バクテリアセルロース離解物上に填料を定
着させた後、パルプと混合し、抄紙することを特徴とす
る填料含有シートの製造方法。 - 【請求項6】 前記請求項1〜4のいずれか記載の填料
含有シート上に感熱記録層を塗設してなる感熱記録媒
体。 - 【請求項7】 前記請求項1〜4のいずれか記載の填料
含有シート上にインク受理層を塗設してなるインクジェ
ット記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6134008A JPH083892A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 填料含有シート及びその製造方法、並びにそれを用いた記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6134008A JPH083892A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 填料含有シート及びその製造方法、並びにそれを用いた記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH083892A true JPH083892A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15118230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6134008A Pending JPH083892A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 填料含有シート及びその製造方法、並びにそれを用いた記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083892A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08179546A (ja) * | 1994-10-27 | 1996-07-12 | Canon Inc | 記録紙及びこれを用いた画像形成方法 |
US6720041B2 (en) | 1998-11-20 | 2004-04-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording medium, and method for producing image using the same |
JP2007326370A (ja) * | 2007-07-31 | 2007-12-20 | Oji Paper Co Ltd | 両面記録媒体及び両面記録媒体の製造方法 |
JP2010089510A (ja) * | 1998-06-17 | 2010-04-22 | Nile Fiber Pulp & Paper Inc | アルンド・ドナクスのパルプ、紙製品、及びパーティクルボード |
JP2011161720A (ja) * | 2010-02-08 | 2011-08-25 | Marusumi Paper Co Ltd | インクジェット対応オフセット印刷用新聞用紙 |
JP2011214162A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | 製紙用填料分散液および填料含有紙 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP6134008A patent/JPH083892A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08179546A (ja) * | 1994-10-27 | 1996-07-12 | Canon Inc | 記録紙及びこれを用いた画像形成方法 |
JP2010089510A (ja) * | 1998-06-17 | 2010-04-22 | Nile Fiber Pulp & Paper Inc | アルンド・ドナクスのパルプ、紙製品、及びパーティクルボード |
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JP4530006B2 (ja) * | 2007-07-31 | 2010-08-25 | 王子製紙株式会社 | 両面記録媒体及び両面記録媒体の製造方法 |
JP2011161720A (ja) * | 2010-02-08 | 2011-08-25 | Marusumi Paper Co Ltd | インクジェット対応オフセット印刷用新聞用紙 |
JP2011214162A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | 製紙用填料分散液および填料含有紙 |
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