JPH08387A - 車両の体動誘発装置 - Google Patents

車両の体動誘発装置

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Publication number
JPH08387A
JPH08387A JP6139981A JP13998194A JPH08387A JP H08387 A JPH08387 A JP H08387A JP 6139981 A JP6139981 A JP 6139981A JP 13998194 A JP13998194 A JP 13998194A JP H08387 A JPH08387 A JP H08387A
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JP
Japan
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body movement
driver
seat
movement
body motion
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Application number
JP6139981A
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English (en)
Inventor
Satoyuki Abe
智行 阿部
Nobuhisa Okamoto
宜久 岡本
Satoru Kogori
了 古郡
Shoichi Maruya
祥一 丸屋
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】運転者の体動の状態を検出し、体動を誘発、ま
たは体動が少ないこと等に対する注意を喚起させて自発
的に体動を生じさせ、筋疲労、血行の悪化等を防止す
る。 【構成】運転者の体動状態を検出し、体動が少なくなっ
たときもしくは体動が少なくなることを推測したとき
に、所定の信号を出力する体動検出器24,26と、体
動検出器からの出力信号に基づいて、運転者に体動を誘
発する刺激呈示装置28および/または体動を喚起する
注意喚起装置とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両を運転する運転者
に対して体動を誘発し、運転者の疲労を軽減するための
車両の体動誘発装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高速道路網の整備が進むに伴い、
長時間高速で運転することが頻繁に行われるようになっ
てきている。このような状況のもとでは、運転者は、長
時間高負荷の運転を強いられることとなり、その結果運
転に集中し、身体の動きが少なくなってしまう(高負荷
運転による姿勢拘束)。
【0003】また、自動車の車室内は、もともと身体を
動かせる範囲が狭く、且つシートに着座していることで
身体の動きが制限されている(シート等による姿勢拘
束)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人間の
本来の姿としては、姿勢が拘束されていないときには自
然と身体を動かす(体動がある)のが普通であり、動い
ていることで身体が正常に機能している。そのため、姿
勢拘束が生じると、静的緊張が引き起こされ、筋疲労が
生じる、あるいは筋肉が動くことによる血液のポンプ作
用が起こらなくなり血行を悪化させる等、人体に対して
悪影響が及ぶ。そのため、上記のような姿勢拘束の軽減
が望まれている。
【0005】このような問題点を解決するための方法と
しては、例えば特開平3−200438号に開示されて
いるようなものが知られている。この従来技術において
は、運転者の疲労からくる体動を検出し、それに基づい
てシートの座面形状を変化させ、運転者の疲労を軽減さ
せるようにしている。しかしながら、運転者が自分から
身体を動かすようになった時点では、運転者の疲労はか
なり進んだ状態にあると考えられるため、運転者の疲労
をもっと早期に検出し、運転者の疲労をより早い時点で
軽減することが望まれている。また、この従来技術にお
いては、シートの座面形状を変化させることにより強制
的に運転者の身体を動かして疲労を軽減させようとして
いるが、理想的には運転者自身が疲労があまり進まない
時点で自発的に身体を動かす方が、運転操作に支障がな
い範囲で身体を大きく動かすことができ、疲労の軽減効
果も大きい。従って、運転者の身体を強制的に動かすの
ではなく、運転者の疲労がそれ程大きくならない時点で
且つ運転者に自発的に身体を動かさせることが望まれて
いる。
【0006】また、たとえば特開平4−197314号
にも、運転者の疲労を検出し、シート形状を変化させる
技術が開示されているが、この従来技術も、シートの変
形により運転者の身体を強制的に動かさせるものであ
り、やはり運転者に自発的に身体を動かさせるものでは
ない。
【0007】従って、本発明は上述した課題に鑑見てな
されたものであり、その目的とするところは、人間が通
常行なっている体動の状態を検出し、体動を誘発、また
は体動が少ないこと等に対する注意を喚起させて自発的
に体動を生じさせることにより、筋疲労、血行の悪化等
を防止し、人体に対する悪影響を防ぐことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明の車両の体動誘発装置
は、運転者の体動状態を検出し、体動が少なくなったと
きもしくは体動が少なくなることを推測したときに、所
定の信号を出力する体動検出手段と、該体動検出手段か
らの出力信号に基づいて、運転者に体動を誘発する刺激
呈示手段および/または体動を喚起する注意喚起手段と
を具備することを特徴としている。
【0009】また、この発明に係わる車両の体動誘発装
置において、前記体動検出手段は、車両のシートに対す
る体圧を検出することにより体動を検出することを特徴
としている。
【0010】また、この発明に係わる車両の体動誘発装
置において、前記体動検出手段は、運転操作部材の操作
状態を検出することにより体動を推測することを特徴と
している。
【0011】また、この発明に係わる車両の体動誘発装
置において、前記体動検出手段は定速走行状態の継続時
間から体動を推測することを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる車両の体動誘発装
置において、前記注意喚起手段は、運転者に対して、聴
覚刺激、嗅覚刺激、視覚刺激のうちの少なくとも1つを
付与することを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わる車両の体動誘発装
置において、運転者のリラックス状態を検出するリラッ
クス検出手段を更に具備し、前記刺激呈示手段は、前記
体動検出手段と前記リラックス検出手段の出力に基づい
て、運転者の体動を誘発することを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わる車両の体動誘発装
置において、前記刺激呈示手段は、シート形状を微小量
変化させることにより運転者に体動を誘発するものであ
り、運転者が姿勢を変化させたときにその変化量以上に
シート形状を変化させることを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わる車両の体動誘発装
置において、前記刺激呈示手段はシートの所定部位に配
設された振動体を有し、前記所定部位に対応する運転者
の身体部位の共振周波数で前記振動体を振動させること
を特徴としている。
【0016】
【作用】以上のようにこの発明にかかわる車両の体動誘
発装置は構成されているので、体動検出手段により運転
者の体動が少なくなったことを検出し、あるいは少なく
なることを推測することにより運転者の疲労を早期に発
見し、刺激呈示手段あるいは注意喚起手段により運転者
の自発的な体動を誘発することにより、長時間の運転で
も筋疲労、血行の悪化等の人体への悪影響を軽減させる
ことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明にかか
わる体動誘発装置の実施例の構成を示すブロック図であ
る。図1を参照して、体動誘発装置の概略構成について
説明する。
【0018】図1において、体動誘発装置10は、運転
者12あるいは車両14の状態を検出することにより、
運転者の体動が少ない状態を検出、あるいは体動が少な
くなることを推測する体動検出推測部16と、運転者の
体動を誘発するための体動誘発部18と、運転者に対し
て体動が少なくなった旨を知らせる体動注意喚起部20
とから概略構成されている。
【0019】詳細は後述するが、上記のように構成され
る体動誘発装置10においては、体動検出推測部16
は、例えばシートに対する身体の圧力変化、運転者の心
拍、運転者を撮影した画像、車両の走行速度の変化状態
等に基づいて運転者の体動が少なくなったことを検出あ
るいは推測する。また、体動誘発部18は、体動検出推
測部16により体動が少ない、あるいは少なくなると判
断された場合、シートからの身体の支持反力を変化させ
る、身体の振動共振を用いて違和感を与える、運転者の
重心位置を変化させる等の様々な刺激を運転者に呈示
し、運転者の体動を誘発する。また、体動注意喚起部2
0は、体動が少ない、あるいは少なくなると判断された
場合、光(ディスプレイも含む)、音、振動、香り、体
感等の様々な刺激を用いて、運転者に体動が少ない、あ
るいは少なくなることに対して注意を喚起し、体動を起
こさせる。
【0020】通常、運転者の身体は体動が少なくなって
姿勢が固定してしまうと疲労がたまってきてその疲労が
ある限界まで大きくなると、運転者は自発的に体を動か
す様になる。本実施例は、運転者が自発的に身体を動か
す様になる前段階の体動が少なくなった段階、すなわち
疲労がたまり始める、あるいは疲労がたまってくるであ
ろうと推測される時点でいち早く運転者に体動を誘発し
て、筋疲労、血行不良等を防止しようとするものであ
る。
【0021】次に、上記で概説した体動検出推測部、体
動誘発部、体動注意喚起部の具体的な構成について詳述
する。 (第1の実施例)図2は、第1の実施例の体動誘発装置
の構成を示したブロック図である。図2において、車両
のシート22の座面と背もたれの部分にはロードセル
(圧力センサ)24, 26が内蔵されており、シート2
2にかかる運転者の体圧を測定できるようになされてい
る。また、シート22の背もたれの内部には、この背も
たれの部分を駆動して運転者の腰の部分のサポート性を
調整するランバー28が設けられている。ロードセル2
4, 26にはこのロードセル24, 26からの信号を体
圧に変換する体圧測定部30が接続されており、体圧測
定部30には体動回数カウント部32を介してランバー
稼動部34が接続されている。
【0022】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、まず、ロードセル24, 26、体圧計測部30
により体圧の変動を計測する。次に、この計測された体
圧変動を体動回数カウント部32によりカウントし、一
定時間当りの体動回数を計測する。そして、一定時間当
りの体動回数が所定の回数よりも少ない場合に、ランバ
ー稼動部34によりランバー28を稼動し、運転者の腰
の部分を刺激して体動を誘発する。
【0023】すなわち、この第1の実施例は、ロードセ
ル24, 26により検出された体圧変動が少なくなった
ときに、体動が少なくなったと判定して、ランバー28
をある一定のタイミングで稼動し、運転者に背筋を伸ば
す、あるいは姿勢を変えることを促し、筋疲労、血行不
良等の人体への悪影響を防ぐものである。
【0024】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)運転ポジション調整のための既存のシステムを用
いることができるため、新たにシステムを考える必要が
ない。 (2)強制的に姿勢を変えさせるのではなく、運転者が
自分の意志で体動を起こすことになるので、高速道路走
行等の高負荷運転中であっても危険が少ない。 (3)人体に直接接触しないで体動の計測が可能であ
る。 (4)ロードセルの個数を増やすことにより、より正確
な体動回数が検出できる。 (5)外部からは観察できないシート面に隠された部位
(背、腰、臀部)の体動が検出できる。 (第2の実施例)図3は、第2の実施例の体動誘発装置
の構成を示したブロック図である。図3において、車両
のシート22の座面と背もたれの部分にはこれらの部分
を変形駆動するためのアクチュエータ36が内蔵されて
いる。また、ステアリング38にはステアリングの舵角
を検出するためのステアリング角度センサ40が設けら
れており、運転者の前方には運転者を撮影するためのテ
レビカメラ42が設けられている。これらのステアリン
グ角度センサ40とテレビカメラ42は体動検出部44
に接続されている。体動検出部44は体動誘発判断部4
6に接続され、更に、この体動誘発判断部46にはアク
チュエータ36を駆動するためのシート稼動部48が接
続されている。
【0025】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、まずテレビカメラ42により運転者の体動を検
出し、ステアリング角度センサ40により、運転者の車
両に対する操作を検出する。次に体動誘発判断部46に
おいて、運転者の体動が少なく、且つ運転操作の負荷が
小さい(ステアリングの舵角変化が少ない)場合に体動
を誘発すべきであると判断する。そして、これによりア
クチュエータ36を稼動し、体動を誘発する。
【0026】すなわち、この第2の実施例は、運転者の
動きを検出するテレビカメラ、ステアリングの動きを検
出するセンサにより、体動が少なくなったときに、シー
ト形状を変化させ、運転者に背筋を伸ばす、あるいは姿
勢を変えることを促し、筋疲労、血行不良等の人体への
悪影響を防ぐものである。
【0027】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)運転ポジション調整のためのランバー、チルト等
の既存のシステムを用いることができるため、新たにシ
ステムを考える必要がない。 (2)人体に直接接触しないで体動の計測が可能であ
る。 (3)車両の挙動、運転状況等も検出しているので、シ
ートを稼動することで危険が生じることを避けることが
できる。 (第3の実施例)図4は、第3の実施例の体動誘発装置
の構成を示したブロック図である。図4において、車両
のシート22のヘッドレストの付近には送風機50が配
設されており、運転者の頭部に対して、風や香りを送る
ようになされている。また、車室内のインスツルメント
パネルには体動が少なくなったことを運転者に警告する
ための図形警告表示装置52が設けられており、この図
形警告表示装置52はアラーム生成部54に接続されて
いる。一方、車速センサ56が体動推定部58に接続さ
れており、一定の速度が所定時間以上続いたときに、運
転者の体動が少なくなると推測する。アラーム生成部5
4には、送風機50が接続されており、体動推定部58
の出力信号に基づいて送風機50を動作させる。
【0028】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、まず走行速度の変化から体動推定部58におい
て体動が少なくなることを推測する。その結果、体動が
少なくなると推定された場合に、運転者に対して香りと
風を送り、体動が少なくなることを警告する(1次警
告)。さらに体動が少なくなることが推定される場合に
は、図形警告表示装置52により、図形で体動が少なく
なることを警告する。
【0029】すなわち、この第3の実施例は、車両走行
速度から、一定速度が一定時間以上連続した場合に、体
動が少なくなったと推定し、嗅覚、体感、および視覚刺
激により体動が少なくなったことを、運転者に教え、注
意を促して筋疲労、あるいは血行不良等の人体に対する
悪影響を防ぐものである。
【0030】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)運転者のみを対象とすることができるため、他の
乗員に不快感や不安感を与えることがない。 (2)強制的に姿勢を変えさせるのではなく、運転者が
自分の意志で体動を起こすことになるので、高速道路走
行中であっても危険が少ない。。 (3)運転者に対する刺激を体動の頻度に応じて使い分
けることにより、運転者が自分の意志で、運転を継続す
るか、パーキング等でストレッチを行なうかなどの場合
分けが可能となる。 (第4の実施例)図5は、第4の実施例の体動誘発装置
の構成を示したブロック図である。図5において、車両
のシート22の座面と背もたれの部分にはロードセル
(圧力センサ)24, 26が内蔵されており、シート2
2にかかる運転者の体圧を測定できるようになされてい
る。ロードセル24, 26にはこのロードセル24, 2
6からの信号を体圧に変換する体圧測定部30が接続さ
れており、体圧測定部30には体動回数カウント部32
が接続されている。
【0031】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、まず、ロードセル24, 26、体圧計測部30
により体圧の変動を計測する。そして、体圧の変動があ
る所定の変動幅よりも大きいときに体動があったとして
検出する。具体的には、図6に示すような体圧変動があ
った場合には、夫々のピーク値の部分で体動があったと
判断される。そして、図7に示すように、一定時間当り
(例えば5分間毎)の体動の回数を集計し、その値が設
定された最低体動回数を下回った場合に、体動が少なく
なったと判断する。そして、体動が少なくなったと判断
されたときには体動を誘発する機構を動作させる。この
体動を誘発する機構としては、既に第1の実施例で説明
したようなランバーを駆動させる機構等が使用できる。
【0032】すなわち、この第4の実施例は、ロードセ
ル24, 26により体圧変動を計測し、その体圧変動か
ら体動の回数をカウントし、体動を誘発すべきタイミン
グを求めるものである。
【0033】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)人体に直接接触しないで体動の計測が可能であ
る。 (2)ロードセルの個数を増やすことにより、より正確
な体動回数が検出できる。 (3)外部からは観察できないシート面に隠された部位
(背、腰、臀部)の体動が検出できる。 (第5の実施例)この第5の実施例では図8に示すよう
に速度センサ56の信号が体動推定部16に入力され、
体動推定部16の信号が体動誘発部18に入力されるよ
うに構成されている。
【0034】このように構成される体動誘発装置におい
ては、まず、車両の走行速度を検出する。そして、例え
ば図9に示すように、走行速度の変化幅が一定の範囲内
で、且つ、それが一定時間以上継続した場合に、単調走
行が続いていると考えられるので、体動が少なくなった
と推定する。そして、このように体動が少なくなったと
推定された場合に体動を誘発させる機構を動作させる。
この体動を誘発する機構としては、既に第1の実施例で
説明したようなランバーを駆動させる機構等が使用でき
る。
【0035】すなわち、この第5の実施例は、車両走行
速度から、一定速度が一定時間連続した場合等に、単調
走行になり体動が少なくなったと推定し、体動を誘発す
るものである。 (第6の実施例)図10は、第6の実施例の体動誘発装
置の構成を示したブロック図である。図10において、
車両のシート22の座面と背もたれの部分にはロードセ
ル(圧力センサ)24, 26が内蔵されており、シート
22にかかる運転者の体圧を測定できるようになされて
いる。また、シート22の座面と背もたれの内部には、
シートを変形させるためのアクチュエータ36が設けら
れている。上記のロードセル24,26は体動人間状態
計測部60に接続されている。この体動人間状態計測部
60は、ロードセル26からの体圧変動の信号と、運転
者に装着された心電計64からの信号により、運転者の
体動と身体の生理的状態を検出するものである。体動人
間状態計測部60からの出力信号に基づいて、シート稼
動制御装置62がシート22に配設されたアクチュエー
タ36を稼動させる。
【0036】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、まず、心電計64により、運転者が緊張してい
るかリラックスしているかを検出する。また、ロードセ
ル24,26により運転者の体動を検出する。そして、
体動人間状態計測部60により、運転者が緊張していな
いで、且つ体動を起こした瞬間を判定する。この体動を
起こした瞬間にシートを稼動することにより運転者の体
動を大きくする。
【0037】すなわち、この第6の実施例は、緊張して
いるときに、シート稼動等の体動誘発装置が動作する
と、違和感、不快感が大きくなる可能性がある。そこ
で、心拍などにより、運転者がリラックスしている状態
を検出し、且つ運転者が姿勢を変えようとしたときに姿
勢の変化以上にシートを動かす等の姿勢の変化を大きく
することにより違和感、不快感を低減するものである。
【0038】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)運転者が緊張していないときにシートの稼動を行
なうので、運転者に対する負担が少ない。 (2)運転者が姿勢を変えようとしているときにシート
の稼動を行なうので運転者の違和感、不快感が少ない。 (3)自発的な体動以上に体動が大きくなるので、体動
の効果が大きい。 (第7の実施例)人間は、通常、その重心位置に合わせ
て最も楽な状態となるように姿勢を保っている。従っ
て、重心位置が変化した場合、再度姿勢を取り直すこと
が普通である。この第7の実施例は、体動を誘発させる
手段の1つとして、シート接触面形状を運転者の状態、
車両の状態に応じて変化させ、着座時の運転者の重心位
置を変化させ、体動を誘発するものである。
【0039】シート22には、図11に示すように、シ
ート22の着座部の前部および後部の左右を矢印a,
b,c,dで示すように別々に上下動させる機構と、着
座部の前部と後部を矢印g,hで示すように左右同時に
上下動させる機構と、背もたれ部の左右を矢印e,fで
示すように別々に前後動させる機構と、背もたれ部の上
部と下部を矢印i,jで示すように左右同時に前後動さ
せる機構とが内蔵されている。これらの機構を別々に駆
動することにより、運転者の重心位置Gの位置を上下左
右方向に自在に移動させることができる。
【0040】図12は、運転者の重心位置を移動させ
て、体動を誘発するための各部の動作パターンを示した
ものである。例えば、図12中Aで示すパターンは、ま
ずシートの着座部の左前部を上昇させ、次に右前部を上
昇させ、次にシートの着座部の左後部を下降させ、次に
右後部を下降させ、次に背もたれの左側を前方に移動さ
せ、次に右側を後方に移動させ、次にシートの着座部の
前方を左右同時に下降させ、次に後方を左右同時に上昇
させ、次に背もたれの下部を左右同時に前方に移動さ
せ、次に上部を左右同時に後方に移動させるというパタ
ーンである。このように順次シート22の各部を移動さ
せることにより、運転者の重心が少しずつ移動し、運転
者に体動を誘発することができる。図中B, C, D,
E, Fで示すパターンも考えられる。
【0041】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、まず、あらかじめ運転者の重心が変化するよう
にシートの稼動パターンを図12のように設定してお
く。そして、体動を誘発させる必要に応じて、これらの
パターンに基づいてシートを稼動させる。
【0042】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)重心を変化させるだけであるので、強制的に姿勢
を変化させる必要がなく、大きな動きをさせる必要がな
い。 (2)シート接触面を大きく動かさずに重心を変化させ
ることが可能である。 (第8の実施例)この第8の実施例は、シート着座時に
シートによる支持力を変化させ、運転者に対する反力を
変化させるものである。これにより、運転者は、それま
での安定バランスから、反力変化後の安定バランスへ身
体を移行させる必要が生じ、体動が誘発される。
【0043】ただし、この場合の体動は、安定バランス
移行に要する身体変化の大きさにより、外見上の身体姿
勢に変化が現われる場合と、外見上には変化は現われな
いが、姿勢維持のための筋力バランス(使う筋肉の部位
と筋力の大きさ)の変化が生じる場合の双方を含む。
【0044】図13は、この第8の実施例のシート22
の構成を示したものであり、着座部22aと、アームレ
スト部22bと、ランバーサポート部22cと、サイド
サポート部22dと、バックレスト部22eと、ヘッド
レスト部22fとを備えている。これらの各部の内部に
は、図14に示すようにエアクッション66が内蔵され
ており、このエアクッション66への空気の充填状態を
変化させることにより各部の支持反力を調節することが
できる。そして、各部の支持反力を例えば図15に示す
ように上下左右方向で均一あるいは不均一に調整するこ
とにより、安定バランスを変化させ、運転者に体動を誘
発させる。
【0045】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、まず、あらかじめ運転者への支持反力が変化す
るようにシートの稼動パターンを設定しておく。そし
て、体動を誘発させる必要に応じて、稼動パターンを順
次動かしていく。
【0046】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)シートの大きな変形幅を必要としない。 (2)人体の圧覚に直接的に作用させることができる。 (3)強制的な運転姿勢の大きな変化がないので、高速
道路運転等の高負荷運転中であっても危険が少ない。 (第9の実施例)この第9の実施例は、シート着座時に
シートによる支持位置を変化させ、運転者に対する拘束
位置を変化させるものである。これにより、運転者は、
それまでの安定バランスから、拘束位置変化後の安定バ
ランスへ身体を移行させる必要が生じ、体動が誘発され
る。
【0047】ただし、この場合の体動は、安定バランス
移行に要する身体変化の大きさにより、外見上の身体姿
勢に変化が現われる場合と、外見上には変化は現われな
いが、姿勢維持のための筋力バランス(使う筋肉の部位
と筋力の大きさ)の変化が生じる場合の双方を含む。
【0048】図16は、この第9の実施例のシート22
の構成を示したものであり、着座部22aと、アームレ
スト部22bと、ランバーサポート部22cと、サイド
サポート部22dと、バックレスト部22eと、ヘッド
レスト部22fとを備えている。これらの各部の内部に
は、図17に示すように送りねじとリンク機構による支
持位置変化機構が内蔵されており、この支持位置変化機
構により各部の支持位置を調節することができる。そし
て、各部の支持位置を例えば図18に示すように上下左
右方向で均一あるいは不均一に調整することにより、安
定バランスを変化させ、運転者に体動を誘発させる。
【0049】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、まず、あらかじめ運転者への支持位置が変化す
るようにシートの稼動パターンを設定しておく。そし
て、体動を誘発させる必要に応じて、稼動パターンを順
次動かしていく。
【0050】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)直接的に筋肉の動きを誘発することができる。 (2)支持位置によっては大きな身体姿勢、バランスの
変化を誘発することができる。 (第10の実施例)人間は、身体に様々な違和感、不快
感、例えば、共振周波数で振動される、スポット的に突
かれる、急激な温度差、風等を与えられる、姿勢を変え
られる、たたかれる、身体接触面が変化する(フィット
感が変わる等も含む)等といったことがおきると、その
原因となるものから逃げることが可能であれば、身体を
動かして回避しようとする。この行動が体動となる。
【0051】この第10の実施例は、上記のような違和
感、不快感を与えて体動を生じさせようとするものであ
る。
【0052】図19は、第10の実施例の体動誘発装置
の構成を示したブロック図である。図19において、車
両のシート22の座面と背もたれの部分およびヘッドレ
ストには振動体68が内蔵されており、運転者の身体に
振動を与えることができるようになされている。これら
の振動体68は発振器およびアンプ70を介して体動誘
発部18に接続されている。
【0053】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、体動を誘発させる必要に応じて、発振器および
アンプを所定時間動作させ、体動を誘発する。人間は、
身体部位を共振周波数で振動させると、違和感、不快感
を感じ、それを回避しようと振動源から身体部位を離そ
うとする。従って、本実施例においても、振動体68
は、各部の共振周波数で振動される。ちなみに、各部の
共振周波数は、夫々、臀部で80Hz 、背部で4〜12
Hz 、頭部で50〜70Hz である。
【0054】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)運転者のみを対象とすることができるため、他の
乗員に不快感、不安感を与えない。 (2)強制的に姿勢を変えさせるのではなく、運転者自
身が自分の意志で体動を起こすことになるので、高速道
路走行中であっても危険が少ない。 (3)運転者に警告する刺激を体動の頻度に応じて使い
分けることにより、運転者が自分の意志で、運転を継続
するか、パーキング等でストレッチを行なうか等の場合
分けが可能である。 (第11の実施例)人間は、身体部位の一部が吸引され
ると、違和感を生じ、その違和感を回避しようとしてそ
の吸引源から身体部位を離そうとする。この第11の実
施例は、運転者の身体部位の一部を吸引することによ
り、体動を誘発させようとするものである。
【0055】図20は、第11の実施例の体動誘発装置
の構成を示したブロック図である。図20において、車
両のシート22の背もたれの部分にはパイプ72が内蔵
されており、このパイプ72には吸引ポンプ74が接続
されており、この吸引ポンプ74の吸引力により運転者
の背中の部分を吸引するようになされている。吸引ポン
プ74は体動誘発部18に接続されており、パイプ72
内に設けられた圧力センサの信号に基づいて体動誘発部
18により動作を制御される。
【0056】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、まず、体動誘発部18により体動誘発の必要が
生じたときに、吸引ポンプ74を用いて運転者の身体部
位を吸引する。そして、圧力センサ76により吸引部の
圧力が車室内の気圧と同等になった場合に、体動が生じ
たと認め、吸引ポンプ74の動作を停止する。
【0057】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)運転者のみを対象にできるため、他の乗員に不快
感、不安感を与えない。 (2)強制的に姿勢を変えさせるのではなく、運転者が
自分の意志で体動を起こすことになるので、高速走行中
であっても危険が少ない。 (第12の実施例)人間は、身体部位の接触面形状が変
化すると違和感を感じ、その違和感を回避しようと、そ
の形状が変化した場所から身体部位を離そうとする。
【0058】この第12の実施例は、シートの背もた
れ、及び座面に回転体を埋め込むことにより、身体部位
に接触しているシート表面形状を変化させ、違和感を与
えるものである。
【0059】図21は、第12の実施例の体動誘発装置
の構成を示したブロック図である。図21において、車
両のシート22の座面と背もたれの部分には波形の回転
体78およびモーター80が内蔵されており、この回転
体78の回転によりシート表面形状を変化させることが
できるようになされている。回転体78を駆動するモー
ター80は回転体稼動部82を介して体動誘発部18に
接続されている。
【0060】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、体動誘発部18により体動誘発の必要が生じた
ときに一定時間の間回転体78を駆動する。これにより
運転者は違和感を感じ、体動が誘発される。
【0061】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)運転者のみを対象にできるため、他の乗員に不快
感、不安感を与えない。 (2)強制的に姿勢を変えさせるのではなく、運転者が
自分の意志で体動を起こすことになるので、高速走行中
であっても危険が少ない。 (3)運転者に警告する刺激を体動の頻度に応じて使い
分けることにより、運転者が自分の意志で、運転を継続
するか、パーキング等でストレッチを行なうかなどの場
合分けが可能である。 (第13の実施例)従来、シートは身体にフィットさせ
ることを目的として製造されているので、ランバーサポ
ート、サイドサポート、シートバック中折れ等を稼動さ
せることによって、身体にやや違和感を与えることはで
きるものの、積極的に違和感を与えることはできなかっ
た。
【0062】この第13の実施例は、シート形状を大き
く、あるいは通常動かない部位、方向に変化させて、積
極的に違和感を与え、体動を誘発するものである。
【0063】図22は、第13の実施例の体動誘発装置
に使用されるシートの形状を示した図である。図22に
おいて、シート22には(a), (b)に示すように中
折れ部22a, 22bが形成されており、この中折れ部
22a, 22bを境にシートが折れ曲がるように構成さ
れている。また、シート22の内部には、シートを折れ
曲がり駆動するための駆動装置が内蔵されている。
【0064】上記のように構成される体動誘発装置にお
いては、まず、体動誘発部により体動誘発の必要が生じ
たときに、その体動誘発の必要性の程度に応じてシート
22を折れ曲がり駆動する。そして、一定時間の経過後
にシートを元の形状に戻す。これにより、運転者は不快
感を感じ体動が誘発されることとなる。
【0065】上記のように動作する体動誘発装置は、以
下のような利点を有する。 (1)運転者のみを対象にできるため、他の乗員に不快
感、不安感を与えない。 (2)運転者に警告する刺激を体動の頻度に応じて使い
分けることにより、運転者が自分の意志で、運転を継続
するか、パーキング等でストレッチを行なうかなどの場
合分けが可能である。 (第14の実施例)体動を誘発するためのシート形状を
変化させる機構において、複数箇所の形状を変化させる
には複数個のアクチュエータが必要となり、コストが上
昇する。
【0066】この第14の実施例は、コスト低減のた
め、1つのモーターで2つの動きをさせるようにしたも
のである。
【0067】図23は、第14の実施例に使用されるシ
ートの駆動機構を示した図である。図23において、シ
ート22の内部には偏心した回転ローラ86と、もう1
つのローラ88とこれらのローラの間に掛け渡されたベ
ルト90とが設けられている。回転ローラ86はモータ
84によりベルト駆動される。
【0068】このように構成されるシート22において
は、モータ84により偏芯したローラ86を回転させる
ことにより、シート前部のシート面を上下動させること
ができる。また、モータ84に駆動力をかけ、ベルトの
張力を変化させることによりシート座面中央部を上下動
させることができる。そして、モータ84の回転方向を
変えることにより、シート座面中央部のベルトの張力が
小さい場合と大きい場合の使い分けが可能である。 (第15の実施例)体動を誘発する場合、第6の実施例
のように自発的な体動に合わせてシートの稼動を行なう
場合、従来のモータや空気圧を用いるものでは、動作が
遅く、必要なタイミングよりも遅れて作動してしまう。
【0069】この第15の実施例は、スプリングを用
い、あらかじめスプリングをモータ等で縮めておき、必
要な場合に一気に伸ばすようにして、高速にシート形状
を変化させるものである。
【0070】図24に示すように、モータ等であらかじ
め、スプリングを縮めておき、ストッパー等でその縮め
た状態を保つ。シートの急激な稼動が必要な状態になっ
た場合に、ストッパーを解除し、スプリングを開放す
る。これにより、運転者は体動を更に誘発されることと
なる。なお、ストッパーを多段階にすることにより、動
作を多段階にすることも可能である。
【0071】以上説明したように、上記の実施例によれ
ば、運転者の疲労が大きくならないうちに運転者に体動
を誘発させることができ、運転者の疲労を軽減させるこ
とができる。
【0072】なお、上記の各実施例では、体動の検出方
法と、体動の誘発方法を1つの組み合わせ毎に説明した
が、上記の各実施例の組み合わせに限定されることな
く、体動の検出方法と体動の誘発方法は、上記の実施例
の範囲内でいかように組み合わせることも可能である。
【0073】また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲で、上記の実施例を修正または変形したものに適用可
能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明にかかわる車
両の体動誘発装置によれば、体動検出手段により運転者
の体動が少なくなったことを検出し、あるいは少なくな
ることを推測することにより運転者の疲労を早期に発見
し、刺激呈示手段あるいは注意喚起手段により運転者の
自発的な体動を誘発することにより、長時間の運転でも
筋疲労、血行の悪化等の人体への悪影響を軽減させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる体動誘発装置の実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例の体動誘発装置の構成を示したブ
ロック図である。
【図3】第2の実施例の体動誘発装置の構成を示したブ
ロック図である。
【図4】第3の実施例の体動誘発装置の構成を示したブ
ロック図である。
【図5】第4の実施例の体動誘発装置の構成を示したブ
ロック図である。
【図6】経過時間と体圧変動の関係を示した図である。
【図7】一定時間内の体動回数と時間の関係を示した図
である。
【図8】第5の実施例の体動誘発装置の構成を示した図
である。
【図9】車両の走行速度と時間の関係を示した図であ
る。
【図10】第6の実施例の体動誘発装置の構成を示した
ブロック図である。
【図11】第7の実施例の体動誘発装置に使用されるシ
ートを示した図である。
【図12】シートの稼動パターンの変化の例を示した図
である。
【図13】第8の実施例のシートの構成を示した図であ
る。
【図14】シートの各部の支持圧を変化させる構造を示
した図である。
【図15】支持反力を変化させるパターンを示した図で
ある。
【図16】第9の実施例のシートの構成を示した図であ
る。
【図17】シートの各部の支持位置を変化させる構造を
示した図である。
【図18】支持位置を変化させるパターンを示した図で
ある。
【図19】第10の実施例の体動誘発装置の構成を示し
たブロック図である
【図20】第11の実施例の体動誘発装置の構成を示し
たブロック図である
【図21】第12の実施例の体動誘発装置の構成を示し
たブロック図である
【図22】第13の実施例の体動誘発装置に使用される
シートの形状を示した図である。
【図23】第14の実施例に使用されるシートの駆動機
構を示した図である。
【図24】高速にシートを稼動させる構造を示した図で
ある。
【符号の説明】
10 体動誘発装置 12 運転者 14 車両 16 体動検出推測部 18 体動誘発部 20 体動注意喚起部 22 シート 24, 26 ロードセル 28 ランバー 30 体圧計測部 32 体動回数カウント部 34 ランバー稼動部 36 アクチュエータ 38 ステアリング 40 ステアリング角度センサ 42 テレビカメラ 44 体動検出部 46 体動誘発判断部 48 シート稼動部 50 送風機 52 図形警告表示装置 54 アラーム生成部 56 速度センサ 58 体動推定部 60 体動人間状態計測部 62 シート稼動制御装置 64 心電計 66 エアクッション 68 振動体 70 発振器およびアンプ 72 パイプ 74 吸引ポンプ 76 圧力センサ 78 回転体 80 モーター 82 回転体稼動部 84 モーター 86 偏心ローラ 88 ローラ 90 ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸屋 祥一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の体動状態を検出し、体動が少な
    くなったときもしくは体動が少なくなることを推測した
    ときに、所定の信号を出力する体動検出手段と、 該体動検出手段からの出力信号に基づいて、運転者に体
    動を誘発する刺激呈示手段および/または体動を喚起す
    る注意喚起手段とを具備することを特徴とする車両の体
    動誘発装置。
  2. 【請求項2】 前記体動検出手段は、車両のシートに対
    する体圧を検出することにより体動を検出することを特
    徴とする請求項1に記載の車両の体動誘発装置。
  3. 【請求項3】 前記体動検出手段は、運転操作部材の操
    作状態を検出することにより体動を推測することを特徴
    とする請求項1に記載の車両の体動誘発装置。
  4. 【請求項4】 前記体動検出手段は定速走行状態の継続
    時間から体動を推測することを特徴とする請求項1に記
    載の車両の体動誘発装置。
  5. 【請求項5】 前記注意喚起手段は、運転者に対して、
    聴覚刺激、嗅覚刺激、視覚刺激のうちの少なくとも1つ
    を付与することを特徴とする請求項1に記載の車両の体
    動誘発装置。
  6. 【請求項6】 運転者のリラックス状態を検出するリラ
    ックス検出手段を更に具備し、前記刺激呈示手段は、前
    記体動検出手段と前記リラックス検出手段の出力に基づ
    いて、運転者の体動を誘発することを特徴とする請求項
    1に記載の車両の体動誘発装置。
  7. 【請求項7】 前記刺激呈示手段は、シート形状を微小
    量変化させることにより運転者に体動を誘発するもので
    あり、運転者が姿勢を変化させたときにその変化量以上
    にシート形状を変化させることを特徴とする請求項6に
    記載の車両の体動誘発装置。
  8. 【請求項8】 前記刺激呈示手段はシートの所定部位に
    配設された振動体を有し、前記所定部位に対応する運転
    者の身体部位の共振周波数で前記振動体を振動させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両の体動誘発装置。
JP6139981A 1994-06-22 1994-06-22 車両の体動誘発装置 Pending JPH08387A (ja)

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JP2008142411A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Denso Corp 車両用マッサージ制御装置

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