JPH083865A - ポリエステル繊維編織物の減量加工法 - Google Patents
ポリエステル繊維編織物の減量加工法Info
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- JPH083865A JPH083865A JP12793694A JP12793694A JPH083865A JP H083865 A JPH083865 A JP H083865A JP 12793694 A JP12793694 A JP 12793694A JP 12793694 A JP12793694 A JP 12793694A JP H083865 A JPH083865 A JP H083865A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 減量加工前の作業に要する労力の軽減及び時
間の短縮を図るとともに、処理液の保持温度以下におけ
る減量率の変化をも考慮して、略正確に所期の減量率を
有する編織物製品を得ることを目的とする。 【構成】 温度保持開始点P3 (時間t3 )経過後の任
意点Pi (時間ti )における減量率Xi を測定する。
減量加工有効点P2 (時間t2 )及び任意点P i を通る
直線X=(Xi /(ti −t2 ))・(t−t2 )と、
目標減量率Xaを示す直線X=Xa との交点P5 ′(時
間t5 ′)を求め、t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 )に
対応する点を温度下降開始点P4 ′(時間t4 ′)とす
る。以後減量加工有効点P2 から温度保持開始点P3 ま
での温度上昇速度と等しい温度下降速度で温度を下降
し、減量加工有効点P2 の温度T2 以下になった時点、
又は、時間(t3 −t2 )以上経過した時点を減量加工
終了点とする。
間の短縮を図るとともに、処理液の保持温度以下におけ
る減量率の変化をも考慮して、略正確に所期の減量率を
有する編織物製品を得ることを目的とする。 【構成】 温度保持開始点P3 (時間t3 )経過後の任
意点Pi (時間ti )における減量率Xi を測定する。
減量加工有効点P2 (時間t2 )及び任意点P i を通る
直線X=(Xi /(ti −t2 ))・(t−t2 )と、
目標減量率Xaを示す直線X=Xa との交点P5 ′(時
間t5 ′)を求め、t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 )に
対応する点を温度下降開始点P4 ′(時間t4 ′)とす
る。以後減量加工有効点P2 から温度保持開始点P3 ま
での温度上昇速度と等しい温度下降速度で温度を下降
し、減量加工有効点P2 の温度T2 以下になった時点、
又は、時間(t3 −t2 )以上経過した時点を減量加工
終了点とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル繊維編織
物の減量加工法に関するものである。
物の減量加工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維を苛性ソーダ、苛性カ
リ、珪酸ナトリウム等の塩基性物質の水溶液で処理して
加水分解し、表面を溶解除去するいわゆる減量加工法が
一般的に行われている。このとき、例えば苛性ソーダの
場合、苛性ソーダの消費量1モルに対してテレフタ−ル
酸ソーダ0.5モルが生成される。この減量加工法を行
うと、ポリエステル繊維には絹に似た柔軟性が付与さ
れ、静電気の発生が減少し、ピリングが防止され、防汚
性が向上する等の減量効果が得られる。
リ、珪酸ナトリウム等の塩基性物質の水溶液で処理して
加水分解し、表面を溶解除去するいわゆる減量加工法が
一般的に行われている。このとき、例えば苛性ソーダの
場合、苛性ソーダの消費量1モルに対してテレフタ−ル
酸ソーダ0.5モルが生成される。この減量加工法を行
うと、ポリエステル繊維には絹に似た柔軟性が付与さ
れ、静電気の発生が減少し、ピリングが防止され、防汚
性が向上する等の減量効果が得られる。
【0003】所望の減量効果をポリエステル繊維編織物
に供与するために、換言すれば所期の減量率にポリエス
テル繊維編織物を処理するために、予め処理時間に対す
る塩基性物質濃度と減量率との関係を実験により求めて
検量線を作成し、この検量線に基づいて、所定濃度の塩
基性物質水溶液を作製し、これを処理液として処理槽中
で所定時間処理を行っていた。ここで、通常、塩基性物
質水溶液はある温度以上(例えば、苛性ソーダ水溶液は
90℃以上)にて安定的にポリエステル繊維を加水分解
するため、従来は、塩基性物質水溶液よりなる処理液を
昇温させて当該温度以上の所定温度に保持した時点から
所定時間処理を行っていた。
に供与するために、換言すれば所期の減量率にポリエス
テル繊維編織物を処理するために、予め処理時間に対す
る塩基性物質濃度と減量率との関係を実験により求めて
検量線を作成し、この検量線に基づいて、所定濃度の塩
基性物質水溶液を作製し、これを処理液として処理槽中
で所定時間処理を行っていた。ここで、通常、塩基性物
質水溶液はある温度以上(例えば、苛性ソーダ水溶液は
90℃以上)にて安定的にポリエステル繊維を加水分解
するため、従来は、塩基性物質水溶液よりなる処理液を
昇温させて当該温度以上の所定温度に保持した時点から
所定時間処理を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、処理時間に対
する塩基性物質濃度又は減量率の変化、すなわち上記検
量線の勾配は編織物の品種、織り方、処理液の初期濃度
等により異なるものとなるから、編織物の品種、織り
方、処理液の初期濃度等毎に検量線を作成しなければな
らず、減量加工前の作業に多大な労力と時間を要した。
する塩基性物質濃度又は減量率の変化、すなわち上記検
量線の勾配は編織物の品種、織り方、処理液の初期濃度
等により異なるものとなるから、編織物の品種、織り
方、処理液の初期濃度等毎に検量線を作成しなければな
らず、減量加工前の作業に多大な労力と時間を要した。
【0005】又、塩基性物質水溶液は当該温度に到達す
るまでに若干ながらポリエステル繊維を加水分解するか
ら、従来の処理方法では、所定時間処理の開始前及び終
了後にあっても若干減量加工が進行するため、編織物の
品種、織り方、処理液の初期濃度等毎に保持温度以下に
おける減量率の予想変化値を考慮して処理していたが、
正確に所期の減量率を有する編織物製品を得ることは困
難であった。
るまでに若干ながらポリエステル繊維を加水分解するか
ら、従来の処理方法では、所定時間処理の開始前及び終
了後にあっても若干減量加工が進行するため、編織物の
品種、織り方、処理液の初期濃度等毎に保持温度以下に
おける減量率の予想変化値を考慮して処理していたが、
正確に所期の減量率を有する編織物製品を得ることは困
難であった。
【0006】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、編織物の品種、織り方、処理液の初
期濃度等毎に検量線を作成することを不要として、減量
加工前の作業に要する労力の軽減及び時間の短縮を図る
とともに、処理液の保持温度以下における減量率の変化
をも考慮して、略正確に所期の減量率を有する編織物製
品を得ることを目的とするものである。
されたものであり、編織物の品種、織り方、処理液の初
期濃度等毎に検量線を作成することを不要として、減量
加工前の作業に要する労力の軽減及び時間の短縮を図る
とともに、処理液の保持温度以下における減量率の変化
をも考慮して、略正確に所期の減量率を有する編織物製
品を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、塩基性物質水溶液中でポリエステル繊維
を加水分解させるポリエステル繊維編織物の減量加工法
において、温度保持開始点P3 (時間t3 )経過後の任
意点Pi (時間ti )における減量率Xi を測定し、減
量加工有効点P2 (時間t2 )及び任意点Pi を通る直
線 X=(Xi /(ti −t2 ))・(t−t2 ) と目標減量率Xa を示す直線 X=Xa との交点P5 ′(時間t5 ′)を求め、 t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 ) に対応する点を温度下降開始点P4 ′(時間t4 ′)と
し、以後減量加工有効点P2 から温度保持開始点P3 ま
での温度上昇速度と等しい温度下降速度で温度を下降す
ることを特徴とするポリエステル繊維編織物の減量加工
法を提供するものである。
に、本発明は、塩基性物質水溶液中でポリエステル繊維
を加水分解させるポリエステル繊維編織物の減量加工法
において、温度保持開始点P3 (時間t3 )経過後の任
意点Pi (時間ti )における減量率Xi を測定し、減
量加工有効点P2 (時間t2 )及び任意点Pi を通る直
線 X=(Xi /(ti −t2 ))・(t−t2 ) と目標減量率Xa を示す直線 X=Xa との交点P5 ′(時間t5 ′)を求め、 t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 ) に対応する点を温度下降開始点P4 ′(時間t4 ′)と
し、以後減量加工有効点P2 から温度保持開始点P3 ま
での温度上昇速度と等しい温度下降速度で温度を下降す
ることを特徴とするポリエステル繊維編織物の減量加工
法を提供するものである。
【0008】なお、減量加工終了点は、温度下降開始点
P4 ′経過後に減量加工有効点P2の温度T2 以下にな
った時点とすることもでき、温度下降開始点P4 ′から
時間(t3 −t2 )以上経過した時点とすることもでき
る。
P4 ′経過後に減量加工有効点P2の温度T2 以下にな
った時点とすることもでき、温度下降開始点P4 ′から
時間(t3 −t2 )以上経過した時点とすることもでき
る。
【0009】次に、本発明のポリエステル繊維編織物の
減量加工法について図面を参照しつつ説明するが、以下
の説明において、塩基性物質としては市販の48°Be
(ボ−メ)の液状苛性ソ−ダを、減量加工するための処
理機器としては液流処理機を用いるものとする。
減量加工法について図面を参照しつつ説明するが、以下
の説明において、塩基性物質としては市販の48°Be
(ボ−メ)の液状苛性ソ−ダを、減量加工するための処
理機器としては液流処理機を用いるものとする。
【0010】一般に、ポリエステル繊維編織物の減量加
工法は、図1に示すような工程に従って実施される。
工法は、図1に示すような工程に従って実施される。
【0011】温度上昇開始点P1 (温度T1 ,苛性ソー
ダ濃度C1 )から処理液を加熱して温度を上昇させる
と、時間t2 後には温度T2 となり、加水分解反応が無
視できなくなる減量加工有効点P2 (温度T2 ,苛性ソ
ーダ濃度C2 )に到達する。なお、苛性ソーダ水溶液の
場合にはT2 は70℃近傍の温度である。
ダ濃度C1 )から処理液を加熱して温度を上昇させる
と、時間t2 後には温度T2 となり、加水分解反応が無
視できなくなる減量加工有効点P2 (温度T2 ,苛性ソ
ーダ濃度C2 )に到達する。なお、苛性ソーダ水溶液の
場合にはT2 は70℃近傍の温度である。
【0012】さらに加熱して温度を上昇させると、時間
t3 後には温度T3 となり、減量加工が安定的に実施で
きる状態となるので、この点を温度保持開始点P3 (温
度T 3 ,苛性ソーダ濃度C3 ,減量率X3 )とし、以後
所定時間この温度T3 を保持する。なお、苛性ソーダ水
溶液の場合にはT3 は90℃以上の所定温度とする。
t3 後には温度T3 となり、減量加工が安定的に実施で
きる状態となるので、この点を温度保持開始点P3 (温
度T 3 ,苛性ソーダ濃度C3 ,減量率X3 )とし、以後
所定時間この温度T3 を保持する。なお、苛性ソーダ水
溶液の場合にはT3 は90℃以上の所定温度とする。
【0013】時間t4 後に温度下降開始点P4 (温度T
4 ,苛性ソーダ濃度C4 ,減量率X 4 )に到達した時処
理液を冷却して温度を下降させると、時間t5 後には温
度T 5 となり、加水分解反応が無視できるようになる減
量加工無効点P5 (温度T5,苛性ソーダ濃度C5 ,減
量率X5 )に到達する。ここで、温度T5 は温度T2と
同等である。
4 ,苛性ソーダ濃度C4 ,減量率X 4 )に到達した時処
理液を冷却して温度を下降させると、時間t5 後には温
度T 5 となり、加水分解反応が無視できるようになる減
量加工無効点P5 (温度T5,苛性ソーダ濃度C5 ,減
量率X5 )に到達する。ここで、温度T5 は温度T2と
同等である。
【0014】上記工程において、P3 〜P4 では加水分
解速度は一定であるから、時間の経過とともに直線的に
減量率Xは上昇する。一方、P2 〜P3 及びP4 〜P5
では温度上昇又は下降に伴って加水分解速度が大又は小
となるから、時間の経過とともに下に凸状又は上に凸状
に曲線的に減量率Xは上昇する。
解速度は一定であるから、時間の経過とともに直線的に
減量率Xは上昇する。一方、P2 〜P3 及びP4 〜P5
では温度上昇又は下降に伴って加水分解速度が大又は小
となるから、時間の経過とともに下に凸状又は上に凸状
に曲線的に減量率Xは上昇する。
【0015】ここで、P2 〜P3 における温度上昇速度
とP4 〜P5 における温度下降速度とを等しくすれば、
P2 〜P3 とP4 〜P5 における減量加工量を等しくす
ることができ、減量率曲線は、図1(A)に示すよう
に、P3 −P4 の中点PC に関して点対称となり、P2
とP5 とを結んだ直線はPC を通ることになる。
とP4 〜P5 における温度下降速度とを等しくすれば、
P2 〜P3 とP4 〜P5 における減量加工量を等しくす
ることができ、減量率曲線は、図1(A)に示すよう
に、P3 −P4 の中点PC に関して点対称となり、P2
とP5 とを結んだ直線はPC を通ることになる。
【0016】本発明は、かかる事実に基づくものであ
り、図2(A)に示すように、P2 及びP3 経過後の任
意点Pi を通る直線X=(Xi /(ti −t2 ))・
(t−t 2 )と、目標減量率Xa を示す直線X=Xa と
の交点P5 ′を減量加工無効点とするものである。ここ
で、Pi がPC と同一位置にあれば、正確に目標減量率
Xa を達成することができ、又、Pi がPC と異なる位
置にあってもPC の近傍位置にあれば、略正確に目標減
量率Xa を達成することができる。
り、図2(A)に示すように、P2 及びP3 経過後の任
意点Pi を通る直線X=(Xi /(ti −t2 ))・
(t−t 2 )と、目標減量率Xa を示す直線X=Xa と
の交点P5 ′を減量加工無効点とするものである。ここ
で、Pi がPC と同一位置にあれば、正確に目標減量率
Xa を達成することができ、又、Pi がPC と異なる位
置にあってもPC の近傍位置にあれば、略正確に目標減
量率Xa を達成することができる。
【0017】以下、本発明のポリエステル繊維編織物の
減量加工法について、図2及び図3を参照しつつ実際の
作業工程に従って具体的に説明する。
減量加工法について、図2及び図3を参照しつつ実際の
作業工程に従って具体的に説明する。
【0018】先ず、貯留槽1において適宜濃度(通常N
aOH固型換算で20〜100g/l)を有する苛性ソ
ーダ水溶液を作製する。例えば、濃度約50(g/l)
の苛性ソーダ水溶液を5000(l)作製する場合に
は、図3に示すように、48°Beの液状苛性ソーダ3
57(l)と水4643(l)とを各々の制御弁2,3
を介して貯留槽1内へ供給し、ポンプ4を作動させて液
状苛性ソーダと水とをよく混合する。混合後に苛性ソー
ダ濃度C0 を測定し、この濃度値C0 (g/l)を制御
装置5に入力し、中央処理部6に記憶させる。
aOH固型換算で20〜100g/l)を有する苛性ソ
ーダ水溶液を作製する。例えば、濃度約50(g/l)
の苛性ソーダ水溶液を5000(l)作製する場合に
は、図3に示すように、48°Beの液状苛性ソーダ3
57(l)と水4643(l)とを各々の制御弁2,3
を介して貯留槽1内へ供給し、ポンプ4を作動させて液
状苛性ソーダと水とをよく混合する。混合後に苛性ソー
ダ濃度C0 を測定し、この濃度値C0 (g/l)を制御
装置5に入力し、中央処理部6に記憶させる。
【0019】一方、処理槽8にはポリエステル繊維編織
物からなる布帛を予め投入しておくが、先ず処理槽8内
に水を供給してその中に布帛を投入した後、処理槽8内
の水を排出するという方法を採っているため、この布帛
は乾燥重量Wの略1〜3倍の水を含んでいる。作業者
は、又、布帛の乾燥重量W(kg)、目標減量率X
a (%)及び貯蓄槽1内で作製した濃度C0 (g/l)
の苛性ソーダ水溶液の液量V0 (l)を予め制御装置5
に入力し、中央処理部6に記憶させておく。
物からなる布帛を予め投入しておくが、先ず処理槽8内
に水を供給してその中に布帛を投入した後、処理槽8内
の水を排出するという方法を採っているため、この布帛
は乾燥重量Wの略1〜3倍の水を含んでいる。作業者
は、又、布帛の乾燥重量W(kg)、目標減量率X
a (%)及び貯蓄槽1内で作製した濃度C0 (g/l)
の苛性ソーダ水溶液の液量V0 (l)を予め制御装置5
に入力し、中央処理部6に記憶させておく。
【0020】次に、貯留槽1内の濃度C0 (g/l)の
苛性ソーダ水溶液の液量V0 (l)を制御弁9を介して
処理槽8に供給するが、上記のように布帛はかなりの水
を含んでいるため、処理槽8内で苛性ソーダ水溶液は希
釈される。そこで、処理槽8内の苛性ソーダ濃度が均一
になるようにポンプ10を作動させて攪拌し、処理液と
する。
苛性ソーダ水溶液の液量V0 (l)を制御弁9を介して
処理槽8に供給するが、上記のように布帛はかなりの水
を含んでいるため、処理槽8内で苛性ソーダ水溶液は希
釈される。そこで、処理槽8内の苛性ソーダ濃度が均一
になるようにポンプ10を作動させて攪拌し、処理液と
する。
【0021】ここで、処理槽8内の処理液の苛性ソーダ
濃度C1 (g/l)を制御装置5の濃度測定部7におい
て測定し、処理液の液量V1 (l)を制御装置5の中央
処理部6において、 V1 =(C0 ・V0 )/C1 (1) より算出する。
濃度C1 (g/l)を制御装置5の濃度測定部7におい
て測定し、処理液の液量V1 (l)を制御装置5の中央
処理部6において、 V1 =(C0 ・V0 )/C1 (1) より算出する。
【0022】さらに、乾燥重量W(kg)の布帛を目標
減量率Xa (%)まで減量するために必要な苛性ソーダ
量Ya (kg)を Ya =(W・Xa /2.4)×10-2 (2) より算出し、目標減量率Xa (%)における処理液の苛
性ソ−ダ濃度Ca (g/l)を、 Ca =C1 −(W・Xa /2.4・V1 )×10 (3) より算出し、制御装置5の中央処理部6に記憶させる。
減量率Xa (%)まで減量するために必要な苛性ソーダ
量Ya (kg)を Ya =(W・Xa /2.4)×10-2 (2) より算出し、目標減量率Xa (%)における処理液の苛
性ソ−ダ濃度Ca (g/l)を、 Ca =C1 −(W・Xa /2.4・V1 )×10 (3) より算出し、制御装置5の中央処理部6に記憶させる。
【0023】温度を測定しながら温度上昇開始点P1 か
ら処理液を加熱して温度を上昇させると、時間t2 後に
は温度T2 になり、減量加工有効点P2 に到達する。減
量加工有効点P2 における温度T2 は制御装置5の中央
処理部6に記憶させる。
ら処理液を加熱して温度を上昇させると、時間t2 後に
は温度T2 になり、減量加工有効点P2 に到達する。減
量加工有効点P2 における温度T2 は制御装置5の中央
処理部6に記憶させる。
【0024】さらに温度を上昇させると、時間t3 後に
は温度T3 になり、温度保持開始点P3 に到達する。温
度保持開始点P3 における温度T3 も制御装置5の中央
処理部6に記憶させる。
は温度T3 になり、温度保持開始点P3 に到達する。温
度保持開始点P3 における温度T3 も制御装置5の中央
処理部6に記憶させる。
【0025】次いで、温度保持開始点P3 経過後の任意
点Pi における苛性ソーダ濃度Ci,減量率Xi を測定
する。任意点Pi における苛性ソーダ濃度Ci ,減量率
Xi も制御装置5の中央処理部6に記憶させる。
点Pi における苛性ソーダ濃度Ci,減量率Xi を測定
する。任意点Pi における苛性ソーダ濃度Ci ,減量率
Xi も制御装置5の中央処理部6に記憶させる。
【0026】温度下降開始点P4 ′及び減量加工無効点
P5 ′の位置は、減量加工有効点P 2 、温度保持開始点
P3 及び任意点Pi における時間t2 ,t3 ,ti 、減
量率Xi の測定値から、以下のようにして決定する。
P5 ′の位置は、減量加工有効点P 2 、温度保持開始点
P3 及び任意点Pi における時間t2 ,t3 ,ti 、減
量率Xi の測定値から、以下のようにして決定する。
【0027】減量加工有効点P2 及び任意点Pi を通る
直線の方程式は、 X=(Xi /(ti −t2 ))・(t−t2 ) (4) であり、目標減量率Xa を示す直線の方程式は、 X=Xa (5) であるから、これら直線の交点P5 ′(時間t5 ′,減
量率X5 ′)は式(4)、(5)の連立方程式の解とし
て求まり、これを減量加工無効点とする。
直線の方程式は、 X=(Xi /(ti −t2 ))・(t−t2 ) (4) であり、目標減量率Xa を示す直線の方程式は、 X=Xa (5) であるから、これら直線の交点P5 ′(時間t5 ′,減
量率X5 ′)は式(4)、(5)の連立方程式の解とし
て求まり、これを減量加工無効点とする。
【0028】次に、P2 〜P3 における温度上昇速度と
P4 ′〜P5 ′における温度下降速度とを等しくすれ
ば、 t3 −t2 =t5 ′−t4 ′ (6) となるから、 t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 ) (7) となり、これを温度下降開始点P4 ′(時間t4 ′,減
量率X4 ′)とする。
P4 ′〜P5 ′における温度下降速度とを等しくすれ
ば、 t3 −t2 =t5 ′−t4 ′ (6) となるから、 t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 ) (7) となり、これを温度下降開始点P4 ′(時間t4 ′,減
量率X4 ′)とする。
【0029】上記より決定した時間t4 ′となった時
に、処理槽8内の処理液を冷却して温度を下降させる。
そうすると、時間t5 ′後には温度T5 ′に到達し、加
水分解反応は無視できるようになる。従って、温度下降
開始点P4 ′経過後に温度T5 ′、すなわち減量加工有
効点P2 の温度T2 以下になった時点を減量加工終了点
とするか、時間t5 ′、すなわち温度下降開始点P4 ′
から時間(t3 −t2 )以上経過した時点を減量加工終
了点とし、制御装置5の中央処理部6からの指令により
処理槽8の運転を停止させるとともに、処理槽8内より
処理液を排出させ、処置された布帛を洗浄した後、処理
槽8より取り出す。
に、処理槽8内の処理液を冷却して温度を下降させる。
そうすると、時間t5 ′後には温度T5 ′に到達し、加
水分解反応は無視できるようになる。従って、温度下降
開始点P4 ′経過後に温度T5 ′、すなわち減量加工有
効点P2 の温度T2 以下になった時点を減量加工終了点
とするか、時間t5 ′、すなわち温度下降開始点P4 ′
から時間(t3 −t2 )以上経過した時点を減量加工終
了点とし、制御装置5の中央処理部6からの指令により
処理槽8の運転を停止させるとともに、処理槽8内より
処理液を排出させ、処置された布帛を洗浄した後、処理
槽8より取り出す。
【0030】上記のように任意点Pi が中点PC の近傍
位置にあるほど編織物製品の実際の減量率X5 ′は目標
減量率Xa に近づくから、編織物製品の品種、織り方、
処理液の初期濃度等に関して少なくとも1、2の検量線
を作成しておき、他の編織物製品の品種、織り方、処理
液の初期濃度等に関しては、この検量線を基礎として任
意点Pi を決定することが好ましい。
位置にあるほど編織物製品の実際の減量率X5 ′は目標
減量率Xa に近づくから、編織物製品の品種、織り方、
処理液の初期濃度等に関して少なくとも1、2の検量線
を作成しておき、他の編織物製品の品種、織り方、処理
液の初期濃度等に関しては、この検量線を基礎として任
意点Pi を決定することが好ましい。
【0031】勿論、何等検量線を基礎とせずに任意点P
i を決定してもよいが、この場合には、実際の減量率X
5 ′が目標減量率Xa と大幅に相違して編織物製品が商
品とならなくなる虞れがある。これを防止するため、例
えば温度下降開始点P4 ′における苛性ソーダ濃度
C4 ′を測定し、C4 ′が許容範囲外となった場合に
は、直ちに処理槽8から布帛を取り出すようにするのが
好ましい。
i を決定してもよいが、この場合には、実際の減量率X
5 ′が目標減量率Xa と大幅に相違して編織物製品が商
品とならなくなる虞れがある。これを防止するため、例
えば温度下降開始点P4 ′における苛性ソーダ濃度
C4 ′を測定し、C4 ′が許容範囲外となった場合に
は、直ちに処理槽8から布帛を取り出すようにするのが
好ましい。
【0032】なお、貯留槽1と処理槽8と制御装置5の
濃度測定部7とは管路により接続してあり、又、制御装
置5の中央処理部6と処理槽8の駆動機構とは電気的に
接続させてある。又、図3において、11は熱交換器、
12はサンプリング装置である。
濃度測定部7とは管路により接続してあり、又、制御装
置5の中央処理部6と処理槽8の駆動機構とは電気的に
接続させてある。又、図3において、11は熱交換器、
12はサンプリング装置である。
【0033】以上のように、本発明の減量加工法によれ
ば、減量加工工程中経時的に減量率Xを測定する必要は
なく、温度保持開始点P3 経過後の任意点Pi における
減量率Xi を測定するだけで温度下降開始点P4 ′を決
定することができるから、減量加工前の作業に要する労
力の軽減及び時間の短縮を図り得るとともに、略正確に
所期の減量率を有する編織物製品を得ることができる。
ば、減量加工工程中経時的に減量率Xを測定する必要は
なく、温度保持開始点P3 経過後の任意点Pi における
減量率Xi を測定するだけで温度下降開始点P4 ′を決
定することができるから、減量加工前の作業に要する労
力の軽減及び時間の短縮を図り得るとともに、略正確に
所期の減量率を有する編織物製品を得ることができる。
【0034】なお、苛性ソーダ濃度の代わりに加水分解
で生成するテレフタル酸ソーダの濃度を測定しても同様
である。
で生成するテレフタル酸ソーダの濃度を測定しても同様
である。
【0035】
【実施例】次に、本発明のポリエステル繊維編織物の減
量加工法について、具体的実施例により説明する。
量加工法について、具体的実施例により説明する。
【0036】(実施例1)貯留槽1において濃度40g
/lの苛性ソーダ水溶液を5000l作製し、処理槽8
には乾燥重量400kgのポリエステル繊維編織物Aを
投入した。又、目標減量率Xa を20%とした。貯留槽
1で作製した苛性ソ−ダ水溶液5000lを処理槽8に
供給し、処理槽8内の処理液の苛性ソーダ濃度C1 を測
定したところ、34.5g/lであったので、式
(1),(3)より、制御装置5の中央処理部6におい
て、 V1 =(40×5000)/34.5=5797(l) Ca =34.5−(400×20/2.4×5797)
×10=28.7(g/l) と算出される。
/lの苛性ソーダ水溶液を5000l作製し、処理槽8
には乾燥重量400kgのポリエステル繊維編織物Aを
投入した。又、目標減量率Xa を20%とした。貯留槽
1で作製した苛性ソ−ダ水溶液5000lを処理槽8に
供給し、処理槽8内の処理液の苛性ソーダ濃度C1 を測
定したところ、34.5g/lであったので、式
(1),(3)より、制御装置5の中央処理部6におい
て、 V1 =(40×5000)/34.5=5797(l) Ca =34.5−(400×20/2.4×5797)
×10=28.7(g/l) と算出される。
【0037】図3に示すように、処理液、布帛を循環さ
せながら処理液を加熱して温度を上昇させると、10分
後に処理液の温度は70℃に到達した。この温度がポリ
エステル繊維編織物Aの減量加工有効点P2 である。さ
らに処理液の温度を温調曲線に従って上昇させると、2
5分後に処理液の温度は95℃に到達した。この温度を
温度保持開始点P3 とし、以後、処理液の温度を95℃
に保持するとともに、42分後の苛性ソ−ダ濃度Ci を
測定したところ31.3g/lであり、減量率Xi は1
1.1%であった。
せながら処理液を加熱して温度を上昇させると、10分
後に処理液の温度は70℃に到達した。この温度がポリ
エステル繊維編織物Aの減量加工有効点P2 である。さ
らに処理液の温度を温調曲線に従って上昇させると、2
5分後に処理液の温度は95℃に到達した。この温度を
温度保持開始点P3 とし、以後、処理液の温度を95℃
に保持するとともに、42分後の苛性ソ−ダ濃度Ci を
測定したところ31.3g/lであり、減量率Xi は1
1.1%であった。
【0038】一方、制御装置5の中央処理部6において
は、上記各測定値から自動的にt5′,t4 ′が算出さ
れる。この場合には、 t5 ′=((ti −t2 )/Xi )・Xa +t2 =(42−10)/11.1)・20+10 =68(min) t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 ) =68−(25−10) =53(min) である。
は、上記各測定値から自動的にt5′,t4 ′が算出さ
れる。この場合には、 t5 ′=((ti −t2 )/Xi )・Xa +t2 =(42−10)/11.1)・20+10 =68(min) t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 ) =68−(25−10) =53(min) である。
【0039】上記算出値より、53分後に処理液の冷却
を開始し、温度を温調カーブに従って下降させると、6
8分後に処理液の温度は70℃に到達した。この点を減
量加工無効点P5 ′とし、苛性ソ−ダ濃度C5 ′を測定
したところ29.0g/lとなった。尚、温度を温調カ
ーブに従って下降させるから、減量加工無効点P5 ′
は、時間を基準として68分経過時としてもよく、温度
を基準として70℃到達時としてもよい。その後、処理
液をただちに貯蓄槽1に回収し、処理槽8より布帛を水
洗した後取り出してその重量を測定したところ323.
6kgであった。これにより、19.1%の減量がされ
たことが明らかになった。
を開始し、温度を温調カーブに従って下降させると、6
8分後に処理液の温度は70℃に到達した。この点を減
量加工無効点P5 ′とし、苛性ソ−ダ濃度C5 ′を測定
したところ29.0g/lとなった。尚、温度を温調カ
ーブに従って下降させるから、減量加工無効点P5 ′
は、時間を基準として68分経過時としてもよく、温度
を基準として70℃到達時としてもよい。その後、処理
液をただちに貯蓄槽1に回収し、処理槽8より布帛を水
洗した後取り出してその重量を測定したところ323.
6kgであった。これにより、19.1%の減量がされ
たことが明らかになった。
【0040】(実施例2)貯留槽1において濃度35g
/lの苛性ソーダ水溶液を6000l作製し、処理槽8
には乾燥重量500kgのポリエステル繊維編織物Bを
投入した。又、目標減量率Xa を15%とした。貯留槽
1で作製した苛性ソ−ダ水溶液6000lを処理槽8に
供給し、処理槽8内の処理液の苛性ソーダ濃度C1 を測
定したところ、30.0g/lであったので、式
(1),(3)より、制御装置5の中央処理部6におい
て、 V1 =(35×6000)/30.0=7000(l) Ca =30.0−(500×15/2.4×7000)
×10=25.5(g/l) と算出される。
/lの苛性ソーダ水溶液を6000l作製し、処理槽8
には乾燥重量500kgのポリエステル繊維編織物Bを
投入した。又、目標減量率Xa を15%とした。貯留槽
1で作製した苛性ソ−ダ水溶液6000lを処理槽8に
供給し、処理槽8内の処理液の苛性ソーダ濃度C1 を測
定したところ、30.0g/lであったので、式
(1),(3)より、制御装置5の中央処理部6におい
て、 V1 =(35×6000)/30.0=7000(l) Ca =30.0−(500×15/2.4×7000)
×10=25.5(g/l) と算出される。
【0041】図3に示すように、処理液、布帛を循環さ
せながら処理液を加熱して温度を上昇させると、10分
後に処理液の温度は65℃に到達した。この温度がポリ
エステル繊維編織物Bの減量加工有効点P2 である。さ
らに処理液の温度を温調曲線に従って上昇させると、3
0分後に処理液の温度は95℃に到達した。この温度を
温度保持開始点P3 とし、以後、処理液の温度を95℃
に保持するとともに、52分後の苛性ソ−ダ濃度Ci を
測定したところ27.6g/lであり、減量率Xi は
8.1%であった。
せながら処理液を加熱して温度を上昇させると、10分
後に処理液の温度は65℃に到達した。この温度がポリ
エステル繊維編織物Bの減量加工有効点P2 である。さ
らに処理液の温度を温調曲線に従って上昇させると、3
0分後に処理液の温度は95℃に到達した。この温度を
温度保持開始点P3 とし、以後、処理液の温度を95℃
に保持するとともに、52分後の苛性ソ−ダ濃度Ci を
測定したところ27.6g/lであり、減量率Xi は
8.1%であった。
【0042】一方、制御装置5の中央処理部6において
は、上記各測定値から自動的にt5′,t4 ′が算出さ
れる。この場合には、 t5 ′=((ti −t2 )/Xi )・Xa +t2 =(52−10)/8.1)・15+10 =88(min) t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 ) =88−(30−10) =68(min) である。
は、上記各測定値から自動的にt5′,t4 ′が算出さ
れる。この場合には、 t5 ′=((ti −t2 )/Xi )・Xa +t2 =(52−10)/8.1)・15+10 =88(min) t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 ) =88−(30−10) =68(min) である。
【0043】上記算出値より、68分後に処理液の冷却
を開始し、温度を温調カーブに従って下降させると、8
8分後に処理液の温度は65℃に到達した。この点を減
量加工無効点P5 ′とし、苛性ソ−ダ濃度C5 ′を測定
したところ25.7g/lとなった。その後、処理液を
ただちに貯蓄槽1に回収し、処理槽8より布帛を水洗し
た後取り出してその重量を測定したところ、428.0
kgであった。これにより、14.4%の減量がされた
ことが明らかになった。
を開始し、温度を温調カーブに従って下降させると、8
8分後に処理液の温度は65℃に到達した。この点を減
量加工無効点P5 ′とし、苛性ソ−ダ濃度C5 ′を測定
したところ25.7g/lとなった。その後、処理液を
ただちに貯蓄槽1に回収し、処理槽8より布帛を水洗し
た後取り出してその重量を測定したところ、428.0
kgであった。これにより、14.4%の減量がされた
ことが明らかになった。
【0044】
【発明の効果】本発明のポリエステル繊維編織物の減量
加工法は、温度保持開始点P3 経過後の任意点Pi で処
理液の減量率を測定し、この測定値に基づいて温度下降
開始点P4 ′を決定するようにしたから、減量加工前の
作業に要する労力の軽減及び時間の短縮を図り得るとと
もに、略正確に所期の減量率を有する編織物製品を得る
ことができる。
加工法は、温度保持開始点P3 経過後の任意点Pi で処
理液の減量率を測定し、この測定値に基づいて温度下降
開始点P4 ′を決定するようにしたから、減量加工前の
作業に要する労力の軽減及び時間の短縮を図り得るとと
もに、略正確に所期の減量率を有する編織物製品を得る
ことができる。
【図1】ポリエステル繊維編織物の減量加工法における
工程図であり、(A)は時間経過に対する処理液の苛性
ソ−ダ濃度及び減量率変化を示す線図、(B)は時間経
過に対する処理液の温度変化を示す線図である。
工程図であり、(A)は時間経過に対する処理液の苛性
ソ−ダ濃度及び減量率変化を示す線図、(B)は時間経
過に対する処理液の温度変化を示す線図である。
【図2】本発明のポリエステル繊維編織物の減量加工法
における工程図であり、(A)は時間経過に対する処理
液の苛性ソ−ダ濃度及び減量率変化を示す線図、(B)
は時間経過に対する処理液の温度変化を示す線図であ
る。
における工程図であり、(A)は時間経過に対する処理
液の苛性ソ−ダ濃度及び減量率変化を示す線図、(B)
は時間経過に対する処理液の温度変化を示す線図であ
る。
【図3】本発明のポリエステル繊維編織物の減量加工法
を実施する減量加工装置の構成図である。
を実施する減量加工装置の構成図である。
1 貯蓄槽 5 制御装置 6 中央処理部 7 濃度測定部 8 処理槽
フロントページの続き (72)発明者 小西 啓介 福井県福井市つくも2丁目2番3号 マキ タビル3階和興技研株式会社内 (72)発明者 上田 紹央 福井県坂井郡金津町池口5号46 福伸工業 株式会社内 (72)発明者 平井 正徳 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 三 菱化成株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 塩基性物質水溶液中でポリエステル繊維
を加水分解させるポリエステル繊維編織物の減量加工法
において、温度保持開始点P3 (時間t3 )経過後の任
意点Pi (時間ti )における減量率Xi を測定し、減
量加工有効点P 2 (時間t2 )及び任意点Pi を通る直
線 X=(Xi /(ti −t2 ))・(t−t2 ) と目標減量率Xa を示す直線 X=Xa との交点P5 ′(時間t5 ′)を求め、 t4 ′=t5 ′−(t3 −t2 ) に対応する点を温度下降開始点P4 ′(時間t4 ′)と
し、以後減量加工有効点P2 から温度保持開始点P3 ま
での温度上昇速度と等しい温度下降速度で温度を下降す
ることを特徴とするポリエステル繊維編織物の減量加工
法。 - 【請求項2】 温度下降開始点P4 ′経過後に減量加工
有効点P2 の温度T2以下になった時点を減量加工終了
点とすることを特徴とする請求項1記載のポリエステル
繊維編織物の減量加工法。 - 【請求項3】 温度下降開始点P4 ′から時間(t3 −
t2 )以上経過した時点を減量加工終了点とすることを
特徴とする請求項1記載のポリエステル繊維編織物の減
量加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12793694A JPH083865A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ポリエステル繊維編織物の減量加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12793694A JPH083865A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ポリエステル繊維編織物の減量加工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH083865A true JPH083865A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=14972305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12793694A Pending JPH083865A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ポリエステル繊維編織物の減量加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083865A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002013064A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-18 | Fukushin Kogyo Kk | ポリエステル繊維の減量加工方法及び装置 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP12793694A patent/JPH083865A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002013064A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-18 | Fukushin Kogyo Kk | ポリエステル繊維の減量加工方法及び装置 |
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