JPH083830Y2 - 強化空気輸送管 - Google Patents
強化空気輸送管Info
- Publication number
- JPH083830Y2 JPH083830Y2 JP6539790U JP6539790U JPH083830Y2 JP H083830 Y2 JPH083830 Y2 JP H083830Y2 JP 6539790 U JP6539790 U JP 6539790U JP 6539790 U JP6539790 U JP 6539790U JP H083830 Y2 JPH083830 Y2 JP H083830Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liner
- pipe
- liners
- grooves
- pipeline
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は塵芥等の空気輸送管において固形物の擦過
の為に被る甚だしい摩耗に対抗する内張りライナー使用
の強化空気輸送管に係る。
の為に被る甚だしい摩耗に対抗する内張りライナー使用
の強化空気輸送管に係る。
[従来の技術] 大規模団地等の各家庭で発生する塵芥の輸送に空気の
流れに乗せて圧送する空気輸送方式が各地で採用される
ようになり、期待通りのよい結果を収めている。輸送さ
れる塵芥は家庭内で発生する厨房屑、紙切れ、木片、金
属片、空き罐、空瓶、または一部に土砂なども紛れ込ん
で、これらが混合して空気の流れに乗り輸送管内を約20
〜80メートル/秒の流速で運ばれる。このため管の内面
はこれら塵芥の衝突擦過により摩耗し、時間の経過と共
に管に孔が明いて管内の塵芥がこぼれ出し、このため管
の捕集または取替えが必要となる。
流れに乗せて圧送する空気輸送方式が各地で採用される
ようになり、期待通りのよい結果を収めている。輸送さ
れる塵芥は家庭内で発生する厨房屑、紙切れ、木片、金
属片、空き罐、空瓶、または一部に土砂なども紛れ込ん
で、これらが混合して空気の流れに乗り輸送管内を約20
〜80メートル/秒の流速で運ばれる。このため管の内面
はこれら塵芥の衝突擦過により摩耗し、時間の経過と共
に管に孔が明いて管内の塵芥がこぼれ出し、このため管
の捕集または取替えが必要となる。
これを防止するために管の内面に耐摩耗性のライナー
を内張りすることが勧められ、しかも輸送管はその性質
上、管の内周面全部が摩耗するのではなくて、その下底
部を中心とする特定の部分だけが偏摩耗する特徴があ
り、本願出願人は先に実公昭64-3916号公報において部
分的な耐摩耗板を外管との螺着なしで安定的に装着する
技術を開示した。
を内張りすることが勧められ、しかも輸送管はその性質
上、管の内周面全部が摩耗するのではなくて、その下底
部を中心とする特定の部分だけが偏摩耗する特徴があ
り、本願出願人は先に実公昭64-3916号公報において部
分的な耐摩耗板を外管との螺着なしで安定的に装着する
技術を開示した。
この技術の内容は第4図に示すように、例えば管の長
手方向に隣接するライナーLA、LBの側端面に設けた突出
部からさらに蟻溝状に開く凸部と、他方の側端面の開口
部からさらに蟻溝状に開く凹部とが嵌合する事によって
相互に一体的に繋止しあって管内に定着することを特徴
としている。
手方向に隣接するライナーLA、LBの側端面に設けた突出
部からさらに蟻溝状に開く凸部と、他方の側端面の開口
部からさらに蟻溝状に開く凹部とが嵌合する事によって
相互に一体的に繋止しあって管内に定着することを特徴
としている。
[考案が解決しようとする課題] このようにライナーを最も摩耗しやすい部分にだけ内
張りして施工の点においても能率が高く、経済的にも有
利な構成が広く利用されるに至ったのであるが、残る課
題の一つとして管路の先端や管路がカーブを描く始端に
おける特別のトラブルであって、このようにライナーの
側端面が塵芥などの流れに直接露出している箇所におい
ては、細かい塵芥、例えば屑針金の先端が管とライナー
との間に突き刺さり、この針金へさらに他の金属屑やプ
ラスチックの容器等が引っ掛かり、強い空気の圧力が加
わってライナーを持ち上げようとする作用が起こる。特
に通常は施工を容易に進めるためにライナーの曲率半径
を管の内径よりも若干大きくとって鋳物製品独特のライ
ナー表面の凹凸を吸収するだけの隙間を設けているか
ら、この隙間へクリーニング店から出される針金ハンガ
ー等が突き刺さることが絶えず生じるのは当然でもあ
る。このことは管路の入り口だけでなく管路の形状や施
工上の都合などによってライナーの側端面が塵芥の流れ
に露呈しているすべての箇所について起こる可能性が高
く、せっかくのライナーの装着に関する勝れた構成の成
果に水を差すようなトラブルを生んでいた。
張りして施工の点においても能率が高く、経済的にも有
利な構成が広く利用されるに至ったのであるが、残る課
題の一つとして管路の先端や管路がカーブを描く始端に
おける特別のトラブルであって、このようにライナーの
側端面が塵芥などの流れに直接露出している箇所におい
ては、細かい塵芥、例えば屑針金の先端が管とライナー
との間に突き刺さり、この針金へさらに他の金属屑やプ
ラスチックの容器等が引っ掛かり、強い空気の圧力が加
わってライナーを持ち上げようとする作用が起こる。特
に通常は施工を容易に進めるためにライナーの曲率半径
を管の内径よりも若干大きくとって鋳物製品独特のライ
ナー表面の凹凸を吸収するだけの隙間を設けているか
ら、この隙間へクリーニング店から出される針金ハンガ
ー等が突き刺さることが絶えず生じるのは当然でもあ
る。このことは管路の入り口だけでなく管路の形状や施
工上の都合などによってライナーの側端面が塵芥の流れ
に露呈しているすべての箇所について起こる可能性が高
く、せっかくのライナーの装着に関する勝れた構成の成
果に水を差すようなトラブルを生んでいた。
本願考案は以上にのべた課題を解決するために特にト
ラブルの起こる可能性のある箇所について、容易にライ
ナーが離脱しないような安定した装着を保障する強化空
気輸送管の提供を目的とする。
ラブルの起こる可能性のある箇所について、容易にライ
ナーが離脱しないような安定した装着を保障する強化空
気輸送管の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本願考案に係る強化空気輸送管は、固形物を空気輸送
する管路の水平中心軸を振り分けた180°以下の範囲に
亘って内張りライナーを管軸方向へ互いに嵌合して管内
底面上に継合する基本構成であって、管路の入口、曲路
の始端など内張りライナーの側端面が固形物の流れに露
呈する取り付け位置に対し、内張りライナー1の両端か
ら該流れ方向に対向して2本の脚部12、13を突出し、該
2本の脚部にそれぞれ嵌合する凹所21、31を具えた2枚
の異形ライナー2および3を隣接してライナー布設範囲
の最先端に併置し、前記脚部12、13にそれぞれ切込んだ
V溝14、15と、該V溝14、15にそれぞれ対向する凹所側
面に切込んだV溝22、32とを合わせて形成する角孔4お
よび5へそれぞれピン6および7を嵌挿して、内張りラ
イナー1と2枚の異形ライナー2および3の3枚のライ
ナーを一体的に繋止してライナー布設の最先端を形成す
ることによって前記の課題を解決した。
する管路の水平中心軸を振り分けた180°以下の範囲に
亘って内張りライナーを管軸方向へ互いに嵌合して管内
底面上に継合する基本構成であって、管路の入口、曲路
の始端など内張りライナーの側端面が固形物の流れに露
呈する取り付け位置に対し、内張りライナー1の両端か
ら該流れ方向に対向して2本の脚部12、13を突出し、該
2本の脚部にそれぞれ嵌合する凹所21、31を具えた2枚
の異形ライナー2および3を隣接してライナー布設範囲
の最先端に併置し、前記脚部12、13にそれぞれ切込んだ
V溝14、15と、該V溝14、15にそれぞれ対向する凹所側
面に切込んだV溝22、32とを合わせて形成する角孔4お
よび5へそれぞれピン6および7を嵌挿して、内張りラ
イナー1と2枚の異形ライナー2および3の3枚のライ
ナーを一体的に繋止してライナー布設の最先端を形成す
ることによって前記の課題を解決した。
[作用・実施例] 本願考案の作用を実施例の図面に基いて説明する。第
1図は実施例の組み立て展開図であり第2図は第1図に
おけるA A断面に相当する管路における側面図である。
両図において管Pの内張りライナー1は一方(下流側)
は蟻溝状に開く凹所11と他方(入り口側、または上流
側)へ突出する2ケの脚部12,13を具え、凹所11は管路
の奥へ続く定形の内張りライナーLの最初の1枚目と嵌
合し、2ケの脚部は管路の入り口などに並んで接する2
枚の異形ライナー2,3に設けた凹所21及び31とそれぞれ
嵌合する。上記3枚のライナーが嵌合する部分の側面、
すなわち内張りライナーの脚部についてはV溝14,15
を、また異形ライナーの凹所についてはV溝22,32をそ
れぞれ刻み込んでいるので、この3枚を嵌合すると2箇
所の嵌合面にV溝の重なって形成する角型の孔ができ
る。この角孔4,5ヘピン6及び7を嵌挿すれば3枚のラ
イナーは一体的に結合して動かしがたい堅牢な相互の拘
束作用を発現し、もはやその端面に少々の塵芥が引っ掛
かってもそのためにライナーを持ち上げるほどの作用は
起こし得ない。
1図は実施例の組み立て展開図であり第2図は第1図に
おけるA A断面に相当する管路における側面図である。
両図において管Pの内張りライナー1は一方(下流側)
は蟻溝状に開く凹所11と他方(入り口側、または上流
側)へ突出する2ケの脚部12,13を具え、凹所11は管路
の奥へ続く定形の内張りライナーLの最初の1枚目と嵌
合し、2ケの脚部は管路の入り口などに並んで接する2
枚の異形ライナー2,3に設けた凹所21及び31とそれぞれ
嵌合する。上記3枚のライナーが嵌合する部分の側面、
すなわち内張りライナーの脚部についてはV溝14,15
を、また異形ライナーの凹所についてはV溝22,32をそ
れぞれ刻み込んでいるので、この3枚を嵌合すると2箇
所の嵌合面にV溝の重なって形成する角型の孔ができ
る。この角孔4,5ヘピン6及び7を嵌挿すれば3枚のラ
イナーは一体的に結合して動かしがたい堅牢な相互の拘
束作用を発現し、もはやその端面に少々の塵芥が引っ掛
かってもそのためにライナーを持ち上げるほどの作用は
起こし得ない。
このように本願考案の基本的な構成によって充分に前
記の課題解決の作用を期待できるが、なお、より完全に
作用を補完するには、第1図に示したように異形ライナ
ー2,3の入り口側の端面(凹所の反対側)だけを若干膨
出して突条23及び33を設け、かつ突条の先端面を管Pの
内周面と密着するように仕上げておけば、入り口に隙間
が開口することがなく針金などが突き刺さる余地がなく
なる。しかもこの僅かの範囲だけの調整に過ぎないから
機械加工にしても、或いは手仕上げにしても煩瑣と言え
る程の負担を強いるものではないであろう。
記の課題解決の作用を期待できるが、なお、より完全に
作用を補完するには、第1図に示したように異形ライナ
ー2,3の入り口側の端面(凹所の反対側)だけを若干膨
出して突条23及び33を設け、かつ突条の先端面を管Pの
内周面と密着するように仕上げておけば、入り口に隙間
が開口することがなく針金などが突き刺さる余地がなく
なる。しかもこの僅かの範囲だけの調整に過ぎないから
機械加工にしても、或いは手仕上げにしても煩瑣と言え
る程の負担を強いるものではないであろう。
また第3図は嵌合部に使用するピン6,7を例示したも
のであり、勾配を長手方向に与えて容易に離脱しないよ
うに計っている。さらに第2図に示すように異形ライナ
ー2,3を並べると、この入り口の部分だけはライナーに
よってカバーされる範囲は240°の角度に及び、管Pの
斜め上方に至るまでライナーが内周面に密着しているこ
とはその相互の拘束をいよいよ強化し、堅牢な繋止関係
をさらに増大する作用が生じる。
のであり、勾配を長手方向に与えて容易に離脱しないよ
うに計っている。さらに第2図に示すように異形ライナ
ー2,3を並べると、この入り口の部分だけはライナーに
よってカバーされる範囲は240°の角度に及び、管Pの
斜め上方に至るまでライナーが内周面に密着しているこ
とはその相互の拘束をいよいよ強化し、堅牢な繋止関係
をさらに増大する作用が生じる。
[考案の効果] 本願考案は以上に述べたように管の中において管自体
と直接の結合(螺着)がないにも拘らず、管路の入り口
など塵芥の流れがライナー側面を直撃する箇所でも捲れ
上ったり持ち上がったりするようなトラブルがなく、本
来の耐摩耗性を遺憾なく発揮して内張り施工の目的に応
えることができる。
と直接の結合(螺着)がないにも拘らず、管路の入り口
など塵芥の流れがライナー側面を直撃する箇所でも捲れ
上ったり持ち上がったりするようなトラブルがなく、本
来の耐摩耗性を遺憾なく発揮して内張り施工の目的に応
えることができる。
第1図は本願実施例の組み立て展開図、第2図は第1図
のA−A断面における側面図、第3図はピンの正面図、
第4図は従来の技術を示す組み立て展開図。 1……内張りライナー、2,3……異形ライナー、4,5……
角孔、12,13……脚部、14,15……V溝、21,31……凹
所、22,32……V溝、23,33……突条、L……定形ライナ
ー、P……管。
のA−A断面における側面図、第3図はピンの正面図、
第4図は従来の技術を示す組み立て展開図。 1……内張りライナー、2,3……異形ライナー、4,5……
角孔、12,13……脚部、14,15……V溝、21,31……凹
所、22,32……V溝、23,33……突条、L……定形ライナ
ー、P……管。
Claims (1)
- 【請求項1】固形物を空気輸送する管路の水平中心軸を
振り分けた180°以下の範囲に亘って内張りライナーを
管軸方向へ互いに嵌合して管内底面上に継合した強化空
気輸送管において、管路の入口、曲路の始端など内張り
ライナーの側端面が固形物の流れに露呈する取り付け位
置に対し、内張りライナー1の両端から該流れ方向に対
向して2本の脚部12、13を突出し、該2本の脚部にそれ
ぞれ嵌合する凹所21、31を具えた2枚の異形ライナー2
および3を隣接してライナー布設範囲の最先端に併置
し、前記脚部12、13にそれぞれ切込んだV溝14、15と、
該V溝14、15にそれぞれ対向する凹所側面に切込んだV
溝22、32とを合わせて形成する角孔4および5へそれぞ
れピン6および7を嵌挿して、内張りライナー1と2枚
の異形ライナー2および3の3枚のライナーを一体的に
繋止してライナー布設の最先端部を形成することを特徴
とする強化空気輸送管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6539790U JPH083830Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 強化空気輸送管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6539790U JPH083830Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 強化空気輸送管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0423899U JPH0423899U (ja) | 1992-02-26 |
JPH083830Y2 true JPH083830Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31597192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6539790U Expired - Fee Related JPH083830Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 強化空気輸送管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083830Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP6539790U patent/JPH083830Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0423899U (ja) | 1992-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR19980081277A (ko) | 컨테이너 | |
US4789286A (en) | Fitting for channel-shaped framing members | |
US5327925A (en) | Valve service box and method of making | |
CN101631629A (zh) | 水再循环食物垃圾处理器系统 | |
US4406480A (en) | Water closet coupling | |
US4244609A (en) | Sheet-metal corner piece for joining profiles of gas duct flange joint | |
CA2144239A1 (en) | Joint Construction for Suspended Ceiling System | |
US20010050482A1 (en) | Mounting ring for water closet coupling and method of installation | |
US6155606A (en) | Mounting ring for water closet coupling and method of installation | |
JPH083830Y2 (ja) | 強化空気輸送管 | |
US4605501A (en) | Flow divider for distribution systems | |
US4177955A (en) | Mill wear member | |
US4061368A (en) | Coupling for spiral drain pipe | |
CN1063511C (zh) | 用于墙及天花板安装的检查盖装置的框架 | |
MY105154A (en) | Profiled stell sheet. | |
JPS6138295A (ja) | 継手 | |
JP3087068B2 (ja) | 合成樹脂製コンクリート用型枠 | |
US4060220A (en) | Valve | |
CA1133404A (en) | Pipe elbow | |
JPS598071Y2 (ja) | スロワ−パイプの排出管 | |
EP0840417B1 (en) | Connector fitting for trunking and the like | |
US6026782A (en) | Throttle body and bracket arrangement | |
JPH08144341A (ja) | 排水用集合管継手 | |
JPS6016567Y2 (ja) | シユ−ト | |
IE54246B1 (en) | Threaded pipe coupling |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |