JPH0838226A - 折畳洋傘生地の折目形成方法 - Google Patents
折畳洋傘生地の折目形成方法Info
- Publication number
- JPH0838226A JPH0838226A JP18322094A JP18322094A JPH0838226A JP H0838226 A JPH0838226 A JP H0838226A JP 18322094 A JP18322094 A JP 18322094A JP 18322094 A JP18322094 A JP 18322094A JP H0838226 A JPH0838226 A JP H0838226A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fold
- umbrella
- folded
- material cloth
- heating
- Prior art date
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- Pending
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- Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 折畳み用傘の生地の折目を低コストで形成す
る。 【構成】 和紙のような通気性を有する材料を主とする
厚紙からなり、所定の個所に設けた折目２、３、４、
５、６、７、８により屈曲自在とした二枚の折目形成板
１の間に、加熱により折目形成可能の材料からなり、あ
らかじめ所定形状に裁断した傘生地を挟んで折目形成板
１とともに折り畳む。この傘生地とともに折畳んだ折目
形成板１を加熱蒸気缶に入れて加熱する。
る。 【構成】 和紙のような通気性を有する材料を主とする
厚紙からなり、所定の個所に設けた折目２、３、４、
５、６、７、８により屈曲自在とした二枚の折目形成板
１の間に、加熱により折目形成可能の材料からなり、あ
らかじめ所定形状に裁断した傘生地を挟んで折目形成板
１とともに折り畳む。この傘生地とともに折畳んだ折目
形成板１を加熱蒸気缶に入れて加熱する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は三段折り畳み洋傘のよ
うな折畳みの際に傘生地に多くの折目が生じる洋傘の傘
生地に折目を形成する方法に関する。
うな折畳みの際に傘生地に多くの折目が生じる洋傘の傘
生地に折目を形成する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の、この種の洋傘において、傘生地
にあらかじめ折目を付けないものでは一度傘を開いて雨
に濡れたのち乾燥させると購入時に傘生地についていた
折目が全くなくなってきれいに折畳めなくなる。
にあらかじめ折目を付けないものでは一度傘を開いて雨
に濡れたのち乾燥させると購入時に傘生地についていた
折目が全くなくなってきれいに折畳めなくなる。
【０００３】このため、あらかじめ傘生地に加熱などに
よる特別な加工を施して折目が消えないようにしたもの
がある。このように、あらかじめ傘生地に折目加工を施
してあると、傘を折り畳んだとき、傘生地もきれいに畳
まれる。
よる特別な加工を施して折目が消えないようにしたもの
がある。このように、あらかじめ傘生地に折目加工を施
してあると、傘を折り畳んだとき、傘生地もきれいに畳
まれる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
傘生地に加熱加工による折目加工を施す方法は、そのた
めの特別に形成した金属製の熱板が必要となるが、折り
畳み傘の場合、傘の骨を作るメーカーと、傘生地を作る
メーカーは別々であり、メーカーにより傘の大きさや骨
の寸法などに差があるので、骨の寸法が異なる毎に金型
を製作していたのでは金型のコストが著しく高くなると
いう問題が生ずる。
傘生地に加熱加工による折目加工を施す方法は、そのた
めの特別に形成した金属製の熱板が必要となるが、折り
畳み傘の場合、傘の骨を作るメーカーと、傘生地を作る
メーカーは別々であり、メーカーにより傘の大きさや骨
の寸法などに差があるので、骨の寸法が異なる毎に金型
を製作していたのでは金型のコストが著しく高くなると
いう問題が生ずる。
【０００５】この発明の課題は上記のような従来の傘生
地の折目付けの問題点を解決するために高価な熱板を用
いることなく、安価な紙で作った折目成形板で傘生地に
折目を付ける方法を提供することである。
地の折目付けの問題点を解決するために高価な熱板を用
いることなく、安価な紙で作った折目成形板で傘生地に
折目を付ける方法を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は和紙のような通気性を有する材料を主
とする厚紙からなり、所定の個所に設けた折目により屈
曲自在とした二枚の折目形成板の間に、加熱による折目
形成可能の材料からなり、あらかじめ所定形状に裁断し
た傘生地を挟んで折目形成板とともに折り畳み、これを
加熱蒸気缶に入れて加熱する方法を採用した。
めに、この発明は和紙のような通気性を有する材料を主
とする厚紙からなり、所定の個所に設けた折目により屈
曲自在とした二枚の折目形成板の間に、加熱による折目
形成可能の材料からなり、あらかじめ所定形状に裁断し
た傘生地を挟んで折目形成板とともに折り畳み、これを
加熱蒸気缶に入れて加熱する方法を採用した。
【０００７】
【実施例】図１は折目形成板１示すもので、二等辺三角
形で、和紙を作る際の原料を主とする厚紙製である。こ
の形成板１の頂角から底辺の中心に達する中心線の三個
所から底辺に対して左右に一定の角度で上向きに傾斜し
た斜めの折目２、３、４を設ける。そして、上記中心線
上となる左右の折目２、３、４の交点を結ぶ折目５、
６、７と上記折目７の下端と底辺の中心を結ぶ折目８を
設ける。
形で、和紙を作る際の原料を主とする厚紙製である。こ
の形成板１の頂角から底辺の中心に達する中心線の三個
所から底辺に対して左右に一定の角度で上向きに傾斜し
た斜めの折目２、３、４を設ける。そして、上記中心線
上となる左右の折目２、３、４の交点を結ぶ折目５、
６、７と上記折目７の下端と底辺の中心を結ぶ折目８を
設ける。
【０００８】図２のように、上記折目２、４、６、８は
山折りとすると折目３、５、７を谷折りとして図３のよ
うに折り畳めるようにする。
山折りとすると折目３、５、７を谷折りとして図３のよ
うに折り畳めるようにする。
【０００９】上記のような折り畳み自在の折目形成板１
を二枚製作し、図４のように平面に展開した二枚の形成
板１の間に二等辺三角形に裁断した傘生地１０を挾む。
この傘生地１０は熱可塑性の合成繊維のように加熱によ
る、形付けの容易な繊維を織ったものを用いる。上記合
成繊維としては例えばナイロンなどのポリアミド系高分
子、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系
高分子などを用いる。
を二枚製作し、図４のように平面に展開した二枚の形成
板１の間に二等辺三角形に裁断した傘生地１０を挾む。
この傘生地１０は熱可塑性の合成繊維のように加熱によ
る、形付けの容易な繊維を織ったものを用いる。上記合
成繊維としては例えばナイロンなどのポリアミド系高分
子、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系
高分子などを用いる。
【００１０】上記のように傘生地１０を挟んだまま二枚
の形成板１を図５のように折畳んだものを蒸気加熱釜内
に多数収納してこの釜内に蒸気を吹き込み形成板１とと
もに挟んだ傘生地１０を所定の温度（例えば１１０℃）
に加熱して折目を付ける。
の形成板１を図５のように折畳んだものを蒸気加熱釜内
に多数収納してこの釜内に蒸気を吹き込み形成板１とと
もに挟んだ傘生地１０を所定の温度（例えば１１０℃）
に加熱して折目を付ける。
【００１１】折目が形成された頃傘生地１０を挟んだ形
成板１を釜から取出し、形成板１を開いて生地を取出
す。取出した傘生地１０には折目形成板１の折目２、
３、４、５、６、７、８による折目２’、３’、４’、
５’、６’、７’、８’が正確に付けられており、この
傘生地１０の六枚を図６のように縫い合せ、公知の傘と
同様に傘骨に縫い付ける。
成板１を釜から取出し、形成板１を開いて生地を取出
す。取出した傘生地１０には折目形成板１の折目２、
３、４、５、６、７、８による折目２’、３’、４’、
５’、６’、７’、８’が正確に付けられており、この
傘生地１０の六枚を図６のように縫い合せ、公知の傘と
同様に傘骨に縫い付ける。
【００１２】
【効果】この発明は上記のように、傘生地に折目を付け
るための形成板を紙により作るのできわめて簡単に作る
ことができ、使い捨てにできるので寸法などが変更にな
る毎に新たに作ってもコスト高になるおそれはない。
るための形成板を紙により作るのできわめて簡単に作る
ことができ、使い捨てにできるので寸法などが変更にな
る毎に新たに作ってもコスト高になるおそれはない。
【００１３】また、紙は金属板に比較して熱の伝導性に
劣る点があるが、紙の材質として和紙のような通気性の
あるものを主な原料とするので紙製の形成板の間に挟ん
だ傘生地に対する高温蒸気の浸透も速やかであり、短時
間で傘生地への折目付けが行えるなどの効果がある。
劣る点があるが、紙の材質として和紙のような通気性の
あるものを主な原料とするので紙製の形成板の間に挟ん
だ傘生地に対する高温蒸気の浸透も速やかであり、短時
間で傘生地への折目付けが行えるなどの効果がある。
【図１】折目形成板の正面図
【図２】同上の斜視図
【図３】同じく折畳んだ状態の側面図
【図４】二枚の折目形成板で傘生地を挟んだ状態の斜視
図
図
【図５】同上の折畳み状態の側面図
【図６】折目を付けた傘生地の縫合状態の平面図
１ 折目形成板 ２ 折目 ３ 折目 ４ 折目 ５ 折目 ６ 折目 ７ 折目 ８ 折目 １０ 傘生地 ２’ 折目 ３’ 折目 ４’ 折目 ５’ 折目 ６’ 折目 ７’ 折目 ８’ 折目
Claims (1)
- 【請求項１】 和紙のような通気性を有する材料を主と
する厚紙からなり、所定の個所に設けた折目により屈曲
自在とした二枚の折目形成板の間に、加熱による折目形
成可能の材料からなり、あらかじめ所定形状に裁断した
傘生地を挟んで折目形成板とともに折り畳み、これを加
熱蒸気缶に入れて加熱することを特徴とする折畳洋傘生
地の折目形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18322094A JPH0838226A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 折畳洋傘生地の折目形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18322094A JPH0838226A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 折畳洋傘生地の折目形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0838226A true JPH0838226A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16131895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18322094A Pending JPH0838226A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 折畳洋傘生地の折目形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0838226A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018079144A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | ホワイトローズ株式会社 | 傘布が合成樹脂製フィルムで形成された傘 |
| CN108943140A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-12-07 | 安徽瑞峰雨具有限公司 | 一种伞布裁剪机上的切割机构 |
| CN110477545A (zh) * | 2019-08-14 | 2019-11-22 | 深圳减字科技有限公司 | 一种便于收伞的伞面结构及伞 |
| JP2019534715A (ja) * | 2017-09-18 | 2019-12-05 | 卓 進興Cho, Chin−Hsing | 巻取り収納傘 |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP18322094A patent/JPH0838226A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018079144A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | ホワイトローズ株式会社 | 傘布が合成樹脂製フィルムで形成された傘 |
| JP2019534715A (ja) * | 2017-09-18 | 2019-12-05 | 卓 進興Cho, Chin−Hsing | 巻取り収納傘 |
| CN108943140A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-12-07 | 安徽瑞峰雨具有限公司 | 一种伞布裁剪机上的切割机构 |
| CN110477545A (zh) * | 2019-08-14 | 2019-11-22 | 深圳减字科技有限公司 | 一种便于收伞的伞面结构及伞 |
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