JPH08380Y2 - ラペット - Google Patents

ラペット

Info

Publication number
JPH08380Y2
JPH08380Y2 JP12040590U JP12040590U JPH08380Y2 JP H08380 Y2 JPH08380 Y2 JP H08380Y2 JP 12040590 U JP12040590 U JP 12040590U JP 12040590 U JP12040590 U JP 12040590U JP H08380 Y2 JPH08380 Y2 JP H08380Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lappet
body member
main body
mounting
mounting pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12040590U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0478279U (ja
Inventor
憲吾 大橋
一矢 吉嶺
功 小野
勲 有田
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
関発工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社豊田自動織機製作所, 関発工業株式会社 filed Critical 株式会社豊田自動織機製作所
Priority to JP12040590U priority Critical patent/JPH08380Y2/ja
Publication of JPH0478279U publication Critical patent/JPH0478279U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH08380Y2 publication Critical patent/JPH08380Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は精紡機、撚糸機或は延伸撚機等に利用される
ラペットに関し、詳細には綿屑等の付着堆積を防止し、
綿屑掃除作業による中断を伴わずに長期間安定して使用
することのできるラペットに関するものである。
[従来の技術] 第4図は精紡機に使用されるラペット1の一例を示す
一部破断側面図であり、該ラペット1は先端側にスネー
ルワイヤ5を取付けてなるラペット本体部材2(以下単
に本体部材2ともいう)と、ピン軸21を介して該本体部
材2に屈伸両姿勢間で揺動自在に結合される取付台座部
材3からなり、該取付台座部材3はボルトやビス等によ
ってラペット取付バー4に固定される。前記取付台座部
材3の両側部には第5図に示す様に、本体部材2を水平
姿勢(屈折姿勢)に保持するためのアーム部31,31が形
成され、該アーム部31の先端に形成されるストッパ座面
38によって上記本体部材2の下面を支持する様に構成さ
れる。
第5図は第4図に示すラペット1の底面図であり、ピ
ン軸21を介して結合される本体部材2と取付台座部材3
を架け渡す様にコイルスプリング22が配設され、本体部
材2を前記ストッパ座面38へ押付ける様に付勢してい
る。また本体部材2のピン軸配設箇所には切欠部27を挟
んで突部23、23が形成され、該切欠部27内に取付台座部
材3の突出部を嵌挿し、これらを貫通してピン軸21が配
設される。
[考案が解決しようとする課題] ところが精紡機のスピンドルによって高速回転される
ボビンBに撚糸Yを巻回するに当たっては、綿屑等が多
量に飛散し、ボビンBの高速旋回によって生じる上昇気
流にのってラペット1の下面側へ吹き付けられる。従っ
て浮遊する綿屑は第4図の鎖線矢印F3に示す様に舞い上
がって本体部材2と取付台座部材3の取付ヒンジ部分で
ある隅部に到達し、符号Cに示す領域(第4,5図の一点
鎖線に示す部分)に付着堆積する。
この様な堆積を防止するための手段として、第4図に
示す如くアーム部31の一部を切欠いて窓孔31aを形成
し、本体部材2の下面に至った気流をこの窓孔31aより
逃がす構造としたものが考えられている。しかしこの様
な構造では気流の一部を排除するだけで綿屑の堆積を効
果的に防止するまでには至っていなかった。
そのため第5図の鎖線に示すC領域に綿屑等が相変ら
ず堆積し、前記切欠部27の内側に綿屑が進入することも
あり、糸継ぎ等のために揺動自在(第4図の矢印K1K2
方向)に配設された本体部材2の揺動が困難となった
り、或は切欠部27に綿屑堆積物が詰まって本体部材2が
水平姿勢に限らず、スネールワイヤ5が傾いた状態とな
り、糸切れを頻繁に引き起こすという不具合が生じ易か
った。
この様な理由により、ラペット1の下面側は真空式吸
引掃除機等によって定期的に清掃する必要があり、これ
が煩雑な作業となっていた。
そこで本考案者はラペット下面側における綿屑等の付
着堆積を防止でき、綿屑掃除作業を行なわなくとも長期
にわたってラペット本体部材を定姿勢に維持し続けるこ
とのできるラペットを提供する目的で工夫を重ね、本考
案を完成した。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成した本考案は、ラペット本体部材及び
取付台座部材の両部材が屈折姿勢であるとき、前記取付
台座部材の上部はその中央部においてラペット本体部材
の切欠部を覆うと共に、その両側にはラペット本体部材
の下面方向へ向かって拡大するテーパ面が形成されてい
ることを要旨とするものである。
[作用及び実施例] 第1図は本考案の代表的な実施例を示す分解説明図で
ある。ラペット本体部材2は従来例と同様の形状に形成
され、先端部分にスネールワイヤ5が取付けられると共
に、その反対側には切欠部27が形成され、該切欠部27を
挟んで1対の突部23,23が設けられ、該突部23,23にはピ
ン軸を挿設する孔部24,24が形成される。一方取付台座
部材3は合成樹脂製の一体成形品であり、上部には前記
切欠部27へ嵌め込む突出部39が形成され、該突出部39に
はピン軸21を挿通する貫通孔37が形成されると共に、コ
イルスプリング22を収納するための腔部である収納部36
が形成される。また上記突出部39の本体部材2側にはス
トッパ座面38,38と同一平面内に封止面35が形成され、
該封止面35は第3図(底面図)に示す様に、前記切欠部
27の下方端縁27aを覆う様に形成され、本体部材2が水
平姿勢にあるとき、切欠部27を完全に覆ってしまう様に
形成され、後述する様に該切欠部27内へ綿屑等が侵入す
るのを防止する。
他方取付台座部材3における前記封止面35より下方部
分は下方部へ向かって縮小するテーパ面32,32が形成さ
れ、これらの中間部には取付座面33が形成され、該取付
座面33に取付ボルト挿通用のボルト孔34が形成される。
第2図は上述したラペット1の取付状態を示す側面説
明図であり、取付台座部材3と本体部材2はピン軸21及
びコイルスプリング22を介して揺動自在に結合され、取
付台座部材3は取付ボルト6によってラペット取付バー
4に固定される。また本体部材2はコイルスプリング22
に付勢され、ストッパ座面38の支持によって水平姿勢に
保持される。なお本体部材2はピン軸21を中心として矢
印K1K2方向に揺動自在に構成される。
従ってボビンの高速回転によって生じる上昇気流にの
って浮遊する綿屑は、第2、3図の鎖線矢印F1,F2に示
す様に挙動する。すなわち綿屑はテーパ面32に当たって
上昇すると共に、さらに本体部材2の下面に沿ってピン
軸と平行な方向へ移動し、本体部材2下面より抜け出し
て行く。このとき封止面35の端縁と本体部材2の当接部
分には、少量の綿屑が付着堆積することが予推される
が、切欠部27内へは全く侵入することがないので、ピン
軸21によるヒンジ部分の動きを阻害する様なことはな
い。
本考案は上記図例に限定されるものではなく、切欠部
27の下方端縁27aは封止面35によって完全に覆われるも
のだけでなく、該下方端縁27aと封止面35の端縁が互い
に当接するものであっても良い。またラペット本体部材
2の形成材料や構造は特に制限されず任意のものを使用
すれば良く、例えば本体部材2は合成樹脂材料又は金属
材料のいずれによって形成されたものであっても良く、
またコイルスプリング22を配設せずに本体部材2の自重
で水平姿勢となる様な構造のもの等であっても良い。
[考案の効果] 本考案は以上の様に構成されているので、ラペット下
面側における綿屑等の付着堆積を防止し、ラペット本体
部材の揺動が該綿屑等によって阻害されるといったこと
はなくなった。また綿屑等の付着が防止されるので、ラ
ペット下面側の掃除作業回数は大幅に減らせる様になっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的な実施例を示す分解説明図、第
2図は第1図に示すラペットの取付状態を示す側面図、
第3図は第1図のラペットの底面図、第4図は従来のラ
ペットの一例を示す一部破断側面図、第5図は第4図に
示すラペットの底面図である。 1……ラペット、2……本体部材 3……取付台座部材、5……スネールワイヤ 21……ピン軸、27……切欠部 27a……下方端縁、31……突出部 35……封止面 B……ボビン、R……リング Y……撚糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 有田 勲 大阪府枚方市伊加賀寿町16―10

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付台座部材及びラペット本体部材を夫々
    別体で構成し、ラペット本体部材の取付け根元側に形成
    された切欠部に上記取付台座部材の突出部を嵌挿し、ピ
    ン軸を介してこれら両部材を屈伸両姿勢間で揺動自在に
    結合すると共に、前記ラペット本体部材の先端にスネー
    ルワイヤを取付けてなる紡績機械用のラペットにおい
    て、 両部材が屈折姿勢であるときの前記取付台座部材の上部
    は、その中央部において前記切欠部を覆うと共にその両
    側にはラペット本体部材の下面方向へ向かって拡大する
    テーパ面が形成されてなることを特徴とするラペット。
JP12040590U 1990-11-16 1990-11-16 ラペット Expired - Lifetime JPH08380Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12040590U JPH08380Y2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 ラペット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12040590U JPH08380Y2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 ラペット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0478279U JPH0478279U (ja) 1992-07-08
JPH08380Y2 true JPH08380Y2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=31868314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12040590U Expired - Lifetime JPH08380Y2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 ラペット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08380Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100189305B1 (ko) 1995-11-28 1999-06-01 이소가이 치세이 방적기계의 래핏

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0478279U (ja) 1992-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08380Y2 (ja) ラペット
KR100409172B1 (ko) 낚시용스피닝릴
JPH0334A (ja) 床面掃除機
JPH0424454U (ja)
JP2000236784A (ja) スピニングリールの釣り糸案内機構
JPH10117644A (ja) スピニングリールの釣り糸案内装置
JPH0455061U (ja)
JPS6236867Y2 (ja)
JP3552352B2 (ja) ボンディングワイヤ用スプール
JPS6034052Y2 (ja) 紡機用リフテイングピラ−の軸封装置
US4052021A (en) Bobbin hanger
JP2506861Y2 (ja) 紡機のセパレ―タ
JPS5937518Y2 (ja) ボトルケ−ジ
JPS6329502Y2 (ja)
JPH0333321Y2 (ja)
KR20060013784A (ko) 진공청소기
JPS6142541Y2 (ja)
JPH0672560U (ja) 粘着ロ−ルクリ−ナ
JPH0630866Y2 (ja) 紡機におけるボトムローラ用軸受の防塵装置
JPH0525562Y2 (ja)
JPH0740528Y2 (ja) パット型クリヤラーのクリヤラー材
JPS607642Y2 (ja) 食器洗浄機
JPH043014Y2 (ja)
JPH0646754Y2 (ja) 車両用灰皿
JPH0445713Y2 (ja)